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製作年:2013年 「47RONIN」というタイトルからして変ですが、この映画、かなりの“怪作”です。 日本の「忠臣蔵」にインスピレーションを受けて、日本人以外の製作陣が持つ「日本」のイメージを膨らませて作り上げた「ファンタジーアクション映画」です。 「忠臣蔵とは全く違うではないか」という批判はさておき、随所にあらわれる日本と中国を混同した表現にも目をつむり、強引な「日本解釈」も「外国人が作ったんだから仕方がない」とあきらめてこの映画を観れば、迫力あるシーンやSFXなど見どころいっぱい、なによりも真田広之ら、メインキャストのほとんどを占める日本人俳優の熱演は素晴らしく、気軽に楽しめる「ファンタジーアクション映画」に仕上がっています。 ネットの情報によりますと、「日本人が思う以上に日本が大好き」なロシアの人たちに受けてヒットしたということです。なるほどそれももうなづけます。忠臣蔵をそのまま映画にしても、多くの外国人にはわかりにくいと思いますが、根底に流れる愛や正義、主君への忠誠などといったものは、どの国の人にとっても共感できるものなのかもしれません。 この映画、脚本がいまいちです。一例をあげれば、主君の浅野の乱心が吉良のはかりごとだとなぜすぐわかったのでしょうか。大石ら「47RONIN」のその後の動機づけになる大事な部分ですので、ていねいに描いてほしかったです。要所要所をうまくまとめれば、もう少し評価は上がったと思うのですが、残念です。 それから、この映画が日本で思うように受けなかった理由のひとつは宣伝があまり行われなかったためでしょう。歌を前面に打ち出した巧妙な宣伝戦略で大ヒットとなった「アナと雪の女王」とは大違いです。あくまでも私の想像ですが、「こんな(日本人からすると)変な映画がヒットするわけがない。宣伝しても無駄だ」と判断したためではないでしょうか? |
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