術後のいろいろ(エピソード)

<今回の手術について>

 今回の手術は肝臓。
 執刀医は、希望通りのDrだったので、信頼していたし、安心しておまかせできた。
 しかし、イレウスだけは、今回はなる可能性は低いといわれていたけれど、
 こればかりはわからないので超心配だった。
 術後1週間目は、私の中で要注意の時期(前回イレウスになった)なので、今回は
 フン詰まりにならないように出された食事も量を考えながら食べるようにしていた。
 なかなか便が出ず、来てくれるDr・たまたま通りかかったDrにまで、「便がでない」と
 訴えていたが、その後、下剤の力をかり出てホッとする。
 今回は、前回の悪夢のような事はなく、順調に回復できよかったな〜と思う。
 これも、Drのおかげだ〜。そして、術後、研修医(よく説明をしてくれるし、親切で優しかった)
 ・看護師さんたちも親切に優しくしてくれ、とてもありがたかった。
 皆さんの協力のおかげだね〜。(*^。^*)

<HCU(集中治療室)>

 術後、HCUに入り、鼻からチューブだし、酸素マスクされているし、体はしんどいが、
 前回の手術の時より余裕があったのか、人の話が耳に入ってくる。
 HCUは夜中でもざわざわしているので、しんどい私には、気が紛れてちょうどよかった。
 朝方だったか誰かが(看護師さんかな?)
 「カッコいい先生がいる〜♪」って言ったので、思わず起き上がって見てみようと思った。
 どんな人だったのか、いまだに気になるな〜。(*^。^*)
 HCUは術後一泊予定
 結構居心地が良かったので、「もう一泊したいな〜」って言ったら、
 「そんな事言う人はいないよ〜」って言われた。

<ペンギンウォーク>

 私は3年前の時も、術後変な歩き方をして、「ペンギンさんが来た〜」と、クリーンスタッフ
 の人にも言われ笑われていた。
 今回もやはり笑われている。
 「なんでひざを曲げて歩くの?そしてガニマタやし〜」とある看護師さん、
 「笑ったら失礼やから我慢しているけど、その歩き方おかしいよ〜」など・・・。
 Drにも「腰まがってるよ〜」「お婆さんみたいだよ〜」など言われた。
 みんなは、術後、あまり痛そうでなく普通に歩いているのに、私はペンギン・・・。
 別にオーバーリアクションしているわけではないんだけどね〜。
 痛みと傷がひっぱられると、どうしてもペンギンウォークになってしまうのだ。
 まあ、いつまでもやっているわけではないので大目にみてもらおう。
 (前回は、退院してからもしばらくやっていた(^^ゞ) 

<なぞのブツブツ>

 手術の後、かならず湿疹ができ、痛い上に痒い思いをする。
 前回も痒い思いをしたが、今回も術後、痒くなってきた。
 アイスノンをもらって冷やしたりしたけど、しばらくかゆみが続いた。
 あまり痒いから、夜中はパジャマの下を脱いで寝ていたので、
 見回りにきた看護師さんはその姿にびっくりしただろう。
 退院してからも、湿疹のできた所の皮膚が、ポリポロむけるし、
 かゆい〜。お風呂に入って温もると、さらにかゆみが・・・。

<前回の術後のイレウスと硬膜外麻酔>

 前回術後1週間目でイレウスに・・・
 夕飯も食べ終わり、さあ寝ようって頃に、気分が悪くなってくる。
 その後、1時間おきぐらいに吐き気が襲ってくる。
 夜中ずっと吐き続け、吐き気止めの注射などしてもらうが一向に
 効き目なし。そのうち朝がやってくる。
 朝から主治医によって、透視室に連れて行かれ、鼻から腸まで
 チューブを入れられ、拷問のような目にあう。
 透視室で、一緒にいたDrが「可愛そうだった」と言うぐらいだから、
 かなり凄い状況だったのだと思う。
 その後、これでは治らない為、夕方から緊急手術になった。
 緊急手術の前の、同意書には「今回の手術はリスクが高い」とか
 「硬膜外麻酔が使えない」など言われる。
 術後の、硬膜外麻酔なしの状態はの痛みは、半端なものではなかった。
 硬膜外麻酔の有り難さが、この1件でよくわかった。 

 


<同室の患者さんたち>

 私の部屋はナースステーション前。
 何かあったら看護士さんがすぐに行ける、少々大変かも〜?の人たちの部屋だと
 友達のナースから聞いていた部屋。
 部屋にはカメラ付きだし・・・。(ナースステーションからモニターで見れる)
 なぜ私がこの部屋なのか?
 前回の入院で、大変な患者としてブラックリストにのっているのかな?(笑)
 それともセカンドオピニオンなどに行っているから、ややこしい患者と思われたのか?

 入院してからよく耳にするのはお金の事。
 年金が・・・とか保険が・・・など、毎日この話題ばかり。
 入院するとお金がかかるが、これだけお金の事ばかり言うのは、関西ならでは・・・かな?
 私は別に詳しいわけではないが、わかる範囲でいろいろ質問に答えていた。
 病棟が新しく綺麗なので、「ここ部屋代いくらとられるんだろう?」と心配する人が多くいた。

 術後4日目
 まだ傷も痛く不安な時期に、斜め前の患者さんが意識喪失になる。
 翌朝は、意識が回復していたので良かったが、調子の悪い私には、超ドキドキする
 出来事だった。

 入院も長くなってくると、人は入れ代わっていく。
 入ってくるなり「どこが悪いの?」とみんな聞いてくる。(まあ悪そうに見えないからかな)
 そしてなんだかんだの、自分の病気自慢がはじまる。
 (年齢が高いせいか、癌でなくても何回も入退院をしている人が多かった)
 ある人は、「私の手術は9時間だった」と言っていたのに、次に話すのを聞いていたら
 10時間に増えていた。
 どんどん話が大きくなっていくので面白いと思った。

 そんな中、緊急で来た人だろうか?術後すぐの人が部屋にやってきた。
 酸素のブクブク、etc・・・をして重篤そうだ。
 次の日、Drや家族の人など、いろいろな人の話を聞いていると、大腸切除だったようだが
 原因はなんと「つまようじ」が大腸にささっていたらしい。
 その後、本人につまようじを見せてもらった。(普通サイズのつまようじの長さだった)
 「なんでつまようじ、飲み込んだんだろう?」と本人もわからず、謎のつまようじ事件である。

 そうしているうちに、またお隣が代わった。
 どんな人かな?っと思っていたら、人懐こい、感じのいい明るい方だった。
 仕事を休職して入院してきたので、私と同じ境遇だ。
 入院中、仕事をしている女性患者は初めてだったので、仲間!仲間!と、うれしかった。
 仕事も同業者だったので、話も合い(合わせてくれていたんだろうが)とても楽しかった。
 私は術後で、笑うと傷が痛かったが、よく笑かされた。
 彼女との出会いは、ナチュラルキラー細胞が活性化されて、かなり体にはよかったと思う。
 
 退院が近づくと、しばらく会えないので、なんだか後ろ髪ひかれる思いだった。

<主治医について>

 主治医・・・。
 誰が決めるんだろう?
 そして、嫌だったら変更してもらえるのだろうか?
 私の場合、執刀医は希望のDrにお願いしていたので、主治医の出番はなかったけれど、
 それでも接する機会はあり、あまりいい気持ちはしなかった。

 手術の説明は、主治医だったが、その説明の仕方に・・・。
 「肝臓の後ろを、ザクザクっと切って、クッと起こして、チーズのカビをくりぬくみたいに
 クリッと採る」と説明される。
 わかりやすいと言えば、わかりやすいが・・・。
 こちらとしてはどんなレベルの手術だとしても、命を預ける重大な事なのに
 こんな説明って・・・。
 まあ、執刀医は希望のDrなので、信用していたから深くは追求しなかった。
 後は、合併症で、腸閉塞になる可能性
            胆汁瘻  膿瘍
            出血
                    を言われる。
 前回の手術で腸閉塞で大変だった事を言うと、誰が執刀したのか聞かれた。
 「主治医は○○先生で、執刀医は○○教授です」と答えると、
 主治医は「だからかな〜」と言った。
 べつに腸閉塞になったのは、Drのせいではないのに、まるで、○○教授がしたから
 なったみたい。
 この発言は、同じ職場で働いているのに、もし本当にそう思っていても、
 患者を前にして、言ってはいけない事ではないかと思った。

 この主治医は、3年前の直腸がんの時、私の腫瘍の大きさでは無理なのに、
 内視鏡を勧めたDrなので、初めから嫌だったが、ますます嫌になった。
 
 そして最後に主治医が、「私は学会に行っていて手術には立ちあえなく残念です」と
 言ったので、私ってなんてラッキーなんだろう♪って思った。

 術後も「手術の説明などしてください」と言ったが、ちゃんと説明してくれそうになかったので、
 手術に立ち会ってくださったDrにお願いする。

 最後にDrの感想。

 「3年前はあんな感じだったけど、3年経って変わったかもしれないしー」と、みんなは
 私が入院してすぐの時、慰め?てくれていたが、入院中Drウォッチングをしていて、
 前と変わりなく、成長していないなぁ〜って感じた。(体は相変わらずデブだったが)

 同室の患者さんからも、主治医がいい加減な説明、冗談ばかり言っていたので、
                        (みんな暇なので、人の話をよく聞いている)
 「患者を馬鹿にしてるんじゃないの?」とか「あの人主治医でなくてよかったわ〜」など
 言われて、呆れられていた。