2001.9.23

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三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C
連続絵カード(C) 
常識や社会的に許される範囲の行動の認知
「どうしたの?」「どうなってしまったの?」「どうすればよかった?」

三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C三C

指導事例

(1)
1、「この男の子は何をしている?」    
       お店でほしかったぬいぐるみをみつけて、そっと自分のかばんに入れている。
2、「どうなってしまったの?」
       お母さんお父さんも、お店の人によばれて叱られていっしょにあやまった。
       指導者へ(注)男の子の子の顔は笑っているように見える。そうなってしまう子
       もいる。
3、「どうすればよかった?」 
       ぜったいにそんな事をしてはいけない。
       お店のものをだまってかばんに入れたらどろぼう。お母さんもお父さんも悲し
        い思いをする。



1、「この絵見て。これ、どうしているんだと思う?」 
  「かばんから、人形を出しています。」
  「そうか、そう見える? でも、ここはどこ?」
  「あ、おもちゃやさんですか。」
  「そうみたいね。このおじさんはだれ?」
  「おもちゃやさんの人?」
  「うん、なんかびっくりした顔しているよね。どうして?」
  「あ、この子、おもちゃを泥棒しているんですね。」
  「そうだね、良くわかったね。」
  「そりゃぁ、この絵を見たらわかりますよ。」
  「・・・(^_^;)」



2、ここで、2枚目を出す。
 
  「泥棒して、その後、どうなってしまったの?」
  「お母さんと、お父さんがあやまった。」
  「そうね、この子は?」
  「勿論、あやまりましたよ。」


  「この子、お人形が欲しいとき、どうすればよかったの?」
  「欲しかったら、お金を貯金して買えば良いんですよ。」
  「あ、えらい。〇〇君は、欲しかったらそうするの?」
  「いや、ぼくは、こんなお人形は欲しくないです。」
  「(;^_^A  じゃぁ、欲しいゲームソフトとかだったら?」
  「今、欲しいのは〇〇〇です。」
  「あ、そうなの。その〇〇〇を買うお金がなかったらどうするの?
   貯金して買うの?」
  「貯金は、お母さんが管理しているんです。」
  「そうなの。じゃぁ、どうしても欲しいものがある時は、お母さんと
   相談して、貯金で買うかどうか決めれば良いのね。」
  「でも、貯金は僕のものなのにどうしてお母さんが管理するんでしょうね?」
  「・・・・、その方が無くなったり泥棒に盗られたりしなくて安全だからかな?」
  「そんなものですかね。」



3、2枚目のカードを一枚目の下に入れて、

  「もう一回教えて! この子、こんな事したらいけないのね。」
  「こんな事をしてしまったら・・・、」


  と言いながら3枚目を出す。

  「泥棒ってことなんだね。
   お店のものを黙って盗ったら万引きって言うんだよ。
   万引きをしたら、お父さんもお母さんも悲しい思いをすることになるんだね。」
(2)
1、「右の人は近所のお兄さんです。男の子に何を言っているのだと思う?」      
      「そのお金で、いっしょにおかしを買って食べよう。つぎの時は、ぼくがおごるから。」
      と言っているのかもしれない。
2、「どうなってしまったの?」 
      いつまでたってもおごってくれないし、その後、
「きょうも、おごって。」
      と、何度も何度もおかしを買わされることになってしまった。
3、「初めに、どうすればよかった?」  
     「お家の人に、”ダメ”だと言われている。」
     とはっきりことわる。いらない所にお金を持って行かない。


1、「この黄色の服の男の子は近所のお兄さんです。この男の子になにか言っている
   みたいね。何を言っているのだと思う?」
  「その豆とソフトクリームを交換しよう。」
  「あ、これ、この男の子のお金ね。お金に見えなかったね ごめんごめん。」
  「じゃぁ、そのお金とソフトクリームを交換しよう。」
  「あ、そうか。そう見えるね。先生、思いつかなかった。
   凄い、〇〇ちゃん。 A^^; あのね、こうも見えるかな?
   『今日は、そのお金で、いっしょにおかしを買って食べよう。
    明日は、ぼくがおごるから。』って。」
  「うん。見える。」
  「おかしをおごってって言われているんだね。明日は、こんどはこのおにいちゃん
   がおごってくれるの?」
  「うん。」
  「おにいちゃん、そう言ってたね。でも、ほら、これ見て!」


  と、言いながら2枚目を出す。


2、「どうなってしまったの?」
  「きょうもおごってって。」
  「そうね、一回良いよって言ってしまったら、また、次にも同じ事を言われてしまう
   かも知れないんだね。
   大きいお兄ちゃんだし、断れないんだね。」
  「この子どんな顔している?」
  「いやな顔。」
  「そうね、こんなになってしまったらいやだね。」
  「じゃぁ、初めにどうすればよかったんだろうね。」
  「いやだって言う。」


  3枚目を出しながら、


3、「そうね、初めから、はっきり断らないとね。断り方はね、ただ”いやだ”じゃなくて、
   『お父さんもお母さんも、ひとにお金をあげたり、おごったりしたら絶対にダメだって
   言ってた。』
   って、大人の人の名前を出すといいよ。それでも、無理やりおごらされたら、すぐに
   お家の人に言うこと。」
  「無理やり、お金をとったら強盗(どろぼう)だからね。〇〇ちゃんは、お金を持って
   外に行くことある?」
  「ない。」
  「そう、えらいね。」
  「文房具屋さんに行くとか、買い物を頼まれたとか、そんな特別な時以外は、
   お金は外に持っていかないほうがいいね。」 
(3)
1、「何をしているの?」   
     学校からの帰り道、おしっこをがまんできなくなってよそのうちの前でしている。
2、「どうなってしまった?」 
     お家の人におこられた。自分の家の前でおしっこをされたら、気持ちの良いものではない。
3、「どうすればよかった?」  
     がまんができるなら、もう少しがまんをする。
     近くにトイレはないかな? 家まではまだまだ遠いなら、学校に帰ってすることもで
     きる。小学生が道でおしこをするのははずかしいし、人のめいわくにもなる。



1、「この子、何をしているの?」
  「あははは、こいつ、おしっこをしている。あ、犬も。」
  「うん、そうみたいね。」
  「ちょっとわかりにくいけど、この子、学校からの帰り道でランドセルを背負っているみたいよ。
   家に帰るまで、我慢ができなかったのかな?」
  「そうだね。」
  「ねぇ、ここ、よそのお家の塀みたいよ、このお家の人いやじゃないかな?」
  「・・・・?」



 ここで、2枚目を出す。

2、「あ、ほら、これ誰? どうなったの?」
  「ここの家の人がコラって怒っている。」
  「え、どうして?」
  「何かわるい事をしたのと違うかな。」
  「悪い事って?」
  「例えば・・、玄関のチャイムを鳴らしたり・・。」
  「え? この子そんな事はしていないと思うよ。この子はさっき何をしたの?」
  「おしっこ?」
  「そう、このおじさんのお家の塀におしっこをしたので、怒っているのよ。
   塀が汚れるし、ここ、トイレじゃないんだから、そんな事されたらいやだよね。」



 ここで3枚目を出す。

3、「でも、この子、おしっこ、我慢ができないみたいね。
   こんな時はどうしたら良いのかな?」
  「公衆トイレに行く。」
  「うん、この絵みたいに近くにあったらそうしたら良いね。
   もし近くになかったら?」
  「さあ・・。」
  「家より学校の方が近かったら学校に帰ったら良いね。家のほうが近かったら急いで
   家に帰ると良いね。いつも、学校から帰る時に行きたくなるのなら、行って帰ったほうが
   良いね。小学生が、道でおしっこをするのは恥ずかしからね。」
(4)
1、「何をしているの? 何があったの?」   
        となりの子が、「おまえ、そんなんもわからんのか。」と言ったので、
        はらを立ててその子のノートをやぶってしまった。
2、「どうなってしまったの?」 
        その子の声はだれにも聞こえず、ノートをやぶってしまった事だけ
        を、先生に強くしかられてしまった。
3、「どうすればよかった?」  
        「そんな事を言わないで。」と、教室の先生や他の友だちにも聞こ
        えるようにはっきりと言う。

  
1、「この緑の服を着た子、何をしているの? 何があったの?」
  「破った。」
  「えっ、何を? どうして?」
  「おまえ、そんなんもわからんのかって、書いてある。」
  「え、それ、どういう事?」
  「この座っている子が、悪口を言ったから、この子が怒った。」
  「うん、そんな感じね。良くわかったね。
   授業中、わからない問題があって、それを、この座っている男の子が、
   『おまえ、そんなのもわからんのか』
   って言って、からかったんだね。
   それでこの男の子は腹をたてて、どうしたって?  」
  「破った。」
  「うん、ノートを破いてしまったのね。」



 ここで2枚目出す。

2、「どうなってしまったの?」
  「おまえ、そんなんもわからんのか、なんてこと、するのって。」
  「あ、そう書いてあるね。なんてことするのって言って怒ったのはだれ?」
  「先生。」
  「うん、先生はこの男の子が、
   『おまえ、そんなんもわからんのか』
    って、言った事知っているのかな?」
  「・・・。」
  「わからないね。でも、先生がこの子だけを叱ったとしたら、きっと聞いて
   なかったんだと思うよ。
   ノートを破る事自体、してはいけない事だから、まずその事を叱ったんだね。
   さっきの男の子、あかんべをしているよ。
    『やぁい、やぁい叱られた!』
   ってからかっているね。悔しそうだね、この子。」



 1枚目を2枚目の下に隠して、

  「この子、叱られたり悔しい思いをしない為には、どうすればよかった?」
  「ノートをやぶらない。」
  「うん、ノートを破っても、問題は解決しない、良くはならないね。
   『おまえ、そんなのもわからんのか。』
   なんて、いやな事を言われたら、
   『そんな事を言わないで!』
   って、自分の気持ちを、先生や他の友達にも聞こえるように、しっかりと
   伝える事が大事だね。」



 ここで、3枚目を出す。

3、「この子、はっきりと、こう言っているよ。読んでみて。」
  「思い出しているんだから、そんな事を言わないで!」
  「うん、そうやって、そんな事を言わないで、言われたらいやだよと相手に伝
   える事は大切な事だね。」
(5)
1、「男の子二人は何をしているの? となりのおじいさんはどんな顔をしている?」    
        男の子たちは、大声でお話をしている。おじいさんはめいわくそうな顔
        をしている。
2、「どうなったの?」 
        おじいさんに 「うるさい!」とどなられた。
        おじいさんは大きな声がうるさくて、ずっとがまんをしていたのかもしれ
        ない。
        他の人にもめいわくがかかっていたかもしれない。
3、「どうすればよかった?」 
        知らない人がたくさんいる場では静かにする。大声で話したリ、うろうろ
        したりして、まわりの人にいやな思いをさせてはいけない。



1、「男の子二人は、何をしているの?」
  「おしゃべり。」
  「うん、何か大きな声でワーワー言ってそうだね。」
  となりに座っているおじいさん、どんな顔?」
  「へんな顔。長い顔。」
  「あ、うん(^^ゞ・・男の子たちみたいに楽しそう? それとも、めいわくそう?」
  「なんか、いやそうで、めいわくそう。」
  「どうして?」
  「うるさいから?」
  「うん、多分、そうね。」


 2枚目を出す。
 
2、「あ、やっぱりそうみたいね。何て言って怒鳴っている?」
  「うるさい!」
  「うん、さっきから、うるさかったのをずっと我慢していたのかもしれないね。」
  「この電車、乗っているお客さんはこのおじいさんだけ?」
  「うん。」
  「えっ、席の隣の方やこっちがわには、お客さんはいないのかな。」
  「いる!」
  「そうだね。もしいたらその人たちにも迷惑がかかっていたかもしれないね。」


 2枚目を1枚目の下に隠して、
 
  「じゃあ、この子達、どうすれば良かったの?」
  「しゃべらない。」


 3枚目を出して、
  
3、「うん、少なくとも他のお客さんの迷惑になるような大声を出したり、うろうろしたり
   してはいけないね。色々な人が集まるこんな所(公共の場)では、人に迷惑がか
   からないように、マナーを守る事が必要って事ね。」
(6)
1、「学校から社会見学に行った。この男の子はどうしている?」
        自分だけかってにちがう所に行こうとしている。
2、「どうなってしまう?」 
        みんなと、はぐれてしまうかもしれない。
        はぐれてしまったら、いっしょに行動する事になっている友だちも、先生もこまって
        しまう。
3、「初めから、どうすればよかった?」  
        友だちといっしょに行動をする。自分だけ、かってな行動をしたらめいわくがかかる。
        お家の人と行くのとはちがう。



1、「学校から、社会見学に行ったのね、この男の子どうしているの?」
  「みんなと違う所に行くの。」
  「うん、一人だけよそに行こうとしているね。」
  「こんな事をしていたら、どうなってしまう?」
  「迷子になる。」

  「うん、みんなとはぐれて、困ってしまうね。困るのはこの子だけ?」
  「?」
  「みんな並んで一緒に行くことになっているみたいね。ほらこの女の子もこっちだ
   よって、言ってくれているものね。一人だけ、いなくなったら、この女の子たち、
   困らないかな?」

  「?」
  「〇〇君がいなくなったから、次の見学場所に行かないで、〇〇君をさがそう!
   なんて事になるかもしれないよ。」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「あ、ほら、どうしたの、これ? 先生、何て言っているのかな。」
  「?」
  「社会見学は、グループの人が一緒に見て歩くって説明したでしょ。
   勝手に一人だけ違う所に行ってはいけません!っていうような話しをしている
   のだと思うよ。」


 3枚目の絵カードを出して、

3、「学校からの社会見学の時は、勝手に行動したら、皆に迷惑がかかってしまう
  んだね。グループ行動の時は、みんなで相談して決めるんだね。
  お家で行く時とは、違うって事ね。」
(7)
1、「どうしているの?」   
        プールのきがえの時、みんなの前でパンツまでぬごうとしている。
2、「みんなは、どうしているの?」 
        わらっている。小学生なのだから、人の前ではだかになるのははずかしい事。
        女の子たちも、はずかしいからわらっているのかもしれない。
3、「きがえる時は、どうすればよい?」  
        友だちのするのを見て、タオルなどを使って見えないようにくふうをする。



1、「このまん中の子どうしているの?」
  「パンツを脱いでいる。」
  「うん、まわりの子どうしている?」
  「キャーって。」


 2枚目の絵カードを出して

2、「皆、どうしてキャーって言うの?」
  「だって、恥ずかしい。」
  「えっ、どうして恥ずかしいの?」
  「だってをパンツを脱いでいるから・・。」
  「〇〇ちゃんはプールの着替えの時パンツは脱がないの?」
  「脱ぐけど・・。」
  「うん、パンツを脱ぐのが恥ずかしいんではなくて、小学生なのに、人前で平気で
   裸になろうとしているのが恥ずかしいのね。」


  「人に見られないようにして着替える方法はある?」
  「隠れて着替える。」

 
  3枚目の絵カードを出す。

3、「うん、タオルを使ったりして工夫して、着かえると良いね。エチケットね。
   更衣室を使って着替えをする所もあるよ。」
(8)
1、「このおねえさんは、男の子の知らないおねえさんです。男の子は何をしている?」   
        電車の中で、となりにすわっているきれいな服をきたおねえさんに、もたれかかって
        寝てしまっている。
2、「この、おねえさんは、どんな顔をしている?」 
        めいわくそうな顔をしている。
3、「どうすればよい?」  
        知らない人に、もたれかかったらダメ。そうされるのがいやな人もたくさんいる。
        良く知っている人にでも、ことわってからにする。もたれかかっても良いのはお家の
        人だけ。



1、「このきれいな服を着ているお姉さんは、この男の子の知らないお姉さんです。
   この男の子、何をしているの?」
  「この男の子、寝ていて、こうゆうふうにぐ〜〜っとしている。」
  「うん、男の子、居眠りをして、この知らないお姉さんにもたれかかっているのね。」
  「このお姉さん、どんな顔している?」
  「びっくりした顔。」
  「うん、もたれかかられたらいやっていう顔ね。」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「どう? 何を言っているみたい?」
  「いや、止めてって!」
  「うん、知らない子や人にこんなふうにされたらいやだと思う人がいるのね。
   知っている人なら良い?」
  「ダメ!」
  「うん、知っている人でもそうされるのがいやな人はいるかもしれないね。」


 3枚目の絵カードを出す。

3、「お母さんや、お父さんだったら、眠いのなら、持たれかかって寝なさいって言っ
  てくれるかもしれないね。おじいちゃん、おばあちゃんもそうかな。
  近所のおばさん等、良く知っている人にでも、一応、『良いですか?』って断った
  方が良いね。これも、エチケットね。」
(9)
1、「どうしているの?」   
        友だちが使っているえんぴつが自分のと同じだったので「返せ。」と言っている。
2、「どうなってしまったの?」 
        友だちも「これは自分のだ。」と言うのでけんかになってしまった。
3、「どうすればよかった?」  
        わすれずに名前を書くようにする。名前が書いてなくて、だれのかがわからないこと
        はある。その友だちも同じ物を持っていることもある。 



1、「どうしているの?」
  「返せっていっている。」
  「何を?」
  「えんぴつ。」
  「このピンクのえんぴつは、緑の服の子のなの?」
  「うん、そう。」


  2枚目の絵カードを出す。

2、「あれ、喧嘩になったみたいよ。どうしたのかな?」
  「返さないって。」
  「うん、この子もこのえんぴつは自分のだって言っているのかも知れないね。
   どう? 自分のものなのに、いきなり返せって言われたら?」
  「いや。」
  「うん、だから、怒っているのかも知れないね。」
  「そうだね。」

  「えんぴつって、よく似ているのを持っている人は沢山あるみたいよ。
   どうやったら、これは自分ので、これは友達のってわかるかな?」

  「印をつければ良い。」
  「印? あ、幼稚園とかで良くやってたね。でも、〇〇君、もう字が読めるよね。」
  「あ、名前を書く。」



 3枚目の絵カードを出す。

3、「うん、えんぴつも、消しゴムも、上靴も、体操服も、自分のと友達のを間違えない
  ようにするには、名前を書いておいたら良いね。〇〇君のは、書いてある?」
  「うん、えんぴつはえんぴつやさんが書いてくれた。消しゴムは・・忘れた・・。」
  「持ち物、全部良く調べてみてね。」
(10)
1、「どうしたのだと思う?」   
        まいごになってしまった。
2、「どうして泣いている?」 
        日もくれて、どうしたら良いのかもわからなくてないている。
3、「どうすればよい?」  
        けいさつや、お店の人、通りがかった人にたのんで、家にれんらくをしてもらう。
        住所や電話番号は覚えておこう。



1、「この子どうしたのかわかる?」
  「迷子?」
  「うん、知らない町に来てしまったんだね。」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「え、どうしたの? どうして泣いているの?」
  「迷子になったから?」
  「うん、後を見て。今、何時頃?」
  「暗いの?」
  「うん、夕焼けかな、もう日が暮れそうな時刻になってしまって心細くなってきた
   んだろうね。」
  「周りには、知っている人はいない。どうしたら良い?」

  「おまわりさんの所に行けばいいよ。」
  「うん、そうね、それが一番良いね。でも、まわりに交番がなかったらどうする?」
  「探す。」
  「うん、でも探していて時間がたって、ますます暗くなっても困るね。
   そんな時にはね、近くのお店の人とか、自分のお家に入ろうとしている人とか、
   信用できる人に頼んで、家に連絡をとってもらうと良いね。その人に交番に
   連絡をとってもらう事もできるし。」
  「交番に行ったら何を言えば良いかわかる?」


 3枚目の絵カードを出す。

3、「迷子になりました。」
  「うん、家の住所とか電話番号とか、覚えておかないと困るね。〇〇君、覚えて
   いる? 住所は?」
  「・・〇〇町・・・???」
  「電話番号は?」
  「〇〇〇=〇〇〇〇」
  「あ、それならO・Kね。」
(11)
1、「ここはどこ? 何をしているの?」   
        本屋さん。ゆかに本を置いて読んでいる。
2、「どうなってしまう?」 
        売り物の本がよごれてしまう。お店の人にも迷惑がかかるし、お客さんのじゃまにも
        なる。
3、「どうすればよかった?」  
        本屋さんの本は売りもの。買えない時は、図書かんでかりて読む。図書かんにない本
        やどうしても読みたい本があったら親に読みたいのだとそうだんしてみる。



1、「ここはどこ? この男の子、何をしているの?」
  「図書館。本を読んでいる。」
  「あ、図書館にも見えるね。ここね、本屋さんなんだって。ね、この子、本をどこに
   置いているの?」
  「えっと、地面?」
  「うん、床ね。ここ本を置いても大丈夫? 本が汚れたりしない?」
  「わからない、きれいなんと違う?」
  「これ何?」
  「足。」
  「うん、くつを履いているね。くつで歩く所に本を置いて大丈夫?」
  「ううん、汚い。」
  「そうね、この男の子、人が靴を履いて歩く所に本を置いて読んでいるんだね。」
  「あ、この子も運動靴、履いてる!」
  「うん、このままだと本はどうなってしまう?」
  「汚れる。」


 ここで2枚目の絵カードを出す。

2、「あ、やっぱりそうだね、汚れたみたいね。」
  「このおじさんは本屋のおじさんだけど、何を言っているのかな?」
  「本が、汚れましたよ。弁償してください。」
  「本屋さんに置いてある本は売りものなんだね。売り物が汚れたら、もう売れなく
   なるので、本屋さん、困ってしまうね。」


 2枚目を1枚目の絵の下に隠して、

 「この子、この本、読みたいんだね。でもこれではお店の人に迷惑がかかるよね。
  どうしたら良いのかな?」
 「下に置かないで立って読む。」
 「うん、汚れた手でめくったり又、乱暴にめくったりして、破ったりしないようにしない
  とね。
  それと、本屋さんの本は売りものね。買えない時は、図書かんで借りて読む事も
  できるね。図書館にない本やどうしても読みたい本があったらお母さんやお父さん
  に読みたいのだと相談してみるといいね。」
 
 3枚目を出す。


3、「あ、この子は図書館で借りているね。〇〇ちゃんは図書館で本を借りる?」
  「うん、行ったことある。」
(12)
1、「この男の子、何をしているの?」   
        友だちの家のれいぞうこをあけて、おやつを食べようとしている。 
2、「どうなった?」 
        その家のお母さんにいやな顔をされた。
3、「この子は、どうすればよかった?」  
        おなかがすいたのならお家に帰って食べる。よその家のれいぞうこを、かってにあけ
        てはいけない。よその家のものは自分のものではない。



1、「あれ、この男の子何をしているの?」
  「いちごのケーキをとって食べているの。」
  「うん、いちごケーキをとって食べようとしているね。これ、食べて良いの?」
  「うん、冷蔵庫に入れてあるの、二つ。」
  「この男の子、何か言っているよ、読んでみて。」
  「ボクのうちのれいぞうこをあけて何をしているの?・・」
  「そうね、このイチゴケーキはこの子のケーキではないんだね。」
  「こっちの男の子の家の。」
  「そうだね。」
  「こんなの黙って食べて良いの? 黙って食べたらどうなるの?」
  「ダメ。」


 2枚目の絵カードを出しながら、

2、「どうなってしまったの?」
  「お母さんが、怒っている。」
  「え、だれのお母さん?」
  「この家のお母さん。」
  「うん、怒っているというより・・何か言いたそう。何が言いたいのかな?」
  「どうして、家のケーキを食べているの?」
  「うん、良くわかったね。このケーキはこの男の子のおやつじゃないんだね。
   よそのうちのケーキを勝手に食べているから、このおばさん、どうしてそんな事を
   するの?って、いやな顔をしているんだね。」


 2枚目の絵カードを1枚目の下に入れて、

  「この子、お腹がすいているのかもしれないけど、そんな時はどうすれば良いの?」
  「ケーキ、下さい、って言う。」
  「あ、でもね、ここのお家のケーキだからね、このお家で食べる為のものかもしれな
   いよ。」


 3枚目の絵カードを出して、

3、「どうしてもお腹がすいたら、お家に帰って、食べるのね。
   ほら、この子みたいにね。
   よその家の冷蔵庫や引き出しやら戸棚やらを勝手にあけたり、物に勝手にさわっ
   たりしてはいけないんだね。」
(13)
1、「今は何の時間? 何をしているの?」   
        じゅぎょう中、となりのせきの友だちとゲームのお話をしている。
2、「先生は、どうしている?」 
        「かんけいのない話をしたらじゃまになる。」と言ってしかっている。
3、「どうすればよい?」  
        ゲームの話は遊び時間にする。今は、授業中。どうしてもがまんができない時には、
        自由ちょうにその事をメモしておくなど話したい気持ちをおさえるくふうをする。



1、「今は授業時間なのだけど、この男の子、何をしているの?」
  「ゲームの事をしゃべっている。」
  「そうね。授業時間に、お勉強と関係のないお話をしているのね。
   この子たちを見て、先生はなんていうかな?」
  「おしゃべりをやめなさい。うるさいよ。」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「うん、そうみたいね。」
  「先生はどうしてそんな事を言うの?」
  「授業中におしゃべりをしたらダメだから。」
  「どうして、ダメなの?」
  「勉強をする時間だから。」
  「勉強時間にゲームのお話をしたら、どうなるの?」
  「怒られる。」
  「あ、そうではなくて・・・、勉強中におしゃべりしていたら、何か困った事が起こるん
   じゃないの?」
  「勉強がわからない?」
  「うん、そうね。聞いてないと、わからなくなるかもね。他に、困った事は起こらない?」
  「わからない・・。」
  「例えば、話かけているこの緑の服の子は勉強がわからなくなるとして、このもう一人
   の子は?」
  「わからない。」
  「うん、この子も、聞いてなかったらわからなくなるよね。
   もし、この子が回りの子達にも聞こえるようなうるさい大きな声でしゃべっていたら?
   まわりの子も・・・・」
  「うるさい。聞こえない。」
  「うん、そうね。自分だけではなく周りの子にも迷惑をかけてしまうって事ね。」


 2枚目の絵カードを1枚目の下に入れて、

  「この子、どうしたら良いの?」
  「しゃべりたくても我慢する。」
  「そうね。お勉強中は我慢して、又、遊び時間にでもお話をすると良いね。」


 3枚目の絵カードを出す。

3、「頑張って、遊び時間まで我慢できるようになれば良いね。
   この子ね、自由帳にその事をメモして、話したい気持ちをおさえているんだって。
   少しずつ練習をして我慢ができるようになると良いね。」
(14)
1、「教室に落ちていたおもしろいえんぴつを見つけた。この男の子はそのえんぴつ
  をどうしたの?」         
        だれのものかはわからないし、ほしくなって、自分のふでばこに入れて
        しまった。
2、「どうなった?」 
        持ち主に「それ、私のえんぴつよ。返して。」と言われた。
3、「どうすればよかった?」  
        自分のではないのだから先生にわたして、だれのかをさがしてもらう。
        だれのかはわからなくても、だれかが落とした物なのだから。
        (この女の子にもきちんと名前を書いてもらう。)



1、「教室におもしろい鉛筆が落ちていたみたい。この男の子はどうしたの?」
  「とって、筆箱に入れた。」
  「うん、そのえんぴつ、だれのものかはわからないけど、この子のではないんだっ
   て。どういう事になる?」
  「泥棒になる。」
  「うん、自分のものではないのに筆箱に入れたんだからね。
   持ち主はだれ?」
  「?」
  「この教室に落ちていたのなら、この教室の中のだれかのだろうね、きっと。」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「あ、どうなった? 女の子、何て言っているの?」
  「それ、私のエンピツよ、返して!」
  「うん、やっぱり教室の友達のだったのね。」


 2枚目の絵カードを1枚目の絵カードの下に隠して、

 「この子、えんぴつを拾った時にどうすればよかったの?」
 「拾わないで、知らん顔をする。」
 「あ、うん・・。落ちていた所の近くの人のかもしれないから、
   『これだれの?』って聞いてあげても良いね。」


 3枚目の絵カードを出して、

3、「わからなかったら、先生に届けると良いね。落し物箱ってうのがあったら
  それに入れておくと、おとしぬしがさがしにくるかも。
  でも、そのえんぴつにもちゃんと名前を書いておいてほしいね。」
(15)
1、「学校から帰る時、かさをもって来ていないことに気がついた。この男の子は何をしようとしてい
   る?」   
         自分のかさがないので、かさ立ての中から、すきなのを取ろうとしている。
2、「この子は、どうしている?」  
         かさがなくてこまっている。黄色のかさはこの子のものだった。
3、「かさを忘れた子は、どうすればよかった?」  
         先生に相談して、学校のかさをかしてもらうなどする。



1、「外は雨なのだけど、この子ね、かさをもって来てなかったの。何をしようとしている?」
  「かさ、あるよ。」
  「これ、この子のかさ?」
  「学校の?」
  「ううん、クラスのかさたてね、これ。この子何て言ってるの? それどういう意味?」
  「よし、このカサにしよう。」
  「うん、かさを持って来ていないから、このかさをさして帰ろうってことね。」
  「え、これだれの?」  
  「クラスのかさたてにあるのね。だれの?」
  「お友達の。」
  「そうね、自分のがないから、お友達のをさして帰ろうとしているのね。」
  「ええ〜っ、それどろぼう。」
  「うん、そうね、友だちが来てかさたてにかさがなかったらどうなる?」
  「びっくりする、かさがないって!」


 2枚目の絵カードを出す。

2、「うん、そうみたいね。この子どうするんだろうね。」
  「かさがないから、帰れない。」
  「うん、困るよね。」


 2枚目の絵カードを1枚目の絵カードの下に入れて、

  「友達のかさを勝手にさして帰ったらいけないんだね。
   じゃぁ、この子はどうすれば良かったの?」
  「かさを忘れない。」
  「うん、そうね。かさを忘れたわけじゃないけど、途中で降り始めたりして、かさがない
   時は、どうしたら良い?」
  「走って帰る。」
  「うん、小降りで、家も近かったら、そうしても良いかな。近くの友だちに入れてもらっ
   て帰る事もできるかな。」


 ここで3枚目の絵カードを出す。

3、「でも、学校のカサを貸してもらうこともできるよ、先生に相談をしたら良いね。」

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