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kazu_sanの 西国三十三所観音巡礼 |
| 百寺巡礼を中心として、いろんなお寺にお参りして来た。 西国三十三所観音巡礼という観点からとりまとめてみた。 全部回るのには、まだまだかかりそうだが、花山法皇の一千年御忌で秘仏も開帳される機会に参拝してみよう。 2010.1.26 更新 2008.8.16 HP開始 |
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| 第五番 紫雲山 葛井寺 本尊 国宝 十一面千手千眼観世音菩薩像 |
| 西国三十三所 観音巡礼の由来 718年長谷寺の開基である徳道上人が62歳のとき、病のために亡くなる。 冥土の入口で閻魔大王に会い、生前の罪業によって地獄へ送られる者があまりにも多いことから、三十三箇所の観音霊場をつくり巡礼によって人々を救うように託宣を受けるとともに起請文と三十三の宝印を授かり現世に戻された。 そしてこの宝印に従って霊場を定めたとされる。閻魔大王から授かった宝印を摂津国の中山寺の石櫃に納めた。 徳道上人が中山寺に宝印を納めてから約270年後、花山法皇が紀州国の那智山で参籠していた折、熊野権現が姿を現し上人が定めた三十三の観音霊場を再興するように託宣を受ける。そして中山寺で宝印を探し出し、播磨国書写山の性空上人、河内国石川寺の仏眼上人と中山寺の弁光上人を伴い三十三箇所を巡礼したことから、やがて人々に広まっていった。 この三十三の数については、観音菩薩が衆生を救うとき、33の姿に変化することに由来すると言われている。西国三十三箇所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。 |
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| 徳道上人 三十三所巡礼の始祖。 長谷寺の開基 |
花山法皇 17歳で即位、19歳で宮中を出て、元慶寺で剃髪して仏門に入り退位した。 出家し法皇となった後には、徳道上人が納めた宝印を探し出し、紀伊国熊野から三十三の観音霊場を巡礼し修行に勤め大きな法力を身につけたという。この花山法皇の観音巡礼が西国三十三箇所巡礼として現在でも継承されており、各霊場で詠んだ御製の和歌が御詠歌となっている。この巡礼の後、晩年に帰京するまでの十数年間は巡礼途中に気に入った場所である摂津国の東光山(兵庫県三田市)で隠棲生活を送っていたとされ、この地には御廟所があり花山院菩提寺として西国三十三箇所巡礼の番外霊場となっている。 |
| 朱印について | 通常の納経軸には33以上の朱印をもらう欄がある。 これについては、諸説あるようだが、下記が代表的らしい。 【1例】 高野山奥の院、善光寺、四天王寺、花山院、元慶寺又は法起院、の5箇所の朱印を押す。 -計38になる。 【2例】 花山院、元慶寺、法起院の3ケ所と下記の4つの内の一つを押す。 高野山 金剛峰寺 奥の院、比叡山 延暦寺 根本中堂、四天王寺、善光寺 (善光寺は、関東地区からのお参りの人用という説もある)計37になる。 【番外】 番外の寺にも、それぞれ意味がある。しかし、3寺とも、本尊は観音様ではない。 法起院 西国三十三所観音巡礼を最初に始めた徳道上人の廟がある。 元慶寺 西国三十三所観音巡礼の中興の人とも言う花山法皇が落飾した寺 花山院菩提寺 花山法皇が余生を送り、入寂した寺 その他高野山 金剛峰寺 奥の院、比叡山 延暦寺 根本中堂、四天王寺、善光寺 いずれも日本を代表する寺であり、それぞれ地元に帰って、お礼参りをしてくださいと言う意味なら「2例」がいいのかも。 満願霊場の33番谷汲山 華厳寺は途中で最後になったらしいが、これは関東からのお参りの人の便を考えて一番関東に近いところにあるのを最後にしたと言われている。 |
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| 「覚醒 観世音菩薩 慈悲の心」 ~西国三十三所結縁御開帳~ 始まる |
西国巡礼中興の祖花山法皇の一千年御忌にあたり、西国霊場各御寺院のご本尊(観世音菩薩)を平成20年9月より平成22年5月末までの間に、順次御開帳された。 関連ホームページ |
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| 西国三十三所―観音霊場の祈りと美 展 | 展覧会の模様はここ。 平成20年 8月 1日(金)~平成20年 9月28日(日)奈良国立博物館 本展覧会では、花山法皇の遺徳を偲ぶとともに、歴史ある各霊場に伝えられた宝物の数々を開陳し、三十三所の歴史と信仰の遺産、信仰に基づく美の世界を展示し、観音霊場に捧げられた人々の祈りの軌跡を描き出します |
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JR西日本パンフレット JR西日本が、がんばっています。 駅で無料でくれる、このパンフレット12ページ。力が入ってますよ。是非手に入れてください。 「駅からはじまる 西国三十三所めぐり」スタンプラリーになっています。 仏像の写真には不満が残りますが。このパンフレットすぐになくなるような気がします。 |
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カラー御影 平成20年9月1日より『カラー御影(おみえ)』の授与を西国札所寺院で一斉に開始。 サイズは 縦13cm×横8cm、冥加料は200円です。 カラー御影をファイルする「御影帳」は2100円。 |
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観音霊験記 シール 西国・秩父・坂東の三観音霊場(百観音)について各一枚とした都合百枚の錦絵であったと伝わる。浮世絵師2代広重・3代豊国・国貞の共同作業によって描かれ、名所旧跡の景観だけでなく、戯作者万亭応賀(まんていおうが)による文章を収載する。坂東三十三所観音巡礼の一部は未発見だが西国三十三札所については揃っている。完全復刻を記念して、松康堂が記念シールにして売り出した(六角堂の寺務所で入手、各々は3.5cmx5cmと小さいので文字は判読出来ないが図案の面白さが楽しめる)西国三十三札所全部のシールです。 |
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観音霊験記 シール 拡大図 一番札所 青岸渡寺 和泉式部の参拝の図である。 上部は那智山全体の図、和泉式部の視線の方向は那智の滝。上の図の那智の滝と繋がっている。 このシールでは文字は判読出来ないが調べると。 和泉式部が参拝の時、「晴やらぬ身のうき雲のたなびきて 月のさはりとなるぞかなしき」と歌ったら熊野権現じきじきのご返歌で、構うことはないということで、無事に参拝出来たという、霊験記が書かれている。 |
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| 往訪記は開帳も含めての往訪記へのリンクです。 現在 三十三寺中、二十七寺済み 番外三寺中、二寺済み |
| 番号 | 山号.寺名 | 所在地 | 往訪記 | 本尊 | 朱印 | その他 |
| 1 | 那智山 青岸渡寺 | 和歌山県東牟婁郡 | ○ | 如意輪観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】年に3回開扉 |
| 2 | 紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺) | 和歌山市 | ○ | 十一面観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】 昭和62年に21年ぶり。20.5.21に開帳。 |
| 3 | 風猛山 粉河寺 | 和歌山県那賀郡 | ○ | 千手千眼観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】 「結縁御開帳」では、千手堂のご本尊『千手千眼観世音菩薩』を217年ぶりに開帳。行って来ました。 |
| 4 | 槇尾山 施福寺(槙尾寺) | 大阪府和泉市 | ○ | 十一面千手千眼観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎年5月1日~15日に開帳 |
| 5 | 紫雲山 葛井寺 | 大阪府藤井寺市 | ○ | 十一面千手千眼観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎月18日に本尊開扉 |
| 6 | 壺阪山 南法華寺(壺阪寺) | 奈良県高市郡 | ○ | 十一面千手千眼観世音菩薩 | ![]() |
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| 7 | 東光山 龍蓋寺(岡寺) | 奈良県高市郡 | ○ | 如意輪観世音菩薩 | ![]() |
塑像。弘法大師の作。塑像としてはわが国最大の仏像 |
| 8 | 豊山 長谷寺 | 奈良県桜井市 | ○ | 十一面観世音菩薩 | ![]() |
木造では国内最大級。国宝の「銅版法華説相図」(☆) |
| 番外 | 豊山 法起院 | 奈良県桜井市 | ○ | 徳道上人像 | ![]() |
長谷寺への参道の途中にある 徳道上人御廟 |
| 9 | 興福寺 南円堂 | 奈良市 | ○ | 不空羂索観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】南円堂内陣は通常非公開。毎年10/17のみ公開 |
| 10 | 明星山 三室戸寺 | 京都府宇治市 | ○ | 千手観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】大正14年・83年ぶりに開帳。 |
| 11 | 深雪山 上醍醐寺(准胝堂) | 京都市伏見区 | ○ | 准胝観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】 毎年5月18日の前後3日間だけご開帳される。 |
| 12 | 岩間山 正法寺(岩間寺) | 滋賀県大津市 | 千手観世音菩薩 | 【秘仏】 平成2年・19年ぶりに開帳。御丈十五センチ |
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| 13 | 石光山 石山寺 | 滋賀県大津市 | ○ | 如意輪観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】2002年・7年ぶりに開帳 |
| 14 | 長等山 園城寺(三井寺) | 滋賀県大津市 | ○ | 如意輪観世音菩薩(観音堂) | ![]() |
【秘仏】昭和53年・29年ぶりに開帳。 なお本堂の本尊、弥勒菩薩は絶対の秘仏 |
| 番外 | 華頂山 元慶寺 | 京都市山科区 | 薬師瑠璃光如来 | 花山天皇は当寺で出家、花山法皇と称した。 | ||
| 15 | 新那智山 観音寺(今熊野観音寺) | 京都市東山区 | ○ | 十一面観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎年開扉。 |
| 16 | 音羽山 清水寺 | 京都市東山区 | ○ | 十一面千手千眼観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】33年に1度開扉の秘仏。42本の手のうち、2本を頭上で組み合わせる特殊な形の像。 2000年3月3日から12月3日まで9年振りに開扉された。 奥の院の本尊も、秘仏で千手観音坐像(重文)は、243年ぶりに開帳された。ここ |
| 17 | 補陀洛山 六波羅蜜寺 | 京都市東山区 | ○ | 十一面観世音菩薩() | ![]() |
【秘仏】平成12年・9年ぶりに開帳。 空也の寺 |
| 18 | 紫雲山 頂法寺(六角堂) | 京都市中京区 | ○ | 如意輪観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】明治5年(1872)・136年ぶりに開帳。 御丈1寸8分(約5.5cm)。いけばな発祥の地 |
| 19 | 霊麀山 行願寺(革堂) | 京都市中京区 | ○ | 千手観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎年開帳。1月17~18日 |
| 20 | 西山 善峰寺 | 京都市西京区 | ○ | 千手観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】本尊開帳 毎月(第二日曜日) |
| 21 | 菩提山 穴太寺 | 京都府亀岡市 | ○ | 聖観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】 昭和55年(1980)・27年ぶりに開帳。 |
| 22 | 補陀洛山 総持寺 | 大阪府茨木市 | ○ | 千手観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎年開帳 |
| 23 | 應頂山 勝尾寺 | 大阪府箕面市 | ○ | 十一面千手観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】 |
| 24 | 紫雲山 中山寺 | 兵庫県宝塚市 | ○ | 十一面観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】毎月開帳 聖徳太子の創建によるわが国最初の観音霊場 |
| 番外 | 東光山 花山院(菩提寺) | 兵庫県三田市 | ○ | 薬師瑠璃光如来 | ![]() |
花山法皇の隠棲の地 |
| 25 | 御獄山 清水寺 | 兵庫県加東郡 | ○ | 十一面千手観世音菩薩 | ![]() |
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| 26 | 法華山 一乗寺 | 兵庫県加西市 | ○ | 聖観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】昭和62年・22年ぶりに開帳。 三重塔(国宝) |
| 27 | 書寫山 圓教寺 | 兵庫県姫路市 | ○ | 六臂如意輪観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】年に1回、1月18日に開帳。 |
| 28 | 成相山 成相寺 | 京都府宮津市 | 聖観世音菩薩 | 【秘仏】平成17年・3年ぶりに開帳。 天の橋立に近い |
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| 29 | 青葉山 松尾寺 | 京都府舞鶴市 | 馬頭観世音菩薩 | 【秘仏】 昭和6年(1931)・77年ぶりに開帳 現在建設中の収蔵庫を御開帳と同時にオープン予定 |
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| 30 | 巌金山 宝厳寺(竹生島) | 滋賀県東浅井郡 | 千手千眼観世音菩薩 | 【秘仏】60年に一度。 平成12年・9年ぶりに開帳 長浜・彦根・今津の各港より 汽船約25分~40分 |
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| 31 | 姨綺耶山 長命寺 | 滋賀県近江八幡市 | 千手十一面聖観世音菩薩 三尊一体 |
【秘仏】昭和23年・61年ぶりに開帳。 |
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| 32 | 繖山 観音正寺 | 滋賀県蒲生郡 | 千手千眼観世音菩薩 | 御本尊総白檀千手観世音菩薩の体内に納めた秘仏を開帳 | ||
| 33 | 谷汲山 華厳寺 | 岐阜県揖斐郡 | ○ | 十一面観世音菩薩 | ![]() |
【秘仏】昭和30年・52年ぶりに開帳 |
| 表の見方 |
| 「開帳」今回の開帳で参拝したところ。リンク先に記事 最初の粉河寺の記事 |
| 山号.寺名 | 所在地 | 開帳 | 本尊 | 結縁御開帳日程 及びその他 |
| 風猛山 粉河寺 | 和歌山県那賀郡 | ![]() ○ |
千手千眼観世音菩薩 | 秘仏。 「結縁御開帳」では、千手堂のご本尊『千手千眼観世音菩薩』を217年ぶりに開帳 |
| 興福寺 南円堂 | 奈良市 | ![]() ○ |
不空羂索観世音菩薩 | 南円堂内陣は通常非公開。毎年10/17のみ公開 |
| 紫雲山 葛井寺 | 大阪府藤井寺市 | ![]() ○ |
十一面千手千眼観世音菩薩 | 毎月18日に本尊開扉 |
| 紫雲山 頂法寺(六角堂) | 京都市中京区 | ![]() ○ |
如意輪観世音菩薩 | 秘仏。 明治5年(1872)・136年ぶりに開帳。御丈1寸8分(約5.5cm)。いけばな発祥の地 |
| 壺阪山 南法華寺(壺阪寺) | 奈良県高市郡 | ![]() ○ |
十一面千手千眼観世音菩薩 | |
| 音羽山 清水寺 | 京都市東山区 | ![]() ○ |
十一面千手千眼観世音菩薩 | 33年に1度開扉の秘仏。 42本の手のうち、2本を頭上で組み合わせる特殊な形の像。2000年3月3日から12月3日まで9年振りに開扉された。 奥の院の本尊も、秘仏で千手観音坐像(重文)は、243年ぶりに開帳された。ここ |
| 書寫山 圓教寺 | 兵庫県姫路市 | ![]() ○ |
六臂如意輪観世音菩薩 | 年に1回、1月18日に開帳。 |
| 菩提山 穴太寺 | 京都府亀岡市 | ![]() ○ |
聖観世音菩薩 | 秘仏。昭和55年(1980)・27年ぶりに開帳。 |
| 東光山 龍蓋寺(岡寺) | 奈良県高市郡 | ![]() ○ |
如意輪観世音菩薩 | 塑像。弘法大師の作。塑像としてはわが国最大の仏像 |
| 豊山 長谷寺 | 奈良県桜井市 | ![]() ○ |
十一面観世音菩薩 | 木造では国内最大級。 |
| 百観音巡礼 | |
| 五木寛之の「百寺巡礼」の第4巻に「百観音巡礼」という言葉が出てくる。「百観音巡礼」が「百寺巡礼」の先達であると記している。 定義は、西国三十三所・坂東三十三所・秩父三十四所を総合して、日本を代表する百か所の観音巡礼と称する。 「百観音巡礼」という言葉そのものは平安時代からあるようで、中身は時代と共に変遷してきたが、現在は先に述べた定義が一般的である。 関西で、あまり知られていないのは西国三十三所が昔からあったためと思われる。関東地区の人の為に、坂東三十三所・秩父三十三所が後に定まり、このいきおいで秩父三十三所を三十四所にして、計100寺としたようだ。 |
| 西国三十三所観音巡礼 | 日本における最古の巡礼であり、観音巡礼の元祖となる。 長谷寺の開基である徳道上人が開祖と言われ、花山法皇が熊野権現の神託によって巡礼を復興したという。 |
| 坂東三十三所観音巡礼 | 西国三十三所観音巡礼に対抗して、鎌倉を中心として開創されたと推定できる。 |
| 秩父三十四所観音巡礼 | 現在の秩父市中心部にあたる、大宮郷の人々を対象とし秩父三十三所観音巡礼とし開創されたものだったが、十五世紀初めに1ケ所追加になり、その頃から百観音という言葉が出てきた。 |