擲弾発射機 BG−15


                           

擲弾発射機(グレネード・ランチャー)は、小型の擲弾を火薬の力で遠くに飛ばす兵器です。有名なものとしては、旧日本軍の「八九式重擲弾筒」や、ベトナム戦争で有名となった「M79グレネード・ランチャー」などがあります。それを使い勝手がいいように、ライフルの銃身の下に装着したのが、アメリカの「M203」ですが、旧ソ連でも、同様のものを使っています。

それが、この「BG−15」です。1979年から10年間にわたった、旧ソ連軍のアフガン侵攻でも、使われています。私が持っている「特殊部隊用イクイップメントベスト」にも、擲弾を収めるポーチが付いているほか、現在でも使われている各種のアサルト・ベストにも、同様に擲弾用のポーチが付いています。

このため、改造したAK−74のために欲しかった装備でしたが、「クラフトアップルワークス」さんが手ごろな値段で2006年5月、発売してくれました。早速購入。なかなかの出来です。

「BG−15」という名称のほかに、「GP−25」、「GP−30」という名称もあります。
「BG−15」は、床井雅美さんの「AK−47&カラシニコフ・バリエーション」によりますと、旧ソ連が開発したもので、「GP−25」は、ブルガリアがそれをコピーしたものとの説明があります。識別点は、「BG−15」がグリップ部分に穴が開いているのに対し、「PG−25」は穴が開いていないので、すぐ分かります。

しかし、海外サイトなどによりますと、元々の名称は「PG−25」で「BG−15」とも言うといった説明もあるほか、「BG−15」は口径40ミリ、「PG−25」は口径30ミリという説明もあり、はっきり分かりません。「PG−30」は「PG−25」の発展型との説明もありますが、「PG−30」と[PG−25」の口径は違うとの解説もあり、結局よく分かりません。

さて、エアガン用の「BG−15」ですが、以前からクラフトアップルが発売している「M203」用のグレネードと同じもの(製品名モスカート)を使います。実物がどちらも口径40ミリですので、エアガン用も共用している訳です。

しかし、実物の「M203」用のグレネードと、「BG−15」用のグレネードは、大きく異なります。「M203」用のグレネードは薬きょうと弾体に分かれ、発射時の腔圧が高くならないような構造の「ハイ・ロー・プレッシャー」という方式を採用しています。エアガン用のグレネードはそれをほぼ再現しています。しかし、「BG−15」用のグレネードは薬きょうはない一体型で、弾体の底部にある推進薬を使って発射する方式だということです。上の写真右端が、海外サイトから借用した実物の「BG−15」用のグレネード(左がVOG−25、右がVOG−25P)です。だいぶ形が違いますが、これは仕方がないでしょう。

アサルト・ベストのグレネード用の収納ポーチに、グレネードを入れると、このようになります。
グレネードの形はかなり違うのですが、口径が同じ40ミリということで、ちゃんと入ります。
このポーチには4個入れるようになっていますが、4つは難しいようですね。