医師とのコミュニケーションの取り方
 皆さんが、ご病気について知るのにも、「医師に聞きづらい」
 「こんな事を聞いてもいいのだろうか」 などと考えがちです。
 どのようにしたら医師に思った事を聞けるのでしょうか。

1.医師に確認したい事や、ご自分の思いを紙に書いて持っていきましょう。

  医師の前では、ついあがってしまい、聞きたいことも忘れがちです。
  そのような時、紙に書いておけば 漏れなく必要事項を聞くことが出来ます。
  その中には、医師へ伝えたい事も記入しておきましょう。

  例えば次のような事を聞いてみたらいかかでしょうか。

  1)検査:どのような検査があるのか。なぜその検査が必要なのか。
        それにはどのくらいの時間/費用がかかるか。
        検査で何か注意する事はあるか。
        検査で予測される痛みはあるか。
        検査の結果はどうだったか。

  2)治療:どのような治療があるか。なぜその治療が必要か。
        効果はどのくらいか。どのような副作用があるのか。
        治療にはどのくらいの日数/費用がかかるか。

2・双方からのコミュニケーションが大切です。

   あなたが医師に聞きたいことを聞くだけでなく、
   あなたの情報を医師に伝える事も大切な事です。
   医師や看護婦は、“あなた”の状態について知りたいと思っています。
   例えば、あなたの仕事の内容、 仕事におけるストレス、
   親族にがん患者がいるかなど、あなたががんについてどのくらい知っているか、
   家族の問題、経済的な問題、趣味やその他あなたの興味のあること、
   あなたの子供の将来についての問題や考え、
   そして、治療や治療後のあなたの生活の目標などです。

3・一人より二人で面談しましょう。

   医師と面談するときは、家族や友人にできるだけ付き添ってもらいましょう。
   付き添う人は、あなたの心理的な支えになったり、質問したり、記憶する事がうまく、
   客観的な考え方ができる人がいいでしょう。できれば、いつも同じ人がいいでしょう。

4・医師の説明を記録しておきましょう。

   医師の説明を忘れてしまって、再度聞くことをさけるために、
   医師の説明を記録しておきましょう。

5・つい「体調はいいです」と言わないようにしましょう。

   医師や看護婦があなたの体調についてたずねたときは、
   本当のあなたの体調を知りたがっているのです。
   あなたが体調の悪い事を医師に伝えなければ、その問題は解決できません。
   「体の調子はどうですか?」と質問されたときに、
   ただ「体調はいいです」と答えれば、医療者はそれを信じてしまいます。
   ですから正確にあなたの状態を伝えましょう。

6・不明な事は理解できるまで確認しましょう。

   医師は時々難しい言葉を用います。もし医師の言葉を理解できなかったら、
   あなたが理解できるまで、聞き返していいのです。

7・ポイントを押さえましょう。

    あなたが医師に面談する目的は、病気や治療に関連した事で、
    隣人の事や天気の事ではありません。
    「がん」について話すのは気遅れするかもしれませんが、
    話題を取り違えないようにしましょう。
    そんな時、あなたのあらかじめ書いておいたリストが助けになるでしょう。

8・耳を傾けて必要な情報を聞きましょう。
  
    時々、ガンの全てについて知りたいと思う人がいます。
    しかし、情報が多いと混乱したり、気持ちが落ち込んだりします。
    医師や看護婦はそのような状態にならないように考え、
    あなたにとって必要な治療の経過などを説明します。

9・予約を取っておきましょう。

    医師は一人で多くの患者さんを受け持っています。
    あらかじめ相談時間の予約をしておくと、ゆっくり
   相談しやすくなります。

10・看護婦にも聞いてみたらいかがでしょうか。

   看護婦に質問してもいいですし、医師の予約をとりづらい時や、
   医師への質問をしにくいときには、看護婦に調整して欲しいと
   言ってみるのもよいと思います。


<医師によく質問される項目>

  私のガンの種類はなんでしょうか。
  他の部位にがんが広がっているのでしょうか。
  今後どのような検査が必要なのでしょうか。
  どのような治療が私には必要でしょうか。なぜでしょうか。
  その他の治療方法は可能でしょうか。
  医師の勧めた治療と、他の方法では、どのように違うのでしょうか。
  医師の勧めた治療の効果と、リスクはなんでしょうか。
  今回もし治療を行わなかったらどうなりますか。