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No.1「Idssチェッカー(測定器)の製作」


 今回はちょっとエフェクターとは違うものです。
FETの特性を測定する為の測定器(っていうか、アタッチメント)を製作しました。

 フェイザーを製作するのにはFETのマッチングが必要なんですね。
要は「特性を揃える」ということです。製作予定のphase90はFETを4個使いますから大変ですぅ。
具体的には多数のFETの特性を測定し、近い値のものを選別していく訳です。
これはその為の測定器です。




 中はこのようになっていて簡単な仕組みです。
FETをセットするところが2箇所あり(上段と下段)、つまみが1つあります。
これで2種類の測定が出来ます。二重にチェックしましょう、ということです。

 

 まず、15Vのアダプターから三端子レギュレーターを使って10Vの定電圧を作ります。
そしてFETのドレインに10Vの電圧をかけて「ドレイン遮断電流(Idss)」を測定します。
これは上段にセットして測定するようにしました。
 読み取りにはデジタル・マルチ・メーターを使うことにしました。
ワニクリップで接続して、こんな感じになります。




 Idssを測定して近い値を選別すればだいたいOKですが
さらに厳しく選別する為に、今度は下段にセットしてドレイン-ソース間の抵抗値を測定します。
先ほど選別した中から1つ基準のFETを選んで今度はゲートに電圧をかけます。
そして可変抵抗器(つまみ)で抵抗値が500kΩ位になるように合わせてから残りのFETを測定し、
近い抵抗値を選別していきます。

 FETを上段と下段にセットしてテスターのレンジを変えるだけでこの2つの測定が出来ます。
ここまでしなくてもだいたいで良ければもっと簡単に選別できますが、作りたかったので(笑)

 トランジスタやFETはメーカーでも特性のバラつきを揃えることが製造上できないんです。
そこでメーカー側でhfeなどの増幅率から「Y」や「GR」などとランクを付けています。
それでも実際に測定すると同じランクでもかなりバラつきがありますね。
でもこれのおかげでFETマッチングが楽に出来るようになりました。

2005.2.6

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