「怪奇!吸血人間スネーク」1973年アメリカ


バーナード・コワルスキー監督 ストローサーマーチン ヘザーメンジース

「ええと・・。この映画、あまりにグロいので、憤慨された間伏女史は途中退席しました(笑)。そこで今日ここにお届けするのは、私、狩刈の一人トークです
「独り言とは寂しいね〜でも昔も、こんなことがあったよね〜」
「うん、そうなんだ。別の女の子と石井輝男監督の<責め地獄>を見に行ったら、帰り、見事に一人で帰らされたっけ(笑)」
「彼女が帰るって言うのに狩刈が聞く耳持たなかったからだよ。あたしより映画の方が好きなのねって・・でもさあ、<責め地獄>、当時としてはマレだったよね」
「そうさ!それにウブさでもマレないいコだった・・一人で見に行けば良かった。しばらく彼女イナイ歴が続いたなあ」
「最近は<ソドムの市>だって女の子、ジャンジャン見に来るもんなあ・・で、今回のコレも一人で見るべき映画ってことかな?」
「まあ、ヘビ好きな女の子だったら、断然一緒に見るべきだね。ヘビ研究にかけては世界一の博士が一人娘と一緒に、細々と研究を続けてる。旧友の大学教授に資金援助を頼み込んでもスゲなく断られるばかり。で、助手を紹介してくれと頼んだらなかなかの好青年デビッドを紹介されるんだ」
「ふうん。Hメンジースが娘役だね、彼女は<サウンド・オブ・ミュージック>の次女かなんかだったよね」
「うん。それが今回も丸メガネの親孝行な娘なんだが、次第にデビッドに惚れてくんだ」
「博士は、どうなの? なんで助手が必要なの?」
「それがだね・・前にいた助手が失踪しちゃったからっていうんだけれど、どうにも怪しいんだ。デビッドと娘は遊園地にデートして見せ物小屋に来る。そこにはなんと、正真正銘のヘビ男がいるって触れ込み。で、デビッドだけが入るんだけど、なんとも緑色したウロコ男が這っているわけ」
「ははあ・・段々ヨメて来たぞ!その博士の研究っていうのは・・・」
「ふふふふ。楽しいでしょ? それを娘は知らないわけだよ。とても可笑しいのは、博士は極めてマトモに見える感じでね、ペットの愛蛇に向かって本を読んでやったり世界のエネルギー情勢を説明してやったりするんだ・・あと50年で石油が枯れて地球は凍える。その時こそ、お前たち冷血動物の天下になるのだよ、なあんてね」
「で、博士はどうやってデビッドを・・その・・」
「それはタダの注射。研究室には毒蛇がいっぱいなんで、免疫のため、と称してジャンジャン注射を打ちまくるんだ・・すると次第にデビッドの身体に変化が始まる(笑)」
「ウロコとか??わお!なんか体中がカユくなってくるよー」
「でしょ(笑)。途中、娘にチョッカイ出した別の学生を毒蛇で始末したり、資金援助を断った旧友をニシキヘビの御飯にしちゃったりとか事件があって、保安官が研究所に乗り込んでくる」
「娘は、父親の研究を本当に知らないの?」
「薄々、気がついてくる・・で、彼女は最初の時には遠慮していた見せ物小屋のヘビ男を見に行くと・・・なんと!前の助手じゃないのっ!」
「そこいらから大団円に向かうんだね」
「でも哀しい大団円でさ・・博士はキングコブラと戦っているうちに噛まれちゃってね〜〜デビッドは床に転げてマングースと戦ってる(笑)で、そこに娘が保安官とともに帰ってくる。パパーッ!デービッドーッ!!」
「・・すごい。哀しい。まあでも・・見なくてもいいような映画だね。こんなの女の子に勧めたら、やっぱり怒ると思うよ」
「そうかなあ・・原題がまた凄い<Sssssss>っていうんだ(笑)。ほらヘビマニアっているだろ、辺見マリとかさ(笑)そういうコならこの映画の良さが分かるよ」
「そういうコとは、あんまり付き合いたくないなあ(笑)あたし、冷たくて長いのが好きなの、なあんてね(笑)」
「さて、そんじゃおしまいー」(1999.6.30)

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