
ワイルド・ワイルド・ウエスト
| テーマ |
6 |
| 脚本×2 |
6(12) |
| 演出×2 |
6(12) |
| 映像 |
7 |
| 音響 |
6 |
| 主演 |
7 |
| 助演 |
6 |
| おすすめ度 |
7 |
| 総合点 |
63 |
監督:B.ソネンフィルド
公開年:1999年
ちょっと変わった西部劇。マンガチックな演出の(アメリカンコミックの映画化でしたっけ?)はちゃめちゃドタバタ活劇。気楽に楽しませてくれます。途中には適当にパロディを織り交ぜ、その面でも楽しめます。
列車の中の特別な装備や何と言ってもクモ型の巨大なロボット、クラシックな雰囲気を出してGOODです。
手慣れた作りで特に注文をつけるところもありませんが、それだけに「これまでに何度となく見たような、どこかで見たような」出来ともいえます。観客をあっと言わせるような「仕掛け」「展開」といったものを期待したかったような気がします。

ワンス・アンド・
フォーエバー
| テーマ |
4 |
| 脚本×2 |
5(10) |
| 演出×2 |
6(12) |
| 映像 |
7 |
| 音響 |
6 |
| 主演 |
6 |
| 助演 |
5 |
| おすすめ度 |
5 |
| 総合点 |
55 |
監督:R.ウォレス
公開年:2002年
ベトナム戦初期、軍事介入したアメリカ軍と北ベトナム正規軍との、最初の本格的な戦闘を題材にした戦争映画。実際に戦闘に参加し、この映画の主人公でもあるハル・ムーアと実際にその戦闘にジャーナリストとして参加したジョー・ギャロウェイの2人が書いた原作を映画化。
前半、それぞれの兵士達の家庭もそれなりに描いてあるため、後半で戦死した兵士の妻に電報が届き、それを主人公の妻が一つずつ届けるシーンなど胸に迫るものがあります。
ほぼ3日間の一か所の戦闘に的を絞ったのもいいと思います。戦闘シーンもふんだんに描かれており、迫力満点といったところでしょうか。
原作者のジョー・ギャロウェイのインタビューによりますと、この映画のテーマは「反戦」だそうです。
「一度でも戦争を体験したものは、だれでも戦争は反対なんだ」と彼は断言します。
でも、できあがった映画は「反戦」ですか?
確かに、戦争の悲惨さ、むごさが出ていないわけではありません。でも、結局は「プライベート・ライアン」と同じように、「我々アメリカの兵士達は、ひとりひとりがんばったんだ」という個人的な視点に落ち着いてしまいます。それはそれで悪くはないんですが、見方を変えると結局は「戦意高揚映画」と五十歩百歩ではないかと思います。
映画では、アメリカにとってベトナム戦争に介入すべきだったのかといった戦争当時から問われ続けているポイントにはほとんど触れないままです。まあ、我々日本人でも「太平洋戦争での日本は悪だ」と面と向かって言われると、頭では分かっているつもりでも複雑な気分がしますよね。それと同じように、興行収入を上げないといけない映画の中で、アメリカの国に向けての直接的な批判というのは難しいでしょうね。まあ、原作者、監督なども、どこまでそう思っているか分かりませんし・・・。
それと、この映画では、北ベトナム側もちゃんと描かれているとのことです。確かに冒頭でフランス軍を北ベトナム軍が攻撃するシーンで、北ベトナムの指揮官が「侵略」という言葉を出したときには、ソ連(現ロシア)の戦争映画にでも出てきそうな表現で、「えっ、これがアメリカ映画!」とびっくりしました。しかし、先にも書きましたように、ベトナム戦争の是非についての視点が曖昧なままのため、ただ双方をちゃんと描きましたというだけにとどまってしまいました。
この場合は、アメリカ側だけ描いても良かったと思います。あのワンカメ映画「チャーリー・モピック」なんか、敵の姿はほとんど出てきませんが、ベトナム物の映画としてはお勧めです。
最後にこの映画の原題は「WE WERE SOLDIERS」なんですね。まさにその通りの映画です。「ワンス・アンド・フォーエバー」という邦題はどうやって付いたのでしょうか。

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