イースーチーFM004
2005年8月16日作成
すっかり恒例のイスチFM。今年も8曲です。
●Track1:Kammerflimmer Kollektief / Hausen
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「Absencen」より(2005年) |
ドイツ南東部の街、カールスルーエの6人組音響系バンド。
「カマーフリマー・コレクティーフ」と読むらしい。
一応試聴してから買ったのですが、ほぼジャケ買いに近い感じ。
己の心の深い森の中に一歩々々踏み入るような、
生音を主体とした、懐かしさと儚さを併せ持つ美しいアンサンブル。
そして辿り着いた先に見たものは、、、
●Track2:susumu yokota / song of the sleeping forest
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「symbol」より(2004年) |
これまでケン・イシイ、サワサキヨシヒロ等と並び、
「SUBLIMEレーベルの上質なジャパニーズ・テクノを作る人」というイメージはあったものの、
なんとなく聴く機会のないまま時が流れ、結局このCDが自分にとって初めて買ったヨコタさんのCD。
このCDは、自身のレーベル「skintone」からリリースされたもの。
92年のデビュー以来、10ヶ以上の名義を使い分けながら、
とにかく多作で毎回作風が大きく変わるアーティストらしいのですが、
このCD、とにかく衝撃でした。こういう作品にタマに出会えるから音楽好きはやめられないのです。
頭の中で鳴っている「快楽な音」を奇跡的にそのまま録音してしまったかのような、そんな音楽。
「クラッシックをエレクトロニカ風味でアレンジしてみました」
というレベルを軽く超えて、作り手側の「欲しいイメージ、伝えたいイメージ」を、
縦横無尽なカットアップを使って、結果としリスナーにストレートに叩きつけてきます。
●Track3:Jesse Colin Young / Sunlight
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「HIROSHI'S KICK BACK(PRIVATE MIX) VOL.01」より(2004年) |
藤原ヒロシ選曲のコンピレーション版から1曲。
このCD、詳しい解説は省きますが、ブライアン・イーノから戸川純まで、
かなり節操のない選曲ながら、どの曲も彼らしいメロウな手触りで統一されているのです。
この中から今回選んだJesse Colin Youngというアーティストについてちょっと検索、、、
彼は、60年代のフォークシーンで活躍した、「YOUNGBLODDS」というバンドのリーダーで、
その後、ソロ活動に移行し、、、
って、こんな説明はどうでもいいのです。
とにかく、スティービー・ワンダーばりの柔らかく澄んだ声が素晴らしいのです。
そして全編に渡りフワリフワリとたゆたうフルートの旋律がキモチイイのです。
そして、この曲も持つしなやかなグルーヴ感は、かつて藤原ヒロシがプロデュースした、
UAの、「太陽手に月は心の両手に」を彷彿とさせるのです。
●Track4:mama! milk / Lamb and Mutton
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「Lamb and Mutton」より(2001年) |
ここらで変な曲いっときます(爆)。
mama!milkとは、生駒祐子さん(アコーディオン)と、清水恒輔さん(ウッドベース)
の男女2人によるユニット。
ネットで調べてみたところ、京都を本拠地に活動してるみたいですね。
妖しくも官能的なアコーディオンと、重く粘りのある響きのウッドベースの
アンサンブルが堪らないのです。
これまで、わりと聴きやすくてスムーズな曲を意識して選んでいたイスチFMですが、
たまにはずっしりとした曲もいいものですな。
そして、このCDのプロデュースは、リトルクリーチャーズの栗原務さんなのです。
やはり、リトルクリーチャーズは何かとイスチFMに関わってきますな。
●Track5:PRODIGIO Y SU CUATRO SON / Seis chorreado
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「無印良品 BGM5」より(2004年) |
無印良品のCDです。1枚1050円です。安いです。
有りものの音源の再編集盤ではなく、毎回きちんとしたコンセプトを基に、
マジメにレコーディングされた良質のワールドミュージックのCDがこの値段で買えるのです。
こんな文化的な偉業はなかなか無いのです。
良品計画さんには、この企画をずっと続けていって欲しいのです。
このCDはシリーズ5作目。カリブ海に浮かぶプエルトリコのヒバロというトラッド音楽です。
今回選んだ曲は、このCDの中でも最も熱い演奏の一曲。
「クアトロ」と呼ばれるプエルトリコ特有のギターの音色が冴えまくっています。
これだけ速弾きしても、まったく音が濁らないのには驚くばかりです。
しかし、陽気に馬鹿テクで最後まで突き抜けるのかと思ったら、
いきなりドープなフレーズが飛び出したりと、全く油断なりません。
●Track6:MAXWELL / WHENEVER WHEREVER WHATEVER
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「MAXWELL'S URBAN HANG SUITE」より(1996年) |
イスチ号運転中に珍しくFMを聴いていたときに偶然耳にして、
そのとんでもなく美しいバラードが強く印象に残り、その後しばらくしてCDを購入したという、
よくあるようでなかなか無いパターンで購入した一枚。
いわゆるR&Bのアーティストで、イスチは普段あんまり聴かない系統ですが、
ファルセットが綺麗で、とろけちゃう系の歌声が最高なのです。
今回このCDの中から選んだ曲は、もちろん以前FMで聴いたバラード。
声質として似てる系統の平井堅さんも、この曲をライブで歌ったりするみたいです。
尚、前の曲のクアトロの演奏があまりにも馬鹿テクなので、
この曲全編に渡って優しく響くギターがなんだか下手っぴに感じられてしまうことは秘密です。
●Track7:Caetano Veloso / QUALQUER COISA
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「CAETANO LOVERS」より(2005年) |
2004年のジョアン・ジルベルトに続き、2005年5月に来日したブラジル音楽の重鎮、
カエターノ・ヴェローゾです。
このCDは彼の来日に合わせた企画盤で、彼を愛する日本のアーティスト達が
彼の作品の中から最も好きな曲を1曲ずつ選んで一枚にまとめたもので、
ちょっと違った趣向のベスト盤、といったところです。
涙声のような、ニヤけているような、なんとも不思議な歌声です。
今回選んだ曲は、もともと1975年発表のオリジナルアルバムのタイトル曲だったらしいのですが、
古さを感じさせない、というか、これまで聴いたこともないようなアイディアに溢れた
メロディとアレンジにただただ圧倒されるのです。
●Track8:大貫妙子 / Tema Purissima
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「Library Anthology 1973 - 2003」より(2003年) |
ここ数ヶ月、このCDは本当に良く聴きました。
ある日なぜか突然欲しくなって購入した、大貫妙子さんのベスト盤です。
70年代のシュガーベイブ時代の曲から、80年代の坂本教授プロデュース期、
90年代前半の小林武史さんプロデュース期、
最近の山弦との作品まで満遍なく時系列で収められているのですが、
強く感じるのは、サウンドは結構コロコロ変わるものの、
一貫して、そこには大貫妙子さんの「うた」が凛と存在しているのです。
はかなげで無色透明な歌声のようでいて、
非常に強い個性と品格を備えた、素晴らしいボーカリストです。
この曲は、1988年の「PURISSIMA」というアルバムの1曲目。
当時中学生だったイスチが、レンタルCD屋で借りてカセットにダビングして、
渡辺美里さんや大江千里さんなんかと一緒に並行して聴いていました。
今回十数年ぶりに聴いて、改めてそのクオリティに驚きました。
丁寧なサウンドプロダクションと、押し付けがましくなく強く響く声と歌詞。
個人的には、こういうものを「かっこいい」と言うんだと思います。