[付録] ニュースと感想 (157)

[ 2012年 1月11日 〜 2月29日 ]   

  《 ※ これ以前の分は、下記のページで 》


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    2002 年
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       5月11日 〜 5月21日
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       4月26日 〜 5月11日
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       8月15日 〜 9月18日
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    2012 年
        1月11日 〜 2月29日







● ニュースと感想  (1月11日)

 「正月休み」について。
 本サイトは、年末からずっとお休みしていました。10日以上ですね。よく休んだ。酒飲んで、酔っ払ってばかりいたから……というわけではないが、疲れを取るには、休むのが一番。おせちを食べて、お酒を飲んで、読書して、お風呂に入る……という小原庄助みたいな生活をしていると、いい気分ですねえ。せっせとブログを更新したりして働いている人々が、哀れに見えてくる。   (^^);
 一方、池田信夫は、こんなことを書いていた。
日本のサラリーマンって、家にはEメール届かないんだね。休日なんて工業社会の習慣に過ぎないのに。
( → twitter
 何言っているんだ、この人は? 正月にまで働けと? しかも無賃労働しろと? 休日なんて、誰だって喜ぶものだが、この人はよほど休むのが嫌いらしい。
 世間では「10日まで連休の人が羨ましい」とツイッターに書く人がいくら書いたが、それが普通でしょう。4,5日に出勤しない人も、出勤する人も、出勤してもろくに働かない人も、……といろいろいるが、休む方が気楽に決まっておるわい。
 働き中毒の人はかわいそうですね。

 なお、どこかの生物学的な実験によると、(ある種の動物では)脳が壊れると、休むことができなくなり、やたらと働きすぎたあげく、死んでしまうそうだ。
 誰かさんのことみたいだ。


● ニュースと感想  (1月11日b)

 「しょこたんと twitter」について。
 正月にはブログを更新しないかわりに、twitter でも少しは書こうかな……と思ったが、馬鹿馬鹿しくて、やる気をなくした。どの twitter を見ても、時間の無駄としか思えない。人生の浪費だ。疲れて安いんでいるときに、わざわざtwitter をして疲労回復を阻害するのは逆効果だ。
 それでもってtwitter について検索しているうちに、次のサイトを見つけた。
  → しょこたん(中川翔子)がTwitterになじめない理由
 しょこたんは twitter をやらない。このブログによると、「データが消えてしまうから」ということだが、そのほか、「字数制限」というのも大きいだろう。しょこたんブログは140字を超えることが多い。わざわざ字数のことを考えるのも馬鹿馬鹿しいから、字数制限のないブログの方が楽だろう。
 また、ブログならば、ケータイから、写メ(写真メール)の形でブログに容易にアップロードして、即、公開できる。twitter と twitpic みたいなサムネイル経由よりもずっと便利だろう。
 要するに、しょこたんが twitter をやらないのは、機能が低すぎる twitter なんか、馬鹿馬鹿しくてやっていられないからだ。おまけに過去ログを見ることも困難だ。あれやこれやと、不便すぎるのだろう。……で、そういう不便さを理解できているしょこたんは、賢い。しょこたんが twitter をやらないのは、しょこたんが賢いからだ。時流に流されない。

 一方、こんなことをつぶやく人もいる。
朝日も日経も、紙はいらないから全記事をツイートしてほしい。
( → 池田信夫 twitter
 何言っているんだ、このおっさんは? 新聞記事(タイトル込み)を、 140字以下という制限のある twitter で流せだと? また、写真はサムネイルだけ? そんなもの、誰が読むか。

 しょこたんは賢いから、twitter にのめりこまないで、すぐに脱する。もっと高機能な媒体を使う。どこかのおっさんは、新聞記事すら、まともに読めない。140字ぐらいしか、根気が続かない。そこで、twitter で済ませたい、と思うようになる。
 世の中には、しょこたんよりも賢くない大学教授もいる。

 [ 付記 ]
 ただし、もしかしたら、意図的なのかもしれない。自分の発言はゴミ屑ばかりだとわきまえているから、あえて「時間のなかですぐに埋没してしまう」という twitter を使っているのかもしれない。
 自分のライフログを残そうとするしょこたんと、自分のゴミ発言を埋もれさせようとしている大学教授。そういう違いなのかもね。  (^^);


● ニュースと感想  (1月11日c)

 「小沢の4億円」について。
 小沢が4億円の出所について、「手元にあった現金を使った。その現金は、相続資金など」と釈明した。
 これではっきりした。彼は完全に嘘をついている。なぜか?
 4億円もの現金をずっと手元に置くバカはいないでしょう。空き巣に入られたら、どうするんです? 火事や洪水に遭ったら、どうするんです? どう考えたって、まともな人間が、4億円もの現金を手元に置くわけがない。
 さらに言えば、親の遺産だとしたら、数十年もの間、手元に置いたことになる。それは次の難点がある。
 (1) 利息を得られないので大損だ。
 (2) どうしても4億円もの現金を手元に置く理由がある(現金フェチである)のだとしたら、その現金を、この事件のときに限って土地購入代金に回す理由がない。現金のまま、ずっと保有していたはずだ。(ゆえに、現金フェチであるはずがない。)

 以上の理由により、小沢は明らかに嘘をついている。つまり、その4億円の出所は、手持ちの現金ではなかった。しかるに、現金で預金した。となれば、その現金は、賄賂以外にはありえない。
 というわけで、小沢の犯罪性は、「限りなく黒に近い」と言える。とはいえ、100%完璧なほどに物証があるわけではなく、心理を裏付けとする論理的推論だから、有罪に持ち込めるかどうかは不明だ。
 しかしながら、法的にどういう判決が出るかにかかわりな、彼が賄賂をもらった犯罪者であるということは、これでもう間違いない事実だと言える。
( ※ 仮に事実ではないとしたら、小沢がとてつもない愚かな狂人であったことになる。それならそれで、犯罪者ではないが、国会議員である資格はない。まして、首相になる資格はない。4億円もの現金を聖徳太子のまま何十年も手元に置く、という奇行をやる狂人に、国の財政を任せられるはずがない。下手をすると、44兆円を自分の手元に置きたがるかもしれない。狂人なんだから。)

 [ 付記 ]
 以下は誤りなので、取り消します。

 小沢の釈明では、4億円の出所は、親の遺産と印税だということだ。だとすれば、そのほとんどは、旧1万円札(聖徳太子)だったことになる。(福沢諭吉になったのは 2004年。この事件が起こったのも、2004年。手持ちの現金は、大部分が聖徳太子だったことになる。)
 だとすれば、そのことは、銀行の記録に残っているかもしれない。「聖徳太子で4億円が入金された」というふうな。
 現実には、そうではなく、当時はすばやく福沢諭吉になったはずだし、賄賂も福沢諭吉だったはずだ。(銀行から降ろしたばかりの金だから、新札であったに決まっている。紙幣変更のときには、そうであるに決まっている。)
 この点を、銀行の記録に当たることで、検察は小沢の証言の矛盾を突くことができるだろう。……これが名探偵の発想だ。
( ※ とはいえ、現実には、警察や検察は、常に間抜けである。真犯人を見逃して、無実の人間を冤罪で有罪にしたがる。)


( ※ 聖徳太子から福沢諭吉に変わったのは 1984年。2004年は、福沢諭吉のまま、札がホログラム札に変わった年でした。……ただ、この点に着目すれば、上記の指摘は成立するかもしれない。つまり、銀行に記録が残っているかもしれない。)


● ニュースと感想  (1月11日d)

 前項末尾の「聖徳太子」の話は、間違いだったので、該当部分を取り消しました。
 お詫びして修正します。

 ( ※ ろくに調べもしないで間違いを書いたのは、いまだ正月ボケが治らないから。 (^^); )


● ニュースと感想  (1月12日)

 面白サイトの紹介。

  → なぜプログラマを難問奇問・一風変わったテストなどで雇ってはいけないのか?
  → Open ブログ: 富士山をどう動かしますか?(マイクロソフトの入社試験)
  → Googleの面接試験、一体どのような質問をされるのか?


● ニュースと感想  (1月12日b)

 「JR西の無罪判決」について。
 JR西の列車事故にたいして、無罪判決が下った。
  → JR西前社長に無罪判決、「予見可能性なし」(読売新聞)
 「予見可能性なし」というのが理由らしい。だが、その理屈が成立するなら、たいていの交通事故や酔っ払い運転は、みんな無罪になるだろう。なぜなら、自己を予見したわけではないからだ。
 一般に、「予見可能性」を重視されるのは、「故意の犯罪」だけだ。たとえば、殺人とか、傷害とか。これらは、「予見可能性」があるならば、「故意」が会ったと見なされる。一方、「予見可能性」がなければ、ただの事故であり、過失となる。
 今回の列車事故では、「故意の殺人罪」が問題になったわけではなく、「業務上過失致死罪」が問題となった。その点では、交通事故と同様だ。ここでは、「予見可能性」は関係なく、単に「注意不足」というだけで有罪となる。たとえば「前方不注意」みたいに。「酔っ払い運転」も同様だ。事故を具体的に予見する必要はなく、「事故が起こるかもしれないなあ」という常識的な意識があるだけで、過失が生じる。
 とすれば、「予見可能性なし」を理由として「過失なし」と見なした判決は、根本的に狂っていることになる。

 ただし、である。判決は、単に「予見可能性なし」と述べているのではなくて、「ATS の設置を必要とするほどには、予見可能性なし」と述べているだけだ。ここでは、「予見可能性なし」はあまりに問題でなく、「ATS の設置を必要とするほどには」が問題となる。その点では、新聞報道が狂っている。判決そのものは、狂っていない。
 では、JR西はまったく「お咎めなし」でいいのか? 事情は込み入っている。

 実は、「ATS を設置すべきだった」というのは、検察の一方的な思い込みだ。ATS を設置するには、莫大な金がかかるが、別に、それほどの必要性はない。なぜか? ATS は、あくまで予防安全のためであるからだ。そして、今回の事故が起こった理由は、予防安全がなかったからではない。
 この点、原発事故とはまったく異なる。原発事故の場合、直接の原因は、地震だった。地震は、人間が制御できない。にんげんができるのは、予防安全だけだ。だからこそ、予防安全のシステムが必要となる。(フェイル・セーフの発想。)
 JR西の場合は? 別に、天災で事故が起こったわけではない。事故の原因は、経営方針だ。
  ・ ダイヤ厳守を至上命題とする。
  ・ ダイヤの遅れをもたらした運転手は厳罰にする。
 この体制が事故の根本原因だった。この体制のもとで、どうなったか? 運転手は、電車の操作ミスをしたので、ダイヤに遅れを生じさせた。その遅れを挽回するために、運転手はスピードを上げた。電車はものすごい高速で突っ走った。急カーブでも高速で突っ走った。そのせいで、脱線した。
 ここでは、天災があったわけではない。すべて人為的に事故が起こった。急カーブを猛スピードで突進すれば脱線するのは当り前である。そして、そのような運転を強要するのが、JR西の経営体制だった。
 運転手は、電車が遅れたとき、「しまった、遅れた! これじゃものすごい減俸になる!」と思って、焦って、パニックになってしまったのだろう。そして、電車の遅れを取り戻すことだけを考えるようになり、急カーブで脱線するという危険性については失念してしまったのだろう。

 簡単に言えば、すべての根源は、安全を無視した経営体制にある。これが事故を直接的にもたらした。だから、この経営体制を事故原因として、前社長を起訴するべきだった。
 しかしながら検察は、「ATSを配備しなかったこと」を理由とした。これは、「人間がエラーしたときに電車を止めるシステム」であるにすぎない。問題は、そこにはなく、人間のヒューマンエラーだ。つまり、運転手と経営者の複合的なヒューマンエラーだ。
 これを見失って、機械的なところに理由を求めたのが、今回の裁判の根本的な錯誤だろう。

 結論。
 事件の直接的原因を無視して、安全措置の有無なんかを訴追対象とすれば、真犯人は野放しになる。
 たとえば、9・11NYテロでは、防護できなかったCIAやFBIが訴追対象となり、真犯人であるビン・ラディンは見逃される。……もう、滅茶苦茶。
 それと同様なのが、今回のJR西の裁判だ。

 [ 付記1 ]
 なお、このような理屈で訴追するのであれば、交通事故でも同様にするべきだろう。たとえば、酔っ払い運転で小学生を5人ぐらい轢き殺した運転手にたいして、「この自動車には自動ブレーキ装置が付いていなかったことが原因です。自動ブレーキ装置を付けなかった自動車保有者に責任があります」と。……こうして、前方不注意であった運転手は最初から訴追されないことになる。訴追されないのだから、有罪になりようがない。こうしてあらゆる殺人運転手は無罪になる。検察の見当違いの訴追によって。

 [ 付記2 ]
 JR西は、どうして上記のようなダイヤ厳守の体制を取ったか?
 それは、ダイヤ厳守によって利益を得ようとしたからだ。関西圏はJRと私鉄がほぼ同じような路線を(並行的に)通っており、競争が激しい。ダイヤが乱れると、客が逃げる。そこで、利益を上げるため(客を増やすため)に、何が何でもダイヤ厳守をしようとした。その一方で、利益を上げるために、何が何でもコスト(安全投資を含む)を削減しようとした。
 ここでは、「民営化によるコスト削減で状況は最適化する」という、小泉・竹中流の政治方針が影響している。「利益の最大化をめざすことこそ大切だ」という市場原理主義。そこでは、安全や人命はないがしろになる。……その意味で、起こるべくして起こった事故だ。その点では、原発事故と、根っこは同じである。
 ついでに言えば、池田信夫は、@nobuogohara のツイートを孫引きする形で、今回の無罪判決を歓迎している。さもありなん。彼らにとっては、人命なんかどうでもいいのだ。利益のために安全対策をないがしろにする民営化こそ素晴らしいのだ。JR西の事故であれ、原発事故であれ、市場原理主義の行き過ぎが理由なのだが、それゆえ、市場原理主義者は、これらから反省することは決してないのである。


● ニュースと感想  (1月12日c)

 前項の最後に、[ 付記2 ]を加筆しました。
 JR西の事故と、原発と、市場原理……という三題噺みたいな話。


● ニュースと感想  (1月13日)

 (1)
 エラーが起こったときも安全であるようにすることを「フェイルセーフ」という。それとは別に、エラーが起こったときに問題を回避するように、あらかじめシステムを設定することができる。
  → Open ブログ: エラーの回避路

 (2)
寒くなりましたねえ。冬物商品をご案内します。
  → Open ブログ: 冬物商品のご案内


● ニュースと感想  (1月14日)

 (1)
 夏の節電策を、東電が公募している。(法人のみが対象)  その解決策は、私がすでに示しているんだから、それをパクればいい。
  → Open ブログ: 節電策を東電が公募

 (2)
 八ツ場ダムの是非について論じよう。
 「すでに支払った金は戻らない」という観点から、建設賛成論がある。  しかし、今後に払う金もまた、戻りそうにない。その点からして、私としては建設反対論を採りたい。
  → Open ブログ: 八ツ場ダムの是非


● ニュースと感想  (1月15日)

 おいしくて安い、鶏肉団子の料理。レシピ集。
  → Open ブログ: 鶏肉団子料理


● ニュースと感想  (1月15日b)

 「欧州の国債格下げ」について。
 欧州の国債格下げで、「大変だあ」という記事があふれている。
  → 仏国債が最上位転落 S&P、欧州9カ国格下げ
 しかし、騒ぐほどのことはない。「格付けが大幅に下がったので、金利が急上昇しそうだ」というが、フランスの格付けが下がっても、AAA から AA+ に一つ下がっただけだ。さらに二つ下がって AA- になっても、日本と同レベルだ。つまり、フランスは下がっても、今の日本よりも二つもランクが上だ。だからちっとも騒ぐようなことじゃない。
 ただ、影響があるかどうかというと、影響はあるだろう。フランスの国債を買う人が減るだろうし、欧州のギリシャ救済などに影響が出てくるかもしれない。

 ただし、注意。ここで大切なことがある。国債の格付けは、国債の売れ行きにただちに影響を及ぼすのではない。経済学的に言えば、需要と供給のな関係にある。つまり、次のようになる。
  ・ 大量に国債を発行すると、引き受け手がいなくなる。
  ・ 少量に国債を発行すると、引き受け手はちゃんといる。
 つまり、国債が売れるかどうかは、国債の発行量に依存する。発行量が少なければ、どっちみち売れる。発行量が多くなると、どっちみち売れなくなる。だから、「格付けが下がる」ということは、「国債が売れなくなる」ということを意味するのではなく、「国債が売れる量が減る」 ということを意味する。それだけだ。(ただし、「量が同じなら値下げするしかない」とは言える。同じことの別表現だが。)
 だから、格付けが下がるということは、フランス国債の消化できる限度が下がる、ということだ。市場の資金は、日本の国債などを買うので、フランスの国債を買わなくなる。そのせいで、フランスの国債が十分に消化できなくなる。

 ここまで見れば、対策の仕方もわかる。こうだ。
 「市場の資金は日本の国債を買おうとする。それならば、日本が国債を大量に発行して、資金の引き受け手になる。そして日本政府が、ユーロ建てのフランス国債(など)を購入する」
 これは名案だ。というのは、次の効果があるからだ。
 「値下がりばかりしているドル建ての米国国債を買うのをやめて、底値に落ちたユーロ建ての国債を買う。外貨準備でドル偏重をやめて、ユーロ建ての外貨をもつようにする。そのことで、リスクを分散し、かつ、底値買いで値上がり益を見込む」
 こうすれば、ユーロの為替相場も高くなり、日本の輸出企業にとってもデメリットが減る。日本の企業にとっても利益になる。

 一般に、相場が急変動したときには、逆張りをすれば、長期的には利益が出るものだ。今はユーロが急激に下がっているのだから、ユーロ建ての国債を買えば、それで問題は大半が片付く。
 大騒ぎするぐらいだったら、日本政府がフランス国債を買えばいいのだ。それだけの話。

 [ 付記 ]
 フランス国債を買うのは、日本ぐらいしかないだろう。というのは、世界の資金は、円を買うように集中しているからだ。世界中の資金が日本をめざしてやって来ているのだから、その資金を使う国は日本以外にはありえない。
 日本は円建て国債を発行して、その資金を吸収し、ユーロ建ての国債を買えばいい。こうすれば、将来、「日本の国債が暴落する」という危険性も減る。なぜなら、日本の国債が暴落し書けたら、ユーロ建ての外国国債を売却すればいいからだ。
 つまり、今のうちにユーロ建ての外国国債を購入しておくことは、日本の将来的な国債危機のリスクを減らす効果がある。日本にとっても、いい話だ。
 頭がいい人は、大騒ぎをするかわりに、有効な手立てを取る。ユーロ暴落は、危機というよりは、利益を得るチャンスなのだ。
( ※ 市場が何も変動しなければ、利益を得るチャンスはないが、市場が変動すれば、利益を得るチャンスは出る。)


● ニュースと感想  (1月17日)

 ハイゼンベルグの不確定性原理は破られた、……という趣旨の報道が出ているが、これは不正確だ。ハイゼンベルグの不確定性原理は、否定されたというよりは、補正されただけだ。
 → Open ブログ: ハイゼンベルグの不確定性原理の修正


● ニュースと感想  (1月18日)

 「ユーロ危機への対策」について。
 ユーロ危機(国債格下げ)に対して、「危機回避のため結束して対処せよ」と朝日が社説で述べている。
  → 朝日社説「ユーロ危機―格下げに負けぬ結束を」
 問題を理解していないね。そういう「現実無視の理想主義」が、事態をこじらせているのだが。
 比喩的に言うと、「世界を言語的に統一すれば、世界の人々は意思疎通が不自由しなくなる」という理由で、エスペラントを導入しよう、……なんていう試みがなされたとしよう。そんな理想主義は、現実には無理だから、あちこちで軋轢(あつれき)が起こる。ここでは、現実無視の理想主義そのものが問題なのだ。だから、馬鹿げた理想主義を捨てることが問題解決の方法だ。逆に「政府が結束して、断固として理想主義を進めよう」なんてやれば、問題はますますひどくなる。
 ユーロも同様だ。「言語・民族を統一しないで通貨だけ統一する」という滅茶苦茶をやれば、現実とは軋轢が生じる。だから、解決策は、馬鹿げた理想主義を捨てて、経済という現実に即するしかない。
 経済の現実も理解できないで、理想主義ばかりを語る朝日は、おめでたすぎる。処世論。いつまでたっても、頭が子供。
 どうせなら、「世界各国の軍備をすべてなくす」とか「核兵器の廃絶」とかの方が、よほど現実性が高い。それは原理的に不可能ではない。しかし、「言語・民族を統一しないで通貨だけ統一する」というのは、原理的に不可能だ。……頭が悪いと、理解できないのだろうが。下記を読めばわかるんですけどね。
 → 「欧州共通通貨 (まとめ)」(nando ブログ)


● ニュースと感想  (1月18日b)

 「センター試験のトラブル」について。
 センター試験のトラブルが続発している。カンニング騒動まである。
  → センター試験配布トラブル 受験生から強い不満(読売新聞)
  → センター試験―複雑さ、もう限界だ:朝日新聞社説
  → 理科の途中、退出続々 「不正の温床に」

 この問題を解決するには、どうすればいいか? 私としては、次のように考える。
 原則として、従来方式に戻す。次のような感じ。
  ・ 社会は1時間目が「世界史・公民」から選択で、2時間目が「日本史・地理」から選択。
  ・ 理科は1時間目が「物理・生物」から選択で、2時間目が「化学・地学」から選択。
 これで上記のようなトラブルは一切解消する。途中時間に休憩(トイレ時間)を入れることもできる。現状ではトイレ禁止というひどい状況だが。(なお、トイレを許可した会場ではカンニングのしほうだいだったようだ。)
 なお、科目選択の自由が失われる、という問題が付随する。これを解消するのが今回の制度変更の理由だった。しかし、「科目選択の自由」を求めるのは、きわめて少数の例外にすぎない。例外を優先するために大部分に不都合を生じさせるというのは本末転倒だ。例外の方に別途対処すればいいだけだ。次のように。
 「例外を求める人々には、3時間目を用意して、そこで、予備用の試験を受けさせる」
 たとえば、「物理と生物の双方を受験したい」と思う人は、あらかじめ、物理と生物のうちの一方を受験した上で、2時間目をパスして、3時間目に予備用の試験を受ければいい。……予備用の試験は、同一の試験問題ではないので、客観性は担保されないが、その程度は仕方ない。
 なお、試験問題が異なる場合についての補正は、次のようにする。
 「試験の点数そのものを用いず、偏差値を用いる。受験科目間の受験者における平均点のズレについては、他科目の平均点のズレを援用する」
 たとえば、「物理・生物」を受験した人々は、「物理・生物」を受験した人々に比べて、他科目(英数国)の平均点が「偏差値で3低い」というデータがあったとする。その場合、「予備試験の生物の偏差値が55」と出た受験生については、先の3という値を差し引きして、「生物の偏差値は52」と補正する。
 このように補正すれば、試験問題の違いは吸収できるから、3時間目に予備試験を導入することが可能となる。こうして、問題解決。  Q.E.D.

 [ 付記 ]
 化学・地学の双方を受験する受験生は、1時間目をパスする。
 3時間目に実施する科目は、全科目とする。問題は全科目を配布して、好みのものを受験すればいい。
 これだったら、試験をする側では、トラブルは起こさないはずだ。間違えようがないからだ。ごく単純な制度。


● ニュースと感想  (1月18日c)

 「不起立処分の最高裁判決」について。
 国旗・国歌の不起立についての最高裁判決判決が出た。慎太郎や橋下や読売の独裁体質が最高裁で指摘された、とも言える。橋下はいくらか神妙になったようだが、読売はいまだに息巻いている。
  → 国旗・国歌訴訟 最高裁判決 ・読売社説)
 読売は「何とか解決せよ」と言っているが、実は、この問題は、大騒ぎするほどの問題じゃない。簡単に解決が付く。こうだ。
 「不起立の教員は、そのときだけ、会場から退出する。退出していれば、起立か不起立かはわからないから、問題も生じない」
 処分するとしたら、あらかじめ「起立」と表明したのに「不起立」にした場合だ。この場合は、嘘をついたのだから、嘘をついたという点で、処分されても仕方ない。
 それ以外は、「国歌・国旗のときには教員本人が会場から退出」というふうにして、何も問題は起こらない。あっさり解決。
 つまり、国中で大騒ぎするような問題じゃない。ほんのちょっと知恵を使うだけで済む。

 [ 付記 ]
 橋下はいったん神妙になったようなコメントを出したあとで、また強気の方針を出した。
 → 橋下大阪市長「国歌斉唱、不起立1回で教員に指導研修」
 彼は「研修を挟めば、違反回数による自動的な処分には当たらない」と述べているが、最高裁判決の曲解も甚だしい。これじゃまるで、「あらかじめ警告すれば殺人をしてもいい」と言っているようなものだ。気違いの理屈。
 橋下は国旗・国歌への不起立よりは、「ハイル・ハシモト!」という敬礼を強要するべきだろう。どうせそれが本心なんだから。
 というか、大阪市の教員は、生徒に「偉大なる橋下閣下!」という敬礼を強要するべきだ。そうすれば、橋下の本心が天下で明白になる。


● ニュースと感想  (1月19日)

 「国旗・国歌問題の本質」について。
 国旗・国歌問題の本質は、どこにあるか? 次のように言える。
 「国旗・国歌を尊重すること自体は、好ましいことだ。しかしそのことを各人に強制するのは、誤りだ。尊重する心は自発的なものであるべきだからだ」
 このことは、比喩的に、次のように言える。
 「結婚をすること自体は、好ましいことだ。しかしそのことを各人に強制するのは、誤りだ。結婚したい心(つまり愛情)は自発的なものであるべきだからだ」

 この「強制」ということに着目すると、「強制」がいかに悪であったかを、次の例で明示できる。
  ・ ヒトラーによる「ハイル・ヒトラー!」( → 動画
  ・ 北朝鮮による「偉大なる領袖様」( → 動画
  ・ 戦前の日本による「天皇陛下万歳」
 これらの例を、写真や動画で示すといいだろう。たとえば、動画ならば、YouTube の映像をパソコンやVTRで教室で教えることができる。
 ついでに、関連動画として、下記もある。
  → 拉致被害者の動画
  → 天皇と原子爆弾の動画
 
 なお、天皇陛下の場合は、天皇陛下自身に問題があるのではない。「天皇陛下への忠誠」を国民に強いることで、軍部が「天皇陛下の命令を受けた軍部」への忠誠を国民に強いたのだ。天皇陛下は軍部に利用されたことになる。軍部は「天皇陛下に忠誠を誓え」と国民に強いることで、軍部への忠誠を国民に強いた。
 これが本当の理由である。「国旗・国歌」への忠誠は、戦争中にはそういう形で強制された。忠誠を誓わない人々は投獄されたり、虐殺されたりした。
 これが本質である。
 このことを、学校できちんと教育するといいだろう。橋下が「国旗・国歌」への絶対的な忠誠を強制するたびに、教師は上記のような背景をきちんと生徒に教育するといい。

 [ 余談 ]
 ついでに言うと、橋下と学者との論争で橋下が一方的に勝利したことが話題になっている。
  → なぜ山口教授は橋下市長に一方的な負け方をしたのか。 - Togetter
  → 池田信夫 blog : 山口二郎氏は何を間違えたのか
 もっともらしい分析もあるが、ピンぼけだ。これは橋下が何か上手だったというよりは、山口という学者があまりにも馬鹿だった(論争の仕方を知らなかった)というだけのことだ。前からよく言われている「ディベート」の能力の問題だ。一方は横綱級で、他方は素人だった、というだけのこと。方法の問題じゃなくて、根本的に能力が違う。
 だから、「こういう方法を取れば良かった」というようなことは成立しない。そのようなアドバイスを聞けば山口が勝った、ということはありえない。どんなアドバイスを聞いても、素人は横綱に勝てない。単純な能力差だ。
 この意味では、橋下に勝てる人は、日本広しと言えども、ほとんどいないと思う。私の知っている範囲では、私以外にはいないみたいだ。他にいるとすれば、池上彰か、高知県の橋本大二郎知事が候補になるが、どっちもたぶん無理だろう。(頭はいいが喧嘩は強くない。)
 ネットを見ても喧嘩が強そうなのは池田信夫ぐらいしかいない。ま、彼の場合は、喧嘩が好きなだけで、喧嘩が強いわけじゃないが。
 というわけで、どうあがいても、橋下には勝てません。勝つためには、幼いころから、ずっと議論で勝つ方法を訓練する以外にはない。それを実行してきた私が言っているんだから、間違いない。今さら付け焼き刃で勝とうなんて、無理だ。
 大切なのは、教育だ。若いころからディベートの訓練をするしかない。(その点では、サッカーやピアノなどと同様だ。年を食ってから訓練をしてもプロ・レベルにはなれない。)

 なお、私は別に橋下が嫌いであるわけじゃない。彼は口は悪いが、全体的には好ましいと言えるだろう。他の点でも、私とは意見の食い違いがあるが、だからとってそれを問題視するつもりはない。(私は別に他の意見を排除するつもりはない。独裁者じゃないので。)
 ただ、国旗・国歌(最高裁無視)と、エアコン節電(精神論)の問題だけは、看過できないので、この二点についてだけは批判する。それだけだ。


● ニュースと感想  (1月19日b)

 「世界史の動画・プレゼン」について。
 前項(国旗・国歌)でも述べたように、歴史教育には動画はとても有効だ。
 というわけで、世界史教育のために、誰かが動画を編集して公開するといいだろう。ただの動画ではなくて、パワーポイントを使ったプレゼンなどもいい。
 と思ったのだが、このくらいなら誰かがやっているのではないか……と思って、YouTube を検索してみたが、見つからなかった。せいぜい、次の動画ぐらいだ。
  → Webで手軽に楽しむ「世界史」
 興味深い動画もいろいろとあるが、「教科書のかわりになるプレゼン」という観点で作成されたものは存在しないようだ。(YouTube では、予備校教師の講義や、音声による説明などはあるが、視覚重視のプレゼンタイプは存在しない。これでは入試の役に立たない。音声を聞いて記憶することは非能率だからだ。)

 大切なのは、プレゼンの文字と、絵(図)を、セットにすることだ。そして、その場面を思い出せるようにすることだ。
 その意味では、「萌え絵」を利用することもお勧めだ。たとえば、ハルヒの特定の表情と、歴史的事件の進行とを、セットで示す。生徒は図と説明をセットで思い出す。このことで、記憶の再生がたやすくなる。(記憶しやすくもなる。)

 なお、こういうソフトは、非常に有益なので、高額の有償販売が可能だろう。下らないエロゲなんて、高い金を払う人は少ないだろうが、受験のために役立つなら、親が高額の料金をせっせと払うだろう。世界史セットの DVD 1枚で 10万円だとしても、予備校に通うよりは安いし、能率は上がる。
 誰かボロ儲けしませんか? 


● ニュースと感想  (1月19日c)

 「東大の秋入学」について。
 東大が秋入学に全面移行する方針だという。(現時点では未決定。)
 私の見解を言おう。これは馬鹿げたことである。大学修了に1年余計の5年間かかるからだ。
  → Open ブログ: 東大の秋入学 (続)


● ニュースと感想  (1月20日)

 「ランニングのコマーシャル」について。
 サッポロビールの作った、ランニングのコマーシャル(公共コマーシャルふう)が、秀作なので、話題になっている。村上春樹の文章が流される。
  → CM動画(1分間のを4本)
  → 村上春樹の言葉(全文)


● ニュースと感想  (1月20日b)

 「欧州の国債」について。
 欧州の国債が格下げになったことで、国債が売れなくなって、欧州は経済危機になる……という観測記事が出たが、現実にはそうではないようだ。欧州の国債は(二流のも含めて)どんどん売れている。
  → 欧州基金債とスペイン国債、順調に入札 (日本経済新聞)
 大騒ぎふうの記事は杞憂だった、ということ。新聞は、「危険になりそうだ」という記事はデカデカと書くが、「実は安全でした」という記事は書かないことが多い。だまされないよう、注意しよう。


● ニュースと感想  (1月23日)

 「渋谷の再開発」について。
 渋谷では、東急渋谷駅が本年中に閉鎖され、地下駅に移転する。同時に、JRとの直通運転となる。それが池袋経由で、東武東上線・西武池袋線とつながる。結果的に、東武東上線・西武池袋線から、東京メトロ有楽町線・副都心線を経て、東急東横線と横浜高速鉄道みなとみらい線までがひとつの路線としてつながる。
 また、渋谷では東急文化会館が閉鎖されたあと、渋谷ヒカリエが建設中で、これも本年4月下旬に開店する。そこでは東急百貨店が開業する。
 以上はよく知られた情報だ。それにともなって「東急東横店はどうなるか?」と思っていたが、次の新たな情報が得られた。
 東京急行電鉄は子会社、東急百貨店の東横店(東京・渋谷)を大規模商業施設に建て替える。2013年4月に東館から着手、18年以降に西館と南館も建て替えて新たな商業・オフィスビルを建設する。総売り場面積は現在の東急百東横店の約3万2000平方メートルから5万〜6万平方メートルと大幅に増え、渋谷地区で最大規模の商業施設となる見込み。
 13年3月31日に東横店の東館を閉館し、商業・オフィスビルの建設を開始する。12年4月に開業する渋谷駅東口の再開発ビル「渋谷ヒカリエ」(高さ182.5メートル)に匹敵する超高層ビルにする計画で低層階に商業施設、高層階にはオフィスなどを誘致し、18年度の開業を目指す。
( → 日経
 東急百貨店が二つできるのかな? と思ったが、そうではあるまい。すでに渋谷には東急本店があるから、合計三つになって、余ってしまう。ひょっとして、百貨店とは別の形態になるのかも。専門店街みたいな。
 とはいえ、私はよくわかりません。とりあえずは、日経の記事の紹介のみ。


● ニュースと感想  (1月23日)

 (1)
 放射線よりも危険なものとして、自動車による交通事故がある。
  → Open ブログ: 放射線よりも交通事故が危険

 (2)
 放射線よりも喫煙の方が危険だ、としばしば言われる。ただ、喫煙以外にも、放射線よりも危険なものはある。野菜不足、仕事、肥満、アルコール、などだ。
  → Open ブログ: 放射線よりも危険なもの(いろいろ)


● ニュースと感想  (1月24日)

 (1)
  福島ではマスクをしない人が多いという。しかし、マスクをした方がいい。放射線から身を守るため? いや、インフルエンザから身を守るためだ。
  → Open ブログ: 放射線とマスク

 (2)
 エコのために努力するなら、小さなことで細々と努力するより、食器洗いで努力するといい。食器の汚れを紙で拭くと、浄水のエネルギーを節約できる。
  → Open ブログ: 食器洗いとエコ


● ニュースと感想  (1月25日)

 「国債下落リスク」について。
 「金利上昇にともなう国債価格の下落」というリスクについて、池田信夫が論じている。
  → 地方銀行の過大な国債リスク(約1年前の記事だが。)
 都銀は短期国債ばかりなのでリスクは少ないが、地方銀は3〜4年の比較的長期な国債が多いのでリスクが多い、……という趣旨。
 ま、それはそうだろう。だったら、地方銀行は、長期国債を買わなければいい。それだけのことだ。「今後インフレ局面になると金融不安が再燃するおそれがあります」というが、それで地方銀行が損をするとしても、自業自得であるだけだ。他人の投機損失についていちいち心配してあげる必要はない。
 どうせなら、政府の金融政策について注文を付けるより、地方銀行自身に「長期国債を買うな」と勧告すればいい。それだけのことだ。で、その勧告を受ければ、地方銀行は長期国債を買わなくなる。結果的に、長期国債は売れ残り、政府は短期国債ばかりを発行するようになる。それでいい。これにて万事解決。いちいち騒ぐようなことじゃない。

 もう一つ、彼が引用したページで、次の話もある。
  → 長期金利上昇時の金融機関への打撃
 こちらの方が元ネタらしい。生命保険会社も、地方銀行と同様で、長期国債をもっている会社が多いようだ。
 だったら、こちらも、「都銀のようにせよ。短期国債だけを保有せよ」と語ればいい。それだけのことだ。
 なお、日銀の長期国債保有について心配しているが、これについてはまったく心配がいらない。なぜか? 次のことが成立するからだ。
  (国債下落による)日銀の損失額 = (国債下落による)政府の利益額
 この両者は等価である。たとえば、国債下落が起こったとき、日銀が10兆円損すれば、その分、政府が 10兆円得をする。差し引きしてとんとんだ。
 そもそも、政府も日銀も、その真の保有者は国民全体である。ここにおいて、インフレによって貨幣価値が変動したとしても、そのことによって国全体の富の総量は変動しない。(貨幣でなくて物に依存するので。)
 国全体の富の総量を変動させるものは、貨幣価値の変動ではなくて、生産活動(労働による物の産出)の変動である。貨幣価値の変動があったとき、政府と日銀との間で帳簿的な損得は生じるが、そのことは、国民には影響しないのだ。
 ついでに言えば、地方銀行が 10兆円損すれば、国民全体は 10兆円得をする。そのことで地方銀行が大損するとしても、国民全体としてはいちいち騒ぐようなことじゃない。「地方銀行に 10兆円の増税があった」というのと同じことだ。地方銀行がどんどん倒産するようであれば、地方銀行をどんどん国有化すればいい。それだけのことだ。
 
 結論。
 貨幣価値の変動に伴って、国債価格の下落という現象は起こる。しかしそれは単なる損失を意味しない。国債保有者は損をするが、国債の債務者(つまり政府・国民)は得をする。いちいち騒ぐようなことじゃないのだ。

 [ 付記 ]
 なのに、いちいち騒ぐのはオオカミ少年と同じだ。「大変だあ、大変だあ」と。あるいは、「放射能が大変だあ」と。池田信夫は、放射線騒動については冷静でいるくせに、国債になるとやたらと放射脳になる。嘆かわしいことだ。頭のレベルが、山本太郎や早川由紀夫と同レベルだ。国債に関しては。


● ニュースと感想  (1月25日b)

 「津波の話題の紹介」について。
 昨年の大震災の津波について、今さらだが、こぼれ落ちた情報を紹介する。3件。

 (1)
  → 津波を受けた女子高校生のツイート
 実況中継ふうで、迫真の迫力。感動の涙がぽろり。
 参考のために、  → 地図
 現場の高校は、内陸部の山のあたりにあるとわかる。

 (2)
 津波対策。
  → 暇だから被災民が地震に対する備え方答える
 2ちゃんねるのまとめだが、人気記事。対策として有益か。

 (3)
 1月25日(今日です)に東海大地震が起こる、という予測。
  → 友達が予知夢をみた
 当たるかな? その判定は、本日中にわかる。


● ニュースと感想  (1月26日)

 「はずれた地震予測」について。
 前日の地震予測(予知夢)は、はずれたようだ。(日付が 26日に替わっても、大地震は起こらず。ま、26日の未明までどうかは、これを書いた時点では判明していないが。……これを26日の昼間に読んでいる人は、すでに知っているはず。)

 それはともかく。
 地震対策のリストとして、次の一覧表があるので、紹介しておく。(ブラウザで見ることができる。エクセルみたいな表形式。)
  → 震災のときにあったほうがいいものまとめリスト


● ニュースと感想  (1月26日b)

 「橋下府知事の狙い」について。
 橋下府知事が国政に関与する目的は、「大阪都構想」の実現について、国レベルの立法措置を求めることだ、という解説がある。
  → 大阪維新の国政進出はあるのか  現代ビジネス [講談社]
 で、そのついでに、敵味方を分けて、自治体レベルでも府議会や市議会で、「職員基本条例」と「教育基本条例」の可決を目指しているそうだ。
 「職員基本条例」と「教育基本条例」というのは、記事によると、「職員・教育の勤務評定を厳格化し、問題職員の処分を容易にしよう」ということらしい。
 しかし、そうだとしたら、橋下の方針はあまりうまくない。なぜか? いちいちそういう対立を持ち込まなくても、駄目な教職員を排除することは可能だからだ。それは、「解雇」ではなく、「配置転換」である。
 確かに、教育者としては不適格な教師も散見される。だが、そういう教師は、解雇するよりは、配転によって解決するべきだ。自治体職員として別の部門で雇用すればいいだけだ。「適材適所」という問題だ。つまり、経営の問題だ。
 橋下はどうも、喧嘩をするのが好きらしくて、「経営」という方法については未熟である。つまり、「経営音痴」だ。(慎太郎も同様だが。)
 橋下の弱点は、ここである。どこかのヘボ学者が、橋下と喧嘩して撃沈されたが、学者はもともと経営力はない。橋下と対決するなら、優秀な経営者であるべきだ。そうすれば、橋下と勝負になる。
 では、誰がいいか? そうですねえ。「もしドラッカーが……」の話を読んだ女子高校生がいいでしょう。前田敦子とかね。  (^^);


● ニュースと感想  (1月27日)

  増税を導入するならば、うまい方法がある。固定的な税率(たとえば 10% )にするのでなく、可変的な税率(5〜10%)にすることだ。それは、「減税を(法律なしで)自由にできる」という形で導入できる。
  → nando ブログ :  増税の方法(可変税率)


● ニュースと感想  (1月27日b)

 「インフレ目標の実施」について。
 米国の金融当局が、「インフレ目標」の導入を明言した。
  → 米、インフレ目標「2%」宣言
 これでリフレ派は大喜びかもしれないが、「口先だけで経済が大きく変動する」ということはありえない、というのが私の立場だ。(インフレ目標自体は大事だが、それだけでは駄目で、減税も必要だ、という立場。)
 実際、今後、大きな変動は起こらないだろう。1日ぐらいは影響するかもしれないが、たぶん一週間もすれば、みんな忘れてしまって、影響は皆無になるはずだ。

 ついでだが、「2%」じゃ、「インフレ目標」になっていない。それじゃ「デフレ目標」に近い。景気中立のためには3%程度は必要だ。2%じゃ、景気を冷やす傾向の方が強い。歴史を見てもわかるはず。
 クルーグマンだって、4%ぐらいの数値を出しているんですけどね。


● ニュースと感想  (1月27日c)

 「東電の国有化」について。
 東電の国有化、というアイデアがある。東電が時価発行で1兆円を増資し、それを政府が購入する、という案。(各紙報道)
 これに池田信夫が噛みついている。
  → 東電の「国有化」は原発事故の処理を混乱させて国民負担を拡大する
 これは正しい。簡単な問題だから、彼も正解を出せる。私としては、すでに論じたことだから、いちいち書かないが、池田信夫は噛みつくのが好きな人だから、まあ、放し飼いにしておこう。
 
 私としては、次のことをして息しておくだけに留める。
 「この1兆円は、被災者の救済のために使われるのではなく、東電の株主の株券を守るために使われる」
 もともとは倒産している企業の紙屑にすぎない株券を、価値ある株券にするために、国費が1兆円も投じられる。この金は、株主救済のための金だ。比喩的に言えば、山一証券とかマイカルとかの倒産企業の株主を守るために、国費が投入される、ということだ。無駄の極み。

 なお、財務省は、「国有化をすると、株主である政府が責任を取らされるかもしれない」と心配しているそうだ。(新聞報道。)
 馬鹿馬鹿しい。「有限責任」という資本主義の基本も理解できていないのが財務省だ。本当は、株主になろうがなるまいが、国が東電の尻ぬぐいをするハメになる。株主になるから、じゃない。
 あっちもこっちも、見当違いの頭の持主ばかりがいるようだ。


● ニュースと感想  (1月28日)

 微量放射線の効果については、「閾値あり」と私は考えるが、「閾値なし」という説もある。そこにおける確率的効果とは、どのようなものか? 
  → Open ブログ: 微量放射線の確率的効果


● ニュースと感想  (1月28日b)

 「民主党政権の問題」について。
 民主党政権に問題が噴出している。原発事故のときに議事録を作成しなかった、とか。これを見て、「民主党の失態だ!」と自民・公明は欣喜雀躍して攻撃している。だが、本当に民主党のせいか? あるいは、菅直人のせいか? 
 ちょっと考えればすぐにわかるように、議事録の作成は、政治家の仕事じゃない。事務方の仕事だ。これをもって「民主党の失態」と見なすのは、見当違いだ。「最終責任はトップにある」という意味でなら、形式的には成立する。しかし実際には、官僚がやり忘れただけだ。そんなふうに末端の部下の失態を、トップのせいにしても、ただの責任転嫁みたいなものにすぎない。馬鹿馬鹿しい。

 では、問題の本質は、どこにあるか? 
 官僚がうまく回っていないのだとしたら、その責任が直接あるのは、官房長官だろう。つまり、官房長官が無能だった。では、震災時の官房長官は、どうして無能だったのか?
 そこまで考えると、物事の本質が見えてくる。
 実は、民主党の官房長官は、もともと最優秀の人物が就いていた。仙谷である。切れすぎるぐらい、切れていた。それを見て、自民・公明は戦略を立てた。
 「菅直人は理念はあるが、実務が下手だ。だったら、仙谷をクビにすれば、菅直人政権は立ち往生する。だから何が何でも、仙谷をクビにしよう。そのために、『仙谷をクビにしないと審議拒否』という戦略を取ろう」
 こういう方針を取った。そのあげく、とうとう、菅直人はなくなく仙谷をクビにした。これを見て、自民・公明は「外堀を埋めたぞ! あとは本丸だ!」と凱歌を上げた。
 この戦略は見事に成功して、菅直人政権は機能不全に陥った。何しろ、議事録さえ、まともに取れないていたらくだ。「頭に血が回らない」というような機能不全状態に陥った。
 そこへ地震が襲いかかった。さらには放射能がばらまかれた。しかし政権は、機能不全状態に陥っており、官僚はまともに機能しなかった。やむなく、菅直人がトップダウンで、かろうじて官邸を動かした。それでも政府全体は機能不全に陥った。

 そして、今日になった。
 自民・公明は、「民主党政権は機能不全に陥った!」とさんざん批判している。しかり。その通り。たしかに、「民主党政権は機能不全に陥った」と言える。
 しかし、そういう状態にさせたのは、自民・公明だったのである。「民主党政権を機能不全にすることで、政権を奪取しよう」と狙ったからだ。
 要するに、自民・公明は、「日本全体を犠牲にして、日本全体を破壊することで、自分たちが政権を得よう」としたのである。悪魔の所業だろう。東電よりもはるかに悪質だ。東電は「安全対策をしないと日本が大被害になるかも」と思っただけで、地震を予知したわけではないし、故意に日本を破壊したわけでもない。しかし自民・公明は、故意に日本政府を機能不全に陥らせ、故意に日本を破壊しようとしたのである。……ただ、地震が襲ったせいで、あまりにもやりすぎになってしまったが。

 で、これを見て、池田信夫みたいな阿呆が、自民・公明の策略にまんまと引っかかって、「菅直人は無能だ」というキャンペーンを張っている。馬鹿丸出し。菅直人の足を引っ張って、政権を機能不全にさせたのは、自民・公明なのだが、足を引っ張られた菅直人の方を批判している。まんまとだまされている。

 ちなみに、阪神大震災のときには、自民党政権は機能不全に陥らなかった。なぜか? 野党の菅直人が「緊急時には、対立をやめて、与党に全面協力する」という立場を取ったからだ。( ※ 訂正:菅直人は野党でなく与党だった。)
 阪神大震災の時の自民党政権が機能不全に陥らず、東日本大震災の時の民主党政権が機能不全に陥ったのは、野党の態度による。
 今の野党は、いまだに、「政府を機能不全にして首相を引きずり降ろすこと」ばかりを狙っている。審議拒否やら何やら。……あきれたものだ。
 そして、こういう下劣な悪魔の言葉を信じて、「悪魔は素晴らしい。足を引っ張られる方が悪い」と思い込んでいるのが、どこかの阿呆だ。ほとんど池沼ですね。

 [ 付記 ]
 本項と似た趣旨のことは、前にも書いたことがある。ごく簡単に、2行ぐらいだけ。
  → 2011年4月30日b
 ※ たいしたことは書いてないから、いちいち読まなくてもいい。


● ニュースと感想  (1月29日)

 「クルーグマンの日本批判」について。
 デフレ経済の続く日本を「お先真っ暗」と述べる人が多いが、「いや、そんなことはない。日本は素晴らしい国だ」と述べた人がいる。それに対してクルーグマンが噛みついた。
 「日本の成長を生み出しているのはただ、世界最大の政府の借金と中央銀行が供給するコストゼロのマネーだ。日本株式会社を生かしているのはその活力ではなく、経済のステロイドだ」
  → 「日本が模範だなんて」クルーグマン教授大反論

 反対するだけなら、ここでクルーグマンを持ち出す必要はないんですけどね。
 ただ、反対論として、「日本株式会社を生かしているのは……」とクルーグマンが述べているのは、はずれだ。クルーグマンにしては珍しく間違いだ。
 正しくは? 日本の成長を生み出しているのは、単に生産性の向上だ。その率は2%程度でしかない。それは「縮小均衡」を意味しており、「不況脱出」を意味しない。
 なお、マネーは関係ない。マネーはありあまっているのだから、マネーが成長をもたらすことはない。むしろ「マネーは成長を起こせずにいる」という状況だ。(それがクルーグマンの言う「流動性の罠」だ。ゼロ金利下における状況。マネーが力を失う状況。)
 では、「世界最大の政府の借金と中央銀行が供給するコストゼロのマネー」は、何をもたらすか? 成長をもたらすかわりに、「インフレが起こらないでいる」ということをもたらす。
 では、将来は? 高齢者が貯蓄をしなくなり(または貯蓄が底を突き)、ゼロコストで借金をすることが不可能になる。すると、どうなる? 高コストで借金をするか? いや、それも無理だ。(デフレ下で利上げはできない。)となると、中央銀行が金を出すしかない。しかもこの状況下では、金余りが解決している。となると、「貨幣増発 = 貨幣価値低下」という現象が起こる。つまり、「デフレ脱出・物価上昇」である。
 この時点では、物価上昇は起こるが、所得増加は起こらない。となると、インフレになるというよりは、スタグフレーションになる。最悪の状況だ。
 それでも、物価上昇にともなって、企業投資が活発化し、消費も活発化する。そのせいで、かなり短期間で、スタグフレーションからインフレに転換するだろう。と同時に、デフレ脱出が起こるだろう。
 
 というわけで、クルーグマンが「日本が破滅する状態」(ステロイドが枯渇して、以下しておく条件がなくなった状態)というのは、実は、日本がデフレを脱出する状態なのである。それは、最悪ではなく、次善に近い。(最善は私の述べる、中和政策ないし新中和政策だが。)
 というわけで、クルーグマンの想定する「日本が破滅する状態」というのは、実は、日本が待ちに待った状態なのである。それを契機に、日本は「良薬は口に苦し」という形で、苦しみつつ、不況を脱するだろう。その後には光明が開ける。

 [ 付記 ]
 次の話がある。
  → 日本の税収はGDPの28%に過ぎず、先進国の中では非常に低い
 このことは大切だ。「増税が必要だから日本は破滅だ」というようなことはない。「増税が必要ならばいくらでも増税はできる」と思う方がいい。
 ただ、その増税の仕方は、いろいろだ。上記リンクでは「所得税アップ」を推奨しているが、「消費税アップ & 人頭割の福祉増加(子供手当など)」であれば、結果的には、累進課税と同じことになる。どっちだって大差ないのだ。
 どちらかと言えば、「所得税増税」というのは、あまり好ましくない。というのは、建前と違って現実には、「富裕層ほど税率が低い」という事実があるからだ。たとえば、年収数億円クラスになると、税率は激減して、たったの 20%ぐらいの税率になる。どうして富裕層の税率が低いかというと、「株主優遇課税」のせいで、配当課税や株式売却益課税がすごく低いからだ。……だから、「所得税の増税」という案では、「富裕層が優遇される」という状況を是正できない。相続税にしても、似た事情にある。
 一般に、日本では超高所得者は、税金逃れがひどい。たとえばソフトバンクの孫正義は、自宅の豪邸を会社所有にすることで、高額の固定資産税の支払いを免れている。こういうふうに税逃れがひどいから、単なる「税率アップ」では課税の公平化は期待できないのだ。
 で、その間に、日本の赤字はどんどん溜まっていく。一方で、ソフトバンクなどのケータイ事業者は、莫大な利益をどんどん貯め込んでいる。ユーザーの方は、接続不良などで、とても困っているが、ユーザが困る分、会社は費用を抑えて利益を増す。


● ニュースと感想  (1月30日)

 ドイツでは電力の小売りが自由化され、個人が好きなエコ発電をできる。だから原発が減ってエコ発電が増える……という報道がある。本当か?
  → Open ブログ: ドイツの電力事情


● ニュースと感想  (1月31日)

 バスは大幅赤字なので、小型バスをこまめに走らせる、デマンドバスという事業がある。経費は 2500万円で、自治体負担が 2000万円。大幅赤字なので、廃止するべきか?
  → Open ブログ: デマンドバスのコスト計算


● ニュースと感想  (1月31日b)

 「増税と税収」について。
 池田信夫というのは、馬鹿だとは思っていたが、これほどの馬鹿だとは思わなかった。
 実例を示す。
「無理に消費増税を行えば増税による景気下落効果により税収も落ち込んでしまう[・・・]これは、97年の橋本龍太郎首相による消費税率の3%→5%アップの時に実証されている」
 という話はよくあるが、間違いです。増税の直前には駆け込み需要で消費が増えるので、成長率は上がります。1997年の増税後の落ち込みは、そのリバウンドに過ぎない。これは一時的なもので、長期的には増収になります(1998年の落ち込みは信用不安によるもの)。
( → 池田信夫ブログ
 こんなこと、データを見ればすぐにわかる。なのに、経済学者としてデータを見るということすらできない。学部1年生以下ですね。呆れた。
 まず、彼が上記ページでグラフを示している。それを見ると、「平均して成長率が0%」ということになりそうだ。しかし、生産性の向上が2%ぐらいあるのだから、実質成長率は2%ぐらいあるのが基本だ。なのに、成長率が0%であるとしたら、生産性の向上を相殺するだけの経済規模縮小があったことになる。つまり、「マイナス2%の経済規模縮小」があったことになる。
 これは、彼の示したグラフからわかることだ。

 一方、彼の示したグラフそのものが、データの選択として間違っている。彼はわからないようだが、税収の伸びは、税収のデータというものから得る。ググれば、すぐに見つかる。
  → 一般会計税収の推移
 これは財務省のデータだ。見れば一目瞭然。1998年(平成10年)以降、税収は長期的に低迷している。前年(平成9年)の税収を上回ったことは一度もない。また、生産性の向上の分を年2%とすると、その分はいっそう減収になったことになる。(バブル破裂期以前はずっと増収傾向だったこととも対比される。)

 ともあれ、経済データの読み取りという、最低限のことすらできないのが、池田信夫だ。この人がどうして大学教授をやれるのか、まったく不思議だ。この分だと、秀才はみんな落第で、馬鹿ばかりが優等の成績になるのだろう。(ひょっとしたら、全員が好成績をもらえるかもね。間違いを書けば、優等となる。)


● ニュースと感想  (2月01日)

 空洞化とIT化が進みつつある。では、どうすればいいか?
  → nando ブログ :  空洞化とIT化


● ニュースと感想  (2月01日b)

 ネットでクレジットカードを使うと危ないですよ、という話。Amazon ですらトラブルが起こる。しかもそれが「よくあること」で片付けられてしまう。
  → Amazonで身に覚えのないクレジットカードのトラブルに巻き込まれる

 じゃ、どうすればいいか? 普通は、コンビニ払い。それが面倒なら、ペイパル経由でクレジットカード。いずれも安全です。


● ニュースと感想  (2月02日)

 (1)
 Google のパスワードを抜き取られた、という実例がある。では、どう対策するべきか? 「2段階認証」という案もあるが。
  → Open ブログ: Google のパスワード
 (2)
 銀行預金などのパスワードを盗まれる問題を避けるための案を示す。「偽のパスワード」というものを設定できるようにするといい。犯罪者を捕らえるための「罠」として。
  → Open ブログ: 偽パスワード


● ニュースと感想  (2月03日)

 (1)
 地震のときに大量の帰宅困難者が出ると想定されている。特に東京直下地震で大変なことになるらしい。その対策をどうするか? 宿泊施設を大量に用意する、という案もあるが。
  → Open ブログ: 地震と帰宅困難者

 (2)
 LNT 仮説に基づくと死者数がこれこれになる、という推論の妥当性について、早川・安富氏の推論の是非を示す……という話。( togetter )
 → LNT 仮説に基づく死者数の計算について - Togetter


● ニュースと感想  (2月03日b)

 「雪の死者」について。
 今年の豪雪のせいで、死者が早くも 50人を突破。
  → 死者52人
  → 死者 152人を出した「平成18年豪雪」に匹敵
 ものすごい死者だ。で、その理由のいくらかは、お金をかけないから。除雪をする業者が足りなくなって、うまく除雪できないせいらしい。

 さて。その一方で、放射線の「除染」のためには、信じられないほどの超巨額を書けるつもりのようだ。人家を除染するだけならまだしも、柿の木なども一つ一つ手間をかけて除染しているという。それはまだしも、人のいない山間部まで除染するつもりらしい。こうなると、除染費用は兆円規模となる。それで救われる人命はゼロだが。
 その一方で、人命を救うための「除雪」の費用は出されない。そのせいで、死者数は今後さらに百人ぐらい増えて、150人ぐらいが死ぬことになりそうだ。
 
 放射能を「怖い怖い」と思う心が、怖い。鬼より怖い、恐怖症。それが人を百人以上も死なせる……ようなものか。


● ニュースと感想  (2月03日c)

 「菅直人の原発視察」について。
 原発事故のとき、菅直人がヘリコプターで現場を視察した。これについて、「指揮官が官邸を離れるのでは司令塔としての役を果たせなくなる! ただのパフォーマンスによって国民を危機に陥れた!」と批判する人々がいる。
 しかし、朝日新聞(連載コラム「プロメテウスの罠」2012-02-02 )によると、当時、首相には情報がまったく届かなかったという。東電からも現場からも政府からも情報がゼロ。届くのはテレビだけ。首相にできることはテレビを見ていること以外にはない。あまりにも情報がないまま、危機的事態だけが進行していく。国歌の破滅と思える状態がどんどん進むのだが、首相にできる選択肢は何も与えられていない。
 ここで、野田ならば「鳴くまでまとうホトトギス」と何時間も待っているだけだったろうし、麻生太郎ならば漢字を読み方を勉強したりローゼンメイデンのアニメでも見て暇つぶしをしていただろうが、気の短い菅直人はぶち切れて「現場に行く。自分で情報を取りに行く」と言い出した。
 で、どれが良かったか? 今にして思えば、どれでも同じだった。得られる情報はテレビの情報だけ。情報入手も決断も、携帯電話でできるから、どういう道を取っても結果は同じだった。
 ただ、それを理解できない人々が、菅直人を批判した。「菅直人は莫大な情報を処理して最善の決断をするべきだった」と。……そんなこと言っても、莫大な情報どころか最小限の情報すらなかったのだから、決断のしようがなかったのだが。
 結局、菅直人がやったのは、現場の吉田所長と直接電話で会話をしたことだ。そして、「東電経営者は撤退の方針を決めたが、吉田所長は菅直人の要請を聞いて撤退しないことにした」という結果となった。
 これは、総理としては、最善の道だったと思う。結局、ヘリコプターは、何の影響もなかった。乗っても乗らなくても、関係なかった。それとは別に、「撤退せず」という方針を菅直人は促した。これだけが重要だ。
 そして、それを理解できない阿呆が、「菅直人は万能の神ではなかった!」と言って批判する。悪口を言うことしか能がない連中。2ちゃんねらーみたいなものだ。ネトウヨみたい。(……池田信夫に似ているな。)


● ニュースと感想  (2月04日)

 「橋下の独裁体質」について。
 橋下が次のツイートをした。
 2月2日朝日新聞夕刊「窓」。うーん、どうも朝日新聞は教育行政の決定権者を教員と捉えているのだろうか?教育委員会が最高決定機関。教員はいわば部下です。教員の世界だけ上司部下の関係がないと思っているのだろうか。教育委員会が上司で教員は部下。当り前の話です。
( → twilog
 ここで橋下が述べていることは、「教育の決定権と責任は校長にある」ということだ。それ自体はもっともだと言える。
 ただ、念のために、朝日の「窓」を読んでみた。しかしそこにあるのは、橋下の述べたこととは関係ない。「職場の酒の場の戯れ言が、歪んだ形で教育委員会に密告される」という恐怖政治の実状だ。「まともに反対意見を言えなくなる」という実情の報告だ。
 話は全然別でしょう。なのに、Aという話をしたら、「こいつは橋下批判だ」というふうに解釈して、「だからこれは橋下の説を否定するBという説だ」と誤読する。両者に共通しているのは「反・橋下だ」ということだけだが、それだけでAをBと曲解する。誤読と勘違いがひどい。そして、この誤読と勘違いに基づいて、勝手に処分する権利を与えよう、というつもりらしい。

 市民 「市民に言論の自由を!」
 橋下 「そうか。おまえは反橋下だな。ゆえに業務を妨害しているのだな。では、業務妨害の咎により、処分する。懲戒免職」
 
 これではただの独裁政治でしかない。
 橋下はもっと、人の意見を聞くようにするべきだ。聞くといっても、ただ聞けばいいのではない。聞いて、ちゃんと理解することだ。現状では、聞いても、「反橋下かどうか」というフィルターを通じてしか、理解できていない。だから朝日の「窓」を読んでも、まったく見当違いの方向に誤読することになる。
 頭は悪くないのだから、もっと人の意見に耳を傾けるようにするといい。現状では、「独裁」と言われるのも、まったくもっともだ。人の意見を聞いても、誤解・曲解しかできないのだから。


● ニュースと感想  (2月04日b)

 「仙石でなく仙谷」について。
 民主党の元官房長官の名前は、仙石でなく仙谷である、と指摘された。
 あ、そうか。ATOK に任せきりなので、いちいち考えなかったが、そうなんですね。
 ま、私の文章を読み慣れている人は、いつも誤字・誤変換だらけなので、「またか」と思っているだけだろうが。  (^^);


● ニュースと感想  (2月04日c)

 帰宅困難者の対策訓練が実施された。これまでの「帰宅させる」という方針をやめて、「帰宅させいない」という方針に改めた。しかしこれはおかしい。
  → Open ブログ: 地震と帰宅困難者 2


● ニュースと感想  (2月05日)

 (1)
 すごく寒い季節には、どう対策をすればいいか? ジョブズ・シャツを着ればいい。これでポカポカだ。
  → Open ブログ: 防寒にジョブズ・シャツ

 (2)
 多くの日本企業が衰退しつつある。特に、IT系で。  理由は何か? 多くの事例で共通点が見られる。それは「ハード偏重」ということだ。
  → Open ブログ: 日本企業の衰退


● ニュースと感想  (2月06日)

 (1)
 トイレの掃除は面倒臭い。陶器にこびりついている汚れがを落とすのは大変だ。そこで、うまい方法を考える。陶器の表面をコーティングすれば、掃除が楽になるはずだ。
  → Open ブログ: トイレのコーティング1

 (2)
 ヒッグス粒子のなすヒッグス場は、一種のエーテルのように思える。とすれば、これは、エーテルを否定した相対論と矛盾しないか? 
  → Open ブログ: ヒッグス場と相対論

 (3)
 被災地のガレキを、東京や神奈川などの関東圏が受け入れよう、という方針について、「受け入れるな」「いや受け入れよ」という議論が起こっている。どう考えるべきか? 
  → Open ブログ: 被災地のガレキの受け入れ


● ニュースと感想  (2月07日)

 前項で探し求めていた、「ビニールコーティングする」というタイプの消費が見つかった。それは「換気扇用のコーティング剤」だ。しかも、工夫すると、安価で済む。
  → Open ブログ: トイレのコーティング 2


● ニュースと感想  (2月08日)

 日本の長期不況を「失われた 20年」と表現することが多いが、「いや、失われた 10年だ」という反論もある。どちらが妥当か?
  → nandoブログ: 失われた 20年? 10年?


● ニュースと感想  (2月10日)

 (1)
 東日本大震災のあと、日本では地震対策として、津波や帰宅困難者の問題ばかりを考えている。しかし最も対策すべきことは、建物の耐震工事だ。
  → Open ブログ: NZ地震の教訓(耐震工事)

 (2)
 東大の提唱した「秋入学」は、賛否両論だが、私としてははっきりと「反対」を表明したい。入学前の半年間の無駄が大きすぎるからだ。(壮大な無駄。)
  → Open ブログ: 東大の秋入学 (その3)


● ニュースと感想  (2月11日)

 (1)
 秋入学の代案として、秋進級がある。最初と最後を半年ずつとして、間の3年間は秋に進級すればいい。これで、留学の問題はあらかた解決する。
  → Open ブログ: 秋入学より秋進級

 (2)
 医療の問題点を解決するために、診療報酬の改定がなされた。これはこれで有益だが、一番大切な点が抜けている。それは「ベッド数の絶対的不足の解消」だ。
  → Open ブログ: 医療の問題点

 (3)
 バレンタイン・デーが近づいて、チョコレートを買う女子もいるだろう。だが、フェアトレードのチョコレートを買ってはいけない。それは詐欺商品だからだ。
  → Open ブログ: チョコレートとフェアトレード


● ニュースと感想  (2月11日b)

 次の激安商品がある。(数量限定)
 本項を書いた時点( 2012-02-10 21:27 )では、購入可能らしい。
  → 欲しい人は急げ!イー・モバイルのPocketWiFiが、一切縛りなしの破格で放出中(ただし在庫限り):らばQ


● ニュースと感想  (2月12日)

 (1)
 アフリカの飢餓の問題を解決する方法がある。それは、醤油をプレゼントすることだ。
  → Open ブログ: アフリカの飢餓の対策

 (2)
 医療の場で患者の重症度に応じて選別する「トリアージ」という概念がある。これを拡張して、「軽症者を排除する」というタイプのトリアージを実施するといい。
  → Open ブログ: 軽症トリアージを実施せよ


● ニュースと感想  (2月12日b)

 「年金の掛け捨て制」について。
 橋下が国政を狙うに当たって、「年金の掛け捨て制」を唱えた。「今のままでは年金制度がもたないから」という理由。
 しかし、これは馬鹿げている。仮に「年金の掛け捨て制」を実現しても、対象者はせいぜい5%だろう。たぶん3%ぐらい。それっぽっちの金持ちを対象に支払い停止をしても、年金全体に対してはろくに影響しない。「今のままでは年金制度がもたない」としても、この改革によって状況が劇的に改善するわけではない。ほとんど無意味。
 その一方で、金持ちの現役世代は、「どうせもらえないなら」と思って、年金料金の支払いを拒否するだろう。あるいは、「取られ損」と思って、外国に移住するだろう。そのせいで、年金基金の減収額は、10〜20%ぐらいになりそうだ。(金持ちほど多くを支払うから。)
 というわけで、差し引きして、年金の収支はかえって悪化する。橋下は「金持ちから取ればいい」と思っているのだろうが、浅はかだ。
 どうせ「金持ちから取る」のであれば、「金持ちの現役世代」から取るべきだ。たとえば、孫正義とか、楽天やモバゲーの社長とか。その場合は、均等に課金されるので、一人上がりの負担額はたいして多くなくて済む。
 なのに、そういうところを放置して、「金持ちの老人だけをことさら虐待しよう」という方針を取るのだから、橋下の経済センスがないことがわかる。
 橋下は弁護士出身だけあって、政治センスは結構あるが、経済センスはひどいものだ。経済についてはあまり語らない方がいいだろう。まずは経済学を学んで、経済学の考え方を理解する方が先決だ。

 [ 付記 ]
 ついでだが、「首相公選制」を狙うというのも、筋が良くない。どうせ「俺が人気に乗って首相になりたいから」という独りよがりな理屈なんだろうが、そういう発想だから、独裁的だと言われる。もっと民意を理解した方がいい。
 首相公選制については、下記。
  → 首相公選制の私案(南堂私案)


● ニュースと感想  (2月13日)

 (1)
 東西の電力の周波数が異なるので、周波数変換所を増設しよう、という案がある。しかし、コスト的に無駄だ。むしろ発電機で対処する方がいい。
  → Open ブログ: 周波数変換よりも発電機

 (2)
 トマトにダイエット効果があるということで、トマトが売り切れになっているそうだ。トマトジュースも。
  → Open ブログ: トマトが売り切れ

 (3)
 Facebook を行政利用しよう、という試みがある。これに高木浩光氏が扱っている。
 ( ※ IT関係者向けの話題です。それ以外の人は、特に読む必要はありません。)
  → Open ブログ: Facebook の行政利用


● ニュースと感想  (2月14日)

 「武田邦彦の言葉」について。
 引用しよう。
 東大が「9月入学」を実施しようとしています。これで東大の命運は尽きるでしょう。そして入学者ゼロのもとで東大が瓦解してくれれば、日本の老廃物組織の一つが無くなります。それが日本の子供たちの希望でしょう。
( → 武田邦彦のサイト
 ひどい東大コンプレックスだな、……と思って、学歴を調べてみたら、この人、東大を出ていた。
  → Wikipedia
 あれれ????  だとしたら、
 「(そうすれば)日本の老廃物組織の一つが無くなります。それが日本の子供たちの希望でしょう」
 というのは、自分のことを述べているんですね。なるほど。よくわかりました。たしかにあなたは、日本の老廃物ですね。いや、そこからはじき出された、垢ですかね。

 [ 付記 ]
 というのも、twitter を見ていたら、「放射脳になった妻が、正常な脳の夫との間で、家庭崩壊」という例が見つかったから。
 かわいそうに。それというのも、放射脳を伝染させる馬鹿教授たちのせいなんですよね。


● ニュースと感想  (2月14日b)

 (1)
  Facebook は大成功を収めている。ものすごい収益を稼いでいる。だが、そこにこそ、Facebook の弱点がある。Facebook による利益の独り占めを阻止することで、Facebook をぶっつぶすことができる。
  → Open ブログ: Facebook をぶっつぶせ

 (2)
  IT 関係の新情報がいくつか目に付いたので、簡単に紹介しておく。
  → Open ブログ: IT 関係の新情報


● ニュースと感想  (2月14日c)

 Gumroad という新たなネットサービスが出現した。これを使って、大儲けすることができる。「 Gumroad ショップ」という新たなネットサービスを展開すればいいのだ。
  → Open ブログ: Gumroad ショップで大儲け


● ニュースと感想  (2月15日)

 (1)
 医者をレーティングするサイトがある。アメリカで。
 たとえば「東京中央病院の山田太郎は 4.0 ★★★★ 」というふうに。
  → Open ブログ: 医者のレーティング

 (2)
 Google の複数アカウントを取得する方法を示す。
  → Open ブログ: Google の複数アカウント

 (3)
 足温器が、すごく安くなっている。
  → Open ブログ: 《 お知らせ 》


● ニュースと感想  (2月16日)

 (1)
 共通番号制度が話題になっている。これについて問題点を考える。
  → Open ブログ: 共通番号制度の問題点

 (2)
 燃料電池は、自動車用には向かないが、家庭用には向いている。特に、「固定酸化型」というタイプが有望であるようだ。
  → Open ブログ: 燃料電池の死 4


● ニュースと感想  (2月17日)

 (1)
 LPガス車は、燃料電池車よりもいい。自動車単体でなく、社会全体で見ると、その効率性がわかる。
  → Open ブログ: LPガス車 > 燃料電池車

 (2)
 ドイツの夜は暗い。照明がほとんどない。なぜか? 瞳が黒くないからだ。それを日本人は真似をできない。
  → Open ブログ: ドイツの夜


● ニュースと感想  (2月17日b)

 前項の「天然ガス車」を「LPガス車」に訂正しました。


● ニュースと感想  (2月18日)

 (1)
  瞳の色と、光の感度は、どういう関係にあるだろうか? 青い瞳は感度が高く、黒い瞳は感度が低い、と思えるが。しかし……
  → Open ブログ: 瞳の色 & 光の感度

 (2)
  無償のウイルスソフト(アンチ・ウイルスソフト)の紹介。
  → Open ブログ: 無償ウイルスソフト


● ニュースと感想  (2月18日b)

 「オリンパス問題と日本企業」について。
 檻パスの粉飾問題について、次の報道があった。  
 日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車・最高執行責任者)は同日の定例会見で、あくまで個人の見解として、今回の逮捕が「日本企業全体のことであるかのように受け取られるのは残念」と述べた。さらにコーポレートガバナンス (企業統治)の重要性を強調した。
( → bloomberg
 「日本企業全体のことであるかのように受け取られるのは残念」と言うが、まさしく日本企業全体のことでしょう。犯罪そのものがそうだというわけではないが、犯罪の浄化をすることができずにいる。いまだにオリンパスの旧経営陣が会社を牛耳っており、問題を浄化しようとした英国人の前社長は追放されたままだ。
 そして、そうなった理由は、オリンパスの株主たちが前社長の株式厚めを阻止したからだ。前社長が「浄化するから支持してくれ」と頼んだのに、金融機関などの株主たちは、旧経営陣を支持して、前社長を不支持にした。
 つまり、これは、オリンパスの株主たち(つまり銀行などの日本の経済界全体)が、浄化を阻害している、ということを意味する。
 ではどうすれば良かったかというと、経団連などが率先して、「前社長を支持せよ」という方針を示すべきだった。なのに、経団連などは、そうしなかった。その意味で、これは日本の経済界全体の問題だ。したがって、「日本企業全体のことであると受け取られるのは当然」である。「日本企業全体のことであるかのように受け取られるのは残念」何ていうのは、とんだ見当違いだ。
 このような認識ができない(高所からの認識ができず、倫理観も欠落している)という点で、志賀俊之会長(日産自動車・最高執行責任者)は、おのれの力量不足をさらけだしたと言える。この人は目先のことしか考えられない小物であり、物事の本質を見ることはとてもできない。日産の将来性も危ういね。ゴーン社長がいなくなれば、たちまち崩壊しかねない。
 日産も飛んだ馬脚を現したものだ。

 [ 付記 ]
 どちらかというと、マツダの方に見込みがある。この新型車では、革新的な進歩をなし遂げている。
  → 生産コストを2〜3割減
 私が思うに、マツダは、次のページを見たから、こういうことができたのだろう。
  → 兼坂弘の教え
 つまり、「物事の本質を考える」ということだ。マツダの技術者は、その方針を取ったから、素晴らしい技術革新ができた。コスト・排ガス・燃費・ディーゼル・サスペンションという全項目で、一挙に革新的な成果を上げることができた。これは偶然ではありえない。全社的に「発想の転換」があったからとしか思えない。
 マツダはそれができた。日産はそれができていない。
( ※ マツダは「ミラー・サイクル」を開発した経験があったから、上記のページを見て、核心にたどり着けたのだろう。)


● ニュースと感想  (2月19日)

 (1)
 ライオンのタテガミは何のためにあるのか? 「首を噛まれないため」という説が普通だが、「メスにモテるため」という説もある。どちらが妥当か?
  → Open ブログ: ライオンのタテガミは何のため?

 (2)
 人のヒゲは、何のためにあるのか? 大人の男だけにあり、女や子供にはないが、それはなぜか?
  → Open ブログ: 人のヒゲは何のため?


● ニュースと感想  (2月19日b)

 「橋下の貯蓄税」について。
 橋本市長が「貯蓄税」という構想を掲げた。
 「『ためていたら税金かけますよ』と、強制的にお金を使ってもらう仕組み作りも行政の役割だ」
 橋下氏は先週、朝日新聞のインタビューで貯蓄税に言及した。税率などは不明だが、預貯金を消費に回すことで、経済を活性化させる狙いがあるとみられる。
( → zakzak
 呆れた珍説だ。橋下が経済学音痴であることを如実に示す。
 「金が余っているなら、課税することで消費をさせればいい」
 という発想自体は、わからなくもない。ただし、その発想を取るならば、「貯蓄課税」ではなくて「物価上昇」という道を取るべきだ。この件は、前に詳しく述べた。
  → 「需要統御理論」 簡単解説

 一方、「貯蓄課税」という道は、最悪である。このことは、次のことからわかる。
  → お金ができる仕組み
 要するに、銀行はお金を借りて貸しているのではなく、自らお金を作り出している。それは「信用創造」という方法だ。
 最初に1の金を預金者から借りる。それを次の融資先に貸して、融資先から支払われた金をまた誰かが銀行に預ける。その金を銀行はまた次の融資先に貸す。……こういうことを何度も繰り返すので、最初に1だけあった金は、20倍ぐらいに増えて、世間を回る。これが「信用創造」だ。
 さて。では、「最初に1の金を預金者から借りる」ということがなくなったら、そうなるか? その金の 20倍もの金が、世の中で出回らなくなる。金の流れが途絶えて、経済が縮小する。これが「信用収縮」という現象だ。
 つまり、人々が預金をしないで、タンス預金にすると、「信用収縮」が起こって、経済は一挙に奈落の底に落ち込む。「金のめぐりが悪くなって、経済全体が壊疽状態になって死ぬ」というようなものだ。
 だから、金の流れを止めてはならない。人々の金はすべからく銀行に預金することで「生きた金」にするべきだ。そのことで経済が「生きた状態」となって、まともに活動する。
 橋下は以上のことをまったく理解できていない。上記の動画を見て、経済学を学ぶべきだろう。経済学音痴なんだから。

 なお、次の発想もある。
 「タンス預金が増えるのなら、その分、日銀が紙幣を増刷して、大量の資金を投入すればいい」
 それはそれで一案だが、弊害がある。大量のタンス預金をまかなうように、紙幣を大量に印刷したら、紙幣の量が今の 10倍以上になる。そんな状態で、あるとき「トマトジュースでダイエット」とか「トイレットペーパーが不足する」とか、そういう情報が出て、パニックが起こったら、人々がいっせいに「消費」に向かいやすくなる。そのとたん、一挙に 10倍の物価上昇が起こる。つまり、1000%のハイパーインフレだ。百円ショップは一挙に 1000円ショップになる。それでいて、サラリーマンの給料は、今まで通りだ。国民生活は滅茶苦茶になる。
 「信用収縮による経済の急低下のあとで、ハイパーインフレによる大幅な物価上昇」
 これはまあ、経済的な地獄だ。自殺者も莫大に出るだろう。100万人ぐらいの自殺は予定しておいた方がいい。
 で、そういう状況を導こうとしているのが、橋下の「貯蓄税」だ。

 教訓。
 無知ほど怖いものはない。天国に至る道だと信じて、地獄に至る道を進む。


● ニュースと感想  (2月20日b)

 「橋下の暴走(高校廃止)」について。
 橋下が大阪の高校を統廃合する方針を示したが、これについて興味深い見解を紹介する。
  → 大阪教育基本条例はアメリカで破たんした落ちこぼれゼロ法とそっくり
  → 府立高校の統廃合、なんで偏差値低いところばかり
  → 「通学代、バイトで稼げ」/高校統廃合で橋下大阪市長
 いずれも興味深い批判なので、読んでみるといいだろう。

 さて。私なりに見解を示すと……
 確かに橋下の言うとおり、(一部の底辺校では)定員割れがあるようなので、ある程度、統廃合は仕方ないかも。
 とはいえ、それで困る生徒が出るのも事実だ。橋下は「バイトしろ」と言うが、もともとバイトして生活費を稼いでいる貧困生徒もいる。また、通学時間が長くなって時間がなくなる生徒もいる。そもそも、高校生は、バイトよりも勉強をするべきだ。
 いろいろ考えると、「貧困世帯の生徒への奨学金をもっと拡充する」ということをすればいい。これとのセットであれば、統廃合はOKだ。一方、それなしだと(つまり橋下の主張そのまんまだと)、赤字切り詰めの犠牲を一部生徒にしわ寄せすることになる。それはまずいですね。統廃合によって、大阪府や大阪市が利益を得るのであれば、その利益によって、困った人を援助すればいい。そうすればOK。
 
 [ 付記1 ]
 橋下はどうも、「弱者への思いやり」というものが根本的に欠落しているようだ。理屈ではいくらかわかっているようだが、暖かなハートが根源的に欠落しているようだ。(その意味では池田信夫にそっくりだ。)
 で、こういう人間は、聞く耳を持たずに、独裁的な体質になりがちだ。たとえば、こう語る。
 選挙では国民に大きな方向性を示して訴える。ある種の白紙委任なんですよ。
( → 朝日新聞。橋下へのインタビュー記事
 それへの批判がある。
選挙に勝ったら白紙委任のどこが民意なのでしょうか?頭の悪い私にはさっぱり分かりません。首長って地方行政の責任者と言うだけで、独裁者ではないはずなのですが。
( → 孫引きコメント
 このサイトでは、次の情報もある。
  → 橋下氏の超ビックリな公私混同
 白紙委任をしてもらったと思ったあげく、自分の母校ばかりを優遇する、という独裁ぶり。

 [ 付記2 ]
 橋下はどうも、金正日・金正恩みたいなものか。そう言えば、顔もよく似ているな。
  → 橋下徹金正恩


● ニュースと感想  (2月20日b)

 (1)
 風力発電がどうなっているか、現在状況を報道した記事がある。
  → Open ブログ: 風力発電の NHK 記事

 (2)
 地震情報を得るには、NHK テレビよりも、twitter の方が早い。
  → Open ブログ: twitter で地震情報


● ニュースと感想  (2月21日)

 (1)
 ツイート( twitter の発言)を、丸ごと引用する方法。
  → Open ブログ: ツイートの引用

 (2)
 自衛隊が南スーダンで PKO 活動を始めた。しかし何をやっているのか、情報があまりにも不足している。そこで、自衛隊員が自ら活動報告を書くべきだ。ネット時代にふさわしく、ブログで。
  → Open ブログ: PKO はブログを書け



● ニュースと感想  (2月21日b)

 「死刑確定の判決」について。
 20日、死刑確定の判決が出た。
  → 山口・光市母子殺害事件で死刑確定へ
 記事で述べられているように、未成年の殺害事件で、これまでの「4人殺害」から今回の「2人殺害」へと、基準が拡大されたことになる。
 このこと自体は、どうでもいいのだが、これと関連して、命の価値を考える。
 私の考えでは、上の判決は、ある意味では妥当だ。「4人殺害」では、普通の男性が殺されたが、今回の事件では、新婚の妻と子供が殺された。人生の最大の幸福の時期で生命を奪われた。本人も無念だったろうし、夫の苦しみも極大だろう。以前、テレビで見たときの夫の表情は、ものすごく苦痛に満ちていたことが感じられた。(十年ぐらい前の番組だったが、強い印象だったので、記憶に残っている。)
 
 人の生命の価値は同じではない。すでに十分に生きた老人の命と、若者の命とは、価値が違う。だから、「何人殺害」というような、命の数だけでは計りきれない。

 先にイタリアで客船が座礁したことがあったが、「女子供を優先して退避させよ」という声が出た。なのに、「俺が先に」と救命艇に乗ろうとして、若い男性に殴られてしまう、という高年のエゴ男の例が報道されていた。見苦しいね。
 大人はすでに十分に生きた。だからこそ、子供の命を優先するべきだ。人の命の価値は決して平等ではないのだ。勇気のある者ほど、他人の命を優先するはずだ。
( ※ ここで私が言いたいのは、「平等ではない」ということで、「自分の命が大切だ」と言いたいのではなくて、その逆である。勘違いしないように。……なお、私はもう若くはないので、命を差し出す方の立場です。)
( ※ ついでだが、先の客船では、船長はさっさと逃げ去った。不正乗船した愛人といっしょに。)


● ニュースと感想  (2月22日)

 「死刑確定の判決(続き)」について。
 今回の判決では、18歳の犯人について「2名殺害で死刑」となったが、これは基準とはならないだろう。他の死刑判決の例も二つあるが、いずれも無期懲役になっている。犯行は強盗殺人。被害者は夫婦とアベック。
 強盗殺人の場合は、なりゆきで殺人してしまったような感じもある。金を目当てで脅したら、相手が騒いだので、つい殺してしまった、というふうな。その場の雰囲気が影響するので、決定的に残酷だとまでは言えない。
 今回の事例は違う。強姦が目的だったなら、殺さずにそのまま逃げればいい。また、赤ん坊は零歳児(11カ月)だから証言能力もない。(言葉を話すことすらできない。)
 今回の殺人では、殺す利益がまったくなかった。なのに、二人を殺した。とすれば、ここでは、殺人自体が目的になっていた、とすら言える。自分がさっさと逃げれば済むものを、あえて殺した。しかも相手は無抵抗の弱者だ。残虐性は際立っている。その意味で、死刑はやむをえないだろう。
 私としては、「死刑にするべきかどうか」を論じるよりは、「人の命の重さ」を大切にしたい。その重さは、人の数では量れないのだ。「人の命の大切さは、人の命の数に比例する」とは思わない。なぜなら、無限大の価値は、掛け算も足し算もできないからだ。
 この件については、前に論じたことがある。詳しくはそちらを参照。特に (3)(4) の箇所。
  → nando ブログ :  正義とは何か?

 [ 付記 ]
 読売新聞の記事は今回の判決を「厳罰化が定着した」というふうに述べているが、勘違いだろう。上記で述べたように、大人二人の強盗殺人については、無期懲役が普通だし、それが覆されたわけではないからだ。
 読売の認識はあくまで「殺人の数」で考えているものだ。そのような認識は妥当ではない(数で考えるべきではない)、というのが、本項の趣旨だ。本項は別に、「厳罰化しろ」と述べているわけではない。この点、勘違いしないで欲しい。

 [ 余談 ]
 ついでだが、読売の社説に、興味深い話が出ている。
 被告は、最初の上告審で死刑廃止派の弁護士らに交代して以降、「甘えたい気持ちから抱きついた」と殺意否認に転じた。
 この点を差し戻し審は「うその弁解は更生の可能性を大きく減らした」と批判した。最高裁も「不合理な弁解」と断じている。弁護方針に問題はなかったろうか。
( → 読売新聞 社説 2012-02-21
 つまり、弁護士が死刑廃止論者に交替したせいで、かえって被告にとって不利になってしまった。弁護士は「殺人には情状酌量の余地がある」と述べたかったのだろうが、そういう形で殺人を正当化することで、「反省がない」というふうに見なされて、裁判官の心証を悪くしてしまった。皮肉。
 実は、死刑廃止論というのは、一つの立場ではあるが、それは裁判の場でなく立法の場で論じるべきことだ。なのに、「死刑はある」という制度内で、「死刑廃止」という立場で主張すれば、「殺人の正当化」「無反省」というふうに見なされてしまう。それではかえって被告にとって不利になる。
 その意味で、裁判の場に現れる弁護士が死刑廃止論を採るというのは、矛盾である。弁護すればするほど、被告の罪は重くなるからだ。狙いとは逆の効果をもたらすからだ。……そして、そんなことも理解できないで弁護するのだから、死刑廃止論の弁護士というのは、ほとんど阿呆である。(死刑廃止論という点では阿呆とは言えないが、弁護士としては作戦ミスの阿呆である。)
 実を言うと、死刑廃止論の弁護士は、もっと罪深い。しょせん殺人という悪は免れないのに、「その殺人は正当だった」「死刑は不当だ」と示すことにより、殺人犯の心を苦しめるからだ。殺人犯には二つの道がある。
  ・ おのれの罪を認めて、罪をあがなうつもりで、素直に刑に服する。
  ・ 死刑の不当さを主張して、不当な刑罰だと感じて、悶えながら処刑される。
 前者ならば天国に行けるだろうが、後者ならば地獄に落ちるだろう。……というのは比喩的な表現だ。前者ならば死刑囚は安らかに残りの人生を生きられるが、後者ならば死刑囚は最後まで苦しみ続けるだろう。
 要するに、死刑廃止論の弁護士というのは、殺人犯を天国でなく地獄に突き落とす役割を果たしているだけだ。悪党に対して、「おまえは正しい」と虚偽を告げ続けることで、悪党の心を徹底的に苦しめて、更生の余地をなくす。ほとんど悪魔の所業だ。
 殺人犯に対してなすべきは、悪魔の言葉で苦しめることではない。牧師のように神の言葉を告げて、魂に安らかさを与えることだ。死刑廃止論の弁護士というのは、建前上の正義にとらわれるあげく、結局は、悪魔的なことをしていることになる。

 ついでだが、私の立場は、「死刑絶対賛成」ではない。むしろ、こうだ。
 「生存権付きの死刑を導入する。情状酌量の余地があれば、死刑執行までに十年余りの生存権を与える」
 この場合、反省しない殺人犯には「即時執行」を判決し、反省した殺人犯には十年ぐらいの生存権を与える。犯人が未成年ならば、さらに十年ぐらいの生存権を追加する。……本件の例で言えば、弁護士が最初の弁護士ならば、20年ぐらいの生存権が付いた。しかし死刑廃止論の弁護士が付いたあとでは、無反省になったので、場合によっては即時執行もやむをえまい。(死刑廃止論の弁護士というのは、それほどにも、被告にとって不利益をもたらす。逆効果。皮肉ですね。)


● ニュースと感想  (2月22日b)

 働き蟻のなかには、ちっとも働かない蟻がいる。その理由は、「いざというときのための予備軍」という解釈がある。
 だが、経済学的には別の解釈ができる。「生産量が十分だから働く必要がない」と。
  → Open ブログ: 怠け蟻と経済学


● ニュースと感想  (2月23日)

 (1)
 トンネルの衝突事故がかなりある。自動車で。悲惨な例も多い。  このようにトンネルの事故はかなり多い。では、原因は? また、対策は? 
  → Open ブログ: トンネルの衝突事故

 (2)
 クリーンディーゼル減税というものがある。「エコなので」という理由で、巨額の減税をする。しかし、これは馬鹿げている。
  → Open ブログ: クリーンディーゼル減税


● ニュースと感想  (2月24日)

 「光速よりも速い粒子が見つかった」という以前のニュースは誤りだったらしい。
  → Open ブログ: 続々・光速よりも速い粒子


● ニュースと感想  (2月24日b)

 《 修正 》
 以下の記述については、一応、内容を全面的に取り消します。
 「島への攻撃だけを想定している」という趣旨で書きましたが、「だけ」ではなく「も」でした。「島への攻撃想定している」というのが正しいので、「島への攻撃だけを想定しているのはけしからん」という趣旨は、内容が妥当ではありません。
 以下の文章をすべて消すのは詰まらないので、そのまま残しておきますが、上記の話を留意した上で、読み直してください。

 「自衛隊の演習」について。
 自衛隊の演習が先日、行なわれたそうだ。敵軍が上陸したので撃退する、というシナリオでの演習。
 興味があったので、調べてみると、この演習「ヤマサクラ」半年ごとに行なわれるもので、これで 61回目。今回は、中国・北朝鮮の連合軍が攻撃・占領した島根県隠岐の島町の港などを、陸自第1空てい団(中央即応集団所属)と、米陸軍空てい旅団戦闘団が共同で奪還する、というシナリオらしい。
  → 解説
 私が思ったのは、「これは軍事常識に反する」ということだ。考えてみてもいい。日本が北朝鮮の原子施設を攻略する、という計画を立てたとする。そのために、どうするか? 北朝鮮に1個師団を送って、北朝鮮の島を占領するか? まさか。そんなことをしても意味はない。閉じこもっているうちに、敵軍が大挙押し寄せて、殲滅させられてしまう。
 だから、海外侵攻をするなら、次のいずれかしかない。
 (1) 特定の施設をめざして、特殊チームで、電撃的に攻略する。
 (2) 大規模な侵攻で敵軍全体を圧倒する。
 このいずれかだ。それ以外では、「戦力の逐次投入」の形になり、大量の敵の前で少数の日本軍は壊滅するだけだ。
 では、(1)(2)はどうか? 
 (1) は、航空機を使った特殊チームによる侵攻だ。これは意味がない。これは戦争とは違う。また、これへの防御は、陸上自衛隊の通常の防御戦とは異なる。(戦争ではないから当然だ。)……要するに、無意味。せいぜい、「特殊チームへの対策」という特殊対策チームを日本で用意しておけばいい。
 (2) は、考えられる。たとえば、ノルマンディー侵攻のようなものだ。上陸して、一挙に大量に侵攻して、敵国全体を支配下に置こうとする。……しかしその場合、今回のように小規模の防御では意味がない。当然ながら、敵軍は日本・米軍の全体を上回る量( or 同等程度の量)の陸軍を投入するはずだ。そうでなければ意味がないからだ。だから、「小規模の敵軍がどこかの島に閉じこもる」という想定は、まるきり意味がない。「大規模の敵軍が日本全体を支配下に置こうとして、ほぼ同等の戦力で、大規模な戦闘が起こる」という発想でなくてはならない。しかもこのとき、敵軍は日本海の海上封鎖を突破したのだから、敵軍が航空優勢である。航空優勢の敵軍のもとで、航空劣勢の日本軍、戦車などで対抗するが、それらの戦車は、敵軍の爆撃機によって次々と壊滅させられていく……という想定が必要だ。
 結局、「敵軍上陸」というシナリオを取るのなら、上記のようなシナリオを取るべきだ。そうでなくて、「少数の敵軍が小さな島に閉じこもる」という想定は、あまりにもひどすぎる。それはまるで、「日本には津波は押し寄せない」ということを前提とした原発設計と同様である。「大変な事態にはならない」ということを前提として、「ごく甘い状況だけが起こる」ということを想定した軍事シナリオは、あまりにも東電そっくりだ。
   自衛隊 ≒ 東電
 こんなのが日本の安全をになっているのだから、聞いて呆れる。

 [ 付記 ]
 ま、本当を言えば、「少数の敵軍が小さな島に閉じこもる」というのは、ありえないことだ。また、中国と北朝鮮の海軍力は、きわめて低い。これは中国人自体が認めていることだ。役立たずの空母があるぐらいで、イージス艦もないのだから、日本に近づくだけで、海上自衛隊に撃退される。
 敵軍上陸というシナリオは、およそありえないことだ。今回の演習は、陸上自衛隊が自己の存在を意味づけるための、自慰的な演習にすぎない。もともと無意味。
 ヤマサクラの本当の目的は、敵軍を阻止することではなくて、陸上自衛隊が無意味な装備を得るため、財務省から予算を獲得することだ。どうせなら、ユーロファイターでも買う方がよほど有益なのだが、それを隠蔽するために、無意味な演習をしているわけ。
 で、現状では、F2 も F15 もポンコツ状態で、まともに稼働せず、稼働すればガタついて部品を落としたりする。F35 は生産がどんどん延期されて届きそうにない。防空は滅茶苦茶。その一方、戦車だけは新造する。……新造した 10式戦車の使い道を探すために、ありえない想定の演習をしているのかな。演習専用の武器。つまり、オモチャ。

 [ 参考 ]
 10式戦車についての海外の反応。
  → 海外「日本の10式戦車軽すぎ」 海外の反応
 「日本の装甲戦闘車が戦闘をするなんて可能性はほぼゼロだしさ」という記述もある。海外でもそういう見方なのね。


● ニュースと感想  (2月24日c)

 「さらば F35」について。
 政府は以前、 F35 の採用を決めたが、これがクソであることにようやく気づいたらしく、「採用中止」の方向に向かいつつあるようだ。
 → F35戦闘機、高騰続けば導入中止 日本政府、米に価格維持求める
 → 平成24年度予算案に、1機当たり99億円として、4機分の購入費を計上
 
 「高騰続けば導入中止」というのは、まともな判断だろう。そして、「1機当たり99億円」というのは、すでに実現不可能と判明している。装備を込みにすれば、1機当たり 200億円の突破は避けがたい。(1ドル=100円のレートで。)
 ま、円高になれば、170億円ぐらいで済むかもしれないが、それでも、99億円という予算を大幅に突破するのは避けがたい。
 というか、そもそも、生産の見込みが立っていない。
  → 米空軍のIOC(初期作戦能力)獲得は2017年度以降の予定
  → F35、生産遅れで価格高騰の見通し
 生産の遅れは、1年や2年ではない。5年ぐらい前からずっと、「あと1年遅れます」というのを、何度も何度も繰り返してきた。このままだと5年後にも「あと1年遅れます」と言って、「また価格が上がります」と言いそうだ。そのころには「1機当たり400億円」ぐらいになっているかもね。

 クズはさっさと諦めよ。

 [ 付記 ]
 関連サイト。
  → F35はSU−35Sに太刀打ちできない=豪シミュレーション

 F35 は空中戦に弱い。どうしてか? 
 F35は、ステルス性能重視で、ミサイルなどの装備を、本体内に収容した。そのせいでやたらとデブになり、空中戦の性能が弱くなった。万能をめざして、爆撃機としての性能を高めたら、迎撃機としての空中戦の性能が低下してしまった。二兎を追うものは一兎をも得ず。……というのが私の見解。


● ニュースと感想  (2月25日)

 「F35 は戦闘機ではない」について。
 自衛隊が導入予定の F-35 は戦闘機だ、と思っている人が多いが、とんでもない。実はセスナと同様で、見物ぐらいの用途しかない。なぜか? 戦闘能力がゼロだからだ。そのわけは、自衛隊の導入する予定の F-35 は、機体の本体だけで、武器は装着されないからだ。(ただの練習機)。つまりはセスナと同様。
 このことは、次の記述からわかる。
  ・ フライアウェイ・ユニットコスト 1億2,200万USドル
  ・ ウェポンシステム・ユニットコスト 1億8,400万USドル
 日本の防衛省は、次期主力戦闘機に選定したF-35Aの調達価格は、2012年度予算ベースで1機あたり本体のみ約89億円、スペア部品などを含めた場合約99億円としている。
( → Wikipedia
 つまり、99億円というのは「本体とスペア部品」のみの価格であり、そこには武器は含まれていないようだ。マシンガンもミサイルもない。レーダーぐらいはあるだろうが、……と思ったが、価格からして、高度なレーダーも含まれていないだろう。あらゆる装備をすべて外した価格が本体価格であるはずだ。
 で、それが敵機と向かい合うと、ステルスだから撃墜されずに済みそうだが、こっちから攻撃することもできない。ただのセスナと同じだ。何の意味もない。
 というわけで、F35 を導入した場合、日本の防空能力はゼロ同然となる。耐用年数の過ぎた F-15 と F-2 が飛び立つだろうが、どうせ分解するか、部品を落としたりして、勝手に墜落するだろう。
 ひどいことになりそうだ。

 [ 付記 ]
 私の予想では、F-35 は開発中止になると思う。たぶん爆撃機だけを残して、戦闘機は新たに「 F-22 の後継機」が新開発されるはずだ。それが完成するのは 15年ぐらいあとか。
 ま、そのくらい時間がかかっても、問題ない。F-15 導入(1981年)から次の後継機になるまで、何と30年以上かかっている。当面はタイフーンでも使っておけばいい。それで 15年後に 「 F-22 の後継機」を導入すれば、何とかなる。
 それがいやだったら、スホイでも買うしかないですね。(ありえんけど。)


● ニュースと感想  (2月25日b)

 大震災の被災地で医療不足になっている。それへの対策は、どうするべきか? 医療ボランティアに頼って単発的に対処するべきか? いや、きちんとしたシステムで対応するべきだ。
  → Open ブログ: 被災地の医療不足には?
 ( ※ これは医療分野の詐欺の話。医療ボランティア詐欺。人の善意に付け込んで 2000万円を損させる詐欺。)


● ニュースと感想  (2月25日c)

 「年金 2000億円の消失」について。
 年金 2000億円が消失した、という事件があった。一種の横領ですね。
  → AIJ投資顧問が年金資産2千億消失
  → 年金2千億円の大半消失
  → AIJ、年金2000億円の9割超消失
 ま、運用ミスという形で金融ギャンブルに金を使ったのだろう。
  ・ 運用して儲けが出れば自分のもの。
  ・ 運用して損が出れば顧客のもの。
 という形のギャンブルだ。で、負けが込んだので、顧客がツケ払い、というわけ。……たぶんそんなところだろう。

 どうしてこういうことが起こったのか? その根源は? わかりきっている。こうだ。
 「規制緩和という名の下で、規制がどんどん緩和されたから、詐欺師がのさばるようになった」
 これは小泉時代に、私が何度も指摘したことだ。「規制緩和なんかをやたらと推進すれば、詐欺師ばかりが跋扈(ばっこ)するようになる」と。
 ま、私の予告通りになった、というだけのことだ。別に、何か不思議なことが起こったわけでもない。予想外のことが起こったわけでもない。起こるべくして起こったことだ。予想通りに。
 ただ、利口はそれを予想していたが、馬鹿はそれを予想しなかった、というだけのことだ。竹中やら池田信夫やら、市場原理主義者の言うことばかりを聞いていると、こういうことになる、という見本。


● ニュースと感想  (2月26日)

 「年金 2000億円の消失の格付け」について。
 例の「年金 2000億円の消失」の問題だが、「格付け会社の責任は?」と思った。それほどの危ない投資会社ならば、格付けが落ちていて、「ハイリスク・ハイリターン」ということで、格付けはすごく低かったはずだ。  なのに、フジテレビのニュースによると、
 「格付け会社の総合ランキングで、年金の運用先として1位になったこともあるAIJ」
 とのことだ。
 これは、変ですね。格付けというのは、「ハイリスク・ハイリターン」の会社ほど、格付けが下がるはずだ。たとえば、ギリシャ国債は、「年利60%」なんているすごい利率が付いたこともあるぐらいで、それほど「買い手がいない状況」(債券価格は暴落している状況)だった。ここでは、「リターンが大きいほど、リスクが高いので、格付けは低い」というふうになる。
 なのに、それとは逆で、「リターンが大きいほど、格付けが高い」というふうになっていたことになる。
 おかしいですね。格付け会社は何をやっていたんだ? 格付け会社そのものが不正をしていたも同然だろう。
 だいたい、「会社の出した書類だけを見て、実状をチェックしない」というのでは、詐欺師を跋扈させるのも同然だ。「格付け会社の責任は?」という疑問を考えると、格付け会社に憤りを感じざるを得ない。
 それにしても、「市場原理に任せれば大丈夫」なんていう発想が成立しない状況が、ここまでひどくなっているとは。呆れてしまう。


● ニュースと感想  (2月26日b)

 軍用武器の話。  クラスター爆弾(小型の爆弾・地雷をたくさん含む集合爆弾)の軍事的効果はどれだけあるか?
  → Open ブログ: クラスター爆弾の効果

 《 オマケ 》
  → Open ブログ: 《 広告 》 ガラスの仮面 48

● ニュースと感想  (2月26日c)

 《 修正のお知らせ 》
 2月24日b の、自衛隊の演習についての記述は、不正確だったので、次のように修正文を掲げました。
 「島への攻撃だけを想定している」という趣旨で書きましたが、「だけ」ではなく「も」でした。「島への攻撃も想定している」というのが正しい。
 詳しくは、該当の修正文をお読みください。(ピンク色の文字。)


● ニュースと感想  (2月27日)

 「年金 2000億円消失の事前警告」について。
 年金 2000億円消失の事件については、事前警告があったそうだ。2009年に警告されていたという。
  → 格付け機関が09年に「日本版マドフ」と警告
 へえ、なるほど、やっぱり、……という感想しか出ない。
 ちゃんとわかっていたんだから、金融庁が事前にチェックしておくべきだったね。ライブドア事件が起こっても、いまだにチェック能力がまったく欠落している。
 
 ま、私は「悪党を取り締まるぐらいの警官は必要だ」という立場だが、今回の事件が起こったあとも、「いや、警官なんか全然必要ない」という立場の人も結構いるようだ。となると、悪党はのさばり放題か。
 このままだと、同様の事件は、二度も三度も起こるだろう。原発事故で懲りないのと同様だ。そして最終的には、回復不可能なほどの大被害が起こるだろう。原発事故みたいに。
 そして、そのツケはすべて、国民に回される。

 予想。金融庁のチェックシステムは何もないまま放置され、数年後に、10兆円ぐらいの大損失が発生する。そのせいで国民には一人あたり 10万円ぐらいのツケ払いがのしかかる。4人家族なら 40万円。……そして、その金はすべて、海外に逃げた詐欺師のポケットに。詐欺師はうそぶく。
 「規制緩和を信じる阿呆こそカモだな。カモがネギしょってくる」


● ニュースと感想  (2月27日b)

 「オリンパスの新社長」について。
 オリンパスの新社長が決まった。
  → オリンパス社長に笹氏
 例の英国人の元社長は復帰しなかった。結局、「正義の味方」は追放され、悪がのさばる。悪が生じても反省せず、隠蔽することしか考えない。
 こういう体質だから、「年金 2000億円消失」という事件が起こるんですね。
 日本人の体質か。


● ニュースと感想  (2月27日c)

 「海外介護」について。
 介護費用が将来は高騰するので大変だあ……という心配がある。これについて私は次のように述べてきた。
 「海外(東南アジア)に居住して、人件費の低い温暖な土地で暮らせばいい。低い費用で高い福祉を享受できる」
 これは「シルバーコロンビア」という用語で何度か言及した。
  → シルバーコロンビア ( サイト内 検索)

 この具体的な報告があった。
 読売新聞・朝刊・1面 2012-02-25 に、ベトナムその他でそうしている例がある。主に海外赴任している家族の例で、年寄りの両親を一緒に連れていって、現地で介護を受ける。認知症などでひどい例が多いらしい。で、現地の人件費は月2万円ぐらいで、親身の世話を受けられる。日本で自分または介護士の世話によるよりも、はるかに低コストで済む。したがって手厚い看護にもなる。(出せるコストは限られるので。)
 いいことずくめなので、「良い例」として書いてあるのかと思ったが、最後には、「このままだと海外介護が増えてしまうぞ(それは困ったことだ)」という趣旨の記述があったので、唖然とした。
 
 海外介護は、困ったことではなく、好ましいことだ。(国民の負担は減るし、介護を受ける老人は手厚い介護を受けられる。適材適所みたいな例だ。)
 好ましいことなのだから、行政としては、それを推進するべきだろう。なのに現実には、国はそれを阻害している。「海外で介護を受ける場合は、全額、個人負担であり、国は一切費用分担をしない」という形で。……というのは、介護は、原則として地方自治体経由だからだ。(海外に出れば、地方自治体がないので、費用の分担もない。)
 困ったことだ。

 ただし、「介護される老人を外国に追い出せ」という反感が出る可能性もある。そこで、私としては、ここで名案を出そう。こうだ。
 「日本に出島を作る。たとえば、ベトナムの出島。そこでは、ベトナム領土と同様になるので、ベトナム人が自由に行き来できて、介護ができる。日本人は、パスポートを取って、その出島に出掛けて、介護を受ける。そこはベトナムと同様だが、距離的には、日本の一部である。ゆえに、日本にいる息子や娘は、容易にそこを訪れることができる。(パスポートがあれば。)」
 日本には無人島や過疎の島がいっぱいあるから、そこを出島にすればいい。そこで外国人の介護を受ければいい。わざわざベトナムやフィリピンに行かずに済む。
 具体的な島野候補としては、鹿児島沖の小島がある。種子島周辺の小島。馬毛島など。いずれも畑ばかりがある。ここに介護施設を作ると良さそうだ。
( ※ 馬毛島では、「使用済み核燃料中間貯蔵施設などを誘致」なんていうけしからん計画や環境破壊があったようだが、こういうアホなことをするくらいなら、出島にする方がよほどマシだ。)

 [ 付記 ]
 「日本の領土を外国領にするのはけしからん」
 という見解もあるだろう。その点は大丈夫。外交は「相互の互恵」が原則だから、日本が外国に出島を与えたら、日本も外国から出島をもらえばいい。たとえば、ベトナムの海岸の一部を「出島」として、日本領の扱いにしてもらう。そこは日本領の一部として扱われ、日本からの観光客がパスポートなしに遊びに行ける。香港みたいなものだ。結果的に、日本人の観光客はありがたいし、そこで観光客がお金を落としてくれるベトナムにとってもありがたい。(香港が繁栄すると、香港のそばの中国本土も繁栄する。おこぼれ効果で。それと同様だ。)
 なお、この「出島」というアイデアは、前にも述べた。
  → 出島 (サイト内検索)

 [ 余談 ]
 こういう方針を進めると、原理的には、国境というものがごちゃ混ぜになる感じだ。私は国境というものの壁をなるべく低くしたいと思っているので、こういうふうに「世界がつながる」感じになるのは、私好みだ。
 こういうのはジョン・レノンの Imagine に似ているな……と思ったら、過去にこの話題で述べたことがあった。下記を参照。
  → IMAGINE for the Middle East ( nando ブログ)


● ニュースと感想  (2月28日)

 (1)
 戦闘機が対空ミサイルで撃墜されるのを防ぐには、どうすればいいか? 分身の術を使う方法がある。囮(おとり)を本体から吐き出しで、その囮が撃墜されるようにする。
  → Open ブログ: デコイ兵器

 (2)
 半導体メーカーのエルピーダが、ついに倒産した。(会社更生法)  カメラメーカーのシグマが、画期的なデジカメを大幅値下げして販売する。
  → Open ブログ: エルピーダとシグマ


● ニュースと感想  (2月29日)

 (1)
 省エネのためにスマートメーターを普及させよう、という方針が進んでいる。しかし私は反対だ。今のスマートメーターは古臭い発想を持っているからだ。
  → Open ブログ: スマートメーターの強制普及

 (2)
 将来の防空システムはどうするべきか? 機体は古い F16 にして、対空ミサイルを超近代化する、という案が考えられる。一種のロボット兵器。
  → Open ブログ: 将来の防空システム





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