25.大谷中学校の桜

25.大谷中学校の桜

生徒達を見守り続ける桜並木

 大谷中学校は昭和22年(1947)4月1日、新学制により開校。戦後の復興もままならないなか「教育は環境にあり」といわれるように整備に取り組む。26年の春には、校庭の南側に吉野桜60本・イチョウ10本・ケヤキ1本が植えられる。
 雨ヶ谷地区の篤志家・中島政雄氏らが寄贈したものだ。かつてアメリカシロヒトリが大発生したときは、村民は一丸となってその駆除に努めたという。
 昭和28年には講堂が落成。講堂は、卒業式・入学式などの学校行事だけにとどまらず、映画会・音楽会など村の社交場でもあった。
 木造校舎は老朽化に勝てず、昭和60年(1985)に近代的な校舎に改築され、かつての講堂も体育館に変わった。
 桜はテニスコートの近く、大谷公民館に接して並ぶ。植えられてから今年の春で卒業生は8,862人。これだけの生徒がこの桜を見て巣立っていったのは確かだ。学校はもちろん、地域住民の大切な財産として愛護されている。


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