ニューヨーク引きこもり日記過去ログ(2002/04前半)

これまでの日記

2002/03

2002/04

04/15

日記の前の方にも出てきたが、僕はニューヨークからニュージャージー側に通勤している。ニュージャージーにはバスで渡っているのだが、このバスが通るトンネルは夕方にひどく混雑する時間帯がある(だいたい5時〜6時半ごろ)。通常は20分強で行ってしまうのだが、この時間帯には軽く1時間以上かかってしまうのだ。なお、なぜか朝にはこのラッシュは無い。不思議。

今日はちょうどラッシュの時間帯に仕事が終わり、根を詰めた仕事だったのでラッシュが終わるのを待つ気にもなれなかった。なので、ホボケンを経由して帰ることにした。以前にもちらと書いたホボケンだが、こちらではフランク・シナトラの出身地として(名前を冠した道路などもある)、また初めて野球がプレイされた地として(但し、ニューヨーク州のクーパースタウンという小さな町でも同じことを言っている)、それぞれ有名な場所である。だが、日本人にはもう一つ聞き覚えのある街の名前かもしれない。「フランダースの犬」の舞台となった街がホボケンという名前なのである。但し、あの街はもちろんヨーロッパにある(現在はベルギー)。現在のホボケンは、名前の通りオランダ人が作った古い街の雰囲気を残す、とても小粋な街である。目抜き通りのWashington St.はそれほど長くは無いが、それでも何件もの感じの良いレストランがあるし、ここからのマンハッタンビューは格別である。ミッドタウンとダウンタウンの高層ビル街をバランスよく見渡せるという意味では一番で、ニューヨークを舞台とした映画・映像のハイライトにここの川岸の公園が良く登場する。浜崎あゆみの「appears」のPVのハイライトもここでしたね。

ぶらぶらと家に帰った後、ある日突然壊れてしまったMP3プレイヤーの代わりをネットで注文する。ニューヨークの街中で音楽を聞いている人は圧倒的にCDプレイヤーを使っていることが多く、MDなどはほとんど見かけない。なぜだろう?

04/14

いやぁ〜、出てきましたよ200LX。もう大感激です。レシートの再発行も(待たされたけれども)気持ちよく対応してくれたし。サンキューIKEA、ビバU.S.A.!これから家具は全部IKEAで買う事にする。

今日はCBGBで日本人バンド(ほとんどが在留日本人)のイベントがあるので、それを見に行くことにしていた。初めてのCBGBは思ったよりかなり狭い。スペース的にはともかく、テーブル席がかなりあるので収容人数は少なそう。On Air Westぐらいかな。

テーブル席で隣り合ったアメリカ人と話して、その人が日本のロック(主にインディーズ)をアメリカに紹介するサイトを運営している人であることを知る。出演バンドの中にその人一押しの在留日本人バンド(GELATINEという)があったのだが、確かに面白かった。サンプラーを買ってきたので感想は後日じっくりと。

で、内容やノリ的には下北とかの日本のライブハウスでやってるものそのままだったので、帰りの地下鉄の駅に降りたところで「あれ、ここってニューヨークだったっけ」という失調感に襲われた。但し、違うのは所要時間。CBGBからアパートまでドアドアで12分。やっぱりここは天国だ。

04/13

IKEAに家具の注文に行った。コンピュータ用の机・椅子とbunkbed(いわゆる二段ベッド)とマットレスだ。合計725ドルの支払いを済ませてデリバリー用のカウンターに行くと、当てにしていた配達日には受け取れないという。僕の住んでいるアパートでは大型の家具の受け取りには管理組合の確認が要るのでここでちょっと困る。管理組合に電話をかけようとしたのだが公衆電話からはどうしても繋がらない(なにやら料金に関する変なメッセージが出ているようなのだが聞き取れない)。適当に決めた日を言ってしまうか、管理組合とコンタクトを取るか、公衆電話とベンチとを往復しながら悩んだ末、マンハッタンに戻って電話することにする。が、これがドツボの始まり。まず、マンハッタンに着くとIKEAに戻るバスの最終が出た後だった。更に、IKEAの中でうろうろしている間にレシートと電子手帳(HP200LX)を無くしてしまっていた! あぁ、配達日を適当に申告して帰ってくれば、例え後日に配達日を変更しても$25の出費で済んだのに、これじゃ下手すると$1,000以上の大損じゃないか!

結局は明日もう一度IKEAに行く羽目になった。何とかレシート無しで家具を引き取れるようにすること(交渉が大変そうだ)、HP200LXを誰かが店に届けておいてくれること(こちらはなおのこと望み薄)を祈るしかない。はぁ…。

04/12

会社の同僚と一緒にメッツの試合を見に行く。昨日は晴天で非常に暖かかったのに、今日はとても寒く、おまけに昼から雨が降り出した。雨の方は試合直前にかろうじて上がったけれども寒さはそのままで、震えながらの試合観戦になってしまった。

メッツの本拠地のシェイスタジアムは7万人を超える観客を収容できる大スタジアムだが、外野席が無く内野席が何段にもなっているという変わった構造をしている。外野席が無いので、初めは球場全体のサイズが全く掴めなかった。試合途中の電光掲示板の表示で初めて知った次第である。ところで、この電光掲示板、大きなスクリーンが幾つか設置されており、試合中に実に色々な情報が表示されて飽きさせない。他にも、グラウンドから観客席にTシャツを投げ込んだり、ストレッチタイムといって立ち上がって合唱したりと趣向が盛りだくさんだ。ただ、応援は声だけで、日本とは違い鉦と太鼓は出てこない。

試合はエクスポズ戦で、もともと目当てにしていたとおり大家の先発だった。前半は両チームとも三振を量産、後半は打たせて取るようになり、全体として引き締まった投手船の好ゲームだった。エクスポズの側に幾つかエラーがあり大家がかわいそうだったけど…。

試合とは関係ないが、閉口したのはビールを買いに行ったときにIDの提示を求められたこと。アメリカでは20歳「以下」は飲酒が禁止で、購入時にIDの提示を求められることがあるとは聞いていたが、まさか自分がその対象となるとは。自慢じゃないが僕は30代前半のオッサンで、日本で学生に間違われることはまず無いだろう。謎だ。

04/11

住宅環境が一挙に改善した。まず、当地に長期出張していた友人が残していった炊飯器を会社から持って帰ってきた。これでいつでも飯が食える。また、部屋の不都合の様子を見てもらう手配がつき、メカニックがやってきた。まずガスコンロについては、つまみのひねり方が間違っていたことが判明(恥)、っていっても、分らないものは分らないよなぁ。風呂については、まずパイプのつまりについては前の住人(女性だったらしい)の髪の毛が詰まっていたためだった。なにやらゴッツいドリルのようなもので取り出した髪の毛の固まりは大人の拳骨1つ分ぐらいあった。これじゃ確かに流れない。シャワーについては別の会社のメカニックに頼むことになるのだが、とりあえずは仮の修理をしてくれた。

生活が落ち着くとなんとなく気分にも余裕ができ、前から手紙を出そうと思っていた英国の語学留学先への絵葉書を書く。ここは去年の初夏に5週間会社から派遣されたところ。Abbey Communication Trainingといい、コッツウォルズというところでビジネスマン向けの実践的な英語トレーニングを行っている。ほとんどマンツーマンで受講者のニーズに合わせたカリキュラムを組んでくれてとても有益だった。受講者もヨーロッパ諸国の大手企業の管理職が多いため、会社員が英語度胸をつけるのにはうってつけだ。また、コッツウォルズはヨーロッパでは有名な観光地で、なおかつ交通の便が悪く通常の観光旅行では行きにくい所にあるため、ヨーロッパからの受講者にとっては報酬としての意味も多分にあるらしい。もちろん日本人にとっても素晴らしく魅力のある街だ。

なんかベタ誉めになってしまいましたが実際良かったから仕方が無い。これをお読みの方に会社の研修政策などを担当のかたがいらっしゃれば、是非下のURLを覗いてみてください。もしメールを送る気になったなら、「Koiのホームページで見た」といって頂ければ大変誇りに思います。

04/10

今夜はClosterというニュージャージー北部の街で会社の同期会があった。同期入社が高々40人弱しかいないのにニューヨークに5人も集まっている(今度もう一人増える)というのはどういうことだろう。会社の人事と言うのは摩訶不思議である。

僕は今車を持っていない。かつ、僕の同僚たちは全員結婚しており、広い家を持てたり教育環境が良かったりするニュージャージー側に住んでいる。ニュージャージーからニューヨークへの車の便というのは極めて悪く、わざわざユニオンスクエアに送ってもらう訳にも行かない。で、どこで降ろしてもらったかというと、Wehawkenというハドソン川のほとりである。ここには、マンハッタン行きのフェリー乗り場があるのだ。

ニューヨークのような大都市でフェリーが現役の通勤の足というのも俄かには信じられない話だが、ニュージャージー側からのフェリーの利用客は結構多い。これは、マンハッタンへのトンネルや橋が少ないため、通勤ピーク時には東京も真っ青の渋滞が発生するからだ。フェリー乗り場の近所にはだだっ広い駐車場が用意され、郊外の住宅地からマイカーでやってきてフェリーに乗り換えて通勤と言う人も多い。

通勤事情はともかく、フェリーに乗ってハドソン川をマンハッタンに向かうと言うのはなかなか風情があってよろしい(特に夜は)。観光などで時間が余ったときにはお勧めしたい。

04/09

今日の昼飯は同僚とFort Leeに出かけた。このFort Leeは、George Washington Bridgeのニュージャージー側の出口にあり、日本人駐在員が多数住んでいる地域である。もっとも韓国系のコミュニティの方が最近は元気があり、商店街の看板はみんなハングルなのだが、メニューが英語・ハングル・日本語の併記という店が多い。

で、そんな店には無料の日本語コミュニティ誌が置いてあることが多い。僕が見たことがあるのが「NYジャピオン(週刊)」「U.S.FrontLine(隔週刊)」とか、他にも何誌かあるらしい。これが中々の情報量で、通常のニュース記事の方がパブリシティ(お店の紹介など)より多かったりする。まぁ、ニューヨーク近辺には十数万人の日本人が住んでいるわけだから、そんな情報誌が何誌かあっても充分採算が合うんだろう。ともかく、貴重な情報源であることには違いない。

そんなU.S.FrontLineの今週の特集は「駐在員の妻たち〜お金と時間と葛藤と」だった。むぅ。内容はともかくとして印象に残ったのは、駐在員の奥さんのことを『駐妻』っていうんですね〜。なんだか80'sな言葉の響きではある。

04/08

アメリカは車社会とはいえ、公共交通がある以上はそれに頼って生活している人はもちろんいる。マンハッタンのような場所であればなおのこと。僕も今日からは地下鉄とバスで片道45分の通勤をすることになる。

通勤をするとなると定期を買うことをまず考え付くのだが、この定期の扱いが地下鉄とバスで全然違う。まず地下鉄。ニューヨークの地下鉄は基本的には市バスと共にMTA(Metropolitan Transportation Authority)が運営を担当している。ここの定期は30日間地下鉄・バスの全路線乗り放題で$63だ。行きと帰りで別の駅を使うなんて事も当然可能だし、休日に街中をうろうろするのもタダである。

一方、僕が使うバス路線はNJ Transitというオペレーターが運行している。このバスの定期は一ヶ月$92。まぁベースになる料金が$2.60(地下鉄は$1.50)なのだから仕方ないが、その定期は1路線しか利用できない。休日に会社に行くような羽目にはなるべくならない予定なので、どうしても面白くない気持ちは拭えない。

が、問題はそんなとこにはない。なんと、NJ Transitの定期は月中には買えないのだ! 毎月20日から翌月の定期の販売を始め、5日に販売を停止する。なんじゃぁそりゃあ。おかげで僕は今月中は必ず小銭を用意してバスに乗ることになってしまった。

なお、MTAもNJTransitも、定期は自動販売機で購入でき、クレジットカードも使える。これは便利。

04/07

昨日はシャワーを浴びずに寝てしまったので、今朝はシャワーで目覚めることにする。…シャワーが出ない。蛇口からはお湯は出ているのだが…。うむ、バスタブからの水捌けもやけに悪い…。まぁいいか、とりあえず湯でも沸かそう。…。ガスコンロの火がつかない。元栓が締まってるのかな?元栓らしきものは…無いか。とりあえず一人暮らしの始まりは多難である。

不動産屋とのコンタクトを考えながらテレビを見ていると、どうも時間がずれている。実は今日は当地でのサマータイム(Daylight Saving Time, DSTという)の開始日。寝ている間に時計は一時間進んでいたのだ。当たり前だが腕時計とかは自分で調節しなければならないが、PCはちゃんと自分で調整していた。賢い。ビデオのタイマ用時計はどうなのだろうか。あと、僕が今使っているテレビは日本のポケットタイプの液晶テレビだ。もちろん日本仕様。旅行書や生活ガイドなどには使えないと書いてあり、実際チャンネルの仕様(どのチャンネルがどの周波数の電波を使うか)は日本とは違うようなのだが、簡易な液晶テレビでチャンネルをダイヤルで操作するようなものは利用できる。マンハッタンは結構電波が強くてきれいに映るので、荷物に余裕があれば持ってきても良いかもしれない。

閑話休題、今日も基本的には買い物デーである。先週行き損ねた IKEA に行ってきた。ニューアーク空港の目の前にあり、敷地はかなり広大だ。今日は下見の積りだったのだが、キッチンウェアがかなり安く、思わず買い込んでしまった。ベッドや机といった目当ての家具も見つかったので、他の家具屋と見比べた上で早々に注文したい。あとは、シャワー周りの品々(シャワーカーテンとか、足拭き(STEPOUT RUGという)とか)を買いにBED BATH & BEYONDを再訪。最後は食品類をアパートに入っているスーパー the Food Emporium に買いに行っておしまい。今日も疲れた…。

04/06

ニューヨークだー! ようやくホテルから抜け出しました。知り合いからは「お前はニュージャージーにいるのにニューヨーカーとは何事だ」とからかわれたり、尊敬する年長の友人からは「江戸っ子やバリジャンっていうのは『何代目から』とかあるでしょう?ニューヨーカーはその逆。『その時点で住んでる人』がニューヨーカーなんです。ニューヨークは『今』の街なんですね」という話を聴いていたりで「ニューヨーカー」を名乗るのは肩身が狭かったのだが、今日からは看板に偽り無しということで。

部屋に入って、とりあえずエアベッドをセットアップしてみると、案外広いことが分る。僕の部屋は、だいたい正方形の間取りのうち左上隅がキッチンになっている(玄関やバスは別)。つまり居住場所は逆L字型になっているのだが、この種の間取りをalcove(アルコーブ)と呼ぶらしい。で、この間取りのうち、左下隅を衝立で区切ってベッドルームに使うことにした。

とりあえず必要となる毛布と椅子(キッチンバーがあるので机は後で考える)を買いに、近所にある BED BATH & BEYOND という家具屋に行く。と、そこに楽しげな衝立を発見。木の黒枠に和紙らしきものが貼ってある"ASIAN SCREEN"なるもので、これを買うことも即決してしまった。しかし、必要な2セットで$199.98。FAXより高価になることを考えると勿体無いという気もすこししないでもなかったり。衝立としてはたの製品より安いぐらいだったんですけどね。

僕の部屋からはNight Viewは全然なんですが、今夜はかすかに見える夜景を見ながらひとりBudweiserで乾杯しています。

04/05

おとといの朝に送った小切手がまだDatekに入金されていない。DatakのWire Transfer機能を使って東京の本社との精算を行おうと思っていたので、ちとあせる。小切手と言うのは確かに便利な仕組みだけれど、タイムラグがあるのが面倒だよなぁ。もっともこちらの銀行には、ACH(Automated Clearing House)という元々給与振込みのために開発されたオンラインの仕組みがあり、これに相乗りする形でオンライン送金が出来るようになってきた。ACHが立ち上がるまでは給与も小切手で支払っていたらしい。僕も一回目の給料は振込みの手続きが間に合わず小切手だった。こう考えてみると全部の銀行がオンラインでつながっている日本の金融業界のシステムも捨てたもんじゃないよな、と思ってた矢先にみずほの大トラブル。余りの規模の大きさに他人事ながらうそ寒い。自殺者とか出て欲しくないもんです。マジで。

ホテルでの仮住まいも今夜でいよいよ終わり。明日は引越しだ。引越し荷物が届くまでの間を凌ぐために後輩からエアベッドを借りる。これと明日調達する毛布とがしばらくは唯一の家具になるというわけだ。最後の夜はホテルのジムとプールで存分に楽しむことにする。

04/04

契約したアパートの鍵を不動産屋に受け取りに行く。契約自体に別に問題は無いのだが、インフラ周りの話でちょっと引っかかる。高速インターネットサービスに利用するのが、以前の打ち合わせではケーブルと言っていたのがDSLになっていたり、ケーブルのチャンネル表を見せてくれと言ったらケーブル会社が出していないと言ったり(契約書なりに「どのチャンネルがどの契約タイプに含まれています」とか書いてないわけないだろが)、言ってることがいいかげん。まぁ、金に成らないおまけのサービスな訳だし、丸ごと任せたこちらも悪いので仕方が無いのだが…。長距離電話・高速インターネット・ケーブルについては後で見直すことになるかも知れない。

不動産屋から鍵を受け取った後、マンハッタンに勤める友人と飲みに行く。その友人が連れて行ってくれた店は、なんと日本そのまんまの居酒屋! 客も地元らしき人はほとんどおらず、非常に不思議な感じだった。何もこれほどまで日本を持ち込まなくても良いとは思うのだが、まぁ日本にもそんな場所はあるからなぁ。

04/03

昨日ネットで注文したFAXの件で電話がかかってきた。クレジットカードの住所とオンラインで入力した注文の請求先とが一致していないのでこのままでは発送できないとのこと。今週末に仮住まいのホテルからアパートに引っ越すのだが、住所の更新連絡のタイミングがずれていたためだ。しかし、電話をかけてくるなよな〜。僕は英語でのコミュニケーションのうちいちばん辛いのは今のところ電話だ。手紙やメールのようにじっくり考えることが出来ないし、顔を突き合わせてのでの会話と違って相手に一方的にペースを握られてしまう。もちろんボディーランゲージも通用しないしね。おまけに、電話で話す用件というのは全然知らない分野が多かったりするので、何を言ってるかが分らないのも難しさを助長する。なので、出来るだけ「メールかFAXかで送ってくれませんか」と言うようにしているのだが、まぁアメリカに住んでるとなるとなかなかその手も使えないわけで...。今日の電話も疲れた。

こちらで使う銀行のサービスを調べている。今利用している The Bank of New York は、会社に近いし(とは言っても歩くと往復30分はかかる)金利もバカ安くは無いのだが、マンハッタンに支店が無いのがちと辛い。あと、預金残高がまとまったときのサービスもちと寂しい。銀行の専用サービスの比較サイトなんかもあるのだが、そういったところに載っていないものとして日本への送金サービス(Wire Transfer)がある。アメリカでは送金と言えば小切手なので、オンラインからの小切手の振り出しは無料で出来ても、Wire Transferはオンラインで扱っていないところが多いのだ。オンラインでのWire Transferをやっているサイトで唯一見つかったのはChase Manhattanだが、実はいちばん安くて手軽なのはオンライン証券会社のDatekだったりした...。

04/02

仕事柄どうしても必要だったFAXを買うことにした。日本でも持っていたのだが、こちらでは着信時の呼び出し音に互換性が無く留守電機能やFAX着信が上手く働かないと言う話を聞いていたので引越しのときに人に譲ってしまっている。目当てのFAXの機能としては「コードレス留守電付きはマスト。プリンタ機能もあると嬉しいな。スキャナ機能は無くて構わないや」というあたりだった。日本の電器屋の店頭に展示してある製品の頭があったので、それなりに選択の幅はあるもんだと思っていたのだが…。

これが全然無いのだ。幾つかの通販サイトを調べてみたのだが、コードレス留守電つきのFAXは"Panasonic KX-FPC165"という一機種だけしかない(ちなみに「留守番電話」は"Answering Machine"という)。「アメリカではFAXは普及していないのかな…」とも思ったのだが、通販サイトでも店頭でも扱いスペースはそれなりに大きいし、値段も$70ぐらいからと手ごろだ。サイズを見ても家庭用であることには間違いない。「そりゃあ、アメリカはでっかい国だから、複合機なんて使わずに別々の機械を使うのさ」? ところがどっこい、電話機能を除いた部分については、コピー・スキャナ・プリンタ・FAXとおよそ紙を扱う機械を全部まとめたような複合機が何種類も出ている。

結局、マーケティングの専門家でないと分らないような微妙なセグメントの違いがあるのだろう、としか見当がつかなかった。文化の違いと言うのはなかなかに難しい。ま、それはともかく、コードレス留守電付FAXが$180というのは、大体それぐらいの値段ではなかろうか。到着が楽しみだ。

04/01

今いちばん思い入れの強いバンドだったハートバザールの解散が決まった。痛いほど美しい日本語詩と壮大なメロディーとを持ったバンドで、2000年4月のsaku2モーニングコールのテーマとして存在を知って以来(あ、ということは、ちょうど2年前じゃないか!)のファンだった。ライブイベントなどに足を運んだ回数は20回近くになる。デビュー当時は斜に構えた「不思議ちゃん」的なイメージがあったのだが、去年の半ばからバンドの立ち位置が定まった感じがあり、本当に強くて美しいメロディーを紡ぎだした矢先の話で、結構ショックを受けている。今月の16日と19日に解散イベントがあるのだが、ニューヨークからは遠すぎるよ…。これまでも、思い入れがあったバンドの解散イベントを見損なうということがず〜っと続いていたので、なんとも言えずもどかしい。

バンドが解散するときにいつも思うのだが、音源になっていない素晴らしい曲がバンドと共に埋もれてしまうのは本当に惜しいし悔しい。ハートバザールにもまだ音源になっていない名曲がいくつもある。オンラインでの配信などで、バンドの活動の記録と共に音源を残していくような枠組みは出来ないものだろうか。

あまり悔しがっていると本当に落ちてしまいそうなので別の話題を。海外に住んでいて手に入りにくいものの一つが日本の書籍やCDだ。もっとも、その意味ではニューヨークは世界でもっとも恵まれている場所の一つなのは確か。大手の書店としては旭屋や紀伊国屋、おまけにブックオフなんかも出店しており、「日本語が恋しい」なんてレベルではなく「ベストセラーをほぼリアルタイムに読める」ぐらいのことには対応できる。とはいえ、僕のように特殊な技術書が必要だったり、マイナーな(下手をするとインディーズの)バンドのCDを入手しようとしたりすると、どうしても通信販売ということになる。

今までは海外向けに通販をやっているネット書店はamazon.co.jpしか知らなかったのだが、ここの海外通販はなかなか良いお値段がする(1回\2,700 + \300/冊)。どうにかならんかな〜、と思っていたところで「本屋さん」というサイトを見つけた。ここの海外送料は従量ベースで1回\1,500程度から(500gまで)。おまけに購入額の1%がポイントとしてキックバックされる(\2,000の年会費を払えばポイント率が5%に上がる)。amazonほどには扱い品目が多くないこと、送ってみないと送料が分らないことなどの不安もあるが、今度使ってみようと思っている。


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Last modified: Tue Apr 16 23:38:25 LDT 2002
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