吸血鬼ハンター“D”

今思うと、正統派な物語。 
貴族のくちづけを受けた少女の依頼を受け、Dは強大な敵に立ち向かう!!
辺境一の吸血鬼(バンパイア)ハンター。その剣技と美貌で名はかなり有名である。人間と吸血鬼の間に生まれたダンピールであり、そのことが彼に哀愁をもたらしているように思えてならない。まだまだ多くの謎を秘めた主人公である。
ダンピール 人間と吸血鬼のハーフ。人間からは恐れられ、忌み嫌われ、吸血鬼からは蔑まれる悲しき存在。朝日や水に弱く地面に落ちる影は薄い…。
左手 Dの左手に宿る人面疽。Dとは仲が良いのか悪いのか。風・水・地・火を操り様々なことをやってのける。やはり謎は多い。しかしこいつが居なかったらDの物語は1冊で終わってしまうところだった。
青いペンダント Dの首に下げられている不思議なペンダント。最高の科学の結晶である貴族のからくりもこのペンダントの前には何の意味もなくなってしまう。
ドリス・ラン この物語のヒロイン。大柄な17歳の美少女。リィ伯爵に花嫁にと望まれ、Dを雇う。人狼(ワーウルフ)ハンターであった父譲りの鞭さばきは華麗である。物語が進むにつれ、次第にDに心惹かれていったようだ。
ダン・ラン ドリスの弟。8歳のまだ幼い少年だが、男として姉を守ろうとする心意気は見事。たまに少年らしいところも見せてくれる。Dの人柄、強さに憧れている。
グレコ・ローマン 村長の息子。ドリスに気があるらしく言い寄っていた。嫌なドラ息子。その割に麗銀星をだましたり、また、手を組んだりしてラミーカやDを苦しめるっということまでやって見せた。ところで、グレコローマンって何だっけ?
ルーク・ダルトン 村の治安官。30前の有能な人物。ドリスも信頼を寄せていた。
ローマン村長 村長。子が子なら、親も親。貴族の被害が広がらないようにと、色々考えていたらしいが…。村人の事を第一に思っていたのだろう。
ガルー 黒いインバネスをまとった人狼。不死身の狼に転じてなお、Dには力及ばなかった。ラミーカに従っていたが、実際は伯爵の従者であったようだ。
ラミーカ・リィ リィ伯爵の娘。3725歳。美しい女性。貴族として誇り高い精神の持ち主。それゆえに、‘ただの’人間であるドリスを花嫁に迎えようとする父に反発していた。それがドリスを助けることに…。Dに神祖の影を見い出し、あの方と呼ぶ。彼女もまたDに心惹かれていく。
ピーター・フェリンゴ 医師。30年前は人蜘蛛(スパイダー)ハンターだったらしい。ドリスを実の孫のように思い、純粋に心配していた。そこを狙われリィ伯爵の下僕と化してしまう。
マグナス・リィ伯爵 3757歳。城の主にして、第10辺境地区管理官。強大な力を持つ貴族で、彼がドリスを花嫁にと望んだときから物 語が始まった。吸血鬼の永い生命の営みに飽きていたらしく、刺激を求めていた部分もあるようだ。
ウェイトリィ爺さん 村の雑貨屋の主人。ドリスが噛まれたということを知った途端別人のように冷たくなった。これが、「貴族の口づけ」を受けた者への普通の人間の反応なのだ。
麗銀星(れいぎんせい) 美貌の空間歪曲人間。Dを殺して伯爵に貴族にしてもらい、なおかつ伯爵を滅ぼして自らが真の貴族の栄華を打ち立てることを夢見ていた。グレコとの間には、「時だましの香」を巡って因縁がある。グレコと組んでDを殺した。
拷零無(ごうれむ) 身長は2メートル以上、体重は150キロを越すであろう巨漢のはげ。最初麗銀星はこの拷零無とあと他2人とで大巨獣(ビヘイモス)ハンターをやっていると名乗った。
三姉妹(ミドウィッチの蛇女) 美しい3つの女の頭と蛇の胴体を持つ怪物。Dを快楽の罠にかけようとしたが寸前で吸血鬼と化したDに敗北する。
ギムレット とんがり頭の全身が流線型をしている男。麗銀星の部下。他2人のうちの一人。
チューラ 麗銀星の部下のせむしの男。他2人のうちの一人。
ウイッチ 麗銀星の部下。妖術師の老婆。別動隊として人知れず行動していた。
モリス爺さん ルシーの祖父。ルシーが貴族に襲われたことをドリスのせいであるとし、ランチュー夫妻、マッケン夫妻と共にドリスに詰め寄る。
ルシー モリス爺さんの孫。貴族に襲われる。
フー・ランチュー キム・ランチューの夫。キムが貴族に襲われたことをドリスのせいであるとし、ルシーを抱いたモリス爺さん、マッ ケン夫妻と共にドリスに詰め寄る。
キム・ランチュー フー・ランチューの妻。貴族に襲われる。
マッケン夫妻 ランチュー夫妻と同じ境遇に見舞われる。

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