春の予感..寒桜(東京.上野恩賜公園)
虚子の句に、満開にして淋しさや寒櫻 というのがある。小雨が降り、春とはほど遠い、広い上野公園の中、まばらに咲く寒桜だけが華やか、さすがに虚子の観察眼はするどいものだが、むしろ、もっと明るく、もうすぐ春だよと一人頑張っている姿に拍手を贈りたい。西宮市の今津に住む方から、近くの中学校の彼岸桜が5分咲きですというメ−ルを頂いた。彼岸桜と寒桜は違うようだ。寒緋桜=緋寒桜だが、名前の似通っている彼岸桜とは別物。結局違いはよく分からない。(笑)同じ上野公園に濃い緋紅色の五弁花で花弁が開いてなかったのは、緋寒桜だと思うのだが、公園側が表記してくれてないのが、何とも残念。上野恩賜公園のいわれは、大正13年に帝室御料地だったものを東京市へ下賜されたことにちなんでいる。久々の上野公園ながら、面積62万平方メートルは雨の中歩くには、疲れる。
第30号−15.3.16〜 − |