イタリア旅行記タイトル

2004年5月7日(金)

ヴェネツィアは晴れ、ローマは晴れのち雨

ヴェネツィアからローマへ移動、ローマ観光

◆ヴェネツィアからローマへ◆

5時起床、顔を洗って着替えて、荷物を持ってチェックアウトします。
早朝のヴェネツィアはとても静か。
ヴェネツィアは道が迷路のようなので、方向を見失いがちなのですが、ローマ広場、駅、リアルト橋、
サン・マルコ広場など、ポイントとなる場所については看板で方向が分かるようになっています。

ピアッツァーレ・ローマと
フェッローヴィア方面
リアルト橋と
サン・マルコ方面

私たちもそれを頼りに駅へ向かいます。しかし、行けども行けども駅にたどり着かず。
昨日はすんなりと駅についたのになぁ。
看板の通りに歩いたはずなのですが、結果的にだいぶ遠回りをしてしまいました。
駅に着いてから、朝食。食券を買って、クリーム入りのコルネットを頼みます。
あったかくておいしい!
そして、6時32分発のESに乗り込みます。
乗り込む前に切符に刻印しなきゃ。
イタリアの鉄道は、改札がない代わりに、自分で刻印機に切符を挿入して刻印しなければ
いけないシステムになっています。これをしないと罰金を取られるらしい。
このまま差し込めばいいのかな?と、二人で刻印機の前で悩んでいると、駅員が
やってきて、やり方を教えてくれました。ただ差し込めばいいだけでした。
そして、ESに乗り込みます。私たちは10号車だったのですが、
車両にたどり着くまで結構遠かったです(長い列車だから・・・)。

私たちが乗るESの車両

そして、出発!
さようなら、ヴェネツィア。楽しかったよ〜。

メストレ、ボローニャ、フィレンツェと、ローマに近づけば近づくほど、乗客が増えてきます。
私は途中ずっと寝ていたので、パッと目が覚めたときに、人がいっぱい乗っていてビックリしました。
一人で5個くらいのスーツケースを持ってきた女性がいたり、携帯電話でずっと話をしている
ビジネスマンがいたり、トランプで楽しんでいるグループがいたり、人間観察するだけでも楽しいです。
4人が向かい合わせになっている席だったのですが、私たちの向かいに座ったお兄さんが、
お菓子を分けてくれました。好きにとって食べていいよって言ってくれたのですが、
なんとなく遠慮してしまい、最初の1個だけいただきました。
天気はあまりはっきりせず、途中雨が降ったりもしてました。

私たちが乗った上の写真の列車はETR500。最高時速は300kmだとか。
全席指定。座席はテーブルを挟んで対面式。
内装もきれいでおしゃれでさすが。
窓から景色を眺めるのが好きな私は、寝ないでずっと外を見てました。
田舎の風景がのどかですごくいい。高い山はあまりない。
途中駅があっても、その周り一部だけがちょっとした街になっていて、
またすぐ一面が畑だったり平野が延々と続きました。

◆ローマ到着◆

そして、約4時間半後、いよいよローマ・テルミニ駅へ到着です。
ここは、ローマの玄関口だけあって、乗降客数がとっても多いです。
駅の中も、なんだかせわしない雰囲気。
のんびりした雰囲気のヴェネツィアとは全然違います。
「スリにあわないようにしなきゃ」と、急に警戒心も強まりました。
田舎から上京してきた学生みたいな気分・・・。
(実際、かつては田舎から上京してきた学生だったのですが<私)

まずは、泊まる予定のホテルを探すのに歩き出すのですが、車の多さにとまどいます。
しかも、運転が強引
車のないヴェネツィアからきたばかりなので、余計に怖く見えました。
しかし、歩行者は横断歩道を無視で、強引に道路を横断しています。
私たちも横断する歩行者の後ろについて、無理矢理横断しました。
ホテルはテルミニ駅のすぐそばだったので、すぐに見つかりました。
ここも二ツ星ホテルなのですが、思ってたのと違う作りにビックリ。
一つの建物に、いくつものホテルが入っているのです。
1階と2階は○○ホテル、3階と4階は××ホテル、というふうに。
雑居ホテル、とでもいうのでしょうか。

私たちが泊まるホテルは4階と書いてありました。
エレベーターが見あたらないので、階段を上ることにします。
しかし、ここで初めて分かったことなのですが、イタリアの4階は日本の5階なのです。
日本でいう「1階」はイタリアでは「地上階」といい、
続いて「1階」「2階」と数えていくらしいです。
というわけで、4階までのつもりが、5階まで上るハメになりました。ふぅ疲れた!
ホテルには11時半頃着いたのですが、「チェックインは2時からです」と言われたので、
荷物だけ預けてホテルを出ます。よく見ると、エレベーターは、当たり前の場所にありました。
しかし、エレベーターっぽくないドアだったので、見落としていたのです。

自動車が全くいないヴェネツィアとまったく違い、
ローマは自動車とバイクであふれかえっていた。
けして広くない石畳の町中を、乗用車、バイク、バス、路面電車がひしめき合い、
そして歩行者は信号や横断歩道に関係なく道路を横切っていく!
車は圧倒的に小型車が多い。特にsmartがたくさん走っていたのは予想外。
あとオート3輪みたいなのが現役で走ってたりする。

◆今日のお昼ご飯。そして素敵なバイクを発見!◆

さてお昼でも食べようか、ということになり、適当に歩き始めます。
適当に歩いていたら、サンタ・マリア・マッジョーレ教会に着きました。
せっかくなので、見学。イタリアの教会は、本当にきれいだよなぁ。

お昼にはピッツァが食べたかったので、"Pizza"という看板の出ているお店に入ります。
ショーケースの中に、ピッツァ、パスタ、サラダ、肉料理等が並べられていて、
注文するとお店の人がお皿に取ってあたためてくれる、というシステムのお店です。
ヴェネツィアでお昼を食べたところと同じようなシステムです。
テーブルは3つだけで、持ち帰りする人も多いようでした。
親切そうなお店のおじさんが、分かりやすい英語で注文を聞いてきてくれたので、
サラミののったピッツァと、牛肉のトマト煮込み、イカとセロリのマリネを頼みました。
これがまた、どれもおいしいのです。
言ってみればファーストフード系のお店なのですが、満足満足。
トマトとオリーブオイルの使い方に、さすがはイタリア!と感心したのでした。

空は曇っているけれど、コロッセオフォロ・ロマーノを見に行こうということになり、歩き始めます。

途中で「ああっ!!」と小さく叫んで足を止めます。
ナント、Kawasaki ZR-7を発見!!!

Kawasaki ZR-7 前から見たところ。コワイ顔してるな〜

ヨーロッパでは人気があると聞いてはいたけれど、本当に見かけるなんて。
とっても嬉しくてにんまりしてしまいました。

◆コロッセオ◆

そして、コロッセオに到着。
街の中に、こんな遺跡がそのまま残っているなんて!
思ったよりも大きくて、迫力があります。
こんなに迫力を感じさせられるのは、大きさよりも歴史の深さのせいかもしれません。
コロッセオの回りは、観光客やお土産やさんでいっぱい。そうか、観光スポットだものね。
見学する前には、荷物と身体チェック。空港のような厳重なチェックです。
(荷物はX線で調べるし、人間はゲートをくぐるし)
チェックのあとはチケットを買うのですが、これがものすごい行列!
30分近く待ったかもしれません。一人8ユーロ(約1,100円)。
そして、いよいよコロッセオ内部へ。
これって、紀元1世紀の建物なんです。約2千年前です。
そんな昔に、こんな建築技術があったなんて、驚きです。
一つ一つレンガが積み上げられているのです。すごいなぁ。
「コロッセオ」って、確か「コロシアム」の語源なんですが、まぁ「競技場」ですよね。
で、ここコロッセオで何が行われていたかというと、奴隷と猛獣の死闘です。
この戦いを、こんなに大きな会場で、何万人(?)という観客が見てたのかと思うと・・・背筋が寒くなります。

コロッセオ コロッセオ内部

◆フォロ・ロマーノとパラティーノの丘◆

コロッセオを出た後、コンスタンティヌスの凱旋門を見、フォロ・ロマーノへ。

コンスタンティヌスの凱旋門

この頃、空は晴れ渡っていました。やったね!
ここは、古代ローマの中心地だった場所で、遺跡がかたまって並んでいます。
ただただ感心するばかり。

ティトゥス帝の凱旋門 マクセンティウス帝のバジリカ
アントニヌス帝とファウスティーナの神殿 ヴェスタの神殿
セウェルス帝の凱旋門 ユリウスのバジリカ

フォロ・ロマーノの後は、パラティーノの丘を見学。
ここは、観光客も少なめで静かでした。
パラティーノの丘は有料ですが、コロッセオとセットなので、コロッセオの入場券を見せると入れてくれます。

パラティーノの丘

◆ナヴォーナ広場とサンタンジェロ城◆

コロッセオ駅から地下鉄に乗り、テルミニ駅へ。
ホテルに戻り、やっとチェックインします。
8畳くらいのこぎれいな部屋です。

そしてすぐにナヴォーナ広場へ行くことにしました。
ホテルから歩くとちょっと遠いので、バスに乗ることにします。
バスには、さっき地下鉄に乗った切符が使えます。
(75分以内なら、バスも地下鉄も乗り放題)
バスに乗ったはいいけれど、イタリアのバスって、停留所のアナウンスをしないのです。
アナウンスはないけど、乗客(地元の人)はブザーを押して降りています。
しかたがないので、「この辺だろう」という場所で降りました。
そして、停留所の看板をチェックすると、そこはまさに私たちが降りたかった停留所でした。
あら〜、私たちって天才!?

そして、ナヴォーナ広場まで歩きます。
ここは、観光客、お土産やさんがいっぱい。
似顔絵やローマの風景画を売っている画家も多いです。
でも、人がごちゃごちゃいてなんとなく落ち着かないかんじ。
ジェラート屋さんが目に入ったので、ジェラートを食べることに。
ヴェネツィアでは食べそびれてたので、今回初ジェラートです。
曇ってきてちょっと寒いけど、ローマでは是非ジェラート食べなきゃ!
レジで食券を買います。
言葉は分からないけど、レジにジェラートの見本の絵が出てたので、
コーンにジェラートが2種類乗っている絵を指し、「ドゥエ(2つ)」と言って注文します。
で、どのジェラートにするか選ぶのですが、迷う迷う。
果物やミルクなど原料の絵が描いてあるので、イタリア語が分からなくても、
なんのジェラートなのかが分かるようになっています。
でも、結局よく分からない黄色っぽいのと白っぽいのを頼みました。
おいしかったけど、結局それがなんだったのかは不明です。
(バニラとかクリームチーズとか、そんなかんじ)

その後、ナヴォーナ広場の回りの道をうろうろし、そのうちにテヴェレ川まで出てしまいました。
ちょうど橋の手前にたどり着いたのですが、橋の向こうにはなんだか立派な建物が建ってます。
「なんだろう、美術館かな」なんていいながら、とりあえず橋を渡ってみます。
そして、とりあえず今どこにいるか、地図で確認です。
その立派な建物は、なんと裁判所でした。ひぇ〜!
こんなところで裁判起こされた日にゃ、罪人は黙って罪を認めるしかないよなぁ、なんて。

テヴェレ川 裁判所

裁判所のすぐ近くにはサンタンジェロ城があります。
サンタンジェロ城とヴァチカンは、セットで明日見る予定にしてたのですが、
急遽サンタンジェロ城だけ今から見に行くことにしました。
夕方だったので、すいてて良かったです。一人5ユーロ(約700円)。
ここは、ローマとヴァチカンを守る要塞だったらしく、大砲やその他武器、鎧などが展示されていました。

サンタンジェロ城 サンタンジェロ城からの眺め

◆今日の夕食◆

その後、今夜の夕食のために、ピエールルイジ(Pierluigi)というレストランを探します。
このお店をオススメしてるサイトを見かけ、気になっていたのです。
探すのにちょっと手間取ったけど、何とか見つけることができました。
そしてテーブルに案内してもらいます。
カメリエーレ(ウェイター)に水とワインを注文します。
ワインリストを見てもよく分からないので、カメリエーレおすすめのワインを選びます。
その後、メニューとにらめっこ。
イタリア語の下に英語でも表記されているので、分かるものも多いのですが、
分からないものはさっぱり分かりません。特に魚の名前。
ガイドブックの料理一覧と照らし合わせながら、これはスズキだ、これはタイだ、
などと確認します。恥ずかしいけど・・・仕方ない。
結局、前菜は生ハムとモッツァレラチーズの盛り合わせ(二人で一皿)、
プリモ・・・私は魚介のラビオリ、kentはイワシのスパゲッティ、
セコンド・・・私はタイのグリル、kentはサーモンステーキ、を注文しました。

この店も、えりりんさんが事前に調べておいた店なんだけど、
ちょっとわかりにくい場所にありました。
で、例によってなかなか見つけられず、同じ区画内を3往復ぐらいして
もうあきらめかけていた頃にようやく見つけたのでした。

ワインリストなんて日本語で書いてあったってよーわからんのに
イタリア語で書かれてては、なおさらワケワカ。
ウェイターにジェスチャーで(!)、決められないことを示すと
「これがおいしいよ」みたいなことを言ってきたのでそれにしました。
(あ、一応値段は確認したけどね、妥当な値段でした)

前菜は、結構お皿に山盛りになって登場したので、二人でシェアして正解でした。
生ハムおいしい!モッツァレラチーズもおいしい!

プリモのラビオリは、ラビオリの中にはサーモン、その上にはムール貝やらアサリやら
イイダコやらがのっていました。見た目も豪華だし、味も抜群!
今日は、昨日の反省もあって、ワインをちょっとしか飲んでないから気分は最高!
相方のスパゲッティもちょっともらったのですが、おいしい!
スパイスがきいてて、カレー風味?(表現が乏しい・・・)
カメリエーレは、私たちの席のそばを通るたびに「オイシイデスカ?」と聞いてきます。
日本語できるのねぇ。
私は「ブォーノ(おいしい)!」とイタリア語で答えます。

セコンドのタイとサーモンは、大きくてビックリ!
サーモンは、分厚い筒切りです。
kentは「全部は食べきれないよ・・・」と言ってました。
タイ、おいしかったです。
単純に塩ふってグリルしただけなのかなぁ、それとも何か秘密の味付けが?
そういえば、イタリアは岩塩もおいしい国でしたよね。

お店に入ったのが19時半頃だったのですが、21時前くらいからお客さんが混み出します。
イタリアは(というかヨーロッパ全般なのかな?)、一般的に夕食の時間が日本より遅いみたいです。
その後、食後のドルチェ。またまたメニューとにらめっこ。
ティラミス食べたいけど、昨日食べたしなぁとか。
結局、またカメリエーレのおすすめのドルチェを頼みました。相方はパイナップル。
お店が混み始めて、カメリエーレも忙しそう。ドルチェがなかなかきません。
そのうちkentが「眠くなっちゃった」と言って、今にも寝そうな顔をしています。
変な顔。恥ずかしいよ・・・。

えりりんさんは昨日のことがあって、ワインはちょっとしか飲まないので、
ほとんどひとりで一本飲んだようなモンだった、てのもあるけど、
昼間さんざん歩き回っていたので酔いが回って眠くなってしまったのでした。不覚。

そしてドルチェがきます。
あぁ、このドルチェの名前覚えておけばよかったなぁ。
私が頼んだカメリエーレおすすめのドルチェは、生クリームの上に、
砕いたシュー(これ、きっと名前があるんだよね)とベリー系のフルーツソースが
かかっていて、見た目がゴージャス!もちろんおいしかったです。
隣のテーブルの人たちも、私の食べてるドルチェが気になる様子で、"Good?"と聞かれました。
"Yes, it's good."と答えると、4人中3人が私と同じドルチェを頼んでいました(笑)。
そしてお会計。
「イル コント ペル ファボーレ(お会計お願いします)」とカメリエーレに声をかけると、
「オー、オカンジョウ」と日本語で答えてくれました。

店を出た後は、トレヴィの泉に寄り道することにしました。
夜だというのに、観光客でいっぱいです。
後ろ向きでコインを投げてる人も結構います。
私はそれはしませんでした。
しなくても・・・またローマに来ることができると信じて
その後パンテオンを見、ホテルへ。
結構距離があったけど、食後の運動にはちょうどいいかな。
シャワーを浴び、就寝。
眠い眠いと言ってたkentは、あっという間に寝てしまいました。

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