南青山引きこもり日記過去ログ(2008/08前半)

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綱島引きこもり日記(2007/01〜2007/11)

ニューヨーク引きこもり日記(2002/03〜2007/01)

2008/08

08/15(Fri)

最後まで時差ボケが少し残っていたのか、6時前に目が覚めてしまった。今日は時間が厳しいわけでもないのもっとぐっすり寝ていたかったのだが、目が覚めたのならちょっと早めに部屋を出て片付けてしまいたい仕事がある。無料のワッフルを食べてチェックアウトを済ませ、スタバに移動して会社メールのチェックやRFID in FASHIONのレポート作成など。さっと終わらせて美術館でも冷やかせれば、と思っていたのだが気が付けば昼近くになっていたのであきらめ、地下鉄を乗り継いでオフィスに向かう。

今回はニューヨークに住んでたときと同じくPort Authority Bus Terminalからの路線バスに乗るのだが、その前に昼食を済ませておきたい。以前から気になっていたゴーゴーカレーという店が近所にあるので出かけてみることにした(273 W 38th St. bet. 7th/8th Sts., Tel:212-730-5555)。ここは金沢に本拠がある日本のカレーチェーンで、僕がニューヨークを離れてから進出してきた。同郷の好みでゴジラ松井を応援していていろいろとっぴなキャンペーンをやっていることもあり結構ニュースに取り上げられていると思う。店があるのは昔怪しげな日系ラーメン屋があったところで店の広さはそれほどでもない。店員が「いらっしゃいませ」と挨拶してきたので日本語で注文したら通じなかったのであわてて英語で言い直す。標準サイズのカツカレーが税込み8ドルちょっとと手ごろ。味はカレーのチェーン店のものだが揚げたてのカツが香ばしい。ニューヨークに住んでたら月に1回ぐらいは食べに行っちゃうかも。

今回泊まるホテルEmbassy Suitesはオフィスの2つ手前のバス停にある。それなりの距離があるので歩いていくにはちょっと辛い。チェックインしようとしたら部屋がまだ準備できていないと言われ、荷物だけを預ける。待ち合わせ時間まではまだ少しあったので、近所にあるWal-MartとSam's Clubの店内を少し覗いてからバスを待つ。非常に馴染みのある景色で、自分が出張者としてここに来ているというのがちょっと不思議な気がする。

打ち合わせは非常に密度の高いものだったけれどそれに見合った収穫があった。夕方は当地に勤める同期と夕食に。僕が着任したときには7人の同期がいたのだが今いるのは彼だけでしきりに寂しがっていた。友情で焼肉を食べた後Bazookaでオリンピック風景を見ながらビールを飲むという昔よくやったコースに付き合ってもらい、とても満足。

彼と別れてホテルにチェックインし、部屋に入ってみるととても広い。名前の通りスイートの部屋なのでベッドルームとリビングルームが分かれているのだが、ベッドルームにあるキングサイズのベッドだけで今朝まで泊まっていたClarion Hotelの部屋と同じぐらいの広さがある気がする。ただ、荷物を開いてみるとやっぱりこれだけのサイズがあってもちょっと使いきれなくはあるなぁ。ドリンク無料券を貰ったのだがさすがにこれ以上呑む気はせず、シャワーを浴びて眠ることに。

朝食 - ワッフル(ホテルカフェテリア)、昼食 - カツカレー(ゴーゴーカレー)、夕食 - 焼肉(友情)

08/14(Thu)

今日も昨日に続いてRFID in FASHION。今朝の開始は8時半からと早い。スタバでメールを確認していたら会場に到着したのはギリギリの時間になっていた。

昨日に引き続いて昼食は用意されていたのだが、ハードなセッションが続いたのでもう少し良いものを食べたい。火曜日のRFID勉強会でも一緒だった仲間と、あと会場で知り合った日本人参加者の3人で外に出かけることにした。店はベルギー料理のMarkt。昔はMPDの入り口にあった店だが、最近Chelseaに移動したらしい(676 6th Ave. at 22nd St., Tel:212-807-0615)。ランチ時とはいえ3人だったので奮発してそれぞれの料理の他にムール貝をシェア。久しぶりに食べたので美味かったな。

展示会は5時に終了。日本への土産を買おうとJacque Torres Chocolateに出かける。残念ながらDUMBO店に行く時間は無く(店の近所の橋の下の公園からの眺めが大好きなのだけど)、SOHO店の方に行く。SOHO店はJazz Galleryに行く道の途中に店があり、こちらの風景も懐かしかった。店内はこちらのほうが広く、内装はDUMBO店のcozyな感じに比べて華やかな感じ。買い物を済ませて店を出ると激しい夕立が降っている。あわてて最寄の地下鉄の入り口に飛び込んだら1 Lineのダウンタウン行きだった。Fulton St.駅を廻って6 Lineの28th St.駅まで行くには30分ぐらいかかってしまい、かなり無駄だったかも。

今日の夕方は友人と食事の約束があり、ジャズクラブSmokeに向かう。どういうわけかイーストサイドにあると思い込んでいたのだが、駅を降りて住所を確認するとBroadwayと106th St.の角という島の反対側。歩いていける距離でもないのでタクシーを拾う羽目になってしまった。Smokeにしたのは友人から名前が出て久しぶりに行ってみてもいいかなと思ったからで、中に入ってみるとその思いを裏切らない相変わらずの良い感じの雰囲気。いつの間にか料理を出すようになっていて、そのレベルがちょっと普通のジャズクラブのレベルを超えている。ピザやツナステーキを頼んだのだが普通のレストランと比較して十分満足できるレベル。デザートも上品で分量もちょうどいい。本日出演のOrrin EvansはWebで見た記事からは年配で癖のあるプレーをする人かと思っていたのだが、実際聞いてみるとごく普通の演奏だった。食事や友人との会話の邪魔にならなかったのでかえって良かったのかもしれないが、ゴリゴリの演奏を期待していたのでちょっと拍子抜けではあった。

帰りは96th St.を走るクロスタウンのバスに乗り、僕はLexington Ave.で降りて6 Lineに乗り換え。明日はチェックアウトなのだが時間がゆっくりしていることもあり、今夜は荷物を片付けずに寝ることにした。

朝食 - ワッフル(ホテルカフェテリア)、昼食 - ムール貝・ビーフシチュー(Markt)、夕食 - ピザ(Smoke)

08/13(Wed)

今週はじめからサーバエラーで利用できなかったTreoのWebブラウザXiinoが再度動くようになった。Xiinoは限られたリソースでも快適に利用できるように特殊なプロキシサーバでHTMLを処理してPalmに送信するというアーキテクチャを採用していて、実際速度には満足しているのだが、3年ほど前に販売・サポートを終了してしまうとサーバはいつ止めてしまうのだろうかというのが気になっていた。今回動かなくなったときにはTreoには見切りを付けてアメリカ用の携帯もWindows Mobileにしようかと思ったのだが、これでもう少しは使い続けられそうだ。

今朝はスタバでメールチェックした後に久しぶりのJoe the Art of Coffeeに。ニューヨークに住んでいたころのお気に入りだったDoughnuts Plantのドーナツが無くなっていたのはちょっと寂しいが、アイスコーヒーは昔どおりにやっぱり美味い。今回の滞在ではホットスポットを使うために何度もスタバに入っているが、比べると味が全然違うなー。スタバが最近アメリカで振るわないというのも分かる気がする。ただ、スタバは飲み物だけではなく店内でゆっくりする権利を売っているという面もあるので、そこを単純比較はできないのかな。今回ホットスポットを使って気が付いたのだが、どの店でも壁沿いのテーブルには2つに1つぐらいの割合で壁にコンセントが付いている。他の店ではちょっとありえない。

今日から出張の本番であるRFID in FASHION。レポートはRFID a GoGo!の方に書いたので興味のある人はそちらを読んでください。会場のFITはニューヨークにいるときから存在は知っていたのだが足を踏み入れるのは初めてで、社会人コースのパンフレットを手にとって見るとファッションの専門的なコースに混じってちょこちょこ興味深い講座も入っている。セッションは10時から6時まで、そのあと展示会場でカクテルパーティーがあり、何社かのメーカーと話していたら7時。相当にフラフラになってしまった。

ホテルに戻った後洗濯物を持ってコインランドリーに出かける。安ホテルとはいえランドリーサービスはあるのだが、コインランドリーがあるなら自分で洗っちゃったほうが気楽なのだ。4日分の下着と寝巻きで洗濯2ドル乾燥50セント。実は乾燥時間が少し足りなかったのだが、ライブの時間に間に合わないため生乾きのままホテルに引き上げてしまった。

出かけたライブは井川弥生トリオ。会場はPark SlopeにあるTea Lounge。ニューヨークを去る少し前に行ったことのあるハコで、再訪するチャンスがあるとは思っていなかった。ソファーがゆったりとしたスペースに置かれた感じのいい雰囲気は変わっていなかったのでちょっと嬉しい。コインランドリーで手間取ったりして、会場に着いた時にはもうライブが始まっていた。演奏していたのは最新アルバムのタイトル曲"Color of Dreams"。キーボードでの演奏、というのもあるのか、記憶にあるものとはずいぶんアレンジが変わっている気がする。その後の曲もグルーブ感の強いもので、ブルックリンのヒップなクラブの雰囲気によくマッチしている。最近の彼女のライブでは毎回幅の広がりに驚かされる。2セットの前半なのに1時間半近くの熱演で、明日は早朝から仕事なので残念ながら後半はあきらめる。次に彼女のライブを見るのは東京・ニューヨークどちらになるかな。

Tea Loungeには無料のホットスポットサービスがあるので、ここでRFID in FASHIONのレポートを仕上げて会社に送信。どこかでちゃんとした夕食を食べようと思っていたのだが時間と場所のチャンスを逃してしまい、パーティーでつまんだオードブルが腹に溜まっていたのでもういいやと思ってまっすぐホテルに戻り、クッキーを少しかじってからシャワーを浴びて寝る。

朝食 - ドーナツ(Joe the art of coffee)、昼食 - サンドイッチ、夕食 - オードブル(展示会場)

08/12(Tue)

昨日と同じくホテルで無料の朝食を食べてから向かいのスタバに。どうもT-Mobile HotSpotの調子がおかしく、利用中にいきなり切断されたところまでは良くあることなのだが、再接続しようとすると二重ログインのエラーが出てしまう。とりあえず作業が一区切り付いたところだったので、お店を出てから様子を見ることにする。

午後の用事までまだ時間があったので、Chelseaのギャラリー街を覗いていくことに。火曜日でちょうど展示の切替のタイミングだったらしく、いくつものギャラリーに工事用のトラックが乗り付けて角材などを納入している。それでもいくつか面白い展示があった。今回一番の当たりだったのはAndrea Rosen Galleryの工藤哲巳展。TimeOutのギャラリー欄に"Tetsumi Kudo"の名前を見つけたときは目を疑った。工藤哲巳といえばザ・日本の戦後美術。毒々しい色合いの立体作品はどこかで見た記憶もある人が多いだろう。僕の中では彼の作品の印象とChelseaのギャラリーとが全く結びつかず、どういう展示になっているのかぜひ見てみなければ、と足を運んだ。展示室に足を踏み入れてみて驚いたのは作品の印象が記憶の中にあるものよりずっとポップだったこと。日本の美術館では工藤哲巳の作品はおどろおどろしく見え、展示の前を足早に通り過ぎなければという雰囲気を発散しているのに。この差は何だろうと思ったが、考えてみればおどろおどろしいだけでは日本でも美術作品としては高い評価を得られるわけは無いので、日本でも見える人にはこのポップな一面は見えていたのだろう。彼の作品の持つメッセージ性というかじめっとした情感というのは、多分に日本人が白人・黒人に対して感じる肉体の貧相さのコンプレックスに起因するのではと思うのだが、その感情を共有しない人間がキュレーションすることでメッセージから自由な展示ができたのではなかろうか。そして、彼の時代と比べて日本人は金銭面でも体格面でも豊かになり、またニューヨークで出会う人々にもアジア人やヒスパニックが多くなり、自らの貧相さに対する気後れというものを感じる機会は今の世代には少なくなっているのではないかと思う。会場のゲストブックには日本語で「グロくてキモくてサイコーでした♪」というコメントが残されていた。もう彼の作品をそういう見方をしてもいいのではないかと思った。そこまでインパクトは強くなかったが、Yossi Milo Galleryで開催されていた楢橋朝子の写真展も良かった。「half awake half asleep in the water」という、水中から街を見上げて撮った作品の写真集からの出展で、水と陸の風景が自然に馴染んだ感覚が日本人を感じさせる。

昼食前にミッドタウンに移動。カレーが食べたいなと久しぶりのKasimir Expressに行ったら量り売りのデリになっていて、15ドルも取られてしまったのは予想外。一応昔のレストランスペースもイートイン用に空けていたのだが、明かりは暗いし客は僕一人だしで侘しい。昨日に続いて諸行無常を感じてしまった。

Starbacksで少し時間を潰してからJETRO New Yorkに移動。今日はRFID勉強会がある。ニューヨークを去る前の2007年1月に開催してから1年半、もう一度開催できたのは感慨深いものがある。今回は僕はRFIDの現状と勤務先の紹介の合計1時間弱の発表。なんとか無事に勤めることができた。その後は寿司屋に行って打ち上げ。

打ち上げで分かれた後、Starbucksに移動して再度メールのチェック。驚いたことにまだ再ログインエラーが出る。サポートに電話をかけてみたが上手く行かず、あれこれやってみた後に別回線でアカウント情報のページにログインしたらなぜかそれ以降上手くつながるようになった。偶然か、あるいはログインしたことで壊れていたステータスが回復したのか、とにかくほっとする。いろいろあって疲れたのでホテルに戻った後はシャワーを浴びてそのままダウン。

朝食 - ベーグル(ホテルカフェテリア)、昼食 - カレー(Kasimir Express)、夕食 - すし(寿司田)

08/11(Mon)

そこそこぐっすり眠り7時過ぎに目が覚める。ホテルのカフェテリアで無料の朝食を済ませてから向かいのStarbucksに行き、会社のメールのチェックと返信。しばらくすると雨が降り出し、やがて車軸を下すような大雨に。今回は雨が降ることはあまり想定していなかったのでちょっと困る。一応傘は持ってきたのだが。昼まで粘ると雨が止んだので、昼食を食べようと昔のアパートの近所にあるDaphne's Caribbean Expressに行ってみたのだが店は取り壊されていた。時は流れていくのね…。やむを得ず向かいにあるVanessa's Dumplingsで昼食にしたのだが、こちらも怪しいスシバーが併設されていたりして悲しい。おいしい水餃子を出す店なのに、それだけじゃ駄目なのだろうか。

昼間に明日のRFID勉強会の件で打ち合わせ。準備作業が上手くかみ合わず、途中はどうなることかと思ったが、何とかさまになりそうだ。打ち合わせ後は電気屋やDVDショップなどを冷やかしながら南に下る。Lehmann'sで勉強会にしていくネクタイを買った後にOld Navyに。ここで気に入った柄のカーキパンツを見つける。ファッション性が高い、という訳ではなく、黒のピンストライプ柄でYシャツネクタイと合わせても違和感が無い(良く見れば分かるけど)ので普段使いができるので便利そうだと思ったのだ。あいにく僕のサイズが切れていたのでミッドタウンにある大きい店舗に移動し、そこで無事に求めるサイズを発見。最近パンツはOld Navyのものしか穿いてないなー。アメリカンなサイズが僕のユルい体形にぴったりで楽なんだもの。

ホテルに戻って荷物を置き、シャワーを浴びてゆっくりしてからJazz Standardに。今回宿泊しているホテルはJazz Standardから2ブロックしか離れていない。これは滞在中に一度は行っておくよね、ということで出かけてきた。久しぶりのオリジナルエールもバーベキューも旨かったけれど名物のソルトピーナッツはちょっと味が変わってないかしら。今夜の出演はPedro Giraudo Jazz Orchestra。リーダーのPedro Giraudo氏はアルゼンチン出身のベース奏者。それで、ということなのだろうか、演奏はビッグバンドジャズというよりタンゴ的な要素の方を強く感じた。Jazz Orchestraという名前の通り13人の編成だったんだけれど音の重なりというか厚みの使い方が淡白だったので個人的にはあまりピンと来なかった。ボーカルがゲストに入ったりして面白いイベントだったんだけど、せっかくのビックバンド編成なんだから贅沢に音を鳴らすべきところは贅沢して欲しいなー。

朝食 - ベルギーワッフル(ホテルカフェテリア)、昼食 - ワンタンメン(Vanessa's Dumplings)、夕食 - バーベキュー(Jazz Standard)

08/10(Sun)

夜はほぼ2時間ごとに目が覚める。やはり初日は時差が体に残っているんだな。8時ごろまでベッドの中で粘り、シャワーを浴びて出かける荷物を作る。ホテルには無料の朝食が用意されていると書いてあったのだが、出かけてみると並んでいるのは菓子パンにコーヒーとオレンジジュースぐらい。まぁ、無料なのだし文句を言うのも野暮な話で、マフィンとオレンジジュースで朝食を済ませる。その後はStarbucksに移動。なにぶんホテルの部屋には机が無く、PCは外でないと広げられない。今回は滞在中ずっとスタバを使うことになりそうなので、久々にT-Mobile HotSpot Connection Managerをインストール。独特の接続音が懐かしい。

しばらく用事を済ませた後にWilliamsburgに移動。昼食は何にしようか迷ったのだが、朝が軽めだったのですこしがっつり食べようかとハンバーガーに決め、DuMontという店に入る(432 Union Ave. Brooklyn, Tel:718-486-7717)。この店はWilliamsburgの有名レストランの一つで、ハンバーガー専門の支店DuMont Burgerには行ったことがあるのだが、本店にはこれが初めて。開店直後に入ったのにパティオには何組も先客がいた。みないかにもブルックリンのヒップな若者といった身なりなのが楽しい。注文したのはスープとハンバーガーで、スープは冷製で、ビーツが入っていてサワークリームを落として食べるけれどスープ自体がクリーミー。冷たいボルシチとヴィシソワーズを混ぜたような初めての味だった。ハンバーガーはミディアムレアで頼んだらちゃんとバーガーの中は生で出てきた。もちろん生臭くなどはない。バンズはブリオッシュでタマネギはピクルス仕立てにしてある。こういう上品なバーガーは久しぶりだったのでこちらも満足。

食後はギャラリーでも冷やかそうとぶらぶら歩き出したのだが、名前の通ったギャラリーは結構休業している。それもわざわざ夏季休業と書いてある。アメリカ人はヨーロッパ人と違って長期の夏休みってそれほど取らないし、実際Chelseaのギャラリーはみんなオープンしているんだけれど、このユルさがなんとなくこの街らしい。開いていたギャラリーの中で一番気になったのがMcCaig Welles and Rosenthal。Jasper Patchという作家の展示をやっていて、大判の作品はテカったようなテクスチャがスーパーリアリズムっぽいのだが、どこか絵空事っぽい雰囲気が漂うのが面白い。小さい作品はマンガ的なイラストをちょろっと書いたもので、こちらは少しセンスが合わなかった。

ぶらぶら歩いた最終目的地はMcCarren Pool。2年前の夏にAsobi Seksuのライブを見に来たところだ。とうの昔に再開発されてしまったと思っていたのだが、どうも貴重な野外スペースと言うことで保存が決まったらしい。今日も無料のライブがあるということで出かけてきたのだが、開始時間を1時間過ぎてもDJプレイが続くばかりでライブが始まる様子が無い。おまけに雨が降り始めたので閉口し、途中で引き上げてきてしまった。いささか残念。

マンハッタンに戻り、New Museumに向かう。これは僕がニューヨークを去ってからできた美術館。正確には僕がいる間はChelseaの別の美術館に間借りして展示をしていたのだが、去年の秋に自前のビルができたのでそちらに引っ越してきた。この建物、日本人の設計だそうなのだが、金属のカゴを何段も重ねたような実にインパクトの強い外見をしている。中身の印象はワタリウムに近いかな。現在はAfter Natureという、人間の存在が滅びた後の世界というコンセプトの展示をやっていた。なお、この美術館、週末は7階を展望ロビーとして開放する。高さが無いので魅力的に見えないかもしれないが、周りのビルはみな低いので見通しは効くし、味のある建物を存分に楽しむことができる。お勧め。

ホテルに戻って荷物を置いて一休み。夕方はどこかにライブに行けそうだ。ここしばらくニューヨークで見ているライブって、座って見られてセットの時間も限られているジャズクラブ系のものばかり。たまにはロックなライブも見に行かないとなぁ、とTimeOutのライブ情報欄を眺めていた。結局出かけたのはBlender Theater at Gramercy。僕がニューヨークを去ってからできた比較的新しいハコで、昔は確か映画館だったんじゃないかと思う。Irving Plazaと姉妹館らしく、一回り狭いながらも内装の雰囲気が結構似ている。Irving Plazaは好きなハコでもありとても懐かしかった。6時半開始ということで早めに終わるかな、と思って出かけたのだが、5バンドもあるイベントで10時半までかかってしまった。グラムありミクスチャーありのバラエティーに富んだイベントだったのだが、男性アイドルグループが2組出ていたのにちょっとへーと思った。Jonas Brothersがブレイクしたからなー。The Velonicasの前座で出ていたのが嘘のようだ。今日のメインのHouston Callsはニュージャージー出身のポップバンド。試聴してみたところシンセの使い方が面白かったのでいいなと思ったのだが、ライブで聴いてみるとどうしてもギターが前に出てくる。日本のバンドでもよくあるパターンだけどね。ノリは良かったし盛り上がったし悪いステージじゃなかったけどちょっと残念。

あとは歩いてホテルの部屋に。昼間のバーガーがイに残ってしまい結局夕食は抜いてしまった。

朝食 - マフィン(ホテルカフェテリア)、昼食 - ハンバーガー(DuMont)

08/09(Sat)

今日からニューヨーク出張に出発。ちょっと早めに空港に着いてチェックインしてみると、エコノミーが満席なのでビジネスにアップグレードしてくれると。お盆だからあるいは…という淡い期待はあったが、実際にアップグレードになってみるとやはり驚いた。あるいはこのフライトからAMCのステータスがプラチナになったのが効いたのか。久しぶりのANA太平洋線のビジネスなのだが、座席が平らにはなるが「水平」にはならないのがちょっと物足りない。もうほんの少しシートピッチを広げれば水平にできると思うのだが、難しいのか、あるいはファーストとの差別化か。まぁ贅沢な悩みではあるのだけれど。

機内ではまぁまぁ眠ることができ、入国手続きも特にトラブル無くクリア。地下鉄を乗り継いで6 Lineの28th St.駅で降り、今回宿泊するClarion Hotel Park Avenueに。春に申請した予算のうち航空券が予算オーバーしてしまったので(おぼんなのを計算に入れていなかった)、ホテル代で調整しようとして安いホテルを探し、ここを見つけた。6泊で税込み1,000ドルというのは今のニューヨークの相場ではかなり安いと思う(但しStudent Advantageの15%割引後)。その分部屋は狭く、おそらくトイレ・シャワーも含めて4畳半ほどではないか。ベッドはアメリカには珍しいシングルで、部屋の中に机は無く、カバンを置くとほとんど足の踏み場がなくなってしまう。ま、机は向かいのスタバを使えばいいので、これで不足は無い。去年の11月に使ったHotel 17よりはずっといい。

チェックインして一息ついた後に買い物に出かける。薬やミントティーなど、日本に持って帰るものを買いながらぶらぶらとBroadwayを下っていったらいつの間にかJ&Rの前まで。歩き疲れたこともありバスに乗ってホテルまで戻る。

今日の夕方は友人と食事の約束をしていてロビーで待ち合わせ。お土産を渡してからレストランに出かける。Rosa Mexicanoという有名なメキシコ料理の店(1063 1st Ave. at 58th St., Tel:212-753-7407)。目の前でアボカドをつぶして作ってくれるワカモレから始まり、どの料理も旨かった。メキシコ料理の店はやっぱりアメリカの方がレベルが高いよな。最近のニューヨークの様子もいろいろ聞けて楽しかった。

ホテルに戻ると10時過ぎ。とにかく涼しく送風で風邪を入れるだけでちょっと肌寒いほど。少しはゆっくり眠れるといいのだが。

朝食 - きつねうどん(ラウンジ)、昼食 - 機内食 / フォー(L'Annan)、夕食 - メキシコ料理(Rosa Mexicano)

08/08(Fri)

昨夜は花火の後さっさと寝たし酒もそれほど飲まなかったのにひどく寝覚めが悪かった。おまけに昨日の夜にできなかったメールのチェックをしていたら出社がギリギリになってしまった。

そのメールチェックの中で通信販売の配達のメッセージが入っていた。Lifebookのバッテリーを注文していたのだが、その配達が今日になるらしい。僕は明日から出張に出て帰国は翌週の日曜の夕方になるし、そもそもバッテリーはぜひ出張に持って行きたい。今のバッテリーは急に劣化が進んでテキスト入力をするだけでも1時間ちょっとしか持たなくなってしまったのだ。配送拠点に電話をかけたりしてなんとか連絡を取り、5時即で帰宅して何とか受け取ることができた。やれやれ。

配達を受け取ってから再び外出。今夜は雑誌記者の友人と飲むことになっている。彼はRFIDの担当で今までずいぶんとお世話になったのだけれど、今回開発寄りの雑誌に異動した。RFIDの記事を書く機会は少なくなりそうで、と言うので、これからは事例紹介から開発者サポートの方が重要になるはずなのでぜひお願いしますと伝える。もちろん話した内容は世間話のほうが多く、酒も料理も進んで楽しかった。

朝食 - モーニングサンド(ファーストキッチン)、昼食 - 鮭いくらちらし(社員食堂)、夕食 - 洋風居酒屋(Vin de Vie)

08/07(Thu)

昨日休暇をとったのでさすがに少し仕事が残っているが、夕方は残業を早めに切り上げて帰宅。今夜は神宮外苑花火大会だ。部屋の窓は反対側なので、実はマンションの屋上に上がれないかとひそかに見てみたのだが当然というか鍵がかかっている。なので玄関の前に椅子を出して眺めることに。距離はそれほど遠くないはずで、実際に光と音との時間差はそれほどでもないのだが、花火は妙に小さいように思える。街中だから本当に小さめのサイズの花火なのか、あるいはビルの谷間に見えるから錯覚しているのか。それでも自分の家の前から花火が見えるというのはいいものだ。ビールを飲みながら1時間のショウを堪能した。

花火終了後部屋に入り、ラーメンライスで夕食を済ませる。ビールを飲んだし今日も運動できないなー。食事を減らして調整するしかないか。

朝食 - 冷や汁、昼食 - スタミナ丼(社員食堂)、夕食 - ラーメンライス

08/06(Wed)

今日はマンションの火災警報器取り付けに付き合うために有休を取得。10時から2時間ぐらいで終わると言われていたので、本当は午後から出社できないことも無かったんだけれど、土曜日からまた出張なので休みを取って家事をやっておかないと廻らない。実際は火災警報器の工事は10時から30分ぐらいで終了し、昼間で部屋の片付けと洗濯で過ごす。

昼食はマンションの近所のすし大滝という寿司屋で(港区南青山4-2-6, Tel:03-3478-6885)。外苑西通り沿いのビルの地下にある店で、以前から気になっていたのだがなにぶん寿司屋だししかも青山だしで夜にいきなり入るのはちょっと敷居が高かった。ランチをやっているのは知っていたので最初はランチで食べようとチャンスを狙っていたのだ。店の前に行ってみると夜には出ていない看板が出ていて、値段も結構リーズナブル。店に入って千円のにぎり(1.5人前)を注文する。内装はスタイリッシュという感じではなくちょっと懐かしめの町のお寿司屋さんという感じ。おすしは場所の割にはボリュームがあり、湯葉といった変わったネタも、かんぴょう巻きのねっとりとした歯ごたえも良かった。今度は夜に来てみよう。

部屋に戻った後富士通にPCの故障についての電話。担当者と話しているうちに不意にスイッチが入るが、今度は液晶のバックライトがまるで切れかけの蛍光灯のようにチカチカする。いずれにせよ出張から帰ってくるまでは修理に出す時間が無いので、もう少し様子を見ますといって電話を切る。まぁ自然に直るようなことは無いだろうけれど。

後は綱島に買い物と散髪に出かけ、帰宅後は久しぶりにご飯を炊いて食事にした後は音楽を聞いて過ごす。疲れていたのでジョギングは見送り、いや思い切って体を動かした方が良かったのかな。赤坂小学校のプールが開いていれば出かけたかったのだが。

朝食 - クラッカー、昼食 - すし(すし大滝)、夕食 - 麻婆春雨

08/05(Tue)

昼から凄い雨が降り出した。遠くが煙って見えるような凄い雨脚で、雷鳴もばりばり轟いている。これほどの雨というのはちょっと久しぶりかも知れない。それでも夕方は先のボート大会の打ち上げ。台風じゃないので雨が止むのを待ってから帰ったほうがいいものね。気の会う仲間と気楽に話せる会なので楽しかった。

帰宅してLOOXの電源スイッチを押してみても反応しない。電池を抜いたりACアダプタを取り替えたりしても駄目。何が起きた?とはいえ酒を飲んだ頭であれこれ変なことをしてみても藪蛇になりかねないので今日は寝る。

朝食 - チーズ、昼食 - カルビ丼(社員食堂)、夕食 - 洋食居酒屋(DinDon)

08/04(Mon)

昼休みにビックカメラに出かける。昨日壊したW-ZERO3 [es]のほかに、時計の電池交換やイー・モバイルとの契約などいろいろな用事がある。まずは時計の修理カウンターに行って電池交換を依頼した後、WILLCOMのカウンターに。WILLCOMは最近UMPCや新しいスマートフォンを出したばかりだが、使い勝手とかを考えてアドエスに機種変更をしようと決めていた。1月のW-SIM交換が機種変更扱いになるので結構高くつくかな、と思っていたのだが、W-SELECTというプランを使うと実質無料で機種変更ができ、おまけに故障時の保証も付いてくるというのでそれに決めた。2年以内に機種変更をすると割引が消えるという縛りが入るが、少なくとも1年以上は使うだろうから充分元は取れそうだ。次に出かけたのはイー・モバイルのカウンター。先日D11LCというUSBスティックタイプのデータカードをリリースし、それが1円だというので契約を決めた。僕はイー・モバイルのADSLを使っているので、ライトデータプランを契約すれば月額基本料金(11MByteの利用料含む)が無料になる。契約書類を書き、1円を払った後に公衆ホットスポットサービスの割引があったな、と記憶を手繰ったらヨドバシのプランのことだった。ま、月100円のことだし目くじら立てることもないか。二つの契約を終えて端末をピックアップし、最後に時計のカウンターに戻ったら「ケースを開いたら動き出しましたよ。電池の電圧は充分です」と言われた。まぁ、この時計もそろそろ寿命なのかも。二つのタイムゾーンに対応したTimexのデジタル時計をもう一つ購入しないとな。

夕方は秋葉原に足を伸ばし、8GB microSDHCを購入する。ビックカメラで1万5000円だったのが秋葉原では4000円、ここまで違うとわざわざ買いに来る気になる。カレーを食べてマンションに戻り、まずケースを開いたのがD11LC。CD-ROMなどは付属しておらず、本体をPCのUSBポートにさすとUSBメモリのように見えてドライバのフォルダが開く。インストールを終えるとフォルダが見えなくなる仕組み。さらっと使ってみたら非常に高速で、無線LAN接続とあまり体感速度が変わらない。まぁ、こいつはデータカードなのでこれ以上の機能は無く、これで作業は終了。

続いてアドエスのセットアップに取り掛かる。SDHC用のドライバを導入するとちゃんと8GB microSDHCを認識したので、安心して今までの4GB miniSDのデータをコピーし、その間にアプリをインストールしていく。ざっと環境をセットアップした後に触ってみると、モノとしての質感が[es]から格段に向上していることに驚く。昔Treo 270からTreo 650に変えたときの感動に近い。動作もキビキビしているし、キーボードのタッチも感じがいい。スタイラスが無くなった点や数字キーが省かれた点は思っていたほど気にならない(まぁTreo 650にも数字キーは無いしね)。何より嬉しかったのは愛用中のノイズキャンセリングヘッドフォンATH-ANC3との相性問題が解決し、ノイズキャンセリング機能を入れても異常なノイズが載らなくなったこと。これで、音声の44kHz出力機能を有効にし、さらにSRS WOW HDという音響エンハンスドライバを入れると専用プレイヤーに遜色の無い音質になる。反面、ちょっと期待はずれだったのが無線LAN機能で、ベンチマークすると600kbps出ることになっているのだが、通信速度にマシンパワーが付いていかないようで普通の操作はむしろレスポンスが遅くなるような気がするし、例えば192kbpsのMP3ストリームを再生させてもブチブチ音切れがする。ま、全体的に見れば良い買い物で、今年の1月に機種変更しておいても良かったかもしれない。

朝食 - チーズクロワッサン(サンマルクカフェ)、昼食 - 鶏丼(社員食堂)、夕食 - キーマカレー(シディーク)

08/03(Sun)

朝洗濯を済ませてから外出。図書館に行って本の返却。出張が入ると2週間ってあっという間だ。今日の午後はシステムアナリストの勉強会でRFIDについて発表。IT戦略の立案・企画といった仕事をする人に30分で今のRFIDの現状を分かってもらおうというものだったのだが、まぁ60点ぐらいの出来かな。

発表が終わって机に戻り、ふと下を見てみるとW-ZERO3 [es]が下に落ちている。拾い上げてみるとスクリーンが割れている。げ、なんてこったい。あと半年くらいは使い続けるつもりだったのに。とりあえず動作はするので対応は明日以降にすることにし、懇親会まで参加してから帰宅。

朝食 - ソーセージ、昼食 - ラーメンライス(?)、夕食 - アジア風居酒屋料理(ビストロAmi)

08/02(Sat)

成田にはほぼ予定通りの時刻に到着。今回のフライトには成田空港からのリムジンサービスがついていて、ゲートを出ると僕の名前のカードを持った運転手さんがいる。楽といえば楽なのだが、電車やバスのほうが気楽なんだよな。お台場まではスイスイ来たもののそこから渋滞に巻き込まれ、結局マンションの前に着いたのは1時間半後。びっくりするほど早い、というわけでもなかった。部屋に入ってシャワーを浴び、うどんをゆでて簡単な夕食を済ませた後はSqueezeboxで音楽を聞いて過ごす。

Squeezebox関連の音楽サービスで最近2つの変更があった。悪いほうはPandoraの扱い。メニューを普通にたどっていく場合にIPアドレスチェックが入るようになり、メニューから選べなくなったのだ。ステーションをFavoritesに入れたり、曲を聞いているときにOn Pandoraというメニューを選ぶと裏技的に呼び出せるのだが、使い勝手がかなり落ちたのは否めない。良いほうの変更はRhapsody。ストリームが128kbps WMAから192kbps MP3に変更になった。音質も一回り上がり、というか僕がCDをライブラリにするときより良い音質なので(本当はエンコーダーの品質次第なのだが)、洋楽のCDを買う理由がほとんどなくなってしまった。ただ、いつ今回のPandoraのようなIPアドレスチェックが入るかもしれないと思うと、本格的な契約にはどうしても腰が引けちゃうんだよなー。

昼食 - 機内食、夕食 - ざるうどん

08/01(Fri)

昨夜はどういうわけか暑くなり、寝苦しくて起きた後クーラーを入れたのだが結局ほとんど眠れなかった。まぁ今日は帰りのフライトで寝ればいいのであまり困らない。6時少し前にベッドから出てシャワーを浴び、パジャマをカバンに詰めてチェックアウト。スタバはまだ開いてなかったので地下鉄で空港まで直行した。ボストンからのフライトの出発が遅れて焦るが、シカゴでは目的のフライトに接続することができた。

シカゴのゲートではまさかの再度のアップグレード。話の種としては1回でも充分だったのだが、アップグレードはやはり嬉しい。機内食もちゃんと味わってみると増粘剤を使っていない普通のレストランと同じ味で、これは嬉しいなぁ。行きのフライトでは調子に乗って酒をガブガブ飲んで調子が悪かったので、今回はお酒はちょっと控えめに。PCの電池はシカゴまでのフライトで使い切ってしまったので、食事のあとはひたすら寝る。

昼食 - 機内食

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