リョーマさんの誕生日。

「おう、息子。今日は遅刻じゃねーんだな」
 実はこの時間では遅刻も同然だ。あと5分もすれば桃先輩が迎えにくる。
まったくこのオヤジも、毎日(年寄りらしく)早く起きているのなら、起こしてくれればいいものを。
「越前〜!!」
 やば。もう来ちゃった。はやく着替えないと…。オヤジの脇をすり抜けようとすると、後ろからよりかかってきた。なんなんだ、急いでるのに。
「俺が仕込をしてからもう14年か。歳をとるわけだ。」
「? 仕込??」
「いや、こっちの話だ。それより今日は母さんが腕によりをかけてうめぇもんつくるっていうから、クリスマスもいいが、はやく帰ってこいよ」
 今日は俺の誕生日だ。一度聞けば忘れられない日にち。よりにもよって、と思わなくもないが、俺のせいじゃないし。
「越前起きてるか〜!」
「なんだ、いつもいつも近所迷惑なやつだな」
たしかにオヤジのいうとおりだが、俺のせいでもあるわけで。
「じゃ、いってくる」
「おう」
 たぶん今日は、1年のなかでも1番自分の周りが騒がしい日。うるさいけど、いやじゃないしね。しょうがないし。
<終>

リョーマさんお誕生日おめでとう&メリークリスマス記念絵。

東京でChristmasに雪が降るわきゃないけど、ま、イメージってことで。

アメリカのほうじゃ、ものすご〜くド派手にお祝いされていたんじゃないで

しょうか。南次郎もサンタのかっこうをしたりしていたのだろうか…坊主だろうに(笑)

2000,12,24up