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前田朋子さんのミステリ−
前田朋子さんのプロフィ−ル
著作一覧
妖怪探偵犬姫シリーズ
の主要人物
小説の舞台を訪ねて
      三年坂
加太淡嶋神社
紀州東照宮
妖怪のお勉強
kazu_sanの所感アレコレ 更新
ファンの集いのレポ−ト

 

カウント開始
2003.9.8
犬姫?
紀州東照宮(和歌浦東照宮)の楼門に偶然現れた白犬。
妖怪探偵犬姫U「顔をなくした女」の舞台が、ここ紀州東照宮である。
この犬の雰囲気が、主人公、犬姫(いぬき)を彷彿させる。15年8月撮影

18.12.31 更新

最新刊が12月15日に発売になりました。
「齟齬(そご)」




前田朋子さんという美人の女流新人作家が、和歌山に現れた。
同じ故郷の生まれ、それ故の応援ペ−ジ。本を読む人の参考になれば幸いである。
応援になっているかな?
前田朋子さんのプロフィ−ル
1959年和歌山県和歌山市東高松に生まれる。
高松小学校、西浜中学校、桐蔭高校、早稲田大学商学部卒。
丸紅(株)勤務を経て、現在は主婦兼塾講師。
小説推理新人賞、神戸女流文学賞で最終候補に、まんが&ムービーオリジナルストーリー募集では国際審査に残る経験を持つ。第2回ぶんりき大賞受賞。執筆の他にも、関ジャニ∞「サマー・ストーム」原案提供、NHKドラマ「華岡青洲の妻」で和歌山ことば指導、関西テレビドラマ「約束」原案執筆等

(紀伊国屋BookWebの紹介及び自己紹介より)

前田朋子さんのHP  http://www.jtw.zaq.ne.jp/cfaam102/index.html
写真は、HP開設のお祝いに頂いたものです。なんと初公開の秘蔵写真。
こんなに若い小説家ていないですよね。これは、ほんの少し前(タイガ−スの前回優勝くらい)のお若いときの写真です。写真にマウスを載せると、今の写真に変わります。(今の写真も、今回頂いたものです)

著作一覧
美しき隣人 1999-10-20出版
山奥で迷った亮介は、老婆の住む小さな洋館を訪れた。
そこで見た老婆の若かりし頃の写真。数日後、隣に引っ越してきたのは、その写真にそっくりな美女だった。
―表題作◆美しき隣人◆友情の逆説◆猫に鈴◆深窓の人妻 の四つの短編集。第2回ぶんりき大賞受賞作。
前田朋子さんのデビュ−作品。
妖怪探偵犬姫
2000-10-31出版
妖怪探偵犬姫シリーズ第1弾。

780年前の時を超えて、高校生俊明の前に、犬に姿を変えられた妖怪犬、犬姫が姿を現した。俊明と犬姫が次々と難事件を解決して行く、
顔をなくした女 2001-11-30出版
妖怪探偵犬姫シリーズ第2弾。

潮騒楼には化け物が出る―紀州和歌の浦の旅館「潮騒楼」のホームページに「顔をなくした女」と名乗る人物が書き込んだ謎の言葉。
そして宿泊客の不可解な死…。
事件の真相を妖怪犬・犬姫が鮮やかに解明していく、
再会そして復讐 2002-11-01出版
妖怪探偵犬姫シリーズ第3弾。

和歌山県有田郡清水町に嫁いだ笠松宏美。彼女のもとを訪れた高校時代の同級生4人。その中の1人が堂々と不倫を告白した直後、清水温泉で殺人事件が起こる。同日、東京でも同級生の男性が刺殺され…。事件の謎を妖怪犬・犬姫が暴く。
あなたがいたから 2003−11−01出版
妖怪探偵犬姫シリーズ第4弾。

足袋をなくした市松人形、そして裸足の死体――。噂と愛憎が絡み合う事件の謎を、妖怪犬・犬姫が推理する。
面影
2004-12-15出版
妖怪探偵犬姫シリーズ第5弾。
和歌山城空堀沿いの「三年坂」の由来が絡む事件の謎を妖怪犬・犬姫が推理する。
熊野に来た女
2005-12-15出版
◆熊野に来た女◆透明な氷
世界遺産熊野を舞台に事件は起こった!
今回は、上記2作が入っています。一度で二度おいしい(笑)
感想は、ここ

齟齬
2006-12-15 出版

和歌山県高野龍神スカイラインで起こった自動車事故。
死んだドライバーの携帯メールには、謎の言葉が残されていた !

感想はここ



妖怪探偵犬姫シリーズの主要人物
【】は出典の本の題名
犬姫(いぬき) 雌犬。鎌倉時代末期、罪業への仏罰により犬に変えられた。800年立てば人間に戻れる、元に戻る為には、輪廻転生した俊明−犬姫は「しゅんめい様」と呼ぶ−と世のために働かねばならない。言葉は話せるし、推理力もするどい。
面白い設定である。源氏物語に犬君(いぬき)という若紫(紫の上)の召使いの童女が出てくる。イタズラ好きでお茶目な子である。
安倍俊明
(あべとしあき)
シリ−ズ登場時17歳の高校生
【あなたがいたから】では和歌山の大学に入学−−和歌山大学ということやね(勝手に...)
父親 安倍誠太郎はK県警西署刑事課の捜査係長。母親は康子。
明恵(みょうえ)和尚 浄念寺の住職。俊明は大のお気に入り、小さい時から目をかけている。
76歳【あなたがいたから】
母親の故郷は、和歌山県有田郡金屋町。

小説の舞台を訪ねて
和歌山の各地が、小説の舞台として登場する(多分?今後も)それを追っかけて見ることにした。遠いところは、現実には難しいが、その内に行く機会があるだろう。それも旅の楽しみ。
面影   舞台は三年坂
今回の話しの中心は、和歌山城近くの三年坂。和歌山城内の二つの公園と三年坂を歩いて見ました。
紅葉の和歌山城を見たい方はこちらへ−小説に出てくる紅葉渓です
紀州手鞠はこちら
これが三年坂です。今はそれ程急坂ではない 水禽園 無料です
水禽園のホウジロカンムリヅル
見事なカンムリです。
童話園 無料です
童話園のシカ 小説にも出てきます 岡口門 小説にも出てきます。
岡口門の前の立派なクスノキ 岡公園 道路の向かい側
岡公園のすべり台の上からの和歌山城
降りるときスベリ台が恐くて階段で降りた。
JOY味村 作者の前田朋子さんおすすめのフランス料理店。岡公園の近くです。残念ながら、行った日は閉店中の札でした。
岡山の時鐘堂
徳川吉宗が建立したもの。大正10年まで毎時鳴っていた。和歌山県指定史跡
奥山稲荷社
和歌山城の守り神。
三年坂の名物?
石垣にある金色の紋章は警察の紋章です。
名称は城型制御器収納箱。信号機の制御器が入ってます。和歌山県警の傑作です。
和歌山県立美術館
黒川紀章さんの設計。
三年坂の終点
徳川吉宗のブロンズ像
後方の球形は、地球です。大きな視野で物事を考えたことに因むとの贈った和歌山伏虎ライオンズクラブの説明です。
和歌山城
和歌山城は、天守と共に櫓も撮すのが基本です。
車で走っている時は、結構こういう風に見えて感動的です。これは美術館2階の「三年坂ペレンネ」というレストランのテラスから撮影。
あなたがいたから   舞台は加太淡嶋神社
行って来ました。加太が遠い人は写真でさらにイメ−ジを膨らませてください。
表参道 参道から本殿へ
本殿 右側のアップが右の写真 市松人形がいっぱい
これだけ揃うと「華美」を通り越して...。
本の帯には、「足袋をなくした市松人形、そして裸足の死体−」
紀文の帆柱
紀国屋文左衛門のみかん舟の帆柱。
願い事を唱えながら、柱の穴をくぐり抜けると願い事が叶う。体を横にするのがコツと言うのが、この写真の女性がくぐり抜けた後の感想でした。
末社
安産.子授け.婦人病など女性の願いが叶う。
作品にも出てくるが、ビニ−ル袋に入れて奉納されているのがパンティ−である。
がんがら(中央)
作品中、和尚のお気に入りの酒のつまみ。
参道の店で売っている。
磯の香りたっぷりの貝。この辺では年中あるとのこと。塩ゆでして爪楊枝でほじくるようにして食べる。巻き貝なので、さざえのように、最期まで取るにはコツがいるが安いので、何回も試せる。
神社から友が島が見える。
最期のクライマックス?
犬姫が....?
碑文は「明るさに 顔 耐えている 流し雛」
犬姫??? 淡嶋神社で見つけました。
作品を読んだ人は、左右の写真を合わせてイメ−ジしてください。
顔をなくした女   舞台は紀州(和歌浦)東照宮
(本文より)
その鳥居をくぐり境内へと入って行くと、幾重にも葉を繁らせた樹々が頭上まで覆いかぶさり、青石の参道の左右には三メ−トル間隔で灯籠がずらりと並ぶ。今は7月の末だから当然のように耳を圧するほどの蝉時雨が聞こえるが、それでもここには静謐があった。
他には、万葉館、不老橋、観海閣が出てくる。


妖怪のお勉強
主人公「犬姫」が、そもそも妖怪なので、小説の中の話題も妖怪がらみが多い。
この小説は「ゲゲの鬼太郎」ではないので、あくまでも脇の話しであるが、時に一つのポイントになったりする。日本には、古来から妖怪の話しが多い、知っておくと、結構役に立つ(ホンマ?)
ついでに調べたことも載せました。
妖怪用語 出てくる本 妖怪用語解説
八百比丘尼
(やおびくに)
妖怪探偵犬姫 人魚の肉を食べたために不老不死となった女性が、病気の人を治し、貧しい人を助け、行く先々で椿を植えながら旅したという話し。この女性はいつまでも若く美しいまま年をとらず、八百歳まで生きた。各地に伝説がある。犬姫は八百比丘尼とも言える。
火車(かしゃ) 妖怪探偵犬姫 罪人である亡者を乗せて地獄に運ぶ、あるいは罪人を責めるのに用いる、猛火の燃えている車のこと。悪い人が死ぬとやってくる。犬姫には臭いで分かるので死んだ人の善.悪が分かる。
なお、亡者が火車で苦しめられていることから、転じて家計が非常に苦しいこと、生計のやりくりに苦しいことを「火の車」というのは、ここから出ている。
ぬらりひょん 妖怪探偵犬姫 どこからともなく現れては家に上がり込み、お茶を飲んだり主人の煙草をふかすなどして、またいずこともなく去っていく妖怪。
和尚のひょうひょうとした風情をこの言葉で表現している。
べとべとさん 妖怪探偵犬姫 暗い夜道を独りで歩いていると、後ろから足跡が追いて来ることがある。しかし振り向いても誰もいない。そんな不思議はこの「べとべとさん」の仕業であると言われている
のっぺらぼう 顔をなくした女 目も鼻も口もない、真っ白な妖怪。
和歌浦の東照宮で俊明が見つける−−小説の一つのポイント。
和泉では「白坊主」というらしい。
九尾の狐 再会そして復讐 小説では、美女に変身するという意味で少ししか引用されないが、面白いので調べた。
九尾の狐とは、9本の尾、金色の体毛をもつ妖狐である。紀元前十一世紀、殷 王朝(いんおうちょう)に現れた。美女に変身して皇帝紂王をたぶらかし、姐妃(だっき)と名乗り皇后になり、王朝を滅亡させてしまう。その後、十二世紀の日本に渡って来て、美女『玉藻前』(たまもまえ)に化け、鳥羽帝を殺そうとした。しかし、陰陽師の安倍泰親に正体を見破られ、那須野原に追い詰められた。 ここで、射られ、殺生石に化してしまった。 その殺生石は今もなお、毒を吐きつづけ、そこら一体は草木の生えない場所になってしまった。
(これが那須高原の殺生石の言われ)話しが壮大だな。
家鳴り あなたがいたから 風もないのに、家がミシミシ音がしたら、それが家鳴りだ。小鬼が家を揺すっているのだ。
しょうけら 面影 屋根の天窓などから家の中を覗いてまわる妖怪。人間には姿は見えない。

   kazu_sanの所感アレコレ
「齟齬」の所感
高野龍神スカイラインでの交通事故から小説は、始まる。
「大阪から橋本市経由で高野山に入り、龍神温泉方面へ向かって行ったのだろう..」
まさに1989年の我が家の旅行と同じルート。私たちは、この後、前田さんの前作の舞台の「熊野」に向かったのだ。
そう言う意味では、「世界遺産.紀伊山地の霊場と参詣道シリーズ」の第二弾(誰も、そんなことは言ってません..(笑))
その時の写真、今もこの看板はあるのだろうか?
龍神温泉へ20km。高野山へは30km。と書いてある。


小説に戻ると、事故死した人の携帯は、今まさにメールを発信しようとしていた。文面は「龍神に殺される..」
ここからが謎の始まり。
一方、四十歳を目前にした高校時代の友人、亜佐美(テレビにも出るエッセイスト)、麗子(医者に嫁ぎ裕福ながら姑はうまく行ってない)、珠代(家事とパートに忙しい日々)の三人は、和歌山県の龍神村にある亜佐美の別荘で五年ぶりに会うことになった。
昔は仲の良かった友達とはいえ、生活レベルの格差の有りすぎる三人の「心の齟齬」が一つのテーマ。

男にとっては、この三人の密かなバトルは、「うんざり」して来ます。(笑)「ようやるな〜」
それ位に、リアリティーがあります。さすがに女性作家です。

読み終えると、何か「違和感」を感じます。
そうです、前田朋子さんの作風が変わったのです。「心理推理小説」という分野があるなら、それになる。
どちかと言えば、舞台設定も含めて学園物の延長に近かったのに、大人の世界に入って来ましたよ。
作家としては、勇気の要るチャレンジです。従来のファンを引っ張って行けるのか?
作中のセリフに「幸せなんて、他人が判断することじゃないんですよ」と言うのがある。
まさに、これが「齟齬」の元だった。
相変わらずの「伏線の妙」は、本を読んで堪能してください。
この本を契機として、作家.前田朋子さんが、より本格的推理小説家に大きく進んだ。
次作で、さらなる発展を期待したい。
好きな言葉に、映画「山猫」のセリフの
「変わらず生き残るためには変わらなければならない」いうのがある。
前田さんの変身に、惜しみなく拍手を送り、温かく応援して行きたい。            
「熊野に来た女」の所感
残念、妖怪探偵犬姫シリーズではない....。
舞台は、「熊野」...遠い..。
二重のシヨックから立ち直って読みました。

「人の心は川ですか?」
「川というのは、表面は穏やかで静かに見えるがね、底の方の流れは予想以上に強くて急だ。
川底で渦を巻いていることもある。人の心も同じだよ。」

事件の核心の一部から引用。
ミステリー、そのものも、そんな感じですね。
前田朋子さんの作品は、格別どぎつい描写がある訳でもなく、いろんなシーンが次々と続く、きっとこれは何かの伏線だと、目を凝らして読んでいてもなかなか分からない。
今回も、しっかりやられてしまいました。作者と読者の駆け引きは、大概読者が負けることになっている。

「透明な氷」は学校が舞台。前田朋子さんの読者層、関ジャニ∞のファンの年齢層を意識した作品。これもどんでん返しがあります。

次回作は、妖怪探偵犬姫シリーズを頼みますよ...。

前田朋子さんからは、メールで「・・・でも、今回は熊野だから、いつものように写真撮影には、なかなか行けませんよね。」と心暖かいメッセージがありました。「百寺巡礼」のライフワークもあるので是非行きたいのですが、とりあえず、16年前の那智の滝の写真です。(笑)

おかげさまで、古き時を振り返る事が出来ました。
本編にも出てきますが、「素晴らしい小説」というのは最高の褒め言葉ということ。
前田朋子さんにも送ったら、
「「素晴らしい小説」というお言葉に感激です。本当に嬉しいです。そう言って頂けると、しんどい思いをして書いた甲斐もありますし、次を書く励みにもなります。本当にありがとうございました。」

次は「犬姫」に会いたい...........。
「面影」の所感
タイトルは「面影」。前田朋子さんもタイトルに拘る作家である。
「面影」という言葉から受けるイメ−ジは、初恋の人の「面影」というような甘い思い出と共に、しかし結局捉えることの出来ないもどかしさが付きまとう物と思っていた。
読後、「面影」は、言いしれぬ不安を感じる言葉として心に焼き付けられてしまう。
お約束の妖怪は、今回は「しょうけら」が登場する。今風で言えば「覗き魔」である。「いじめ」も出てくる。
これらの条件をすべて満たすのが犯人なのだ...。きっと、そうに違いないと思って読み進めた。
ひとつ失念したことがあった。最近の前田朋子さんは、イケメンの「関ジャニ∞」に熱中していたのだった(笑)。
犯人捜しは、推理小説の醍醐味ではあるが、犯人が分かった後、何故それが犯人に結びつくのか、作家がどれだけの材料を出して、理論構築して行くかが腕の見せ所である。その一つがビ−ズである。最近ビ−ズも流行っているようだ。身近な話題、身近な品物で構成して行くところに親しみを持ちながら読める。妖怪犬が登場するとはいえ、明日にでも自分の回りに起こるかも知れない事件であるだけに、コワイ。現代の社会に対する警鐘とも取れる...。早くも次回作に期待したい。そろそろ犬姫が人間に戻る時間を少し増やして欲しいと思うのはわがままだろうか。
(16.12.25に前田朋子さんに送ったメ−ルを転載しました)
「あなたがいたから」の所感
新刊、昨日手元に届きました。一気読みです。まず題名に感動しましたね。
普通は、陳腐に、あなたがいたから 幸せになるとか、がんばったとかの明るい言葉が、後ろに続く物ですが。完全に裏切られましたね(笑)。こんなにネガティブな「あなたがいたから」もあったのですね。

加太の風景描写も、加太に行きたくなるように、しっかり書かれていますね。
和尚がうまそうに食べる、「がんがら」。時々、居酒屋で見つけます。
あの潮の香りがたまりません..。加太に行こう...。

痴漢の冤罪という、今まさに結構深刻な社会問題を一つの流れとして、それが、やがて合流して行く。どこで、どう繋がるのか、ドキドキハラハラです。
淡島神社での事件の流れと合流したときに、すべてが解明されるという構図は広がりがありますね。

「これから来るバスに一緒に乗るんじゃろうか...」
この言葉は、重苦しい結果の中に一条の明るさを示してくれる..。これは、いいですね。

犬姫が人間の姿を一瞬垣間見させた..気がするような(笑)ラストシ−ンのサ−ビス付きも良かったです。
次に大きな期待が出てきますね。

次が楽しみというのは、ファンの勝手なお願いですが、どうやら1年1作では、みんなが待ってくれないのでは?
次回作、「もう、俺は待ってるぜ..」
(前田朋子さんに送ったメ−ルを改定しています。)2003.11.20
「再会そして復讐」の所感
紀伊国屋に4冊頼んだら、最新刊だけをとりあえず送ってくれました。
残りは、もう完売かな?−−素晴らしいですね。
いきなり読むと犬姫にびっくりしてしまいますが...。
犯人探しが、どんどん覆って行くテンポの良さは心地いいですね。
東京都−和歌山県 で同時に起こる殺人事件のカラクリ。煙に巻かれたていう感じですね。
ところで、犬姫は鬼が多いから、和歌山が好きだなんて、本当に多いのでしょうか?
研究素材としては面白そうです(笑)。
どの女性も犯人に思えて来るのは、女性の怖さ(笑)女性の心理描写はさすがに女性作家故のきめ細やかさですね。
犬姫という妖怪犬を使うアイデアは感服しました。
「愛の深さだけ憎しみも深い」
このフレ−ズで突然のように思い出したのは、福井晴敏さんの「川の深さは」です。ご承知とは思いますが目の前に流れている川の深さは、どれくらいあると思うか?です。
腰までと言う人は、バランスの取れている人らしい、
肩までと言う人は情熱過多。
愛の深さは肩まで、憎しみは足首までというような都合のいい川は、ないのかな?
作中の○○○
の恋にも捧げたいですね。

作品では、紅葉の散る様を

 「裏を見せ、表を見せて 散る紅葉」かと俊明が言いますが
「裏を見せ、裏だけを見せ 散る紅葉」  
 
そんな、裏ばかりの時も、人生にはあるよな。

注(○○○はネタバレになるので伏せ字にしました)
(前田朋子さんに送ったメ−ルを一部補作しています−原文は前田さんのHPに転載されています。質問コ−ナ−16−149
 
「再会そして復讐」の表紙デザインについて
 表紙の写楽、なかなか楽しい趣向です。ミステリ−の謎と直結しています。
私も、写楽が大好きです。部屋にも飾っています(本物ではないけれど..、白浜の紀州博物館で買った物−ここには浮世絵が一杯あります)
この絵は、写楽の「松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛」をデザインしたもの。
肴屋五郎兵衛が姉妹に相談を受けて、さて、どうしたものだろうか?と考え中、キセルがぴったしの場面です。
表紙だけ見ると、写楽物だと思って買う人も居てるかも(笑)
同じように写楽の絵を使った本としては、高橋克彦の「写楽殺人事件」がありますが、こちらは、「市川エビ蔵の竹村定之進」でした。
表紙デザインも作家にこだわりがあると思うが、過去にもっとも衝撃的だったのは、村上春樹の「ノルウェイの森」ではないだろうか、上巻赤、下巻緑。クリマスカラ−のこの上下巻は、当時本屋で一番目立ったと思う。
写楽「松本幸四郎の山谷の肴屋五郎兵衛」
犬姫に出会いました
撮影日は、今日(15.8.31)です。
前田さんの小説に触発されて、何十年振りになるでしょう。
紀州東照宮に行きました。
侍坂の下から、カメラを向けた途端に何と、犬姫がレンズに飛び込んで来ました。何という偶然。
幻でない証拠の写真送ります。
東照宮が舞台なのは、シリ−ズUの「顔をなくした女」でしたよね。
上にあがったら、犬姫は見あたりませんでした。
この偶然を狙う、愛読者が増えるかも。(そんなことないか?)
108段あるという階段、滑らないように、慎重に歩いたのは、言うまでもありません(笑) 
それから、「のっぺらぼう」は見つかりませんでした。残念。

注(階段を滑るとか「のっぺらぼう」は作品を読むと意味が分かります)
もし会えたら、ピューリッツァー賞狙えたのに。
前田朋子さんへのメ−ルの転載です。質問コ−ナ− 18−169に載りました。

この写真の門の下を拡大したのがタイトルの写真

ファンの集いのレポ−ト
2003.11.15に幹事の小笠原さんの努力の甲斐があり、こじんまりとしたファンの会を開催しました。
前田朋子さん 会場
新刊「あなたがいたから」の発刊お祝いのファンの集いを行った。ファンと言っても、まさに勝手連みたいな6名。年長の私が一日会長のこじんまりグル−プ。前田さんも多忙な中駆けつけてくれた。会場は和歌山の海南駅から山道30分ほど、「生石高原」へ行く途中にある民家を使った「食事処 おいし」。母校の後輩、藪根修治さんが工芸趣味が高じて3年程前に開店した。7名から15名が一度に利用できるが、完全予約制。料理は、華麗な前菜、名物のアサヒカニの身が一杯はいった甲羅付きの大コロッケに続きふぐ料理、養殖のふぐなので、肝もお鍋に出た。絶対大丈夫と言われながらも、こわごわ..。まさにフォアグラのような食感は最高、ヒレ酒もすすむ。
右上の写真は、丸枠の中が、雰囲気のあるカンバン。山がすぐ近くに迫っている。山の中の一軒家。食事中も、我々の声以外は聞こえない、まさに別世界。イノシシが掘り起こした裏庭も見せて頂いた。田舎に帰ってきて親戚同士が飲んでるような雰囲気になる、流行の「癒しの一時」である。
新刊の方は、発売したと言うことになっているが、まだ地元の和歌山の書店にも並んでない、印刷が遅れている模様、来週位には入手出来そう。
東京浅草にある「大勝館」という劇場で、著作の「友情の逆説」が舞台化されることになって、主役の竜 小太郎君がイケメンであることを熱く語る前田さんでした。
食事処 おいし 和歌山県海草郡野上町奥佐々267
 073-489-6777


以上
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