■HOME > ■硯の水メニュー
▼硯の水▽学術書系▼




 大修館国語要覧
三谷栄一・峯村文人 監修/大修館書店

天下の教科書です。私の学生時代の遺物。捨てないでよかった。(笑)
きれいなカラー口絵、様々な資料など、何か知りたくなったときに調べやすくて実用的です。

 源氏物語手鏡
清水好子・森一郎・山本利達 著/新潮選書

当初、円地源氏全巻購入者の特典として発行されたものが評判良く、要望に応えて
一般販売されるようになったという本でございます。
対源氏物語といっても同じ平安時代のことでしたら、他の物語を読むときにも十分参考に
なります。王朝人の生活様式、行事、装束、常識など何でも。読み物としても楽しいです。

 日本の古代医術
槇佐知子 著/文春新書

サブタイトルは「光源氏が医者にかかるとき」です。
日本最古の医学書と伝えられる「医心方」を読み解き、王朝の人々が罹った謎の病気の
正体を現代人にも分かるように明かします。
原因から治療法まで具体的な例が引ひかれていて、大変興味深いです。
当時の特効薬の配合も載っていて、思わず試したくなるとか、ならないとか。(笑)

 宮廷文学のひそかな楽しみ
岩佐美代子 著/文春新書

明るく、あたたかい雰囲気の本です。宮廷の恐ろしい部分には触れておりません。
素敵で博識な先輩女房に宮廷のいろはを優しく教えて頂いているような、そんな気分に
なれます。登場するのは、清少納言から後深草院二条にいたるまで幅広く。おすすめです!

 百人一首一夕話
尾崎雅嘉 著・古川久 校訂/岩波文庫

江戸時代に著された百人一首の注釈書です。著者は江戸時代後期の学者さんだそうです。
ゆかしい古文体ですが、大衆向けに書かれているので読みやすいです。
驚くほど懇切丁寧な解説。それぞれの歌人についての逸話も豊富。
美麗な挿し絵も、本文と相まってとても味わい深いものでございます。

 歌枕歌ことば辞典 増訂版
片桐洋一 著/笠間書院

貴重な辞典。とても便利です。何気なくパラパラと読むだけでも楽しいです。
実際の使用例が豊富に用いられ、平易な言葉で解説されてあります。
和歌の意味を解釈したいとき、普通の古語辞典では物足りなく思いますよね。
そんな時こそ、この本の出番なのでございます。

 平安貴族の実像
阿部猛 著/東京堂出版

所持されておられる方も多いと思います。「官人としての平安貴族」の解体新書です。
平安雅の裏側で男達は熾烈な出世競争。如何にしてライバルを蹴落とすか…。
内容は、日常生活上の作法や決まり事、執務、年中行事など。実在の人物も多数登場。
愛しの藤原行成さまの多忙な1ヶ月が記されたページを、是非ご覧下さいませ。

 食の万葉集
廣野卓 著/中公新書

「万葉集」に登場する食物を解説した本です。それらの製造法や栄養分析など
科学的な面にもこだわりがみられます。
食材別に章段分けされているため、分かりやすいです。食材の出典のお歌も数多く
載せてあります。万葉人は、なかなかバラエティ豊かに食べていたようでございますね。
平安時代まで続く食物も、万葉の時代から多くありました。

 源氏物語図典
秋山虔・小町谷照彦 編/小学館

有職故実系の、ビジュアル面を重視した豪華で美しい本でございます。
源氏物語を例に引きながら、平安王朝の生活様式全般が解説されております。
ほとんどの項目に写真や絵図が豊富に盛り込まれ、カラーページも多数。
文字解説だけではイメージし難い装束についても、すべて画像つき。イメージがふくらみます。

 歴代天皇総覧
笠原英彦 著/中公新書

第一代神武天皇〜第百二十四代昭和天皇まで、駆け足で辿ってゆきます。
いっそ分厚い専門書よりも簡潔で分かりやすいのです。
平安時代や院政時のややこしい天皇交代劇も、サラサラっと概要が掴めます。
よく整理された系図と年表も付いていて、手元に一冊あると便利でございます。

 平安朝の生活と文学
池田亀鑑 著/角川文庫

宮仕えをする女性と後宮について、穏やかな優しい筆致で書かれております。
どの項目も「そこが知りたい!」という好奇心のツボを上手に押さえた内容になっており、
読み進めるのが楽しいです。ひとつだけ残念なのは、ビジュアル面がやや弱いこと。



■HOME > ■硯の水メニュー