[付録] ニュースと感想 (136)

[ 2009.04.19 〜 2009.06.01 ]   

  《 ※ これ以前の分は、下記のページで 》


    2001 年
       8月20日 〜 9月21日
       9月22日 〜 10月11日
      10月12日 〜 11月03日
      11月04日 〜 11月27日
      11月28日 〜 12月10日
      12月11日 〜 12月27日
      12月28日 〜 1月08日
    2002 年
       1月09日 〜 1月22日
       1月23日 〜 2月03日
       2月04日 〜 2月21日
       2月22日 〜 3月05日
       3月06日 〜 3月16日
       3月17日 〜 3月31日
       4月01日 〜 4月16日
       4月17日 〜 4月28日
       4月29日 〜 5月10日
       5月11日 〜 5月21日
       5月22日 〜 6月04日
       6月05日 〜 6月19日
       6月20日 〜 6月30日
       7月01日 〜 7月10日
       7月11日 〜 7月19日
       7月20日 〜 8月01日
       8月02日 〜 8月12日
       8月13日 〜 8月23日
       8月24日 〜 9月02日
       9月03日 〜 9月20日
       9月21日 〜 10月04日
       10月05日 〜 10月13日
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       10月22日 〜 11月05日
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       11月20日 〜 12月02日
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    2003 年
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       4月26日 〜 5月11日
       4月26日 〜 5月11日
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       5月30日 〜 6月14日
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       3月18日 〜 4月02日
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       7月26日 〜 8月14日
       8月15日 〜 9月06日
       9月07日 〜 9月26日
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       2月27日 〜 3月08日
       3月09日 〜 3月13日
       3月14日 〜 3月24日
       3月25日 〜 4月14日
       4月15日 〜 6月03日
       6月04日 〜 6月26日
       6月27日 〜 7月09日
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       8月10日 〜 9月04日
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       01月01日 〜 02月16日
       02月17日 〜 04月18日
         04月19日 〜 06月01日






● ニュースと感想  (4月19日)

 「クルーグマンへの誤解」について。
 池田信夫がクルーグマン批判をしたことで、私の方にも反響が届いてくるようになった。
 池田信夫の話にいちいち付き合うのは馬鹿馬鹿しいのだが、世間では彼の誤解を理解できない人も多いようなので、私が注釈しておこう。
 池田信夫の見解は、下記。
  → クルーグマンの支離滅裂な経済論議
 これによると、クルー我慢の見解は支離滅裂で自己矛盾をしている、ということになるのだそうだ。
 しかしこれは、彼の読解力の不足による。彼は勝手に誤読して、その誤読した対象(つまり彼の妄想)に対して批判しているだけだ。付き合うのも馬鹿馬鹿しい。
 そこで、彼の誤読を正して、正しい認識を示そう。

 クルーグマンの見解が何かは、とっくの昔に表示されている。インターネットで「インフレ目標」という項目を探せば、すぐにわかる。1番目は Wikipedia だが、内容は通り一遍で、皆無に等しく、読む価値がない。2番目は、私のサイトで、ここに詳しく書いてある。
  → 「インフレ目標」簡単解説   [ 2001. 9.20 ]

 その最後に  《 参考 》  という箇所があるので、そこを読んでほしい。それを読めば、池田の誤解も氷解するはずだ。

 簡単にまとめると、クルーグマンの見解は、次の通り。
 「量的緩和だけでは駄目だから、インフレ目標を設定する必要がある」
 これに対して私は批判して、こう言った。
 「インフレ目標だけでは駄目だ。財政支出(特に減税)が必要だ」
 以上は、2002年ごろの話。そして、2008年になって、クルーグマンがこう言いだした。
 「インフレ目標だけでは駄目だ。財政支出(特に公共事業)が必要だ」
 以上が、事実だ。

 一方、リフレ派は、こう述べた。
 「量的緩和だけでいい。無限に量的緩和をすれば、それで景気は回復する」( → バーナンキの背理法
 しかし、こういう「無限の量的緩和」というリフレ派に対しては、クルーグマンは否定的だった。
 「無限の量的緩和なんて発想は駄目だということを、流動性の罠の概念で説明したんだよ。無限の量的緩和ではなくて、インフレ目標が大切だ」

 さて。以上の事実がある。ところが池田信夫は、リフレ派とクルーグマンとを混同した。そして、クルーグマンの主張を「無限の量的緩和」だと思い込んだ。クルーグマンは、「無限の量的緩和」を批判しているのだが、逆に賛美しているのだと思い込んだ。(誤読。)その上で、誤読して想定した彼を勝手に批判した。(脳内妄想?)

 クルーグマンの主張は、別に、矛盾しているわけではない。彼の主張は、次の二点で、首尾一貫している。
  ・ 無限の量的緩和を否定する。
  ・ インフレ目標を肯定する。
 この二点で、首尾一貫している。(1998年以前の初期を除く。)
 ただし、2008年になって、次の見解を追加した。
 「インフレ目標だけでは不足だから、さらに財政支出を追加するべし」
 つまり、「Aだけ」から「AとB」という二本立てに変更した。そして、そのことで、私の主張によく似てきた。(財政支出といっても、私は減税だが、最近のクルーグマンは公共事業だ。)

 ともあれ、話を読めばわかるように、クルーグマンの主張の大本は揺らいでいない。ほぼ一貫している。ただ、大本に加えて、別のものが一つ追加されただけだ。そして、そのことで、私の主張とほぼ同様になったわけだ。(時期は私よりも7年遅れたが。失われた7年?  (^^); )

 池田信夫には、「文章を勝手読みするな」と言っておきたい。彼の頭には、「クルーグマンの主張はこういうものだ」という思い込みがあるから、勝手に自分の思い込みにしたがって、クルーグマン像を構築する。そして、彼の構築した脳内妄想に従って、クルーグマンを批判する。しかし、そのクルーグマン像は、実際のクルーグマン像とは全然違うものだ。
 池田信夫はやたらと「私は英語の論文を読んでいます」と示すが、彼の日本語読解力はまったくもっておぼつかない。「英語を読んでいるせいか?」と思ったが、先日の「片手落ちの経済学者」の話( → nandoブログ )を顧みても、彼の英語読解力はひどいものだとわかる。
 どうも、彼は、日本語も英語も、まともに読み通す力量がないのだろう。誤読しまくって、誤読によって形成した妄想的な像を批判する。……バーチャルな世界に生きる男。一種のオタクですかね?
 
 教訓。
 池田信夫のブログは読まない方がいい。読んで相手にするだけ、時間の無駄。

( ※ 本項は、池田信夫のブログを批判しているわけではない。読者に向かって、「読むな」と諭しているだけだ。いちいち読んで思い悩むくらいなら、最初から読まない方がいい。特に、彼の妄想に従って、「クルーグマンとはこういうものだ」「クルーグマンはこう語っている」という話を、鵜呑みしない方がいい。……Wikipedia [の一部]と 池田信夫は、どちらも半可通である。そこには、事実に反する虚偽がいっぱい書いてある。まともに信じると、バカを見る。)
( ※ 「じゃどうすればいいか?」という質問に答えると……ネットで用語を検索して、Wikipedia 以外のサイトを読めばいい。たとえば、私のサイトの項目とか。  (^^); )
( ※ 一番いいのは、基礎からちゃんと学ぶことだ。 → 経済学講義

 [ 付記 ]
 もう一つ、「地底人」という言葉を検索していたら、たまたま池田信夫のブログが検索結果に入った。そこ(Google )に奇妙な文句が見えたので、クリックしてみたら、次のブログに入った。
  → 池田信夫ブログ ( 2008-08-25 )
 そこでは、バラマキ政策(この場合は公共事業)を、批判している。そして、その根拠として、中谷マクロを典拠としている。次のように。
 「こういう理論は、30年前から世界の経済学の通説で、実証的にも検証されたものだ。したがって80年代以降、財政で「景気対策」なんかやる先進国はない。この程度のことは(地底人には理解できないようだが)どんな初歩的な教科書(たとえば『中谷マクロ』)にも書いてある。」
 そこで、「はて?」と思って、中谷マクロを読み直したが、
   財政で「景気対策」なんかやっては駄目
 とは記していない。むしろ逆で、財政で「景気対策」をやれば効果がある、と書いてある。
 これはどういうことか? そう思って、池田信夫の話を読み直したら、こう書いてあった。
 「今のようなインフレ状態で彼のいうようなバラマキをやったら、……」
 なるほど、インフレ状態でバラマキをやれば、それはまったく景気拡大効果はない。当り前だ。
 しかし、今はインフレ状態か? デフレでしょう。なのに池田信夫は、
   「今のようなインフレ状態で」
 と書く。頭が狂っているのだろうか? 2008年はインフレか? たしかに、資源価格の高騰という現象はあったが、あれは投機による一時的な価格高騰であって、やがては価格は暴落することになるだけのものだ。別に、実需で価格が高騰したわけではない。それはインフレでも何でもない。
 2008年当時、日本であれ、米国であれ、欧州であれ、どこもかも不況であった。そのことは、金利水準を見ればわかる。4%を大幅に下回る金利であり、各国は景気刺激効果を狙って、金利を下げていた。ただし、そのせいで過剰流動性を帯びたマネーが、投機市場になだれ込んで、価格の急騰を招いた。ミニバブル的な現象。そして、それは、インフレとはまったく異なる現象だ。(ミニバブルは貨幣の過剰によって起こる現象。インフレは実需の過剰によって起こる現象。)
 世界中が景気後退で苦しんでいるときに、投機による価格高騰を見て、「現在はインフレだ」と見なす認識。そして、「現状はインフレだ」という仮定に基づいて、「財政支出は景気対策として有効ではない」と考える発想。
 「インフレ下に置いてはデフレ対策は無効だ」という理由で、「デフレ対策は無効だ」と断罪する発想。……これはもはや、自分が何を言っているのか、理解できていないことになる。
 はっきり言って、老人ボケであろう。ボケ老人の話をまともに聞くべきではない。相手にするべきでもない。……それが結論。
 いちいち書いて、時間を無駄にしてしまった。  (^^);


● ニュースと感想  (4月19日b)

 エコ詐欺というのは、軽度のものを含めると、かなり広範に見られる現象であるようだ。となると、これを利用して金儲けするというのも、ありかもしれない。
  → Open ブログ 「エコ詐欺」


● ニュースと感想  (4月20日)

 (1)
 エコ詐欺(前項)に類する減税がある。「エコ減税」とも言うべきもの。「エコ」を名目として、国の金を数千億円も奪い取る、という企み。(グリーン税制)
  → Open ブログ 「エコ詐欺の減税」

 (2)
 タミフルには異常行動をもたらす副作用がある、という厚労省の最終報告が出た。
  → Open ブログ 「タミフルと異常行動 2」


● ニュースと感想  (4月21日)

 電動アシスト自転車というのは、モーターと人力の併用タイプ。それとは別に、モーターだけで動く二輪車がある。電気バイクと言えるもの。中国ではこれが普及しているという。
  → Open ブログ 「電気バイク」


● ニュースと感想  (4月21日b)

 「イチロー賛美のファン投稿」について。
 イチローを賛美する、マリナーズファンの投稿を引用する。(英文)
 To prevent some future arguments with me, I'll give you a brief history of my baseball experience. I started watching the Mariners in 1994. Unfortunately, back then I did not understand the dynamics of baseball. I expected every single player to hit a home run each at bat, and every pitcher to strike every hitter out. To me, a base runner was a failed home run attempt, and a ground out or pop-fly was a pitcher doing a lousy job. Because of this, the only players I really remember from the 90s were Griffey, Edgar, Buhner, Reggie Jefferson, Randy Johnson, Jamie Moyer, Norm Charlton, and Arthur Rhodes. Those were the only players I really looked forward to each game. I really didn't pay attention to the commentators back then, so I didn't appreciate what I was watching. You'd think after watching them for seven years I would learn something, but I was a teenager and was in my own little world.
 That all changed when Ichiro came. He started running the bases, the Mariners started driving in runs, and the team started winning games. Ichiro gave me the appreciation I have for baseball today. He taught me what the real value of base hits were. I have always credited the record season to him.
 After that season, due to a career change, I left Seattle and stopped watching baseball. I did not return to Seattle until last year. I didn't remember baseball until last July, after Riggleman took over. That is why I often refer to the end of last season. At that point, I was much older and wiser, and actually paid attention to the commentators. I learned to appreciate a lot of stuff I didn't last decade. And I was very pleasantly surprised to find that Ichiro was still here. I thought for sure that after losing Griffey and Johnson in the 90s, Ichiro wouldn't be around that long. And he was still playing just as well as I remembered.
( → 引用元
 要旨:
 私はマリナーズファンだが、野球とは三振とホームランのゲームだ、とばかり思っていた。当時の私は十代で、野球のことはろくに知っていなかった。しかし、イチローが来て以来、野球に対する認識が一変した。(走塁野球。)
 その後、しばらくシアトルを離れ、野球からも離れていた。そのあと、またシアトルに戻ってみると、そこにイチローがいることに仰天した。90年代のヒーロー(チーム全盛期をもたらしたエドガー・マルティネスなど)が去ったあと、イチローが残ってるとは思ってもいなかったのに。


● ニュースと感想  (4月21日c)

 「広島の新球場」について。
 いくつかの記事やサイトを紹介する。
 《 外野手泣かせの広島新球場=難しい打球処理、太陽も敵に 》
 難敵は「太陽」だ。「本塁から投手板を経て二塁へ向かう線は、東北東に向かっているのを理想とする」という公認野球規則に沿って、新球場は設計された。デーゲームでは左翼手が南を向いて守ることになり、時間がたつにつれ、中堅手も日差しの影響を受ける。( → 時事

 新球場の方位は本塁から投手板がほぼ東に向いており、これが飛球と太陽がかぶる原因となった。野球規則では競技場の設定について「本塁から投手板を経て二塁に向かう線は東北東に向かっていることを理想とする」と記されている。ルール通りの建設で起きた現象だった。( → 中国新聞

 では、なぜ「本塁から二塁に向かう線は東北東」が理想なのだろう? 昔の野球場にはナイター施設はなく、デーゲームが普通だった。試合が長引くと、方向によっては西日が目に入って球が見づらくなる。だからバッターからピッチャーを見たときに西日が目に入らないように、東北東を向いているのが理想というわけだ。 では、ピッチャーは眩しくないのかというと、バックネット裏の観客席が高くなっているため、それが日除けになるという寸法だ。( → スポーツの大疑問

 同じ人工芝球場でも北北東向きにつくられた神宮球場では、晴れた日の2階席最上段でもボールを見失うことはまずない。北向きにつくられている横浜スタジアムのネット裏最上段でも同じだ。屋根がなかったころの西武球場(北北西向き)もそうだった。( → スコアボードと方位
 要するに、昔のルールブックを書いた人が、「打者のために良かれ」と思って決めたことが、守備の人にとって「悪くなる」という現実になったわけだ。その現実を知ったので、以後の球場は、北向きに作られた。
 ところが、その現実を知らずに、規則だけを見て、「規則通りにすればいいのさ」と思った単細胞の人々(つまりは野球音痴・現実無視の人々)が、規則通りにして、不都合な球場を作ってしまったわけだ。
 ま、「官僚主義」と同じですね。「規則でそうなっているんだから、そうするんだ」と言え張って、国民に大損害をもたらす、という融通の利かない官僚主義の、野球版。
 
 企業に勤めている人ならばわかるだろうが、こういうことは、しばしば起こる。だから、商品設計の際には、必ず、ユーザーの実状を明確に調査する必要がある。「こういうものはこういうふうにすればいいんだ、それが常識だ」などと決めつけずに、ユーザーの実状をきちんと聴取して、設計図を書き換える。オーダーメードで、仕様を変更する。(イージーオーダー?)
 で、そういうことをやらないで、「こういうものはこういうふうにすればいいんだ、それが規則だ」と決めつけた連中が、こういう欠陥球場を作り上げたわけだ。
 ちょっと教訓的。

 [ 付記 ]
 「新広島市民球場」というのは、広島市が持主だから、もともと官僚主義になるのが当然だったのかもしれない。起こるべくして起こった、ということか。


● ニュースと感想  (4月22日)

 (1) ウィルス検出ソフトの最近事情。
  → Open ブログ 「ウィルス検出ソフト」

 (2)
「テロとの戦い」の真相  「テロとの戦い」という言葉は、実は、まやかしであった。闘うべき相手は、テロではなくて、別のものだったのだ。
  → nando ブログ 「 「テロとの戦い」の真相 」


● ニュースと感想  (4月23日)

 (1)
 前日分では、テロについて論じながら、封建制について言及した。
 そこで、封建制とはどういうものか、少し解説しておこう。歴史用語の解説。ただし、既存の説の紹介ではなく、その本質を示す。(私なりに)
  → nando ブログ 「封建制とは(歴史学)」

 (2)
 光ファイバーの価格がいつのまにか激安になっている。ADSL よりも安くなる。ただし、一種の裏技を使う。
  → Open ブログ 「光ファイバーの価格」


● ニュースと感想  (4月24日)

 「電球形蛍光灯よりは LED の方がいい」と前に述べたことがある。
 これに類する話題が、朝日の記事に出た。しかし……
   → Open ブログ 「LED と蛍光灯 」


● ニュースと感想  (4月24日b)

 「ビッグ3の今後」について。
 米国の自動車産業のビッグ3は、どうなるか? これについては、先に「経営破綻を予想する」旨を述べた。
  → 3月02日
 現状はまさしくその方向に進みつつあるようだ。ただし、現時点であらためて見解を示すと、次の通り。

 第1に、クライスラーはどうか? 労働者側は例によって、「賃下げ絶対反対」であるから、妥協の余地がない。債権者側も、「債務放棄・削減」よりは、「経営破綻で少しだけ債権回収」を望んでいるようだ。こうなると、経営破綻が避けられないだろう。
 見通しとは別に、クライスラーは清算した方が合理的である。各社が少しずつ設備を削減するよりは、クライスラー1社を清算した方が、GMの生き延びる可能性は高まる。「設備余剰」ゆえに「設備廃棄」という問題を、クライスラー1社に任せれば、GMの負担は減る。GMを生き延びさせるためにも、クライスラーはすっかり清算した方がいい。

 第2に、GMはどうか? GMの方は比較的生き延びる可能性が高まった。うまく行けば、半分ぐらいは生き延びることが可能かもしれない。特に、クライスラーが清算と決まったあとでは、労組が態度をひるがえして、大幅に譲歩する可能性がある。

 以上まとめて、次のようになる。
 「クライスラーは会社清算の可能性がとても高い。GMは、清算の可能性が高かったが、今後は清算の可能性は半々ぐらいになる。先行き不透明」

 ポイントは、「クライスラーとGMの決定時期をずらすか否か」であろう。「先にクライスラーを清算する」のであれば、「GMは再建」の可能性が高まる。一方、「両者をいっしょに決める」のであれば、「双方が清算」となる可能性も十分にある。
 ま、どっちみち、クライスラーの清算は、ほぼ避けがたいようだ。


● ニュースと感想  (4月25日)

 iPS細胞の研究が、最終点に到達しつつあるようだ。同時に、米国の勝利と、日本の敗北が決まりつつあるようだ。
  → Open ブログ 「iPS細胞(日本の敗北)」


● ニュースと感想  (4月25日b)

 「自衛権とミサイル防衛網」について。
 ※ 本項は軍事的な話題なので、特に読む必要はありません。
   (書きたくて書いただけ。読者のためになるわけではないので。)

 ミサイル防衛網の根拠として、しばしば次のことが言われる。
 「攻撃兵器が自国に降りかかってくるとき、それを破壊することは、当然の自衛権だ」
 これを論拠として、ミサイル防衛網の根拠とするようだ。しかし、これはおかしい。

 (1) 自国領?
 なるほど、「自国領土内」であれば、それは成立するだろう。テポドンが日本の領海に入ったあとなら(自国領の内部なら)、テポドンは日本の主権を侵害しているから、これを破壊することには正当な根拠がある。
 しかしながら、途中の公海上の空中であれば、そこは日本の主権上にはない。とすれば、そこにある兵器を破壊することは、そう簡単には「自衛権」とは言えないわけだ。
 たとえば、テポドンが日本の領土の上空を通過することがある。それと同様に、テポドンは日本の近海(三陸沖)に着水するかもしれない。あるいは、仙台湾のそばのギリギリのあたりに着水するかもしれない。それを破壊することは、そう簡単には「自衛権」とは言えないわけだ。
 だから、「自衛のため」という理屈でテポドンをミサイル防衛網で迎撃するのは、狭義の「自衛権」(厳密な自衛権)では不足するわけだ。
( ※ 自国領土内に進入した戦車を破壊するのならともかく、日本海の上を飛んでいるミサイルをミサイル防衛網で破壊することには、単純な「自衛権」という概念では足りないわけだ。)
( ※ ただし、注意。だからとって、「テポドンを破壊するな」と主張しているわけではない。以上のことは、次のことの前フリだ。)
 
 (2) 侵略? 
 以上のことからわかるように、ミサイル防衛網でテポドンを破壊するには、狭義の「自衛権」だけでは足りない。もっと広い意味の「自衛権」が必要だ。それはつまり、
 「相手の兵器が自国を攻撃することが十分に確実だ( or 可能性が高い)と見なされる場合には、それを破壊してよい」
 ということだ。逆に言えば、
 「相手の兵器が自国を先制攻撃することがなく、単に報復攻撃のためだけにある(自衛のためにある)のであれば、それを攻撃することはできない」
 ということだ。各国は、その方針を取ればいい。逆に言えば、その方針を取らない場合には、対立国から兵器を破壊されても仕方ない。

 結論。
 以上の (1)(2) から、次の結論を得る。
  ・ 狭義の自衛権では、ミサイル防衛網で迎撃する権利はない。
  ・ 広義の自衛権では、ミサイル基地を破壊していい。(ミサイル撃墜と同様。)
   (そのための兵器はステルス爆撃機など。)
  ・ 「自衛のためにはミサイル防衛網が必要だ」ということは成立しない。
   狭義の自衛権ならば、発射不能。広義の自衛権ならば、ステルス爆撃機。
   どっちにしても、ミサイル防衛網の出番はない。あるだけ無駄。
  ・ 可能な選択肢は、「反撃なし」か、「ステルス機でミサイル基地の破壊」か、
   そのいずれかだ。「ミサイル防衛網で迎撃」という選択肢は無効だ。

 軍事オタクや、保守派政治家は、ミサイル防衛網が大好きで、ここに大金を投入しようとする。しかしそれはまったく無意味なことに大金を捨てるだけのことだ。まともな選択肢は、次の二つのいずれかだ。
  ・ 何もしない。大金を浪費しない。(まともなことに金をかける。)
  ・ ステルス爆撃機を配備する。それでミサイル基地をたたく。
 要するに、ミサイル防衛網なんて、ただの高額なオモチャなのである。オタクのオモチャに大金をかけるべきではない。金をかけないか、実効性のある兵器を買うか、二者択一だ。

 [ 付記1 ]
 だいたい、ミサイル防衛網なんて、命中精度が低すぎるから、(まぐれあたりする場合を除いて)ほとんど実効性がないことは自明なのだ。こんなもの、考えるだけ馬鹿らしいのだが。
( ※ 実効性は皆無ではないが、まともに実効性をもたせるには、1兆円では足りず、その1万倍は必要だろう。そして、そのための軍事費を用意するには、日本を軍事費捻出のための奴隷国家とするしかない。日本を軍事的に救う唯一の策は、日本を北朝鮮みたいにすることだ。……軍事オタクの言うとおりにすると、そういう結果になる。馬鹿丸出し。……ただし、軍事オタクは、猿と同じで、ミサイル防衛網をちょっとだけ与えてやれば、大喜びだ。連中は、実効生成ではなくて、兵器趣味だけが満たされれば、それで満足する。オモチャを一つもらって喜ぶ子供と同じ。)

 [ 付記2 ]
 今回の政府の対処は、「ミサイル防衛網の用意」だったが、これはまずかった、と思う。
 政府は北朝鮮に対して、「ミサイルもロケットも、発射そのものが認められない。国連により禁止されている」と主張していたが、これは意味がない。
 そもそも、ロケットの発射を禁止するのは、主権の侵害に当たるから、勝手に国連で制約するのはおかしい、という北朝鮮の主張には、十分に理がある。北朝鮮は国連の下部ではないから、国連に制約されることはない。
 では、どうすればいいかというと、政府は次のように主張するべきだった。
 「北朝鮮のロケット発射は認める。ただし、自国領の上空の通過は認めない」
 これは妥当である。世界中の国がこの方針を取っている。イスラエルでさえ、この方針を取って、「ロケットを発射するときには西向きに発射する」というふうにしている。韓国は、「日本領を避けて、いったん南に発射してから、その後に東に方向転換する」という凝ったことをしている。これがロケット発射の常識だ。
 とすれば、北朝鮮にも、それを求めれば良かった。「自国領の上空の通過を認めない」と。そうすれば、初めから、何も問題はなかったのだ。(ミサイル開発能力という問題はさておき、日本中がパニックみたいになった減少は避けられた。当面の危険性も避けられた。)
 さらに、である。「自国領の上空の通過を認めない」ということの担保として、次のことを主張するべきだった。
 「もし、自国領の上空の通過をしたならば、それを日本への危険行為と見なして、報復する。以後の発射を阻止するための措置を取る」
 こう主張するべきだった。そして、テポドンの発射後に、テポドンの発射基地を爆撃するべきだった。(爆撃機がなければ、急いで爆撃機を購入するか開発するかして、爆撃する。)
 その後、北朝鮮が反撃したら、安保条約に従い、米軍にも参加してもらう。

 この案で万全だろう。これが政府の取るべき態度だった。それに比べれば、「ミサイル防衛網を演習場に配置して、演習場とゴルフ場を守る」という方針は、無意味だった。( → 前出
 
 [ 付記3 ]
 ただ、この案にも、一つだけ難点がある。次のことだ。
 「日本と北朝鮮が交戦状態になったとき、米軍が日本を助けてくれるかどうか、疑わしい」
 米軍のことだから、日本を助けず、見捨てる可能性も、そこそこある。「勝手に戦いなさい。日本が崩壊しかけたら、そのときに助けてあげますよ」と言い出すかもしれない。   (^^);
 ま、それは、十分にあり得る。「それが米国の利益にかなうからな。えへへ」と米国は思いそうだからだ。
 というわけで、日本にとって信頼できない相手は、北朝鮮だけじゃない。肝心の米国が信頼できないのだ。
 その証拠に、北朝鮮が核ミサイルを配備しかけても、米国は北朝鮮を爆撃しない。だから日本が爆撃しなくちゃならないハメになる。大量破壊兵器なんか存在しないイラクならば攻撃するが、大量破壊兵器の存在する北朝鮮を攻撃しない。こんな国は、全然当てにならないかも。
 米国にとって常に原則となるのは、「同盟国の安全」ではなくて、「自国の利益」なのである。信用しない方がいいですね。米国も、北朝鮮も。

( ※ こういう皮肉を言うのが、私は大好き。  (^^)v  )


● ニュースと感想  (4月26日)

 グーグルの書籍DB化は、前出項目でも述べたが、その続報。
 日本文藝家協会が和解拒否の通知をしたという。
  → 「グーグルの書籍DB化2」


● ニュースと感想  (4月26日b)

 「草彅の裸報道」について。
 草彅剛の裸事件の報道がさんざん出回っている。民主党の鳩山幹事長や、石原都知事も、「騒ぎすぎ」と批判している。
  → 草なぎ容疑者の逮捕「捜査に違和感」 民主・鳩山幹事長
  → 石原知事、草なぎ容疑者逮捕「騒ぎすぎ」
  → 清水ミチコのマスコミ批判

 ごもっとも。
 さて。これで対比したいことがある。「警察の横暴」という話題なら、痴漢事件における「警察の横暴」があるが、それとは別の話題もある。それは、Google のストリートビューだ。 (我田引水ぎみ?  (^^); )
 そもそも、草彅は、どんな犯罪をなしたか? 他人のものを奪ったか? あるいは、他人の情報を奪ったか? いや、逆だ。自分の情報をさらけだしたのだ。
 ただ、その情報が、「見たくもない情報」(ω)だったから、大騒ぎになったわけだ。
 ともあれ、ここでは、「泥棒」とは逆のことが起こったのだ、ということに注意。
 また、そもそも、悪質性が少ない。本人としては、あとで「恥ずかしい」思いをしているわけだし、酔っ払ったあげくの行為だし、一種の過失犯であろう。

 さて。これに比較すると、Google のストリートビューはどうか? いっそう悪質だとわかる。
  ・ 自分の情報ではなく、他人の情報をさらしている。
  ・ 他人にとって恥ずかしい情報。
  ・ 利用者にとっても、プライバシー情報は「見たくもない情報」だ。
  ・ 公開は、過失ではなく故意。しかも、営利目的。
 これだけそろっているのだから、「酔っ払って、自分の情報を公開する」という草彅に比べて、はるかに悪質だろう。Google のストリートビューは。
 しかも、ストリートビューの個人情報漏洩の件数は、百万以上になる。また、指摘されたあとも、いっこうにあらためない。まったくもって、悪質の極み。
 Google は「被写体の抗議を受けたら、削除するから、これでもいいはずだ」と強弁している。「犯罪をしても、途中でやめれば、それは犯罪ではない」という理屈。そんな理屈が成立するなら、草彅だって、「たったの1時間ぐらいで裸の姿をやめたのだから、それでもいいはずだ」と強弁できそうだ。
 
 結論。
 草彅なんかに騒ぐよりは、Google のストリートビューに騒ぐべきだ。被害の程度だって、一般人にとっては、Google のストリートビューの方がよほど大きい。どちらかと言えば、草彅の方は、一般人にはちっとも迷惑でない。スキャンダルネタを知って、お祭り騒ぎして、大喜びする人の方が多いはずだ。マスコミだってその一部。

 イカレているのは、草彅じゃない。過剰に大騒ぎするマスコミと警察だ。この連中は、Google のストリートビューには何も言わないで放置するんだから、まったく、何をかいわんや。小悪に目くじらを立て、巨悪を見逃す。
( ※ ライブドア事件に似ている。馬鹿マスコミの大騒ぎ。魔女狩りふう。)

 [ 付記1 ]
 今回の警察の対処がおかしいということは、法律的に見てはっきりとしている。というのは、「飲酒で裸踊り」というのは日本中で大量に見られるからだ。(読売新聞の「こぼちゃん」にも裸踊りの例がある。2009-04-25 )
 なるほど、これはたしかに、違法ではある。
  → 行列の出来る法律相談所 「裸踊りは公然わいせつ罪」 ,参考記事
 つまり、違法性ははっきりとしている。が、だからといって、裸踊りをいちいち摘発したという例はない。留置場にぶち込んだこともないし、家宅捜査したこともない。警察がやることは、悪を懲らしめることであって、市民レベルの酔っ払いの処理をすることではないのだ。
 表面的な形式だけにとらわれて、本質を見失うと、こういう馬鹿げたことに夢中になる、という典型。草彅は酔っ払って正気をなくしたが、警察やマスコミはしらふで正気をなくしている。こういう連中こそ危険なのだから、どうせなら、こういうイカレた連中を留置場にぶち込んだ方がいいのだ。   (^^);

 [ 付記2 ]
 違法性が成立するかどうかは、よく考えてみると、疑わしさが残る。記事を引用しよう。
 鳥越俊太郎氏は、夜中の3時の公園には恐らく人が誰も居ないので、これは公然わいせつにはならないのではないかという趣旨の話をしていたようだし、私が昼に見た民放番組に出ていた弁護士も、同様の発言をしていた。
 しかし、この公園は、報道によれば、東京ミッドタウンに隣接していて、周囲にマンションが立ち並ぶ住宅地にあり、繁華街の六本木やSMAPが所属するジャニーズ事務所も近く、深夜でも車の通行が絶えない場所にあるのだ。しかも、草g容疑者が叫ぶ声を多くの人間が聞いている。
( → J-CAST
 これによると、違法性はきわめて稀薄だ、とわかる。というのは、「公然わいせつ罪」が成立するためには、次の二点が必要だからだ。(先の番組ページを参照。)
  ・ その場に 10人以上がいる。
  ・ その裸の情景がちゃんと見える。
 今回の件では、この二件を満たしていない。
 どう考えても、違法性は稀薄だ。違法性があるとしても、あまりにも稀薄だ。……そのせいだろうが、結局、「起訴猶予」になった。
 これは、仮に裁判所に訴えても、「有罪」をかちとる見込みがないからだろう。当然。
 それでいて、留置したり、ガサ入れしたり、日本中で大騒ぎしたり。……馬鹿丸出し。

 [ 余談 ]
 なお、草彅がどうして裸になったか、という問題がある。これについては「酔っ払ったから」という見解が多い。しかし、私は納得しませんね。
 彼は逮捕されたとき、「裸でどうして悪い」と反発したという。つまり、意識は結構しっかりしていた。意識を失ったわけではない。一般に、泥酔というのは、意識を喪失している(眠っている)のとは違う。脳の働きは鈍っているが、まったく働いていないわけではない。目覚めたときには、自分が何をしていたかを覚えていないだろうが、酔って行動している最中は、一応は意識があるのだ。(ただしハメを外しているが。)
 ここで、私がゲスの勘ぐりをすると、酔っ払っただけじゃなくて、別のことがあった。それは、こうだ。
 「クラブの女性をいっしょに歩いて、別れた。( → zakzak )そのとき、女性をベッドに誘おうとしたが、拒まれて、逃げられたので、ヤケになった。彼女といっしょに裸になるはずが、あっさり拒まれてしまったので、自暴自棄になって、一人で裸になった。」
 これなら、考えられますね。私もきれいな女性を誘って、同じようなことをした経験が………………(あるわけないでしょ。  (^^); )
 だけど、あの公園は、行ったことがありますよ。できたばかりで、まだ風情がない。だけど、裸踊りするにはいいかも。   (^^);
 あの公園の写真は、ネットにもあります。 → これ


● ニュースと感想  (4月26日c)

 「草彅の『彅』と文字コード」について。
 裸事件の草彅剛を報道する各社は、「草彅」でなく「草なぎ」と表現することが多い。これについてちょっと調べてみた。
 この「 」という文字は、機種依存文字。テキストファイルで使うと、Windows 以外で文字化けしがちだ。ここまではよく知られた話。
 ただし、テキストファイルでなくHTMLファイルでなら、ちゃんと表現できる。この HTML でもちゃんと表現している。
 表現する方法は、二通り。
 
 (1) UTF-8
 UTF-8(つまりユニコード)という文字コードを指定すれば、「彅」という文字を直接使える。いちいち、ひらがなにする必要はない。
 新聞社を調べてみたところ、日刊スポーツは UTF-8 だった。なのに、「(なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀)」と注釈する。馬鹿みたい。直接書けばいいのに。

 (2) シフトJIS or EUC-JP
 これらの文字コードの場合は、実体参照という方式を使えばいい。つまり、次の文字列を半角で記す。(下記は全角で表現しているが。)
   彅
 今見ているこの HTML ファイルでも、そうしている。
 新聞社を調べてみたところ、朝日、毎日、産経、zakzakは シフトJIS or EUC-JP だった。なのに、「草なぎ」と表現して、「(弓へんに剪)」と注釈する。馬鹿みたい。実体参照で書けばいいのに。

 結論。
 「彅」という文字は、HTML ではちゃんと表現できるのだから、その文字を表現するべし。
 なお、「常用漢字外だから使えない」というのであれば、「草なぎ」と書くのはやむを得ないが、それでも、文字の解説部分は、ちゃんと上記のように記すべきだ。

 [ 付記 ]
 別案として、「彅という文字とルビ」という形もあっていい。ただし、「彅」という文字は、正字ではなく、ただの(人工的な)人名漢字 or 国字であるから、いちいち覚える必要はまったくない。その意味で、ルビを付けるのは、妥当ではないかもしれない。
 だから、「草なぎ」と書いてもいい。ただし、その解説の箇所だけは、ちゃんとその文字で表現するといいだろう。もともと表現できるのだから。
( ※ なお、「彅」という文字が国字であることは、彼の文字を韓国語の漢字で表現できないことからもわかる。韓国語読みの「チョナン・カン」というのも嘘っぽいらしい。Wikipedia の「チョナン・カン」に記述されている)

 [ オマケ ]
 実体参照を使うべきだ、というのは一般のサイトで適用可能。ただし、ある限られたブログでは、システムの都合で、実体参照を使えない。みぶろぐ や Seesaa がそうだ。
 これらのブログシステムでは、実体参照は、絵文字を使うために占領されてしまっている。だから、使えない。
(……むむむ。私にはちょっと困ったことだ。どのブログにも、各社ごとに、いろいろな難点がある。)
( というわけで、本項の話題は、Open ブログでなく、本サイトに書きます。Open ブログに書く場合には、実体参照のファイルは、別ファイルに分けてからアップロードする必要があり、不便。)


● ニュースと感想  (4月27日)

 不完全な URL をクリックしても、普通は無効だが、これを有効にする機能がある。FireFox 専用。とても便利。
  → Open ブログ 「Firefox のテキストリンク」


● ニュースと感想  (4月27日b)

 「基地攻撃の論議」について。
 北朝鮮のミサイルに対しては、ミサイル防衛網よりも、敵の基地を攻撃するべきだ、というのが私の主張だ。(何度も書いた。)
 これに合致する主張が与野党でもなされている。以下、引用。
 民主党の浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相は25日のテレビ朝日の番組で、「北朝鮮のノドンが全部飛んできたら撃ち落とせない。ミサイル防衛は機能していない」と指摘。「核兵器は持つべきではないが、相手の基地をたたく能力を持っておかないとリスクをヘッジ(回避)できない」と述べ、敵基地攻撃能力の保有が必要との考えを示した。
 浅尾氏は56年の鳩山内閣の憲法解釈をふまえて「相手が攻撃することがわかっている場合に基地をたたくことは憲法9条に反しない」と説明。  敵基地攻撃能力の保有論は5日の北朝鮮のミサイル発射後、自民党の一部で再燃している。
( → 朝日・夕刊・2面 2009-04-25
 主旨そのものはいいのだが、肝心の点が抜けている。
 (1) そのための手段。つまり、ステルス爆撃機。
 (2) 一方、ミサイル防衛網は無駄だから、配備停止するべき。

 [ 付記1 ]
 ステルス爆撃機を開発するとしたら……という話。軍事オタク向け。(政策論とはちょっと違う。)
 ステルス爆撃機は、現在、世界のどこでも製造されていないから、日本が単独で開発するといいだろう。1機あたり 50億円ぐらいの見込み。( F-117 の5割増。)
 武器は搭載せず、爆弾投下装置を搭載するだけだから、日本だって独力で開発できるだろう。残る問題は、誘導爆弾ぐらい。
 一方、ステルス戦闘機は、当面、必要ない。F-22 は製造中止だし、F-35 も高価すぎる。(現在の予定価格は 90億円弱だが、どうせ実際には 100億円を突破するに決まっている。)
 ステルス戦闘機は、F-35 でなく、その次に出る小型機で十分。昔も「 F-15 か F-14 か」と悩んでいたが、実際には後で出る安価な F-16 でも十分だったのだ。だから、「 F-15 か F-14 か」と悩んでいた時代には、「どちらも買わないで待つ」というのが、最も賢明だった。現在も同様。「 F-22 か F-35」なんて悩むよりも、「その次の安価な小型機」を取ればいい。それなら、開発費は、ずっと安く済む。
 F-35 は軍事的には失敗作と見なされる。そんなものをあえて急いで買う必要はない。当面は F-15 を使っておいて、その間、ステルス爆撃機を開発すればいいだろう。「国産ステルス機を開発しよう」という三菱の宣伝が嘘でなければ、ステルス爆撃機はお茶の子さいさいで作れるはずだ。

( ※ なぜお茶の子さいさいか? ステルス戦闘機は、「敵機よりも高性能」という要求水準があり、これを満たすのはかなり努力が必要だ。一方、ステルス爆撃機は、単に「見つからなければいいだけ」という条件。「見つかったら撃墜されても構わない」という条件。……これなら、条件を満たすのは簡単だ。)
( ※ F-117 の場合、多大な出撃回数にもかかわらず、撃墜されたのは1機だけだ。 → Wikipedia 。たぶん史上最も有効な兵器だ。一方、ミサイル防衛網は、史上最低の兵器だろう。「向こうがこちらをめざして直進してくれたときだけ命中する兵器」。比喩的に言うと、「こちらの銃口方向に向かって近づく敵だけに当たるようなピストル」……そんなもん、何の意味もない。)(この難点はPAC3。SM3の難点は、本日別項。)


● ニュースと感想  (4月27日c)

 「ミサイル防衛網の新情報」について。
 ミサイル防衛網について新情報が判明した。
 米国防総省ミサイル防衛局(MDA)が、現在はイージス艦に配備されている迎撃ミサイル「スタンダード・ミサイル3」(SM3)を地上から発射する新たなミサイル防衛(MD)システムの研究に着手していることがわかった。
 SM3の防衛範囲は半径約500キロで、十数キロとされるPAC3よりも格段に広い。
( → 読売・朝刊 2009-04-26
 何を今さら、という感じ。なるほど、防衛範囲について言えば、SM3はPAC3よりも広いので、PAC3の難点は消える。しかし、それを言うなら、「SM3はPAC3の難点がなくなった」と述べるのでなく、「SM3でないPAC3は難点があって駄目だ」と述べるべきだ。そして「PAC3は駄目だから配備するべきではない」と述べるべきだ。
 なのに、今までは「PAC3はすばらしい」と吹聴して配備しておきながら、今になって「今度はSM3があります」と述べるなんて、詐欺同然。「Aという商品はすばらしいですよ。何でもできます」と言って売りつけておきながら、いったん売ってしまうと、そのあとで、「実はAは欠陥商品です。今度のBという商品こそ完璧です。今度はBを買ってください」と言う。
 詐欺の典型。

 では、今度のBという商品は大丈夫か? つまり、SM3は大丈夫か? これまでの実験では、かなり命中精度が高い。次の概念図。
  → SM3の概念図
 実際、Wikipedia によると、これまでの実験ではかなりうまく行っているそうだ。では、それでOKか? 
 実は、詐欺師はここでもインチキをしているのだ。「うまく当たります」というようにゴマ化している。本当は、相手のミサイルは「当たりにくい」工夫がしてあるのだが、この実験では、相手のミサイルは「当たりやすい」工夫がしてあるらしい。……つまり、本当は「レーダーに見えにくい」弾頭になっているのに、実験では「レーダーに見えやすい」弾頭になっているそうだ。
  → レーダーに丸見えの弾頭
 「やらせ」ですね。インチキ。

 [ 余談 ]
 たとえ話。
 金持ちが警備会社に、自宅の警備を頼んだ。警備会社は「警報装置」を設置した。「そんな装置に有効性があるのか?」と金持ちは疑ったが、警備会社は「じゃ、試してみましょう」と言って、泥棒のフリをした社員が庭からもぐりこんだ。するとたちまち、警報がピーと鳴って、泥棒が探知された。
 「なるほど」と金持ちは納得して、高額の代金を払った。しかし、まもなく、泥棒が入って、高額の宝石を盗み出してしまった。金持ちは怒り狂った。「どういうことだ! 装置が働かないじゃないか! 欠陥品を売りつけたな!」と怒り狂った。すると、警備会社は、こう言った。
 「欠陥品じゃありません。あのときは、裸の社員だったら、熱をいっぱい出していて、うまく探知できたんです。今回の泥棒は、服をいっぱい着ていたので、熱を出さなかったんです。検知されないように、うまく工夫していたわけです。悪賢い泥棒ですね。機械そのものは正常です」
 「ふざけるな! 泥棒が見つからない工夫をするのは、当り前だろう!」
 警備会社の人は、肩をすくめた。
 「しょうがないですね。それでは、服を着た泥棒もつかまえることができる、こちらの装置はいかがでしょうか?」
 そう言って、また新たな警報装置を高額で売りつけようとした。ただし、本心は語らなかった。
(これも中途半端な品だが、それがバレたら、また次の商品を売りつければいいのさ。馬鹿なカモほど、食い物になるな。うひひ。)


● ニュースと感想  (4月28日)

 「アイスランドの経済破綻」について。
 アイスランドで経済が破綻して、通貨が暴落している。それで国民が大騒ぎで、選挙の争点となっているという。通貨クローネが暴落したから、欧州共通通貨ユーロを採用しよう、という声が高まっているという。(朝日・朝刊・国際面 2009-04-26 )
 朝日は例によって、書生理想論だから、「欧州統一は素晴らしい」という記者心理が透けて見える。しかし、私が前にも述べたように、欧州共通通貨ユーロはあまり好ましくない。
 今回の例でも同様だ。「通貨クローネが暴落したから、輸入物価がものすごく上昇して、国民生活が苦しくなった。だから、欧州共通通貨ユーロを採用しよう」という声を紹介している。
 しかし、自国通貨が暴落しなければ、どうなるか? 日本で言えば、日本経済が弱体化したときに、円レートが下がらなければ、どうなるか? こうなる。
  ・ 円安にならないので、輸出が増えない。輸入は増える。
  ・ そのせいで、国全体で失業が大幅増加。
 つまり、一国経済が弱体化したときには、次の二者択一だ。
  ・ 通貨レートを下げて物価上昇を甘受する。
  ・ 通貨レートを維持して、大幅な失業増加。
 どちらがいいかは、自明だろう。大幅な失業増加は、最悪だ。それに比べれば、低い実質賃金(≒ 名目賃金は同じで物価上昇)で、低賃金のまま働く方が、はるかにマシだ。「月 20万円も払えません」と言われたときに、「月 15万円で働くか、所得なしで失業するか」と迫られたら、前者を選ぶしかないだろう。
 なのに馬鹿な連中は、「物価上昇はいやだ、生活レベルの低下はいやだ」と主張して、「欧州共通通貨ユーロを採用しよう」と主張する。しかし、そうすれば、賃金レートは下がらないから、失業が大幅に増加する。
 記事では「輸入品の値段が大幅に上がって生活が苦しくなった」という市民の状況を紹介している。しかし、それだからこそ、アイスランドでは、輸入品の購入をやめて、自国品を購入するようになるのだ。そのおかげで、自国での失業が増えないで済むのだ。
 アイスランド国民も、朝日も経済学というものを、まったく理解できていない。経済学のイロハさえ理解していない。単に「賃金を上げたい」と望むだけだ。
 そういう阿呆は、会社側に、次のように主張するべきだろう。
 「私の給料を倍増してください。そうしなければ、働きませんよ」
 すると会社側は、「オーケー」と言うだろう。「きみの言うとおりにするよ。だから、もう働かないでいい。クビだ」と。
 うまい話ばかりを望む阿呆は、詐欺師にだまされるか、身を破滅させるか、どちらかだ。


● ニュースと感想  (4月28日b)

 (1)
 豚インフルエンザが流行しかけているという。これについて、私の見解を示す。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザ」
 (2)
 自閉症は、脳の発達障害であると言われている。その原因と治療法について、思いがけない情報が見出された。子供の脳についての意外な知識。
  → Open ブログ 「自閉症の治療」


● ニュースと感想  (4月29日)

 GI値という概念が、健康ダイエットのために有益だと言われている。
  → Open ブログ 「 GI値(健康ダイエット)」


● ニュースと感想  (4月30日)

 (1)
 豚インフルエンザの流行を阻止するために、政府は水際で侵入を阻止しようとしている。だが、そこでは大切な概念が抜けている。「潜伏期と保菌者」という概念だ。
  → Open ブログ 「潜伏期と保菌者」

 (2)
 CIS太陽電池という、シリコンを使わない太陽電池がある。これもまた、次世代の太陽電池として有力だ。
  → Open ブログ 「CIS太陽電池」


● ニュースと感想  (5月01日)

 豚インフルエンザについての新たな見解。(前回分の補足。あまり重要ではない。)
  → Open ブログ 「豚インフルエンザ2」


● ニュースと感想  (5月01日b)

 「北野誠の無期限謹慎」について。
 北野誠という芸能人が、不適切発言のせいで、無期限謹慎になったという。ただし、その発言というのが、ちっとも要領を得ない。そこで好奇心を発揮して調べたが、なかなか見つからない。やっと見つけたのが、これ。(真偽は不明。)
  → 大手プロダクションへの中傷?
 
 何だか言論弾圧事件みたいだ。そういうのはけしからん……という気もするが、人の悪口を言って自分の首を絞めるのは、自業自得という気もしなくはない。同情はしません。
 だいたい、他人の悪口なんか、言うべきじゃないんですよ。トンデモマニアみたいに、他人の悪口を言うのが趣味では、困ります。
 悪口を言っていいのは、次の二通りだけ。
 (1) 公的な権力者 (政府・首相・学会など)
 (2) 身内 (ただし笑いを取るため。)
    例。お笑い芸人の奥さんが夫の悪口を言う。ウケ狙い。

( ※ 本項は事実に基づいた話ではなく、憶測ゆえの話なので、冗談ネタにしかなりません。)


● ニュースと感想  (5月01日c)

 「草彅事件・再考」について。
 草彅の逮捕について、あらためて再考したが、この逮捕は不当であると思う。
 酔っ払いというのは、原則として、保護の対象となる。ただし、警察が保護をしようとしたときに、無理に抵抗すると、公務執行妨害などの理由で、逮捕の対象となる。また、警察に暴力をふるった場合には、明らかに逮捕の対象となる。
 今回はどうかというと、暴力をふるったわけではなく、抵抗しただけだ。その点では、逮捕の対象となる。しかしながら、酔ったこと自体は、逮捕の理由とはならない! この点、注意。また、公然猥褻についても、深夜の公園というのは、(犯罪性が軽微なので)逮捕の対象とならない。この件は、先に述べたとおり。
 以上をまとめて再考すると、次の処置が妥当だったと思う。
 「経験は、保護するべきだったが、抵抗された時点で、逮捕に切り替える。ただし、しらふで裸になっているわけではなく、酔っ払って裸になっているだけだから、酔いが醒めれば、問題はない。留置場のかわりに保護室に入れておいて、酔いが醒めたら、お説教をして、釈放する」
 これが常識だろう。お説教して、頭を冷やしてもらえば、それでいい。ついでにマスコミに公表してもいいが、「逮捕から保護に切り替えた」と発表すればいい。それで問題なし。
 なのに警察は、特別な大犯罪であるかのごとく扱い、大々的に「逮捕」を発表し、家宅捜索までした。その上送検までした。しかしながら、検察は、あまりにも微罪なので、「不起訴」にした。
 要するに、大山鳴動してネズミ一匹。そのために日本中で大騒ぎした。
 こんなふうにタレントで騒ぐのもおかしいですね。海の向こうでは、ブリトニーがもっと大幅にすごいことをやっている。草なぎの裸なんか(警官以外の)誰も見ていないが、ブリトニーの方は世界中に裸をさらしている。おまけに、あれやこれやと、頭おかしいことをしている。交通違反などでは明白な犯罪もしている。オマケに薬物中毒だ。……それでも、逮捕はいっぺんもされていない。
 
 で、騒いだあとの収支決算は? 軽く報道すれば、お灸を据える程度で済んだのに、日本中で狂想曲をかなり立てたから、とんでもない損害が発生した。ポスターの廃棄や作り直しなどで、余計な手間と資源がかかって、省エネに反する無駄が生じた。
 つまり、騒いだあげくの、資源の無駄。馬鹿丸出しというところ。初めから冷静でいれば、無駄や損失は生じなかったのに。
 まともな人間ならば、「騒ぎすぎるな」といさめればいいのに、あろうことか、政府の大臣は、「最低の人間だ。絶対許さない!」と大騒ぎした。そしてその翌日には、「最低の人間と言ったのは言い過ぎた」と前言をひるがえす始末。……こいつこそ酔っ払っているんじゃないか、という気もしたが。  (^^); 
 ともあれ、大騒ぎする連中は、頭がイカレている。草彅なんかで大騒ぎして、彼を非難した連中は、自分が草彅以上に世間に迷惑をもたらしたのだ、と反省するべき。
 マスコミの馬鹿連中に比べれば、草彅の方がはるかにマシだ。少なくとも彼は反省できた。猿ぐらいの知恵はある。  (^^);
 マスコミの方は、反省もせずに、大騒ぎの正当化をするばかり。あげく、太陽光発電に浮かれている。猿ぐらいの知恵もない。ウミウシぐらいですかね?   (^^);

 [ 付記 ]
 毎日新聞のコラムから。
 若者をしかることは、やさしいようで実は難しい。人気タレントが深夜、大酒を飲んで不始末を起こした。ある大臣は「最低の人間」と痛烈に非難した。だが翌日、大臣は「言い過ぎた」と一部発言を撤回した。しかり方に配慮不足があったということだろう。
 野村監督の前出の著書にはこんな一節もある。「大切なのは(失敗を)次につなげることなのだ。『失敗』と書いて、私は『せいちょう』と読むことにしている」。失敗を成長の糧に。野村監督の「ぼやき」は年輪を感じさせる芸でもある。
( → 毎日 2009-04-26
 ぼやくのは賢明な人。馬鹿騒ぎで非難するのは愚鈍な人。野村監督は自分が何をしているかわかっているが、マスコミや鳩山大臣は自分が何をしているかもわかっていない。しらふのくせに、頭が酔っ払っている。


● ニュースと感想  (5月02日)

 (1)
 豚インフルエンザについて、現時点での見解を述べる。それは「騒ぎすぎはかえって有害だ」ということだ。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザ3」

 (2)
 「豚インフルエンザ」のかわりに「新型インフルエンザ」と言い換える動きが出ている。なぜか? 学術的に正しくない、という専門家の指摘があるからだ。その妥当性を論じる。
  → Open ブログ 「学術用語バカ(インフルエンザの名称)」


● ニュースと感想  (5月02日b)

 「クライスラーの破綻」について。
 クライスラーの破綻が決まったようだ。( → 各社報道 )
 大統領の語るところでは、「一時的な破綻であり、その後は再建される」とのことだ。これをどう評価するか? 
 クライスラーの破綻そのものは、私が前に述べたことに、おおむね合致する。( → 4月24日b
 ただしそこでは、「会社清算」と示しており、「会社再建」ではない。「再建」ができればいいのだが、米国の自動車産業そのものが大幅に設備過剰であるから、どこかで設備廃棄をしなくてはいけない。クライスラーがすっかり清算されなければ、その分、GMやフォードの設備廃棄量が増える。下手をすると、ビッグ3がすべて共倒れになりかねない。
 とすれば、最も効率の悪いクライスラーに限って、完全に清算する方が合理的だ。……これが、先に述べたことだ。

 とはいえ、100%清算するというのは、行き過ぎかもしれない。ジープのようなRV車に限っては、クライスラーもそこそこ競争力を持つからだ。そこで、ジープのようなRV車を残して、他の部門(乗用車部門)はすべて清算する、というのが、最も合理的だろう。そして、クライスラーの乗用車部門が清算された分、GMの部門清算は少なくて済むようになる。

 というわけで、大統領が「再建」と語るのは、リップサービスと見なした方がいい。彼はそのつもりかもしれないが、現実には無理。「ほんの一部だけの再建」と考えた方がいい。

 なお、GMについて話をすると、GMも本当は倒産処理をした方がいい。民事再建法ふうに再建すると、大幅にメスを入れることができないからだ。生ぬるい再建よりは、抜本的な再建の方がよく、そのためにはGMもいったん破綻させて、抜本処理をした方がいいだろう。

 そして、その場合、うまい手法が使える。それは、次のことだ。
 「GMとクライスラーをともに破綻させたあとで、両者を合体する」
 この場合、二社を別々に処理するのではなく、統一的に処理するので、最適化が可能だ。開発や宣伝などの重複を大幅に省くことが可能で、効率アップが可能となる。これがベストだ。
 「GMとクライスラーの合併」
 というのは、今後の破綻処理における最善の方法であり、正解である。これに気づけば、両社は今後も存続できるだろう。しかしながら、両社を別々に再建する場合は、過去の赤字を清算するだけで、今後もやはり少しずつ赤字を垂れ流し続けるだろう。その結果、将来また、「ふたたび倒産」という事態が起こりそうだ。
 米国の人々は、本項で述べたことに、いつ気づくだろうか? たぶん、あとすうねん立たないと、気づかないだろう。再建後の会社がふたたび赤字を蓄積して、ふたたび倒産しかけたころに、本項で述べた提案がようやく日の目を見るだろう。……それが私の予想。
( ※ といっても、正解はここに書いてあるのだから、誰かが正解に気づくかもね。……でもまあ、ありえそうにないですね。)

 [ 付記 ]
 フィアットがクライスラーと提携して再建を助ける、ということだが、フィアットそのものが近年は力をなくしている。クライスラーを助ける力などはない。フィアットが小型車に関して協力するということだが、フィアットは米国では全然売れていない。そんな策は画餅にすぎない。
 クライスラーがどうしても外国メーカーの力を借りるとしたら、韓国の現代自動車だけだろう。あの会社は急激に伸びているから。……とはいえ、それも、韓国の通貨安に助けられている面が強いから、あまり楽観できない。「韓国で作った部品を輸入して組み立てる」という形でなら、何とかなるかもしれないが。

 余談だが、韓国の現代自動車は、急激に伸びている。今では規模でも品質でも、日産自動車を上回るほどだ。日産はGTRの性能だけは優れているが、あの不格好なデザインからしても、どこかが抜けているのがわかる。
 ビッグ3の心配をしているうちに、日産が倒産して、現代自動車に吸収されるかもしれない。まんざら、杞憂でもなさそうだ。
 日産はゴーンが「利益上昇」を狙って、研究開発費を削減して、ハイブリッド車の研究を大幅縮小した。その報いが、今になって効き始めている。……研究開発を軽視して、利益アップばかりを図る社長は、結局は、会社を衰退させる。
 何か、これ、日本全体に似ている感じだ。(太陽光発電でも、研究開発を軽視しているし。)


● ニュースと感想  (5月03日)

 「クライスラーの再建」について。
 前日分では、クライスラーの破綻について、次のように述べた。
 “ 大統領が「再建」と語るのは、リップサービスと見なした方がいい。彼はそのつもりかもしれないが、現実には無理。「ほんの一部だけの再建」と考えた方がいい。”
 しかし新たな報道によると、フィアットのもとで本格的に再建するつもりらしい。フィアットの小型車技術を導入して、小型車を新規開発して生産するらしい。
 これはあまりにも馬鹿げている。従来の技術や設備のうち、優良なものをそのまま残す、というのならば、まだわかる。しかし、今回の狙いは、「フィアットとクライスラーが提携して、新たに小型車分野に進出する」ということを意味する。
 気違いじみている。どこの会社も、既存の設備と技術のまま、稼働率を下げている状況だ。なのに、新生クライスラーは、世界でただ一社、ゼロから新規開発した小型車を大量生産する方針だ。つまり、新生クライスラーは、「トヨタやホンダよりもはるかに優秀な会社だから、新たに開発投資をしても、十分にペイする」と見込んでいるわけだ。世界最低水準の会社が、「世界最高水準の会社よりも、はるかに優秀であり、はるかに成長能力がある」と自惚れているわけだ。気違い同然。
 その結果は? 当然、ふたたび破綻して再建策を必要とする。
 その意味は? 今後投入する金のすべては、無駄に捨てられる、ということだ。政府は 80億ドル以上を投入するということだが、この金は再建するにはまったく不足しており、当面の維持費にしかならない。再建するつもりなら、数百億ドルが必要となる。そして、それでもまだ、再建はできない。倒産を先延ばしするだけだ。結果的に、数年間に数百億ドルが投入され、その時点で、ふたたび倒産する。つまり、数百億ドルは無駄に捨てられる。
 その上、クライスラーが存続する分、GMの再建も困難になる。GMに投入する金もまた、どんどん膨らむ。両方を見れば、共倒れ。
 まったく、ひどいものだ。クライスラーは、一部を残して、清算するのがいいのだが。そうしてこそ、GMが生き延びる可能性も高まるのだが。

 ここから、何か教訓を得ることができるか? こうだ。
 (1) 縮小が避けられないときに、あえて縮小を拒めば、結果的には縮小の幅が大きくなる。比喩的に言うと、2割の賃下げが避けられないときに、それを拒めば、会社倒産と失業によって、賃金はゼロになる。2割減を拒んで、10割減となる。……そのことは、クライスラーの債権者にも当てはまるし、クライスラーを再建しようとする米国政府にも当てはまる。「多くを欲しい」と望んだせいで、多くを失うことになる。欲が深ければ深いほど、得るものは減る。
 (2) クライスラーとGMを、個別に生き延びさせようとすれば、それぞれを生き延びさせようと努力した結果、ともに破綻することになる。むしろ、両方をセットにして、「この両方の総和を最大化するにはどうすればいいか?」を考えるといい。そうすれば、「クライスラーを清算した方が、GMの破綻を避けやすいので、両方の総和は増える」とわかるはずだ。また、「クライスラーとGMを合体すれば、無駄が減るので総和はさらに増える」とわかるはずだ。部分を個別に見るのではなく、全体を見るべきなのだ。

 [ 参考 ]
 関連情報。フィアットの力では前途多難である、という趣旨。業界の関係者も、本項と同様のことを考えているようだ。
  → 毎日新聞の解説 2009-05-02
 記事の前編には、次の言葉がある。
 「結局は政府による『ゾンビ企業』の温存に終わり、米自動車産業の競争力回復につながらないのでは」
 私よりも口が悪い。  (^^);


● ニュースと感想  (5月03日b)

 「GMの再建」について。
 クライスラーは破綻したが、GMはどうか? これについて見解を示そう。
 GM は、うまく破綻を免れて、合意による再建が可能か……という見通しもあったが、どうやらそれは困難であるようだ。つまり、合意がなされない。債権者は譲歩を嫌がり、自主的な再建はできない。とくに個人で社債をもっている人々が、債権放棄を嫌がる。(読売・朝刊・経済面・解説特集 2009-05-02 )
 こうなると、自主的な再建は無理だろう。破綻は避けられない、と思う。

 とはいえ、(クライスラーと違って)清算は避けられるだろう。
  ・ クライスラーよりは、競争力がある。
  ・ 仮に清算すると、米国の自動車市場にぽっかりと大穴があく。ありえない。
 米国で大型車を作っているのは、ビッグスリーぐらいなのだから、そこに大きな穴があくことはありえない。というわけで、GM の清算はありえないだろう。当面、赤字が出るのは、需要低下によって価格水準が低下しているからで、GM の問題とは違う。供給削減(設備廃棄)にともなって、供給が縮小し、価格水準は上がるから、倒産はうまく免れる。

 結局、次のようになるだろう。
  ・ 過去の赤字ゆえに、破綻は避けられない。債権や株式をほぼ無効化する。
  ・ 将来については、企業再建が可能。供給削減により、価格上昇。黒字化。
 これが GM についての結論だ。


● ニュースと感想  (5月03日c)

 (1)
 インフルエンザと風邪とは異なる、と主張する専門家もいる。  だが、世間的には、「インフルエンザは風邪の一種である」と見なされるだろう。(専門用語と日常用語は違う。)
  → Open ブログ 「風邪とインフルエンザ (用語)」

 (2)
 豚インフルエンザに大騒ぎしても、たいして意味はない。むしろ、豚インフルエンザの耐性化(ウイルスが薬剤耐性をもつこと)こそ、阻止するべきだ。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザ4 (耐性化の問題)」

 (3)
 豚インフルエンザの死者数について、数値が大幅に修正された。一時は「メキシコで 150人」と報道された。だが、その後、20人に、さらに、7人に修正された。
  → 豚インフルエンザの死者数


● ニュースと感想  (5月04日)

 (1)
 豚インフルエンザのワクチンを作ろう、という動きがある。しかしその生産量には限界があり、大幅に不足する。その一方、ワクチン不足を解決する方法もあるが、日本では認可されない。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザのワクチン」
  
 (2)
 豚インフルエンザのウイルスは、4種のウイルスが混合してできたらしい。その事実はともかく、この「混合」を「交雑」と表現するのは、妥当ではない。
  → Open ブログ 「ウイルスは 交雑 する?」


● ニュースと感想  (5月05日)

 豚インフルエンザの騒動は、ほとんど狂想曲とも言うべき状況である。こういうパニック的な状況に巻き込まれて、正気を失わないよう、留意しよう。
  → Open ブログ 「パニックの戒め」


● ニュースと感想  (5月06日)

 (1)
 豚インフルエンザに騒ぎすぎること(パニックふう)の弊害が速くも現れた。通常のインフルエンザの患者が、病院で診療拒否にあっているという。
  → Open ブログ 「パニックの弊害1」

 (2)
 豚インフルエンザについて、当初は情報が錯綜していたが、ようやくいくらか情報がまとまってきたようだ。現時点で、総合的に判断してみる。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザ・まとめ」


● ニュースと感想  (5月07日)

 (1)
 豚インフルエンザを恐れて、海外への修学旅行の延期が続出しているという。しかしその結果、インフルエンザにかかる可能性はかえって高まる。
  → Open ブログ 「パニックの弊害2」

 (2)
 豚インフルエンザを「新型」と表現する人が多いが、「新型」とは「新種」ではなく、ただの「亜種」にすぎない。 ここを混同して大騒ぎしないようにしよう。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザは新型でない」

 (3)
 コンビニ食品の廃棄についての続報。
  → nando ブログ 「コンビニの食品の無駄の根源」 (最後に加筆した。)


● ニュースと感想  (5月08日)

 (1)
 豚インフルエンザは、撲滅するよりは、促進した方がよさそうだ。病気を促進すれば促進するほど 被害が減る、という逆説が成立するだろう。(たぶん。)
  → Open ブログ 「豚インフルエンザを促進せよ」

 (2)
 豚インフルエンザと比較して、過去のパンデミック大流行と比較してみよう。比較することで、いっそうよく事実がわかる。
  → Open ブログ 「過去のパンデミック」


● ニュースと感想  (5月08日b)

 「舞妓さんを撮影する外国人観光客」について。
 京都の祇園で、舞妓さんを撮影するために、外国人観光客がわんさと押し寄せている。道を埋め尽くして、舞妓さんを取り囲む。スター扱い。カメラのフラッシュがたかれる。舞妓さんは大迷惑。
 ここまでは、06日のテレビの報道から。実例動画。バッチリ見ちゃいました。
 ネットで調べると、次の話があった。
  → 舞妓を追い回す観光客に「警告」
  → 京都の祇園にアジア系観光客が襲来 舞妓さんが悪戯されまくりで花街ピンチ
  → 京都の舞妓さん受難、外国人観光客らのマナー違反に「堪忍」
  → 知恵袋

 ただ、外人さんの気持ちもわからなくはない。せっかく日本に来たのなら、こんなにきれいな女性を見たくなるのも、おかしくはない。
 ここでは、「需要と供給のギャップ」があるのだ。それが問題。だから、需要に応じて、供給を出せばいい。次のように。
 「舞妓さんの撮影会を、毎日開催する。狭い祇園なんかじゃなくて、もっとまともな公園や寺院で、撮影会。料金は 1000円〜 1500円。別途、食事が 1500円」
 これならまあ、共存共栄できるんじゃないでしょうか。現状では、それがない。どうしても見たければ、次の二者択一だ。
  ・ 正式に舞妓さんをお座敷に呼ぶ。料金は高額。
  ・ 路上で無料撮影。
 こうなると、後者ばかりが増えるのは、当然だろう。中間がないのだから。だから、中間として、そこそこの料金で、そこそこのサービスを提供すればいい。
 できれば、はとバスみたいなツアーの一環で、舞妓さんの撮影会を開催すればいい。そこでは舞妓さんを、明るい陽光の下、近くからいっぱい撮影できる。とおりすがりに暗い路上で一瞬だけの撮影をするより、満足度は高い。千円ちょっとのお金を払っても問題ない。私が外人なら、そうします。
 また、外国人客向けの「観光お座敷」というのを安価に提供してもいいだろう。夜間にやるお座敷とは違って、昼間にやるのだから、ぶつからないで、収入アップにつながる。
 今は時代が国際化しているんだから、京都も変わらなくっちゃね。せっかく商売のタネがあるんだし、うまく利用しましょう。外人を非難するよりは、外人の財布の金を戴きましょう。外人だって、喜ぶはずだ。

 [ 付記 ]
 なお、本物でない舞妓もいる。「なりきり舞妓」という。
  → Google 検索
 ずいぶん、大人気らしいですね。もっと商売に利用すればいいのに。
 「ニホンジン、カネモウケ、ヘタネー」


● ニュースと感想  (5月08日c)

 「中国の反日政策への対策」について。
 中国の反日政策は、つとに有名だ。では、どうすればいいか? 2ちゃんねる流で、「中国人の馬鹿め!」と悪口を言えばいいか? (つまり、中国人と同じことをすればいいか?  (^^); )

 朝日新聞( 2009-05-06 )によると、日本の観光地のあちこちで、中国人客を招こうとしているそうだ。これは、不況対策(金儲け)であるが、副次的な効果もある。日本を訪れるのは初めてという人がほとんどだが、たいていは日本を好きになってくれるそうだ。特に高齢者はそうだ。「日本はどうせ鬼畜みたいな軍人ばかりだろう」と思っていたら、意外にも優しい文明人なので、認識をコロリと変えてしまうという。
 これは「百聞は一見にしかず」の見本みたいなものだ。現物を見ないで、食わず嫌いでいたが、実際に日本を目で見たら、本当の姿に気づく、というわけだ。
 これほど効果的な洗脳解除はないだろう。

 ここまで聞くと、「じゃ、日本への観光客をどんどん誘致しよう」という発想が出るが、それはもうすでになされている。ただ、いくら来てほしくても、相手の財布が当てになるから、どんどん来てくれるわけじゃない。
 つまり、金儲けが目的であれば、「先立つものは金」だから、金がなければどうしようもない、というわけ。
 かくて、「大量の中国人を日本に招く」という案は、あっさり頓挫する。(当り前。)

 そこで、私の出番だ。金が限られているのだから、「大量の中国人を日本に招く」ということはできない。つまり、金儲けを目的にしても、駄目だ。では、どうする? ここでは、「友好」ないし「洗脳解除」だけを目的とすればいい。
 とすれば、そのための費用は、制作費として、日本が負担するべきだ。とはいえ、日本が負担できる金は、あまりにも限られている。とすれば、論理的に言って、残る道はただ一つ。こうだ。
 「少数の中国人だけを日本に招待する」(費用はこちら持ち)
 ただし、こういう提案をすると、朝日みたいなエセ善人は、「平等のために抽選で」と言い出すだろう。私は、そうは言わない。これは、福祉策ではなく、政治政策だからだ。当然、政治的効果が必要だ。となると、こうなる。
 「招待するのは、政治家やマスコミなど、影響力のある人だけ」
 つまり、政府やマスコミの局長クラスや、部長クラスだ。こういう人々を、どんどん日本に招けばいい。そうすれば、彼らの行なう反日キャンペーンを抑制できるはずだ。そのことで、日本の利益にもなるだろう。少なくとも、下らないことでいがみ合う無駄な労力を、なくすことができる。(……いがみ合うのが好きな2ちゃんねらーは、「中国人の悪口を言えなくなった」と文句を言うだろうが、無視。  (^^); )
 
 以上が私の提案だ。少額の金をかけて、中国との間の関係を健全化する。そのことで特に、中国市場に入りやすくする。日本の輸出企業にとっては、とてもありがたい話だろう。あなたが自動車会社や電器製品会社と関係があるなら、「それで給料がちょっと上がればいいなあ」と思うだろう。
 ともあれ、喧嘩するばかりが能じゃない。「北風と太陽」という話を思い出してもらいたい。


● ニュースと感想  (5月09日)

 (1)
 豚インフルエンザの情報は、何でもかんでも、どんどん公表した方がいいのか? それはデマとはどう違うのか?
  → Open ブログ 「豚インフルエンザとデマ」

 (2)
 マイ・マップの情報漏れが新たに起こった。家庭訪問先の生徒の個人情報が漏れる。  Google のこの体質は、フィッシング詐欺と本質的には同じである。
  → O「Google とフィッシング」


● ニュースと感想  (5月10日)

 (1)
 豚インフルエンザは、今後どうなるか? 「秋以降の流行」を予測しておこう。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザの流行予測」

 (2)
 豚インフルエンザの流行は不可避だろう。 では、どう対策すればいいか? 無為無策でいいのか?
  → Open ブログ 「豚インフルエンザの流行後の対策」


● ニュースと感想  (5月11日)

 (1)
 現在、豚インフルエンザの感染者が海外から国内に流入した。感染容疑者は強制的に隔離される。では、その必要性はあるか? (短期的な対策について論じる。)
  → Open ブログ 「強制的な隔離は必要か?」

 (2)
 豚インフルエンザについてのマスコミの報道を講評する。  簡単に言えば、読売や日経はマシだが、朝日はひどい。朝日の読者は嘘情報に注意しよう。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザとマスコミ」


● ニュースと感想  (5月12日)

 (1)
 強制的な隔離が実行されているが、これには弊害もある。「十日間も軟禁されるのならば、申告をやめよう」と思う人が出るだろう、ということだ。
  → Open ブログ 「強制的な隔離の弊害」

 (2)
 今秋以降、豚インフルエンザが流行するだろう。そのとき、何が起こるか?   「診察拒否によるパニックが起こるだろう」と予測しておこう。
  → Open ブログ 「診察拒否とパニック」

 (3)
 医者のストライキは許されるか? もちろん、許されない。しかし黄金週間には、医者は実質的にストライキをしているも同然だ。
 しかも、医者のストライキは、豚インフルエンザが流行した時期にも起こりそうだ。「診察拒否」という形で。
  → Open ブログ 「医者のストは許されるか?」


● ニュースと感想  (5月12日b)

 「小沢の辞任」について。
 辞任の意向を発表したが、2日遅れましたね。前々日なら、豚インフルエンザの騒ぎに隠れて、どさくさにまぎれることができたのに。なのに、大々的に取り上げられてしまった。
 こういうことは、こっそりと隠れるようにやって、人々の記憶に残らないようにするべきなのだ。晩節を汚さないように。
 本当なら、三日前に表明するべきだった。それならまだ連休にまぎれて、世間でも旅行にまぎれて、たいして騒がなかっただろうし。一番騒ぎになる時期に辞任した。そのせいで、マスコミは「民主党はガタガタ」というふうに報道するだろうし、大注目を浴びて、民主党は大損だ。
 小沢は、党に迷惑をかけないようにするべきだった。常識的に言って、連休中に表明するものだとばかり思っていたが。最悪の決定をしてしまった。
 時期を間違えるとは。小沢もどうやらボケてしまったようだ。


● ニュースと感想  (5月13日)

 (1)
 病院は、黄金週間に一斉休診をしている。これについて論じる。
  → Open ブログ 「黄金週間の一斉休診」

 (2)
 ソ連風邪もまた、(一種の)豚インフルエンザと見なせる。「豚由来のインフルエンザ」という意味で。  とすれば、(本来の)豚インフルエンザは、すでに世界中で広範に蔓延しているのだ。
  → Open ブログ 「ソ連風邪も豚インフルエンザだ」


● ニュースと感想  (5月13日b)

 「豚インフルエンザと悪質企業」について。
 豚インフルエンザは、悪質企業の利益至上主義からもたらされた、という指摘がある。まるで私が書いたみたいな文章なので、面白い。紹介して、一部抜粋しよう。(原文は英文。)
 利益は私企業のものにされたが、損失は社会が負担した。養豚場の場合、巨大養豚場からの利益は、企業が着服する一方、豚インフルエンザ対策経費は、納税者たちが負担する。養豚場は、膨大な量の豚の糞尿を、地域社会に投棄し、これは地域社会の人々を病気にしたばかりでなく、世界的な健康問題をひき起こした。
( → マスコミに載らない海外記事
 なかなか面白いので、上記リンクから、全文を読むことをお勧めする。


● ニュースと感想  (5月14日)

 (1)
 豚インフルエンザに有効な薬は、タミフルだけなく、リレンザもある。  当面、タミフルより、リレンザを使う方が好ましい。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザとリレンザ」
 
 (2)
 インフルエンザ治療薬としては、タミフルよりも、リレンザの方が望ましい。  そこで、リレンザの吸引方法を示す。メーカー推奨の方法は、あまりお勧めしない。
  → Open ブログ 「リレンザの吸引方法」


● ニュースと感想  (5月14日b)

 「次期民主党代表」について。
 次の民主党代表には、菅直人は出馬しない意向だという。その結果、鳩山と岡田の一騎打ち。
 一方、民意はどうか? 次の民主党代表に誰がふさわしいかとの質問で、ネットでアンケートを実施したそうだ。結果は、鳩山由紀夫氏が18%で最多、菅直人氏、前原誠司氏らが続いた。ただし、男性は菅氏、女性は鳩山氏の人気が高い。
  → ネットでのアンケート
 
 これはどういうことか? 「菅直人は実力は一番だが、昔の女性問題の印象が悪くて、女性から嫌われている」ということですね。  (^^);
 その点、男性は、あんな事件のことはもう忘れてしまっている。そもそも、浮気ぐらい、どうってことはない、と思っているんだろう。私もそう思います。  (^^);

 なお、私の見解を言えば、次の通り。
 「鳩山も、岡田も、前原も、どれも駄目。致命的に悪い。その点、菅直人は、ちゃんと能力もあるし、特に悪いところもない(浮気を除けば)。」
 こうなると、選択肢は、菅直人しかない。「彼が素晴らしい」という理由ではなくて、「他の候補者はクズばかり」という理由で、菅直人を支持する。ま、オバマ支持みたいなものだな。
 私がこれまで積極的に支持した政治家は、クリントンだけだ。クリントンの域に及ぶ政治家は、他にはいない。そういう条件のもとでは、菅直人はなかなか良い部類だ。惜しむらくは、年を食いすぎたことだ。あと 10年か20年前ならば良かったのだが。
 それにしても、次の世代が育っていませんねえ。どうしてだろう。
( ※ ゲームに汚染されたせいだろうか? この世代のころからテレビ・ゲームに汚染されつつあるし。)

 [ 付記 ]
 別のアンケートもある。こちらは、「岡田・鳩山が有力」(菅不出馬)という報道が出たあとのものらしい。
 → zakzak


● ニュースと感想  (5月15日)

 (1)
 タミフルであれ、リレンザであれ、いずれよ薬剤にも耐性ウイルスは出現するだろう。では、耐性ウイルスの出現を抑止するには、どうすればいいか?
  → Open ブログ 「耐性ウイルスの抑止」

 (2)
 人類は(薬剤乱用により)耐性ウイルスを出現させようとしている。そのさなかで、一人一人はどうすればいいか?
  → Open ブログ 「パンデミック対策と免疫力」


● ニュースと感想  (5月15日b)

 「スパコンからの撤退」について。
 NECと日立がスパコンから撤退するという。富士通は残る。(各紙報道 2009-05-14 )
 これは別に悪いことではないと思う。日本の小さな市場に3社が併存するのは効率が悪い。1社で十分だ。全社が消えるのは困るが、富士通に集約されるのならば悪いことではない。
 問題は、集約されるか否かだ。集約されるためには、次のことが必要だ。
 「撤退したNECと日立のスパコン技術者を、富士通が中途採用する」
 もしくは、次のことだ。
 「NECと日立のスパコン部門を、施設ごと富士通に売却する」
 後者は、効果が高いが、金がかかりそうだ。となると、前者の方がお勧めだ。富士通は人件費だけで、NECと日立のスパコン部門を買収できる。めでたし、めでたし。NECと日立の技術者だって、そのままスパコン研究を続行できるのだから、渡りに船だろう。
 
 意常用にすることで、集約化が可能だ。問題は、富士通の経営者に、その度胸があるか否かだ。当面、費用は2倍ぐらいに増える。それを負担する度胸があるかどうか。
 ただ、費用は二倍になるが、売上げは三倍になる。(他社の分の売上げも得るからだ。……単純計算だが。)
 というわけで、富士通医は、頑張ってもらいたい。

 しかしながら……現状では、開発主体の理研は「NECと日立が撤退したから、開発計画を抜本的に再検討」という方針を打ち出し、大幅縮小するつもりらしい。
 理研も富士通も、経営感覚がゼロ、ということか。このままでは、富士通も撤退するハメになるかも。
 その場合は、仕方ない。NECと日立と富士通の技術者は、そろってサムスンにでも入社しなさい。日本の三社の経営者がいずれも馬鹿ばかりなら、そうするしかないでしょうね。……日本の国益には反するが、人類の利益にはかなうから、それはそれで良いことだ。 (^^)
( ※ 現実には、サムスンでなく、アメリカの会社に行くことになるかも。)


● ニュースと感想  (5月16日)

 豚インフルエンザに対して過剰に対応することは、かえってパニックを引き起こす。パニックを避けようとする措置が、めぐりめぐって、かえってパニックを招く。
  → Open ブログ 「過剰対応とパニック」


● ニュースと感想  (5月17日)

 豚インフルエンザの現状について、ニュースの紹介をしておこう。日本と世界。
 → Open ブログ 「豚インフルエンザの現状」


● ニュースと感想  (5月17日b)

 「民主党の新代表」について。
 鳩山に決まったが、16日夕刊の新聞からは吹き飛ばされてしまった。豚インフルエンザの騒ぎのせい。
 小沢辞任は報道されても、新代表決定は消し飛ぶ。おまけに鳩山というのは、選択肢のなかで一番まずい。民主党の対応は最悪。
 空気を読めない政党。


● ニュースと感想  (5月17日c)

 「朝日の景気論説」について。
 朝日の社説。景気論議。トヨタは駄目だが、任天堂は素晴らしい。任天堂の真似をせよ、という趣旨。
  → 朝日・社説 2009年5月16日

 馬鹿丸出しの見本。常にそのときの好調企業を見て、「あの会社を真似よ」と主張する。トヨタが儲かれば「トヨタを真似よ」と述べ、任天堂が儲かれば、「任天堂を真似よ」と述べる。人の真似をすることしか考えられない猿知恵。

 しかし、任天堂は好調でも、ソニーは不振だ。ここで大事なことは、次のことだ。
 「1社だけが好調なのでは意味がなく、市場全体が好調でなくては」
 朝日の主張しているのは、「任天堂は素晴らしい」ということだが、その分、ソニーは困っている。「任天堂が儲けて、ソニーが損する」というのは、任天堂にとっては好ましいが、日本全体にとっては良くも悪くもない。朝日は任天堂の回し者で、ソニーの敵なのか? そうでなければ、「両者の総和が大事だ」という立場を取るべきだ。
 仮に、朝日の言うことを真に受けて、ソニーが任天堂のように頑張れば、今度は任天堂が儲からなくなる。ソニーが朝日の言うことを聞いたせいで、任天堂がお手本にならなくなる。それでは自己矛盾だろう。
 大事なのは、総和なのだ。

 では、総和は? つまり、市場全体の規模は? 昨年の時点では、数%の増加だ。では、将来は? この記事を見よ。
  → ゲーム機市場、2012年には6分の1の規模に縮小
 三年もたてば、ゲーム機市場は大幅に縮小する。なぜ? 今はまだ Wii や DS が物珍しいから、どんどん売れているだけだ、ということだ。やがて Wii や DS が大幅に普及すれば、物珍しさは消える。しかも、次世代機は、まだ登場しない。となれば、市場規模は大幅に縮小するだろう。
 つまり、任天堂の繁栄は、次の二点による。
  ・ ソニーのシェアを奪った。
  ・ 現時点ではモデルの切り替え期なので、一時的に儲かっている。
 こういうふうに、部分的で一時的な繁栄を見ても、何の意味もない。朝日の主張は、全体的な視点が欠落している。あまりにも視野が狭い。

 [ 付記 ]
 こういう視野の狭さは、医療でも同様だ。「自分さえ良ければいい」という発想で、タミフルを乱用したあげく、タミフル耐性ウイルスを出現させて、かえってタミフルを無効化してしまった。
 どこでもそうだが、人間は視野が狭すぎる。それが自らの首を絞める。


● ニュースと感想  (5月18日)

 Google がストリートビューの方針を改めた。カメラ位置を 40センチ下げて、再撮影するという。これを歓迎する向きもあるが、本質的には何も変わらない。
  → ストリートビューの方針変更


● ニュースと感想  (5月19日)

 (1)
 豚インフルエンザの患者がすでに 100人を越えている。  同時に、休校する学校は 1000校を大幅に越えている。  インフルエンザよりも、パニックの方が拡大している。皮肉。
  → Open ブログ 「病気よりもパニックの拡大」

 (2)
 ストリートビューは 2009年春ごろから、英国・フランス・イタリアの各地にまで展開した。では、その影響は?
  → ストリートビューと諸外国


● ニュースと感想  (5月20日)

 豚インフルエンザばかりが話題になっているが、本来警戒するべき鳥インフルエンザ由来のパンデミックはどうか?
  → Open ブログ 「次のパンデミックの予想」


● ニュースと感想  (5月20日b)

 「病気の伝染を楽しむ本」について。
 未知の新病が次々と伝染して人類がパニックになる……という話は、SFではよくある話。そのなかでも傑作として知られているのが、「アンドロメダ病原体」(マイクル・クライトン作)だ。
 豚インフルエンザに乗じて金儲けをしたい人は、これをアフィリエイトに張っておくといいかもね。   (^^);
( ※ この小説、理系丸出し。文系の人には向いていません。さすがに数式は出ていないが、発想が理系そのもの。逆に言えば、理系の人には、「めったにない小説」と大喜びできる。……別に堅苦しくはない。サスペンス満載。怪獣が人類を征服するのではなく、病原体が人類を征服する、というサスペンス。)
( ※ 今の日本は、まさしくそういう感じ。「新型ウイルスが日本を征服する」というパニック。……事実は小説よりも珍なり?)

 [ 付記 ]
 オタク向けかもしれないが、豚インフルエンザの騒ぎのなかで、宇宙服みたいな「防護服」を買う人々もいる。
 問い合わせの8割は個人で、中には1人で30組まとめ買いした例も。同社側が「個人には必要ないのでは」と伝えても、「念のため」として購入する人もいたという。戸倉康司社長は「新型肺炎(SARS)のときも日本中からマスクが消えた。(今回も)パニックが起きつつあるのでは」と懸念している。
( → 防護服の販売(記事)


● ニュースと感想  (5月21日)

 (1)
 政府はパニック的な対処を改めることにした。では、これで、パニックは収束するか? 否。 パニックの収束には、政府・厚労省は当てにならない。むしろ、(医療政策のための)「司令センター」を設立するべきだ。
  → Open ブログ 「パニックと司令センター」

 (2)
  哺乳類の進化について、前出項目に加筆した。
   ※ 「三つのものが、共通祖先から一挙に分岐した」という解釈を否定している。
  → Open ブログ 「哺乳類の進化」 【 後日記 】」


● ニュースと感想  (5月22日)

 (1)
 前日分では、「日本疾病対策センター」の設立を唱えたが、それと似たものはなくもない。 「国立感染症研究所 感染症情報センター」というものがある。
  → Open ブログ 「[参考] 感染症情報センター 」

 (2)
 東京でも感染者が出た。マスコミは大騒ぎしているが、もともと予想されていたことだ。
  → Open ブログ 「東京でも感染者」

 (3)
 「タミフルが不足している」という話がネットに出回っている。しかしこれは真っ赤な嘘(デマ)である。だまされてはいけない。
  → Open ブログ 「タミフルが不足?」


● ニュースと感想  (5月22日b)

 「死刑囚と人体実験」について。
 裁判員制度が始まる。「死刑にするかどうか」と悩む人も出るだろう。そういう時流のなかで、ちょっと考えたことがある。死刑廃止と死刑維持に関して。
 「死刑囚を、新薬開発の人体実験として使う」
 これなら、世の中の役に立つので、死刑囚にも生存価値がある。名案。 (^^)v
 殺さない、という点で人命救助にもなる。健康を害することは多々あるだろうが、死ぬことはほとんどないだろう。その前に猿などの動物実験があるのだから。
 これは、人間を実験動物にするという意味で、まったく非人道的な実験だ。そして、それだからこそ、刑としての意義がある。
 一方、被害者感情としても、「こういう形で社会のために貢献するのであれば、しばらく生かしておいてもいいか。人間のクズだし、生きている資格はないが、こういう形でなら、生きる価値が出るし、社会にも貢献するから、生かしてやってもいい」と思うだろう。妥協できる。

 どうです? 名案ですね。死刑囚のおかげで、パンデミック用などの新薬開発が早めに進むとしたら、こんなに嬉しいことはない。
 なお、パンデミック用の新薬開発は、すでに9年を経ているが、いまだに臨床試験中だ。臨床試験が大変だから、タミフルとリレンザの次の新薬が、なかなか出ない。死刑囚が貢献すれば、期間が短縮されて、多くの人命が救われるだろう。

 [ 付記1 ]
 逆の意味で怒る被害者遺族もいるかもしれない。
 「それじゃ犯人を罰する意味がない。実験はめったにないんだし。ぬくぬくと生かすことはできない!」
 と。その場合は、次の案を追加できる。
 「実験のモルモットになるとき以外は、植物人間状態として、眠らせておく」
 たとえば、1年に1週間だけ実験をするとして、その前後の1カ月間だけ覚醒させる。他の 11カ月は、眠らせて、植物人間状態。実験がなければ、一生、植物人間として生きることになる。彼がまともに生きることができるのは、実験動物になるときだけだ。
 これならば、被害者遺族としても、納得できるだろう。
( ※ ただし、こういうふうに設定すると、死刑囚は「なるべく覚醒していたい」と思うようになるから、「なるべく実験に使ってくれ」と頼むようになるだろう。医者もそれを聞き入れて、「あんまり必要ないけど、とりあえず実験に使ってやるか」と思うようになるだろう。結果的に、死刑囚は、自らの選択により、一生をモルモットとして生きることになる。……たぶん、それで本人も満足でしょう。「人をたくさん殺しておきながら、おれは生きられるなんて、ラッキ−」と思うはずだ。もし彼が悔悟しているならば、という前提で。悔悟していなければ? 一生、眠らせておきなさい。白雪姫?)

 [ 付記2 ]
 「そんなのは残酷だ!」と反対する人もいるだろう。しかし、それを残酷であると思うのであれば、普通の人(患者)を使って人体実験することになる。そっちの方が残酷でしょう。
 一般に、薬効の実験ならば、患者を使っていいが、副作用の実験ならば、患者を使うべきではない。患者をモルモットにするべきではない。ここは死刑囚をモルモットにした方がいい。
 ここでは、次の三者択一だ。
  ・ 普通の患者をモルモットにする。
  ・ 死刑囚をモルモットにする。
  ・ 誰もモルモットにしないので、新薬開発ができない。
 最後の場合、人類全体が「放置」という逆実験のモルモットになる。「新薬を与えないと どうなるか」という逆実験。
 「誰一人モルモットにしたくないならば、誰もがモルモットになる」
 という逆説。誰一人をも傷つけまいとすれば、全員を傷つけるという逆説。……善良な素人には理解できない真理。


● ニュースと感想  (5月23日)

 (1)
 政府は豚インフルエンザ対策を、正式に改めた。
 「水際対策を大幅に縮小する」「休校は必要ない」
 など。過剰な対策をやめて、緩和するわけだ。
  → Open ブログ 「政府の新対策(緩和)」

 (2)
 日本感染症学会という専門学会がある。これが「緊急提言」というレポートを出した。
  → Open ブログ 「日本感染症学会」


 (3)
 豚インフルエンザにかかるのは若者が多い。では、なぜか? 「若者はこのタイプには免疫がないが、中高年には免疫が損っているからだ」という見解が有力だ。   → Open ブログ 「若者と免疫」


● ニュースと感想  (5月24日)

 (1)
 「中高年ならば、罹患の経験があるから、免疫がある」と言えるか?
  → Open ブログ 「高齢者と免疫」

 (2)
 高校生ばかりで感染者が出現するのは、なぜか?  感染者には若者が多いことは、前々項のことで説明されるが、大学生や中学生でなく高校生ばかりになることは、それでは説明されない。
  → Open ブログ 「高校生ばかり?」

 (3)
 豚インフルエンザの感染者は現在、3百余名。しかし、重症者や死者はゼロ同然だ。このことから、豚インフルエンザについては特に危険視しなくていい、とわかる。
  → Open ブログ 「豚インフルエンザの重症度」

 (4)
 豚インフルエンザの感染者数がかなり増えているが、感染者にはまったく責任がない。感染者にむかって「おまえが悪い」などと非難するのは、まったく間違ったことだ。
  → Open ブログ 「感染者は悪くない」


● ニュースと感想  (5月24日b)

 「韓国の前大統領の自殺」について。
 韓国の前大統領が自殺した。背景となる記事を紹介しよう。
 前大統領は大統領経験者としては珍しく、大統領職を退いた後は中央政界からもきっぱり身を引き、故郷のある金海市郊外の烽下村という人口約120人ほどの小さな集落に移り住んだ。
 その一角に邸宅を建てて有機農法による農作業などをしながら、静かに隠遁生活を送っていた。麦わら帽子をかぶり、住民らと気軽に語らう様子などがたびたび報じられ、前大統領には清潔で気さくなイメージがあった。
 しかし、不正疑惑が浮上すると、生活は一変。自宅周辺には連日報道陣が詰めかけ、騒がしくなった。村の住民は「精神的にずいぶんと追い詰められていたようだ。本当にかわいそうだ」と語っている。
( → 産経ニュース
 これに似ているのは、ペルーのフジモリ元大統領を蹴落とす政争だ。政権の都合で、過去の政敵をいけにえにする。
 まあ、民度の低い途上国では、こういうことはあるのかもしれない。

 しかし、これを「パニック」という観点から見ると、日本も他人事ではない、とわかる。インフルエンザのパニックで、日本中が狂騒状態だ。その点では、日本だって、似たり寄ったり。
 人のことを笑えないな。人のフリ見て、わがフリ直せ。


● ニュースと感想  (5月25日)

 (1)
 大阪府は休校を「解除」するという方針を出した。  しかし、もともと7日間の休校だったのだから、7日後に「期限切れ」になっただけのことだ。予定通りなのを、ゴマ化している。嘘 !
  → Open ブログ 「休校解除という嘘」

 (2)
 大阪府知事と厚労相は、休校期間の満了後に、自慢した。「休校措置によって感染者数の増加を食い止めた」と。  これは自慢タラタラだが、明白な嘘だ。仮に嘘でないとしたら、休校措置を継続しなくてはならない。
  → Open ブログ 「一斉休校の効果」

 (3)
 ペラミビル( Peramivir )という新薬がやがて発売されるという。タミフル ,リレンザに次ぐ、第3の薬。似て非なるもの。
  → Open ブログ 「新薬ペラミビル」


● ニュースと感想  (5月26日)

 「北朝鮮の核実験」について。
 北朝鮮の核実験があったが、私の立場は、前に述べたとおり。改めて書くことはない。前述の話を読みたければ、どうぞ。
  → (2006年10月08日)北朝鮮の核実験


● ニュースと感想  (5月26日b)

 (1)
 「インフルエンザはシュウソクに向かいつつある」と官房長官が述べた。  シュウソクとは何か? 終息か? 収束か?
  → Open ブログ 「終息? 収束?」

 (2)
 (豚インフルエンザについて) 何をなすべきか?
 対策として、何でもかんでもなすべきか? いや、そうすればパニックに至る。あわてて、そそっかしく行動してはならない。
  → Open ブログ 「(対策は) 何をなすべきか? 」


● ニュースと感想  (5月27日)

 (1)
 豚インフルエンザは、日本では収束しつつあるようだ。では、南半球ではどうか? もちろん、これから流行していくだろう。
  → Open ブログ 「南半球では大流行する」

 (2)
 秋にはふたたび、豚インフルエンザの感染者数が急増するだろう。そのとき、どうするべきか? 実は、何もしないのが、最善だ。
  → Open ブログ 「秋には何もするな」


● ニュースと感想  (5月28日)

 (1)
 豚インフルエンザについてのリンク集。
 木村もりよ(盛世)という専門家が、かなり初期から、私と同様のことを言っていた。私とは多少異なる点もあり、参考になる点も見出される。
  → Open ブログ 「リンク(インフルエンザ)」

 (2)
  Google の問題(ストリートビュー、書籍DB化、Picasa 、犯罪性)について、次のサイトで述べます。本日分で、4項目あります。(前日分も、1項目あります。)
 → http://google-and.meblog.biz/


● ニュースと感想  (5月28日b)

 「学歴と失業」について。
 学歴があれば、失業しないで済むか? ……という話題がネットに上がっている。下記のニュース。
  → 京大生が語る高学歴エリート難民論争
  → 学校ってバカを治療してくれんのか
 
 ネットというのは、本当に馬鹿を増殖させるものだなあ……という見本か。
 しかしまあ、この件は、経済学でもしばしば話題になる。
 「失業は誰の責任か?」
 「失業をなくすにはどうすればいいか?」
 という典型的な話題。それに対して、二通りの回答がある。
 「個人が努力すればいい」 → 職業訓練をすればいい。(古典派)
 「労働の総需要を増やせばいい」 → 生産の総需要を増やせばいい。(マクロ)
  
 簡単に言おう。
 前者の発想 …… 太郎が能力を高めれば、太郎は就職できる。だから、みんなが能力を高めれば、みんなが就職できる。
 前者の発想 …… 太郎が能力を高めて就職すれば、次郎が首になるだけだ。労働需要の総和が同じときに、個人が努力をしても、労働者の入れ替えが起こるだけだ。全員が就職することはできない。

 これは椅子取りゲームにも似ている。100人がいて、80席の椅子がある。優秀な80人だけが席に座れる。そこで、「椅子に座れるかどうかは、個人の能力のもいだ」と結論してから、「全員が優秀になれば、全員が椅子に座れるはずだ」と結論する。

 漫才? あほくさくて、やってられない。   (^^);
 ( ※ 例のブログには、「バカ」という言葉のオンパレード。「バカというやつがバカ」を証明する見本となる、素晴らしいブログ。その能力は、ノッチと同じぐらい優秀ですね。……私だったら、こういうふうに褒めるんだが。  (^^); )


● ニュースと感想  (5月29日)

 「裁判員制度の必要性」について。
 裁判員制度は、なぜ必要か? それは、日本に「裁判」という制度をつくるためだ。なぜかというと、現在、日本には、「裁判」という制度が存在しないからだ。
 そう聞くと、「裁判所があるだろ!」と思う人もいるだろうが、とんでもない。あれは「裁判をする場所」ではなくて、「市民を有罪にするための場所」である。そこでは裁判は、なされない。裁判というものは、「有罪/無罪」を決めるところだが、「裁判所は、そういうことをしない。入った人は全員、「有罪」となる。
 そのことは、次のページで示されている。
  → 痴漢冤罪の話
 
。なんせ有罪率は99.9%だ。友人の検察官は、転勤先で、どう考えても無罪になるだろうと思われる事件を担当させられて、前任者は何でこんなの起訴したんだろう、控訴するのかの審議の準備とかめんどくせーなーと思っていたら、それでも有罪判決が出て、言い渡しの時は耳を疑ったよ、馬鹿じゃないかと思った、弁護士さんすげー怒ってたけど当ったり前だよねぇ、と笑ってた。この国の刑事裁判官ほど楽な仕事はない。検察官の言うとおり判決を書けばいいんだから。
 というわけ。日本には、裁判という制度は存在しない。それで、「裁判員制度」といものができたわけだ。

 [ 付記 ]
 私としては、これには、賛成するか? ……「次善の策」としては、賛成しよう。現在の制度よりはマシだ、という意味で。
 ただ、一般国民から無作為で選択する、というのは、馬鹿げている。公募制にした法がずっとマシだ。私の案は、次の通り。

 「裁判員制度は、おおむね採用する。ただし、その裁判員は、公募する。給与は日給1〜2万円程度として、主に高齢者(退職者)や主婦から採用する。フル勤務ではなく、月に10日程度の勤務。勤務日数を減らすことで、対象者を増やす。また、任期制として、人気は2年程度。採用に当たっては、採用試験を実施し、成績の悪い人は足切りする。おおむね、偏差値 55以上の人が採用される。採用後は、裁判ごとに抽選。」


● ニュースと感想  (5月29日b)

 (1)
 パニックふうの騒動のあとで、「インフルエンザへの対処がいくらか過剰だった」という趣旨のマスコミ報道が見られる。 だが、マスコミは、反省しているようで、ほとんど反省していない。「まるきり過剰だった」「全然不要だった」と見なす方が正しい。
  → Open ブログ 「マスコミの無反省」

 (2)
 普通の病院がインフルエンザの患者を診察すると、院内感染の危険がある。  それを避けるために、インフルエンザ患者専用の「発熱外来で」という案がある。だが、可能か?
  → Open ブログ 「発熱外来で診察可能か?」


● ニュースと感想  (5月30日)

 秋冬のインフルエンザの患者には、「発熱外来で対処」という方針があるが、それは不可能だ。では、どうすればいいか? 実は、最善の策は、「何もしないこと」である。それによって、死者数を最小化することができる。
  → Open ブログ 「医者は何もするな 」


● ニュースと感想  (5月31日)

 (1)
 ウイルスをまき散らす患者を囲い込むには、発熱外来に誘導する以外に、他の方法もある。電子的に診察することだ。その典型は、電話診察だ。
  → Open ブログ 「電子診察(対面なしの診察)」

 (2)
 タミフルやリレンザなどの抗ウイルス薬は、処方しない方がいい。ただし、どうしても欲しい人のためには、薬局で購入できるようにするといい。
  → Open ブログ 「抗ウイルス薬は薬局で」


● ニュースと感想  (5月31日b)

 「厚労省の分割」について。
 厚生労働省の分割・再編構想があったが、頓挫した。背景と現状は、下記。
  → ニュース・社説
 私の考えは? 基本的には賛成だが、名前が気に食わない。次のようにするべきだ。
   厚生労働省 → 厚生省 + 労働省
 つまり、「元の木阿弥」である。  (^^);
 というのも、両者の合体(中央省庁再編による)が、もともとおかしかったからだ。
 こんな馬鹿なことをやったのは誰か? 小泉か? と思ったが、そうではなくて、橋下だったという。( → 出典 ) なるほど。大風呂敷を広げそうな人だ。あの人は、消費税増税という大失敗をやっただけでなく、こんな大失敗もやっていたわけだ。何もしなければよかったのに。

 なお、今回の案では、「少子化対策」を「国民生活省」に一元化する、ということだが、これは馬鹿げている。組織というものは、目的ごとになすものではない。
 一般に、政治というものは、何らかの目的のために、多くの組織がそれぞれ担当するべきものだ。究極の目的は「国民の幸福」であり、そのために、各省庁がそれぞれ自分のなすべきことをなせばいい。「少子化対策」であれば、それぞれの省庁の管轄内で、なすべきことをなせばいい。たとえば、「企業の努力」なら経産省と労働省、「社会保険の改善」ならば厚生省、生徒への性教育(?)ならば文科省、マクロ経済ならば内閣府や首相など。……ま、いろいろある。
 政治というものは、「役所のためにある」のではない。「役所が活動しやすくするためにある」のではない。「国民のためにある」のだ。そこを勘違いしているのが、今回の再編劇だ。
 ここのところを考え直さないと、改善するつもりで改悪になりかねない。困ったことだ。


● ニュースと感想  (6月01日)

 タミフルよりは、リレンザの方がいい。理由は、副作用が少ないことだ。高齢者・妊婦・慢性病患者などには、このことが大切だ。
  → Open ブログ 「タミフルよりはリレンザ」


● ニュースと感想  (6月01日b)

 水村美苗の「日本語が亡びるとき」について、解説と批評をする。
 簡単に言えば、彼女の狙いはいいが、敵を間違えている。敵は、英語ではなく、ITだ。それが日本語を劣化させている。
  → nando ブログ 「ITと日本語(日本語が亡びるとき)」







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「泉の波立ち」
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