イタリア旅行記タイトル

2004年5月8日(土)

晴れときどき曇り

ローマ観光

◆ボルゲーゼ美術館への道のり◆

7時20分起床。・・・・・・寝坊だ!!!
今日は、6時半に起きる予定でした。なのに、なんで!?
どうやら、目覚ましのセットをミスしたようです。
今日は9時からボルゲーゼ美術館に行くことになっています。
ここは完全予約制で、30分前には着いてないといけないのです。
やばい、間に合うか!?
あわてて支度し、朝食もとらずに駅へ。

地下鉄乗り場に行ってチケットを買うのですが、券売機が動きません。
1枚は買えたのですが、もう1枚がなかなか買えない。これ、壊れてるの!?
ただでさえ急いでいるのに、もう〜〜!!
後ろで待ってる人に聞いてみますが、「分かりません」というようなことを
言われてしまいます。駅員も見あたらないし、困ったなぁ。
あたりを見回すと、タバッキを発見!
タバッキというのは、たばこやさんなんですけど、切符や切手、飲み物、軽食などを売っています。
街中のいたるところにあります。駅の中にあるタバッキは、キヨスクみたいなかんじです。
タバッキで無事に切符を買うことができました。
教訓その1:鉄道の切符は、券売機でなくタバッキで買った方が早い!

急いでるのに切符が買えなくてかなり焦った。
最初は操作を間違っているのかと思ったが、
周りにいた地元の人も買えないみたいだったので、機械がおかしかったようだ。
そもそも使い方がよく分からないうえに、まともに動かないんだから始末に負えない。
券売機は複数台あったのにどれもまともに動かないのだ。
最初の1枚はなぜ買えたんだろ(謎)
タバッキでは「Metro Ticket?」と言ったら通じた。

地下鉄の乗り場まで行きますが、今度はどっちのホームから乗ればいいのか分かりません。
あたりを見渡しますが、路線図が見あたりません。仕方がないので、電車を待つ人に尋ねます。
私が尋ねた人には「分からない」と言われてしまったのですが、
私たちの会話を聞いていた隣の人が「こちらです」と教えてくれました。
教訓その2:分からなかったら悩まずに、地元に人にどんどん聞くべし!

あとでホームに路線の駅名表示が書いてある箇所を見つけました。

無事に電車に乗り込み、テルミニ駅から4駅のフラミニオ駅で下車します。
ガイドブックによると、ボルゲーゼ美術館はここから徒歩20分。
現在8時10分。迷わなければなんとか間に合いそうです。
しかし、地上に出たはいいけれど、どっち方面に行けばいいのか全然分かりません。
教訓その2を生かし、バスを待ってる人にボルゲーゼ美術館はどこだか尋ねます。
すると、指をさして教えてくれたので、そちらに向かい始めます。
でも、ふと「本当にこっちでいいのかなぁ」と不安になってしまったので、
雑談しているバスの運転手二人組に聞いてみました。
すると、「このバスに乗ればいい」ということを言われるので、これはラッキーと思い、
バスに乗り込みます。先ほど地下鉄に乗った切符を見せようとすると、
「別に見せなくてもいいよ」というようなことを言われます。
うれしいけど、それでいいのかイタリア人。
バスは程なく発車します。歩いていく予定だったから、
これで時間短縮できるわ。よかったぁ。
そして、バスは停車し、運転手に「ここで降りてください」と言われます。
「グラツィエ!」とお礼を言って下車します。

しかし、ここからどっちへ向かえばいいのか?
迷っていたら、お掃除をしているお兄さんがいたので、聞いてみます。
でも、よく分からないみたいで、バスに乗ってとかなんとか言っています。
え、またバスに乗らなくちゃいけないの!?
とりあえず、こっち方面と言われた方に行ってみました。
この時点で8時半。集合時間になってしまいました。
ボルゲーゼ美術館は、遅刻したらダメらしいので、
もうダメだよぉ、諦めようよー」とkentに言います。
しかし、kentは「まだ大丈夫」と答えます。
でも、全然が場所分からないじゃない。

すると、前方に警察官が歩いているのが見えました。
渡りに船と思い、尋ねると、"Go back."と。えっ、反対方向?
とりあえず、また来た方向に戻りますが、私はほとんど諦めモードです。
駐在所みたいなところがあったので、また警官に道を尋ねます。
すると、公園の中のこの道をまっすぐだと言われました。
8時半はとっくにすぎてるけど・・・大丈夫かなぁ。
公園の中を歩いていくと・・・ありました、立派な建物が!
ボルゲーゼ美術館です。やったぁ、着いた!!!
そして問題は、受付をしてくれるかどうか。
チケット売り場に行くと、列ができていました。
ということは、間に合うってことです。良かった!

いやァ、あきらめずに良かった!
場所がすぐ分からなかったのは、美術館は広い公園の中にあるんだけど、
その公園内には自動車は入れないんだよね。
そこでバスは車道の美術館に一番近いところで降ろしてくれていたわけだけど、
最初に道を尋ねた兄ちゃんとの話がかみ合わなかったのが
そもそもの混乱の原因でした。
やっとたどり着いたボルゲーゼ美術館

◆ボルゲーゼ美術館◆

先ほど、ボルゲーゼ美術館は予約制だと言いましたが、インターネットでも予約ができます。
(チケッテリア・イタリア)
私は、イタリアへ出発する前日の夜に予約しました。
本当はもっと早いほうがいいんですけれど、「美術館ひとつくらいは行きたいよねぇ」
という話になったのが、出発の前日の夜だったもので。
いちかばちかで申し込むと、タイミングが良かったのか、30分くらいでメールが届きました。
このメールに書かれた受付番号をチケット売り場で言うと、チケットが買えるというシステムに
なっています。無事にチケットを買えました。一人8.5ユーロ(約1,200円)。

荷物を預け、館内のバールでエスプレッソを飲みます。
バールというのは、イタリア独特の喫茶店(?)で、コーヒーやパンなどの飲食ができます。
立ち飲み立ち食いが基本で、街中のいたるところにあります。
ここで飲んだエスプレッソは、とってもおいしかったです。
朝食をぬいてしまったせいもあるかもしれませんが。
エスプレッソ万歳!

そして、いよいよボルゲーゼ美術館へ入館です。
いやぁ、すばらしい美術館でした。
展示品は、スキピオーネ・ボルゲーゼ卿の収集した彫刻や絵画なのですが、
うっとりしてしまうくらいすばらしかったです。
ベルニーニの彫刻が多いのですが、『アポロとダフネ』には見入ってしまいました。
また、このすばらしい建物そのものも、ボルゲーゼ家の邸宅
だったんですが、天井や壁もすごく美しいんです。
美術の知識にうとい私ですが、知識がなくとも感動できる美術館です。
(もちろん、知識があればなお感動できるでしょう)
人数制限をしているので、ゆっくり見られました。
あぁ、間に合ってよかった・・・。ホント。
kentと「この美術館のことは是非復習したいね」と言ってたので、
おみやげやさんでボルゲーゼ美術館の日本語ガイドブックを購入しました。
イタリア語の直訳ぽくって、「???」な文章も多いのですが、おおまかには分かります。
2時間たっぷり見た後、美術館をあとにします。

美術館はとても良かった。宗教関連の絵画や、遺跡から発掘された彫刻など、
公開されている展示品は多岐にわたる。
普段あわただしい生活をしているので、ちょっと優雅な気分になった。
美術館は上にも書いてあるとおり予約制なんだけど、
定員制だから展示品をじっくり鑑賞することができる。
行列に並んで前の人の頭越しに見て後ろから押されて...
なんて日本の休日の美術展のようなことにはならない。
いったん通り過ぎても、気になってまた戻ったりとか自由である。
また、私たちは借りなかったが、各国語の音声で展示品を解説する機械を貸し出していた。
(同様の機械は前日のコロッセオとか他の観光地でもよく見かけた)

そしてボルゲーゼ公園の中を散歩。
おなかがすいたので、移動販売のお店でパニーノを購入。
相方はサラミ入り、私はトマトとモッツァレラチーズ入り。
パニーノは1つ4ユーロとちょっと高かったけど、ボリュームがありました。

パニーノ購入

◆ヴァチカン市国◆

次は、世界一小さな国、ヴァチカン市国へ。
サン・ピエトロ広場は、ベルニーニの建造だそうです。
スケールの大きさにビックリ。
そして、サン・ピエトロ寺院へ。
先にクーポラ(円形の屋根の部分)に上ることにしました。

サン・ピエトロ寺院 サン・ピエトロ寺院のクーポラ

チケット売り場はすごい行列です。
階段で上るなら一人4ユーロ(約550円)、エレベーターを使うなら一人5ユーロ(約700円)です。
私たちは健脚なので(!?)、階段を使うことにしました。
クーポラに上ると、サン・ピエトロ寺院の内部を上から見渡せます。
さらにせまい階段を上って上にいくと、展望台からローマ市内が一望できます。
これは見る価値あり!

クーポラから見たサン・ピエトロ広場

相方は、寺院の天井や壁の「絵画」だと思ってた部分が、
すべて「モザイク画」だったことにすごく感動していました。
遠くから見ると立体的に見え、彫刻のようにも見えます。すばらしい!

サン・ピエトロ寺院のモザイク画 サン・ピエトロ寺院の天井
並ぶのが嫌いな私は全然行列が先へ進まないので、
途中でやめたくなったのだけど、ガマンして並んだ甲斐があった。
内部の壁や天井は下から見上げた時は絵かと思ったのだけど、
上に上がって近くで見たらモザイクだった。
だから年月が経っても色あせないんだな。
そして、その天井の上にある展望台は、とても狭い階段を上り詰めたところにある。
ローマ市街が見渡せる眺望は最高。
だけど下を見ると寺院の屋根が斜めに下っていてちょっと怖い感じ。

下に降りて、サン・ピエトロ寺院内部の見学。
ミケランジェロの『ピエタ』にはすごい人だかり。
ベルニーニの天蓋付祭壇をはじめ、数々の像、記念碑、礼拝堂・・・美しいです。
今日は、朝から彫刻やら絵画やら、美術品を眺めてばかり。
すばらしさに目を凝らしてしまうので、目が痛くなってきます。

ヴァチカン市国の衛兵。この服はミケランジェロのデザインだそうです。

◆ジョリッティでジェラートを◆

ヴァチカン市国を後にし、スペイン広場を目指します。
その途中で、ジェラートの有名店ジョリッティ(Giolitti)に寄ります。
有名なだけあって、さすがに混んでいます。
先に食券を買うのですが・・・メニューはイタリア語のみ。
このお店は、ジェラートだけでなく、パフェやエスプレッソもあります。
ジェラートだけでもいくつかのメニューが書いてあるので、
どれを頼めばいいのかが分かりません。
とりあえず、カンで頼んだのですが、当たりでした。
メニューには、コーンの大きさやカップの大きさが書いてあったみたいです。
思った大きさのコーンを買えて良かった。
私はチョコとパイナップルの組み合わせにしました。
上に生クリームものせてもらいました。
外のテーブルで食べます。おいし〜い!

ジョリッティのジェラート お店はこんなかんじ

◆スペイン広場の近くでお買い物◆

スペイン広場に行く前に、トレヴィの泉に立ち寄ります。
昨日は夜見たので、昼間はどんなかんじなのかなぁと思って。
やっぱり観光客だらけでした。

トレヴィの泉

スペイン広場のスペイン階段は、噂では聞いていたけど人だらけでした。
多分、大多数が観光客です。

スペイン広場にある小舟の噴水

階段にちょっと座ってみたけれど、落ち着かないのでおみやげを買いに行くことにしました。
スペイン広場の近くには、プラダ、グッチ等のブランドショップをはじめ、
靴屋さん、カジュアル衣料品店など、いろんなお店が集まっています。
ブランドショップは縁がないので素通りし、ガイドブックに載っていた
クッチーナ(C.u.c.i.n.a)というキッチン用品のお店を目指します。
シンプルでおしゃれなキッチン用品がたくさんあって、見てるだけでも楽しかったです。

クッチーナで、こういう物を買いました
トレヴィの泉やスペイン広場は観光客でごったがえしていて、ちょっとうんざりな感じ。
それより路地に入って普通の店を見て回る方がおもしろい。
上のキッチン用品店では、しゃれたデザインの小物や、
何に使うのか分からないような道具が並んでいて、眺めているだけで楽しい。
写真の調理道具の他に、かわいい蜂のマークが付いたガラスのコップと
ちょうど欲しかった手頃な大きさのカクテルグラスを購入、
割らないように手荷物で持って帰ってきました。

その後、通りをぶらぶらと歩き、父や弟へのネクタイを買ったり、自分用にTシャツを買ったりしました。
そして、イタリアに行く前に「いい革製品があったら買いたいね」と言っていたので、
スペイン広場からちょっと外れた革製品のお店に入ってみます。
kentも私も気に入ったジャケットが見つかったので、購入しました。
ここのお店は、今日だけで4組の日本人カップルに売ったんですって。
お店の人の勧め方、うまかったからなぁ。でも、気に入ったのが見つかってよかったです。
革のジャケットなんて、生まれて初めて買いました。(バイク用でも革は持ってないもんなぁ)
で、お店の人が免税書類を書いてくれました。
そうか、1店で155ユーロ以上の買い物をすると、免税してもらえるんだ!
ガイドブックで読んでたけど、縁がないと思って忘れてました。

◆テルミニ駅の近くでお買い物◆

そして、kentと私、それぞれの母親へのおみやげを買えていない私たちは、
ローマ三越へ行ってみることにしました。
しかし、着いてみたらもう閉店してました。
もう19時頃だったので、閉め始めてるお店も多かったです。
「そういえば、テルミニ駅の中にもお店がいっぱいあったなぁ」と
いうことを思い出し、テルミニ駅まで行ってみることにしました。
お店は開いていたけど、これといったものが見つからないので、いったんホテルに戻ります。
そして、Smaというスーパーへ買い物にでかけることにしました。
昨日、ホテルのそばにスーパーがあることをチェックしておいたのです。
Smaは地下にあるのですが、その上に洋服屋さんがありました。
まだ閉店していない様子です。ウピム(Upim)というお店でした。
あとで分かったことですが、このお店はイタリアのデパートらしいです。
ここで、母親へのおみやげと、ついでに自分の服とスカーフを買いました。結構安かったです。
ゆっくり見たかったけど、閉店ギリギリだったので、あわただしい買い物となりました。
 Smaでは、チョコやチーズなどを買いました。

買い物はあんまりしないつもりだったんだけど、最後になって結構いろいろ買ったなぁ。
とはいえ革ジャン以外は、割と安価なものばかり。
ブランド物より、地元の人が買い物するような店の方が生活感があって楽しいよね。
スーパーではさすがにチーズの種類が豊富。どれも旨そう。
あとハムやサラミも日本であまり馴染みがないようなのが売ってた。
いくつか買って持って帰ったんだけど、まだ全部食べてないな。

その後、ちょっと遅い夕食をとります。
ホテルのそばの大衆食堂風なお店に入りました。
安かったけど、味はまぁそれなりでした。

夕食の店は、まさに大衆食堂って感じ。
隣のテーブルでは子供が騒いだりうろうろ歩き回ったり泣いたり。
結構にぎやかな雰囲気。

そのあと、夜の街をちょっと歩き、バールに立ち寄る。
私はそこで、久々にビールを注文。コロナを頼んだらレモンを付けてくれた。
往路の飛行機からずっとワインばかり飲んでいたので、
さっぱりしたビールの味がさわやかに感じた。
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