新幹線ツーキニスト第11回那須野外オフ会

□■ 焼き鳥道場の実践、カニ玉の作り方 □■

 これまで、自宅で手羽先を食べるときは、カミさんまかせで、市販の手羽先をそのまま焼いていた。今回、えだまめさんに手ほどきを受け、手羽先に包丁を入れ、骨の回りの肉を開いて焼くと、まるで焼き鳥屋さんのような手羽先にできることを教えてもらった。少年の頃、ぼくはにわとりの解体を手伝った記憶があり、それ以来、鳥の手羽先、肝臓、心臓、皮、首などの生肉に触った気がする。クシへの刺し方にも、玄人の技があり、たいへん勉強になったので、近いうち家族の前で披露したいと思う。
 それから、かに玉が美味しかったので、ハンドル名Ushiさんがもう一皿作るのを観察させていただいた。ぼくが中華料理をする場合、肥満の体型もあり油分を気にし過ぎ、かえって失敗する経験があったので、油の使い方に注目し、とても参考になったのである。あれだけの大皿に2つ、かに玉はあっという間に平らげられた。Ushiさんには帰路、JR黒磯駅まで送っていただき、この場を借りてお礼を申し上げたい。
 書き足りないことは多々あるけれど、たとえばMujinaさんのコーヒー、ASさんには迎えの車、それから手打ちうどん、ごーどんさんのとん汁、釣りキチ・コバヤンの鮎の塩焼き、こっしーさんのピクルス、すがパパのローストビーフ、Cafeさんのサックス演奏など、今回のオフ会も話題に満ちた楽しい思い出になったのである。参加者のみなさん、ありがとう。

□■ ホームセンター「カインズ」にお立ちより… □■
 
わが家では、季節の変わり目はもちろん、月に一度ぐらいはホームセンターに出かける。日常品からハムスターまで、倉庫風の店舗内の品揃えには目を見張るばかりである。重量のある商品、でかい物などを運ぶには台車が不可欠であり、店舗の入口には何台も準備されている。肥料、花卉、小動物、ペットフード、作業着、長靴、木材、練炭、豆炭、工具、衣類、学用品、台所用品など、多種多彩さに圧倒されるほどなのだ。
 2003年11月8日、JR黒磯駅で出迎えてくれたASさんは、野外オフ会用の材料を買うために、ホームセンター「カインズ」へ立ち寄った。同乗させていただいた私たちも、「カインズ」店内に入った。こっしーさんは、「1ダース135円」という軍手の値段に驚愕していた。竹箒は1本300円ぐらいだと記憶しているが、きっと中国やベトナムから輸入されたのだろう。ぼくが少年の頃、地元では家内工業的に軍足や軍手を製造していた家があった。
 業種的には、人海戦術を基本とする「内職」に該当するのだろうが、今でも工業製品やおもちゃなどの一部の組み立てなど、今でも残存している。しかし、海外生産の割安さを求め、量産化製品の多くは海外移転されてしまったようだ。汚れることや、1〜2度使って捨てることを前提とし、品質を問わない消耗品は、中国やベトナムの安い労働力によって生産され、ホームセンターや100均ショップにたどりつき、それを破格の値段で私たちが買っているのだなあ、と実感したのである。

□■ 刃物を研ぐには、砥石からこだわるべし □■

 ぼくが淡々と包丁を研いでいたら、ハンドル名「すがpapa」さんが「その砥石、うねっているから、砥石同士をこすり合わせて平にしなきゃ…」と横から口を挟んできたのである。一瞬、ぼくは「新しいものを買ってこようとも考えたけれど…。なにも、今そんなことを言わなくてもいいのにぃー」と気分を害した。しかし、からかい半分に口を出すような人ではなく、「ぼくは昔から刃物が好きで、もちろん自分でも研ぐから…」と、巧みな手つきでやって見せてくれたのである。
 刃こぼれがしていた和包丁の処置についても、「荒砥(あらと)がないようだから、アスファルトでガリガリと削ってから、中砥で研ぐしかないかもねぇ」と教えてくれた。流し台を支えていたブロックが目に入ったので、恐る恐る刃こぼれした和包丁の刃をタテに押し引きながら、刃先を整えることができたのである。それにしても、ぼくが包丁を研ぐ理由は、神経が落ち着くという気分転換だけの理由で続けてきたことだが、これからは包丁本来の目的である料理にも目を向けてみたいと思った。

□■ 和包丁の感触とさらなる研ぎの技術向上 □■

 那須那珂川公園は水場、おトイレなど、野外オフ会に最適の場所であり、ぼくは合計8本の包丁を研がせていただいた。4本は由緒在る和包丁で、そのうちの1本が刃こぼれしていた。これまで、研ぐことには自信があり、それ以外のステンレス包丁などは軽く研ぎ上がったけれど、和包丁を前にして少々気後れしてしまった。
 しかし、今回の参加者の中には、私以上に刃物への興味を持っておられたSGさんがいた。私が公園の池のそばにあった水場で、包丁を研いでいたら、そこにやってきて「まだ、これでは丸い」と指先を刃に立て、和包丁の1本を自ら研いで見せてくれた。「うーん、上には上がいるものだ!」と納得し、自分なりに研いだもののチェックを受けながら、刃こぼれのした和包丁も修復できたのである。

□■ えだまめさんの「焼鳥道場」を真剣に読みました □■

 どうした風の吹き回しなのか、野外オフ会に集まってすぐに、ぼくはハンドル名「えだまめ」さんの焼鳥の仕込みをお手伝いしていた。というより、和包丁を研ぐ前に1〜2本、試し研ぎをしたかったから、そのときに包丁を使っていたえだまめさんに近づいていったのかも知れない。これまで、焼鳥はお店で食べるか、スーパーあたりで買ってくるものだと思っていた。したがって、Cafeさんから「あのサイトはスゴイ」とお聞きしていたけれども、えだまめさんの「焼鳥道場」を一度も閲覧したことがなかった。
 ニワトリの生肉を手に取って、切り込みを入れたり、刻んだりし、串に刺したりする体験は、思わぬ潜在的な喜びを蘇らせてくれ、なおかつ実用的な技術を会得させていただいたようだ。実地で教えてもらったことを忘れないように、メモを作成しようと考えたが、「焼鳥道場」で公開しているのだから、それを閲覧・コピーさせてもらうことにした。これがまた優れものであり、ただただ恐れ入った次第。自分が目の前で見たこと、それが説得性をもった形(写真、イラストを含む)で公開されていることに、新鮮な驚きを覚えたのである。近日中に、家族の前で披露してみたいものだ。

□■ 鮎はスイカの種の臭いがする □■

「えっ、えっ、ナニ、何、なに…」と子どもたちは、釣りキチ、コバヤンさんが持参した鮎の前に集まってきた。ぼくの手にした鮎に鼻を近づけて、「鮎は藻を食べているから、生のまま鼻に近づけて臭いを嗅ぐと、魚の臭いではなく、スイカやキュウリの香りがするんだよ」という説明に対して、多くは素直に「そうだね」と同意した。
しかしながら、一人だけ「うん、うん、スイカの『種』の臭いがするーっ」と答えた子どもがいた。それは、えだまめさんの次男坊である。子どもの表現力は、すこぶる個別的・具体的・自分の範囲内という特徴がある。スイカの種そのものには何の臭いもないだろうが、そういった勘違い、比較するノウハウや認識力が形成されていくのだろう。そういった新鮮な心の動き、ぼくも忘れたくはない。たとえ思い込みや勘違いであっても、自分で獲得した言葉こそが「誠実さ」という点でも真実に近いのだ。

□■ 水戸っぽ黄門さんの賢明なる奥さん □■

 本日、「遅ればせながら」という書き出しで、Mujinaさんから「新幹線ツーキニスト第11回那須野外オフ会」の会計報告が届いた。そうか、あの楽しかったオフから1週間、明日は土曜日なのだなあ、と足早に過ぎていく時の流れを惜しむような秋なのだ。ところで、愛煙家を自称する自分ではあるが、家族での合意を含めた喫煙マナーへの配慮については、まだまだ不十分だと考えさせられた。ぼくは結構、うどん屋の釜(湯う=言うばっかり)みたいなところがある。
 それに比べて、「あなたはたばこを吸うわけだし、みんなに迷惑がかからないように、この灰皿を持っていくように」と、奥さんからブリキ製の灰皿を持たされ、さっそくカバンから取り出し、テーブルに片隅に置いた水戸っぽ黄門さんは立派である。そして、彼はマイルドセブン・ワンを美味しそうに吸った。もちろん、ぼくもその灰皿を使わせていただいた。オフ会参加者の中で、もう一人の喫煙者であるUshiさんはポケット灰皿を持参していたので、吸い殻の処置に関して何の準備もしていかなかった自分を多いに恥じたのである。

□■ Hocke さんはお酒好きである □■

 くどいようですが、先週の新幹線ツーキニスト那須・野外オフ会の続きである。午後5時もちかづき、あたり一面がうす暗くなり、オフ会の面々はかたづけに入っていたそのとき、ひとり Hocke さんが顔を洗うような仕草で、レンタル生ビール器を返還するために、残った最後のビールを排出している蛇口に、両手を差し伸べて、それを「なめるように」飲んでいたのが目に入りました。ぼくは午前中のコップ1杯で十分だというのに、お酒好きで、たくさん飲める人とそうでない人との「差異」は極めて大きいと再認識したのでした。
 かたづけをしていた Mujina さんは、「 Hockeさん、お、お飲みでしたら今、いま、紙コップをお出ししますから…」と少々あわてた様子でもありしたが、そのやり取りを見ながら、Hocke さんの「かわいさ」みたいなものをしみじみと感じました。「かわいさ」などと、ぼくよりも年長者に使う言葉としては不適切かと存じますが、Hocke さんの酔い方や参加者との楽しみ方に触れ、「いいなあーっ」と思ったのです。Hocke さんのような酒飲みにだったら、ぼくもなってみたいと羨ましくなったのですが、ちょいと肝臓あたりのアルコール消化酵素が少な過ぎるようでございます。

□■ 那須那珂川公園の丘に立つ「まきがりくん」 □■

 11月8日の新幹線ツーキニストの野外オフ会で、食後の腹ごなしに日本庭園内を散歩してみた。小高い丘のてっぺんに、公園を背(東向き)にアニメ風の石像が立っていた。グルッと回り込んで、正面から見ると狩人のような、那須の余市のような、小さな弓を手にしたシンボルの像だった。その名は「まきがりくん」と命名されたが、正直言って、余り出来の良いキャラクターではない。
 後日、ヤフーで検索したところ、「黒磯市では毎年10月の第4日曜日に、 那珂川河畔公園にて、那須野巻狩りまつりを開催(本年度は、10月27日、日曜日)」しており、そもそも那須野巻狩りとは、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝が建久4年(1193年)に那須野ヶ原一帯で行った「巻狩」にちなんだ祭りのことらしい。ぼくは「そんな由緒ある場所だったのか!」と驚いてしまったのである。

□■ ゴルフ好きのおじさんたち □■

 那須那珂川公園には日本庭園がある。当然、水か引かれ、錦鯉が放たれている池もあって、その真ん中に橋を渡した小島がある。野外オフ会での飲食も一段落したとき、ゴルフ好きのおじさんたちが、池の小島に向かってゴルフスゥイングをしていた。すがpapaさん、しおちゃん、Hockeさん、それにCafeさんたちであった。「ここは、ピッチングのハーフショットでピタッと止まるボールでないと、池ポチャだな」とか、「転がしは無理だし、直接狙うとグリーンをオーバーしそうだな」などと、けっこう楽しそうなのであった。
 近い将来、新幹線ツーキニスト・ゴルフ・ミニオフ会という企画も面白いのではないか、と思ったのである。聞けば、今回参加者の奥さんの中でもゴルフをする人がいたし、ぼくのカミさんも練習を重ねており、案外、メンバーは揃うような気がしている。何といっても、以前に比べたらプレー料金が格安になってきた。本来の「童心にかえってボールを打ち、(野うさぎの巣穴)グリーンに乗せてカップインさせる」という野趣に満ちたゲームに立ち返りつつあり、那須高原にはそんなゴルフ場がたくさんあるのだから…。

□■ アル・カポネには首がない □■

 暗黒街のボスと言えば、カポネという人名がすぐに思い浮かぶ。最近読んだ本によれば、彼の容姿は小柄で肥満体、首はあるにはあるが頭が肩に埋没している感じで、そこまでは私もかなり近い体型である。しかし、その俊敏性と速効性に加え、残虐性においては並ぶものがないほどだったらしい。私のような凡人とは決定的に違っているが、体型は良く似ている。とくに、首が見当たらないというのは同様であり、少なからず親近感を抱いてしまったのである。
 だから、カミさんの悩みにもなっている「何を着せても似合わない。結局、スーツにネクタイが一番無難」という結論になるのだ。しかし、先日、何を思ったのか、「タートルネックは絶対に無理だけど、ハイネックぐらいは着られるんじゃないの」と言い出し、試してみることになった。ハイネックの上からカラーシャツ、それに薄茶色のジャケット、スラックスは厚手の綿パンだった。そんな服装をしたのは、まったく初めてで不安もあった私であるが、カミさんに言わせると「案外、似合っているよ。パパの遊び着も少し揃えないとね」ということだった。
 実は、そのお披露目が先日の「新幹線ツーキニスト那須野外オフ会」だった。普段、トレーナーを着ていても、襟首の部分が前面にまくれあがってくる私だけれど、今回のハイネック初体験は無難にやり過ごすことができ、これからもハイネックを2〜3枚揃え、冬場のゴルフやちょっとした外出に着用しようと思ったのである。50歳も過ぎてくると、服装がどうしてもワンパターンになってくるし、色合いなども保守的になってくるものだ。それに、休日等の普段着(外出着)に手を抜くと、年齢以上に老けて見えるようになるから、要注意なのである。

□■ サックスを吹く友人 □■

 先日、友人が那須那珂川公園でサックスを吹きました。野外オフ会に集まった人はもちろん、公園に遊びに来た人も熱心に聞いていました。そのあと、ビール片手に「詩吟をしていれば、ご存知のことと思いますが…」という出だしで、サックス演奏の要諦をいろいろと教えていただきました。
 常日頃、安川先生がおっしゃっているような、「はじめの一吹き(第一声)で聞く人を説得する」とか、「両脇腹から、息を吸い込むイメージが自然に出来るにようになります」など、多くの共通点がございました。「一緒に、セッションしませんか?」と言われずにホッとしましたが、将来的にはサックスの伴奏で詩吟というのもステキかも知れませんね。