プロジェクト杉田玄白を面白がってやった翻訳もの。若気の至りなんて人は云う。以下、手を出した作家について解説みたいなものも書いておきます。
HTML版(スタイル定義ファイル)はふつうにブラウザを使って読む場合に、TEXT版はテキストビューワなどで縦書きにして読む場合に、それぞれ最適となるように編集してあります(具体的に言えば数字をHTML版はアラビア数字、TEXT版は漢数字にしてあります)。パーム本文庫ではPALM用のファイルもダウンロードできます。ハンドヘルドをお使いのサイバーなお兄さん(あるいはお姉さん)はそちらもどうぞ。ただ、バージョンが若干古い場合があります(致命的な違いはない、ハズ)。青空文庫の提供によるEBK版の利用にはエキスパンドブックブラウザが必要です。
HTML, TXT, EBK の各列の数字はファイルサイズ[単位:キロバイト]です。この数字が括弧でくくられている場合、そのテキストは完訳ではありません。「n files」と書かれているものは、その翻訳が複数のファイルで構成されています。したがって、そこに書かれているファイルサイズよりも小さなファイル(おそらく目次)が最初に読みこまれます。zipped とあるものは zip 形式で圧縮されています。各自で解凍してください。
Ambrose Gwinett Bierce (1842.6.24-1914?): アメリカの著述家、ジャーナリスト。その辛辣な諷刺ゆえに Bitter Bierce と呼ばれ、また、手当たり次第に噛みつく狂犬っぷりから Almighty God Bierce という同じイニシャルの異名を戴いていた。南北戦争において北軍に参加、その後ジャーナリストに転向。いくつかの新聞社を転々としたのち、1913年末メキシコに入国。その後の行方は知られていない。数多くの短編小説を残したが、その多くは今でいうサイコホラーに分類される。代表作としては、悪名高い私撰辞書「悪魔の辞典」の他、短編小説の「アウル・クリーク橋での出来事」「ふさわしい環境」「月明かりの道」など。とくに「月明かりの道」は、芥川龍之介「藪の中」のモチーフになっている。著作リスト。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 悪魔の辞典 The Devil's Dictionary |
23 files (587) |
- | - | 1911 | 2001.7.13 | 2003.2.15 | 散文のみ全訳 |
| 男と蛇 The Man and the Snake |
14.2 | zipped 6.9 |
- | 1890 | 2000.6.26 | 2002.9.20 | - |
| 死の診断 A Diagnosis of Death |
8.6 | zipped 3.9 |
- | 1893 | 2000.10.10 | 2001.5.24 | 2002.12.15 |
| 空飛ぶ騎兵 A Horseman in the Sky |
13.8 | zipped 6.7 |
- | 1889 | 2000.12.28 | 2001.9.9 | - |
| 不完全火災 An Imperfect Conflagration |
7.9 | zipped 3.9 |
- | 1886 | 2002.2.9 | 2002.2.23 | - |
Gilbert Keith Chesterton (1874.5.29-1936.6.14): イギリスの小説家、批評家。「ブラウニング伝」「スティーブンソン論」などの文学論、ブラウン神父シリーズや「木曜の男」などの推理小説で有名。独善的なきらいはあるにせよ、ブラウン神父シリーズは文明に対する皮肉がほどよく効いた名シリーズで、「木の葉を隠すなら森に隠せ、森がなければ森を作れ」というたとえ話で有名な「折れた剣」などに見られる逆説的トリックと、人間心理の盲点をついて姿を見られることなく犯行に及ぶ「奇妙な足音」などに見られる心理トリックに魅力がある。
| 題名 | HTML | TXT | MISC. | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 青い十字架 The Blue Cross |
? | zipped ? |
- | 1911 | - | - | - |
Charles John Huffam Dickens (1812.2.7-1870.6.9): イギリスの小説家。解説できるほど詳しくないです。代表作に「クリスマス・キャロル」「二都物語」。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 奇妙な依頼人 A Tale about a Queer Client |
27.1 | zipped 12.7 |
- | 1837 | 2001.4.8 | 2001.5.23 | - |
Sir Arthur Conan Doyle (1859.5.22-1930.7.7): イギリスの小説家。もとは医者。「シャーロック・ホームズ」生みの親。このシリーズは後の探偵小説に大きな影響を及ぼした。が、本人としてはむしろ歴史小説家を志していたらしい。この系統には「白衣の騎士団」「ジェラール准将の冒険」などがある。オレ個人としてはむしろ恐竜ものの源流である「ロストワールド」のほうが好きなのだけど。ちなみに、「ロストワールド」に始まるチャレンジャー教授シリーズは「ポイズンベルト」「マラコット深海」と続くが、あんまり面白くない。ボーア戦争においてイギリスの立場を正当化する活動を行った功績を認められ勲爵士を受勲。著作リスト。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 悪魔の足 The Adventure of the Devil's Foot |
55.5 | zipped 22.7 |
259 | 1910 | 2000.7.5 | 2002.12.8 | - |
| チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン The Adventure of Charles Augustus Milverton |
39.5 | zipped 16.4 |
242 | 1904 | 2000.12.30 | 2001.5.17 | - |
| ノーウッドの建築家 The Adventure of the Norwood Builder |
51.3 | zipped 20.2 |
253 | 1903 | 2000.7.26 | 2001.5.17 | - |
| ブルー・カーバンクル The Adventure of the Blue Carbuncle |
45.9 | zipped 17.7 |
245 | 1892 | 2000.7.30 | 2003.2.11 | - |
Francis Scott Key Fitzgerald (1896.9.24-1940.12.21): アメリカの小説家、短編作家。ロストジェネレーションを代表する作家のひとり。処女作「楽園のこちら側」がベストセラーになり、その後景気よく短編小説を量産しつつ「プリンス・スコット」と異名されるほど放埓な日々を繰り広げたものの、1929年の世界恐慌とともに没落。1940年の死亡時にはほぼ完全に作家としては忘れされられていた。死後再評価され、いまは20世紀を代表する作家とまでいわれたりする。代表的な長編に「グレイト・ギャツビー」「夜はやさし」。短編としては「バビロン再訪」「冬の夢」「氷の宮殿」「御曹子」あたりが有名。著作リスト。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| グレイト・ギャツビー The Great Gatsby |
10 files 355 |
zipped 125 |
- | 1926 | 2001.11.23 | 2002.10.5 | - |
| 崩壊 The Crack-up |
35.9 | zipped 16.3 |
- | 1936 | 2002.4.18 | 2003.1.4 | 「貼り合せ」「取扱注意」含 |
William Sydney Porter (1862.9.11-1910.6.5): アメリカの短編作家。雑誌『ローリングストーン』の運営に手を出すが失敗、出納係として勤めていた銀行でも横領事件の首謀者とされ(冤罪とも言われるが、いまなおことは詳らかでない)て行方を晦ますが、危篤の妻を看取るためにもどり、逮捕、投獄。服役中から小説を書き始め、出獄後は職業作家として短いスパンで短編小説を書きつづけた。ユーモアとアイロニー、そして意表をついた結末を特徴とする、当時のニューヨークを舞台とした作品が多い。300編近い作品のなかから代表的なものを挙げるとすれば、「賢者の贈り物」「最後の一枚の葉」「二十年後」といったところだろうか。なお、かれの小説はすべて短編であり、オレが知るかぎりでは、最長でも「運命の道」(三話オムニバス)で45KB程度。余談続きながらO・ヘンリーという筆名は、可愛がっていたヘンリーという名前の猫が、感嘆詞 "Oh" をつけて呼ばないと反応してくれなかったことからきているらしい。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 警官と賛美歌 The Cop and the Anthem |
15.5 | zipped 7.2 |
- | 1906 | 2001.9.22 | 2002.12.8 | - |
| 心と手 Hearts and Hands |
7.2 | zipped 3.1 |
- | 1917 | 2000.12.28 | 2001.5.23 | - |
| シャムロック・ジョーンズの冒険 The Adventure of Shamrock Jolnes |
14.1 | zipped 5.9 |
- | 1911 | 2001.4.17 | 2001.6.30 | - |
| 二十年後 After Twenty Years |
9.1 | zipped 3.8 |
- | 1906 | 2001.6.29 | 2003.2.15 | - |
| ハーレムの悲劇 A Harlem Tragedy |
15.2 | zipped 6.6 |
- | 1907 | 2001.7.7 | 2003.2.11 | - |
| 四百万:序 The Four Million: Preface |
1.5 | - | - | 1906 | 2001.7.7 | - | - |
Sir Anthony Hope Hawkins (1863.2.9-1933.7.8): イギリスの小説家。もとは弁護士。「ゼンダ城の虜」で一躍デュマ(親父さんのほう)の再来といわれるほどの名声を獲得した。それ以外にも多くの冒険小説を書いたが、「ゼンダ城の虜」の続編にあたる「ヘンツァウ伯ルパート」を含め、それほど評価されていないようだ(オレはほとんど読んでないのでなんとも言えません)。第一次世界大戦での活動を認められ勲爵士を受勲。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ゼンダ城の虜 The Prisoner of Zenda |
10 files (180) |
- | - | 1894 | - | - | C.1-C.9 |
法律関係。もちろんここにある訳は公式なものではない。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アメリカ合衆国憲法修正第十八条(禁酒法) The Eighteenth Amendment |
1.7 | - | - | 1919 | 2001.9.7 | - | - |
| アメリカ合衆国憲法修正第二十一条(禁酒法廃止) The Twenty-first Amendment |
1.7 | - | - | 1933 | 2001.9.7 | - | - |
John Griffith Chaney (1876.1.12-1916.11.22): アメリカの小説家、短編作家。旅の占星術師と農家の娘との間に生まれた非嫡出子。養父の姓は London であり、こちらを本名とすることのほうが多い。捕鯨船に乗り組んだり、牡蠣泥棒をやったり、アラスカへ Gold-seeker として出向いたり、日露戦争の特派員になったりしている。並みの小説よりよほどおもしろい生涯を送った人(はたから見ているかぎりでは)。「共産党宣言」に影響をうけ、社会主義的思想を持つようになる。自然崇拝の傾向もあり。代表作として「野性の呼び声」「ホワイト・ファング」が挙げられる。ほかに共産主義社会の到来を描いた「鉄の踵」、ロンドンのスラムに取材した「どん底の人々」など。1916年、40歳で死去。自殺と言われている。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 影と光 The Shadow and the Flash |
35.7 | zipped 14.9 |
- | 1906 | 2000.9.25 | 2001.7.31 | - |
| 火を起こす To Build a Fire |
34.4 | zipped 14.3 |
- | 1908 | 2001.5.10 | 2001.8.7 | - |
Harry S Truman (1884.5.8-1972.12.26): アメリカ合衆国第33代大統領(1945-1953)。民主党。1945年、第二次世界大戦終戦間際に死亡したF・ルーズベルトの後を受けて大統領に就任。広島・長崎への原爆投下の決定を下した。1947年には、議会演説で、共産主義勢力・全体主義勢力に対し、その脅威にさらされている勢力を支援することで対抗するという政策を打ち出した(トルーマン・ドクトリン)。
※大統領としての活動には著作権法が適用されない。
| 題名 | HTML | TXT | EBK | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アメリカ大統領声明:1945年8月6日 Statement by the President, August 6, 1945 |
7.8 | zipped 3.6 |
- | 1945 | 2001.8.17 | 2001.9.9 | - |
Adeline Virginia Woolf (1882.1.25-1941.3.28): イギリスの小説家、評論家。「意識の流れ」スタイルを確立した作家のひとりだが、今なお評価は一定しない。そもそも私的な面についても、狂人とかレズとかフェミニストとか好き放題に言われるひと。「ダロウェイ夫人」「灯台へ」といった小説のほか、評論も多く残している。1941年に自殺した。個人的には短編が好き。長編は読みきれません。
| 題名 | HTML | TXT | MISC. | 出版年 | 翻訳公開日 | 最終更新日 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 青と緑 Blue & Green |
2.9 | zipped 1.1 |
- | 1920 | 2002.5.23 | - | - |
| 月曜日か火曜日 Monday or Tuesday |
3.1 | zipped 1.6 |
- | 1920 | 2002.5.23 | - | - |
| 弦楽四重奏 The String Quartet |
10.7 | zipped 5.3 |
- | 1920 | 2002.5.23 | - | - |
| ラピンとラピノヴァ Lappin and Lapinova |
21.3 | zipped 5.3 |
- | 1934 | 2002.5.23 | 2002.9.20 | - |