91.かんぴょう干し

91.かんぴょう干し

栃木の名産、かんぴょう干しは夏の風物語

 かんぴょうはウリ科の1年生つる草、ユウガオの実をヒモ状に細く薄く、そして長くむいて乾燥させたもので、本県が誇る特産物。
 正徳2年(1712)、壬生の領主となった鳥居伊賀守忠英が殖産振興のため旧領地である近江国(滋賀県)からかんぴょうの種を取り寄せ、栽培を奨励したのがその始まりといわれる。
 白い花が、楚々として夏の夕方にそっと咲くさまから名付けられた「夕顔」の実。初夏の「花あわせ」が終わると2週間位で薄緑色のバスケットボ−ル大になる。
 重さ5〜7sのかんぴょうは、いまは機械で一気にむかれ、幅4p位で長さはなんと50mにも達する。丸1日天日で干すと色の白い品質の良いかんぴょうができ、重さは200g位までになってしまう。
 玉子とじなどのお吸い物の他、寿司屋のかんぴょう巻きにはかかせない。
 栽培農家は天気とにらめっこで、夕立の気配がすると一家総出でかんぴょうを取り込む。この作業は暑い8月いっぱい続く。


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