レジ袋の有料化に向けて

地域スーパーに対し質問・要望書を提出!

スーパーからは「前向きに検討中」との回答を受領!


 栃木県では去る2月1日より県内スーパー各社がレジ袋の有料化を一斉にスタートしました。同日付けの新聞記事によれば、4月1日から参加するところも含め、35事業者・86店舗が参加しているとのことです。ここ下野市内でも2月1日から一店が実施しており、4月1日からはもう一店も開始しました。

 しかし、他の大手スーパー2店は今回のレジ袋有料化に参加せず、今後の実施予定も公表されていません。これに対し、省資源・ごみ減量化の一環として、また使い捨てのライフスタイルを見直す契機としてレジ袋の削減(有料化)を訴え、取り組んできた立場から、当会は他の市民団体と共にレジ袋有料化に不参加の地域大手2事業者宛てに、質問および要望書を提出しました。

 その後、双方の事業者より回答書が届きましたので、以下にこれらの全文を公開します。回答内容としては、より具体的なものを期待していましたが、いずれもレジ袋の有料化は前向きに検討中とのことですので、今後の取り組みに期待したいと思います。

 私たちは今後とも業界の環境問題への取り組みに注目し、必要なら積極的に情報発信して行きます。また、事業者の取り組みに対し消費者の立場で可能なところは大いに協力して行く所存です。皆さまのご支援・ご協力もよろしくお願い致します。


 

当会から事業者への質問・要望書

平成22年4月4日

株式会社かましん 本部 御中
株式会社オータニ 本部 御中

環境問題を考える会   代表 酒川靖一郎
下野市生活学校やよい会 代表 森田伊知子

レジ袋の有料化について(質問および要望)

 拝啓 私たちは下野市を中心に消費者の立場で環境問題に取り組む市民団体です。
 貴社の環境問題に対する日頃の取り組みには敬意を表しますと共に、地域業界をリードする企業として大いに期待しているところです。

 さて、ご承知のごとく栃木県の主導により、去る2月1日から県内スーパー各社がレジ袋の有料化をスタートしました。2月1日付けの下野新聞によれば、4月1日から参加するところも含め、35事業者・86店舗が参加しているとのことです。下野市内でも2月1日からエコス小金井店が実施しており、4月1日からはプライムマート自治医大店も開始しました。

 しかるに、貴社の店舗は今回のレジ袋有料化に参加されておらず、今後の実施予定についても公表されてないようです。かつて旧南河内町において行政・事業者・市民の協働による「ごみ減量検討委員会」のビニール・プラスチック減量化部会がレジ袋の有料化に取り組んだとき、貴社の代表の方も参加され、この問題に対してご理解と前向きの姿勢を示されました。また、一昨年に「環境問題を考える会」が主催したレジ袋削減のシンポジウムにおいても、かましん様には改めて前向きの姿勢を表明していただきました。それ故、今回の県内一斉のレジ袋有料化に貴社の店舗が参加されてないことに対し、私たちは大変残念な思いでおります。

 省資源・ごみ減量化の一環として、また使い捨てのライフスタイルを見直す契機としてレジ袋の有料化が有効であることに異存はないと思います。つきましては下記により、私たちの質問および要望についてご回答いただきたく、よろしくお願い致します。

敬具

1.質問事項
(1)今回の県内レジ袋有料化に参加されなかったのは何故でしょうか。 
(2)今後レジ袋の有料化を行うご計画はおありでしょうか。

2.要望事項
(1)レジ袋を確実に削減するため、有料化に参加されることを要望します。
(2)今回、県内の大手スーパーが参加していないことは事実ですが、それ故にこそ、貴社には地域業界のリーダーとして取り組まれることを要望します。
(3)条例で一斉に施行すべきとの意見もありますが、それでは事業者の姿勢が見えません。全国的に見ても条例によらず事業者が主体的に取り組んだ例は多数あり、条例等に強制されない事業者としての主体的な取り組みを要望します。
(4)もし全店舗一斉実施が難しいなら、モデル店舗として先ず下野市内の自治医大店にて実施されるよう要望します。当地区では既に他のスーパーが実施しており、地域市民の環境意識も高いので、レジ袋を有料化することに支障はないと考えます。
(5)現行のポイントサービスについては、レジ袋の有料化と同時に廃止するのは不合理と考えますので、当面継続されることを要望します。

3.回答の方法・宛先
 ご回答は文書または電子メールにて4月18日までに下記宛てにお願いします。
   宛)〒329-0433 栃木県下野市緑6-25-15
     「環境問題を考える会」事務局 益子友幸
      Eメール:kankyomk@ja2.so-net.ne.jp 

4.備考
 市民の情報共有化をはかるため、この質問・要望書および貴社の回答書は「環境問題を考える会」のホームページ(下記)にてインターネット上に公開しますので予めご了承下さい。
   Homepage: http://www005.upp.so-net.ne.jp/kankyomk/

以 上

 

事業者から当会宛の回答書

平成22年4月15日

環境問題を考える会 様
下野市生活学校やよい会 様

拝啓 陽春の候、皆様におかれましては益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
日頃、オータニをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

さて、先日いただきましたご質問・ご要望の中で、今年2月にスタートいたしました「レジ袋の有料化」につきましては、現在の所、貴会のご期待に応えることができない状況にある事はご指摘の通りでございます。

当社といたしましても環境問題に関しましては、店舗で発生する「生ゴミ」及び「廃油」の回収・再利用等、従来より積極的に取り組みを行っている所でございます。

レジ袋の有料化に関しましても前向きに検討中である事には変わりはございません。しかしながら、開始にあたっての社内外の環境が整ってないため、実施にいたっていないのが現状でございます。

自治医大店を「モデル店舗」として開始する事も含め、極力早い時期にスタート出来る様努力してまいりますので、今後共ご指導・ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。

敬具

株式会社 オータニ
管理部 松本 彰

 

平成22年4月17日

環境問題を考える会 酒川靖一郎様
下野市生活学校やよい会 森田伊知子様

拝啓 陽春の候、貴会ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
日頃は「かましん自治医大店」をご利用いただきまして、厚く御礼申し上げます。

 先日、頂戴致しましたご質問・ご要望の中で、「レジ袋有料化」につきましては、ご指摘のように、残念ながらご期待に応えられない状況にあります。

 環境問題に関しましては、弊社と致しましても2001年よりレジ袋不要のお客様への5ポイントサービスをはじめ、発泡スチロールの減容や廃油のリサイクル等積極的に取り組んでおります。

 「レジ袋有料化」に関しましても、前向きに検討し、実施に向けて社内外の環境整備に努力している所でございます。

 今回頂戴致しましたご指摘を含め、改めて検討し、開始に向けて努力して参る所存でございます。

 今後共、ご指導・ご鞭撻宜しくお願い申し上げます。

敬具

株式会社 か ま し ん
総務部 石 島 孝 夫

 


 

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