[付録] ニュースと感想 (144)

[ 2010.2.02 〜 2010.5.08 ]   

  《 ※ これ以前の分は、下記のページで 》


    2001 年
       8月20日 〜 9月21日
       9月22日 〜 10月11日
      10月12日 〜 11月03日
      11月04日 〜 11月27日
      11月28日 〜 12月10日
      12月11日 〜 12月27日
      12月28日 〜 1月08日
    2002 年
       1月09日 〜 1月22日
       1月23日 〜 2月03日
       2月04日 〜 2月21日
       2月22日 〜 3月05日
       3月06日 〜 3月16日
       3月17日 〜 3月31日
       4月01日 〜 4月16日
       4月17日 〜 4月28日
       4月29日 〜 5月10日
       5月11日 〜 5月21日
       5月22日 〜 6月04日
       6月05日 〜 6月19日
       6月20日 〜 6月30日
       7月01日 〜 7月10日
       7月11日 〜 7月19日
       7月20日 〜 8月01日
       8月02日 〜 8月12日
       8月13日 〜 8月23日
       8月24日 〜 9月02日
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       9月21日 〜 10月04日
       10月05日 〜 10月13日
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       10月22日 〜 11月05日
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       11月20日 〜 12月02日
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    2003 年
       1月02日 〜 1月13日
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       3月08日 〜 3月16日
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       3月26日 〜 4月06日
       4月07日 〜 4月14日
       4月15日 〜 4月24日
       4月25日 〜 5月10日
       5月11日 〜 8月11日
       8月19日 〜 10月23日
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    2004 年
       1月03日 〜 1月16日
       1月17日 〜 1月22日
       1月23日 〜 2月01日
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       3月10日 〜 3月19日
       3月20日 〜 4月12日
       4月13日 〜 4月23日
       4月24日 〜 4月25日
       4月26日 〜 5月11日
       4月26日 〜 5月11日
       5月20日 〜 5月29日
       5月30日 〜 6月14日
       6月16日 〜 7月01日
       7月03日 〜 7月27日
       7月28日 〜 8月21日
       8月22日 〜 9月27日
       9月28日 〜 10月22日
       10月23日 〜 11月08日
       11月09日 〜 11月16日
       11月17日 〜 12月12日
       12月13日 〜 1月07日
    2005 年
       1月08日 〜 1月16日
       1月17日 〜 1月29日
       1月30日 〜 2月14日
       2月15日 〜 3月02日
       3月03日 〜 3月17日
       3月18日 〜 4月02日
       4月03日 〜 5月11日
       5月12日 〜 5月29日
       5月30日 〜 6月07日
       6月08日 〜 6月23日
       6月24日 〜 7月06日
       7月07日 〜 7月25日
       7月26日 〜 8月14日
       8月15日 〜 9月06日
       9月07日 〜 9月26日
       9月27日 〜 10月21日
       10月22日 〜 11月14日
       11月15日 〜 12月09日
       12月10日 〜 12月21日
       12月22日 〜 1月14日
    2006 年
       1月15日 〜 1月26日
       1月27日 〜 2月12日
       2月12日b〜 2月26日
       2月27日 〜 3月08日
       3月09日 〜 3月13日
       3月14日 〜 3月24日
       3月25日 〜 4月14日
       4月15日 〜 6月03日
       6月04日 〜 6月26日
       6月27日 〜 7月09日
       7月10日 〜 8月10日
       8月10日 〜 9月04日
       9月05日 〜 9月15日
       9月16日 〜 9月27日
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       11月07日 〜 12月16日
    2007 年
       1月01日 〜 2月23日
       2月24日 〜 3月18日
       3月19日 〜 3月31日
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       5月22日 〜 7月25日
       7月26日 〜 9月15日
       9月16日 〜 10月19日
       10月20日 〜 11月19日
       11月20日 〜 12月23日
       12月25日 〜 1月11日
    2008 年
       1月12日 〜 2月02日
       2月03日 〜 3月20日
       3月21日 〜 4月23日
       4月24日 〜 6月14日
       6月15日 〜 7月31日
       8月01日 〜 10月11日
       10月12日 〜 11月08日
       11月09日 〜 12月31日
    2009 年
       1月01日 〜 2月16日
       2月17日 〜 4月18日
       4月19日 〜 6月01日
       6月02日 〜 7月19日
       7月20日 〜 8月14日
       8月15日 〜 9月18日
       9月19日 〜 10月27日
       10月28日 〜 12月09日
       12月10日 〜 12月31日

    2010 年
       1月01日 〜 2月02日
         2月03日 〜 5月08日







● ニュースと感想  (2月03日)

 「不況の原理」について。
 不況(デフレ)は、なぜ起こるのか? その基礎原理をマクロ経済学で説明する。
  → nando ブログ 「不況の原理(デフレの原理)」


● ニュースと感想  (2月03日b)

 (1)
 急に腰痛になってしまった。ちょっとね。……だが、腹筋運動をすることで解決した。腰痛対策は腹筋の強化だ。
  → Open ブログ 「腰痛と腹筋」

 (2)
 進化の不可逆性という言葉は、二つの意味で解釈されるので、混同しないようにしよう。
  → Open ブログ 「進化の不可逆性」
 
 (3)
 有性生殖の意義は何か? 有性生殖は無性生殖に比べて、数を増やすという点では明らかに不利なのだが。  その答えは、「質の向上」である。
  → Open ブログ 「有性生殖の意義」


● ニュースと感想  (2月04日)

 (1)
 ダーウィニズムは、進化の本質を「変化」であると見なす。ここでは「進化」は「変化」のことである。とすれば、ダーウィニズムは進化論ではない、とすら言える。(ショッキングな表現だが。)
  → Open ブログ 「進化と変化」

 (2)
 リーマン予想と量子力学には関係がある。このことはよく知られており、「不思議だ」と言われる。しかし私は、不思議だとは思わない。これは要するに、「量子力学には素数の性質が現れる」というだけのことだ。
  → Open ブログ 「リーマン予想と量子論」


● ニュースと感想  (2月04日b)

 キーボードの右側に、カーソルキーと 10キーがあると、わずらわしい。10キーがないミニキーボードが好ましいが、なかなかよいものが見つからない。
  → Open ブログ 「106キーボード」


● ニュースと感想  (2月05日)

 小型のキーボードを紹介する。
  → 書評ブログ 「電子文具 キーボード」


● ニュースと感想  (2月05日b)

 「朝青龍と小沢」について。
 朝青龍が引退した。至極当然のことだ。これまで何度も私が見解を述べたとおり。
 引退の事情ははっきりしないが、「処分を出す前に自発的な決断を」という勧告が出たのだろう。それなら納得できる。(今の今にまでずるずると引き延ばして抵抗してから引退するみっともなさ。「ケガはありません」と相手に言わせるに至っては言語道断。)
 とはいえ、渋々ではあっても、自発的な引退という決断それ自体はまったく正しい。これによって警察・検察としては「摘発せず」「起訴猶予」というような形になるだろう。「社会的制裁を受けているから」という理由。これもまた、ごもっとも。

 ごもっともでないのは、小沢の方だ。検察は「不起訴」にするようだが、これは「無実」という意味ではなくて、「証拠不足」という意味だ。また、直接証拠がないというだけであって、状況証拠は真っ黒だ。
 特に、以前の政治家としての資産報告で、「資産なし」と示していたくせに、急に「4億円の資産がある」と言い出したのは、真っ赤な嘘。この嘘も、最初から付いた嘘ではなく、二転三転しての嘘。
 私が思うに、政治資金を「自分の資産」と嘘をついたことで、「政治資金の私物化」つまり「賄賂」を受け取ったことになると思う。
 あるいは、賄賂でなければ、「民主党に交付された政党交付金の私物化」であろう。何しろ小沢の胸先三寸で、好き勝手に増減しているのだ。「嫌いなやつはちょっとだけ」というふうに。その伝で、「自分にはたっぷり」というふうに配分したのだろう。国民の税金を盗んだも同様だ。
 ま、それでも、小沢が自発的に引退するなら、起訴猶予か不起訴にしてもいい。しかし、「不起訴だから幹事長を続ける」というのは、滅茶苦茶だ。不起訴は無実を意味しない。証拠不足であるだけだ。
 こんなことでは、論理が狂っている。この論理を正すには、検察が小沢を起訴するしかない。起訴しても公判を維持できないかもしれないが、少なくとも、「不起訴ならば無実」というエセ論理を逆手にとって、「起訴だから真っ黒」というエセ論理を出せる。  (^^);

 ともあれ、小沢みたいな厚顔無恥な人は、朝青龍を少しでも見習ってほしい。いや、検察は、相撲協会を見習ってほしい。小沢をやめさせることができないのであれば、起訴するべきなのだ。……というか、小沢は、起訴を免れたければ、自発的に引退するべきなのだ。朝青龍のように。そして、そうさせない検察は、あまりにも情けない。状況証拠は真っ黒なのだから、少なくとも起訴ぐらいはするべきだ。国民だって、それを支持するはずだ。(たとえ最終的に「証拠不足」で「無実」になるとしても、だ。)

( ※ というのは、小沢はもともと「証拠湮滅」をさんざんやってきたはずだからだ。こういう人を相手にして、「証拠がないから不起訴」というのでは、社会的な公正が保たれない。……起訴するとしても、公訴権の乱用にはならないだろう。)


● ニュースと感想  (2月06日)

 「小沢の嘘」について。
 検察は小沢の嫌疑について「証拠不十分」としたが、小沢が嘘をついていることは歴然としている。4億円の記載について、「秘書が勝手にやった」と主張しているが、こんな莫大な金額の記載を秘書が勝手にやるはずがない。また、銀行に預金してから銀行融資を受ける、という偽装工作にしても、秘書が勝手に偽装工作をするはずがない。できるはずがない。としたら、小沢が関与していたことは、明白だ。たとえ証拠はなくても、それ以外にはありえない。
 ただし、百歩譲って、秘書がやっていたとしよう。もしそんなことを秘書がやっていたとしたら、まったくもってひどい犯罪だ。そいつが秘書をしているのなら、秘書を辞任すれば済む。しかし、そいつが今は国会議員をやっているとしたら、国会議員でいる資格はない。弾劾されても仕方ない。議員辞職は当然だし、辞職しなければ、「辞職決議」や「民主党からの除名処分」などが考えられる。小沢の秘書でありながら、小沢を傷つけるような悪質なことをしたのであれば、大々的に非難されて処分されるのが当然だろう。
 ところが民主党は、この国会議員(元秘書)を徹底的にかばっている。それもそのはず。この秘書は、自分が罪をかぶることで、小沢を守ったからだ。そのことを誰もが気づいている。だから民主党議員は、この国会議員(元秘書)を徹底的にかばう。何のことはない。民主党議員は、結局は、小沢の罪を認識しているのだ。「やったのは小沢だけど、秘書が罪をかぶった」と誰もが思っているのだ。そして、それを認識できないのは、検察だけだ。
 
 今の日本は、ほとんど「裸の王様」状態である。「王様は有罪だ」と誰もが思っているのだが、王様が怖くて「王様は有罪だ」と言えない。マスコミからして、「王様は有罪だ」とはっきり言わない。
 しかし子供のような心をもてば、「王様は有罪だ」ということは、明らかに見て取れるのである。「検察が不起訴にしたから」ということに、惑わされるべきではない。「小沢は有罪だ」とはっきり言うべきなのだ。(法的には有罪の判決が出るかどうかはわからないが、罪の有無で言えば罪があるのは明白だ。無実なんて、とんでもない。)


● ニュースと感想  (2月06日b)

 (1)
 キーボードの普通の配列は、QWERTY 配列だ。これは一見、バラバラな配列だ。ではなぜ、バラバラなのか? ちゃんとした理由はあるのか?
  → Open ブログ 「キーボードの配列(QWERTY配列 )」

 (2)
 カーソルキー移動のために、「Ctrl + 文字キー」を使う方式がある。左手の文字キーを使う方式(ダイヤモンドカーソル)もあるが、右手の文字キーを使う方式(右ダイヤモンドカーソル)の方が優れている。
  → Open ブログ 「右ダイヤモンドカーソル」


● ニュースと感想  (2月07日)

 (1)
 電器製品の紹介をする項目。(書評ブログ)

  → 電気湯沸かし器
 小型の電気湯沸かし器(テーブルケトル)で、面白いものを見つけた。価格は 1050円。

  → 電気毛布
 電気毛布のお勧め品。お買い得商品。価格は 3980円。

 (2)
 「有性生殖の意義」 という項目の最後に、加筆した一文。
  → Open ブログ (加筆分)

 (3)
 インフルエンザ脳症の患者が例年の 13倍にもなるという。異常とも言える急増ぶり。その理由は……
  → Open ブログ 「インフルエンザ脳症の患者が 13倍」

 (4)
 Ctrl キーを多用すると、左手の小指が痛くなる。これを避ける方法がある。かなりマニアックな方法だが。
    → Open ブログ 「Ctrl キーの押し方」


● ニュースと感想  (2月08日)

 (1)
 コクとは何か? コクという味はどんな味か?
  → Open ブログ 「コクとは何か?」

 (2)
 シフトJIS が誕生した裏話がある。開発の担当者である山下良蔵という人が述懐している。あまり知られてはいない話。
  → Open ブログ 「シフトJIS 誕生の秘話」

 (3)
 ポメラと NetWalker をどちらも使っている人の体験記を紹介する。
  → Open ブログ 「ポメラと NetWalker」


● ニュースと感想  (2月09日)

 (1)
 ノートパソコンで、無線LAN の設定をするのは、けっこう面倒臭い。そもそも、基本的な流れが、わかりにくい。そこで設定の方法をわかりやすく解説する。
  → Open ブログ 「ノートPCと無線LAN」

 (2)
 ノートパソコン用のマウスは、無線がいい。有線だといちいち接続が面倒だからだ。なお、受信機(レシーバー)は、無線キーボードと共通化できる。
  → 書評 ブログ 「ノートPCとマウス」

 (3)
 ノートパソコンには、液晶保護フィルムを貼るといい。ただし、貼り方に工夫がいる。それを紹介する。
  → 書評 ブログ 「液晶保護フィルム(貼り方)」


● ニュースと感想  (2月09日b)

 「キリンとサントリー」について。
 キリンとサントリーの合併交渉が決裂した。
 この件については、私は前にも述べた。
 「ビールのシェアが5割になると、独禁法違反になる。ビール会社が競争して、安くて美味しいビールが飲めるという状況が、消えてしまう」
  → 7月14日b

 というわけで、この合併がなくなったことは、良いことだ。めでたし、めでたし。
( ※ 消費者にとってはめでたいが、過当とも言える競争が続くビール会社にとっては、めでたくないな。できればカルテルを結びたいというのが本音だろう。)


● ニュースと感想  (2月10日)

 「キリンとサントリーの将来」について。
 キリンとサントリーの合併交渉が決裂したことは、(消費者にとってだけでなく)両社にとっても好ましい結果だったと思う。なぜなら、「規模を拡大することで海外シェアを高める」という発想そのものが、根本的に間違っているからだ。
 「規模を拡大すれば海外シェアを高めることができる」
 という発想は、あまりにも歪んでいる。それによって資金調達力が上がることは確かだが、せいぜいそれだけだ。また、資金調達ならば、不況の今ならば、そんなに問題とはならない。借り受けの利率が0.5%程度、上がるか下がるかの問題だが、その程度のことは、現在の金融市場では問題とならない。
 海外シェアを高めるために一番大切なのは、現地のニーズに即することだ。そのためには、日本の商品をそのまま持っていっても駄目で、現地のニーズに即して味や値段やパッケージなどを大々的に変更することが必要となる。「現地化」こそが鍵となる。(一般の商品でもそうだが、食品については特にそう言える。現地の嗜好性が強いからだ。)
 この認識を欠落したまま、「合併すれば経営体質が強化される」というような発想を取ると、ろくなことはないだろう。「図体ばかりがデカくて小回りが利かない」というふうになり、衰退しがちだ。分割民営化の反対。昔の国鉄みたいな感じ。
 「デカければいい」というような発想をする限り、両社にとっては未来はない。その意味で、今回の破談は、両社にとって好ましいことだった。このあとは、「現地メーカーの買収」のような、正しい方向に進むだろう。


● ニュースと感想  (2月10日b)

 (1)
 (ポメラのように)乾電池を使うタイプの携帯機器では、充電式の単3電池や単4電池を使うとよさそうだ。
  → 書評ブログ 「携帯機器には充電池」

 (2)
 無線パソコン同士(子機同士)の交信をするには、どうすればいいか? 要するに、無線LAN のネットワーク構築の方法。
  → Open ブログ 「無線パソコン同士の交信」


● ニュースと感想  (2月11日)

 「キリンとサントリーについての社説」について。
 この問題についての各社の社説が出た。
   → 朝日読売日経
 読売と日経は無難な記述だが、朝日は感情たっぷりだ。
 「長引くデフレ経済のなかで停滞感が漂う日本全体を励ます効果もあったのではないか。その先駆モデルが幻と消えたのは、いかにも惜しい。」
 と嘆いている。それというのも、次の現状認識があったからだ。
 「キリン・サントリーの構想はグローバル化時代の「攻め」の選択だった。」

 困りますね。生半可な知識で「グローバル時代」なんて。
 なるほど、IT分野ならば、グローバル時代ということは成立する。世界中でほぼ同じものが流通しているからだ。自動車になると、現地試用の車が出たりして、いささか怪しくなるが、中国に進出した西側の会社の車は、おおむね世界試用のものであるから、やはり「グローバル時代」と言ってもいい。
 しかし、食の分野は違う。アメリカ人が寿司を食べることはいくらかあるし、日本人がピザを食べることもいくらかあるが、日本人がショーユやご飯を手放すことはないし、フランス料理を毎日食べることもない。(強いて言えばカップヌードルぐらいですかね。情けないが。  (^^); )
 ビールだって同様だ。日本では国産ビールが圧倒的に強く、クアーズやハイネッケンはほとんど売れていない。逆に、日本のビールは、米国や欧州ではほとんど売れていない。もっと典型的なのはインスタントラーメンだ。各国それぞれ、個別に現地化した物ばかりが売れている。チキンラーメンだって、各国ごとに現地化されていいる。
インドネシアはスパイス豊かな国。インドネシアの嗜好に合わせ香辛料をふんだんに使い、香り豊かなチキンベースのスープが特徴です。香味玉葱油で仕上げました。
( → 出典 。他国の分は、そのリンク先。)
 要するに、食の分野では、ローカライズこそが大切なのだ。グローバル時代なんて、とんでもない。ついでに言えば、言語だって、グローバル化しない。「世界中で英語が標準になるだろう」と語った人もいるようだが、そんなことはありえない。日本語はいつまでも日本語だし、日本語が消えて英語が普及するということはない。同様に、日本人がイギリス料理ばかりを食べるということはないし、ドイツ料理ばかりを食べるということもない。(どっちもまずくて、食えたものじゃない。東京は世界最高のグルメ都市なのに、わざわざランクを下げるはずがない。)
 読売や日経は、今回の合併の目的を「経営体質の強化」というふうに認識している。それは特に間違いではない。しかし、「IT時代はグローバル時代だ、だからビールもコンピュータみたいにグローバル化しよう」なんて考えているようでは、トンチンカンすぎるのだ。
 朝日が本当にそう思うのであれば、朝日新聞をすべて英字で刊行すればいい。そうすれば、朝日新聞は、グローバル化する。そして……倒産する。   (^^);


● ニュースと感想  (2月11日b)

 (1)
 下記の項目(前日分)の後半に、大幅に加筆しました。
  → Open ブログ 「無線パソコン同士の交信」
 最後の箇所だけ、有益な情報があります。無線パソコン同士(子機同士)の交信を簡単に行なう方法を示してあります。 ⇒ 間違い。

 再度、書き改めました。やっぱり、無理です。簡単な方法はありません。

 (2)
 ポメラで文字入力するときには、漢字変換で工夫をするといい。
 (ポメラの利用者向けの話。ただしケータイにも応用可能。)
  → Open ブログ 「ポメラと漢字変換」


● ニュースと感想  (2月11日c)

 前項 (1) の記述を修正しました。取消線を引いたとおり。


● ニュースと感想  (2月12日)

 豚インフルエンザのワクチンが大幅に余剰になっているという。
  → Open ブログ 「ワクチンが大幅に余剰」


● ニュースと感想  (2月13日)

 「豪州の反捕鯨運動(シー・シェパード)」について。
 シー・シェパードが薬品入りの瓶を日本の船に投げた。シー・シェパードは、この報道を否定した。しかし、証拠のビデオがある。

 まず、シー・シェパードが、薬品入り瓶を投げ込んだという報道。
   → 朝日新聞 2010-02-12

 シー・シェパードはこれを否定して、一笑に付した。
   → Whale warriors deny acid attack on Japanese

 しかし、彼らが瓶を投げている証拠の動画がある。
   → シー・シェパードの瓶投げ (動画)

 この動画は、いつの動画か、はっきりしない。たぶん今回のものではないだろう。それでも、連中が瓶投げをするということは、これで確かめることができる。

 また、米国のカメラマンが今回の現場を撮影したという記事もある。
   → 産経


● ニュースと感想  (2月13日b)

 (1)
 グルタミン酸ナトリウム(味の素)みたいな、化学調味料(うまみ調味料)は、使ってもいいのか?
  → Open ブログ 「化学調味料(うまみ調味料)」

 (2)
 ホタテの卵巣が余ったとき、どう料理すればいいか? 
 南堂クッキング・スクールのレシピ。(お料理ガイド)
  → Open ブログ 「ホタテの卵巣の料理法」

 (3)
 次の記述は、内容が間違っていたので、全面的に書き換えました。
  → Open ブログ 「無線パソコン同士の交信」


● ニュースと感想  (2月14日)

 下記項目のコメント欄に、「不況が持続する理由」の問答が記してある。興味深い話なので、読んでほしい。なかなかためになる話がある。
  → nandoブログ 「不況の原理(デフレの原理)」


● ニュースと感想  (2月14日b)

 「夫婦別姓、外国人参政権」について。
 夫婦別姓、外国人参政権について、私の見解を知りたいという意見が来たので、お答えしよう。
 
 (1) 夫婦別姓
 夫婦別姓については、サイト内検索。2件見つかる。
  → 検索
 一部抜粋。
「夫婦別姓制度」ならば、夫婦がどういう名字を取るかという個人的な問題だから、これを「社会における家族制度を崩壊させる」なんていう強弁は成立せず、各人(というより各家庭)に任せるべきだ。家庭のことは家庭で決めるべきであって、他人がちょっかいを挟むべきではあるまい。やりたい人はやればいいし、やりたくない人はやらなければいいだけだ。
 「夫婦別姓だと家制度が崩壊する」という保守派の懸念はあるが、それは馬鹿げている。現実には、夫婦別姓がないせいで、(改姓しないために)あちこちで内縁関係が増えている。その方がかえって風紀にとって問題だ。
 ま、私の予想では、日本でもそのうちフランスのように内縁関係ばかりになり、結婚制度は崩壊するだろう。そうなったら、夫婦別姓なんて、根本的に意味がなくなりそうだ。(夫婦という関係そのものが消滅する。)
 逆に言えば、結婚という制度を守りたければ、夫婦別姓という制度を導入した方がいいだろう。
 参考。
 2010-02-13 の読売の記事によると、妻が個人事業者である場合には、法的に結婚しない方が有利だそうだ。たとえば妻が税理士で、夫が妻に仕事を委託して 50万円を払うと、その分は、夫の経費として税額控除の対象となるか? 妻が内縁の妻ならばイエスだが、妻が法的な配偶者ならばノーだ。「配偶者への支払いは、税額控除の対象とならない」という規定があるからだ。(最高裁で確定。)
 夫が高額所得者で、妻に仕事の金を払いたければ、法的に結婚しない方が有利だ、ということ。(ただし夫婦で同一の仕事をしている場合には、青色申告によって妻に給料を払える。同一の仕事と言える条件は、「家族に給料を出すためにはその人の従事可能な期間の半分以上働く事」だ。ああ、面倒。……税金の話はいろいろと複雑だ。)

 (2) 外国人参政権
 この件は、述べたことがない。私としては、見解を保留する。メリットもデメリットもあるので、どちらか一方が全面的に正しいと言うことにはならない。
 ただし、私が外国人だとしたら、地方参政権はほしいな、とは思う。どうしても参政権をくれないのならば、地方税を払いたくない。また、年金の金の天引きもされたくない。金だけ取られて権利なし、というのはイヤだ。
 ただし、一つだけ、ポイントはある。
 「外国人に参政権を与えると、外国人が日本の政治を左右する」
 ということは、ありえない。民主主義社会であれば、1%の外国人が、99%の日本人の票を押しのける、ということはありえない。その意味で、参政権を与えるべきでないという人々の主張は、ペテンだ。
 国民の意見が49%対49%になったときに、1%の外国人の票が結果を左右する、ということはある。しかしそれは、もともと国論が割れているからだ。仮に、外国人の票が左右しなければ、他の誰かが左右する。たとえば、議長一人の胸先三寸が左右する。あるいは、サイコロみたいなものを使って、結果を決める。そっちの方が不適切だ。

 私の個人的な提案を言うなら、こうだ。
 「地方自治体の1%未満に限って、参政権を認める。選挙権の登録者の先着順で、1%まで、参政権を与える。ただし、1%以上は、切り捨て」
 現実には、1%を越える地域はほとんどないだろう。1%を越えるとしたら、新大久保みたいな場所ぐらいだ。また、実際に登録したがる人も、たいしていないだろう。影響はほとんどない。
 これはこれで一案だと思うが、……ま、私としては、どっちでもいい。あまりにもマイナーな話題だからだ。この問題は、右翼が思想的に大騒ぎしているだけであって、日本全体の大きな話題ではない。医療崩壊のように大問題があるときに、こんなマイナーな話題で騒いでいるのは、右翼ぐらいだ。
 私としては、上記のような提案はあるが、いちいち大騒ぎして考えるようなことではないと思う。結果はどうでもいい。

 [ 付記 ]
 ちなみに、読売みたいなのは、次のように述べる。
 「外国人に参政権を与えると、沖縄の基地問題などのような接戦の場合に、日本に有害な結果をもたらすだろう」
 これはほとんど被害妄想。外国人が日本にとって有害なことをやる、というのは、気違いじみた妄想だ。精神病的。それはちょうど「関東大震災のときに朝鮮人が日本人に有害なことをしたぞ。井戸に毒を入れたぞ」という妄想と同じ。
 外国人の狙いは、日本を破壊することじゃなくて、自分にとって有利なことをすることだ。その点では、日本人と同じ。「こっちの候補の方が自分にとって利益になるな」と思ったら、その候補に投票する。「こっちの候補の方が日本にとって有害だから、この候補に投票しよう」なんて、思うはずがない。それは自分で自分の首を絞めるようなものだ。
 外国人はみんな北朝鮮のスパイだ、と思うようなのは、頭がイカレている。だいたい、そういう発想をする連中がいるから、先の大戦で日系人が強制収容所に収容されてしまったのだ。こういう気違いじみた妄想的な発想は、今の読売新聞と同じだ。頭が狂っている。
 ま、広い日本には、北朝鮮のスパイが少しいるかもしれないが、選挙結果を左右するほど(人口の3%ぐらい)にも、北朝鮮のスパイがいるはずがない。いると思うのは、読売みたいな狂人だけだ。


● ニュースと感想  (2月14日c)

 「ロバート・B.パーカー 」について。
 ロバート・B.パーカーという作家が先日、死去した。その代表作である下記作品が、ネットでも話題になっていた。
   → 初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 そこで私も読んでみた。その感想は……

 まあ、悪くはないですね。しかし、ちょっとお子様ランチの味がする。子供のころから読書が大好きで、文芸大作が大好き、というような人には、全然向いていません。理系のことばかり熱中していて、小説の面白さにも目覚めたばかり、というような人に向いている。特に、十代の人向けかな。
 
 少年の自立と成長を描く、というテーマ自体なら、そっくりの雰囲気の小説がある。下記だ。
  → 骨折 (ディック・フランシス)
 あまり有名な作品ではないが、インパクトはものすごい。パーカーの「初秋」が子供だましに見えるぐらい、レベルが圧倒的に上だ。感動もはるかに大きい。子供のころから読書が大好きで、文芸大作が大好き、というような人には、文句のない出来映えだ。同じようなテーマで書いた作品では、この作品が一番だろう。アマゾンでは星5つ。当然でしょう。
 「初秋」を読んで「感動した」という読者は、「骨折」を読んで圧倒的迫力に打ちのめされるといいだろう。2D映画と3D映画ぐらい、インパクトの差があります。

 ともあれ、ディック・フランシスは、傑作ぞろいだ。
  → ディック・フランシス著作一覧


● ニュースと感想  (2月14日d)

 《 お買い物案内 》
 先日、ミニノートパソコンを紹介した。その最新情報。
 Dell のサイトで、Windows 7 のミニノートが 24,880円。
   → Dell キャンペーンサイト


● ニュースと感想  (2月15日)

 「おいしいラーメン」について。
 外食で食べるラーメンには、おいしい店がときどきあるが、スーパーで買うラーメンには、それに匹敵するようなものはなかなかない。ただし一つだけ見つかった。これだ。
  → 行列のできる店のラーメン「魚介豚骨醤油」 (体験記)
 写真を撮るのは面倒だから、私はたいてい他人が撮った写真にリンクを付けるだけ。  (^^);
 ともあれ、おいしかった。1食につき 500円払っても悪くはない、という出色の味。とてもスーパーで買えるとは思えない味だ。他の製品とはレベルが全然違う。
 これには魚粉が付属しているが、この魚粉が特別にうまみを出す。この魚粉がないと、他の生ラーメンとあまり差が付かない。
 豚骨スープも、これは本物ですね。即席ラーメンの豚骨スープは、すべて化学品を合成して作った味だが、本項のラーメンの豚骨は本物だ。

 うむ。久しぶりにおいしいラーメンを食べた。
 外食のおいしいラーメン屋が 90点なら、80点にはなる。値段は4分の1だから、コスト的には抜群だ。(自分で作る手間はかかるが。あとチャーシューその他のコストが入っていないが。)
 ちなみに、普通の生ラーメンは 40点。普通のインスタントラーメンは 20点。カップラーメンは 25点。
 なお、同じ名前の製品で、カップラーメンタイプのものもある。こちら。
  → カップラーメンタイプ  (体験記)

 [ 付記 ]
 似た商品もある。
  → つけ麺の達人
  → 行列のできる店のラーメン 担々麺
 どっちもおいしいけれど、驚くほどの味ではない。値段相応かな。外食のお店の普通レベルぐらい。
 一方、本項の冒頭の製品は、驚くほどのレベル。値段の倍ぐらいの価値がある。
 以上は、私の舌による評価。

( ※ 下らない話だな……とお思いでしょうが。ネタ切れです。  (^^); )


● ニュースと感想  (2月16日)

 「ディック・フランシス逝去」について。
 ディック・フランシスが逝去した。読者としては残念なことだが、本人としては十分に仕事をしたし、十分に生きたし、後悔はないだろう。仕事も半分だけ引退した形になっていたし、高齢だし、大往生という形だ。
 ともあれ、生きている間に素晴らしい作品を大量に生み出してくれた氏に、感謝したい。これだけの作品を残してくれれば、氏が死んでも作品は不滅だろう。
 冥福を祈りたい……と書くのが普通だろうが、作家としては、人間よりも作品が残れば満足できるはずだ。その望みは果たされた、と語って、賛辞と感謝を伝えたい。

 なお、読書案内は、下記のページで。(書き直した。)
  → 書評ブログ「ディック・フランシスの小説」


● ニュースと感想  (2月16日b)

 「トヨタについての各紙報道」について。
 トヨタのプリウスなどの問題について、各紙がどう報道しているかを、池上彰が論じている。(朝日・夕刊 2010-02-15 )
 スポンサーでもあるトヨタの問題について、腰を引けずにきちんと報道できるか?
 朝日は「欠陥」でなく「不具合」と表現し、社長の言葉も「絶対にゴマ化さない」などと好意的。根性なし。
 読売は「安全から欠陥」という見出しのほか、「トヨタ社長歯切れ悪く」と批判的。根性ある。
 日経は……財界への追従が仕事だから、言わずもがな、かな。  (^^); 「こんな紙面構成をするようでは、信頼を失うのはトヨタだけではないはずです」という強烈な皮肉。ざぶとん一枚。
 朝日が偉いのは、自社への批判をきちんと載せることだ。これだけはナベツネの会社はできない。  (^^);


● ニュースと感想  (2月16日c)

 「景気回復?」について。
 GDPがプラス成長なので、景気回復基調にある、という各紙報道。
 内閣府が15日発表した2009年10〜12月期の国内総生産(GDP)の速報値によると、物価の変動を除いた実質GDP(季節調整値)は7〜9月期に比べて1・1%増となった。
 1年間に換算すると4・6%増で、3四半期連続のプラス成長となる。企業の設備投資が7四半期ぶりにプラスに転じたほか、個人消費もプラスを維持するなど内需の回復基調が強まり、日本経済の持ち直しが鮮明になった。( → 読売
 3四半期連続でプラス成長を維持した。米国を中心に輸出が伸び、設備投資が7期ぶりに増加に転じたことが要因で、国内経済の持ち直し傾向を裏付けた。( → 朝日
 まるでバラ色という調子だが、現実の数字は下記の通り。
   → 読売のページの画像

 四半期ごとの数字(年率換算)を取り出すと、次の通り。(単位は % )
    −11.4 ⇒ −12.3 ⇒ +5.2 ⇒ +0.0 ⇒ +4.6

 −11.4% と −12.3% のあとで、+5.2% と +4.6% があっただけだ。単純に数えても、 −23.7% のあとで +9.8% があったわけだから、差し引きして、−13.9% である。半分も回復していない。(凹んだ分の4割程度しか回復していない。)

 比喩的に言うと、赤字が 100万円ずつ2カ月出たあとで、黒字が20万円ずつ3カ月続いた。赤字の月よりも、黒字の月の方が、1カ月多い。だからこの会社は健全です、……というようなもの。
 マスコミはどうも、小学生レベルの算数もできないようだ。

 ついでに一つ。20%の低下が生じたあとで、元の水準に回復するには、(20%でなく)25%の上昇が必要となる。なぜだかわかりますね? これも小学生レベルの算数。

 より根源的に言おう。
 2008年秋の金融危機のあと、新聞は回復時期を予想して、「2009年末には金融危機の前の水準にまで回復」と予想した。(多くのエコノミストの回復予想を述べた。)
 このころ、私は「そんなことはありえない。回復には長い時間がかかる」と述べたが、エコノミストたちは楽観したものだ。
 そして、すでに結果が判明した。確かに回復基調にはあるが、凹んだ分の半分も回復していないのである。
 とすれば、「回復は大幅に遅れている」というのが、正しい報道だ。「全治一年ぐらいかと思ったら、一年たっても4割程度しか回復していません」と報道するべきだ。ところが、実際はどうだ。
 「日本経済の持ち直しが鮮明になった。」
 「国内経済の持ち直し傾向を裏付けた。」
 という報道だ。(上記。)
 あまりにもイカレた経済認識だ。

 まったく、日本には経済統計の数字をまともに読める人間もいないのか。……と情けなくなってくる。

 比喩。
 あなたの隣人が風邪を引いて、名医に行ったら、ペラミビルを処方されて、すぐに治った。
 あなたが風邪を引いて、鳩ヤブという医者に診てもらったら、1年間も風邪を引きっぱなしで、ちっとも治らない。「どうして1年間も治らないんですか?」と聞いたら、「1年前に比べて4割も改善しています。持ち直し傾向にあります。良かったですね。あと1年ぐらい入院していてください」だって。
 この鳩ヤブという医者は、名医かヤブ医者か? マスコミは「名医だ」と報道するが。

 [ 付記 ]
 報道では、次のような報道もある。
 同時に発表された09年の実質GDPは前年比5・0%減と、統計を開始した55年以降最悪だった98年(2・0%減)を大幅に下回り、過去最悪を更新。名目も6・0%減と98年(2・1%減)を下回り最悪だった。( → 朝日

 止まらぬデフレ、GDP連続プラス成長でも自律回復の足かせに。( → ロイター
 別の面から物事を認識すれば、現状はわかるはずだ。だけど、真実を見ても、頭が受け入れられない。「経済は2月の気温と同じで、少しは温かいが、まだまだ冬である」という現実を理解できず、「1月よりは温度が上がったから、もう春ですよ、ポカポカですよ」と喜んで浮かれている阿呆。体の感覚よりも、信じたいものを勝手に信じている。裸の王様と同じかな。


● ニュースと感想  (2月17日)

 (1)
 砂漠緑化のために、チューブ材を使うことで、安価に容易に砂漠緑化が実現できるという。
  → Open ブログ 「砂漠緑化のチューブ」

 (2)
 豚インフルエンザで死者が出た。起訴疾患のない 36歳の男性。タミフルを処方されたが、敗血症ショックで死亡。
  → Open ブログ 「豚インフルで死者」

 (3)
 ホメオパシーという民間療法がある。迷信治療みたいなもの。  これを批判して、「ホメオパシーはトンデモだ!」と主張する人々がいる。しかし、そう主張する人々こそ、トンデモだ。ホメオパシーは決して、トンデモではない。
  → Open ブログ 「ホメオパシーはトンデモか?」


● ニュースと感想  (2月17日b)

 「市場原理と詐欺師」について。
 前日分(裸の王様)との関連で、池田信夫のサイトを見てみたら、少し前の日付で、次の記述がある。
 医師免許も人命にかかわる「コア医療」に限定し、町医者は資格認定にしたほうがいい。それによる医療ミスのリスクより、免許による独占で医療費が上がり、医師不足で生命が失われる社会的コストのほうがはるかに大きい。パイロットの場合は、企業が採用する段階でスクリーニングすれば足りるので、免許は必要ない。
( → 池田信夫のサイト
 こういう理屈で、医師や弁護士を「市場原理に任せよ」と主張している。
 これも原理ばかりを優先する裸の王様の典型だ。医師や弁護士を市場原理に任せることなら、米国がちゃんと実現済みだ。その結果は? 米国の医療コストはべらぼうに高く、弁護士が下らない訴訟を乱発することによる訴訟コストもべらぼうに高い。「ここの階段でケガをしたのは、アパートの大家が階段を整備しなかったからだ。大家は百万円を払え」という訴訟を乱発する。なぜ? 「ケガ人が出た!」という話を聞くと、弁護士がさっそく駆けつけて、依頼契約を結ぶ。「勝訴したら3割」もしくは「半額」という契約を結んで、何十万円かをちょうだいする。……こういうふうにして、訴訟が乱発されて、訴訟コストがべらぼうに高くなる。
 医療は? もちろん、報道の通り。ちょっとした手術でも百万、二百万、という金がかかる。自由診療だから、患者の弱みに付け込んで、べらぼうな料金を吹っかけるわけだ。「百万払いますか、それともよその病院に行きますか? よその病院だって、似たような料金ですよ。しかも、その間に、出血多量で死ぬかも」てな具合。
 また、民間の保険会社は、保険料だけふんだくって、いざとなったら何かと理由を付けて、手術にかかった金を払わない。
 要するに、市場原理を徹底すれば、詐欺師が跋扈するのだ。しかも、市場原理の参加者の全員が詐欺師同然であれば、誰も良心的にふるまったりはしない。悪貨が良貨を駆逐する。(ま、例外的には、Dr.コトーみたいなのがいるが、そんなのは、日本の特殊事情だ。アメリカでそんな良心的な医療をしたら、低知能の阿呆だと思われるだけだ。)

 池田信夫もまた「裸の王様」だ。「市場原理でうまく行く」という妄想ばかりを信じていて、「市場原理に任せれば現実にどうなるか」ということを理解できない。机上の空論ばかりを見ていて、現実がどうであるかを認識できない。


● ニュースと感想  (2月18日)

 (1)
 ホメオパシーは現代医学よりも有益か? 「ノー」と応える人が多いようだ。  しかし、ホメオパシーが正しく、現代医学が間違っている、という例はある。それも、非常に大きな頻度で。
→ Open ブログ 「ホメオパシーの有益性」

 (2)
 加湿器に臭(にお)いがするので困るが、何とかならないか、という声がある。そこで、いくつか情報を示す。
  → Open ブログ 「加湿器の臭い対策」


● ニュースと感想  (2月19日)

 (1)
 漬け物器という商品をお薦めする。漬け物を簡単に作れる器具。
  → 書評 ブログ 「漬け物器」

 (2)
 海外の翻訳ミステリで優れているものを紹介しよう。私の選んだベスト作家選集。
  → 書評 ブログ 「海外のミステリ」

 (3) 
 看護師の労働環境は恵まれない。タコ部屋的な状況だ。
 しかし、「市場原理で最適化する」という市場原理主義に従えば、これは変だ。労働市場で圧倒的な供給不足(看護師不足)の状況では、看護師側が優位に立てるはずだからだ。
 ではなぜ、看護師側は優位に立てないのか? 
  → Open ブログ 「医療労働と市場原理」


● ニュースと感想  (2月20日)

 (1)
 読書と時期についての話。
  → 書評 ブログ 「読書と時期」

 (2)
 飲食店などを全面禁煙にするという方針を、政府は打ち出した。しかしこのようなことは喫煙者の権利を損なう。一種の魔女狩りだ。
  → Open ブログ 「喫煙者の権利を守れ」

 (3)
 医療について市場原理を基本にするべし、という見解があるが、これは成立しない。この件は、前に述べたことがある。
  → nando ブログ 「市場原理と医療崩壊」


● ニュースと感想  (2月20日b)

 「クルーグマンのユーロ批判」について。
 クルーグマンがユーロ(欧州共通通貨)を批判している。(朝日・朝刊 2010-02-19 。原文はNYタイムズ) 趣旨は、下記。
 ギリシアの財政赤字が拡大して、欧州で問題になっている。しかし、これをギリシアの財政規律の問題とするのは間違っている。かつてスペインでも似たことがあった。海外から急激に資金が流入して、インフレ状態となったあと、資金が急激に離脱して、デフレ状態になった。政府は財政政策で対処したので、財政赤字が拡大した。しかし、財政赤字は、危機の原因ではなく、危機への対処で生じた。財政赤字を減らせば問題が解決するというわけではない。このような問題は、自国通貨の切り下げができれば解決するはずだった。しかしユーロ(欧州共通通貨)があるかぎり、それはできない。そもそもユーロ(欧州共通通貨)という理念が間違っていた。それを実現するには、米国の各州がほぼ同じ経済水準であるように、欧州の各国がほぼ同じ経済水準である必要がある。その前提が満たされていないのに、理念ばかりが先走って、ユーロ(欧州共通通貨)を導入してしまった。このような理念先行が現実を歪ませた。こういうふうになることは、もともと経済学者が指摘していたのに、その指摘を無視したから、こういう結果になった。では、今後、どうするべきか? ユーロ(欧州共通通貨)の廃止は、したくても無理だろう。となると、今後もずっと、不況が続くだろう。それが解決するには、欧州の各国がほぼ同じ経済水準になるまで待つ必要があり、それまでは長い時間がかかるだろう。
 ──
 以上がクルーグマンの趣旨。これは、私が前に述べたことと、ほぼ同じである。
  → サイト内検索「欧州共通通貨」

 ただ、クルーグマンの話には、ちょっと誇張がある。「こういうふうになることは、もともと経済学者が指摘していた」というが、そういう賢明な経済学者は、クルーグマンみたいに少数の人だけだった。たいていの経済学者は、マネタリズムに従って、「通貨供給量を調整すれば問題なし」と結論していた。クルーグマンはちょっと手前ミソですね。経済学者というのは、たいていは凡人よりもひどい馬鹿か悪魔なんです。天使みたいだと表現するべきじゃない。(さすがに自分だけは天使だったというふうには表現できないのだろうが。ま、そういう事情は汲まなくては。  (^^); )

 あと、クルーグマンは、問題の解決には長い時間がかかると予想しているが、私の考えでは、長い時間を経たあとでも、問題の改善はできないと思う。ギリシアやスペインの独自の問題は、かなり改善されるだろうが、欧州全体の問題は、依然として改善できないままだろう。というのは、「財政赤字の縮小」というマネタリズムの方針そのものが間違っているからだ。なぜか? その方針は、インフレ対策であるからだ。インフレ対策の政策としては、「財政赤字の縮小」というマネタリズムの方針は完璧に正しい。ただし、その方針は、デフレ対策には無効だし、かえって有害だ。それゆえ、長い時間がたったあとでも欧州はいつまでもデフレないし景気後退の問題には対処できずにいるだろう。慢性的な失業問題を解決することは、いつまでたってもできないだろう。「財政赤字の縮小」というマネタリズムの方針をとり続ける限りは。(ただし、政府が何もしなくても、外生的な要因によってデフレが解決することはあり得る。たとえば、大戦争が起これば、インフレ状態になるので、デフレは解決するだろう。)


● ニュースと感想  (2月21日)

 (1)
 プラズマイオンを放出する加湿器が大人気だという。殺菌だけでなく美顔の効果があり、女性たちに人気があるという。 ( 何じゃ そりゃ? )
  → 書評ブログ 「イオン加湿器」

 (2)
 高齢になって視力が弱まった人々のために、本を音読するボランティアサービスがある。しかしボランティアに頼るよりは、音読ソフトに頼る方がいいだろう。
  → Open ブログ 「音読ソフト」


● ニュースと感想  (2月21日b)

 「池田信夫の嘘記事」について。
 池田信夫がまた嘘記事を書いている。勝間和代の著作を「学部学生でも落第するような答案」と書いているが、とんでもない。「学部学生が書けば満点の答案」と言えるものだ。(皮肉だけど。)
 原文は、下記。
ゼロ金利のもとでは民間企業の資金需要が飽和しているので、それ以上マネタリーベースを増やしても、銀行の日銀口座で「ブタ積み」になり、マネーストックは増えないのだ。
( → 池田信夫のブログ
 なるほど、ここに書いてある説明は、まったく正しい。しかしそれは、「流動性の罠」という概念だ。それは元はと言えば、クルーグマンの説である。しかし池田信夫はクルーグマンのことをさんざん批判してきたはずだ。今になってクルーグマンの説を剽窃しないでほしい。
 どのツラ出して、今さらクルーグマンの説を自分の説みたいに言うことができるのか。

 さらに言おう。
 勝間和代の説は、間違いではあるが、これは、彼女の説ではない。マネタリストの説だ。池田信夫はマネタリストという概念さえもないようだ。
 そして、マネタリズムは、小泉政権時代には、経済学会の主流であった。非常に多くの経済学者が、この「量的緩和」という説を支持した。(支持しなかったのは、クルーグマンと私ぐらいだ。あと、「構造改革」を唱えた小泉みたいなサプライサイドもいたが。池田信夫もその一人。)
 ともあれ、勝間和代が書いているのは、勝間和代の説ではなく、マネタリズムの説である。マネタリズムという概念ぐらい、理解してほしいものだ。こんなに無知では、学部生の答案としても、零点だ。

 さらに言えば、勝間和代の説は、間違いではあるが、間違いであるがゆえに、満点を取れるだろう。なぜなら、大学では、マネタリズムが主流であるからだ。マネタリズムの教師から満点を取るには、マネタリズムの答案を書けばいい。そうすれば、間違った答案を書いたがゆえに、間違った教師から満点を取れる。
 というわけで、満点を取るのは勝間和代であり、零点を取るのは池田信夫である。

 [ 付記 ]
 ついでだが、正解を書く。
 「政府が新たに30兆円分の国債を発行し、それを日銀が引き受ける」
 という勝間和代の説は、完璧に正しい。ただし、答案としては、50点だ。次の点が抜けているからだ。
 「その 30兆円を減税に回して、国民に給付する」
 これも合わせて書けば、満点となる。
 要するに、勝間和代の説は、半分しか書いていないだけだ。全面的に間違っているのではなく、半分だけ正しくて、残りの半分が抜けているのだ。……そして、そういうふうに書けなかったという意味で、池田信夫の採点は、採点として間違っている。


● ニュースと感想  (2月22日)

 (1)
 iPad や Amazon Kindle のような電子ブックリーダーが話題になっているが、もっといいものがある。それはポメラを電子ブックリーダーとして使うことだ。
  → 書評ブログ 「ポメラで読書」

 (2)
 ホメオパシーがインチキ医療であるとしたら、薬事法に違反するはずだ。ではなぜ、ホメオパシーは薬事法違反で摘発されないのか? 
  → Open ブログ 「ホメオパシーと薬事法」


● ニュースと感想  (2月22日b)

 「池田信夫のコンプレックス」について。
 以下で信夫はどうして勝間和代をあんなに批判するのか? 勝間和代はそもそも経済学者ではない。他人の説を紹介するのが仕事であって、自説を語るのが仕事ではない。もともと学問的に批判の対象とはなりえない。(素人を批判するなんて馬鹿げている。)
 ではなぜ、池田信夫はあんなにしばしば、勝間和代を批判するのか? 

 ここまで考えると、結論が出る。次の推測だ。
 「池田信夫は、勝間和代に、コンプレックスを抱いている」
 コンプレックスを抱いているから、悔しくて悔しくて、批判せざるを得ないのだ。

 ま、私だって池田信夫を批判するから、偉そうなことは言えないかもしれない。しかし、池田信夫は、経済学的に間違ったことを述べており、かつ、学者である。しかも、世間的な影響力もある。(スパコン騒ぎを参照。)その意味で、批判対象となりうる。
 一方、勝間和代なんて、経済学的には、ほとんど意味がない。単に政府に影響力があるというだけだ。(民主党が勝間和代を重用しているだけだ。どちらかと言えば、批判する対象は、素人を重視する民主党であるべきだ。)
 ただし、勝間和代の述べている説そのものは、学問的におかしいわけではない。間違った説ではあるが、経済学の世界では主流派の見解である。とすれば、池田信夫が批判するべきは、マネタリズムそのものであるべきであって、マネタリズムを解説する勝間和代であるべきではない。

 ここまで考えると、「池田信夫がマネタリズムを批判しないのはなぜか?」という疑問にたどり着く。そして、その答えは、簡単だ。
 「マネタリズムの始祖であるフリードマンを、池田信夫もまた信奉しているから」
 何のことはない。マネタリズムを支持する勝間和代も、マネタリズムそのものであるフリードマンも、フリードマンを信奉する池田信夫も、すべて同じ根っこから生まれてきているのである。池田信夫が勝間和代を批判するのは、近親憎悪みたいなものだ。どっちもフリードマンの末裔でありながら、勝間和代ばかりが重用されて、自分が重用されないから、悔しがっているだけだ。
 池田信夫が本当に学問的に良心的であるなら、勝間和代を批判するかわりに、マネタリズムを批判するべきであり、また、フリードマンを批判するべきであった。しかし彼は、フリードマンの信奉者であるがゆえに、それができない。そこで、悔しがりながら、同根異種である勝間和代を批判するのである。
 簡単に言えば、兄弟喧嘩みたいなものだ。ガキの喧嘩と同じ。コップのなかの嵐。……そして、「そのどっちもマネタリズムだから駄目だ、そもそもフリードマンが根本的に駄目だ」と述べているのが、私だ。
 本当を言えば、池田信夫の説は、部分的には正しいのだが、その正しさは、自分の学説の間違いをも、斬ってしまっている。勝間和代を批判するとき、フリードマンを批判する形で、自分自身をも斬ってしまっているのだ、と自認するべきだ。……ただし、他人を批判することはできても、自分の誤りは認識できない、というのが池田信夫だ。間違いには気づきそうにない。


● ニュースと感想  (2月23日)

 大学時代の読書についての話。
  → 書評 ブログ 「読書と大学図書館」


● ニュースと感想  (2月23日b)

 「消費税の増税」について。
 菅直人財務相が、消費税増税の議論を進めるという。世論調査では、政府が消費税の議論を始めることへの評価を聞いたところ、「評価する」48%、「評価しない」42%だった。 ( → 朝日新聞 2010-02-22
 この件についての私の見解は、次の通り。

 増税は基本的には、国民にとって損でも得でもない。ただし、増税はデフレ効果をもつ。その意味で、景気の悪化している時点では、増税するべきではない。
 とはいえ、財政赤字が拡大しているのも問題だ。その問題を解決する必要がある。ただしそのためには、増税をすればいいのではなく、生産量そのものを拡大する必要がある。比喩的に言えば、病気で赤字が拡大しているときには、病人が薬を飲むのを辞めて借金を返済すればいいのではなく、病人が薬を飲んで病気を治せばいい。そのためには、一時的に借金が増えてもいい。そして、病気が治ってから、借金を返済すればいい。
 つまり、「当面の減税と、景気回復後の増税」が正解となる。赤字のなかで単純に消費税を増税するのは、自殺そのものだ。

 ただし、消費税の増税そのものは、必ずしも悪くはない。単独でやれば悪だが、減税のあとでやるならば善だ。この件は、前に述べたことがある。
 「巨額の定額減税をしたあとで、少しずつ消費税を増税すればいい」
 というふうに。
   → 新・中和政策
 詳しくは、上記ページを参照。


● ニュースと感想  (2月24日)

 「書名詐欺」について。
 勝間和代について、私はときどき擁護するが、その趣旨は、「売れている著者にやっかむな」という意味。別に、勝間和代を支持しているわけではない。
 勝間和代を一言で言えば、「書名詐欺」である。実際に彼女が語っていることは、特に詐欺というほど嘘ではないのだが、書名だけは嘘だ。
 「これで年収 10倍」
 というのは典型的な書名詐欺。新たにまた本を出したらしく、
 「これで日本経済は景気回復」
 というふうにタイトルを付けたようだ。
  → 提灯持ちをするブログ (日本経済復活 一番かんたんな方法)
 このブログによると、この本は、インフレ目標を提唱しているが、その方法が
 「十分条件ではないことをきちんと指摘している」
 ということだ。
 つまりこの本の言うとおりにしても日本経済復活はありえないと自分自身で認めているわけ。とすれば、「看板に偽りあり」ということになる。
 このブログによると、
 「書名は「釣り」だが「嘘」でも「誇大広告」でもない」
 ということだが、誇大広告そのものでしょう。なぜなら、
  ・ 書名:これで日本経済復活あり
  ・ 内容:これで日本経済復活なし
 という食い違いが生じるからだ。

 結論。
 勝間和代は、嘘つきや詐欺師というほどではないのだが、書名だけは嘘八百。書名に釣られて買う馬鹿を相手にしているわけ。そそっかしい人を相手に、書名だけで売りつける。
 ま、「包装紙商法」みたいなものではあるが、中身をちゃんと見せているという点で、「上げ底商法」みたいな詐欺とは違う。だまされる方が悪い、というべきか。
 ホメオパシーとそっくりですね。違法ではないが、非倫理的。犯罪というよりは、だまされる方が馬鹿すぎる。
( ※ それにすがりついて、本を売りつけよう、とする書評ブログもある。……私じゃないですよ。  (^^);  )


● ニュースと感想  (2月24日b)

 「国民の共通番号制度」について。
 政府が国民の共通番号制度を導入しようとしているが、共通番号(基礎番号)と、(各省別の)個別番号との、二層構造を取ることにするらしい。(各紙報道 2010-02-23 )
 ただし、その二つをどう調整するかが、課題だという。共通番号を広く使えば、共通番号に一本化したことと同じになる。各省にとっては便利だが、情報漏れの危険が高まる。かといって、共通番号の利用を制限すれば、逆の意味で不便になる。
 結局、自由と規制の二律背反が起こる。(よくある話。)
 では、どうすればいいか? 私なりに案を述べれば、以下の通り。

 (1) 個人レベル
 国民一人一人である個人は、基礎番号のみを使う。個人レベルでは、それだけを持つ。このことで、国民一人一人の負担が減る。
 個人は基礎番号だけを役所に提出する。役所は、それを変換して、各省における独自の個別番号で運用する。こうすれば、他の省の個別番号はわからないから、やたらと省庁間で情報漏れが起こることはない。

 (2) 自動処理
 各省では、他の役所から個人データを得たいときがある。たとえば、福祉手当を出すときに、所得を把握したい。このような場合には、どうするべきか? 
 他の省庁のデータを得るときには、原則、自動処理の形で機械的にのみ使うようにする。つまり、他の省のデータに直接アクセスせず、自動処理の結果のデータのみを得る。
 例。福祉給付のために所得の把握が必要ならば、国税庁の所得のデータを直接得ることはせず、所得のデータから得られた福祉給付の金額(結果)だけを得る。その処理はすべてコンピュータで自動化されているので、福祉給付の担当者が国税庁の所得のデータを直接覗き見ることはない。
 つまり、他の省庁の個人データを得るのは、コンピュータだけだ。人間は他の省庁の個人データを得ない。

 (3) 例外は申告
 例外的に、他の省のデータを直接見る必要となることもあろうだろう。そのときには、特別な形で許可を得ることとする。いちいち書類で申告して、その記録を明白に残す。勝手に覗き見ることはできない。
 例。警視庁が押尾被告の税申告データを得たいときには、その旨を申告して、記録に残す。
 このような場合、他省庁のデータを得てもいいかどうか、判定する第三者的な機関が必要となるだろう。特に、場合によっては、裁判所の許可が必要となる。
( ※ どうしてこういうことをするかというと、興味本位で役人が個人データを覗いたりしないようにするためだ。)


● ニュースと感想  (2月24日c)

 ツボや鍼灸は、効果のないインチキ医療なのか? 私の考えでは、「個体差が大きくて、人によって効果があったりなかったりする」となる。つまり、「効果なし」と断じるのは早計過ぎる。
  → Open ブログ 「ツボと鍼灸」


● ニュースと感想  (2月25日)

 (1)
 肩凝り治療のための器具を紹介する。
  → 書評ブログ 「肩凝り治療器」

 (2)
 「知的生産の方法」について、基本原則を示す。
  → nando ブログ 「知的生産の方法」


● ニュースと感想  (2月25日b)

 「林業再生」について。
 林業再生を標榜して、国産材の利用を高めよう、と菅直人が旗振りをしているという。(朝日・朝刊 2010-02-24 )
 どうせまた、どこかのブレーンの案を採用したのだろう、と思って、ネットをニュース検索してみたら、確かにそのようなことを主張している人が見つかる。その案を採用したのだろう。(違うかもしれないが。)
 はっきり言っておこう。「国産材の自給率向上」とか「林業再生」とかは、「エネルギーの自給率向上」をめざして「石炭産業を振興しよう」というのと同じぐらい馬鹿げている。まったくコスト的に成立しない。(黒字が出るのは、条件のいい、ごく限られた場合だけ。他のほとんどは大赤字。)
 国がなすべきことは、林業の振興ではなく、森林の保護だ。なのに、その方向を間違えると、どうなるか? 「林業の黒字化のために、天然林を大幅に伐採して、裸山にする」という結果になる。このことは、前に述べた。そちらを読んでほしい。現状のひどさがわかる。
  → Open ブログ 「天然林の消失」
 これにへの対処は、「林業の振興」とは逆で、「林野庁を事業仕分けすること」だ。
  → Open ブログ 「事業仕分けと林野庁」


● ニュースと感想  (2月26日)

 鼻の下の溝は、何のためにあるのか?  この問題は、進化論などで未解決の問題とされてきたが、ここで新しい仮説を出そう。それは「言葉を発音するため」である。
  → Open ブログ 「鼻の下の溝(人中)は何のため?」


● ニュースと感想  (2月27日)

 (1)
 人の唇は赤い。粘膜状の部分が赤くなっている。そうなっているのは人間だけだ。  ではなぜ、人間だけが赤い唇をもつのか? 「言葉を発音するため」というのが、私の仮説だ。
  → Open ブログ 「人の唇はなぜ赤い?」

 (2)
 ゾウの鼻は長いが、人の鼻は高い。まわりの頬よりも隆起した鼻をもつ。そうなっているのは人間だけだ。  ではなぜ、人間だけが高い鼻をもつのか? 「言葉を発音するため」というのが、私の仮説だ。
  → Open ブログ 「人の鼻はなぜ高い?」


● ニュースと感想  (2月27日b)

 「高校無償化と朝鮮学校」について。
 高校無償化法案の対象から朝鮮学校をはずそうという動きがあるが、これについて鳩山首相が肯定的な見解を示した。一方で、この動きが人権侵害に当たるとされて、国連人種差別撤廃委員会で問題視された。(各紙報道 2010-02-26 )
 世界中の恥さらしですね。みっともない。
 以前、拉致問題が話題になったとき、チマチョゴリを着ている生徒をいじめた連中がいて、報道されたことがあった。子供にどういう責任があるのかも理解できず、子供をいじめる情けなさ。2ちゃんねらーの方がまだマシだ。(ネットで悪口を言って憂さ晴らししているだけなら、ほぼ人畜無害である。自分の品性が卑しくなるだけ。被害は自分自身だけ。)
 あのときの「いじめ」と同じことを、一国の首相がやろうとしている。ああ、何をかいわんや。この分だと、「脱税騒ぎをした鳩山が気に食わないから、鳩山の子供をいじめてやれ」という馬鹿が出現しても、「それは結構なことです」となりかねない。   (^^);
 ま、鳩山の子供がいじめられるだけならまだしも、世界中の恥さらしになるようなことをやると、被害はわれわれにも及びそうだ。外国に出掛けても、「あの品性下劣な日本人か。野蛮人め」と思われそうだ。  (^^);


● ニュースと感想  (2月27日c)

 「イラク戦争検証」について。
 「イラク戦争検証」と題する社説を朝日が書いた。ちょっと前で、22日だが。
   → 朝日・社説 2010-02-22
 趣旨は「イラク戦争は間違った戦争だった。検証すると、そのことがいっそうよくわかる。イギリスでは検証が始まった。日本でも検証せよ。小泉自体への反省が必要だ」という話。
 ごもっともな話ではあるが、どうしてまた今ごろになって言い出すんだか。イギリスの真似をするというのでは、遅すぎる。
 このような検証をせよ、ということは、イラク戦争の終結以来、私は何度か述べてきた。(暇な人はサイト内検索してみてください。)
 それに比べると、今になって言うのは、あまりにも遅すぎる。朝日の言っていることは妥当だが、こんなにも遅れていることが駄目だ。遅れたことを反省しないのも駄目だ。
 要するに、自分自身への反省がない。検証を唱えなかった自分自身を反省するべき。……特に、読売が必要だ。読売は戦争に「行け行けドンドン」だったのだから。


● ニュースと感想  (2月28日)

 (1)
 日本の少女が、わざわざ外国に行って、臓器移植を受けようとするという。  つまり、日本では、臓器移植法があるにもかかわらず、その実効性がないのだ。では、どうするべきか?
  → Open ブログ 「臓器移植法の実効性」
  ※ 特に読まなくてもよい。

 (2)
 実際には効果があるのに、「効果がない」と患者が思い込んだせいで、あるはずの効果が消えてしまう、という場合がある。これを「負のプラセボ効果」と呼ぼう。
  → Open ブログ 「負のプラセボ効果」
  ※ 特に読まなくてもよい。


● ニュースと感想  (3月01日)

 ハイチに続いて、チリでも大地震が起こった。このような地震の連発は、偶然とは思えない。やがて日本にも波及して、日本でも大地震が起こる可能性がある。
  → Open ブログ 「日本も地震?」


● ニュースと感想  (3月01日b)

 「税制のいろいろ」について。
 税制については私はあまり述べてこなかった。述べる気がしないからだ。それでも「どの税制がいいか?」という質問が来たので、次のように答えた。

 マクロ経済学的には「可変税率」つまり「税率を変えること」だけが重要であり、個別の税制をどうするかは政策の問題です。
 それぞれの税には個別にメリットデメリットがあるので、「これがいい」と一概に決めることはできません。
 
 マクロ経済学的には「税の総額を増やす・減らす」ということだけが問題となります。

 とはいえ、「消費税を増税して、社会保障(健保・年金など)の納付を減らす」という方向は、おおむね正しいと言えるでしょう。だからといって消費税増税が正しいということにはならないけれど。
 大事なのはあくまで納付する総額。(個別の税の上げ下げではない。)
 その総額を景気に応じて変化させるべし、というのが私の主張。

( ※ 比喩的に言うと、会社からもらえる給料は、基本給やら各種手当てやらがどうのこうのというより、もらえる金額の総額が大事だ、ということ。)


● ニュースと感想  (3月02日)

 医学(西洋医学)は、科学だろうか? 「もちろん科学だ」と思う人は多いだろうが、医学は科学でないこともある。  そのことは、鍼灸などの療法の対比となる場合(肩凝りの治療など)を見ればわかる。
  → Open ブログ 「 医学は科学か?」


● ニュースと感想  (3月03日)

 お猿のお尻は真っ赤っか。「それはどうして?」という疑問に、私なりに答えよう。  実は、その質問が間違っている。猿の尻は、「赤い」のではなく、「無毛」であるのだ。ではなぜ無毛なのか? 尻で坐るためだ。
   → Open ブログ 「猿の尻はなぜ赤い?」


● ニュースと感想  (3月04日)

 ゾウの鼻はなぜ長いのか? 「鼻の長いものが有利だから」という説がある。しかしそれは論理が逆だ。ゾウの鼻が長くなったのではない。鼻の長いものがゾウになったのだ。
  → Open ブログ 「ゾウの鼻はなぜ長い?」


● ニュースと感想  (3月05日)

 キリンの首はなぜ長いのか? 高いところの葉っぱを食べるのに有利だからか? しかし首が長いだけでは、血が頭に上らないので、貧血になってしまう。
  → Open ブログ 「キリンの首はなぜ長い?」


● ニュースと感想  (3月09日)

 「多額の国債の累積」について。
 国債の累積が多額になり、このままでは国家財政が破綻する……という話はよく聞かれるが、朝日新聞にも特集が掲載された。(朝刊 2010-03-07 )
 国家財政の半額が借金で、このまま行けば財政が破綻し、そのせいでいつかハイパーインフレが起こるだろう、……という理屈は正しい。ここまでは。ただし、そのあとが駄目だ。
 「だからさっさと消費税を増税して、財政再建をしなくては」
 という処方が駄目だ。それはすでに小泉がやった、ということを忘れている。財政再建のために緊縮財政を取ったら、景気がどんどん悪化して、法人税の税収が激減し、かえって赤字額は増えてしまったのだ。増税すればするほど赤字が増える、というわけ。

 正しい処方は? 何度も言ったように、減税である。これによって一時的には財政赤字を増やすが、そのことでデフレからインフレに転換させる。
 つまり、今なすべきことは、「増税で財政健全化すること」(ありえないこと)ではなく、「減税でインフレを起こすこと」なのである。
 帳簿のことばかりを考えていては、経済というものを理解できない。増税すればするほどかえって赤字が増える、という原理を知らなくては。
 日本経済は病気である。病気のときには「病気を治せ」と薬を与えることが必要だ。「病気で収入がないなら、病気のままさっさと働け」という方針では、病気が重くなり、かえって治療費が多くなってしまう。……これを理解できない人々が、増税によってかえって赤字を増やしてしまうのだ。


● ニュースと感想  (3月12日)

 目覚まし時計を紹介する。夜間に枕元に置く時計。
  → 書評ブログ 「目覚まし時計」


● ニュースと感想  (3月16日)

 (1)
 なぜキリンの前脚は長いのか? 足を開くからか? いや、高い葉を食べるときの姿勢が楽だからだ。
  → Open ブログ 「キリンの前脚はなぜ長い」

 (2)
 なぜ馬は顔が長いのか? 「顔が長い分、首を短くできるから」という理由が妥当だろう。
  → Open ブログ 「馬の顔はなぜ長い」


● ニュースと感想  (3月17日)

 古いパソコンなど、不要品を処分するには、どうすればいいか? その方法を示す。(リサイクルの一環。)
  → Open ブログ 「不要品の処分」


● ニュースと感想  (3月18日)

 現生鳥類の最古のタイプと見られる鳥類の化石が、白亜紀後期の地層から見つかった。これは、翼をもち、飛ぶことができるが、主に地上を走り回っていたという。
  → Open ブログ 「走る鳥類の化石」


● ニュースと感想  (3月19日)

 「日産の低価格車」について。
 日産はタイでマーチを生産・発売する。価格は 103万円から。
  → 記事

 同じ車をインドでも7月から生産する予定で、すでに工場を竣工した。
  → 記事

 トヨタもインド専用車を発売する。エティオスという車で、100万円以下をめざす。
  → 記事

 しかしフォードのフィーゴという車は、70万円で、高性能。フォードのフィエスタという車と同等らしい。
  → 記事
 
 それでも現時点ではインドで一番売れているのはスズキの車。代表車種の Ritz は 77万円ぐらいから。
  → 記事

 日産でもピクソという低価格車がある。欧州で 89万円から。
  → 記事

 いろいろありますね。日産とダイムラーが提携するかもしれないが、安物はあまり関係ないかな。


● ニュースと感想  (3月20日)

 液晶のドット落ちを修復するソフト、というのがある。うまく行くこともあり、駄目なこともあるが、試してみる価値はありそう。
  → Open ブログ 「液晶のドット落ちを修復」


● ニュースと感想  (3月22日)

 「派遣の是非」について。
 政府・与党が派遣を規制強化する方針を取ったが、これに読売が噛みついている。
  → 読売・社説 2010-03-21
 池田信夫ばりの理屈。「規制は悪だ、自由競争がいい」という理屈。
 しかし、派遣業というのは、しょせんはピンハネ業である。右から左へと労働者を仲介することで、賃金の3〜4割をピンハネする。このようなピンハネが妥当であるかどうかは、まともな頭があれば判断がつくはずだ。
 ではなぜ、派遣業者は、それほどにもうまいピンハネができるのか? どうして甘い汁をすすれるのか? それには、理由がある。(ここが肝心。)
 企業が正規雇用をすると、簡単には解雇できない。派遣ならば、簡単に解雇できる。だから、企業にとっては、ちょっとぐらい高い賃金を払うメリットはある。その一方で、労働者は、その企業のメリット(= 労働者のデメリット)に応じた高賃金を得られない。というのは、労働市場では、供給過剰(労働者過剰)だからだ。
 これが好況期ならば、労働市場は供給不足だから、派遣労働者の給与は、正社員よりも高くなることもある。(バブル期はそうだった。)しかし不況期には、労働者は高賃金を得られないまま、派遣業者ばかりが巨額のピンハネをすることが可能となる。

 ここが本質なのだが、これを見失うと、「市場原理が最高だ」という理屈で、市場原理によるピンハネを黙認することになる。原理主義というのは、オウム教と同じで、原理さえ守っていれば、世間にどれほど迷惑を掛けても、お構いなしだ。その意味で、池田信夫も、読売新聞も、オウム教と同様なのである。(違いは? オウムの被害者は6千人ぐらいだが、市場原理の被害者は数千万人だ。死者は毎年1万人以上。オウムよりも、はるかにひどい。)

 では、どうすればいいか? 「市場原理で駄目だから、規制をせよ」というのが社民党などの発想だが、それは方向があさっての方向を向いている。愚策が駄目だからといって、正反対の愚策を採っても、物事は解決しない。
 さて。読売の社説には、次の一文がある。
 「求人求職の手間が少なく、迅速に必要な人数を仲介できた派遣の機能を、ハローワークなどが担えるわけがない。」
 これは事実だ。とすれば、ここのところを民営化すればいい。現状では、労働者仲介業は、民間ではできない。国家独占(ハローワーク)である。しかし、労働者仲介というのは、ただの「情報のマッチング」なのだから、情報産業が参入して、コンピュータでさっさと最適化すればいいのだ。ここのところを民営化することで、問題の大部分は解決する。
 現状では、無料だが無能のハローワークと、有能だが暴利を食う派遣業とがある。そのかわりに、有能で低価格の労働仲介業を民間に任せればいい。すなわち、規制緩和は必要だが、必要な箇所は、派遣業ではなくて、労働者仲介業なのである。

 その結果、どうなるか? 派遣業者は毎月3〜4割もの暴利を得ていたが、コンピュータによる労働者仲介業は、1件あたり1万円以下の手数料を企業から徴収するだけで済む。企業は、その分、低コストで労働者を雇用できる。その半面、企業は容易に解雇ができなくなるが、その分は、支払いコストが下がることで何とかなる。
 
 現 行 : 企業は 30万円を払い、派遣業者が 10万円をピンハネし、労働者は 20万円を得る。
 改定1 : 企業は 20万円を払い、労働者は 20万円を得る。(常時雇用)
 改定2 : 企業は 30万円を払い、労働者は 30万円を得る。(短期雇用)

 改定1の場合には、労働者の賃金は変わらないが、解雇の心配がない。
 改定2の場合には、労働者の賃金は上がるが、解雇の危険がある。

 改定1であれ、改定2であれ、派遣業者のピンハネはなくなる。その意味で、企業にとっても労働者にとっても、メリットがある。特に労働者にとっては、大きなメリットがある。
 現行では、労働者は、月給 20万円で、解雇の危険がある。これは最悪だ。

 派遣の本質も、これからわかる。労働者は、本来ならば、短期雇用で 30万円をもらえるはずなのだが、派遣会社の社員という形を取ることで、常時雇用の扱いとなる。企業としてはいつでも首を切れる短期労働者だから、30万円を払うが、労働者は派遣会社の社員という形で名目上は常時雇用の形になるから、20万円しかもらえない。そして、その差額の 10万円を、派遣会社がピンハネする。
 派遣会社は、実質的には短期雇用の社員を、名目上は常時雇用というふうに詐称することで、30万円の賃金を 20万円に切り下げて、差額の 10万円をピンハネする。これは、「短期雇用を常時雇用と詐称して、10万円を盗む」という詐欺と同じである。つまり、派遣とは、本質的には詐欺なのだ。そして、その詐欺によって損をするのは労働者であり、雇用する会社側は特に損も得もしない。盗むのは派遣会社であり、盗まれるのは派遣労働者であり、職場の会社は損も得もしない。
 ともあれ、これは、詐欺を堂々と商売にしているわけだ。なのに、「自由経済」という名目で、詐欺業を正当化する人もいる。詐欺による最悪の状況を、「自由は素晴らしい」という名分で正当化する人もいる。それが、市場原理主義者だ。

 要するに、派遣業というのは、制度の歪みを利用したピンハネ業なのである。昔で言えば、土方を元締めをする暴力団と同じだ。昔は暴力団がやって悪と見なされたことを、今では「派遣業」という名目で正当化する。さらに言えば、暴力団は詐欺をしないが、派遣が社は詐欺をする。こんなことを正当化するのでは、倫理観がまったく欠落している。
 完全に流動化がなされている自由な市場では、自由放任に任せてもいい。しかし、企業も労働者も手足を縛られているような歪んだ市場において、「自由放任」にすれば、制度の歪みを突いて、他人の富を猫ババする強権者が登場する。それが、暴力団であり、派遣業者である。
 こういう場合には、「自由放任は素敵だ」と述べるべきではなく、労働者仲介さえも完全に規制されているという歪んだ市場を是正することの方が大切だ。市場の歪みに気づかない市場原理主義者というのは、社会に有害であり、オウムと同じなのである。自己の信念に従って、社会を破壊する。

 [ 付記 ]
 なお、マクロ的に言えば、景気を回復することが最も大切だ。そうすれば、ピンハネされた労働者の不幸の度合いは減る。
 ただし、その場合にも、派遣業者はピンハネを続けることになる。やはり、ピンハネを放置する、現行の制度がおかしい。たかが労働者の仲介などは、ごく低額の料金でできるようにするべきなのだ。なのに、ここを国営化しているから、おかしなことになる。

 [ 参考 ]
 ハローワークも、インターネットで対応している。
  → ハローワークのサイト

 しかし、こんなことは、民間に任せた方がよほどいいのだが。国がやってもいいが、民間がやってもいいはずだ。規制するなんて、馬鹿げている。求人雑誌などは民間でやっているのだから、それ以上のことも民間でやっていいはずだ。
 ハローワークなんて、土日が休みだということからしても、あまりにもお役所仕事過ぎる。
 また、「不採用の場合には、再度紹介します」というのも、ひどすぎる。労働者は同時にあちこちの企業に応募できるようにするべきだ。「いっぺんに1社」なんていう方針は、あまりにも企業向けであり、非能率すぎる。ハローワークなんて、市場原理で淘汰されるべき存在なのだが。こんな愚劣なものを放置するところに、諸悪の根源がある。ここを指摘するのが、本質的。

 [ 資料 ]
  → ピンハネ率の調査


● ニュースと感想  (3月26日)

 現生人類とネアンデルタール人が分岐したのは 47万年前だが、これらの共通祖先から 104万年前に分岐した別種人類がいたという。その名称は デニソワ人。
  → Open ブログ 「デニソワ人」


● ニュースと感想  (3月27日)

 (前項の)デニソワ人の系統はいくらかわかったが、デニソワ人の形質はわかっていない。これは、今回の DNA が(核 DNA でなく)ミトコンドリア DNA であるからだ。
  → Open ブログ 「ミトコンドリアDNA」


● ニュースと感想  (3月28日)

 人類の進化の概略図を示す。
 デニソワ人も、この図において、ホモ・エレクトスの一種と見なすことができる。
  → Open ブログ 「人類の進化」


● ニュースと感想  (3月29日)

 (1)
 ワイド液晶モニタの価格が大幅に安くなっている。買うとしたら、どれを買うといいか?
  → 書評ブログ 「ワイド液晶モニタ」

 (2)
 ワイド液晶モニタの2倍近くの横幅があり、画面が曲面状に湾曲している、という超ワイド液晶モニタがある。 NEC 製で、8000ドル。つまり、約8万円……じゃなくて、約80万円。 (^^);
 詳しくは
  → ニュース(画像つき)

● ニュースと感想  (3月30日)

 (1)
 ホモ・サピエンスは、いつ誕生したか? 「化石からして、約 20万年前」という見解が普通だ。しかし、論理的に言えば、およそ 50万年前と結論できる。
  → Open ブログ 「ホモ・サピエンスの誕生」

 (2)
 眉毛は何のためにあるのか? 「目に汗が入らないため」「日除けのため」という説明がある。しかしむしろ、「脳が拡大したから」と説明できる。
  → Open ブログ 「眉毛は何のため?」


● ニュースと感想  (3月31日)

 拳銃や爆発物をもつテロリストを検査するために、電波で人体をスキャナーするという。ボディ・スキャナーというものだが、これはどのようなものか?
  → Open ブログ 「ボディ・スキャナー」


● ニュースと感想  (4月02日)

 (1)
 今の液晶モニタは、まぶしすぎるようだ。そこで、どう対策すればいいかを示す。
  → Open ブログ 「まぶしすぎる液晶モニタ」

 (2)
 ワイド液晶モニタで、テレビを見ることができる。そのための方法を示す。
  → 書評 ブログ 「液晶モニタでテレビを見る」


● ニュースと感想  (4月03日)

 液晶モニタでテレビを見るのとは逆に、液晶テレビをモニタにすることもできる。エコポイントを併用すると、お得である。

  → 書評ブログ 「液晶テレビをモニタにする」

 (2)
 地デジ普及のために、アナログ放送が将来的には停止する。そのあと、アナログテレビを、どうすればいいか? 捨ててしまうべきか? いや、有効利用の方法がある。

  → 書評ブログ 「アナログテレビの使い方」

 (3)
 次の項目(前日分)で、 【 追記 】 を加筆しました。

  → 書評ブログ 「液晶モニタでテレビを見る」

  ※ 2箇所あります。一つめはとても重要な情報です。


● ニュースと感想  (4月03日b)

 「医療崩壊」について。
 週刊漫画誌の「モーニング」で、ドラゴン桜の続編みたいな話があり、そこで、「医療崩壊」が話題になっている。
 見通しによると、2025年ごろには医者が全然不足して、地域格差が生じるという。やばいのは、千葉と埼玉。この地域では医者が全然不足して、救急医療はたらい回しになりそうだという。

 「医者が足りないのは、私大の授業料が高すぎるからだ。私大の授業料を下げよ」
 という提案もある。
  → 朝日新聞「経済気象台」

 医療崩壊が現実化している国として、イギリスがある。医者不足で、治療を受けられない。
  → 体験記


● ニュースと感想  (4月04日)

 物をなくして、なかなか見つからないことがある。そういうとき、どこを探せば、見つかるか?
  → nando ブログ 「探し物はどこにある?」


● ニュースと感想  (4月04日b)

 「床屋のグローバル化」について。
 池田信夫がまた滅茶苦茶なことを言っている。
 「床屋の料金が大幅に低下したのは、床屋の料金が国際水準にまで下がったからだ。たとえば、NY の床屋料金は 10ドルだ。日本もそうなっただけだ」
 ( → 池田信夫ブログ

 馬鹿言ってはいけない。床屋の料金には、国際水準なんてものはない。床屋の料金には、規制や既得権化などによる高止まり要因はある。だが、基本的には、床屋の料金はその国の人件費水準で決まる。先進国では高いが、途上国では激安だ。インドや中国の床屋料金を見るがいい。1000円もするわけがないでしょうが。たぶん 100円ぐらいだろう。……と思って、ネットで調べると、次のデータがあった。
  → 瀋陽で日本語の通訳がいる床屋で20元
 20元だから、250円ぐらいだ。(高級店の場合。)
 インドは、散髪だけなら 38円だって。( → 出典

 というわけで、床屋の料金には、国際水準なんてものはない。床屋の料金はその国の人件費水準で決まる。そして、ここでは、床屋の生産性は関係ない。
 この問題は、次のように表現できる。
 「ウェイトレスなどのサービス業の人々の賃金水準が高いのは、トヨタのような貿易産業の力が強いからだ」
 この件については、前に述べたので、そちらを参照。
  → 2007年2月28日 [ 付記2 ]
 簡単に言おう。
 先進国でサービス業の人件費が高いのは、サービス業の生産性が高いからではなく、トヨタなどの貿易産業の生産性が高いからだ。そもそも、人間(労働者)は、貿易品目ではないのだから、サービス業においてグローバル化などはありえない。人間を商品扱いする池田信夫の発想は、発想が根本的に間違っている。(賃金を下げれば失業がなくなる、という屁理屈と同様。人間を市場原理で考えることが根本的な間違い。)
( ※ 仮に、池田信夫の発想が正しければ、供給過剰である労働力を削減するベストの方法は、余剰人員を廃棄することである。つまり、大量虐殺。ガス室送り。……これが市場原理主義者の発想だ。ヒトラーは間違いなく、市場原理主義の信奉者ですね。)

 [ 付記 ]
 最近の床屋が 1000円ぐらいの激安になっているのは、生産性が向上したからではなくて、不況で手抜き商品を提供しているだけだ。普通は 2000円〜5000円ぐらいで、20分〜50分ぐらいかけるが、1000円ぐらいのは 10分以下で済ませる。ただの手抜きサービスだ。
 これは生産性の向上とは何ら関係ない。自動車だって、バブル期には高額なクラウンやソアラなどのハイソ(死語)な自動車が売れたが、今では安価な軽自動車とリッターカーばかりが大量に売れている。自動車の価格が大幅に下がったのは、生産性の向上のせいじゃない。床屋の価格が下がったのと同じで、人々の所得が減ったからだ。
 経済学者は、勘違いをしてはいけない。

 参考。
  → 安かろう悪かろうの体験記

 [ 余談 ]
 しかしまあ、池田信夫の間違いをいちいち指摘してあげる私って、本当に親切だなあ。スパコン騒動でもそうだったが、池田信夫のためにこんなに奉仕して教えてあげる人は、私だけだろう。  (^^);


● ニュースと感想  (4月04日c)

 池田信夫が「バーナンキの背理法」に関して、nando ブログについて言及したので、彼の問題への解答を示した。
  → nando ブログ 「バーナンキの背理法」 (解答編)


● ニュースと感想  (4月05日)

 (1)
 文明の歴史について、 ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」という本が壮大に述べている。(有名な本の紹介)
  → 書評 ブログ 「文明の歴史(銃・病原菌・鉄)」

 (2)
 上の (1) の続編のような本がある。文明崩壊(ダイアモンド著)という本。環境の破壊が文明の崩壊をもたらした、という趣旨。
  → 書評 ブログ 「文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの」

 (3)
 「募金」と称して金を集めたあと、そのうち6割を「事務所経費」「人件費」と称して自分のポケットに入れてしまう募金詐欺がある。
  → Open ブログ 「募金詐欺」

 (4)
 ローソンの「プレミアムロールケーキ」というロールケーキが大人気だそうだ。食べてみたら……
  → Open ブログ 「ローソンのロールケーキ」


● ニュースと感想  (4月07日)

 gooメールが改悪されて、使い物にならなくなった。今後は別のメールを使うしかない。エキサイトメールなど。
  → Open ブログ 「gooメール改悪」


● ニュースと感想  (4月12日)

 ホモ・フロレシエンシス(ホモ・フローレシエンシス)Homo floresiensis という小型人類が1万年ほど前まで生存していた。これについて仮説を示す。
  → Open ブログ 「ホモ・フロレシエンシス」


● ニュースと感想  (4月13日)

 液晶画面で可読性を高めるために、メイリオというフォントがある。これよりも、 Zoom による文字拡大の方が便利だ。
  → Open ブログ 「メイリオ より Zoom」


● ニュースと感想  (4月15日)

 エンゼルスの松井秀喜が、ヤンキーススタジアムを訪れ、ヤンキースの選手たちに囲まれて再会の喜びを味わった。歴史に残る感動的な場面を、英文記事が紹介している。コメントも含めて、とても感動的だ。
  → 英文記事

 実況はこちら。
  → 公式サイト (動画は MS-IE で。)


● ニュースと感想  (4月16日)

 Gmail には難点があるので、さっさとやめた方がいい。かわりに、ほぼ同機能の他のメールサービスを使えばいい。
  → Open ブログ 「Gmail は やめよ」


● ニュースと感想  (4月16日b)

 Gmail (および同種のメールサービス)では、改行について正常に処理できないようだ。バグみたいなものか。
  → Open ブログ 「 Gmail と改行バグ」


● ニュースと感想  (4月17日)

 次の項目(前日分)の最後に 【 後日記 】を加筆しました。
   → Gmail と改行バグ 【 後日記 】


● ニュースと感想  (4月17日b)

 「野球の視聴率」について。
 日本テレビの巨人戦の放送が、低視聴率に喘いでいる。
  → zakzak
 日本テレビは「困った」と頭を抱えているようだが、自業自得と言うべきだろう。
 日本テレビの野球放送では、リプレイをビデオ再生するときに、画面に巨大なワッペン状のマークが突然出現して、視聴者をびっくりさせる。画面の切り替えを意味するらしいが、いちいちびっくりさせないでほしい。あんまりびっくりさせられるので、頭に来て、私は日本テレビの野球を見るのをやめた。(十年以上前かも。)
 他局でも同様のことをやっている。とにかく、こうやって、「野球番組を見る視聴者には、苦痛を与える」という措置を取っているのだから、視聴者が「苦痛を受けたくない」と思って、野球番組を見なくなるのは、当然のことだ。自業自得。
 日本テレビも、gooメール改悪をした人々も、まったく同様である。自分がとんでもないことをやるから、顧客が逃げていくのだ。「困った」と頭を抱える前に、元に戻すべきだ。元に戻すことができない阿呆は、見放されるだけだ。それが野球の低視聴率の理由だ。


● ニュースと感想  (4月18日)

 Gmail が「読み込み中」と表示されて止まる、という症状が頻発している。この症状に対処できるか?
  → Open ブログ 「 Gmail 「読み込み中」で止まる」


● ニュースと感想  (4月18日b)

 「裁判員制度」について。
 裁判員裁判が1年を迎えて、実施状況が公表された。無罪判決は一件もないという。
  → MSN産経 2010-04-17
 これでは裁判員制度の意味がないだろう。やたらと有罪判決ばかりが出るというのが日本の裁判制度の問題なのに、その問題が是正されていないからだ。この分だと、例の死刑囚の冤罪みたいな事件が、ふたたび起こりそうだ。これは杞憂ではない。先の郵便不正事件で、厚生労働省元局長が「無実だ、冤罪だ」と叫んでいるのだが、こういうふうに「無実だ」と叫んでいる人こそ、裁判員制度で審理するべきだろう。ところが、相も変わらず裁判官が審理する。となると、本人がいくら「無実だ、冤罪だ」と叫んでも、有罪になりそうだ。(例の死刑囚の冤罪と同様。)
 その一方で、「裁判員制度で審理されたくない」という強姦被害者が、あえて浅い罪名を選ぶ、という事態が起こっている。ただの強姦ならば、裁判員制度で審理されない。しかし、強姦致傷というひどい犯罪だと、裁判員制度で審理される。だから、実際には強姦致傷でひどい目にあったのに、あえて強姦だけで訴える。警察が「強姦致傷にするべし」と訴えても、「裁判員制度で人目にさらされたくない」という理由で、強姦だけの方を選ぶ。というわけで、あくどい強姦犯は、罪を免れる。

 要するに、裁判員制度を使うべきところでは使われず、使われるべきでないとこで使われる。
 どうしてこういうことが起こっているか? それは、前に述べたとおり。
 「裁判員制度で扱われる事件は、被告が無実を訴えている事件ではなく、単に量刑が重い(死刑または無期懲役)である事件だけ」
 だからだ。つまり、「裁判員制度が必要な事件」ではなく、「罪が重い事件」だからだ。この両者は、一部で重なるところもあるが、かなり大幅にズレている。したがって、次のことは当然だ。
  ・  「裁判員制度が必要な事件」で裁判員制度が使われない。
  ・  「裁判員制度が不要な事件」で裁判員制度が使われる。
 こういう倒錯が起こることは、最初から当然だったのだ。
 要するに、今の裁判員制度は、制度としてまったく狂っている。そのことが、今回の実施調査で、判明したわけだ。

 [ 付記 ]
 実は、本項で述べたことは、前にも述べたことがある。裁判員制度の欠陥を示す形で。
  → 2009年9月03日b
  → 2009年10月06日


● ニュースと感想  (4月19日)

 (1)
 Gmail が「読み込み中」になる原因と対策が一応わかったので、下記項目に加筆した。
  → Gmail 「読み込み中」で止まる

 (2)
 次の項目を新たに書きましたが、順序の都合で、別の日に移しました。
  → Gmail と勝間和代


● ニュースと感想  (4月21日)

 IPAex 明朝,IPAex ゴシックというフォントがある。無償で使える。これはお勧めだ。印刷用として優れているが、画面表示用としても使える。
  → Open ブログ 「IPAex 明朝」


● ニュースと感想  (4月21日b)

 「日本のGDP」について。
 日本の GDP は、かなり縮小している。その程度は、どのくらいのものだろうか?
 まず、世界における日本の「一人当たり国民所得」は、バブル破裂以降、急激に低下している。
  → 一人当たり国民所得

 これは相対的な順位だが、絶対的な金額では、どうか?
 米国は年率3%ぐらいの伸びで、1991年以降の 20年間に順調に成長したし、中国は高率で高度成長をしたが、日本は 1991年以降の 20年間にほとんど成長していない。
 ( ※ 朝日新聞・夕刊 2010-04-17 「ニュースがわからん」[アスパラクラブ : 会員登録が必要]による。グラフで明示されている。)
 このグラフに従い、日本が米国並みに順調に成長していたら……という金額を推定すると、その金額の半分強に当たる額が、現在の額だ。つまり、現在の日本人は、本来もらえるはずの給与の半分強しかもらっていないことになる。そして、どうしてそうなのかというと、人々がまともに働く機会を与えられていないからだ。本来ならば、それぞれの能力に応じて、十分に働く機会があるはずだった。ところが現実には、派遣のように、本人の能力を発揮する機会が与えられないまま、低賃金・低技能の仕事ばかりをしている。
 池田信夫のような古典派経済学者は、「低賃金でも働く機会があるだけマシだ」というふうに述べるし、野口悠紀雄みたいな古典派経済学者は、「中国の低賃金に対抗するには、日本も低賃金労働を受け入れるべきだ」と述べるが、肝心の資本主義の大国である米国は、こういう愚かな古典派経済学者の言い分には従わないで、「高賃金・高能率」の道を歩んできた。米国の企業が iPad やキンドルなどで稼いで、先進国らしくふるまっている間に、日本の方はせっせと「派遣社員の採用」というふうに、低賃金・低技能の途上国的な方針を取ってきた。
 そして、その結果が、「本来の GDP の半分しか得られない」という経済的地獄になっているわけだ。

 今日の若い人々は、昔の人々に比べて、全然恵まれていない。そこで、「高齢者の富を奪って、若い人に分配せよ」と叫ぶ人も出てくる。しかし、てんで勘違いだ。今日の若い人々が低所得なのは、高齢者が多大な配分を受けているからではない。今日の若い人々が、実際に低い生産活動しかしていないからだ。昔の人々は、技術開発職などでせっせと働いていたのに、今の若い人は、派遣社員として単純労働をしている。まともに生産活動をしていないから、まともな給料ももらえないのだ。(本来の半分しかもらえない。)
 
 では、その理由は? 若い人々が駄目だからか? 違う。若い人々に欠けているのは、労働の能力ではなくて、労働の機械なのである。本来ならば、営業職であれ何であれ、専門的な職業に就けたはずなのに、十把一絡げで、派遣職員として低賃金労働に甘んじている。そして、その理由は、「労働市場における供給過剰」だが、その本質は、「労働市場における需要不足」である。つまり、生産活動の低迷だ。

 要するに、すべては、マクロ経済学的な「生産量の縮小」に原因がある。そこでは、「均衡」は生じているが、「縮小均衡」であるがゆえに、「生産量の縮小」が起こっている。にもかかわらず、「需給が均衡しているからいいのだ」と述べて、「生産量が縮小している」ということに気づかない。……それが古典派経済学者だ。
 今日の日本が駄目なのは、若い人々が駄目だからなのではなく、政府や経済学者がマクロ経済学を理解していないからだ。生産量の縮小には目を留めず、需給の均衡だの、財政の均衡だの、下らない均衡ばかりに目を留めている。経済学者がやっていることは、経済の改善ではなく、経済の破壊だけだ。そして、その結果として、日本の経済は破壊された。かくて、本来の半分の生産量のまま、いつまでも低迷し続けるのである。

 [ 付記 ]
 先の資料(一人当たり国民所得)を見ると、次の数字を得られる。
 《 1992年 》
  ・ 日本 …… 30549ドル
  ・ 米国 …… 24470ドル
 《 2008年 》
  ・ 日本 …… 38559ドル
  ・ 米国 …… 46859ドル


● ニュースと感想  (4月22日)

 (1)
 安全性の最も高い自動車は、スバルのレガシーだという。日本・欧州・米国の評価で、最高の評価を得た。
  → Open ブログ 「最も安全な車」

 (2)
 常用漢字の最新の試案がまとまった。(2010-04-13)  たいした情報はないのだが、念のために覚え書きをまとめておく。
  → Open ブログ 「新常用漢字6」


● ニュースと感想  (4月22日b)

 「舛添新党」について。
 舛添新党がようやく誕生するようだ。「さっさとやればいいのに」と思っていたが、グズグズしたあとで、ついに決断したようだ。
 理由は? 「日本のために立ち上がる決意が付いた」からではない。「自民党内では徹底的に嫌われて、党内基盤が皆無であるため、党の総裁になる目が完全になくなったから」である。出ていったというよりは、追い出された形。(夫に見捨てられた妻が、「私が夫を捨てたのよ」と語るようなものか。   (^^);  )
 以上は、ニュース解説。
 
 以下は、私の評価。
 私としては、舛添という人間を、あまり評価していない。鳩山みたいに馬鹿ではないし、小沢みたいな悪(強欲な権力主義者)ではないので、その点では、鳩山や小沢よりはマシだ。とはいえ、政治家としてみれば、菅直人や前原よりは大きく劣ると思う。頭のレベルで言えば、舛添の方が上かもしれないが、政治家としては信頼がおけない。(未熟というのではなく、信頼がおけない。)
 舛添に一番近いのは、小泉だ。「威勢のいいことを述べて、ボルテージを上げて、国民の人気を得るポピュリズム。そのあげく、国家を破壊する」という感じだ。小泉は、「構造改革」「郵政民営化」を掲げて参院選に圧勝したが、「郵政民営化」はほぼ無に帰することになったし、「構造改革」は「デフレの悪化」という負の遺産を残しただけだった。(小泉政権時代に、日本の一人当たりGDPの順位は大幅に低下した。)
 これが小泉だが、舛添も同様だ。やたらと威勢のいいことを言いたがるから、「新型インフルエンザでは水も漏らさぬ検疫体制」と頑張りすぎた。一斉休校などの弊害もあった。まったく、あれは無駄だった。効果としては、「春のうちに予備感染する」という効果をなくして、冬の患者数と死者を増やしただけだっただろう。(春の死者は一人もいなかったし、もともと生じるはずがなかった。というのは、日本は国民皆保険で、タミフルもたっぷりあるからだ。)
 にもかかわらず、舛添は新型インフルエンザで頑張って国民受けを狙った。やってはならないことに、頑張りすぎた。小泉が「構造改革」で頑張りすぎて、日本をデフレのどん底に突き落としたようなものだ。小泉が「生産性向上」「企業体質の改善」を主張すれば主張するほど、企業はリストラを進めた。その結果、企業は黒字体質になったが、失業者は激増し、国民所得は激減した。……ここでは、「マクロ政策を推進する」ことが大事なのに、「ミクロ政策を推進する」という見当違いの方向で頑張りすぎたために、「企業の黒字化と、国民の失業増加」という「縮小均衡」へ突き進んでしまった。
 小泉にせよ、舛添にせよ、間違った方向に頑張りすぎた。その点では、一番信頼がおけるのは、菅直人だ。彼は、経済学の知識が欠落しており、「乗数効果の意味も知らない」と笑われたが、別に、政治家は、乗数効果の意味を知らなくてもいい。経済学の知識なんか、たっぷりあっても、たいして意味はない。どうせたいていの経済学は枚違いだらけだから、間違った経済学をいくら知っても意味はない。大事なのは、自分で経済学を勉強することではなく、多くの経済学者の意見を聞くことだ。自分で考えることではなく、他人の意見にしっかりと耳を傾けることだ。……その点では、菅直人の政治方針は、政治家としてまったく正しい。問題は、彼の聞いた経済学者のなかに、正解を述べる人が一人もいないことだ。そして、その問題は、菅直人の問題ではなくて、経済学における問題なのだ。あらゆる( or ほとんどの)経済学者が正解を述べないとしたら、菅直人が正解を取れなくても、仕方ない。その責任は、菅直人にあるのではなく、経済学者にある。

 ともあれ、「自説を墨守して、猪突猛進する」というタイプの小泉や舛添は、(最悪ではないにせよ)きわめて危険である。むしろ、「人の意見に耳を傾ける」という菅直人の方針が正しい。
 ついでに言えば、鳩山は無能の極致だし、小沢は悪の権化だ。どちらもひどすぎる。民主党がこのていたらくだと、案外、舛添新党が次の参院選で勝利しても、不思議ではない。何しろ今や、世論の最大勢力は、「反民主・反自民」の無党派層だからだ。(各種世論調査による。)

 [ 付記 ]
 鳩山の駄目さを、鳩山自身が見事に証明している、という話がある。(批判が自分に跳ね返る。)
  → 該当ブログ
  → YouTube


● ニュースと感想  (4月23日)

 3Dテレビが大人気だという。とはいえ価格は 50万円前後だ。  実は、その1割程度の金額で済む方法がある。パソコン用のモニターを使えばいいのだ。
  → Open ブログ 「安価な 3Dテレビ」


● ニュースと感想  (4月24日)

 異体字を十分に表示することは可能だ。Windows 7 環境で IPAex というフォントを使うことで、実現できる。(異体字セレクタという機能を使う。)
  → Open ブログ 「異体字セレクタ」


● ニュースと感想  (4月25日)

 中国の青梅で大地震があった。これは私が前に予測したこと(ハイチやチリのあとで、日本でも大地震が起こるかも)ということに、おおむね合致している。
  → Open ブログ 「中国(青梅)の地震」


● ニュースと感想  (4月29日)

 CPU の性能の違いは、同じ世代では、しばしば比較される。では、異なる世代では、どうか? 最近の Celeron は、少し前の Core2Duo と同程度だという。
  → Open ブログ 「 CPU の世代間の差」


● ニュースと感想  (5月03日)

 → 5月のお勧めパソコン
  ※ 2010-05 の時点における パソコン購入ガイド。
    激安商品と、高性能で安価な商品。


● ニュースと感想  (5月03日b)

 「確率とは何か?」について。
 池田信夫がまた変なことを書いている。「主観確率がどうのこうの」という話。
  → 池田信夫ブログ
 これはまあ、特に池田信夫だけが間違っているというわけではなく、世間に広くある誤解なのだが、とはいえ、ネットで調べれば、正解は簡単にわかる。
  「確率とは何か?」
 という語を Google で検索すればいい。1番目に出てくるページは、読んですぐに下らないとわかるので、無視。2番目に出てくるページは、これだ。
  → Open ブログ 「物理と確率」
 ここには、確率とは何かということが、きちんと説明してある。これを読めば、池田信夫みたいな誤解はしなくて済む。
 何か曖昧なことを書くときには、そのことをネットで調べるといいだろう。(ただし、調べ方には、ちょっとコツがある。たとえば「確率」とか「主観確率」とかいう語で検索しても、求める解答は得られない。かわりに初歩的な解説が出てくるばかりだ。ここでは「確率とは何か?」という検索語を選ぶネット・リテラシーが必要となる。
 池田信夫はどうも、Google の検索の仕方が、下手であるようだ。自説をあれこれと述べているばかりで、その前に他人の話をネットで調べようとしない。そのせいで、結構初歩的なミスをさんざん犯す。(特に、本人は文系出身なのだから、理系のことについては、もうちょっと謙虚に調べてほしいものだ。)


● ニュースと感想  (5月04日)

 30年ぐらい前の 懐かしの名曲。粒ぞろいの名曲。
  → nando ブログ 「懐かしの名曲」


● ニュースと感想  (5月04日b)

 主観確率とは何か? それは確率とはどう違うのか?
  → Open ブログ 「主観確率」


● ニュースと感想  (5月05日b)

 (1)
 縄文人と弥生人についての通説は、正しくないそうだ。DNA の調査により、これまでの通説が否定されたという。
  → Open ブログ 「縄文人と弥生人」

 (2)
  メモリ価格が高騰している。昨年の倍ぐらいにアップ。
  → Open ブログ 「メモリ価格の高騰」


● ニュースと感想  (5月06日)

 Seesaa や So-net などのブログには、邪魔なものが出る。最上部の1行広告と、右上の「さらに検索」というポップ・アップ窓だ。これらを消す方法がある。
  → Open ブログ 「ブログの広告や検索窓を消す方法」


● ニュースと感想  (5月06日b)

 先日の nando ブログ 「懐かしの名曲」 に、2曲追加しておいた。
 「あなた」と「聖母たちのララバイ」。
 番外として「帰ってきたヨッパライ」を加えようかとも思ったが、やめておいた。  (^^);
 ただし、ここにある。 → YouTube


● ニュースと感想  (5月07日)

 (1)
 Google の検索結果の画面が改悪された。とても使いにくくなった。
  → Open ブログ 「Google 検索結果の改悪」

 (2)
 沖縄の米軍基地の移転について、鳩山首相が迷走している。「徳之島と辺野古」という案だが、どちらの住民からも総スカンだ。では、どうすればいいか? 現実的な対応を示す。
  → nando ブログ 「沖縄の米軍基地・問題 2」


● ニュースと感想  (5月08日)

 (1)
 レジ袋による炭酸ガスの排出量と、高速道路の低額化による炭酸ガス排出量(増加分)は、どちらが大きいか? 
  → Open ブログ 「レジ袋と高速道路の炭酸ガス」

 (2)
 ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが混血していた可能性がある、という研究がなされた。しかしこの研究は信頼できない。   → Open ブログ 「ネアンデルタール人との混血」


● ニュースと感想  (5月08日b)

 「読売の経済提言」について。
 読売新聞が、民主党の経済政策を批判して、自社の経済政策を提言している。
  → 読売社説 2010-05-07特集記事の一覧
 民主党の政策への批判は、保守派の立場からの批判だが、それなりに妥当だと言える。(見当違いの点もあるが。たとえば、医療予算や科学技術予算の削減を、民主党が「ハコモノ削減」として実行したのを批判しているが、それを「ハコモノ削減に反対」というのは、同じ見当違いをしていることになる。これはハコモノとは別の問題だろう。間違いとは言えないが、見当違いだ。ピンボケ。)
 では、かわりに出した読売の施策はどうか? よく見ると、民主党の政策以上に、狂っている。
 最たるものは、「消費税の増税」と「無税国債」だ。
 「消費税の増税」なんて、今やるべきことではない。消費税が必要なのは、インフレの危険が迫ったときだ。デフレのさなかにインフレ対策をやるなんて、狂気の沙汰だ。こんなことをやったら、日本経済は破綻する。財政は黒字になるかもしれないが、経済規模は大幅に縮小する。そのことで、失業者が大量にあふれる。この問題を解決する方法はただ一つ。国民を大幅に死なせることだ。そうすれば(人口が激減するので)経済や財政は均衡する。……要するに、読売の提言は、「国民を死なせるるために戦争をしましょう」と言っているのと同じだ。国民虐殺計画。(昔の日本はそれを実行した。成人男性はみんな戦地に送られた。おかげで失業者はいなくなった。ただし莫大な戦死者が出た。読売はそれをめざしている。)
 「無税国債」というのは、馬鹿馬鹿しいのを通り越して、笑うしかない。社説から引用しよう。
 財源確保の一策として、無利子非課税国債の活用はどうか。相続税を減免するものの利払い負担がないため、財政を悪化させることもない。約30兆円とされるタンス預金を吸い上げて必要な事業に使えば、一石二鳥の効果が期待できよう。
 「相続税を減免するものの利払い負担がないため、財政を悪化させることもない」だって。馬鹿じゃないの? 「相続税を減免する」としたら、そのために莫大な税収減が生じる。簡単に言えば、「富裕税の免除」という形で、高所得者に限定して 5000億円を減税する。そのことで、国債の利払い費が、500億円ぐらい浮く。 5000億円を損下の気づかないで、「 500億円の支払いが減った、500億円も儲かった」と喜ぶ。……猿以下ですね。朝三暮四の猿だって、読売よりはまだしも計算ができる。
  猿 「3と4の和よりも、4と3の和の方が、大きい」
 読売 「 5000を失って、500 を得れば、差し引きして、500の得だ」

 こういう馬鹿さ加減なのだから、あとのマクロ政策など、推して知るべし。「バラマキが駄目だ」というふうに主張するが、その一方で、国家によるケインズ政策を推進しようとする。読売の嫌いなはずの「国家主導の計画経済」という社会主義的な方針を取る。米余りのときに米の増産を狙ったり。おまけに「国家主導で輸出や環境産業の推進」なんてことまで主張する。
 経済というものは、本来は、市場原理でやるべきことなのだ。特に、個別の事業はそうだ。そういうことは、企業がやるべきことであり、国家がやるべきことではない。読売の主張は、小泉の「構造改革」や「 e-Japan 」と同じで、「国家主導の経済構造の改革」だ。しかし、それで国がやることと言えば、「コンピュータの操作のできないおばさんたちに、コンピュータの操作法を教えるための教室に、補助金をたっぷり注ぐ」というようなことでしかない。愚の骨頂。
 
 国がやるべきことは、マクロ的な総需要拡大策だ。個別の産業や企業に口や手を突っ込むことではない。読売はマクロ政策の意味を根本的に理解していない。
 そして、マクロ政策において「総需要拡大」の方法は、個別の需要を一つ一つ積み増すことではない。
   「総需要 = 総所得」(三面等価の原則)
 にしたがって、総所得を増やすことだ。つまり、大規模減税だ。これのみが、国のやるべきこと(マクロ政策)だ。
 民主党の「子供手当」というのは、確かに間違っている。しかし、間違っているのは、子供手当で金を払いすぎたことではない。子供手当を「子供限定」にして、大人に払わなかったことだ。
 というか、本当は、「子供以外の大人」(納税者)に限定して、「大規模減税」というのをするべきなのだ。(ついでに子供を混ぜてもいいが、「減税」の本来の趣旨で言えば、納税者に限って減税するべきだ。)
 読売は「子供手当が駄目だ」と批判する。その結論は正しい。しかし、「子供手当はバラマキだから駄目だ」というのは、その方向性が間違っている。実際は、逆だ。「子供手当は、対象が子供に限定されており、部分的なバラマキにしかなっていないから、駄目だ」となる。そして、その反対に、「子供手当のかわりに、納税者全体または国民全体に大規模なバラマキをする」というふうにすればいい。こちらが正解だ。
 そして、その場合には、財源は必要ない。なぜか? それによって景気が回復すれば、物価上昇が起こる。その物価上昇による損失によって、国民は増税に変わる支払いをなすことになる。ただ、そういう形で物価上昇が起こると、国民は不安を増大させるだろう。そこで、不安を減じるために、「物価上昇を抑制する増税」をすればいい。……ただし、いずれにせよ、国民には損失が発生する。それは避けられない。先に金を得れば、あとで金を払うのは、免れない。
 とはいえ、景気の回復があれば、この問題を回避できる。国民は、あとで金を払うかわりに、働いて得た金で払えばいい。その場合、差し引きして、国民は、金を払うかわりに、(無賃)労働を払う。金でなく労働を払う。
 結局、経済学を理解すれば、「帳簿の帳尻だけを考えているのでは駄目だ」とわかる。読売はその基本ができていない。「経済成長が大事だ」とお題目を唱えながら、現実にめざしているのは、「個別産業の革新」(という不可能なこと)と、「帳簿の帳尻を合わせること」だけだ。経済の無理解という点では、民主党と五十歩百歩だ。いや、もっと悪い。顔を洗って出直すべし。

 [ 付記1 ]
 民主党の政権内部では、この読売の提言を評価する声が出ているという。
  → 読売新聞提言を閣僚が評価…「方向性は一致」
 馬鹿丸出しというか、情けないというか。民主党が本当にそう思うのであれば、さっさと実行すればいい。子供手当も廃止して、農業の個別補償も廃止すればいい。つまり、マニフェストを全面否定すればいい。
 ところで、マニフェストと言えば、高速道路の無料化もある。読売の提言には、高速道路の無料化への言及が何もない。民主党の政策で一番ひどい点についての言及がない。
 結局は、読売も、民主党と同じ穴のムジナ。

 [ 付記2 ]
 読売は「介護産業の拡大」というのを述べているが、それには「そのための大幅な増税」が必要となる。あるいは、「一般労働者の半額」という賃金をさらに引き下げる必要がある。どっちも無理だ。
 単純に考えよう。5人いる労働者のうち、次の二通りがある。
  ・ 4人が生産活動をして、1人が介護をする。
  ・ 3人が生産活動をして、2人が介護をする。
 この二通りの場合、どちらが好ましいか? 後者になれば、介護を受ける人は幸福だが、3人が5人の所得をまかなう必要があるから、所得は5分の3になってしまう。年収 500万円だとして、そのうちの 300万円だけを得て、残りの 200万円は介護する人に払わなくてはならない。
 こういう状況は、決して好ましくはないのだ。「介護産業が成長するから素晴らしい」ということにはならない。むしろ「他の産業で働く人がいなくなるから、日本全体の経済規模は縮小してしまう」というふうに理解するべきだ。
 こういうことも理解できない経済音痴が、読売だ。(朝日もそうだけど。)

 [ 付記3 ]
 介護のような人件費のかたまりは、国内では決して解決できない。この問題を解決するには、介護を海外に委託するしかない。
  → シルバーコロンビアサイト内検索(後日分)



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