場合もある。.............................
結果が有形であろうと、無形であろうと、其れが【目的に適合】していなけれ
ば、その時のその人の働きは総てムダとなる。..............
したがって人の活動の結果が目的に適合しているかどうかは、極めて重要な問
題である。..............................
2.目的に適合しているかどうかと云うことは簡単に云えば【良いか悪いか】であ..
る。一言で云えば 品質 であり、英語で云えば Quality と云うことになる。
品質が目的に適合していなければ、ムダ働きとなり、その人にとって損失とな
るばかりでなく、関係者にも迷惑がかかることが多い。..........
例えば、一人の作業員のチョットしたミスが、本日の生産計画のブレークにな
ったり、欠陥のある部品が出来て、重大な自動車事故に関係があるようなこと
が起こることなど、絶対にあっては困るのである。............
すなわち【人の活動の結果は極めて重要であって、其れは常に必ず目的に適合
した結果にならなければならない】のである。..............
即ち【結果の Quality が目的に適合しているようにコントロールされている
必要がある】と言うことになる。....................
3.此処で少し話がややこしくなるのであるが、正しく云えば『 Qualityは 結果で..
あるからコントロールすることは出来ない』。即ち、ここで、.......
「結果の Quality が目的に適合するようにコントロールされている必要がある」
と言っていることは、実は【その結果を生む過程にある人の活動が、結果がそ
うなるようにコントロールされている必要がある 】と云うことなのである。.
そして一般に其の働きのことを Quality Control と言い、日本語では品質管
理と云われていて、身近にある物品の品質のこと(でもあるのだが)のように
思われたりしていて、時に誤解を生じ、或いは物議のタネとなるのである。.
4.結果には、常に其れを生み出す工程(過程)がある。その工程が、目的に適合..
するような結果を生み出すような状態にあれば、結果はそうなる。.....
即ちQCとは、工程を【目的に適合するような結果を生み出すような状態】に
作り、維持することだということになる。................
工程が、すべて人の活動であれば勿論であるが、その一部或いは全部が機械で
ある場合であっても、その機械を作り、操作するのは人間であるから『工程の
根本』はすべて『 人間の活動 』であることになる。...........
その働きの結果が目的に適合するものであるためには【その人或いは人達の働
きが、目的に適合するような結果になるようになっていなければならない】こ
とになる。..............................
5.従って、目的に適合するような結果を常に得ようとするならば、人の活動も機..
械によって生み出される結果も、其れが有形であろうと無形であろうと、..
【その工程に居る人の活動の仕方が、総て、目的に適合するような結果になる
ようにコントロールされていなければならない】と云うことになるのである。
『注』人は、他人をコントロールすることは出来ない。従って、人が目的に適合.
・・した結果になるような活動をするようにコントロールされていると云うこ
・・とは、其のような活動の仕方を自分で会得したか、或いは他人の指導を受
・・けるかして自覚し、自分の活動をそのようにコントロールしていると云う
・・ことである。...........................
6.かつて、工場に於いて、機械が発明され活用されることによって、生産量は画..
期的に増加したが、不良品の数も同じ割合で増加した。少し大げさに云えば、
オシャカの山が出来たのである。その対策は急務であった。........
.QCは、其のような環境の中で、考え出された『 Quality に対する認識 』と、
其の『 コントロールに就いての基本的な考え方 』である。........
同時に、総ての現象や結果がばらつくこの世界にあっては、関連ある状態を正
しく把握・判断するために、統計的方法が極めて有効な手段となった。...
即ち【バラツキに対する概念】と【統計的方法】はQCには不可欠な物であっ
て、有効に活用されることになったのである。..............
その為に品質関係の業務に統計的手法を使うことがQCだと思われていた場面
もあったという。...........................
7.日本の品質管理という言葉の意味には、不良品を選別して捨てたり、手直しし..
て、良品相当に修正したりすることが含まれている場合があるようである。.
然し手直しして必ず良品のようになるという保証はなく、充分に選別しても不
良品が絶対に良品に混ざらないと言う保証もない。............
従って『 総てが、必ず、良品として生まれなければならない 』のである。.
8.即ち 『 必ず良品が出来るように、絶対に不良が出来ないように関係者全員に..
事前に手を打つこと 』がQCなのである。...............
なお、全員が一人もミスをしなければその会社には問題が起こらない。...
従って『 QCは、社長を含めて全員がやらなければならない 』のである。.
§5 終わり....【QC関連HP】釈迦の教えとQCへ.....目次へ戻る