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亡き人を映せと仰ぐ月鏡漏らす吐息も凍る冬の夜


紫乃さまにご無理を申し上げて強奪した秀句でございます。
私がぼやくようにBBSに書き残した句らしきモノ、
「仰ぎ見る月のさやけさ吐息漏る」を元に素敵アレンジして
お詠み下さったそうなのです!
この腰折れが、どうすればこんなに素晴らしいお歌に生まれ
変わるのでございましょうか……。激しく感涙でございます。

このお歌が生まれた背景として、紫乃さまと私には、
「大切な人を亡くした」という共通の想いがございました。
思わず涙した、紫乃さまのコメントを引用させて頂きます。

彼女は逝ってしまいましたが、彼女との思い出、
 彼女の想いは今も私の中で生きています。
 それは、私の大切な宝物のひとつでもあります


紫乃さま、本当にどうもありがとうございます!


霧ねずみ駄作

透明な闇空に、ひんやりと光って浮かぶ月。
それは仄白い鏡のようにも見えて……。
じっと目を凝らし、朧な影に願いを映した。

ダメなの? もう会えないの?

あきらめて、瞬きをした瞬間……!
届かないとわかっていても、手を伸ばさずにいられなかった。
涙と一緒にこぼれた吐息だけが、月に向かって昇っていく。

ありがとう……ありがとう。
私は元気だから……。うん、大丈夫。

心の中で、感謝の言葉をそっと呟いた。
懐かしい姿は、もう消えてしまっていたけれど。



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