組み立て工業では、完成品に必要な多くの部分品が、適時に作られ、ある物は
部分的に組み立てられ、それらが最終完成品に総て組み付けられて、つぎつぎ
と連続的に、絶え間なく、順調に製品が完成して行く。..........
そのためには、完成品が出来上がる最終点を原点にして、それ以前に広がる全
ネットワークが、淀みなく、綺麗にそろって、一言で云えば、同期的に、活動
していなければならないのである。 ( Management by Synchronization ).
2.此れは、なかなか容易なことではない。此れこそ【 組立工業 】が、単なる...
【 進行工業 】と違って、大変難しい理由である。............
然し、全作業をコンベヤーで連結し、同じ速さで動かして、仕事をそのスピー
ドに合わせれば、全ネットワークの総ての作業ポイントに於いて、その時点に
必要なことが、ジャストインタイムに実施出来ていくわけである。フォードは
当時のことであるから、実際にやったことは小規模なことであったが、この事
に気づきコンベヤーをこの目的に使うことを試みたと考えられている。...
3.即ち、【 フォード・システム 】は、単なるコンベヤーシステムとは、基本的..
・に違うのである。つまり次の二つの目的にコンベヤーが使われているのである。
(1)全工場の作業の同期化と適性スピードの維持。...........
(2)必要な部分品は、作業者の手元に、適時に届けられている。.....
同じくコンベヤーが使われているが、単なるコンベヤーシステムと区別して、
【 フォード・システム 】と我々は称するのである。...........
§2 終わり.................次 §3 へ