鞠(まり)と殿さま

midiで「まりと殿様」が鳴ります。
下記の歌詞で口ずさんでください。

16.6.12 改訂

紀州手鞠のテレホンカ−ド2枚


和歌山城内の まりと殿様の歌碑

作詞の西条八十(さいじょう・やそ)は1892〜1970。東京生まれ。早大在学中、詩誌「聖盃」に参加。アイルランド詩人やフランス象徴主義詩人に深く傾倒した。『砂金』などの詩集のほか童謡、流行歌も作った。

まりは参勤交代の帰りの紀州の殿様に付いて行った、3年経っても帰って来ない...詩をよく読むと華やかな風景と違い何となく寂しくなる..なお手鞠は、歌のようには、はずみません。本来城中で、お姫様が、ころがして遊ぶ物、ころがした時の色の美しさと、中に、石が入った小さな貝が数個あり、それが可憐な昔を出すのを楽しむ。当時、ゴムマリが入って来たので、それを重ねて作詞したものであろう。


「鞠(まり)と殿さま」
西条八十作詞・中山晋平作曲
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てんてん手鞠(てんまり) てん手鞠(てまり)
てんてん手鞠の 手がそれて
どこから どこまでとんでった
垣根をこえて 屋根こえて
おもての通りへ とんでった とんでった

おもての行列 なんじゃいな
紀州(きしゅう)の殿さま お国入り
金紋(きんもん) 先箱(さきばこ) 供(とも)ぞろい
お駕籠(かご)のそばには ひげやっこ
毛槍(けやり)をふりふり やっこらさのやっこらさ

てんてん手鞠は てんころり
はずんでおかごの 屋根のうえ
「もしもし 紀州のお殿さま
あなたのお国の みかん山
わたしに 見させて下さいな 下さいな」

お駕籠はゆきます 東海道(とうかいどう)
東海道は 松並木(まつなみき)
とまり とまりで 日がくれて
一年たっても 戻(もど)りゃせぬ
三年たっても 戻りゃせぬ 戻りゃせぬ

てんてん手鞠は 殿さまに
だかれて はるばる 旅をして
紀州はよい国 日のひかり
山のみかんに なったげな
赤いみかんに なったげな なったげな

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