今朝もはやり早く目が覚めたので7時にオフィスに。溜まっている仕事が多くなくても朝早いのは良くはある。特に普通だとなかなか目を通す余裕の無い業界紙の回覧などをじっくり読むことができるのは有難い。今までまったく馴染みの無かった分野だけにOJTだけでは足りない部分が多く、新聞・雑誌の記事を読んで役に立つことはとても多いのだ。
夕方は上司と飲みに行く。お互い家が近い場所ということで武蔵小杉にしたのだが、僕が当てにしていた店は本日休業。良さそうな店を探して歩いていたらちょっと怪しげな韓国料理屋を見つけた。食事の店なんだけれど店内はスナックそのまんまで、店員もスナックのママさん風の女性が二人。ブテチゲを頼んだらソーセージがSPAMではなく魚肉ソーセージだった。まぁ、普通に美味しかったし、ビールも結構飲んでビビンバで締めて一人3,100円で上がったから良かったんだけどね。店の怪しげな雰囲気に当てられて名前や住所を控えてくるのを忘れてしまった。今度行くときは気をつけよう。
朝食 - 炒り卵(寮食堂)、昼食 - 焼き鳥丼、夕食 - ブテチゲ(韓国料理屋)
案の定というか5時過ぎに目が覚めてしまった。今夜は夜に予定が入っているわけではなく、むしろ早く出社して溜まっていたメールを片付けたいのでさっさと身づくろいをし、6時過ぎに寮を出る。驚いたのは菊名始発の日比谷線直通列車に綱島駅から座れたこと。座席でPCを広げて作業するのも全く平気で、メールの整理をしたりこの日記を書いたりと通勤時間を有意義に利用することができた。これ、いいなぁ。しばらくしたら元に戻っちゃうんだろうけどそれまではこの生活を楽しもうか。
2時間、しかも誰にも邪魔されないとメールのチェックも快適に進む。9時には300通あったメールに一通り目を通すところまでは行った。おかげで溜まっていた仕事をさっさと片付けることができ、7時過ぎには退社。でも、9時に出社したと考えると9時まで会社にいたことにはなるんだなぁ。
寮の部屋に戻るとそろそろ眠くなっていて、身動きが取れなくなる前に風呂に入ってしまってあとはメールやWebサイトをチェックする。昨日も書いたがTreo 650良すぎ。メーラー・Webブラウザ・2chブラウザどれをとってもW-ZERO3 esより使い勝手がはるかにいい、ベッドの中やマッサージ椅子の上でネットにアクセスすることが再び億劫でなくなった。いっそWillcomをBluetoothモデルに機種変更してTreoと2台持ちしてもいいなぁ。
朝食 - 焼き魚(寮食堂)、昼食 - 葱味噌ラーメン(社員食堂)、夕食 - 肉野菜ラーメン(社員食堂)
ふと目が覚めて時計を見てみるとまだ深夜の1時。まぁそんなものだろう。目を瞑ってベッドの中でじっとしていたら6時ごろまでなんとか眠ることができた。起きてから昨日の残りの作業に加えてニューヨークであった人にメールをし、一通り片付いたところで朝食。これで7時半。
今日は疲れていたこともあり、外には遊びに出かけないことに決める。その代わり修士論文の英語の校正作業をする。ファイルを見直してみると作業を終えていたはずの部分がなぜか手付かずになっていてちょっと焦る。あっさり作業を終えられるつもりでいたのだが思ったよりもてこずり、夜9時までかかってしまった。やっぱり気力体力ともにちょっと消耗しているのかも知れない。
もちろんその間に完全にかかりきりになっていたわけではない。昼食は外に出てその後Bookoffで立ち読みして2時間潰したりしたし、デスクでできる作業も少し。まずはニューヨークで買ってきたQuickenをPCにインストールしてみたのだがこれは途中でギブアップ。インストール自体は躓かなかったのだけれど、僕が想像していたのと機能がかなり違いどう使い始めて良いのかわからなかったのだ。僕の知っているQuickenはHP 200LXに内蔵されているPocket Quicken。これは複式簿記での記入が可能な小遣い帳なのだが、現在のQuickenは各種のオンラインアカウントへの接続機能の集まりみたいになっていて、そもそもどう科目を作ってよいか分からない。ニューヨークで一緒にQuicken for Dummiesでも買ってくれば良かったな。200LXを置き換えるという計画はしばし延期の必要がありそうだ。
もう一つはTreo 650からのBluetooth経由でのインターネット接続。これは以前に挑戦して挫折していたものなのだが、向こうでTreoを久しぶりに使って使いやすさに感動したため、是非ともと言うことで再挑戦したのだ。上手く動かなかった原因は他のアダプタとの干渉。無効にしてある無線LANアダプタに196.168.0.1のIPアドレスが何故か固定で割り当てられていて、それがICSで利用するアドレスに干渉していたのだ。動くようになってみるといたって快適。遅延が少ない分GPRSで使うよりむしろ快適かも知れない。唯一残念なのはインターネットラジオの利用。32kbpsのストリームまでしか聴く事ができないのだ。ただこれも部屋の中でヘッドフォンを使うことはなさそうだし(ヘッドフォン端子を触るとまた通話が出来なくなりそうで)、内蔵のスピーカーで聞くならこれで十分なのだ。
朝食 - めざし(寮食堂)、昼食 - レバニラ炒め(北京亭)、夕食 - カレー(寮食堂)
機内では席に着いてしばらくしたら眠ってしまい、気が付いたら食事の時間が終わっていた。その後もウトウトという程度だが成田到着寸前まで眠ることができ、まぁまぁ楽なフライトだった。思っていたよりも疲れていたのかな。
空港からは横浜行きのリムジンバスを試してみる。途中事故のため渋滞があったがそれ以外はスムーズに流れた。YCATから東急の駅までは少し歩くけど、成田での乗り場は駅よりはずっと近いから合わせればトントンかな。個人的には車窓からの眺めは鉄道より良いと思う。
綱島で食事をしてから戻ったのだがそれでも思ったより時間がある。あまり早くに寝付いても翌朝目が覚めるのが早くなりすぎるので、機械的にできるようなWeb上での作業をやってしばらく時間を潰し、10時ごろに寝る。
朝食 - 機内食、夕食 - きのこのスープカレー(ハンジロー)
朝6時に雨音で目が覚める。正直ちょっと眠いのだが、その分機内でゆっくり眠れるだろうから良しとしよう。機内でやろうと思っていた家計簿の記帳などを済ませてしまう。しばらくしてから着替えて残りの衣類をバッグに詰めたらそろそろ宿を出る時間。オーナーと部屋でコーヒーを飲み、外まで送ってもらう。ルーズベルト島からJFKまではとても近く、45分ぐらいで着いてしまった。
帰りもスーパーエコノミーシートへのアップグレードに成功。もちろんラウンジにも入ることができる。が、今日は平日だからかかなり早い時間に入ったのにビジネスデスクは満員。無線LANを使うのも勿体無かったのでTreoのpdaNetを使ってインターネット接続。今回はTreoは本当に活躍してくれた。日本に戻ってW-ZERO3 esを使うのが嫌になるなぁ。月額$30のプランを残してあるので出費が痛いのだが、どこでもメールもmixiもアクセスできるという便利さには換えがたい。年に2度くらいは海外に出るなら、という話だが。
さて、また日本での生活だ。
朝食 - おにぎり(空港ラウンジ)
今日がNYUの卒業式の当日。見物に来たいという友達との約束もあったので出かけることにした(友達には昨日電話で状況を説明した)。8時にユニオンスクエアで待ち合わせ、朝食を久しぶりにThe Adoreで食べる。繊細なサンドイッチは日本でも食べられるがフレンチコーヒーが懐かしい。買って帰ったポットは日本でまだ使っていないんだよな。
その後は会場のワシントンスクエアに。友達はゲスト席に入ったが、僕はそれも悔しかったので会場の外側になる公園から眺めることに。考えてみたらこういう体験もなかなかできないものではあろう。そもそも公園で何時間もボーっと過ごすこと自体ニューヨークではやったことがなかった。犬を連れて散歩している人がしょっちゅう通っていく。
式は結局12時過ぎに終了。ジャズオーケストラとコーラス隊によるNew York, New YorkやTake the A Trainの演奏があった辺りがNYUらしい。使わなかった衣装を返却し、友達と合流する。せっかくなので昼食を一緒に、ということで、久しぶりのFleur de Selに行き、ワインのペアリング付きの5品のコースを奮発した。料理もさることながらペアリングのセンスがすばらしく、フォアグラに白、ヒラメのソテーに赤を合わせてきて、しかもそれが実に料理に合っている。日本でもこういうレストランを見つけたいのだけれど、どういう情報ソースから拾ってくれば良いのだろうか。
友達とはここで別れ、僕は帰りにギャラリーに寄っていくことにする。Gagosian Galleryのアッパーイーストサイドの展示スペースで村上隆展をやっているのだ。確かニューヨークから帰国する直前、彼がBrooklynのファクトリーを閉じて日本に戻ったという記事がニューヨークの新聞に載っていて、今はどんな作品を作っているんだろうということに興味があって足を運んだ。ここの展示スペースはビルの2階分を使った広めのスペース。今回の個展はそれぞれの階の半分ずつを使った2部構成となっていた。第一部はお花に目と口が付いている例のキャラクターを使ったもので、同一のイメージを色だけ変えてずらっと並べている。題材が花ということもあり、僕は真っ先にウォーホルの連作を思い出してしまった。で、第二部は、なんとびっくりというか達磨の肖像画。もちろん彼の作品なのでスーパーフラットなタッチで描かれているのだが、明らかに筆で書いた墨の飛び散り方を意識したものになっている。現在Japan Societyで開催中の禅画の展覧会に合わせたのだろうか。出来栄えは、正直「うーん」とうなってしまうが表現者としては誠実なのかもしれない。彼のインタビュー記事を以前に読んだときに、アメリカに留学する前は色々な表現手法を食い散らかしていたが、アメリカに来て描くべきものが見つからず悩みぬいた末に綾波レイを描き始めたのが今のスタイルの原点だ、という言葉が印象に残った。そういう意味では、Hi Hi Puffy AmiYumiというアニメが作られるほど日本のサブカルチャーがアメリカに受けられている現在、今までのスタイルを続けていくことに意味があるのか、と悩み、その答え一つとして禅画にたどりつくというのはある意味とても判る気がする。
地下鉄とトラムを乗り継いでハルミヤへ。シャワーを浴びた後に帰りの荷物を作る。拾ったフライヤーなどあって名残惜しいのだが持って帰っても収納するスペースが無いので心を鬼にして捨ててしまう。おかげでなんとか来たときと同じボリュームになった。今度旅行に行くときは下着の数を減らそう。
一息ついたところで再び外出。夕食は久しぶりのGahm Mi Oakで。昼とは正反対のあっさりメニューだが、こちらも相変わらず旨かった。ニューヨーク最後の夜はWebster HallでのCorneliusのライブ。何もわざわざニューヨークでコーネリアス、とも思ったのだが、日本ではチケットを取りづらいだろうしニューヨークでどんな人間が見に来るのかにも興味があってこのライブに行くことにした。彼のライブは2度目、前回もニューヨークで2002年のことだったからPointのレコ発だったことになる。そのときの会場はBowery Ballroomだったから今回は気持ちだけ広くなった。最近の日本のポップカルチャーブームで分かりにくくなってしまったが、日本のポピュラーミュージックとして一般の音楽ファンに評価が高かったのは彼やPizzicato Fiveのようなジャンルの音。Shibuya-keiという単語はアメリカの音楽雑誌では特に解説無しで通用している。ライブはVJを多用した視覚的にも派手なもの。僕は彼の音楽はアルバムも聞いておらず良いリスナーではないのだが、今日のライブをニューヨークと言う場所で聞いて渋谷系の音楽が他のジャンルに先駆けて評価された理由がなんとなく分かった。アメリカのミュージシャンの多くはどれほど才能が先行したタイプの人でもエンターテイナーとして完成された部分が却って鼻についたりする部分があるのだが、Corneliusの楽曲・演奏はそういう泥臭さを持っていない。この種の泥臭さが悪い、と言っているわけではないが、少なくとも当時のアメリカの音楽ファンにとっては新鮮を通り越してある種の衝撃だったとしても不思議ではないと思う。渋谷系というジャンルについてはその種のインパクトは今は薄れてしまっているだろうが、それでもこれだけの会場を満員にするのは彼のミュージシャンとしての実力あってのことだろう。ライブも納得。
帰りにスーパーで土産のチョコレートを買い、バーでビールを一杯引っ掛ける。トラムに乗ってハルミヤに戻り、さっとシャワーを浴びて寝る。
朝食 - 玉子のサンドイッチ(The Adore)、昼食 - フォアグラのラビオリ・ヒラメのソテー(Fleur de Sol)、夕食 - ソロンタン(Gahm Mi Oak)
今朝も少し朝寝坊。昨日言われたとおり指導教官のオフィスに朝一で電話をかけたのだが不在だったのでマンハッタンに出かける。最初の目的地はJapan Society。中世の禅画の展示会をやっているのだ。今回の展示会は日本から国宝1点に重文14点、さらにアメリカやヨーロッパのコレクションからもそれに負けない作品が集まった重量級のもの。12世紀から16世紀の日中の作品を対象としたものだそうで、それが理由なのだが、「禅画」と聞いてぱっと思い出す一本線で書いた顔にちょんちょんと目鼻を打ったようなほとんど抽象画という作品は出ておらず、どの作品もそれなりに写実的な表現のものだった。作品の迫力は凄い。ニューヨーク滞在中で日本人としての自分のルーツやアイデンティティに揺らぎを感じている人ならこの分野に造詣が無いと思っていても伝わるものはきっとあるだろう。好事家は日本からでも見に行く価値はあるかもしれない(図録を見たが巡回の予定はなさそう)。ただ、普通の日本人が見に行くにあたって残念と言うか惜しいことが一つある。宗教画の展示会としてキュレーションがなされているので当然作品の解説もそれを踏まえたものになっているのだが、英語に直されると何がなんだか分からないのだ。単語だけでもビジネス系の英語が相当できる人でも全然太刀打ちできないようなものが並ぶから携帯辞書は必須だし、辞書を引き引き読んでも説明全体としてのコンセプトが伝わってこないからもどかしい。もちろん上に描いたように作品が持つ力は圧倒的なのでそれから感じられるものだけでいいじゃん、と考えても良いのだが、解説がある以上は読んで理解したいではないですか。だれかが私家版の解説を作ったりはしないだろうか
昼食は今まで食べてない何か、と思いチャイナタウンに行って久しぶりのNyonyaに(と言っても帰国直前に食べたが)。マレーシア料理は寒い時期より暑い時期の方が似合うな。ゆっくり食事をした後に昨日買ったチケットでA Chorus Lineに。リバイバルとはいえ有名なミュージカルなのに会場が小さくてステージまで近いのが嬉しい。あの"One, singular sensation"という有名なテーマ曲と華やかなラインダンスのイメージがあったのだが、実際には結構シリアスな作品だった。それでも甘いだけの作品よりはずっと見ごたえがあり、今の目からするといささか時代がかって見えるような設定もきちんと吸収できていたと思う。あと、高良結香という日本人女性がメインキャストで登場していたのにはびっくりした。凄い努力をしたんだろうなぁ。
会場から出てきたら携帯電話に大学の学生課から電話が入っていた。折り返してみると僕は今回卒業式に出る資格がなかったとのこと。おい、それはないだろ。とはいえこのタイミングでニューヨークに来たのは絶対直接会って解決しなきゃいけないトラブルがあると思ったからだしなぁとか、式典だけの話だし実際に単位が向こうになる話よりはいいよなぁとか、そっちの方に意識が行ってしまう自分にむしろ驚く。こういう時にはまず怒ったり嘆いたりという率直な反応が素直に出ないと人として駄目なんじゃないかと。とりあえずオフィスに出向き、やはり卒業式には出られないという話になる。是非もなし、か。
今夜は夕方は卒業式の前夜祭のイベントがあり、そちらぐらいは良いだろうということで会場のワシントンスクエアに出向く。屋台が出ていたりして賑やかなのだが到着したときは大混雑。途中で外に出て食事をしたりして時間を潰し、7時からは55 barのEarly Showに。今夜の出演はSheryl Baileyという女性ギタリストのトリオ。ベースではなくキーボードが入っていることもあり、音はあんまりアーシー過ぎずに適度な華やかさがある。1時間ほど聴いていると、あぁ落ちててもしょうがねぇなぁとりあえず今回のトラブルはとっとと片付けて日本に戻ったら論文に集中するか、と気持ちを切り替えることができた。音楽の力ってありがたい。
ライブを出るとまだ前夜祭が続いている。ちょっとシケた花火が上がって前夜祭が終わった後、ゲストチケットを譲った友達と合流。一緒にバーで一杯飲んでからハルミヤに戻る。10時前に戻ったのだが卒業式に関連するメールを出していたら気が付くと12時前。時間が勿体無くはあるのだが…。
朝食 - バームクーヘン、昼食 - プローンミー(Nyonya)、夕食 - グリーンカレー(Boyd)
旅程の半ばで少し疲れが出たのか、ベッドの中で体が重い。今日は昼間に用事があるわけではないので、しばらく長寝を決め込むことにする。ハルミヤを出たのは結局9時過ぎ。ユニオンスクエアに移動して朝食を久しぶりにJoe the Art of Coffee。いつも行ってた木曜日ではないからか馴染みのウェイトレスがいなかったのは少々さびしいが、この待ち随一のアイスコーヒーとDougnut Plantのチョコレートドーナツの味は相変わらず。Dougnut Plantは日本にも進出していてあちこちで見かけるけど、やっぱりニューヨークで食べたいよね。
朝食の後はSkirball Centerに向かう。今日はUnderwood New Music Readingsというアメリカの作曲家団体が開催するイベントがある。現代音楽の作曲家が交響楽曲を作曲する場合、例えば楽器間のバランスだとか演奏者・指揮者への指示の出し方など、やはりオーケストラに演奏させてみないと分からないことが多いらしい。このイベントは、公募した9つの現代音楽の交響楽曲を実際にプロの指揮者・オーケストラに演奏させた上で作曲者にフィードバックする、というものらしい。そんな訳でバリバリの現音のイベントなのだが、もちろんそこまでの背景を知ったうえで出かけたわけではない。単に昼間にやっている音楽イベントがないかな、とTimeOutで調べて見つけただけだ。それじゃあさぞかし退屈だったろうと思われるかもしれないがこれが案外面白かった。演奏中に指揮者が演奏をブツブツ切っては指示を入れてやり直したりするので普通のコンサートとしては失格なのだが、セッションを通して音楽を作っていく感じが新鮮で、クラシックでもこうやって音楽を作っていくんだー、と言うのを初めて知った。演奏がヴィヴィッドだったせいか会場が小さかったせいかハーモニーも普段のクラシックのコンサートより新鮮に聴こえる。面白くなかったら途中で退席しようと思っていたけど結局3時間ずっと聴いてしまった。得した気分。
コンサートの後はBaluchi'sで食事をしてからダウンタウンのtktsに。水曜日はいくつかのミュージカルでマチネがあるのでチケットを買っておこうかと思ったのだ。結局A Chorus Lineのチケットを購入。明日が楽しみ。その後はGapでシャツを買い、さらにLoehmann'sでシャツとネクタイを購入。日本で買えばよさそうなものだが、いまだに衣類はどこでどんなものを売っているのかよく分からないのだ。さらにthe Food Emporiumで気に入りのブランドのインスタントコーヒーを、Circuit CityでPC版のQuickenを購入。挙句にミッドタウンで途中下車して57th St.近辺のギャラリーをいくつか覗く。Cohen Amador Galleryで展示していた金村修の風景写真が主な目当てで。それは面白かった。東京の風景のうち一番乱雑な部分、例えば自転車が無断駐車されているような近郊私鉄の駅前とかの風景をモノクロ写真で切り取っている。こういう部分って実は日本人のクリエイティビティの根っこだと思う。
ハルミヤに戻ると思ったより遅い時間になっていた。荷物を置いて10分ほど休んだ後に再びマンハッタンに。今夜も友人と食事の約束がある。場所はAquavit、ミッドタウンにあるスカンジナビア料理のレストランだ(65E 55th St. bet. Park & Madison Aves, Tel:212-307-7311)。メインのレストランよりカジュアルなスペース、という位置付けらしいのだがそれでもドレスアップした客が多い。値段もちょっと高めでさすがだねーとか言いつつ注文したらボリュームはかなりあった。2人なら前菜盛り合わせのSmorgasbordとメインを一品頼めば結構満足できるのではないだろうか。味の方はちょっと珍しい料理らしさもあり満足できるものだった。友人はこの3月に日本に帰ってきていてその時にも会ったのだが、それ以来の話に花が咲いた。
食事の後に論文指導教官と話す予定だったのだが、電話をかけてみると今夜は急用が入ったので明日の日中に電話をかけて欲しいと。論文の話は今夜片付けて明日フリーにしたかったのだが仕方がない。まだ9時前だったがライブの誘惑を振り切ってハルミヤに戻り、溜まっていた書き物を片付ける。
朝食 - ドーナツ(Joe the Art of Coffee)、昼食 - パコラ・チキンティカマサラカレー(Baluchi's)、夕食 - 前菜盛り合わせ・ミートボール(Aquavit Cafe)
今日はいよいよ学部の方の卒業式。場所はGrand Central駅横のHyattなので、ホテルからM42のバスで行くことにする。これほど荷物が多くなると思っていたら宿の移動日から外したのだが後の祭り。背広を着た上に山のような荷物を抱えてホテルをチェックアウト。集合時間が10時半だったのでそれほど慌しくないのが救いだ。
会場のHyattに着いて最初にやったのは当然荷物を預けられる場所を探すこと。が、どうやらそういう大荷物を担いで来ている人間はほとんどいない様子。「式の間は家族に預かって貰ったら…」と言われ、そうか家族を呼んだりする人もいるのか、と気がつく。大学院の卒業式に親を呼ぶなんて全然頭になかった。母親を呼べば喜んだかもしれないな。ともあれその後さらに話して、関係者の着替え室に置いても良いということになった。但し式中は人がいなくなるということなので念のためにパスポートなどは背広のポケットに入れる。ついでに衣装もここで着てしまう。帽子が少し小さめで頭の上にぴょこんと乗ってしまっている感じになるのが少しみっともない。
式場へは学科ごとにまとまって入場することになっており、学科ごとの集合場所が指定されている。ぶらぶらしていると徐々に学生が集まってきた。とはいえ僕はオンラインクラスばかりだった上に授業を取っていた時期が必ずしも重なっているわけではないので名前すら見覚えのない生徒が多い。入学以来ずっとお世話になった学生掛の女性がやってきてこちらは素直に懐かしかった。
会場への入場はなんとバグパイパーが先導。こういう伝統というのはどこから来ているのだろうか。卒業式自体はまぁ当たり前のもので、教員や来賓、学生総代の挨拶の後に一人一人に卒業式の参加証を手渡し(卒業証書は後日郵送。僕はどのみち修士論文が片付くまで貰えない)、最後はバイキング形式の懇親会。自分の名前が呼ばれたときはやはり感動して、あぁこれが論文が片付いて卒業が確定していたらもっとよかったのになぁと思ったのだが、来年になれば休みが取れるかどうか分からないからな。今日は素直に楽しんでおこう。懇親会は学生同士の交流というよりは学生と家族との懇親会だったようで、一人で来ていた僕は少し早めに退散。
会場を出た後は次の宿泊場所に移動。ルーズベルト島にあるハルミヤという民宿(になるのかな、但し食事は出ない)だ。実はここのオーナーは日本から来た友人が宿泊してから友人になって、ニューヨークにいる間定期的にグループで食事に出かける仲だったのだが、宿泊するのは今回が初めて。トラムの駅から25¢のシャトルバスで3分歩いて10分程度。バストイレは共用の6畳ほどの部屋で、インターネット接続のできるPCもある。今回は使わないがキッチンも利用できる。これで一泊$55は有難い。
一息入れたところでハルミヤを出てマンハッタンに。Bereketでミックスグリルをがっつり食べた後にMercury Loungeに向かう。今夜はMercury LoungeとBlue Noteの連荘をするつもりでいた。Mercury Loungeは7時からの開始で、せいぜい20分ぐらいから始まるかなぁと思っていたら始まったのが7時55分…。何度も自分で書いてたじゃないか、懲りない奴、と笑っていただいて結構なのだが、何しろ最初のセットだし、しかも今夜はレイトセットと入れ替えがあるのでいくらなんでも遅れることはないだろうと思っていたのだ。
あんまり好みのジャンルでもなかったので早々にBlue Noteに移動。今夜の出演はNYUのジャズ専攻の学生のビッグバンドNYU Jazz Orchestra。NYUの卒業式でNYに来ているのでこういうのもいいかな、と思ったのだ。今年のメインの指導教官がサックス奏者のChris Potterのようで、学生のオリジナル曲を何曲かやったほかは彼が学生に書いた曲を演奏していた。それもあるのか、ビッグバンドとしては特殊な編成ではないのだが、今までに聞いたことのあるビッグバンドとはちょっと違った雰囲気がある。ビッグバンドって学生バンドから昔ながらの名門バンド、あるいは有力なプレイヤーのサイドプロジェクト、どれをとってもそれなりに目的がはっきりしていると思うのだが、そういう意味ではちょっと特殊なバンドの成り立ちが影響しているのかも知れない。それでも楽しいイベントだったし、予想外の出会いもあった。ピアノを井川弥生さんが弾いていたのだ。彼女がNYUでジャズを専攻していることは知っていたが、まさかこのイベントに出ているとは思わなかった。オフィシャルサイトは消えているし最近myspaceでも近況を見なかったのだが、映画音楽をプロジェクトに参加したりDTMのヘビーなクラスを取ったりと頑張っている様子。このビッグバンドは木曜日の卒業式でも演奏して彼女も参加するらしいので式の楽しみが一つ増えた。
朝食 - モーニングビュッフェ(ホテルカフェテリア)、昼食 - バイキング(ホテルレセプションルーム)、夕食 - ミックスグリル(Bereket)
今日は日曜でチェルシーのギャラリーが休みなのでウィリアムズバーグに出かけることにした。せっかくなのでレストランも廻りたく、ホテルでの朝食はコーヒーと果物ぐらいにして出かける。ウィリアムズバーグでまず入った店はChai。この手の繊細なエスニック料理は探せば東京にあるだろうと思いつつ、今のところ見つけられていない。いつもと同じトムヤムヌードルを頼んだがやっぱり旨かった。あとはギャラリーやショップを冷やかして廻る。Brooklyn Industriesで以前に買おうか悩んだシャツが特価になっていたので思わず買ってしまう。本当は明日が宿の再移動なのでそれまでは買い物は控えようと思っていたのだが、シャツ一枚くらいならいいかな。インテリアショップを覗いて面白いものを見つけたりしたがこちらは我慢我慢。一方でギャラリーは閉まっていたり展示がピンと来なかったりでなかなか当たりがない。
しばらくぶらぶらして小腹を減らしてからBonitaに。ここでもいつもと同じメキシカンコーンとライムスープを注文。ヒスパニック系の料理は東京だとどうしてもレベルが落ちるんだろうなぁ。最後にStay Gold Galleryに寄り、ようやくちょっと気になるイベントを見つけた。開催していたToo Art for TV, Tooは、ニューヨーク在住のアニメーターの作品のイベント。基本的に二次元作品のイベントなのだが、絵画、版画、コラージュと出展されている作品は多彩だ。作品はアニメーター個人のもので彼らが生業としているアニメーションとは全く関係が無い。言われてみればちょっとアニメっぽいかな、という作品もあれば全く関連を感じさせない作品もある。正直なところ芸術作品としては素人に毛の生えた程度のものが多く見て面白いかと言うと厳しいところ。だが、今回が2回目の開催ということで、続けていけば今後面白いイベントに育っていくかも、とは思う。日本政府もクールジャパンを支援、とか言ってるのならこういうイベントを支援してみてはどうだろうか。
J Lineでマンハッタンに戻り、J&Rを少し覗いてからホテルに戻る。今日は思ったよりも寒くてずいぶん体温を奪われてしまった気がする。なにしろ卒業式のために来ているわけで、風邪を引いて出席できなかったとかいう話になると何しに来たのか分からない。なので夕方はホテルの部屋でゆっくり過ごすことに。幸か不幸かやることはある。修士論文の英語表現の改善作業だ。校正を人に頼んだりしてそれはそれでとても役に立ったのだが、とことんやろうとすると結局自分で辞書を引いて一つ一つ潰していくのが早道のような気がする。特に役に立つのが研究社の新編英和活用大辞典。これで名詞を引いて使いたい形容詞が載っているかどうかを調べていくのだ。気の遠くなるような作業で効率が悪すぎる、と思ってきちんとやらなかったのだが、何度か校正を終えた今の状態であればそれほどの手間でもない。作業のお供はradioio Jazz。ホテルのインターネットサービスから128kbpsのものが利用できる。今回はJBL on tourを持ってきたので音質も満足のいくもの。
夕方は友人と食事。Grand Central駅の近くで、ちょっと変わっているけど重たくもない料理がいいな、ということでRiingoを予約していた(205 E 45th St bet. 2nd & 3rd Aves., Tel:212-867-4200)。名前は「りんご」と発音し、ニューヨークの愛称ビッグアップルと引っ掛けてある。iが重なっているのは看板を注文したら間違えて書いてきたからそれが面白くてそのまま使っているのだとか。有名シェフが出したスカンジナビア料理と日本料理のフュージョンの店ということでどんなものが出てくるか楽しみにしていた。ミッドタウンで日曜夜だからか、店内は結構ガラガラ。非常にモダンな雰囲気で、壁にアートを飾る代わりにロウソクの画像をプロジェクターで映しているあたりのセンスがいかにもニューヨーク。店員も親切丁寧で気持ちがいい。が、料理は普通だったかな。突き出しに出てきた煎餅とパコラのあいのこのようなクラッカーと枝豆山葵のディップとの組み合わせにはおっと思ったが、メインに頼んだ寿司と刺身のプレートはふつーに駐在員向けの日本料理屋で出てくるタイプのもの。味のレベルはともかくとして、例えばスシサンバみたいなとんがったものを出してくれたら楽しかったのに。
外は寒くなってきたので地下鉄でホテルに。明日は学部の卒業式だ。
朝食 - トムヤムヌードル(Chai)、昼食 - ライムスープ・メキシカンコーン(Bonita)、夕食 - 寿司・刺身(Riingo)
卒業式の髪型はニューヨークでセットしようとHairMateを予約していた。このために日本でしばらく散髪に行ってなかったので襟首のあたりに汗がこもって辛かったのだがようやくすっきりしてホッとする。
午後はマンハッタンのギャラリー巡り。最初に出かけたのはロウアーイーストサイドにあるSUNDAYというギャラリー。最近はこのエリアに面白いギャラリーが増えてきた。Asuka Ohsawaは2005年にFreight + Volume Galleryで個展を見て以来になる。基本的なタッチはそれほど変わっていないのだが、作品の印象はずいぶん変わった。背景が遠近感の無い浮世絵風のものになり、主人公がバーレスク風のセミヌードの女性(あるいは動物の属性を持つ半人間)に、そして完全な動物としてのキャラクターは主人公と少しタッチを違えたいかにも昔のアニメ風の絵柄になっている。個人的には前回の作品に比べて少しゴチャゴチャしすぎではないか、とも思ったのだが、イラストではなく芸術作品としての個性なり毒なりを持たせようとするならこういうアプローチはアリなのだろうとも思う。
その後にMercury Loungeに寄り、滞在中に行きたいライブのチケットを購入。この近所のライブハウスがずいぶん閉じちゃったけどそちらは…という話を振るとうちはあと10年は大丈夫という頼もしい返事が返ってくる。僕が帰国してからでもTONICとSin-eが閉じてしまったし、滞在中の話をすればBottom Line、Fez、C-Note、Continental、CBGB…。そういえばIrving Plazaも潰れてはいなかったがFillmoreと名前が変わっていた。チケット購入後はイーストヴィレッジをぶらぶら散歩し、久しぶりのVillage Mingalaで昼食。
エネルギーを補給したところで今度はチェルシーに。Chelsea Art Museumを覗いてみたらやなぎみわの個展が開催中だった。最近彼女の作品には妙に縁がある。今回はDeutsche Bankのコレクションからの展示ということだったのだが美術館の1・2階をほぼフルに使う充実したもので、エレベーターガール(英語表記はElevator Girl"s"、なのだな)・My Grandmothers・老少女奇譚という彼女が今まで手がけたシリーズすべてをカバーする展示となっていた。エレベーターガールと老少女奇譚は別々の展示で見ていたのだが、My Grandmothersシリーズからの作品を加えて一つの展覧会にしたことで彼女の作品に通底する世界観がよく分かるようになっている。正直三つのシリーズが重なり合って見えてくる世界はいささか過剰にポリティカルな気もするのだが…。特にエレベーターガールからの作品はかなり大判のものがどかんと展示してあり、見ごたえは十分。チェルシーに来るのであれば時間を取って覗いていく価値は十分にあると思う。そのほかにもいくつかの面白い展示に出会った。Lehmann MaupinギャラリーではMr.の個展が。僕が彼の作品を見たのは2005年のリトルボーイ展になるが、海外でこれほどの評価を受けているとは知らなかった。日本人の目では児童ポルノにしか見えないのだが、当地の紹介文を見ているとこういうキャラクターがイノセントでユーフォリックなのが衝撃的らしい。言われてみればそのあたりに日米の文化のギャップがありそうな気もするが…。
夜はライブをハシゴ。一本目はDizzy'sの去年も見に来たJuilliard Jazz Orchestraのイベント。これも去年と同じくDuke Ellingtonのナンバーをやって、後半にベテランのジャズボーカリストが入る。これって恒例のイベントだったんだねー。いまさらながら気づいたのだが。今回は7時半のセットに出かけて何とかバーの隅に座ることができた。窓が全然見えない場所だったのでしまったと思ったが今日は夕日がきれいに見える天気でもないのでまぁいいやと思い直す。今年は去年感じた堅さや余裕の無さは感じなかった。バンドの仕上がりの違いなのだろうか、それとも僕の耳が錆び付いてきているのだろうか。今年のゲストボーカリストはErnie Andrews。かなりのご高齢ではとお見受けしたが纏っているオーラは若手とはやはり違う。上手い下手ではなく(いやもちろんとても上手いんだけれど)こういうベテランの人のショウの雰囲気っていうのは次の世代にはおそらく受け継がれないだろうから、生で見る機会があったというのはとても値打ちのあることだと思う。
続いてJazz Standardに移動。今夜の出演者、Turtle Island String Quartetは名前の通りバイオリン3本チェロ1本の弦楽四重奏のユニット。何でそんな人たちがJazz Standardで?実は彼ら、ジャズを弦楽四重奏のフォーマットでカバーしているのだ。最新作はJohn ColtaneのA Love Supremeのカバーだそうで、今日はそのレコ発ということになるらしい。演奏を聴いて驚いたのは、弦楽四重奏の流麗さを保ちながらなおかつタイミングの取り方がバップしているのでちゃんとジャズに聞こえると言うこと。ジャンルは違うがRasputinaが(少なくともライブでは)聴き終わったときの印象がほぼ100パーセントロックのものでクラシックの印象を受けないのに、こちらは今まで聴いたことの無いものを聴いた、というインパクトを与えてくれる。僕は実はA Love Supremeを未聴なので、オリジナルと聞き比べてみると感想が変わるかもしれないが…。ともかく世界は広い。面白いものを聴くことができた。
朝食 - モーニングビュッフェ(ホテルカフェテリア)、昼食 - モヒンガー(Village Mingala)
目が覚めたのは9時過ぎ。昨夜は遅くまで飲んだし時差ぼけが残っているしで結構眠いが今日は昼に約束があるのであまりゆっくりもしていられない。カフェテリアで朝食を取ってトラムの眺めを再度楽しんだ後、タクシーに乗って次の宿泊先のHilton Times Squareに。このホテル、Hilton HHonors Cardで溜めたポイントが使えたので泊まったのだが、この時期に普通に泊まろうとすると一泊$499という信じられない値段がする。便利で広くて快適なホテルではあるのだが別にハイソサエティ感があるわけではなく、それでこの値段か…とは思ってしまう。有難いのはこのエリアは通勤で毎日歩いていたので周囲のどこに何があるのかは熟知していること。
今日の昼食はRFID勉強会のメンバーと会うことにしていた。場所は五粮液(Wu Liang Ye)という四川料理の店(36W 48th St. bet 5th & 6th Aves, Tel: 212-398-2308)。ミッドタウンの店なのに辛さも含めて本格的な味。久しぶりでお互いの近況の話に花が咲いた。分かれた後にせっかく買ってきた土産を渡し忘れたことに気が付き、がっかり。ホテルに戻る途中に学部の卒業式のチケットとガウンとをピックアップ。これで今週やることは終わった。
ホテルで一息ついた後、Birdlandに出かける。金曜日夕方のお楽しみのBirdlandのビッグバンドのアーリーセット。しばらく見ない間にThe Birdland Big Bandへ名前が変わっていた。方針もちょっと変わったらしく、最近は毎週異なるゲストを招いてプレイしているということ。今夜のゲストはTed Bakerというキーボードプレイヤー。それを意識してか、今日のセットはキーボードが積極的に入る、ちょっとフュージョンっぽい曲が多かった。もちろん自己満足的な難解な曲が無いのは相変わらずで、ホーンの華やかさを何も考えずに楽しめる曲ばかり。多くのビックバンドイベントをホストするこのハコであえて名前を冠したのは伊達ではないと思わせる。何気にマンハッタンで毎週やっているビックバンドイベントの中で今一番良いのではなかろうか。
ライブの後はユニオンスクエアに向かう。当地での同僚と食事の約束をしていたのだ。場所はGramercy Tavern(42E 20th St. bet Park Ave. & B'way, Tel:212-477-0777)。Zagat No.1の店でおまけにアパートから近いので帰国前に行っておきたかったのだが思いついたときにはもう予約が取れなかったのだ。場所が場所だけに当然何度も前を通ったことはあるのだが、実際に店の前に行ってみると「あー、ここにあったんだぁ」という感じ。看板らしい看板も出ていないし間口は狭いニューヨーク的な作りになっているので存在に気づきにくいのだ。コースを頼んだが3品ともどれもすばらしく、ボリュームも多すぎず少なすぎず。ワインのサービスも良く、一本空ける自信が無かったのでグラスワインを頼んだのだが目の覚めるようなものが出てきた。さすがにZagatでトップを取るのは伊達ではない。予約を取るのは大変だったし値段もそれなりだったがそれ以上の価値があった。
朝食 - モーニングビュッフェ(ホテルカフェテリア)、昼食 - 坦々麺(五粮液)、夕食 - ロブスターのソテー(Gramacy Tavern)
横浜から成田エクスプレスに乗って空港に。今回もフライトはANAにしていた。結構高かったのにビジネスクラスアップグレード対象のチケットではなく、格安チケットにしとけばよかったかな…とちょっと後悔していたのだがプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれたのでまぁ良しとしよう。座席にコンセントがあるので向こうで使うTreo 650を充電。実はこのTreo、日本にいるあいだに調子が悪くなっていて、常にヘッドフォンプラグを差し込んだ状態になり通話が出来ない、という症状が出ていたのだが、機内でヘッドフォンを挿したり外したりしているうちにいつの間にか直ってしまっていた。ありがたい。着陸したところでTreoの電源を入れ、PapiMail-Jを起動する。当然と言えば当然なのだがちゃんとサーバにアクセスしてメールを取ってきてくれたことに感動する。今までと違い今回はVISAが無く、緑色の用紙で入国。
今夜の宿はイーストリバー沿いにあるBentley Hotel。ちょっと便利が悪い場所にあるのだがルーズベルト島へのトラムが真正面で眺めがすばらしいという話を雑誌で読んでニューヨークに住んでいる時から泊まってみたいと思っていたのだ。部屋は3階で、そこからだとトラムを仰ぎ見るかたちになるのだがそれはそれでなかなかの眺めになる。部屋の内装もデザイナー家具風の物を揃えていて悪くない。
まずは全学の卒業式のチケットを取りに行くことになるのだが、機内食が口に合わずほとんど食べていなかったのでかなり空腹だ。なのでDaphne's Expressに先に行って腹ごしらえをすることに。店員が「Long Time No See」と言ってくれて、あてずっぽうで言ってるんじゃないかと思いつつもちょっと嬉しい。チケットのピックアップは無事に終了。郵便トラブルで招待状が届いていなかったりでトラブルも覚悟していたのだが普通にピックアップすることができてホッとする。ホテルに戻って屋上のバーに行き、ビールを頼んで外に出る。トラムが目の前を通っていくのはやはり迫力。このホテルならではの眺めだと思う。
今日の夕方は当地の友人と会うことになっている。まずはCentral Park Boathouseに(E72nd St. at Park Drive North, Tel:212-517-2233)。手違いで集まるのが遅れてあまり注文せずに出て行くことになってしまったら、あたった店員の一人の態度が悪くちょっと不愉快。もう一人の店員はちゃんとしてたんだけどね。その後はIridiumに行って別の友人たちと合流。今夜の出演はKenny Garret。彼のライブは去年にBirdlandで一度見ているのだが、今回はPharoah Sandersという年長のプレイヤーと共演している。そのせいか、前回見たときと比べてゴリゴリのハードなプレイになっていたような気がした。そんなセットの中でも彼のお約束の日本の童謡・ポピュラーミュージックのソロセットがちゃんと入っていたのがお茶目。久しぶりのNYでのライブにふさわしいものを聴くことができた。最後は当地の友人宅に押しかけ、1時まで飲み会。初日から結構ハードに過ごしてしまった。
朝食 - サンドイッチ(Beckers)、昼食 - ジャークチキン(Daphne's Express)、夕食 - ハンバーガー(Iridium)
今日は連休の中日だが決算関係の作業があるので出社しても暇でしょうがないというわけではない。夕方は早く帰りたかったこともあり朝8時に出社して溜まっていた作業を片付ける。昼休みには指導教官と論文のことで電話。英語の表現をもう少しブラッシュアップするようにということでちょっとうんざりする。英語の校正は終えているし、電話で指摘された点も正直趣味に類するような気もするのだが…。
早出したこともあり夕方は6時過ぎに退社できる。食事を済ませて寮に戻り、論文の準備と帰国前の連絡とを済ませるともういい時間。出発前にジムで少し体を動かして起きた方のだが果たせず、風呂に入ってそのまま寝ることに。
朝食 - 納豆(寮食堂)、昼食 - もつ親子丼(黒塀横丁)、夕食 - スペシャルカレー(ハンジロー)
連休後半はニューヨークに出かける。大学院の卒業式に出席するためだ。現地での手続きと貸衣装の受け取りが4日まで。学部の卒業式が7日、全学の卒業式が10日という長丁場のスケジュールで、結局ゴールデンウイーク直後に1週間まるまる休むことになってしまった。異動の直後で気が引けるが、スケジュール的にやむをえない。
連休前半最終日ということで昼食を兼ねてどこかに軽く出かけようと横須賀に。海軍カレーでも食べてみようかな、と思ったのだ。海軍カレー自体は横須賀の地域活性化ということで始まったもので、いろいろな会社が「海軍割烹術参考書」のレシピを使ったレトルトカレーを出していたのだが、レストランで食べられるところを、ということで共同でアンテナショップを出したそうだ(横須賀市若松町1-11-8, 046-829-1221)。お味の方は、ちょっとだけ残念なことに、そしてほぼ予想していた通り、「市販のカレールーを使って二手間かけた」という感じのもの。素直に美味しいは美味しいし、その上で目玉は明治のレシピを使っているということなのだから、文句を言っちゃいけないんだけどね。その後はぶらぶら散歩してエスポワール・パーンに(横須賀市安浦町1-1, Tel:046-823-0846)。ここは10年前にサクサクモーニングコールに出ていた店。店構えが当時と全く変わっていないのが嬉しい。店の人もひょっとしたら当時に取材を受けたことなんて覚えてないんじゃないかなぁ。外装はやけに豪奢だが店内ではパン・ケーキ類の他にカップ麺なども置いてあり、昼の食事でカツ丼なども出す気楽な店。
綱島に戻ると旅行に必要な荷物を買う。今回は長丁場になるが荷物は増やしたくなく、なので例えば洗面用具は向こうで買ってそのまま捨ててくれば良いやと腹を決めている。それでもナイロンタオルなどの生活の質を上げるためのグッズは忘れずに購入。部屋に帰って荷造りをし、旅行前にやっておかなければならない手続きを済ませると結構良い時間になってしまった。
朝食 - 干物(寮食堂)、昼食 - ビーフカレー(よこすか海軍カレーレストラン)、夕食 - 餃子・鶏肉とピーマンの四川風炒め(北京亭)