NYUのサイトをチェックしてみたら今日の明日の夕方6時に締め切りの宿題がある。やれやれ。いよいよ本格的に忙しくなるな。
今日の昼過ぎにRFID Journalが提供するWebセミナーがある。30分ほどのものなので昼食の時間を少しずらして参加。オフィスで受けるのも悪いかと思ってショッピングモールのマクドナルドで受けたのだが、なんと今日のセミナーも昨日と同じく音声は電話で提供。もちろん携帯電話のTreoはネット接続に使ってしまっている。うーむ、この手のセミナーを外で受けるためにはPCから使えるインターネット電話、Skypeあたりを使わないと駄目か。
今日は少しゆっくり睡眠を取って明日からに備えようと思ったのだが、なかなかそうは行かない。アパートに着いたのは8時だったのだが、まずはNYUの宿題で1時間。それから食事の用意をし、洗濯を始めた後にジムでエアロバイクをこいで部屋に戻ってきたら10時。そこから食事と後片付け、さらに洗濯物をたたんでいたらほとんどまとまった仕事をしないうちに11時半になっていた。あとは手紙の整理が出来たくらい。時間の使い方に今まで以上にシビアにならねば。
朝食 - 中華粥(カフェテリア)、昼食 - ビッグマック、夕食 - 豆腐チゲ
朝目覚しが鳴るがどうも眠い。昨日は寝台車で丸一日寝ていたはずなのだが、普通のベッドとは違いどこかに疲れが残るということなのだろうか。午後には確定申告の作業を説明するWebセミナー。これはNYUのオンライン授業と同じくPowerpointのスライドを使って説明していくものなのだが、音声はオンラインではサポートしておらずフリーダイヤルに電話をかけるしくみになっていた。へぇと思う。
夕方はBowery Ballroomでライブ。夕食は去年のPatti Smithのライブの時に見つけたCongee Boweryに。ここは日記にも何度か登場したCongee Village(粥之家)の支店。内装は本店よりもさらにあくが抜けていて、ちょっと大事なお客さんを連れてきても失礼にはならないだろう。料理は味も値段も本店と同じ。本店ほど混雑していないのが何より嬉しい。Bowery Ballroomの周りはレストランがなく今まではライブのときの夕食にほとほと困っていたのだが、これからはCongee Boweryで食べることになるだろう。
今夜のライブはDeerhoof。このバンドは前回の大統領選挙の日にNorthsixで見た覚えがある。その時はちょっと自分にはピンと来なかったのだが、いろいろな雑誌や新聞などで高い評価がされている。週末のNew York Timesにまで今日のライブの案内が出ていた。ならライブで確かめてみようと思い立った次第。ライブは僕の印象にあるものとは随分変わっていた。以前は妙なフリをつけたり音もちょっと色物っぽかったりしたが、今夜のライブは良くも悪くもTONICあたりで普通にやっていそうなもの。その手のバンドと比べるとポップさでは頭一つ分は抜けているし、変態的なドラムがバンドとしての個性を付けてはいるが。とりあえず今回も評価は保留。CDは買わないと思うけど次回ライブがあればもう一度見に行くと思う。ただ、苦言を呈したいのはライブの運営。会場は7時半となっていたがその後実験映画やダンスのパフォーマンスが続き、当人たちが登場したのは11時過ぎ。好きで待っていたわけではない。セットごとの開始時間がどこにも発表されていなかったのだ(ニューヨークのイベントライブではバンドごとの登場時間が公開されているのが普通)。仲間のアーティストに発表のチャンスを与えたかったのかも知れないが、対バンならまだしも映画やらダンスやらを無理やり見せられてはたまったものではない。最後には映画に対し「Deerhoof出せよ!」と野次が飛んでいたので逆効果ですらあるだろう。次回は普通のライブをやってもらいたい。
朝食 - ドーナツ(Cupcake Cafe)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - 小籠包・竹筒おこわ(Congee Bowery)
あまり書くことの無い一日。車窓を景色がひたすら流れていく。この列車が走るエリアは穏やかな山地・丘陵地帯なので、日本人にとって想像を絶する奇観が広がるわけではない。川沿いにしろ、山中にしろ、どこか懐かしい風景が広がる。が、それが2時間・3時間と変わらないのがアメリカの景色たる所以なのだろう。街の様子はもう少しバラエティがある。貧乏な街、裕福そうな街、裕福な上に若者が多いらしく活気のある街。かなり小さな街にも列車は止まるのだが何人かは乗り降りしていくのが不思議。そういう街は最寄の空港までが遠くAmtrakに乗るのが結局一番便利な交通手段のようだ。
昼の間もひたすらベッドに寝転がりながら本を読み、たまにあぐらを組んで外を眺める。自分の中での時間のリズムがリセットされる気がする。ニューヨークに着いたのは予定から1時間半遅れの0時30分。長旅だったが忙しくなる前にこんな時間を持つことが出来て良かった。
朝食 - フレンチトースト(食堂車)、昼食 - チーズバーガー(食堂車)、夕食 - 一口ステーキ(食堂車)
この週末はシカゴに小旅行、というか、シカゴ発ニューヨーク行きの寝台列車に乗りに行く。Amtrakが運航する寝台列車に乗って大陸を横断することは当地に来て以来の夢なのだが、ニューヨークから西海岸への直通列車は運航されていない。シカゴで乗り継ぐことになるのだがスケジュールの関係で通しで乗ろうとすると無駄に時間がかかってしまうので、別々の日程で乗ることにした。
シカゴまではUS Airwaysで。ここはStar Allianceのメンバーなので空港ラウンジを使えるのが嬉しい。が、Continentalとは違い座席はアップグレードしてくれない。シカゴまでは結構遠く、エコノミー席の辛さを実感する。空港到着から寝台列車の出発まではかなり時間があり観光の時間が取れる。まずは3年前にも行ったLou Malnati'sに行ってスタッフドピザを。今回はランチタイムだったのでスープとコーラが付いて$5.10とお得。その後はシカゴ美術館に。二度目だがやはり良い。今回も2時間弱しか時間が無かったので記憶を頼りにぶらぶら歩いたが、前回見た記憶のある作品があまり見当たらなかった。記憶違いか、あるいは展示換えがあったのか。その後ちょっと早めの夕食にしようかとガイドブックに載っているレストランを訪ねてみたらものすごい行列。雨も降ってきたのであきらめ、早々にAmtrakのユニオン駅に行く。ここの地下のフードコートにあるGold Coast Dogsという店でホットドッグを買う。シカゴのホットドッグはケチャップやザウアークラウトではなくチリのピクルスやサラダを挟むのが流儀のようだ。ボリュームの割にさっぱりしていてするっと胃に納まってしまう。
腹もくちた所で駅構内に。寝台列車の利用客は専用ラウンジを利用できる。どんなものかな、と期待していたのだが、大したレベルのものではなかったのでがっかり。日本国内の空港にあるカード会社のラウンジと同じくらい、と言えば伝わるだろうか。違いはビジネス用の設備が無いところ。ボストン〜ニューヨーク〜ワシントン間と違い、シカゴ発着の列車にはビジネス用途のものはないので仕方ないのかもしれない。
それでもぼんやり本を読んだりして時間を潰しているうちに、僕の乗る列車Cardinalの搭乗時間になった。予想外だったのは、寝台車が1台しかないのに座席車が3台も連結されている。待っている客の数も座席車の方がずっと多い。Amtrakの寝台列車はクルーズと同様移動そのものが目的ではなく乗ること自体が娯楽だと聞いていたが、少なくともCardinalについてはそうではないようだ。客室は思ったよりも狭い。僕が予約したのはRoometteという2人用の個室だが、2つのベッドが縦に並んでいて、1人で乗るときには上のベッドは全く意味が無い。ベッドは2つの座席をリクライニングさせて作るようになっているので、ベッドを開いている間はその寝るかあぐらをかくしか仕方がない。ベッドのセットは乗務員に頼むしかないので、ベッドか座席かの2者択一を迫られる。荷物の収納スペースもさほど大きくないので、スーツケースを個室に持ち込むと取り回しにかなり苦労することになるだろう。個室にはトイレと洗面台があるがシャワーは共用。無料で清潔だがさほど広くは無いし結構揺れるので大変だ。
出発は7時45分発。食事は出ないがワインとチーズクラッカーを出してくれる。サービスするのは車掌さん。本職のウェイターと違って愛想一杯と言うわけではないがそれはそれで旅情はある。ワインを飲みきって部屋に戻るとベッドがセットアップされていたので早々に寝る。
朝食 - ソーセージマフィン(McDonald)、昼食 - ピザセット(Lou Malnati's)、夕食 - ホットドッグ(Gold Coast Dog)
昨日に続いてカーネギーホールにベルリンフィル。金曜だからか本日の演目がモーツァルトだからかホールの玄関は昨日よりさらに混み合っていた。ダフ屋も出ているし、「どうしても見たいんです」なんてフリップを持った音大の学生っぽい若い子もいる。今日の席は昨日よりさらに凄く最前列のほぼ中央。木管楽器中心の小編成やピアノ中心の曲など、いろいろなタイプの曲を聴けた。一流の演奏を最高の席で聴けたのはこれからクラシックを聴いていこうとする中でとてもよかったと思う。
昨日のTreo 650のアップデートで設定がいくつか壊れたので調整のやり直し。その中でいくつか新発見があった。Papi-mailにはSSLのサポートがついているのだが、俺様認証局で作った自宅サーバにはアクセスできなかった。それが何故か今日はアクセスできる。以前は何か設定を勘違いしていたのだろう。GPRS網は疑っても仕方ないと僕は思っているが、SSL化してもさほどパフォーマンスは変わらないならセキュリティの高い設定をする癖をつけるのもシステム管理者としては重要なことだ。また、今までSPAM比率の高さからアクセスをあきらめていたメインのSo-netのメールアドレスは、So-netの側で迷惑フラグを立てる設定にしたのを思い出し、件名の検索条件を定義することで実用的なダウンロード件数に絞り込むことができた。
設定の調査の中で、MyLetterという添付ファイルと日本語に対応したメールクライアントを見つけた。ダウンロードして試してみたがTreo 650の内蔵カメラで取った写真にはアクセスできないみたい。残念。
朝食 - 玉子のサンドイッチ(The Adore)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - 牛丼(吉野家)
NYUの春クラスの案内状が到着。来週からいよいよ本気で忙しくなる。クラス2つともTV会議のある曜日に重ならなかったのはなにより。ちなみに今回取るクラスは"Business Process Risk"と"Project Management in the Information Age"。なんと言うべきか、職場で自分の置かれている状況を考えると味わい深い。役立てることは出来るだろうか。
夕方はカーネギーホールにベルリンフィルを見に。客席に入ってみてびっくり。ステージ前中央、前から4列目の席である。よくこんな席を予約できたものだ。そしてコンサートの感想だが、音響のちゃんとしたホールの前の方の席で一流のオーケストラを聴くとこれほど凄いものかと思った。今日の演目はHanspeter Kyburzの現代曲とマーラーの4番。特に面白かったのが前半の現代曲で、大人数とステージの広がりを最大限に利用した表現が斬新だった。今までヘッドフォンでしか体験していなかった、音が空間のあちこちで鳴ったり移動したりという体験を生音で味わえるとは。左右は当然のこと奥行きもこういう風に使えるのかという感動がある。さらに、反射音を使った天井からの音と、どういう理屈かはわからないけれど後ろから聞こえてくる(!)音。考えてみたらこういうチャレンジをベルリンフィルでカーネギーホールで聴けるというのは凄い贅沢なのかもしれない。後半のマーラーは、なんと言うか、クラシックの素養の無い僕としては、出来のいいモダンジャズのセッションの後にスウィングジャズを聴いてしまったような感じというか…。ともあれ明日も楽しみ。
今週末は旅行のため、遅い時間になるが帰宅してから洗濯を始める。その間にと思ってTreo 650のROMアップデートを始めたのだがこれが結構ツボってしまった。最近HotSyncケーブルの調子が悪く、ファイル転送の途中でケーブルが外れて状態がおかしくなってしまったらしく、何度も再送信やマニュアルでのファイルの削除をする羽目に。最終的にアップデートは成功したし失ったデータも無かったので我慢しなければならないだろうが…。新しいROMバージョン1.20では安定性が格段にアップし、操作中にリセットがかかることはほぼ無くなった。あるいはようやく普通の製品の成熟度に達したと言うべきかもしれない。
朝食 - ドーナツ(Joe's Art of Coffee)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - ワンタンメン(Noodle 36)
ボート部の同期の友人が今週ニューヨークに遊びに来ることになっていたのだが急な仕事でキャンセルに。彼は滞在中にMetropolitan OperaやCarnegie Hallでのイベントを予約していた。せめて引き取るのを手伝おうといろいろやって、ボックスオフィス預かり(Will Call)のチケットを他人に譲るためには予約した人間がクレジットカードなどの情報と共にボックスオフィスに譲渡の案内をすればよいということが判明。アメリカはこのへん融通が利いてよろしい。
夕方は先週のリベンジで重慶火鍋を食べに。もちろん火鍋を出す別の支店で、今日はミッドタウンイースト店・Grand Sichuan NYを選んだ(227 Lexington Ave bet 33rd & 34th Sts., Tel:212-679-9770)。社内・社外の友人が5人集まりなかなかの盛会。この鍋は二つに区切られていて(「鴛鴦鍋」というらしい)辛いスープと辛くないスープが入っている。辛くない方は薄めの豚骨スープなのだが、辛い方がなかなか凄い。丸のままの唐辛子が多量に入っているのは想定の範囲内として、同じく丸のままの山椒もやはり多量に入っており、そして何より多量の辣油が浮いている。たれの小鉢は別注文になり、胡麻だれが一般的なのだが、これもものすごく濃厚だ。すり胡麻ペーストの缶詰のように小鉢の上半分は胡麻油になっており、下に沈んでいる部分にはかなりの分量のおろしニンニクが入っている。おそらくこれを5倍くらいに薄めたら日本のしゃぶしゃぶの胡麻だれになるだろう。「さっぱりと鍋で」なんて気持ちで来ると大間違い。焼肉以上にヘビーな料理なのだ。冬は寒くて湿度が高い四川省からきた料理だけのことはあり、体があったまることは間違いない。鍋の具は単品が並んでいて適当に選んで注文する仕組みになっている。この鍋のオリジナルは辛い方のスープで牛モツを煮て食べる港湾労働者の料理から始まったそうなのだが、その肝心のモツを注文し損なってしまったのが心残り。機会があったらまた来よう。
朝食 - カレー(Kasimir Express)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - 重慶火鍋(Grand Sichuan)
出勤前のメールチェックなどが早めに終わったので、久しぶりにオフィスの近所の中華カフェテリアで朝食をとることにした。今朝のメニューは油条(棒状の揚げパン)に豆乳。一応サイドに茶蛋(中華風煮玉子。殻には味を染み込ませるためのヒビが入れられている)が付いている。中国の代表的な朝ご飯ではあるが、ワンタンや肉まんを期待していた僕は「ちっ今朝はシケてやんなぁ」と思いつつレジに進んだ。そしたら値段がなんと1ドル。よくこんな値段で出すなぁ。
夕方はTV会議。アパートに戻るとぎりぎりジムに行ける時間だった。先日書いたようにプールは現在修理中なのでエアロバイクを30分ほど漕ぐことにし、暇つぶしにDVDプレイヤーとヘッドフォンを持っていく。そしたら、途中でヘッドフォンの右耳からの音が途切れはじめ、最後は全く無音に。去年の9月に買ったばかりのSony MDR-NC11Aだ。これは前回も同じモデルを買っていて、しかも全く同じ壊れ方をした。別段手荒く扱っているつもりはない。同じ壊れ方が続くってデザインに欠陥があるんじゃないのか?!ノイズリダクションヘッドフォンは飛行機に乗るときには手放せないので別のモデルを買うと思うが、今度はきちんとリサーチしてから買おう。
ジムから戻りInformationWeek誌を見ていたら面白い製品の記事を見つけた。MoGo Mouseという製品で、Bluetoothに対応したPCカードサイズの超小型マウス。PCカードサイズというのは底面積の話ではない。何と薄さもPCカードサイズでノートブックのPCカードスロットに収納できるのだ!電源は充電池でPCカードスロット収納中にPCから充電される。本当に使い物になるのか?とも思うが取り出すとスタンドが開いて普通のマウスと変わらない操作感で利用できるらしい。最近の周辺機器はUSBで繋がることが多くPCカードスロットは空いていることが多いから目の付け所は良いと思う。$65.95と値段も手ごろなのでこの手の小物が好きな方は試してみてはいかがだろうか。僕は興味はあるのだがPCカードスロットは常に使用中ので残念ながら利用できない。
朝食 - 油条・豆乳(カフェテリア)、昼食 - チキンバーガー、夕食 - カレーライス
メールの話を2件。僕はUS Yahoo! Mailをメールの受信に使っている(送信に使うと文字化けしてしまう)。これにはSpamGuard機能が付いていてほとんどのスパムを弾いていてくれていたのだが、先週の土曜日からこのフィルタをすり抜けるスパムが英語日本語ともに急増した。一応いくらかのメールはスパムと判定されているので機能が無くなったわけではない。操作性の低いWebのGUIでメールを一括して削除するのは手間で結構苦痛だ。
もう一つはOutlook 2002。エンジニアの端くれとしてこんなことを書くのは非常に恥ずかしいのだが、やはり先週あたりからスパムの中に「削除確認メッセージ」なるものを要求するものが出てきたらしく、Outlookが勝手にメッセージを送信してしまう。当然気持ち悪いので確認メッセージの送信を禁止しようと調べてみたのだが、Outlook Expressでは設定方法が見つかるのだがOutlookでは見つからない!そんなことってあるのだろうか。とりあえず普段は嘘のSMTPサーバを設定に入れておき、メールを書くときだけ正しいサーバに入れ替えるという方法で凌いでいる。何とか早く正しい設定方法を見つけたい。(追記:メニューの[ツール]→[オプション]で出てくるダイアログの[初期設定]タブにある[メールオプション]ボタンをクリック。[確認オプション]ボタンをクリックして出てくるダイアログで指定が出来ます。やれやれ。)
日本のジャズシンガーの友人とやり取りをしていて、「ニューヨークで活躍する若手ジャズミュージシャンっていつのまにか女性だけになっちゃいましたね。40歳以上だと男性もいるんだけど、若手の男性は全然目立たない」という話を聞いた。考えてみると他のジャンルの音楽でも同じかもしれない。ロックの世界だと洋楽シーンの中で中心になっている日本人女性はCibo Mattoの二人にDeerhoofやAsobi Seksuと直ぐにいくつか思いつくが、男性で同じようなポジションにいるひとはちょっと出てこない。ニューヨークは実験音楽シーンの強い街で、この分野で活躍している多くの日本人アーティストのライブも見たが、彼らは40歳以上のオッサンばっかりだった(音楽性を否定しているわけではないですよもちろん)。この手の音楽の世界では、日本で女性が迫害されているということは無いと思うから、チャンスを求めて海外に出てくるという動機は男女それほど変わらないと思うんだけど、なんでこの世界で男女差がつくんだろう。30代以下の男ってなんだかんだでドメスティックで日本の方ばかり見ているのかなぁ。あるいは違う文化圏で人を押しのけてまで何かをつかんでやろうと言う気迫に欠けるのか。まぁ人ごとではない。僕も頑張らないと。
朝食 - ドーナツ(Casa Cupcake)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - タイカレー(Bangkok City)
友人の友人がニューヨークに来るのでどこかで食事でもということを頼まれた。ちょうど日曜の昼に行こうと思っていたジャズブランチがBlue Noteであったのでそこに誘うことに。
今日の出演は白崎彩子トリオ。彼女はニューヨーク在住のピアニストで、一般的な知名度は上原ひろみや山中千尋に比べると低いが、玄人筋の評価は高いようでニューヨークがらみのジャズの記事でよく名前を見かける。実は彼女のライブは以前に見たことがあるはずなのだが、まったく内容を覚えていない。スウィングガールズのイベント待ちのために立ち寄ったKavehazで聴いたのだから無理はないのかも知れないが(笑)。ライブはスムーズな聴きやすい曲が中心。「なるほど上手いよねぇ」と思いながら聴いていたら、最後にハードな曲を一曲やって意地をみせてくれた。ブランチだとあんまり濃い曲はやれないんだろうな。今度は夜のショウで手加減なしの演奏を聴いてみたい。
その後はヴィレッジ一帯を案内し、最後にコーヒーを飲もうと久しぶりのMarquet Pattiserieに行く。昔に比べて味も接客も雑になった感じ。オーナーが変わったのだろうか。普段使いはしなくなったが日曜に開いているのでお客さんが来た時に連れて行くのに便利だったのに、がっかり。最後にユニオンスクエア周りの店を紹介して別れる。
後は簡単な家事をしていたらいつのまにか夜になっていた。NYUの授業が始まるまでは週末にいろいろ出来ると思っていたが、予定がないと何も出来ないものだなぁ。せめて次の週末までには予定していた原稿の書き溜めを終わらせてしまおう。
朝食 - 豚まん、昼食 - ステーキ(Blue Note)、夕食 - 水餃子
この日記を読んでいる方には自明のことだが僕はよくライブハウスに足を運ぶ。座って聴くことができてセットが短いジャズクラブはともかく、時間の見当が付かず、セットチェンジで1時間近くぼんやり待たされ、おまけに立って見るしかないロック系のライブはこの年になると正直辛い。じゃぁ何で出かけるのか、と正面切って聞かれると実は困る。ただ、聴き手としての醍醐味と言うものはある。その最たるものは、アーティストの変身の瞬間に立ち会うことだろう。何十本に一本という確率だし、事前に予想できるものでもないのだが。
Asobi Seksu、カタカナで書くとアソビセクス。以前にもこの日記で何度か取り上げたが、日本人女性Yukiがフロントを務める4ピースバンドだ(残り3人はむさいアメリカ人)。インディーズではあるが検索するとちらほらと日本語のレビュー記事が引っかかってくる。「シューゲイザー度の高い音にちょいダークな日本語詞の組み合わせがキュート」というあたりが代表的な評価か。当然ながら2002年にリリースされたアルバムへのものだ。
このバンドは去年の初めまで僕の一押しのバンドだった。あるいはNYのインディーズの中で一番勢いのあるバンドだったかもしれない。2004年の秋にはファッション誌NYLONに「これからブレイクしそうなバンド7つ」の特集で取り上げられたこともある。が、去年の初夏のアルバムリリースを予定したまま、Asobi Seksuはぷっつりと消息を絶ってしまう。4月に今日と同じMercury Loungeでライブがあり、それまでとずいぶん違う方向性の音を鳴らしていたので、あるいは音楽性の違いで解散…ということになったのかとしばらく心配し、その数ヵ月後には存在をなかば忘れていた。
なので、彼女らの名前をMercury Loungeのライブスケジュールで見つけたときはまず驚き、次に喜び、最後に少し心配になった。バンドがおかしくなっていたらどうしよう。だがその心配は杞憂だった。彼女らは去年4月のライブで見せた方向性を迷いなく進めていた。以前に持っていたひねこびた部分は影を潜め、その代わりに伸びやかさやスケール感が格段に増している。メロディーの良さはアルバムを聴いても分かるし、更にライブでは元から疾走感のある演奏をしていたバンドだった。今鳴らしている音は、マイブラなどよりむしろAndy Sturmerと組んだ後のPUFFYと比較した方が良いと思う。
気になった点も幾つかある。今夜はもうすぐリリースの2ndの曲が中心だったのだが、1stからの曲も何曲か演奏した。が、1stの曲が今のスタイルに合わずやや窮屈な感じを受ける。音楽性を広げるためには1stで持っていた叙情性を何らかの形でもう一度自分たちの物にする必要があるだろう。そして、彼女らが今出している音はMercury Loungeクラスのハコには収まりが悪い。キャパが千人を超えるハコで演らないと真価は発揮できないだろう(野外やアリーナでも舞台負けしないと思う)。が、彼女らが今鳴らしている音は小さめのライブハウスをハングアウトするキッズたちにはウケが悪いかも知れない。この壁をどうやって突破するか。
ともあれ好きだったバンドの復活は素直に嬉しい。初春にリリースされる2ndアルバムCitrus、SXSWでのライブなど、今後の活躍が楽しみだ。そして今年こそはぜひメジャー契約を!
今夜はイベントライブだったので他のバンドも書いておこう。
最初に出てきたバンドはKiss Me Deadly。最初はシューゲイザー風の曲をやっていたので「ああ今日はそういうバンドのイベントなのかな」と思ったが、後半はエレクトロ風の曲や素直なパワーポップをやってたので結構懐の深いバンドだと分かった。いろいろなタイプの曲をやって違和感を感じさせない器用さは悪くないがもう少しバンドとしての個性が欲しいか。
今夜のメインは実はAsobi SeksuではなくSerena Maneeshというノルウェーのバンド。鳴らしていた音はニューロックの北欧風解釈というところかな。音とは関係ないのだが、身長2メートル近いベースの姐さんがいかにもロックベイベーという感じでステージの真ん中に陣取ったので当然彼女がヴォーカルを取るのだと思っていたら、実際のボーカルはステージ両袖のコーラス要員みたいなところにいたのでワラタ(このバンドは男女のツインボーカル)
朝食 - ドーナツ、昼食 - 四川ワンタン・ジャージャー麺(Grand Sichuan)、夕食 - ご飯と惣菜
東京に続いてニューヨークの株も暴落。僕は投信や株の現物を持っているだけだし、そもそも大した額を投資しているわけではないから樹海がどうとかいう話はあまり関係がない。個人的には、自分の支払能力を超える額のリスク資産を借金で購入するという気持ちが僕には理解できない。正直僕は住宅についても同じ感覚を持っている。いや気持ちは理解できないが考え方は理解できる。おそらく子供が複数いる家庭の多くは、住宅ローン向けの低金利や各種の減税措置を使って住宅を購入することでしかまとまった財産を形成できないのだろう。しかし、しかしだ、何らかの理由で住宅に価値がなくなり(保険も下りず)、住宅ローンだけが残ってしまったらそこで人生終わりなんだが。今回のヒューザーの件もそうだろうし、地震もそうだ。僕は阪神大震災の時西宮にいて、住宅(特にマンション)が被害を受けた人の話をいろいろ見聞きする機会があり、住宅ローンだけは使うまいと心に決めて今に至っている。
夕方は久しぶりのJazz Gallery。今夜の出演はE.S.T.というスウェーデンのピアノトリオで、ヨーロッパや日本では非常に高い評価を受けているらしい。日本では去年にホールライブをやったようだ。音の方向性は上原ひろみなんかに近いか。もちろんE.S.T.の方がずっと先輩になるわけだが、どちらもジャズシーンだけではなくポップスとしての評価も高い、そして「自分の音楽がジャズかどうかにはあまり関心がない」と言っている点も似ている。ただ、上原ひろみがかなり音楽的に雑食なのに対し、E.S.T.には明確なダンスミュージックとしての志向を感じる。去年のSoweto Kinchの時も感じたが、ヨーロッパのジャズはクラブミュージックなのだろうか。スムースジャズよりは好みなのだが、個人的にはちょっとあっさりしすぎているかもしれない。
今日のライブでは日本の方と相席になった。単身赴任の駐在の方なのだが、趣味でドラムを叩きジャズセッションなどにも積極的に参加しているとか。今後の情報交換を約束して分かれる。この手の出会いは大事にしなくっちゃな。相手が中年男性だとしても。
朝食- 玉子のサンドイッチ(The Adore)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - バーベキュー(Jazz Standard)
通勤で使う地下鉄の出口の改修が終わっていた。かれこれ半年近く閉じていたのに、通路が広くなるわけでもなくペンキが塗り替えられていたのには少し閉口。ただ、この出口が使えると乗り継ぎ時間が1分ちょっと短くなる。朝の通勤時間帯には15分おきにバスが出ているので、1本早いバスに乗れる確率が10%ほど高くなることに。とりあえずありがたいことである。
夕方ふと「カレーが食べたいなぁ」と思ったので、バスターミナルすぐ南にあるKashimirというインド料理屋に入ってみた(601 8th Ave. bet. 40th & 39th Sts, Tel:212-594-3777)。この店は1階がテイクアウト・地下がレストランという作りになっている。テイクアウトコーナーの作りがかなりカジュアルなので、地下も気楽な店なのかと思っていたら、内装こそ明るくてカジュアルなものの客のほとんどがインド人。メニューもディープで、料理の名前にキーマだとかビンダルーだとか馴染みの単語が入っていないのはまだしも、英語のメニューを見ても材料が分かるだけでどんな料理なのか〜つまりカレーなのかどうか〜が分からない。おまけにメニューの単価はどれも10ドルを超えている。「失敗したかな…」と思いつつ、日替わりメニューの中から牛肉の料理を頼んだ。出てきたのはカレーで、驚いたことに金属製の鍋が固形燃料で加熱されながら出てきた。温泉旅館で出てくるあれだ。味はそれほど悪くはなく、リトルインディアで食べられる6ドルのランチのレベルは超えていた。が、チェックに記されたお値段は23ドル。驚いて良く見てみたら追加で頼んだ白いご飯の値段が6ドルだった。値段を確認しなかった僕も悪いがこれはボリすぎだろう。他のちょい高級なインド料理店で同じものを食べれば半額で済むと思う。テイクアウトコーナーの方は評判が悪くないので期待していたのだが、かなり失敗した。
アパートに帰って調べごとをしているとVisa Signature Diningというサイトを見つけた。これはVISAの最上級カードであるVisa Signatureのレストラン予約サービス。僕はこのVisa Signatureカードを持っている。とはいえHiltonとの提携カードで年会費無料だからたいしたものではない。僕はこの手のコンシェルジェサービスというのが苦手で今まで使ったことがないのだが、このサイトはWeb予約も出来るようになっているので気楽に使えるかもしれない。ニューヨークエリアではNobu・Peter Luger・Blue Water Grillなど、なかなか予約が取れない店が加盟店に入っている。割引サービスもあるようだし今度チャンスがあれば使ってみようかな。
朝食 - ドーナツ(Joe's Art of Coffee)、昼食 - フィレオフィッシュセット、夕食 - ビーフカレー(Kashmir)
InformationWeekでJotSpot Trackerというサービスを見つける。これはワークシートをインターネット上で共有するというもので、バックエンドの技術にWikiを使うことで複数の人間が同時に一つのシートを触ることができるのが売り。セルの計算式がどれだけサポートされているかは分からないが(ちょっと試した範囲では入力方法が分からなかった)、基本的なレスポンスはそれほど悪くない。少人数のグループがExcelを簡易データベースとして利用しているなんて用途には手ごろなサービスだろう。5人までで利用する分には無料だそうなので興味のある方は試してみてはいかがだろう。
夕方は後輩と中華料理。ガイドブックで見つけたGrand Sichuanに行く。この店はマンハッタン内に何件か支店を持っているので、ガイドブックで見つけたのとは別のHell's Kitchenの店を選んだ(745 9th Ave bet. 50th & 51th Sts, Tel:212-582-2288)。が、店に入った後で、この支店では本来の目当ての重慶火鍋を出さないことが判明。もう車をパーキングに入れてしまった後だったのでやむなく普通の料理を食べることにする。が、お味は悪くなかった。特に「正宗川菜」(日本語にすると「本格派四川料理」かな?)のリストに入っている麻婆豆腐や回鍋肉は文句の無い味。それ以外の一般的な中華メニューはまぁまぁ程度だったかな。来週あたり重慶火鍋を出す別の支店に行ってみよう。
朝食 - お茶漬け、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - 四川料理(Grand Sichuan)
会社帰りに惣菜を買おうと32st.のコリアンタウンに降り立ってみると、歌手らしいアジア系男性のポスターが張ってあり「Rain in NYC / Madison Square Garden Feb. 2nd and 3rd」とか書いてある。ああ、名前は見たことあるなぁ。確か韓流関係のスターで日本では"ピRAIN"とかいう名前で出ているのではなかったか。しかしMadison Square Gardenねぇ。この日記を昔から読んでいる人はPUFFYや女子十二楽坊のアメリカでのライブの動員がどの程度のものだったか知っていると思う。ヨーロッパで成功したアーティストのアメリカ進出も似たり寄ったりで、本国ではアリーナを埋められるアーティストでもまずはIrving PlazaやBowery Ballroomから始めることになる。アメリカで無名のアーティストがMadison Square Garden、それも2日間というのは無茶だ。ニューヨークエリアのコリアンコミュニティは大きいがそれだけでMadison Square Gardenを2日間埋められる訳も無いので、商業的な成算があるとしたら本国・アジアからツアーで人を呼び込むしかないのだが、それはしかし恥ずかしい話だな。昔B'zがロスの近郊のアリーナを同じ方法で埋めたらしいから似たようなことを思いつくやつはいつの時代もいるということなのか。僕はこの手の思い出作り/箔付け公演が嫌いなので厳しい書き方になったが、裏を取ってるわけではない。アメリカ人に韓流の魅力をアピールできるのなら結構なことですねと無難にまとめておこう。なお、このライブは今の時点ではTimeOutのライブ予定リストに載っていない。
上原ひろみが今日から日曜までBlue Noteで公演。日曜に見に行くつもりだったのだが今日は早く帰ったこともあり10時前に時間ができた。明日会社があるし公演初日だしとも思ったけど急にどんな用事が入るかもしれないのでまずは足を運んでみることに。まず驚いたのは第1セットが押して10時半に入店できなかったこと。Blue Noteはスケジューリングはしっかりしていて今までのライブでこんな目に遭ったことはない。ダブルフィーチャーというのに無理があるんだろうなぁ。彼女はもうBlue Noteにもピンで出れると思うんだけれど。ダブルフィーチャーとはいえライブは1時間ほどの熱演。最新アルバム「spiral」からReturn of Kung-Fu World Champion / Music for Three-Piece-Orchestra / Love and Laughterを演奏。去年の1月のBlue Noteでも同じような曲目だったのだが、この1年の進歩は目覚しい。ゆったりした部分の表現力が格段に増しているし、アドリブも緊張感のあるものになっている。去年の夏のCharlie Parker Jazz Festivalではそれほどぱっとしなかったので、去年秋の日本ツアーでの経験が大きかったのだろう。今後どういう方向に進んでいくのだろうか。楽しみだ。
朝食 - シリアル、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - チヂミ
今日はMartin Luther King Day。世間の多くは休日だが僕の勤務先はそうではない。まぁ毎年のことだから慣れっこになってしまった。世間の休日に出社するのは基本的には道路も食堂も空いているし悪くないのだが、たまにあてにしていた店が閉まっていたりして困ることもある。今朝はCasa Cupcakeが閉まっていた。
先週も書いたが今日から工事のためにプールが閉鎖になっている。ジムに行ける時間に帰宅したのだがその気にならず、以前から延び延びになっていたスニーカーの洗濯に手をつける、というほど大層なことでもないんだけれど、汚れで真っ黒な液が染み出してくるのはいつ見てもぎょっとする。次の週末には乾いているだろう。
あとはベッドに寝転がってAmazon.comから届いたGrey DeLisleのアルバム「Graceful Ghost」を聴く。先に聴いていた(リリースは後)「Iron Flowers 」がジャンルレスな音だったけれど、「Graceful Ghost」はかなりはっきりカントリー。嫌いな音ではないが、僕には「Iron Flowers 」の方が聴きやすいかな。
朝食 - ドーナツ(Cupcake Cafe)、昼食 - 中華バイキング(カフェテリア)、夕食 - 牛丼(吉野家)