ニューヨーク引きこもり日記(2002/03〜2007/01)
この半月は「南青山」でも「引きこもり」でもないんだよなぁ。先月末から引き続いてケンブリッジ→ロンドン→ボン→ニューヨーク→シカゴと、よくもまぁ流れ流れてきたものだ。明日木曜日ですべて仕事が終わり、最後に気合を入れようか。
今日の夕方はLadyhawkeというニュージーランド女性歌手のライブを見に行こうかと思っていたのだが、直前になってビザが取れずにアメリカのライブが中止になったことが判った。どうしようかと思っていたが、RFIDの仕事仲間から誘いがあったので一緒に夕食にすることに。場所はホテルに入っているステーキハウスGibsons(5464 North River Rd, Rosemont IL, Tel:847-928-9900)。実はこの店昨日も覗いてみたのだが、あまりの混雑のためギブアップ。何かのカンファレンスの流れで団体客が流れてきたのかと思っていたが、今日も同じぐらいの混み具合。人気店なんだね。味のほうはホテルの中のレストランでこれだけのステーキが食べられたら悪くない、値段のほうは少々高め。周りに店が無い割りにカンファレンスなどで懐に余裕のある人があつまるからこんなに繁盛しているんだろうな。ただ、いろいろな話ができたので食事自体には満足。
部屋に帰って調べ物をしているとCFカードのDMAモードの記事が見つかる。このモードはPCの汎用CFスロットでは基本的に使えず、対応した製品でもPC上ではPIOになってしまうとのこと。うっかり買い換える前に気付いて良かったが、これは参ったなぁ。32GB SDの製品も出てきている(そして手の届く値段になっている)のだが、今持っているマルチメディアファイルは、MP3が24GB、AVIが11GBなので格納しきれないのだ。まぁインターネットラジオと映像とはSRSで高音質で聞けるし、SRSを無効化するのも簡単。MP3を高音質で聞きたい場合にはMP3tunesを使うか、どうしてもというなら一時的にSSDにコピーすれば良い訳なのだが…。
朝食 - ビュッフェ(ホテルバイキング)、昼食 - サンドイッチ、夕食 - ステーキ(ホテルレストラン)
DoubletreeはHilton系列のホテルなので今回も朝食券が付いてきたのだが、今回のチケットもCold Mealのみ。どうしても食べたいメニューがあるわけでなし、追加料金も払わずにトーストとカットフルーツだけを食べる。
朝食を終え、部屋を整理してから出張の最後のカンファレンス、EPC Connection 2008に。本日はプレカンファレンスセミナーで展示ブースも開いていないので人のあつまりはそれほどでもなく、おまけに3つのトラックのうち一番参加者の少ない奴をえらんでしまったのでちょっと寂しかった。プレカンファレンスなので早めに終わり、ホテルの部屋に戻って溜まっていた書き物の続き。プールで泳いでも、と思っていたのだがちょっと寒気がするので諦めた。昨日に続いて夕食をホテルのレストランで済ませ、ホテルから出ずに過ごす。現在ホテルの正式のレストランが改装中で、ロビーの一角を区切ったような所で
昨日はSRS Audio Sandboxをヘッドフォンで聞いていたのだが、今日はJBL on Tourで聞いてみた。出力セッティングをLaptop Speakersに設定してみて絶句。音場がぐわっと広がった。ON/OFFを切り替えて聞き比べてみると、OFFではモノラルで出力しているようにしか聞こえない。JBL on Tourは音質はとても良いのだがステレオ感が弱いのが残念だなと思っていたのだが、これならそこそこのミニコンポには全然負けない。レジストすることを決め、Webでライセンスを購入した。
朝食 - ビュッフェ(ホテルバイキング)、昼食 - サラダ、夕食 - オニオンスープ(ホテルレストラン)
朝食とちょっとした書き物を済ませた後にチェックアウト。地下鉄とバスを乗り継いでニュージャージーのオフィスに向かう。大事な打ち合わせがあったのだが予想していたより良い結果になりほっと一息。
昼食は馴染みのあるものを食べたくなりタイムズスクエアの吉野家で。メニューから卵やキムチが消えて結構印象が変わっている。その後はPenn StationからNJ TransitでNewark空港に。ここもほぼ2年ぶりだが今回のフライトはUnitedなのでContinentalで多用していたころとは別のターミナル。なのであんまり懐かしいという感じはしない。
今日の最終目的地はシカゴ。残念ながら市街地ではなく、O'Hare空港に隣接したRosemontというコンベンションエリアだ。タクシーを拾って目的地を告げたら「無料のシャトルがあるからそっち乗ったほうがいいよ」と親切に教えてくれ(まぁシカゴ市街に出る長距離客を拾いたかったのかもしれないが)、道を尋ねながら乗り場に向かう。O'Hare空港では直結しているHiltonの前にこの種のシャトルの乗り場が集中しており、それなりに合理的。到着後ほどなくシャトルバンが来て、10分弱の乗車の後にホテルに到着。今夜のホテルはDoubletree。部屋はそれなりの広さなのだが眺めが殺風景なのがちと残念。まぁ場所柄しょうがないな。
結構早い時間にホテルに着いたので時間に余裕がある。旅先ではあるが、以前から気になっていたアプリケーション、SRS Audio Sandboxをインストールすることに。これはPC用のオーディオ品質改善ソフトウェア。以前にこれのWindows Mobile向け機能縮小版SRS WOW HDをアドエスに導入してみてまずまず効果があったのでPCにも入れてみようと思ったのだ。効果はSRS WOW HDよりもはるかに劇的で、一つ一つの音がクリアに聞こえるようになり、なおかつ空間が広がる感じがする。PCでの音質調整と聞いて連想するイコライザ的なものとは全く別の印象だ。シェアウエアなのだがこれで25ドルは安い。始めに使ったときは音飛びが発生して、ひょっとして僕のLifebookではCPUパワーが足りないのかと思ったのだが、調べてみるとMP3ファイルを置いてあるコンパクトフラッシュA-Data Speedy 32GBがPIOでのアクセスを行っているからだということが判明した。本体SSDやSDカードに置いたファイルは何の問題も無く再生できる。DMAに対応した32GBのCF、買っちゃおうかなぁ。1万3000円ぐらいとちょっと良い値段なのだが。
朝食 - ビュッフェ(ホテルバイキング)、昼食 - 牛丼(吉野家)、夕食 - ハンバーガー(ホテルレストラン)
朝は早めに目が覚めたのだが昨日の火鍋が胃に残っていて食欲が無い。しばらくしてから起きて書き物を始めたのだが、結局朝食は抜いてしまった。昼前に外出し、昨日に続いてコインランドリーに。1時間ほどの作業の間に仕事関係のメルマガを一本仕上げる。その後はチャイナタウンに行き、久しぶりのNyonyaでプロウンミーを。その後はのんびりとチャイナタウンを散歩。昨日に引き続き天気が良いので歩くのが楽しい。チャイナタウンをゆっくり歩くのも考えてみればずいぶん久しぶりの気がする。
結局ホテルまで歩いて帰ってきたのだが、部屋に戻ってみるとずいぶん疲れている。ここ数日の肩の凝り方や汗のかき方を思い出してみると風邪のひきはじめなのかもしれない。まだ出張は残っているし、夕方には友人と待ち合わせている。大事を取って昼寝をして疲れを取ることにした。3時間ほど寝るとずいぶん疲れが取れる。
夕方にはDizzy's Club Coca-Colaに。今週は女性のジャズプレイヤーの特集で、本日の出演はRenee Rosnesというカナダ人のピアニスト。友人と待ち合わせて開演1時間前に店に入ったら、最前列、それもピアノの真正面の席に案内してくれた。予約時に特に席の好みを伝えてはいないし、もちろん特別なコネがあるわけでもない。このハコはステージの真後ろの壁が一面ガラスになっていてニューヨークを見下ろすことができるので、他のハコよりも最前列の席の値打ちがあり、これは嬉しい。肝心のライブも予想以上に素晴らしいものだった。強い個性を感じるわけではないのだが、スタンダードから自作曲まで、静かな曲から激しい曲まで、一つのセットの中で広い幅を確保しており、どの演奏も納得できるものだった。サイドプレイヤーもみなレベルの高い演奏をしていて、30ドルのチャージが申し訳ないほど楽しめた。ニューヨークのジャズはやっぱりいいな。
Duane Readeでちょっと買い物をしてからホテルに戻る。
昼食 - ロティ・プロウンミー(Nyonya)、夕食 - ガンボ(Dizzy's Club Coca-Cola)
やはり時差ぼけがあり5時過ぎに一旦目が覚めるが、寝なおして8時ごろまで休むことができた。これで時差ぼけが治れば良いのだが。朝食の後はヨーロッパから出て不要になった荷物を処分したり、インターネット接続が不安定で利用できなかった社内メールを確認して返信したり。
昼前に洗濯物を持ってホテルを出る。ふと空を見上げると雲ひとつ無い抜けるような空で、そよ風が吹き暑からず寒からずという天気。思わず「New York loves me...」と呟いてしまった。そんな素敵な日なのだが当座の目当てはコインランドリー。店を探してウロウロするのも嫌なので、夏に利用したClarion Hotelの隣の店に地下鉄に乗っていく。Duane Readeで洗剤を買い、洗濯機に投入してからStarbucksに。ここでは今年の夏にRFID in FASHIONで景品として貰ったStarbucks Cardを使う。これを使うとちょっといいことがあり、カードの情報をWebサイトで登録してIDを発行してもらうと、毎日1回2時間までホットスポットサービスを無料で使えるのだ。これは嬉しい。もちろんニューヨークでも探せば無料のホットスポットサービスを提供している喫茶店はあるのだが、どこにでもあって気軽に入れるスタバで使えるというのがいいよね。Webサイトを見ながら時間を潰した後、コインランドリーに戻って洗濯物を乾燥機に移す。その間はJAS Martに行ってナイロンタオルを購入し、Latin Thingという中南米料理のデリで昼食を済ませる(61-B Lexington Ave. bet. 25th & 26th Sts., Tel:212-213-2522)。その後戻ると乾燥が終わっていたのでホテルに持って帰る。
洗濯物をホテルに置いた後に再び外出。最初に出かけたのはChelseaのギャラリー街で、ロンドンのシティ誌で存在を見つけていた横尾忠則展にまず足を運ぶ。Friedman Bendaというちょっと広めのギャラリーで開催中だったのだが、内容は今ひとつ。出展されていた作品の多くは先日世田谷美術館を巡回していたもので、最近のY字路シリーズなどが中心。展示スペースも広めに取ってあったのだが、今これをニューヨークで展示する意義が伝わってこない。ギャラリーのキュレーターも困ったのではないか。面白かったのはPaceWildenstein Galleryで李禹煥展を開催していたが、これが素晴らしかった。「もの派」の中心人物であり、ちょっと前の世代の作家さんかなという印象を持っていたのだが、今回の展示はそういう歴史性の黴臭さを感じさせない現役感バリバリのもの。ほとんど造形の手を加えていない石と鉄板によるインスタレーション、真っ白いキャンバスに、あるいは壁そのものに一つのストロークだけを置いた絵画など、静謐さと緊張感の両方を感じさせるものだった。
その後はちょっとした買い物を。Adobe Acrobat 9のアカデミック版を買おうとNYUのコンピューターショップに行ったらPro版しか無くて見送ったり、Joe the Art of Coffeeで久しぶりにコーヒーを飲んだり、Barnes & Noblesで日本未発売のCibo Mattoのベスト盤を買ったりとまぁいろいろ。大漁状態でホテルに戻ってシャワーを浴びる。ナイロンタオルで垢を落とすと非常に気持ちいい。ヨーロッパは硬水で垢が落ちなかった上に、ナイロンタオルを持っていき忘れてまともに体を洗えなかったからなぁ。その後は再度外出して、当地の友人やその知人たちと火鍋。久しぶりに食べて美味しかった。
朝食 - ビュッフェ(ホテルバイキング)、昼食 - 鶏肉のトマト煮(Latin Thing)、夕食 - 火鍋(Grand Sichuan New York)
5日続いたEPCglobal JAGも本日が最終日。会場は昨日に引き続いて宿泊しているホテルなのだが終わるのが昼過ぎなので先にチェックアウト。本日の発表は分科会の活動報告で正直単調だったのだが、せっかくなので最後まで聞いていく。
会議が終わると出発しなければいけない時間まで1時間ある。ボンでは結局音楽を聴きに行く時間が無かったし、ホテルのあるエリアは美術館・博物館が集中する地区。せめて美術館の一つぐらいは覗いていこうと、Kunstmuseum Bonnに出かけることにした。ここは公立の近現代美術館で、コレクションの軸は「アウグスト・マッケとライン印象派」および「ドイツの戦後美術」。前者は有名作家の作品もほとんど無く個人的にはあまり面白くはなかったが、ドイツ戦後美術のほうはキーファー、リヒター、ペンクなどのビッグネームの作品が並んでいて見ごたえがある。しかも知名度の低いドイツの作家と並べて展示されているのでドイツ美術という枠組みの中での位置付けも何となく分かるというオマケ付き。この美術館のためにわざわざボンに行くほどではないが、ボンに用事があるのなら立ち寄ってみて損は無いと思う。ちなみにこの美術館は企画展もやっていて、現在開催中だったのはNedko Solakovという現代美術作家の個展。ビデオ作品とインスタレーションが中心で、正直あまりピンと来なかった。
美術館を出た後は市電でドイツ国鉄DBの駅に移動。ボンに来るときに使った駅はボン中央駅なのだが、今回向かう駅はSiegburgという郊外駅。この二つの駅はJRでいうと三宮と新神戸みたいな関係にあり、市街地の中心にあるのはボン中央駅で、バイパス路線を走る郊外列車が停まるのがSiegburg駅なのだ。ボン中央駅からフランクフルト空港までは日に数本しかない直通列車で100分、通常のマインツ乗換えだと2時間以上かかるのに対し、Siegburg駅からは毎時1・2本の特急が走っている上に所要時間は40分。市電の移動時間25分をかけても十分元が取れる。Siegburg駅周辺はドイツの街とは思えない、まるでニューヨーク近辺のベッドタウンのような殺風景な場所でまともな食事をできる場所も無く、ドーナッツを買って軽い昼食に。
乗り込んだ特急列車は大混雑で席に座れず、学生に混じって出入り口に座り込むことに。こんな何でもない金曜日の午後早くの便がなんでこんなに混雑しているんだろうか。Siegburgからフランクフルト空港駅まではノンストップで、見える景色もトンネルと山ばかりでこれも新幹線の新神戸のあたりっぽい。フランクフルト空港では飲もうと思っていた名物のリンゴ酒を出すバーが見つからず、入国ゲートでパスポートチェックのためにかなり待たされたりして面白くない。
ニューヨークへのフライトはトラブルも無く、予定通り7時半に到着。飛行機を降りるとやっぱりほっとする。イギリスもドイツも楽しかったが、どこかかなり気持ちが張り詰めていたようだ。この週末は友人に会ったりするもののフリーなので、気分転換のほか買い物なども済ませておこう。入国審査では日本からのJAL便とぶつかったり、少しでも早く着こうと地下鉄ではなくLIRRに乗ったら遅れたりとかで、今回宿泊するホテルMillenium Hiltonに到着したのは10時前になっていた。
実はニューヨークでのホテルはもっとカジュアルなところでいいかと最初は思っていた。が、検索してみるとこの日程は半端なくホテル代の相場が高い。何と、夏に100ドル強で泊まったClarion Hotel Park Avenueが350ドルもするのだ。たぶん何か大きなカンファレンスとぶつかったのではないかと思うのだが、その中Millenium Hiltonだけが妙に安く、Clarion Hotelと同じ値段。何か訳があるのかと思っていたら手品の種は目の前にあるWorld Trade Center跡地の工事。夜の10時過ぎだというのに工事の音が部屋にガンガン響いてくる。サイドテーブルに「お使いください」と耳栓が置いてあるのには笑ってしまった。11時過ぎには工事の音が止んだので実害は無かったのだが。
朝食 - バイキング(ホテルカフェテリア)、昼食 - ドーナツ、夕食 - マッシュポテト(機内食)
今日のセッションは午前午後共に宿泊しているホテル。昨日までの会場は徒歩20分弱なので遠いというほどではないのだが、ホテルの中で済むとやはり楽でよい。あと、昼間に部屋に戻れるのもいいな。洗面台で明日と明後日の分の下着を洗濯。日曜日はニューヨークで自由になるのでコインランドリーに行くことができる。
セッションは5時半ごろに終了。滞在中に一度くらいは音楽を聴きに、と思っていたのだが、無理が続いていたのか結構へとへとで奥歯の歯茎も腫れたりしている。出張はあと一週間続くので無理はできないと思いライブは諦める。その代わりボンの中心街に出かけてお土産をみつくろうことに。今までは駅とホテルの間はタクシーで往復していたので気付かなかったが、駅前にある広場はそこそこにぎわっている。その中にあるデパートGaleria Kaufhofに入ってみると地下に食料品売り場が見つかった。日本とニューヨークの友人への土産にチョコレートとバームクーヘンを購入。このチョコレート売り場は目が覚めるような鮮やかでモダンなレイアウトになっていて楽しい。前回ミュンヘンに来たときには感じなかったのだが、ドイツ人のデザインセンスって個人的にすごく壺にはまる。
アルコールは取りたくなかったし食べる量も軽めで済ませたかったので、夕食は屋台のカレーソーセージ。舟形の紙皿にぶつ切りのソーセージを入れ、ケチャップソースとカレー粉をかけたこの食べ物は、楊枝で食べることもあり何となくたこ焼きを思い起こさせて懐かしい。満腹したところでホテルの部屋に戻り、歩いたあたりのすぐ近くにあったベートーベンの生家を見てくるのを忘れたのに気が付いた。まぁ、いいか。残りの時間は湯船に浸かったりゆっくりストレッチをしたりして過ごす。明日はまた8時間以上のフライトだ。
朝食 - バイキング(ホテルカフェテリア)、昼食 - パスタ類(展示会会場)、夕食 - カレーソーセージ
この出張中に世界のマーケットが凄いことになっている。こういう歴史に残るような時期にロンドン・フランクルフト・ニューヨーク(みんな通過ではあるが)とまとめて廻れるというのは非常に得がたい体験だと思うのだが、正直あまり実感が無いんだよな。展示会や会議の席ではもちろんそういう話は出てこないし、ちょっと街に出たくらいではそういう空気をつかむことはできないし、テレビはなかなか見る時間が無いし。
今日の夕方はEPCglobal JAGの懇親会。会場はボンの郊外にあるGodesburgという古城で、展望台などの普通の観光設備に加えて城の一部がパーティー会場に改装されている(Auf dem Godesberg 5, 53177 Bonn-Bad Godesberg, Tel:0228-316071)。部屋の中は普通のパーティールームなのだが丘の上にあり眺めが良いし、会場に入るまでに盛り上がる。料理はソーセージ中心のドイツ料理で月曜火曜に食べたものとあまり代わり映えはしないのだが、一定のレベルのものが出てくるので不満は無い。今後のことを考えて名刺を交換したかった人とも挨拶ができたし、結構肩の荷が下りた感じ。
朝食 - バイキング(ホテルカフェテリア)、昼食 - ビーフシチュー(展示会会場)、夕食 - ドイツ料理(Godesburg)
今日はサイト見学の日。デュッセルドルフ郊外にあるMERTOのRFID Innovation Centerとreal Future Store、そしてDHLのInnovation Center。METROのRFID Innovation Centerは企業の規模ほどではなく、まぁこんなものかな、という感じ。ハードを売る側の立場ではないからこんなものかな。本格的な電波暗室を持っているのはさすがと思ったが。real Future Storeは面白かった。ここはMETROの総合スーパー(生鮮品も扱う)の試験店舗であり、実際の店舗として運営をしながら近未来の小売コンセプトの実験をしている。日本ではRFID関連のニュースで伝わっているのがメインだと思うのだが(僕が知らないだけか?)、実際にはRFIDを使っているのはほんの一部。現時点でのメインは携帯電話のカメラをバーコードリーダーとして使う買い物支援システムだったし、化粧品売り場にある化粧の体験コーナーはRFIDを使うものではなかった。店頭で顧客体験に使うシステムって、RFIDで個体識別を行う必要ってあまり無いんだよな。
夕方は同僚と駅前のZum Gequetschtenというビアハウスで(Stemstrasse 78 53111 Bonn, Tel:02 28/63 81 04)。一人では食べられないいろいろなドイツ料理を食べられて満足。ただ、最近けっこう胃が弱ってきた。せっかく珍しい土地に来てるんだからあれもこれも、とかいう浅ましいことを考えてちゃいけないんだけど、ドイツはなにげに食べ物が美味しいんだよな。ソーセージもビールもパンもコーヒーもケーキもみんな美味しい。少しずついろいろなものを食べるようにしよう。
朝食 - バイキング(ホテルカフェテリア)、昼食 - サンドイッチ、夕食 - ウィンナシュニツェル(Zum Gequetschten)
今日から金曜日までEPCglobalのJAG(Joint Action Group)に参加する。名前の通り基本的にはEPCglobalの中のアクショングループが同じタイミングで会合を行い、そこで総会も行おうというものだが、それ以外の情報提供やサイト見学のセッションも含まれている。僕はリサーチ担当なのでアクショングループには参加せず、情報提供のセッションを見て廻ることになっている。
午前の会場のDHL Innovation Centerはボンの市街からちょっと離れた場所にある。タクシーで出かけたのだが運ちゃんが迷ってしまい、たまたまPCの画面に表示したままになっていた地図で何とかたどり着くことができた。午後の会場はDeutsche Post Tower。ボンは小さく静かな街なのだが、そこにはちょっと不似合いな感じの全面ガラス張りの高層ビルだ。
午後のセッションは予定より早く終わった。今日の夕方は食事などの用事も入っていない。せっかくドイツに来たのだからちょっとは観光っぽいこともしようと、ケルンに大聖堂を見に行くことに。ボンからは列車で20分強の距離なので遠出というほどではない。ケルンの大聖堂はまさに駅前にあり、出口を出たところでその姿に圧倒された。これが青空や夕焼けの中に白亜の建物が…というのであれば素直な感動だったのだが、どんよりとした曇り空の下に黒く煤けた巨大な建物がそびえているのは一種異様な迫力がある。その後は駅の周りをぶらぶら。なんとなく日本の駅前の繁華街のような感じでなじみやすい。夕食はふと見つけたレストランで。名物のケルシュビールと焼きソーセージを頼む。ケルシュビールは軽くて飲みやすい味。隣のテーブルに座っていた親子連れがマスタードを探していたので自分のテーブルのを渡してあげたのだが、女の子(たぶん小学校低学年くらい)がおそらく「それ取ってくれますか」みたいなことをドイツ語で言い、言葉は分からなかったが身振りで意味が分かったのでマスタードを取ってあげたら「Thank You」と言われた。これぐらいの歳の子供でもすらっと英語が出てくるんだなぁ、と感心した。
帰りは急行に乗りそこない、本屋で少し時間をつぶしてから各停でホテルに戻る。インターネットでニュースをチェックすると異常に遅く、時々接続が途切れる。チェックインしたときに4日の利用権を頼んだのは失敗だったか。
朝食 - バイキング(ホテルカフェテリア)、昼食 - ドイツ料理(セッション会場)、夕食 - 焼きソーセージ(?)
今日は出張の第2の目的地ドイツはボンへの移動日。フライトは12時なので早すぎもせずかといって何か観光イベントをこなせるわけでもなし、という時間。なのでヒースロー空港には地下鉄で向かって交通費を節約することにする。食事を終えてからホテルを9時にチェックアウト。駅にも近いし便利なホテルだったな。機会があればまた使ってみよう。
ロンドンからのフライトはフランクフルト行き。ボンには空港があってヒースローからも直行便が出ているのだが、自分で調べたときは気が付かず、見つけたときは発券済みで後の祭り。知らないところに出かけるときはちゃんと旅行会社なりのアドバイスを貰うべきだな。それでも2時間ほど余分にかかるだけだから、と思っていたがそれは甘かった。フランクフルト空港には鉄道駅が直結していて、そこでボン行きの一番早い列車を尋ねたら一旦近郊列車S-Bahnでマインツに出て、そこで特急に乗り換えるルートになると説明を受けた。チケットを買って乗り継ぎ時刻表を印刷してもらい、確かにその時間にそのホームに来た列車に乗ったのだが、気が付くとマインツ駅を通過する路線を通っている。なぜ…?正直状況がつかめないまま列車を乗り換えてマインツ駅に行ったのだが、乗るはずの列車は出発した後。次の列車は定刻で1時間後、しかも20分遅れで運行中という。前の列車が20分遅れていてくれれば間に合ったのに。まぁ、今日は夕方の予定は無いし、旅の思い出で心に残るのは得てしてこういう予想外のトラブルだったりする。今回もマインツ駅のまわりでぶらぶら時間をつぶし、駅前の売店で買った焼きソーセージがとても美味で幸せになった。それでもそれを差し引いても残念だったのは、車窓からのライン川の風景を眺められなかったこと。有名なローレライの岩山に差し掛かるころにはすっかり日が落ちていたのだ。
ボンの駅からタクシーを拾ってホテルに向かおうとすると、日本から出張してきた同僚と鉢合わせ、同じタクシーでホテルに向かう。今夜泊まるホテルはHotel Kanzlerというドイツ系資本のホテル。それでかどうか、節約が徹底していて、通路の照明は対人センサーに連動しているので直前に近づくまでは真っ暗。部屋のカードキーも抜いた瞬間明かりが消える。日本やアメリカだと客からやりすぎだと苦情が来るだろうが、こればヨーロッパ流ということだろうか。同僚とバーで一杯引っ掛けようかとロビーに尋ねたら日曜は閉めているとのこと。半ば呆れつつ飲みは諦め、部屋に戻ってさっさと寝ることに。
朝食 - イングリッシュブレックファスト(ホテルカフェテリア)、昼食 - 串焼き(機内食)、夕食 - ソーセージ
朝起きて窓の外を見てもあまりすっきりしない天気。昨日に引き続き午前は書き物に当てることに。溜めていたメルマガとか日記とかがちょうど昼ぐらいに全部片付いたので、ここで外出することにした。
今日の午後もギャラリーめぐり。有名どころで気になる展示は昨日廻ってしまったので、今日はTimeOutのギャラリー欄に載っていた日本人らしき作家の展示を見に行くことにした。これが結構何件もあってびっくり。最初に出かけたのはBethnal Green駅の近くにあるT1+2 Gallery。駅の出口のあたりは寂れた郊外の住宅エリアという感じで、ギャラリーのある通りも普通の住宅街に見えるのだが、ギャラリー自体は中々の広さだった。展示自体は特に興味深いというほどでもなかったので感想はパス。面白かったのは帰り道で、来たときとは反対のLiverpool Street駅の方に向かったのだが、途中から妙にこじゃれたブティックなどが並ぶエリアに入った。ニューヨークのパークスロープあたりのような空気を街が発散している。このあたりは観光ガイドブックには特に載っていなかったのでなんだろうと思っていたが、部屋に戻って調べてみたらイースト・エンドというブルックリンのような流行のエリアの一部だったことが分かった。ギャラリーを訪ねていくとこういう予想外の発見があって楽しい。
韓国レストランで軽めの昼食を済ませ、CDショップで買い物をしてから次のギャラリーに向かう。歩いていく途中に家具屋らしき建物があったのだが、一緒に絵が展示されていてそれが妙に日本テイスト、しかもインテリアアートではありえない自己主張の強い絵だった。思わず中に入ってみたら、それはArts to Lifeというプロジェクトがインテリア家具店を会場として借りて行っているギャラリー展示だということが分かった。出展している作家はMuneyumi Oshiroという日本人。驚いたことにボストン美術大学の大学院生だという。確かに切り口は面白いがまだ作品に詰めの甘さを感じた。しかし、イギリス人はそういう人間を発掘して展示のチャンスを与えるんだなー。イギリス人は芸術作品を作るのは苦手だが目利きは得意だという半分皮肉のような表現があるが、後者については全くの真実だと思う。現代美術シーンについてもニューヨークは商業色が強すぎ、クールだが売れなさそうな作品を評価するのが案外難しそうな気がする。
最後に立ち寄ったギャラリーが今回の最後の目当てのHamiltons。現在展示中なのはアラーキーこと荒木経惟の「墨汁綺譚」展。彼の個展を見るのは3年ほど前のニューヨーク、Anton Kern Gallery以来になる。その時は女性の緊縛写真を花の写真とコラボレートしての展示だったのだが、今回は直球の緊縛写真、しかも白黒で彼のパブリックイメージそのままのもの。実際新作ではなく過去30年の間に発表された作品から選ばれた展示らしいのだが、オリジナルプリントに墨で賛を書き込んだものが展示されるのは今回が最初だとか。実際、写真と墨のなまめかしさに圧倒される思いがした。しかし、彼の作品を見るのは海外ばかりだな。日本で個展をやっていないはずも無いと思うのだが。
一通り廻ったところでホテルの部屋に戻り一休み。Webサイトで調べ物をしていると、Oyster Cardを持っているとトラベルパスを買わないで良いことが分かった。Oyster Cardには一日の利用額に上限が設定されており、トラベルパスより高い料金は課金されない仕組みになっているのだ。なーんだ、わざわざ不便な紙のチケットを買って損をしたよ。しかし、観光客のような短期滞在者には便利な仕組みだな。日本でも導入できないのだろうか。他にもOyster Cardでもオートチャージ(Auto top-upという)ができたりなど、いろいろ面白い仕組みを発見した。
夕方は中華料理でこれもまた軽めの食事を済ませる。エビワンタンメンを頼んだら、皮が黄色で麺が硬めの、ちょうどニューヨークの利口福と同じ系統のものが出てきた。味に不満は無かったが値段が£3.90と利口福の2倍なのは場所柄しょうがないんだろうな。ちなみにBayswaterのHung Taoという店(51 Queensway W2, London, Tel:020-7727-5753)。その後は地下鉄をバスを乗り継いでライブに出かける。会場はCafe OTOというハコ。OTOは日本語の「音」である。名前の由来とかスケジュールのラインナップからして、おそらくニューヨークのStoneとか今は亡きTonicとかのようなエクスペリメンタル系のハコだと思っていた。その想像はほぼ当たったのだが、内装はブルックリンのクラブに近いかな。広めのロフトに無造作にソファーを置きましたというゆるい感じが気持ちいい。今夜の出演はAtsuko Kamura。TimeOutのライブ欄を見ていて日本人っぽい名前があったので調べてみると昔イギリスでデビューしたFrank Chickensというバンドのボーカルの人がそのままこちらで活動しているようだが、現在はI am a Kamuraというソロプロジェクトを立ち上げている。いかにもエクスペリメンタル、というバンド2つのあとにAtsuko Kamuraが登場。出している音は意外なことにフォーク系で、浅川マキみたいな感じ。歌詞も日本語だ。東京の古いジャズクラブでやっていても違和感の無い音をロンドンの街外れのクラブで流れていて、イギリス人ばかりの客が静かに耳を傾けている。なんだか不思議な体験だった。
ライブが終わって店を出るともう11時を廻っている。道路に出てみると乗る路線のバスが来ていたので喜んで乗りこんだがどうも様子がおかしい。周りの人に聞いてみるとなんと反対方向行きのバスだった。あわてて飛び降りるとちょうど反対方向行きのバスが来ていたので信号無視で道路を横断。無理していると自分でも思う。幸いその後の乗り継ぎは良く、12時半には部屋に戻ることができた。軽くシャワーだけを浴びて寝る。
朝食 - イングリッシュブレックファスト(ホテルカフェテリア)、昼食 - スンドゥブチゲ(RAN)、夕食 - エビワンタンメン(Hung Tao)
今日もまた夜明け前に目が覚める。今回の出張はちょっと時差ぼけがひどい。日本からヨーロッパという移動は7年ぶりなので、アメリカの時とは体内時計の動きが違うのかもしれない。部屋のインターネットサービスを使って会社のネットワークに接続し、ケンブリッジでできなかったメールのチェックと返信をする。一旦朝食を取ってから部屋に戻り、昨日の展示会レポートを書き上げる。
ひとしきり用事を済ませると1時前。脂っこいものは嫌だなと思ってBayswater駅前のタイ料理の店で済ませる。その後はホテルの目の前にあるハイドパークを横切り、まずはSerpentine Galleryに。Gerhard Richterの個展を開催中でそれが目当てだったのだが、入ってみるとTimeOutには載っていなかったCao Fei(曹斐)の展示をやっていた。彼女の作品は3年前にLombard-Freid Fine Artsで見たことがある。その時の作品は日本のアニメのコスプレを来た中国の若者を現実の光景の中において撮った写真とビデオだった。その後日本にも巡回してちょっと話題になったらしい。で、今回展示されていたのは、セカンドライフ中に作った仮想の都市というかテーマパーク。RMB Cityという名前で中国のカリカチュアになっている。ちなみにRMBとは人民元のこと。そういえば10年ほど前のスワロウテイルという映画で近未来の無国籍アジアタウンの名前がYen Townだったなぁ。話を戻すとRMB Cityをデモで見る限りありがちというか単体作品と比べてちょっと古めの3Dモデルなんだけれど、これをセカンドライフの中でやるということに現在の美術作品としての意味があるのだろう。僕はセカンドライフに詳しくないのでその当たりの手ごたえが実感できないのだが。ちなみに彼女のアバター名はChina Tracy。セカンドライフにアクセスできる人は覗いてみてはいかがだろうか。
その後はVictria and Albert Museumに移動。現在開催中の企画展は"Cold War Modern"というタイトルから想像が付くとおり、1945年〜1970年の冷戦期のデザインに関する展示。欧米だけではなく東側ブロック、さらには中南米の作品なども展示されているのだが、日本や中国などのアジア圏はほとんど含まれていない。V&Aというと工芸品というイメージがあるが、展示自体は芸術作品から報道展示までバラエティーに富む内容だった。この時代とテーマ、ぱっと見て面白い事を狙うのであれば大阪万博的なミッドセンチュリーデザインなり東側ブロックの濃い目のプロパガンダアートなりを中心に据えれば良いのだが、そこはあえて外して渋めの展示になっている。冷戦期のデザインの流れを概観できる良質の展示になっていたのではなかろうか。こういう骨太の展示を見ると、日本の同時代を扱ったデザイン・工芸品展がビバ三丁目の夕日のレベルに留まっているのがちょっと悲しくなる。 そんな良くできた企画展ではあるのだが、日本人の視点から見て残念なのが、アジアの冷戦が全くスコープに入っていないこと。特にアジアは今でも冷戦真っ盛りなわけであり、先の北京オリンピックを見ても国威発揚のためのプロパガンダは現役だ。日本もその構造の一方の当事者であるし、朝鮮半島の状況はまたいろいろある。この種の冷戦構造と現在のデザインの組み合わせとを、欧米・ソビエト圏の冷戦時のデザインと比較できたらさぞ面白かったのにと思う。とはいえ、それはイギリスの美術館ではなく、日本人自らが取り組むべきテーマなんだろうが。
最後に出かけたのはTate Modern。やはりロンドンに来たからにはここは見ておかないと。常設展のレベルは相変わらず高く、何度も足を運んでいるはずなのに新鮮な感動がある。誰もが知っている名画をかけておけばそれでいい、というのではなく、関係のある作品をキュレートしてコンセプトを伝えたいというのが明確なんだよね。そして今回は奮発して企画展も見る。現在開催中なのはMark Rothko展。なんと、川村記念美術館の「ロスコ・ルーム」の作品を含めて、シーグラムビル用の作品が15枚集まっている。半分が展示されるロスコ・ルームも十分凄いのだが、15枚並ぶと圧巻だ。現代美術に詳しくない人にこそ見て感じて欲しいと思う。ただ、評論家の間では作品が目線より上に展示されていることがロスコの意志に反すると残念がる声もあるようだ。来年の2月から川村記念美術館に巡回するそうなので、日本在住の人はそこで見たほうが良いかもしれない。
Tate Modernに来たからには締めは当然7階のレストラン。ちょうど夕暮れから日が沈む時間になり、テムズ対岸のシティーの眺めを楽しむことができた。ここへ最初に足を運んでからもう7年。その後はほぼ毎年来ていてそのたびにこの眺めを一人で見るのは馬鹿らしいと思うんだよなぁ。次にくるときこそは女性をエスコートしてきたいものだ。帰りにテムズ川沿いのパブFounders Armsでエールを一杯引っ掛けるのもいつもと同じ。思ったよりも遅い時間になったのでライブに出かけるのは諦め、ホテルにまっすぐ戻って買ってきた図録を眺める。
朝食 - イングリッシュブレックファスト(ホテルカフェテリア)、昼食 - タイカレービーフン(Tuk Tuk)、夕食 - フィッシュアンドチップス(Tate Modern Restaurant)
展示会最終日。今日は会場と同じところに泊まっているわけで朝は楽ちんだ。荷物を片付けていると寮にランドリーの施設があるという案内に気付いた。考えてみれば当然の話なのだが盲点で全然気付かなかった。持ってきた下着を全部使ってしまい洗濯が必要になっていたので、洗面台で手で洗うよりは全然良いと寮の管理人さんに洗濯機用のカードを借りて洗濯開始。休み時間に作業をしたりして乾燥まで終えてしまった。ほっと一息。
展示会は4時に無事終了。タクシーで駅まで出てロンドンに戻る。今夜の宿泊場所、Hilton London Hyde Parkに着いたのは6時前。一泊£129とまずまずの値段なのだがベッドはシングル。ただ夏のニューヨークで泊まった時とは違い小さいながらも机があるので困ることは無い。名前の通り窓からHyde Parkを眺めることができる感じの良い部屋だ。地下鉄のQueensway駅に直結、Bayswater駅からも徒歩3分ほどなのでどこに行くにも便利が良い。
夕方は当地に駐在している同期・先輩と夕食の約束をしていた。せっかくのロンドンだしパブ飯でもと最初は言っていたのだが、やっぱゆっくり離せないだろうからということで日本料理の店に。Liverpool Street駅の近くの辰宗という店で、東京でオフィスビルのテナントとして入っている居酒屋の雰囲気を遺憾なく発散している(32 Broadgate Circle EC2, London, Tel:020-7638-5863)。実はニューヨークには少なげな店で(駐在相手の店でも微妙に崩れた感じがある)、このあたりロンドンのちょっと不思議なところ、というか、ニューヨークに比べてフリーな立場の日本人が少なく圧倒的に駐在優位の世界なんだろうが。友人はロシア担当でいろいろ大変みたい。僕の同期も悩む年齢なんだよな。
朝食 - クロワッサン(寮食堂)、昼食 - ローストチキン(展示会会場)、夕食 - 和食(辰宗)
激しい風雨の音で夜明け前に目が覚めたが、夜が明けてみるとそこそこ晴れている。昨日の朝は曇りだったので気付かなかったのだが、部屋の窓からの眺めは息を呑むほどに美しい。窓の一つがケム川に面していて、川べりをゆっくりと人や自転車が通っていく。今朝はチェックアウトしなければならず荷物が多いのでタクシーを拾おうと思っていたのだが、この景色を見て考えを買え、歩いて会場に向かうことに。すばらしい眺めで歩くのは苦にならなかったのだが、10分ほど遅刻してしまいちょっと焦る。
展示会の内容は基本的には昨日と同じで、そちらに興味のある人はRFID a GoGo!のエントリを読んで欲しい。今夜は夕食会が無いので5時のセッション終了でフリーになる。今夜の宿泊はChurchil Collegeの学生寮。展示会の参加オプションとして一泊できるようになっており、宿の移動は面倒臭かったのだがケンブリッジ大学の学生寮に泊まってみたいという好奇心には勝てず申し込んでしまった。部屋はいかにも学生寮なのだがバスとトイレの設備はある(キッチンは無い)。学生に戻ってこういう部屋で過ごしながら一日中勉強する暮らしをしてみたいなぁ…。このChurchil Collegeだが、Churchill College Hospitalityというプログラムでこの種の展示会や会議をホストする体制になっているようなので、イギリスで会議をやってみたいなんて方はチェックしてみてはいかが。参加者に喜ばれること間違いないと思います。
夕方はライブでも見に行こうかと情報誌を眺めていたのだが、どこでもライブはやっておらず諦めて街をぶらつくだけに。夕食はたまたま目に付いて入ったMitraというパブでエールとフィッシュアンドチップスを。酔いつぶれる前に寮まで帰り、寮のバー(そんなものもちゃんとある)でギネスを一杯飲んでから部屋に戻る。酒が入っているのでレポートをまとめるのは明日に廻し、ちょっとメールとニュースサイトをチェックした後は早めに寝る。
朝食 - イングリッシュブレックファスト(ホテルカフェテリア)、昼食 - ソーセージ(展示会会場)、夕食 - フィッシュアンドチップス(Mitra)