2001.7.21

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一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A

連続絵カード(A)
 場面の認知と予測と対処。
「どうしているの?」「次は、どうなりそう?」「どうすれば良い?」

一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A一A

指導事例

(1)
1、「何の時間?何をしているの?」      
      つぎは体育の時間だけど、絵のつづきをかきたいのでかいている。
2、「このままだと、どうなる?」 
      そんなことをしていたら、チャイムがなって体育のじゅぎょうが始まってしまう。
3、「どうすれば良い?」      
      すぐに絵をかくのはやめて、きがえる。



1、 「今、何の時間?」
  「お絵描きの時間。」
  「うん、絵を描いているね、この子。
   あれ?でもここ見て。この子たちは何をしているの?」
  「服を着ている。」
  「あ、着ているみたいに見えるね。
   でも、これ着替えているんだって。これ、二人とも同じ色のズボンね。
   体操服に着替えているみたいよ。だったら、今は何の時間?何をする時間だと思う?」


  「体育。」
  「うん、つぎの時間が体育だから着替えているんだね。」
  「この子は?」
  「お絵描きしているの。」
  「この子、このまま絵を描いていて良いの?」
  「???」
  


2、「このままだとどうなるの?」
  「???」
 
  ここで二枚目を出す。


  「これ見て。どうなった?」
  「あ、体育。」
  「体育が・・・・・?」
  「始まった。」
  「そうね、休み時間の間にちゃんと着替えていないと、すぐ体育が始まってしまうね。」


  ここで3枚目の絵を二枚目の上に重ね、二枚目を隠す。


3、「この1枚目の絵の子、どうすれば良いの?」
  「?」
  「このまま絵を描いていて大丈夫?」
  「ううん。」
  「どうしたら良いのかな? この子に教えてあげようか。何か言ってあげて。」
  「体育だよ。」
  「だから?」
  「着がえたらいいよ。」
  「そうね。すぐにお絵描きを止めて着替えないと、体育の時間が始まってしまうからね。」




(2)
1、「机の上はどうなっている?」  
      教か書、ノート、えんぴつなどがおきっぱなしになっている。
2、「このままだと、どうなる?」  
      何がどこにあるかわからなくなる。下にも落ちてしまう。
3、「どうすれば良い?」      
      つぎに使う時にこまらないように、一時間ごとにかたづける。



1、「これ見て。この机の上、どうなっている?」
  「いっぱい。」
  「うん、教科書とノートとえんぴつと・・上に出しっぱなしだね。」


2、「このまま、出しっぱなしにしていたらどうなる?」
  「じゃま。」
  「何のじゃま?」
  「勉強のじゃま。」
   「そうね。」
  
ここで2ばんめの絵を出して、


  「国語の教科書出してって言ったらすぐ出せそう?」
  「出せない。」
  「あれ、何か落ちているね。」
  「えんぴつ。」
  「教科書を探していて 、落ちたこと気がつかないのかな?」


  2枚目の絵を1枚目の絵の下に隠して、

3、「この机、どうしたらきれいになる?」
  「おさめる。」
  「うん、そうね。」
  
  ここで3枚目の絵カードを出して
  
  「はい、社会の時間が終わりました。この教科書を、どこに置くの?」
  「机の中。」
  「そうね、1時間ずつ片付けたら、ちらからないね。」



(3)
1、「何の時間?どうしているの?」 
      そうじの時間、ほうきで遊んでいる。
2、「このままだと、どうなりそう?」
      友だちにけがをさせてしまうかもしれない。まわりのものにも当たってほうきやもの
      がこわれたりするかもしれない。
3、「どうすれば良い?」      
      そうじの時間はそうじをする。ほうきは、そうじの道具。ぼうで遊びたい時は、お家で
      新聞のちらし等をまるめて作ることもできる。 


1、「何の時間? え〜っ、この子、何をしているの?」
  「掃除の時間に遊んでいるの。」


  「うん、遊んでいるんだね。このほうき、ふりまわしてたらどうなる?」
  「このひとにぶつかる。」
  「そうね、この人、周りを見ていないものね。


   2枚目のカードを出して」

2、「わぁ、やっぱりぶつかったね。いたそうだね。大丈夫かな、この子。」
  「あ、ほうき、割れた。」
  「本当だ、良く見てたね、ほうきも壊れたんだね。」


   2枚目のカードを1枚目の下に隠して、
   


3、「1枚目のこの子、どうすれば良い?」
  「やめて、掃除をする。」
  
   ここで3枚目のカードを出して、
  
  「そうね、掃除の時間は掃除をするんだね。」
  「そう。ほうきでゴミをきれいに掃いて教室をきれいにしてね。」
  「この子、棒を振りまわして遊びたかったんだね。そんな時にはこの子みたいに、ほら、
   新聞や広告をまるめたら長い棒ができるよ。これならあぶなくないね。」
  
(4)
1、「何の時間?どうしているの?」
      そうじの時間、ぞうきんをあまりしぼらずにつくえをふいている。
2、「このままだと、どうなる?」  
      つくえはきれいにならずに、ビショビショになるだけ。
3、「どうすれば良い?」      
      ぞうきんをしっかりしぼって、ていねいにふく。


  
1、「何の時間? この子何をしているの?」
  「掃除をしている。」
  「ぞうきんで、机を拭いているね。でも、ここ見て。これ、何?」
  「水、水をふいている。」
  「あ、そうね。そう見えるね。でもね、ここ初めはぬれていなかったんだって。」
  「・・?」
  
  
  ここで2枚目のカードを出して、
  
2、「あのね、この子がぞうきんで拭いたら・・こんなにビショビショになってしまったんだ
   って。どうしてだと思う?」
  「・・・?」」
  「バケツでぞうきんをあらって、そのままだとビショビショだね。この子、そのビショビ
   ショのまま、使ったんじゃない?」
  「そおか。」
  
  2枚目の絵カードを1枚目の絵カードの下に隠して、



3、「この1枚目の子、どうすれば良いの?」
  「水をふく。」
  「ううん、こんなふうにビショビショにならないようにするには?」
  「・・?」
  
  ここで3枚目の絵カードを出して
  「どうしてる?」
  「ギューっとしている。」
  「そうね、ぞうきんをギューっとしぼっているね。これなら、もうビショビショにならないね。
   ギューっとしぼった雑巾で机の汚れを拭くのが拭き掃除ね。」



(5)
1、「何の時間?どうしているの?」 
      給食当番をする時、おかずの入った食かんを大急ぎではこんでいる。
2、「このままでは、どうなりそう?」
      食かんをひっくり返してこぼしてしまうかもしれない。やけどをしてしまうかもしれない。
3、「どうすれば良い?」     
      急いでいても、気をつけてゆっくり運ぶ。もしも、おかずをこぼしてしまったら、先生や
      友だちに聞いて、さいごまでせきにんをもってかたづける。

  
1、「何の時間? この子何をしているの?」
  「給食当番。」
  「そうだね。食かんを運んでいるね。でも、どうなってる?」
  「あ、ここお魚!!」
  「本当だ、お魚みたいね、ここ。でも、ここに入っているのは何だろうね。」
  「みそ汁?」
  「うん、何かのおつゆだね、こぼれそうだね。どうして?」
  「あわてるの。僕もあわてた。先生がおそいからって言ってた。」
  「給食の準備を始めるのがおそくなって、急いで用意をしたことがあるのね。」
  「うん。」
  「その時、この子みたいにこぼれそうにならなかった?」
  「忘れた。」



2、「この子、このまま走って行って大丈夫かな?」
  「大丈夫じゃない。」
  
  ここで2枚目を出す。


  「あ、本当だ。あ〜〜あ、こぼれたね。この子、火傷していないかな?」
  「うん、おつゆ、かかっていない。」
  「本当だ、良く見たね。良かった良かった、火傷はしていないみたいね。」
  
  2枚目を1枚目の下に隠して、



3、「1枚目のこの子、こぼさないようにするにはどうすれば良い?」
  「あわてない。」


  3枚目を出しながら、
  「そうね、急いでいても走ったらダメだね。こうやって二人でこぼれないようにしっかりもって
   走らないで、気をつけながら運ぶんだね。」
  「ねえ、さっきのこぼしたおかず、どうしたら良いと思う?」
  「?」
  「こぼれたまま、放っておくの?」
  「ううん。先生が片付ける。」
  「うん、先生も手伝ってくれると思うけど、この子もやらないといけないよね。給食当番だもんね。
   当番は責任を持つんだよ。どうやって良いかわからなかったら、先生に聞けば良いね。」



(6)
1、「どこで、何をしているの?」  
       道ろのまがりかどで、とび出しをしている。
2、「どうなってしまいそう?」   
       自動車が来ているかもしれない。急にとび出したらはねられてしまうかもしれない。
3、「どうすれば良い?」       
       とくにまがりかどや歩道のない道では車に気をつける。車は急には止まれない。



1、「ここはどこ? この子、何をしているの?」
  「道路で走っているの。」
  「うん、そうね。道路の曲がり角ね、ここ。走って来て歩道からとび出しているんだね。」


2、「こんなことをしたらどうなる?」
  「あ、自動車が来る。」
  「うん、そうね。」
  
  と、言いながら2枚目の絵カードを出す。
  
  「あ、やっぱり、来ていたね。あぶない!!」
  
  2枚目の絵カードを1枚目の下に隠して、


3、「じゃあ、1枚目のこの子、どうすればよい?」
  「横断歩道を歩く。」
  「そうね、それが一番安全。凄い〇〇ちゃん。」
  「横断歩道が、なかったらどうすれば良い?」
  「探す。」
  「そうね、危ない所にはちゃんと横断歩道を作ってほしいね。
   ここにもあれば良いのにね。」
  「でも、この近くにはまだ横断歩道はないみたい。
   その時はどうやって渡れば良いんだろうね?」
  「良く見る。」
  「どこを?」
  「車。」
  「あ、車が来る方ね。どっちから来るの。」
  「横。」
  「そうね、この絵を見て。」
  
  と言って3枚目の絵カードを出す。  < ふう、やっと出せる。


  「この子のこの顔見て。ほら、右を見て左を見てもう一度右を見て
   しっかり確かめているね。そうやって道路を渡るんだね。」
  「うん。」 
  
(7)
1、「何をしているの?」      
       テストがわるい点だったので、はらが立ってやぶっている。
2、「そんなことをしたらどうなる?」
       「どうしてそんな事をするの。」と、やぶったことをしかられる。
       もうそのテストを直すことができない。まちがえたままになる。
3、「どうすれば良い?」      
       「テストを返してもらったよ。持って帰って来たよ。」と言って、お家の人にみてもらう。
        まちがえたところは、なおせたらなおしておく。

1、「この子何をしているの?」
  「何か紙を破っている。」
  「うん、これ何?」
  「これ、25点? テスト?」
  「そうね。どうして破っているのだと思う?」
  「だって、25点いやだもん。」
  「テストが25点だったから、腹を立てて破っているのね。」


2、「そんなことをしたらどうなるかな。先生や友達は何ていうだろうね。」
  「?・・・ダメって!」
  「そうね。」


  ここで2枚目の絵カードを出しながら、
  
  「どうして、そんな事をするの!って、ほら、先生、こわい顔をしているよ。」
  「あ、この子の顔おもしろい!!」
  「ほんとだ、おこられてびっくりしている顔だね。
   この子、おこられるってわからなかったんだね、きっと。」
  「〇〇ちゃんは、どうしておこられたかわかる?」
  「テスト、破ったらダメだから。」
  「わかっている事とわかっていない事を確かめるのがテスト。
   破ってしまったら、わからなくなるよね。おうちの人にも見てもらえない。
   いやだから、気にいらないから破るっていうのも、赤ちゃんみたい
   で、恥ずかしいね。」


  2枚目の絵カードを1枚目の絵カードの下に隠しながら

3、「じゃあ、1枚目の絵のこの子、どうすれば良い?」
  「破らない。」
  「うん、なおせる所はなおして、まるをもらえたら気持ちが良いね。
   破らなかったら持って帰って、お母さん(お父さん)にも見てもらえるね。」
  
  3枚目の絵カードを見せながら、
  「このお母さん、何て言っているのかな?」
  「やぶらないで持って帰ったね、って。」
  「うん、そうかも知れないね。なおして来たの偉いねも言っているかな。
   テストを破ってしまっていたら、お母さんだって先生と同じくらい嫌だったと
   思うよ。ニコニコお母さんで良かったね。」
  「うん。」



(8)
1、「何時に何をしているの?」 
        12時前まで、ゲームをしている。
2、「次の日、どうなりそう?」 
        起きるのがおそくなって、学校にちこくをしてしまうかもしれない。
        ちこくはしなくても、ねぶそくでしんどい。
3、「どうすれば良い?」    
        ゲームの時間を決めておいて、その時こくになったらやめる。

1、「この子何をしているの?」
  「ゲーム。」
  「楽しそうだね。これね、夜なんだけど、何時?」
  「11時50分。」
  「えっ、もうそんなに遅いのね。こんなに遅くまで起きていたら、次の日、どう
   なるかな。」
 


2、「?」
  「〇〇君、何時ぐらいに寝る?」
  「7時かな。」
  「えっ、7時に寝るの。じゃあ、昨日は?」
  「忘れた。」
  「覚えていない? お母さんが、〇時だから寝なさいっていってなかった?」
  「9時かな・・。」
  「うん、だったら、このゲームの子のように遅くはならなかったのね。
  「この子、こんなに遅くまでゲームをしていて、次の日大丈夫かな?」
  「?」
  「起きられるかな?」
  「眠い。」


  2枚目の絵カードを出しながら、
  「わ、どうしたの、この子?」
  「走って汗をかいてる。」
  「えっ、どうして走っているの?」
  「?」
  「時計を見て。もう9時だよ。」
  「?」
  「眠くて起きられなくて遅刻したんだって。」
  「ふうん。」
  「どうして起きられなかったの? 昨日の夜、何をしていたの?」
  「ゲーム。」
  「そう、ゲームをしていて寝るのが遅くなって起きられなくて遅刻をしたんだね。」
  
3、2の絵カードを1の下に隠して、
  
  「じゃあ、1の絵の子、どうすれば良い?」
  「9時に寝る。」
   
  ここで、3の絵カードを出す。
  「そうね、〇〇君は9時に寝ることになっているのね。お母さんと約束した時刻には、
   もうゲームを止めないといけないね。」
  「あっ、またあしたって。」
  「そうね。決まった時刻にはねないと、次の日、寝坊してあわてるもんね。」



(9)
1、「何の時間?何をしているの?」 
     じゅぎょう時間なのに、すわっているのをガマンできなくなって立ち歩いている。
2、「そんなことをしたらどうなる?」
     友だちにめいわく。先生にもしかられる。
3、「どうすれば良い?」      
     じゅぎょう時間は45分。あと、何分か時計を見てがんばってみる。どうしても、い
     つもいつもがまんができなかったら、先生やお母さん、お父さんにそうだんをして
     どうしたら良いかを考えてもらう。

1、「今、何の時間? この子、何をしているの?」
  「授業中。立っている。」
  「この女の子、どんな顔をしている?」
  「いやな顔。」
  「何がいやなの?」
  「だめだよって。」
  「何がだめ?」
  「立ったらだめ。」
  「うん、そうだね、きっと。他の子や先生はどう思っていると思う?」
  
2、「だめって思っている。」
  
   2枚目の絵カードを出しながら、
  
  「そうだね、これどうしているの?」
  「先生と女の子がだめって言っている。」
  


3、2枚目を1枚目の下に隠して、
  
  「1枚目のこの子、授業中、がまんができなくて、すぐに立ってしまうんだって。
   立たないですむ方法ないかな?」
  「わからない。」
 
  3枚目の絵カードを出して、
  
  「えっと、これ、この子の学校の2時間目だけど、何時から何時まで?」
  「これ10時45分。これは・・11時半。」
  「うん、1時間の授業ってこんなに長いんだね。45分間ね。
   時計を見ながら、ここまでは頑張ってみようと目標を決めるのも良いね。」



(10)
1、「ここはどこ?どうしているのだと思う?」  
        スーパーで、たのまれた買い物をわすれてしまい、自分がほしかった
        おもちゃを買ってしまっている。
2、「そんなことをしたらどうなる?」   
        「どうして、たのんだものを買わないで勝手な物を買ってくるの。」
         お母さんはこまってしまう。
3、「どうすれば良かった?」  
        買い物をたのまれたのだから、たのまれた物を買わなければいけない。
        わすれてしまったのなら、家に帰ってたのまれた物をたしかめて、今
        度はわすれないようにメモをして行く。勝手に自分の好きなものを買
        ってはいけない。


1、「ここはどこ? この子何をしているの?」
  「買い物。何を買おうかって。」
  「うん、この子にお母さんに買いものを頼まれたんだって。でも、何を買うのかを
   忘れたんだろうね。」
  「あっ、車。」
  「うん、忘れたので、ついつい、そばにあった車をかごに入れてしまったのかな。」
  
2、「こんなことしたら、どうなるかな。」
  「お母さんが、ダメって言う。」
  
  ここで2枚目の絵カードを出す。
  
  「うん、お母さん、何て言っているんだろうね。」
  「あ〜〜あ。」
  「はぁ〜っ、って溜息ついているね。お母さん何を買って来てほしかったの?」
  「えっ、わかんない。」
  「この子、食べ物の売り場に行ってたよ。」 
  「おかず?」
  「うん、そうだと思うよ。」


3、「おかずの買い物を頼まれたのに、違う物を買って帰ったら、そりゃお母さん困るよね。」
  「この子、何を買うか忘れたら、どうすれば良かったのかな?」
  「聞く。」
  「うん、電話で聞いてもいいね。お母さん、何を買うんだったって。他に方法はない?」
  「わかんない。」
  「うん、じゃぁ、これ見て。何をしている?」
  
  と言いながら、3枚目の絵カードを見せる。


  「ノートに書いている。」
  「何て?」
  「にんじん1つ。じゃがいも3つ。りんご2こ。マヨネーズ。」
  「うん、そうやってメモして、買い物に持っていったら大丈夫ね。」
  
  「ね、〇〇ちゃん、クイズ出すよ。 この子は今から、もう1回買い物にでかけます。
   持っていくのはこのメモ帳ともうひとつ何でしょう?」
  「えんぴつ。」
  「ブー、残念でした。お金でした。」
                   < と、少し遊んでみました。
(11)
1、「ここはどこ?どうしたの?」  
        スーパーでさいふをひろった。
2、「どうして良いかわからないので、自分のポケットに入れた。どうなる?」  
        ”どろぼう”になってしまう。
3、「どうすれば良い?」      
        さいふをスーパーの人にわたして、おとした人をさがしてもらう。
        おきゃくさんがおとしたものだから、その人は今、こまっているはず。



1、「この子、どうしたの?」
  「さいふを落としたの。」
  「あ、そうも見えるね。でも、ほら、これ、このお財布の絵のまわりの点。
   お財布みつけたって感じがするけど。」
  「うん、そっかな。」
  「でね、この子、このお財布拾ったんだけど、どうしたら良いかわからなくて、
   ポケットに入れてしまったんだって。」
  「ふうん。」
  「これ、この子の財布と違うんだよね。」
  「・・・・・・。」                          


2、「そんなことして大丈夫?」
  「?」
  
  ここで2枚目の絵カードを出す。


  「それは、どろぼうだ。」
  「うん、そう言っているね、女の子が。」
  「男の子はそのつもりはなくても、自分のポケットに入れてしまったら、泥棒をした
   みたいに見えるんだね。」
  「ふうん。」
  
  2枚目のカードを1枚目の下に隠しながら、
  
3、「じゃぁ、1枚目の絵のこの子、この財布をどうしたら良いの?」
  「警察。」
  「うん、それでもいいね。でも、落とした人、このお店に来たお客さんよね。
   お店の人に渡した方が、早くみつかるような気がする。どう思う?」 
  「うん、そうだね。」
  「お店の人、どこにいるかな?」
  「レジ。」
  
  ここで3枚目の絵カードを渡しながら、
  
  「お店の人に何ていうの?」
  「あのう、この女の人が財布を落としたんですけどぉ・・。」
  「えっ、この子、女の人が落としたって知らないんだよ。」  A^^;
  「だって、絵を描いてあるじゃん。」
  「ごめんごめん。だれか財布を落として困っているだろうなって事ね、この絵は。」
  「な〜〜んだ、それを言ってよ。」  A^^;
  「じゃぁ、お店の人になんて言えば良い?」
  「財布が落ちていて拾ったので、落として困っている人に渡してください。」
  「そうね。でも、このお店の人もだれが落としたかは、わからないんだよ。」
  「じゃぁ、だれに渡すの?」
  「落とした人が、財布を落としたんですけど、って言いにくるまで待つの。」
  「ふうん、そうなんだ。」



(12)
1、「どうしているの?」  
        じゅぎょう中、何回も手をあげているのに、先生は当ててくれない。はらがたつ
        ので       
        「ケチ!」と言ってさわいでいる。
2、「そんなことを言ったらどうなる?」   
        先生に「わがままばかり言わないで。」としかられる。
3、「どうすれば良い?」  
        自分が発表をする番ではない時は、友だちの意見をしっかり聞く。自分と同じ
        かちがうかをたしかめる。クラスには当ててもらっていない人はほかにもいる。


1、「どうしているの?」
  「はいはい、ぼくをあててって。」
  「うん、そう言ってるね。なんで、『先生のケチ!!』なの?」
  「ケチンボだから・・。」
  「先生、この子がしてほしい事をしてくれないのか。この子は何をしてほしいの?」
  「?」
  「この子、今、何を言っているの、もう1回読んでみて。」
  「あ、ぼくをあてて!1」
  「そうね、発表したいから当てて欲しいんだね。でも当ててもらえないんだね。
   どうして?」
  「ケチだから。」 A^^;



2、2枚目の絵を出して、せりふの部分を隠しながら、
  
  「ね、こんなふうに騒いだら先生も友達も困るよね。先生、困ってこの子に何か言っているよ。
   何を言っているんだろうね。」
  「見えない。」
  「わざと隠したの。 A^^;  何と言っているか考えてよ。」
  「ダメです!!って。」
  「何がダメなの?」
  「ケチって言ったから。」
  「うん、そんなのわがままです、わがままばかり言わないでって。何がわがまま?」
  「難しい。」
  「えっと、今、この子しか見えないけど、この子の席の周りにも、たくさん友達が座っている
   はずだよね。」
  「うん。」
  「その子たち、みんながはいはいって手をあげたら、先生だれを当てるかな?」
  「この子?」
  「ううん、みんなが手を上げてたら、順番ね。順番が来たらこの子も当ててもらえると思うよ。」



3、ここで3枚目の絵カードを出す。

 「この子の隣の子が、順番が来て、今、発表しているよ。この子どうしている?」
 「ふむふむ。」
 「どういう意味?」
 「聞いている。」
 「そうね、自分の順番ではない時は、友達の意見を聞くんだね。自分と同じかもしれないし、違うか
  も知れないし・・。それを確かめるのも面白いよ。」



(13)
1、「どうしたのだと思う?」 
        体育があるのに体そうふくを持って来るのをわすれた。
2、「このまま、ぼんやりしてすわっていたらどうなる?」   
        体育が始まってしまう。じゅぎょうが始まっているのに、いない子がいると先生もこ
        まる。「早くおいでよ」と呼びに来る友だちにもめいわくがかかる。       
3、「どうすれば良い?」   
        先生にわすれたことを言う。次からはわすれないように気をつける。


1、「この子、どうしたの?」
  「体操ふくを忘れたんだ。」
  「うん、そうみたいね。この子、どうしようどうしようって迷って、このまま、ずっとここに座って
   いたんだって。どうなる?」


2、「先生に忘れましたって、言えば良いのに。」
  「〇〇ちゃんは、そうするの? この子はね、まだ1年生でね、どうして良いかわからなかったん
  だって。ねぇ、このまま座っていたらどうなる?」
  「チャイムなるよ、体育の。」
  「うん、遊び時間、10分しかないもんね。すぐにチャイムなるよね。」
  「チャイムがなったら、すぐ体育が始まるね。どうしよう。」
  「すぐ行ったらいい。」
  「うん、なかなか来ないと、みんな心配するよね。」
  「あ、だれか呼びに来た。」


 と、いいながら2枚目の絵カードを出す。
 
3、わざわざ呼びに来てもらってめいわくをかけてしまったね。
  この子、体操ふくを忘れたって気がついた時どうすれば良かった?
  「すぐに、先生に忘れましたって言う。」
  「〇〇ちゃんも忘れたことある?」
  「ない。」
  「わぁ、偉いね。ちゃんと持ち物を確かめているんだね、いつも。」
  「お母さんが、体操服をランドセルにくくりつけるんだ。」
  「そうなの。それなら忘れないね。」
  「でも、邪魔になるよ、歩く時。」
  「そうか、大変だね、忘れ物をしないようにするのも。」  
(14)
1、「どうしているのだと思う?」 
        ある男の子に、「なまいきだから、あいつのふでばこをこわしてやれ。」
        とたのまれて(めいれいされて)なげてこわしている。
2、「そんなことをしたらどうなる?」
        こわされた友だちが先生に言う。こわせと言った友だちは、うまく言いわけをするか        
        もしれない。こわした自分だけがわるいということになってしまうかもしれない。
3、「人にたのまれた(めいれいされた)時、どうすれば良い?」 
        人がこまる事、してはいけない事は、はっきりとことわる。それでも聞いてくれない        
        ときは先生やお家の人にそうだんをする。


1、「この子、何をしているの?」
  「筆箱を投げている。ダメだね。」
  「うん、わざとこわしたみたいね。」
  「これ、だれの筆箱?」
  「このオレンジの服の子?」
  「あれ、でもこの子、笑っているよ。自分の筆箱をこわされたら、こんな顔しないよ。」
  「じゃぁ、この黄色の服の子。」
  「きっとそうだね、いやそうな顔しているからね。あのね、このオレンジの服の子がこの緑の服の
   子に命令したの。面白いから、こいつ(黄色い服の子)の筆箱を壊せ!って。」
  「あ、悪い。いけない子なんだ、この子。」
  


2、2枚目の絵カードを見せながら、
  
  「うん。壊せって言うのも、言われて壊すのもいけないよね。でもね、先生にしかられたのはこの
   緑の服の子だけだったんだって。どうしてだと思う?」
  「この子が壊したから。」
  「うん、でも、壊せって言った子もいけないよね。なのにどうして叱られないの?」
  「?」
  「ほら、このオレンジの子、どんなんしてる?」
  「しらないって。」
  「そうそう、僕、壊せって言ってないよ、ってしらんぷりしているんだね。」
  「悪いね、この子。」
  「うん、でも、この子も言われた通りに壊したのは確かだからね。その事も話さないと、先生には
   わからないね。」


3、「これみたいに、人にやってはいけない事を『やれ』って言われた時、どうしたら良いのかな?」
  「悪いことはしないって言う。」
  「うん、初めにはっきりそう言う事が大事だね。1回、言われた通りにすると、また同じ事を何回も
   言わるかもしれないからね。」


  3枚目の絵カードを出して、
  
  「ほら、この子、何って言ってるのかな?」
  「いやだ。」
  「うん、そうね、首を振って『しない』ってはっきり断っているね、偉いね。」
   それでもやれって言われたら、先生やお家の人にすぐに相談するといいよね。」
  
(15)
1、「どうしているのだと思う?」 
        早く学校から帰ってきたのか、かぎがかかっていて家にだれもいないので入れない。
2、「このまま、だれも帰ってこない?」   
        いつもの時こくになったら帰ってくる。ちょっと出かけているだけ。
3、「なかなか帰ってこなかったら、どうすれば良い?」     
        まちきれなかったら、「近くのこうえんで遊んでいる」など、どこにいるかのメモをお        
        いて遊んでまつ。(こんな時のために決めている方法があったらその通りにする。)




1、「どうしているのだと思う?」
  「すわっている。」
  「うん、そうね、どこにすわっている。」
  「げんかん。」
  「そうそう、げんかんだね。あら、ランドセル背負っているね。
   学校から帰ってきたのかな。なんで、おうちに入らないんだろうね。」
  「わかんない。」
  「鍵がかかっているのかもね。どうして鍵がかかっているのだと思う?」
  「おかあさん、いないんだ。」
  「うん、うちにだれもいなくて、鍵もかかっているから、入れないのね。」
  「前、うちのお母さんもいない時あった。鍵はかかっていなかったけど。」
  「うん、お母さんは、子どもが帰ってくるのがわかっていたら、鍵なんか
   かけたりしないよね。この子、いつもより学校から早く帰ってきたのかも
   しれないね。いつもの時間より早いから、お母さんはいないのかもね。
   このまま、お母さんはずっと帰って来ない?」
  「わかんない。」
  「〇〇ちゃんの時は、どうだった?お母さん、ずっと帰って来なかった?」
  「帰ってきた。近所のおばさんの所に行ってたんだって。」
  「そうかそうか。この子のお母さんも、いつもの時刻になったら帰ってくだ
   ろうね、きっと。」


  と言いながら2枚目の絵カードを出す。

2、「あ、やっぱり帰ってきた。どこに行ってたんだろう?」
  「パン屋さん。」
  「えっ、どうしてわかるの?」
  「だってほら、ここ、パンがあるもん。」
  「わぁ、ほんとだ。よく見てたね。」
  「早く帰ってきてくれてよかったね、お母さん。でも、もし、お母さん、い
   つまでも帰って来なかったらどうする?」
  「泣く。」
  「そう、さみしいよね、玄関でずっと待ってるのは。」
  「もし、〇〇ちゃんが家に帰った時に鍵がかかっていて、お母さんもいなか
   ったら、ずっと玄関で待っていられる?」
  「わかんない。」
  「そうね、そんな時どうしたらいいか、お母さんとお話して決めておいたら
   いいね。」


  ここで3まい目の絵カードを出す。

3、「この子、お母さんが帰ってくるのを待ち切れないで、隣の公園にふらんこ
  に乗りに行ったんだって。」
 「ふうん。」
 「この子がブランコに乗っている間に、お母さんが家に帰ってきたの。そう
  したら、玄関の前に白い紙が置いてあって、何か書いてあったんだって。
  何を書いてあったと思う。」
 「ここに書いてあるよ。ちかくのこうえんであそんでいる。」
 「あ、本当だ。えっと、これって誰が書いたんだっけ?」
 「この子。」
 「うん、そうだね。でも、どうしてこんなお手紙を書いたんだろう?」
 「わかんない。」
 「お母さんが帰ってきた時、この子は玄関にいないよね。お母さんは、
  この子が学校から帰ってきたかどうかを知っていると思う?」
 「??????」
 「そこにいなかったら、まだ帰ってきていないと思うよね。」
 「うん。」
 「だったら、もう帰って来てるよっていう合図がいるよね。それが・・・」
 「あ、このお手紙だ。」


 「そうそう、よくわかったね。お手紙を見て、お母さんは公園にお迎えに
  行くのかな。もう大丈夫ね、良かった、良かった。」
 「うん。」



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