心身を健康に保つために(軽い運動)


軽い運動は、便秘の解消など、身体のいろいろな機能や働きを良くするために役立ちます。
・安静時の心拍数や血圧を下げます。
・ストレスを軽減します。
・疼痛を減少するためのエンドルフィンを放出します。

がん患者さんにとって、運動により体調がよくなれば、以下のような良い結果が生まれます。

・予後が良くなる:身体の状態が良ければ、治療に耐えられます。身体の状態が良いという事は、
 治療が成功し、予後が改善される事を示す重要な指標です。
・筋肉の緊張を保持する:長期間筋肉を使用しないと、筋肉が収縮し、弱くなります。ほんの軽い運動
 でも、筋肉の緊張を改善するのに役立ちます。
・回復が早い:手術や治療によって、組織が傷つけられます。しかし運動は、組織の再生を助け、
 また関節の衰えを最低限におさえます。
・精神的な活気:運動の効果は、単に身体的な面だけにあらわれるのではありません。゛がん゛に
 心が縛られている状態から抜け出すための良い方法は、身体を動かす事です。
 身体を動かす事に専念していると、消極的な考えかたをもつゆとりがなくなります。


身体的な調子を良くするという事は、トライアスロンに挑戦できるよう訓練することではありません。
心臓、血管、肺、筋肉の機能が適切に保たれ、日常生活が快適に過ごせ、リクレーション活動が
できる、ということでよいのです。
しかもどの程度の機能を確保すればよいかは、各個人によって、それぞれ違います。

Healthy Pleasure「健康的な楽しみ」という本の著者である、Robert Ornsteinと
David Sobelは、  ゛私たちは、健康のために何かをする時、‘喜び’という点を見逃している゛ことを
指摘しています。
これは、運動をする時に特に心に留めておく必要があることだと思います。練習を重ね、運動する事の
楽しさを見つけられたら、運動を続けたいと思うようになるでしょう。
では、次のような事を心がけましょう。


 ・毎日する事の中に運動を組み込む事:日常生活上の仕事をこなしている間に、運動する機会が
                          あることに気づいて欲しい。
 ・今まで行ってきたことの代わりに、実際的で、楽しい方法を見つける:
                          例えば、ランニングの代わりに散歩する
                               テニスの代わりに水泳をする
 ・あなたが楽しめる身体を動かす事を見つける:運動は楽しいですよ!


注意:運動をする前に、必ず主治医に相談する事