![]() |
片葉のヨシ |
![]() |
飯塚(もと桑村のうち)の琵琶塚山のすぐ北に、中井の谷といわれるところがあった。清水がこんこんと湧き出て、そのうまさは格別だった。泉の水際には、一面に片葉のヨシが生えていた。 弘仁のむかし、弘法大師が二荒山に行く道すがら、しばらくこの地にとどまって、摩利支天の尊像を刻んだ。はじめてその供養をするとき、中井の谷のヨシを刈って、護摩木の代用にした。そのときから、この谷には片葉のヨシが生えるようになったのだ、と伝えられている。また、次の和歌は、そのおりの大師の作だという 。 片葉のよしの影ぞうつれる |
||