カナダ旅行特集5(5日目 6/24〜25) 
 

日本画家 熊谷 融(くまがいとおる)氏

まだ夜も明けない早朝,ピリっとした寒さの中,
車で一路,空港のあるカルガリーを目指す.
カルガリーに向かう途中の広大な草原地帯で,

少しずつ進路左手の地平線のあたりが明るくなっていく.
上空の細い雲にオレンジ色の太陽光が反射し,
時々田園地帯から,クリークの水温の方が高いのか盆地霧が発生して,
なんともいえない幻想的な景色を見せていた.

いよいよ市街地も近づこうかと言うところで,
ついにご来光.うひゃーーめちゃまぶしい.
カナダで見る最後の太陽である.
なんか,名残惜しいなぁ.

カルガリーの空港に着く頃には日もあがっていた.
今回車に乗っていたのは,アメリカ経由で日本に帰国する我々二人と,男性一人,
アメリカ経由でカナダ東部へ観光するカップル二人の計5人.
カップルとは程なく行き先が違うため離れ離れになった.
一方,帰国する男性一人,
旅慣れた人なのかなぁと思っていたんだけど,
意外なことに「一人での海外旅行は初めてでして…」
そんなわけでいろいろと苦労していらっしゃるので,
出国に際しての色々な手続きを手伝いながら同行することになった.

カナダでの出発ロビーで,
そしてサンフランシスコで無事トランジットした後のロビーなどで,
その男性とちょこちょこ話をした.

男性は実は仙台で日本画の塾を開いてらっしゃる画家さんで日展に所属しているということ,
今回はカナダに住んでいる元教え子のカナダ人を頼ってやってきたということ,
今年は風水によると北東の方角がよいので,日本から一番北東のバンフに来たということなど,
とつとつと話をしてもらった.
今回の旅行がよほど心細かったのか,堰を切ったように話す画家.

話していてなんと驚いたことに,22日,同じ日に温泉に入っていた.
画家さんの方が数時間早かったけど.
そして,おなじ店でアルバータ牛を食べていた.
画家さんの方が数時間早かったけど.
その人曰わく,22日に風水では一番地面のパワーがみなぎるので,
そのパワーを浴びるために温泉に入ったのだという.
この温泉,Dr.コパもその理由で浸かってその後運が開けたとのこと.
君が22日に温泉に入ったのは偶然じゃなくて必然だと持ち上げられた♪

単なる温泉好きだったんだけど…
でも,せっかくだからいい方に考えよう.
今回,バンフの地の力を目一杯受けて,
色々と人生が開けていきますように!!

 

● 帰国.

成田に向かう飛行機は画家さんとは違う飛行機で,
我々の搭乗が始まると同時にさようならをして,
ユナイテッド航空の水色のボーイング747-400に乗り込む.
あー,いよいよ日本かぁ.
ただいまニッポン.
日本時間の午後3時頃に成田空港に降り立つと,なんとも耐え難き蒸し暑さ.
うっわーーー,湿度が高いってのはこういうこっちゃ.
カナダのからっとした天気とは大違い.
こりゃ日本だわ…

カナダで運転してすっかり国際派になった(つもりの)俺.
日本の道路事情になじめるかどうか,一抹の不安はあったのだが,
じつにすんなりと日本の道の流れに乗り,
一路うちに向かう.

「ただいまーー」
玄関を開けると,なつかしいうちの風景.
帰ってきた〜
さっそく心配していた花の様子をチェック.
季節柄終わりかけていたビオラを除くと,
ほぼなんとか頑張って生きているようだ.
よしよし,頑張ったね.お疲れさん.

そして,我々にも言いましょう.
お疲れーー!!
結婚3周年を記念して行った久々の海外旅行.
思い出深い旅行となりましたーー.