[付録] ニュースと感想 (107)

[ 2006.04.15 〜 2006.06.13 ]   

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● ニュースと感想  (4月15日)

 「サイトおよび著作の予告」について。

 このあとしばらく、サイトの更新頻度を落とします。理由は、
 (1) ライブドアの著作の執筆がピークに近いので。そちらに専念。
 (2) 実を言うと、(ここ一週間ほどのネタは時事ネタだが)、ここ一カ月ぐらいのネタの多くは、かなり前に書いたネタだ。4月06日と07日のライブドアの話(マスコミ批判)にしても、ずっと前に書いておいた話。それを在庫にしておいたわけ。
 (3) 今や、在庫にあったネタも、いよいよ尽きてしまって、スッカラカン。それも尽きてしまった。  (^^);

 というわけで、今までは在庫品のネタを出してきたが、もはやネタ切れで、このあとはしばらく、うまく更新できそうにない。明日以降、お休みかも。更新頻度は下がります。ま、突発的な事件があったりすれば、雑談ぐらいなら書くが。
(実はここ一週間ぐらいは、当日の時事ネタで埋めていた。)

 一方、Open ブログ の方は、まだいくらかネタがあるので、こちらはときどき更新します。

 ライブドアの原稿の進行は、予想とはちょっと異なっている。質的には予想を上回って大々的になって面白くなり、まるで推理小説みたいに「謎と真相」という話が続々と続く。目からウロコの連続。その一方で、分量が増えすぎたので、精選するのに手間取っている。内容が薄ければスラスラと書けるが(小泉の波立ちみたいにね)、内容が濃いと書くペースが遅れてしまう。内容の密度が5倍になると、書く速度は5分の1になる。(思考のペースが同じなので。)
 というわけで、「レベルはずっと上がり、執筆は予想より遅れる」という形。ま、上場廃止も実施されたし、今さら一週間か二週間ぐらい遅れても、大差はあるまい。
 時事情報を追うのは、本サイトで。事件の真相をじっくりと考えるのは、著作で。「ほう、なるほど、ふんふん」と思うなら、本サイトで。「え、本当? まさか、ウッソー。目からウロコだ。愕然」と思いたければ、著作で。
 そこがまあ、無料と有料の違いです。さもないと、お金を出した人に、申し訳ない。「金を払ったのに、無料版と同じだ。これじゃ、詐欺だ。金返せ!」なんて言われないようにします。

 【 予告 】
 ライブドア事件の真犯人は、誰か? 検察か、東証か、マスコミか、フジテレビか、亀井議員か、官邸か、国民か? ……そのうちの誰かだろう、と思うのが、おおかたの読者の予想だ。しかしながら、どれも、いまいちしっくり来ないはずだ。「なるほど」と膝を叩く気にはなれないはずだ。
 実を言うと、すべてを見事に説明する真相が、別にある。それを知ったとき、「あ、そうだったのか!」と読者は膝を打つだろう。「これで事件のすべてがすっかり氷解したぞ。何もかもすっかりよくわかったぞ」と思うはずだ。
 では、意外な真相とは? それは推理小説の最後で明らかにされます。事件の真実が判明したとき、あらゆる謎はジグソーパズルの断片のように、きっちり噛み合います。
( ※ あらかじめヒントを言うと、それには数学的な思考が必要です。一つ一つ、「これか?」「あるいは、これか?」と探していっても、複雑なジグソーパズルは解けません。全体を一挙にパチンと はめるには、数学的な思考が必要。「全体像」といってもいい。)


● ニュースと感想  (4月16日)

 「クジラとソナー」について。
 米軍のソナーのせいでクジラが暴走する、という記事があった。(読売新聞)( → Yahoo ニュース
 米海軍の艦船の水中音波探知機(ソナー)が原因と見られるクジラの大量死や大量迷走が、過去10年間で少なくとも6回の軍事演習で起きていた。
 ソナーがクジラに害を及ぼすことは以前から懸念されていた事態で、日本近海で最近相次ぐ高速船の衝突事故との因果関係を指摘する専門家もいる。
 潜水艦探知用の低周波ソナーは双発ジェット戦闘機並み、中周波ソナーはロケット並みのごう音を発生させるとされ、聴覚を頼りに回遊する海洋動物を直撃した場合、致命傷となる恐れがある。
 米海軍は3年前、環境保護団体との間で、「日本周辺」を除く海域では、潜水艦探知用のソナーの使用を制限するとの合意書を交わした。
 これに対して、「まさかそんなことはあるまい」という否定的な見解もあるが、実態を何も知らないんですね。すでに調査結果が判明していることだが、米軍のソナーのそばではクジラが異常死して浮き上がる事件が頻発しており、そのクジラを解剖すると聴覚器官から出血している、ということが判明している。とんでもないことが起こっているわけだ。
 で、この件は、私は前にも書いたことがある。( → 12月21日b

 米国人は日本の捕鯨を見て、「かわいいクジラを殺すなんて日本人は野蛮だ」と言いながら、米軍がクジラを殺す。「牛を殺すのは構わない。牛は頭の悪い家畜だし、殺すときには痛みを与えない屠殺だから、人道的(?)だ」と主張しながら、クジラをソナーで拷問死(残虐死)させる。
 要するに、米国人の頭にあるのは、「日本人は下等な人種だ」という人種差別である。捕鯨反対論者というのは、人種差別論者ばかりだ、と思っても、差し支えあるまい。
 ただし、日本は、米国に反対できない。なぜか? 小泉を初めとする自民党や保守派の人々自体が、人種差別論者であるからだ。「米国人は白人であり、ご主人様だ。日本人は黄色人種であり、下僕だ。下僕がご主人様に従うのは当然である」というふうに考えている。彼らが人種差別主義なんだから、日本はいつまでも米国の下僕なのである。
 
 なお、捕鯨反対論者は、人種差別論者なのだから、彼らの意見[= 米国政府の意見 ]のせいで、日本人が「下等な動物」として処刑されたとしても、それはまあ、牛が屠殺されるのと、同じである。彼らは日本人を殺すとき、たぶん人道的に殺すことで、「おれたちは立派だ」と思うんでしょうね。いや、そうでもないな。クジラなみに、平気で虐殺するかも。
 そういえば、つい最近も、沖縄で基地を容認する方針を決めたばかり。こういうわけだから、日本人はやがてはクジラのようになるかも。米軍機が空からがなり立てる轟音を聞き続けて、頭から血を流す。その日が来るまで、自分の愚かさに気づかないのだ。
 そのうち日本人は、発狂して、集団で海上に浮遊するようになるかもね。今日のクジラは、明日のわが身。


● ニュースと感想  (4月17日)

 「ライブドア問題の関連書籍」について。
 関連書籍を三つ買ってみて、その個人的な評価。 (★ 五つ が満点。)

(1) 「ライブドアショック・謎と陰謀 (元国税調査官〜)」 ……  ★★★
(2) 「追跡! ライブドア事件 残された10のミステリー」 ……  ★★
(3) 「ヒルズ黙示録 検証・ライブドア  (大鹿靖明・著)」 …… ★

 平均点が★三つで、買うならば★四つ、という基準で、上の評価。

(1) は、読みやすい。スラスラ読める。ただし、中身が稀薄ですね。情報量はあまり多くない。しかし、読みやすさを評価して、「暇つぶしとしては、1時間ぐらいはそこそこ楽しめる」と言っておこう。ネットをさまよって無駄に時間をつぶすよりは、ずっとマシだが、お金もかかる。あとは財布しだい。

(2) は、雑情報がいろいろとある。興味深い情報もあって、これはたしかに金を出して買う価値があると思うが、ごく一部のみだ。真に買うべき情報は、数ページぐらいで、あとはほとんどが無駄かもしれない。玉石混淆。ほとんどが石。となると、お好みで。お金と暇をもてあましている人には、そこそこいいかも。真面目に人生を使いたいと思う人は、「読んで人生を無駄にした」と思う危険も少しはある。「全部読もう」なんて思わないで、半分以上は捨ててしまえば、それなりに有効かも。

(3) は、だまされましたねえ。著者と出版社の名前にだまされ、ハードカバーと頁数にだまされた。時間がないので、1分間パラパラとめくっただけで買ってしまったが、ほとんどがゴミ記事みたいだ。事件とは関係のない話はてんこ盛りだが、肝心の事件の話はごく少ない。インタビューの寄せ集めみたいな感じで、いかにも記者らしいが、つまりは、「他人の語った話の寄せ集め」であるから、「真実とは何か?」という話とは、全然関係がない。考察なんてものは、ほとんど皆無に近い。その点では、 (1) よりもずっと劣る。ライブドア問題を離れて、ホリエモン個人のことを知りたい人には、いくらか向いているかも。「彼は女を愛せない人なのよね」なんていう評価は、なかなか面白い。(でも、それだけかな。)

 全体的に言えば、すべて、文章が詰まらない。文章密度が低すぎる。手抜きのゴミ文章ばかりという感じ。こんなもので金を取るとなると、「詐欺だ、金返せ!」と言われても仕方ないね。
 はっきり言って、ネット上の小泉の波立ちでもブラウズしていた方が、ずっとまともだと思いますけどね。お金もかからないし。しかしまあ、下手なことを言うと、営業妨害になりそうだから、「買うな」とは言いません。 (1) ならば、買ってもいいと思いますよ。「本を読む楽しみ」は、そこそこ味わえます。これより下らない本はたくさんあるのだから、そういうのに比べれば、 (1) はけっこういいと思いますね。

 ついでに言うと、 (1) には細かな経理の話がいろいろと書いてあるので、私は細かな経理の話は書かない、と決めました。その点では、ちょっと影響があったことになる。(書くことについてではなく、書かないことについて。)

 【 予告 】
 私の書籍は、当初は「これまでの斬新な意見の集成」であったが、書くうちに「目からウロコの連続」となり、現段階では「圧倒的な深い感動」というふうになっている。大きな交響曲を聴いたような、精神の深い充足を味わえる。なぜ? この事件が、ただの小さな事件ではなくて、人類の人間性の根源に関わる大事件であるからだ。その本質を示す。
 ついでに言えば、「検察が悪い」「東証が悪い」というような、みみっちい悪口は書きません。みみっちい悪口を読んだって、感動なんか得られませんから。

  【 追記 】
 あとで (3) のブックカバーを剥がしてみたら、本の帯が見えた。赤い帯に白抜きで、デカデカとこう書いてある。
    ヤツらはどんな 「ワル」だったのか? 
 いやはや。呆れました。下の方に「朝日新聞社」と書いてあるが、さすがに朝日だけのことはある。よくもまあこれほど煽動的な文句を書けるものだ。まともに良心があれば、こんな文句は恥ずかしくて書けないはずだが、「売らんかな」という体質で、「ホリエモンを食い物にしてやろう」というわけだ。いやはや。 (で、内容も、推して知るべし。)


● ニュースと感想  (4月18日)

 「フランスと日本の雇用制度」について。
 フランスの新雇用制度については、先日に述べたとおり。( → 4月12日
 そこで述べたことの本質は、こうだ。
 「均衡点に達すればいい、という政策は、無効である。そもそも均衡点の生産量が高くないからだ」
 比喩的に言おう。U 型の凹みがある。放置すれば、その最低の点(均衡点)に達するはずだ。そこが目的地だ。しかし、途中に阻害物があるなら、目的地に達せない。そこで、阻害物を排除することで、目的地に達しやすくすればいい。というわけで、「阻害物を排除しよう」という主張が生じる。しかしながら、そもそも目標点の場所が、U型の凹みとはなっていないことがある。たとえば、現在地とほとんど同じ高さか、現在値よりも高いところに目的地(均衡点)がある。この場合には、途中の阻害物を排除しても、目的地(均衡点)には達せない。
 というわけで、「雇用の流動化によって、雇用しやすくすれば、雇用が増える」ということは成立しない。企業は、「雇用したいけれど解雇しにくいから雇用しない」のではなく、「そもそも経済が拡大していないから、雇用したいという意欲が湧かない」のである。阻害物が邪魔しているのではなく、「放置すれば達するべき目標値」(U 型の凹み)が存在しないのだ。(平坦になっている。)

 さて。この状況で、「雇用の流動化」をめざすと、どうなるか? 状況は、改善するどころか、悪化してしまうのだ。正確に言えば、企業業績が改善すればするほど、「国民 → 企業」というふうに金が流れるので、「企業は黒字になり、国民は貧しくなる」というふうになる。(理由はマクロ経済学からわかる。長くて面倒なので省略。小泉の波立ちの、過去の記事をたくさん読めばわかる。)

 さて。前フリは終わり。以上のことに関連して、朝日の記事( 2006-04-17 朝刊・2面)がある。次の趣旨。
 「フランスでは、新雇用制度が断念されたが、断念すると、雇用が増えない。かといって、新雇用制度を導入すると、若者が苦しむ。だから、なすべきは、新雇用制度を導入した上で、社会保障制度で若者を救済すればいい」(欧州の記者による記事)
 「日本では、新雇用制度がなくても、雇用の流動化がどんどん進んでいる。派遣社員が多いが、ごく短期間で契約期間満了となり、あっけなく解雇される。欧州以上にひどい雇用環境だ。で、その結果、どうなったか? たしかに、労働者は増えている。派遣制度の実施後、10年間で、正社員は446万人の減少で、派遣社員は590万人増。ただし、非正社員(男性)の給与は、正社員の給与の64%にすぎない。」(日本の記者による記事)

 両方の記事の意味は?   前者は、「社会主義で解決しよう」という趣旨。失業者を経済政策で解決するのではなくて、国の社会保障でまかなおう、というわけだ。莫大な赤字が発生するということを忘れている。これは、経済音痴による時代錯誤的な発想。
 後者は、数字の羅列だが、次のことがわかる。「労働者数は、差し引きして、150万人ほど増えている。その意味では、失業問題は改善している。しかしながら、給与が激減しているせいで、国民所得全体は減ってきている。国全体の経済規模は縮小する。そのせいで、ますます失業問題が悪化する」……これはつまり、状況のなかで会社が生き残りの努力をすればするほど、状況が悪化する、ということだ。つまり、「合成の誤謬」である。それは、「放置すれば状況は最適化する」という古典派の発想とは逆に、「放置すれば状況は悪化する」ということを意味する。
 こういう状況では、「阻害物を排除する」という政策は、状況を改善する効果はまったくない。むしろ、「状況を悪化させる」ための阻害物を排除しているにすぎないから、状況をどんどん悪化させてしまう。
 
 フランスと日本とを並べたのが、朝日の記事だ。しかし、並べただけで、比較して考察していない。比較して考察すれば、こうわかるはずだ。
 「フランスの政策は、『阻害物を排除する』という政策(雇用の流動化)だ。しかし、そんなことをやっても駄目だということは、日本を見ればわかる。日本は失敗の見事な例となっている。フランスは、その日本の先例を見ればいい。そこには見事な失敗例があるのだから、同じ轍を踏まなければいいのだ。日本は、愚かだから、失敗しても気づかないで、失敗を成功だと思いながら、どんどん経済を縮小させている。フランスは、そういう愚かな国を、他山の石とすればいいのだ。フランスは、まだ失敗していない国であり、日本は、すでに失敗した国である。フランスは、若者が失業や低賃金の不安に怯えている国であり、日本は、若者がすでに低賃金(奴隷化)になりはててしまった国である。そういう違いがあるだけだ」

 では、その本質は? 「均衡点に達すればそれでOK」という古典派の発想だ。そのせいで、たしかに労働者は増えるが、派遣社員のような低賃金労働ばかりが増える。雇用者の数だけを見て、雇用の金額を見ないから、賃金総額は増えるどころか減ってしまう。見るべきものを見間違うから、進むべき方向を間違えてしまう。
 では、進むべき方向とは? 「賃金総額を増やす」ということだ。そのためには、「賃金を下げて、雇用者数を増やす」という均衡政策(ミクロ政策)では駄目で、「賃金を上げて、雇用者数を増やす」というマクロ政策が必要となる。
 要するに、マクロの問題をミクロの手法で解決しよう、という政策が、根源的に間違っている。フランスであれ、日本であれ、そういう根源的な勘違いがあるから、状況を改善しようとしながら、かえって状況を悪化させてしまうのだ。
 発想の根源が間違っていると、以後の論理がいくら立派でも、すべては砂上の楼閣となる。


● ニュースと感想  (4月19日)

 「雇用の好転」について。
 新卒社員の雇用状況が好転している。三年ぐらい前に比べて、新卒社員の採用を倍増させた会社も多い。大卒社員が就職するだけでも困難であった数年前に比べると、現在はかなり好転している。── では、これは、景気回復を意味するか? 「否」というのが、私の見解だ。
 その理由は、「団塊世代の大量退職」である。団塊世代の社員が、来年以降、大量に退職する。退職予定の数を見ると、昨年春(実績)に比べて、来年春(予定)は、7割ぐらいの増加になるらしい。二年後、三年後も、昨年の5割増ぐらいになるらしい。(予定)
 つまり、「退職者が出た分、新卒者が採用された」というだけのことだ。これは景気回復のせいではない。「景気回復のせいだ」と思うのは、錯覚である。

 さて。上記の見解に対して、次の反論もあるだろう。
 「退職者が出た分、新卒者が採用された、というのは事実だとしても、結果的に、失業率が低下する。失業率が低下するのだから、それは経済状況が好転しているということだ」
 この反論は、一見、もっともらしい。そのせいで、「なるほど」と思う人も多いだろう。しかし、これは詭弁である。あるいは、本人でも意識しないまま、錯覚していることになる。
 よく考えよう。「退職者が出た分、新卒者が採用された」ということは、「退職者 → 新卒者」というふうに、従業員の交替があったということだ。そして、それは、他の人々には波及しない。たとえば、現在では派遣やアルバイトをやっている人には、何ら影響しない。単に「退職者 → 新卒者」という交替があったというだけだ。

   退職者の分  →  新卒者へ
   派遣等の分  →  そのまま(変わらない)

 この図式の上半分だけを見れば、「交替」という形で、失業問題は改善する。その意味は、「失業者となるべき分が、引退者という形になるので、見かけ上、失業率が低下する」ということだ。
 ここでは、「雇用が増えた」のではなくて、雇用されない人数は同じであるまま、その名目が「失業者 → 引退者」というふうに変わるので、見かけ上の失業率が変わる、ということだ。
 たとえば、労働者が 100人いて、雇用が 90人分であるときには、失業者は 10人だ。しかるに、労働者が 90人いて、雇用が 90人分であるときには、失業者はいないことになる。これを見て、「失業がいなくなったから、景気は回復した」と思うのは、錯覚だ。
 真に「景気が回復した」というのは、「雇用が90人分よりも増える」ということだ。その際、雇用が 100人分にまで増える必要はないが、92人分であれ、94人分であれ、とにかく、雇用が増えることが必要だ。そうなった場合にのみ、現状の派遣やアルバイトの人の雇用も改善する。
 一方、そうならない場合には、雇用は 90人分に停滞したまま、単に人員の交替が起こるだけだ。「退職者 → 新卒者」という交替が。それは他の人々には波及しない。こういう状況は、「景気回復」とは呼べない。

 まとめ。
 「失業率の低下」という数字だけを見て、「雇用が改善している」とか「景気が回復している」とか思うのは、錯覚である。その数字が意味をもつのは、「他の状況が変わらなければ」という前提が成立するときだ。しかるに、退職者が急造する場合には、その前提が成立しない。とすれば、まったく異なった状況の上に、二つの数字があることになる。異なる状況にある数字を単純に比べても、意味がないのだ。
 新卒者の就職状況だけを見れば、雇用状況は改善しているように見える。しかしそれは、派遣やアルバイトにまで波及しているわけではない。そちらの方にまで波及してる分は、皆無とは言えないが、ずっと小さい。なぜなら、そちらの分は、正社員の退職にともなう分ではないからだ。正社員が退職したら、正社員の採用で埋め合わせる。その分は、非正社員には、波及しない。
 正社員だけの部分的な数字を見て、全体が改善していると思うのは、論理の飛躍である。推測の勘違い。

 結語。
 というわけで、上っ面の数字だけを見て、単純に解釈しても、真相を見失う。その数字が何を意味しているかを、しっかりと理解しなくてはならない。
 そして、数字というものの嘘に気づくには、数字の限界を常に意識しておくべきだ。そのためには、「その数字が実感に合わない」ということを、理解しておくべきだ。
 具体的に言えば、「景気が回復している」という言葉が本当か嘘かは、失業率とか企業業績とかいう一部の数字だけを見て判断せずに、日頃の生活の実感と照らし合わせて判断するといい。また、生活の実感のほかに、もっと適切な指標もある。次の三つだ。
  ・ 市場金利
  ・ 物価上昇率
  ・ 失業率
 この三つは、マクロ的な指標である。こういうマクロ的な指標は、日常の生活実感とかなり一致する。
 この三つのうち、「失業率」については、現在、改善が見られる。ただし、それは、上記の理由で、特殊な事情によって数字が歪められているだけだ。この数字の歪みを理解するには、他の二つの指標と比べるといい。
 「市場金利は相も変わらずゼロ金利のまま」
 「物価上昇率は相も変わらずマイナスかゼロ」
 いずれにせよ、景気は回復しているとはいいがたい。これが真相だ。とすれば、「失業率だけが改善している」というのは、「何らかの数字の歪みがあったからだ」と推定できる。


● ニュースと感想  (4月20日)

 「自己認識と発想」について。
 前項では、「数字を見ても、いかに勘違いしやすいか」という話題を述べた。そこで、これに関連して、話をひろげて、教訓ふうに述べておこう。

 一般に、人はやたらと、自分の意見というものを出したがる。何かを見て、ちょっと考えて、結論を出すと、「考えて見出した結論だ、自分の独自の結論だ」と浮かれて、発表したがる。しかし、ちょっと待ってほしい。そこには、反論が欠けている。何かを主張したら、その反論があるはずだ。その反論は、欠陥を突いた反論だ。だったら、人に反論を言われる前に、自分で自分の意見を検証するべきだろう。
 つまりは、「自己検証する」ということであり、「自己反省する」ということだ。こういうふうに、自分で自分を見つめ直し、自分で自分をチェックすることが、判断を間違えないコツだ。
 そして、そのためには、「自分は常に正しい」と思わずに、逆に、「自分は常にどこか間違っている」というふうに思えばよい。
 傲慢さは誤りに至る道であり、謙虚さは真実に至る道である。

 [ 付記1 ]
 最後の文句は、南堂の格言である。
 「こんなことを言っている奴は、そう言う本人が傲慢なんだよ」
 と呆れて思う人もいるだろうが、それは正しい。たしかに、南堂は傲慢である。それゆえ、自分の傲慢さをたしなめるために、この格言が必要となるのだ。
 私が傲慢でなく謙虚であったなら、こんな格言で自分をいさめる必要はない。人は、愚かであるからこそ、賢くなろうとする努力が必要なのだ。私は聖人ではないので、愚かさをたしなめる格言を必要とする。

 [ 付記2 ]
 上記の格言は、数理的に説明できる。
 謙虚さとは、おのれの誤りの自覚である。その自覚は、おのれの正確さの不足を補正する。これは、実は、「フィードバック」のことだ。
 たとえば、自動運転機械で、一定のハンドル操作をするが、正しい軌道とはズレがあるのを検知したら、そのズレを消す方向で、ハンドル操作を補正する。それでもまだズレがあったら、ふたたび補正する。こういうことを繰り返すことで、正しい軌道を進むことができる。……これがフィードバックだ。
 逆に、フィードバックがないと、ズレを補正できない。そのせいで、最初の方向違いが、いつまでも続く。下手をすると、ズレがどんどん拡大してしまう。あげく、とんでもない暴走に至る。
( ※ 実はこの構造は、ライブドア事件の暴走の本質と、かなり似ている。より根源的な話は、著作で説明する。本項は、簡単なヒントのみ。)


● ニュースと感想  (4月21日)

 「経済成長の条件」について。
 経済成長の条件は? 「労働・資本・技術だ」という見解がある。
 成長のカギを握る要素は労働、資本、技術といわれる。
 すでに働く人の数は減りだした。
 お年寄りを中心に貯蓄を取り崩す世帯が増え、企業に回る資金が細る心配も募っている。
 けれども過度に悲観することはない。技術力をさらに高め……る道があるからだ。
( → 朝日・朝刊・社説 2006-04-19 )
 もっともらしい主張だが、そこには前提がある。その前提は、
 「需給が均衡していれば」
 ということだ。この前提のもとでは、上記は正しい。働く人の数が一定であれば、技術向上で生産性を高めるのが正道である。で、
 「生産性の向上のために、構造改革を!」
 という小泉流の政策(サプライサイド)が出てくるわけだ。
 しかし、これは間違っている。前提が間違っているからだ。以下で説明しよう。

 (1) 生産性の向上
 第一に、「生産性の向上」というのは、人類の悲願である。人々はたえずそれを目標として日夜、汗をかいている。そして、いくら努力しても、国全体では、その程度は限られている。もともと遊んでいる人ならば、努力によって急上昇するだろうが、もともと最大限に努力している人ならば、その先さらに伸びる率は限られている。だいたい、年2%〜3%である。先進国ならば、これが常態だ。国がいくら「生産性の向上を!」と唱えても、その結果は変わらないわけだ。
 比喩的に言えば、こうだ。遊びほうけている劣等生ならば、「勉強しろ」という勧告で勉強すれば、成績は急上昇する。しかし、もともと最大限に努力している優等生では、「勉強しろ」という勧告はまったく効果をもたない。すでに上限に達しているからだ。上昇の伸びしろは、上限の伸びしろであって、それは年2%〜3%程度にすぎないのだ。
 
 《 優等生 》(伸び率はわずか)
 前  ■■■■■■■■■■
 後  ■■■■■■■■■■■

 《 劣等生 》(伸び率は大幅)
 前  ■■□□□□□□□□
 後  ■■■■□□□□□□□
      得点          満点

 (2) 稼働率
 さて。日本は、優等生と劣等生の、どちらだろうか?
 もし優等生ならば、「生産性の向上」という方策しか道はない。そこで、「生産性の向上」が必要となるが、それをなすのは、国民の努力であって、国の勧告(スローガン)ではない。そんなスローガンはあってもなくても、結果はまったく変わらない。優等生には、スローガンは必要ないのだ。「スローガンは不要」というのが結論となる。(つまり、朝日の社説も、国の経済政策も、特に必要ない。)
 ところが、実際には、日本は劣等生の状況である。これはどういうことかというと、次の図からわかる。

 《 不均衡 》
          稼働    遊休
 前  ■■■■■■■■□□
 後  ■■■■■■■■■■
                   上限(生産能力)

 この図で、 ■ は稼働している量である。
 「前」では、稼働率が8割で、残りの2割に当たる □□ は遊休している。
 「後」では、稼働率が10割で、遊休であった □□ は解消している。
 すなわち、遊休している分を解消することで、生産量を一挙に(上限まで)高めることができる。

 結論。
 「生産量を増やすために、技術力を高めよ」という方針は、「均衡状態」(いわば優等生の状態)であれば、正しい。「生産量」の限界である「生産能力」を高めるのが、正道だ。
 しかし、それは、不況期の経済状況である「不均衡状態」(いわば劣等生の状態)には、当てはまらない。この状態では、「技術力を高めよ」という方針のかわりに、「稼働率を高めよ」という方針が正しい。それはつまり、「遊休をなくせ」ということだ。
 すでに働いている人が、いくら努力をしたところで、その努力には限界がある。生産性は、現状の100%から、102%ぐらいまで、せいぜい2%の向上の余地しかない。しかしながら、働いていない人(失業している人)が働けば、その人の分は、生産性が0%から 100%まで、一挙に急上昇する。
 すなわち、日本がなすべき経済政策は、「技術力の向上」(限度を高めること)ではなくて、「稼働率の向上」(失業している人を働かせること)である。
 そして、そのための政策は、「供給の改善」ではなくて、「需要の拡大」なのだ。なぜなら、不均衡状態とは、「供給過剰・需要不足」の状態であるからだ。すでに供給が過剰であるときに、さらに供給を増やしても、何の効果もない。しかるに、需要を拡大すれば、需要の増えた分だけ、生産量は拡大する。

 《 不均衡 》
          稼働    遊休
 前  ■■■■■■■■□□
 後  ■■■■■■■■■■
                   上限(生産能力)

 この図で、 ■ の全体は、需要の量に等しい。生産能力という上限は、供給の量に等しい。この図は、「供給過剰・需要不足」の状態であるから、供給を増やしても無意味であり、需要を増やすべきなのだ。そのことで、稼働率を高めることができる。
 朝日と小泉(竹中)の唱えるような「供給拡大」路線は、まったくの誤りだ。それがつまりは、日本がいつまでたっても経済成長をなしえないことの、根源的な理由である。

 [ 付記 ]
 この問題の意味は、「不均衡のときには、供給が制約条件になっているのではない」ということだ。
 朝日の社説は、「労働者と金が不足しても、技術が向上すればいい」という趣旨だ。しかし、現状は、「労働者と金が不足しているから、成長しない」のではなく、「労働者と金が余っているのに、成長しない」のだ。
 この根源を見失って、「労働者と金が駄目でも、技術があるさ」なんて主張するのは、見当違いも甚だしい。
 現状では成長しない理由は、「供給(労働者と金)が不足してから」ではなく、「需要が不足しているから」である。
 最初の前提が狂っているのだが、その狂っている前提を理解できない。「経済成長がなされないのは、供給の不足が原因だ」というふうに勝手に決めつけており、「現状では供給が余ってることが問題だ」という事実を理解できない。
 事実よりも、自分の信じたい妄想ばかりを信じる。……教条的な進行主義みたいなものである。朝日の信じる古典派経済学というのは、オウムなどの妄想的な宗教みたいなものである、と言っていいだろう。ちょっとは現実を見てもらいたいものですね。


● ニュースと感想  (4月22日)

 「シャープのゴマ化し」について。
 シャープが賃上げをゴマ化した。
 家電大手のシャープが今年の春季労使交渉(春闘)で妥結した500円の賃上げが、公表される「モデル賃金」の対象となる35歳の社員だけだったことが明らかになった。
 液晶事業が好調で好業績が見込まれたシャープは、今春闘でボーナスは過去最高の5.25カ月を獲得。「賃上げも当然」とみられた中で、賃上げ回答は500円。金額が電機大手他社の多くと横並びだっただけでなく、対象が35歳の技能職だけという異例さだった。
 シャープの賃上げ方法に対し、他業界も含めて産業界に驚きが広がっている。大手電機メーカーの関係者は「うちにはとても出来ない芸当」と話す。「体面だけを繕った内容で、組合員の不信感が高まるのは必至」とみるからだ。
( → 朝日新聞
 バレたことで、ものすごい悪宣伝効果。宣伝だけで、数十億円の効果がある。
 これを知って、私は「この会社の製品は買わないぞ」と決めました。インチキやっている会社の製品なんか、買う気になれませんね。そう思った人も多いでしょう。これだけで、数百億円の売上げ減少になりますね。
 シャープの液晶は優れている、と言われるが、それは以前の話。最近では、各社とも頑張ってきているから、たいして差はなくなってきている。店頭で見ても、シャープ製品と他社製品で、一目瞭然という差はない。ほとんど区別できませんね。(値段だけは大差が付いている。シャープ製がずっと高い。)

 シャープの命綱は、コストではなくて、ブランド価値である。「この会社の製品は高品質だ」という信頼が、「高い価格でも買おう」という消費者意欲につながる。なのに、今回みたいなことをやっているようじゃ、ブランド価値も地に墜ちたり。

 シャープは賃上げをゴマ化したが、それによってどれだけコストが浮いたか? 実は、ゼロ同然である。そもそも、500円程度の賃上げでは、人件費にはほとんど影響しない。年収 500万円で、毎月 500円の賃上げがあったって、スズメの涙でしょう。
 さらに言えば、スズメの涙さえも、存在しない。なぜなら、500円の賃上げをしたなら、その分、ボーナスの額を下げればいいからだ。それが普通だ。ただの資金配分の問題にすぎない。
 だから、「ボーナスを上げるから、毎月の賃金を上げない」という経営者側の方針は、景気悪化の局面では有効だとしても、景気回復または景気維持の局面では、まったく無効なのである。
 結局、経営的な効果はゼロ。
 
 結語。
 効果はゼロで、ブランド失墜の逆効果は莫大。……こんなことをやっているようじゃ、この会社の明日はない。
 だいたい、「当社は賃上げもできません」なんていう宣伝をしているようじゃ、「当社製品は売れないので赤字倒産しそうです」と宣伝しているようなものだ。本当はそうではないとしても、自分で自分を「倒産しそうです」と非難しているわけ。悪宣伝。
 馬鹿丸出し。経営センスのない経営者が多すぎる。


● ニュースと感想  (4月23日)

 「USEN とライブドア」について。
 USEN がライブドアを子会社化することを検討中だという。しかし USEN 本体は、とんでもない赤字会社で負債が莫大。
 【 USEN社長 ライブドアの完全子会社化を検討 】
有線放送最大手、USENの宇野康秀社長は21日会見し、提携関係にあるライブドアとの経営統合を検討していることを初めて表明した。宇野社長は「(USENとの)株式交換を軸に(完全子会社化を)検討している」と説明。
 現在、USENとライブドアに資本関係はなく、宇野社長が個人でライブドア株12.75%をフジテレビジョンから取得しただけ。筆頭株主は前社長の堀江貴文被告で、今月13日現在、海外ファンド4社が、計32%を保有している。
 こうした株主の支持を得るためには、05年8月末時点で、1400億円近い有利子負債の削減や売上高、利益の増加が不可欠だ。  しかし、中核事業の「ギャオ」は、加入者数拡大に向けた設備投資や広告宣伝費がかさむ一方で、収益源として期待した広告受注は想定通り取りきれていない。
( → Yahoo ニュース
 【 決算下方修正でストップ安に 】
 21日の大阪株式市場で、USEN(大証ヘラクレス上場)の株価が前日終値比400円安と値幅制限いっぱいの下落(ストップ安)となり、1995円で取引を終えた。06年2月中間連結決算の経常利益が赤字に修正されたことを受け、朝方から売り注文が殺到した。
( → Yahoo ニュース
 この件は、先に述べた通り。( → 4月14日
 で、ライブドアのなしべきことは? USEN なんか蹴っ飛ばしてやればいいのだが、それとは別に、「自社株買い」をすれば、株価を高めることができる。その後に、USEN を子会社にすればいいと思うんですけどね。
 いや、現時点でも、資産が 1800億円あるから、それを担保にお金を借りて、USEN を買収できる。(USEN を担保にすることもできる。)
 しかしまあ、現社長が USEN に買収されているのであれば、仕方ないですけどね。経営者が買収されていれば、会社も買収される。先に述べたとおり。


● ニュースと感想  (4月24日)

 「言論の自由と情報発信」について。
 匿名で情報を発信する権利というのは、「言論の自由」であるのか? この問題を扱う。
  → Open ブログ 「情報公開の意義」

 なお、下記も参照。
  → Open ブログ 「Winny対策」 の 【 追記3 】

 真面目な話よりは、おもしろい話を読みたければ、次のフィクション。
  → Open ブログ 「サイバー・テロ」


● ニュースと感想  (4月25日)

 「米軍のグアム移転」について。
 米軍のグアム移転費の大半を日本側が負担することになったという。( → Yahoo ニュース
 これ、私にはよくわからないんですよね。これまでの見解は、こうだったはずだ。
 「米軍は日本の安全を保証してくれる。だから、日本側が応分の負担をするのは、当然だ」
 これはこれで筋が通っている。ここから得られる結論は、「金を払わないで出ていってもらう」か、「金を払って守ってもらう」か、二者択一だろう。社会党は前者を主張したが、他の多くの政党は後者を主張する。ま、どっちでもいいですけどね。
 問題は、その折衷だ。
 「米軍は日本の安全を保証する活動をやめてくれる。だから、日本側が応分の負担をするのは、当然だ」
 やめてくれることに、どうして金を払わなくちゃならないんでしょうねえ。米国は、
 「日本が移転してくれと言っているから、移転してやるんだ。金を寄越すのは当然だ」
 と主張する。しかしこれは、ゴロツキの論理と同じである。
 「奥さん。おれはムショ帰りなんだけどね。頼みがあるんだ」
 「なあに?」
 「このゴムひも、買ってくれないかね」
 「おいくら?」
 「一本、一万円だよ」
 「冗談じゃないわ。さっさと出ていって」
 「出ていってほしいのか。そうか。じゃ、出て行ってやるが、十万円もらおうか」
 「何でよ」
 「あんたが出ていってくれって頼んだんだろう? あんたの頼みを聞くんだから、金を寄越せ」

 ゴロツキの論理。こんなことがまかり通ったら、こういうふうになる。
 「警備保障の SEKOM さん。今月で契約を解約します」
 「ほう、そうかい。だったら、解約料、1億円払ってもらおうか」
 「どうして金を払うんです」
 「あんたが契約をやめたいって言ったんだろう? あんたの言うことを聞いて、契約をやめてやるんだ。オタクの家で仕事をするのをやめて、自分の家で仕事をする。だから、わが家の建設費を頂戴しようか。わが家の建設費に、1億円かかるんだよ。さあ、払ってもらおうか」
 奥さんのコクミンさんは憤慨した。しかし一家の主であるコイズミ氏はあっさり「金を払う」と言った。
 「 SEKOM さんと仲良くやるのが一番大切なんだ。金を払います」
 奥さんは怒った。
 「払うって言うけど、その金はみんなあたしが稼いだんでしょ。勝手なことしないで。このごくつぶし。離婚よ!」
 「ふん。どうせ離婚は決まっているじゃないか。今年の9月には離婚するんだ。だからその前に、最後におまえのお金を頂戴するわけだ。イタチの最後っぺ」
 
 この事件、臭いですねえ。


● ニュースと感想  (4月26日)

 「米軍の駐在」について。
 前日分の続き。
 米国の国務長官は、こう言ったという。
 「日本が金を出さないというのなら、(駐日米軍の)グアム移転計画を白紙に戻してもいいんだぜ」
 ( → 読売・朝刊 2006-04-25 )

 これは面白いですね。論理テストになる。何と答えればいいでしょう? 

 【 正解 】
 私の出す正解は、こうだ。
 「それは、結構なことです。ありがとう。お金を出さなくても、駐在してくれるんですね? だったら来年度から、日本による負担(駐在への負担金)は、ゼロにします。お金を払うのをやめますから、ちゃんと日本にいて下さいね」

 これまでは、「お金を出さないと米軍は出て行ってしまうぞ」という保守派の言うことを信じていた。だが、そうじゃなかったんですね。お金を払うと出ていって、お金を払わないと駐在するんですね。だったら、一円も払わなければいい。
 ま、これが世界の常識かな。フィリピンみたいに、「駐在させてやるから、金を寄越せ」と言って、米国から金をぶんどる方がいいかも。
 
 ついでだが、「米軍が日本から出て行くと、米軍が日本を守ってくれない」なんていうのは、幻想である。日本にいる米軍は遠路はるばるイラクまで出向いていった。その逆も成立する。北朝鮮が日本を責めたら、イラクにいる米軍が日本に来ますよ。当り前でしょ。今は、船も飛行機もある。てくてく歩いていくわけじゃない。
 どうも、「米軍がいてくれないと困る」と主張する人は、船や飛行機があるということを理解していないようだ。乗ったことがないのかな? 

 [ 付記 ]
 ま、私としては、日本がやるべきは、「ステルス戦闘爆撃機の開発・所有」だと思いますけどね。飛行機そのものは旧式でもいいから、ステルス性だけを大幅に高めればいい。ミサイル防衛網なんかよりはずっと有効だ。……この件は、何度も述べたとおり。「米軍におんぶにダッコ」なんて、みっともない。
 なお、韓国では、すでにステルス開発の動きが出ているらしい。韓国が先に開発したら、日本は軍事的には韓国に比べて圧倒的に劣勢になる。戦争が始まったら、一日でカタが付く。自衛隊はあっという間に壊滅して、日本の全面的敗北。韓国の植民地になる。(現実にそうなるというわけじゃないが。)
 ついでだが、米国は、ステルス戦闘爆撃機を売ってくれない。日本をちっとも信頼していないわけだ。犬ころ扱いされているんですね。ご主人様のために金を出すことだけが日本の役割。


● ニュースと感想  (4月27日)

 「小泉首相の器の大きさ」について。
 靖国神社参拝をめぐって、小泉首相が批判を述べている。
「(中韓両国は)何で首脳会談を行わないなんておかしなことを言ったのか、後悔する時が来る」などと長々と反論した。反論は毎度のことだが、この日は挑発的な言葉も目立った。韓国の盧武鉉大統領が対日強硬方針を表明したことへのいら立ちもあったようだ。
( → Yahoo ニュース
 これを読んでまず感じたのは、「首相は相手の痛みを感じることのできない人間だ」ということだ。「痛切な痛みを感じるから、これだけはやめてくれ」ということを、平気の平左でやってのける。自分のことしか考えず、他人の気持ちを理解できない。
 ま、国家の論理であるなら、それが正当化されることもあるだろう。たとえば、領土問題であれば、他国の痛みと自国の痛みは、どちらも対等だから、他国の痛みばかりを重視する必要はさらさらない。

 では、靖国では? ここでも、国家間の対立であるならば、他国の痛みばかりを重視する必要はさらさらない。しかし、首相はこう述べたはずだ。
 「靖国参拝は、個人的なことである。公的参拝ではなく、私的な参拝である」
 これが意味するのは、こういうことだ。
 「ただ一人の個人的な気持ちのために、二つの隣国に巨大な痛みを与え、そのことをもって国家間の関係を巨大に歪めてしまう」

 一般的に言えば、政治を理由として、国民が弾圧される必要はない。たとえば、私がモーツァルトを好きだとして、「国の都合があるから、モーツァルトを聞くのをやめて、米国製の音楽を聴け」と政府が命令したからと言って、それに従う必要はさらさらない。
 しかし、一国の首相ともなれば、事情は異なる。その責任は重大だ。彼が米国製の音楽を聴くか聴かないかで、一国の事情が大いに左右されるのであれば、おのれの好みを犠牲にして、一国のために奉仕するべきだ。それが国家の責任者たるものの努めである。しかるに、ここにおいて、「いや、おれはどうしてもモーツァルトが聴きたいのだ、そのためには一国の利益を大いに損ねても構わない」と思うのであれば、それはそれで勝手だが、その前に、首相の座を降りるべきであろう。
 こういうことがわからないのが、小泉首相だ。要するに、首相の器ではない。

 ネパールの国王は、自分が王位に就くために、兄王を殺害し、王族の親類全体を皆殺しにした、と疑われている。(論理的に言ってそれ以外にはありえない。)この国王は、自分が贅沢を尽くすために、権力を握り、国民を弾圧し、国家に独裁体制を築いた。「自分がこれこれのことをしたい。それが大事だ。そのためには国家を私物化してしまうのが手っ取り早い」というわけだ。
 ネパールと日本。どちらもそっくりだ。独裁者が国家を私物化する。(フセインと違うところは、ブッシュにゴマスリすることだ。ゴマスリしておけば、独裁体制でも安心だ。で、そのために、莫大な国民の血税を、米国にせっせと貢ぐわけだ。前日分に述べたとおり。)


● ニュースと感想  (4月29日)

 「ホリエモンの釈放」について。
 ホリエモンが釈放されたときの言葉。
 「世間をお騒がせし、申し訳ございませんでした。ライブドアの株主の皆さま、従業員の皆さま、関係者の皆さまご心配をお掛けしました。また、大勢の方に励ましをいただき、ありがとうございました」

 これは、礼儀としては、とても好ましい言葉だ。本心を隠して、嘘八百を付くのは、大人のたしなみである。
 ただし、本気でこう思っているとしたら、彼は勘違いしていることになる。後半の「ありがとう」というのはいいが、最初の「世間をお騒がせし、申し訳ございませんでした」というのは、とんでもない。
 彼が世間をお騒がせしたのではない。世間が勝手に騒いでお祭り騒ぎをしていたのだ。(本来は騒いではいけなかった。)
 彼が「申し訳ない」と世間に謝罪するべきではない。世間が彼に「豚箱に入れて申し訳ありません」と謝罪するべきなのだ。

 彼が本気で「申し訳ない」と思っているとしたら、事実を根本的に誤認していることになる。悪いのは彼ではなくて、社会全体なのだ。そのことを根源的に理解しない限り、彼は社会の誤りを指摘できず、同時に、自己の正当性を証明できない。
 彼が弁護士の法律論で「自己は正当だ」と主張しても、まったくの勘違いだ。「社会全体が誤っている」という前提の上で、「自己は正当だ」と主張しても、その結論は、「彼は有罪だ」ということにしかならない。どんなに法律論を使っても、無罪にはならず、有罪になる。「公認会計士に任せていたから自分は知らない」ということは、罪を免責される根拠にはなるが、「悪をなしていた」ということからは免責されない。
 要するに、誤った前提の上で、どんなに正しいことを主張しても、ほとんど無意味なのだ。

 彼が本当になすべきは、何か? 「皆様、ごめんなさい」と自分が頭を下げることではなく、「堀江さん、ごめんなさい」と世間の頭を下げさせることだ。── そう理解しない限り、彼は真の勝利を得ることはできない。そしてまた、現状では、社会の誤りは指摘されずに放置され、社会の誤りは修正されずに残る。いちばん大切なことは、この社会の誤りを正して、誤った全員を救うことなのだが。
 
 結語。
 彼は自分一人を救おうとしても、多勢に無勢で、困難である。雪崩を打って沼に飛び込もうとする自殺志向のレミングの群で、ただ一匹だけが流れに抗しようとしても、ほとんど無理である。しかし、彼が社会の全員を救おうとして全力で努力すれば、救われる全員のうちの一人として自分もまた救われる。

 [ 付記 ]
 要するに、「何事であれ、本質を理解することが大切だ」ということだ。
 表面的な形式論をする検察に合わせて、表面的な形式論で戦っても、裁判官は馬鹿げた形式論よりも実質を見抜くから、「被告人はズルをした」として、何らかの有罪判決をする。常識どおりに。
 弁護士は? 弁護士というのは、ただの形式論をやるだけで、本質を指摘することなんかできない。だからホリエモンは、結局、自ら選任した弁護士のせいで、敗北することになる。彼が有罪になるとしたら、中途半端に優秀な弁護士[ヤメ検]を雇ったせいだ。
 真の弁護士というものは、法律の抜け道を探るのではなく、正義をめざす。そういう「正義の弁護士」「本質を見抜く弁護士」を雇わなかったことが、冤罪で有罪になる結果を招く。
 だいたい、法律逃れをめざそうとする人物なんて、社会が許すはずがないでしょう。
 ちなみに、私がホリエモンだったら、こう声明したと思う。
 「私は不当に拘禁され続けても、決して嘘は言いませんでした。これからも決して嘘は言いません。あらゆることについて、真実を語ります。聞いたことをどう判断するかは、みなさんにお任せします。しかし今はとにかく、その言葉に耳を傾けてください。私の語ることが嘘であれば、そのときは死刑にでも何にでもすればいいでしょう。しかし私は、真実を語ることを誓います」


● ニュースと感想  (4月29日b)

 「ホリエモンの姿」について。
 写真を見たら、ずいぶん痩せましたね。別人みたい。
 教訓。「ダイエットしたければ、豚箱に入りましょう。豚箱ダイエット」

 痩せたい女性が大挙して、犯罪を犯すようになるかも。
 「お巡りさん。ダイエットしたいの。逮捕してね」


● ニュースと感想  (4月30日)

 「ライブドアの本」について。
 執筆は予定よりけっこう遅れています。書いていないわけじゃなくて、書いていくうちにどんどん原稿が書き直される。初稿とその後で全然違ってしまう。
 なぜ? 文章が下手だから? そうじゃなくて、密度が大幅に高まっていくから。最初はただの社会的な事件として分析していたが、これは人間性の本質に迫る大問題だとわかってきた。
 ライブドア批判派は徹底的に批判し、ライブドア擁護派はそこそこ擁護する。ここで、「批判派の意見はおかしい」という意見を展開するつもりでいたが、それだけじゃ済まない。双方の対立は、なぜ起こったか? そこに、人間性の本質となる問題がひそむ。
 社会的な問題から、人間性の問題へ。── テーマが巨大になったのに応じて、原稿は書き直され、密度は大幅に高まっています。で、その分、遅れる。
 何が遅れるかというと、書く速度が遅いんですよねえ。こういう文章ならスラスラと書けるのだが、密度の高い文章は、頭をすごく使うので、速度が遅くなる。
 で、けっこう遅れています。済みません。

 ……ということは、数日前に書いたのだが、現時点での報告は:
 結局、分量が多くなりすぎたので、二分割することにしました。基礎編と発展編の二冊。
 前半では、普通に事件を分析して、「どこがどう間違って理解されているか」ということを示します。これはこれで正しい判断を得られるようになる。
 後半では、物事の本質を原理的に探る。「なぜこういう事件が起こったか?」という根源的な話。……だけど、その分、難解です。頭のいい人には「衝撃の真相」となるが、普通の頭の人には「難しくてわからない」というふうになりそうだ。「カオス? フラクタル? カタストロフィ? 何じゃ、それ?」という感じ。
 というわけで、後半(二冊目)は後回し。あまり執筆も進んでいないし。(書くべき内容は草稿として出来上がっているが、ほとんどメモの集積に近い。)
 で、後半でなくて前半(一冊目)だけを、なるべく早く完成させたいと思っています。ちょうど連休に差しかかったので、連休が終わった時点(5月7日)で原稿完成というふうにする予定。

 で、「ホリエモンについてどういう評価を下すか?」という好奇心に応じて、そのことだけを打ち明けておくと、こうだ。
 「ホリエモンは悪党だと言えば悪党だ。しかし彼の罪と同じ罪を、日本人全体が犯している。ゆえに、彼を禁固刑にするのであれば、日本人全員を懲役刑にするべきだ。」
 要するに、「あいつは詐欺師だ!」と叫んでいる人に向けて、「おまえはもっとひどい詐欺師だ!」と指摘する。テレビで知識人が「ホリエモンは詐欺師だ!」と叫んだら、「そういうあんたはもっとひどい詐欺師だ! ホリエモンと同じことをやっているじゃないか」と鏡に映った自画像を突きつけてやる。 

 そんな面白いこと、タダで打ち明けていいのか? 全然、構わない。こんなことは、全体のうちのただの一片にすぎない。もっとメチャクチャおもしろい話が満載だ。


● ニュースと感想  (5月01日)

 「薬物疑惑」について。
 米大リーグのボンズは以前から薬物疑惑が言われたいた。高齢になってから急激に成績を向上させたという点からして怪しかったが、いろいろと状況証拠が出てきた。さらに、次のニュースもある。
( → Yahoo ニュース
 つまり、ボンズとは名指ししないものの、「選手は知らずに使った」ということを否定する証言だ。ま、当り前ですね。知らずに筋肉強化剤を情報するはずがない。

 筋肉強化剤は、一般に、ケガの治療のときに「治療を早める」という目的で使われやすい。そして、その副作用みたいに付随する効果で、筋力が向上する。
 その弊害は、「頭髪が薄くなる」「性格が粗野になる」ことなどだ。「人格の荒廃」みたいなことが小規模で発生する。

 さて。次のことを語ったプロ野球選手がいた。
 「“危険球がくれば相手の腕をへし折ったる”ということばかり考えていた」
 (出典を知りたければ、勝手にニュース検索してください。)
 この選手もまた、頭髪が薄くなっており、性格が異常に粗野になっている。しかも、怪我のあとで、筋肉が不自然に隆々になっている。年齢も高齢であるので、若手のように「練習で実力を上げる」という道は残っていないし、特別な手段で筋肉を隆々にするのだろう。(その結果、やたらとケガをしやすくなるが。)
 この人はどうして、そのようなことを発言したのか? アダ名のせいか? いや、ちゃんとしたわけを考えてみましょう。

( ※ 「んなこと言っても、もう書いているのも同然じゃないか」とは言わないでください。証拠がないまま誹謗中傷みたいなことはできないので、書けません。疑いはあくまで疑いであり、どう思うかは読者のみなさんの勝手。私は知りません。)
( ※ アメリカでは素人が男性ホルモンを乱用しているらしい。で、「もてたい」と思った虚弱な体格の男が、男性ホルモンを使って、急に筋肉隆々になったりする。しかしいくらもてても、男性ホルモンの副作用で、肝心のアレが使い物にならなくなってしまう。男性機能の喪失。……下手なことはしない方がいいですよ。)


● ニュースと感想  (5月02日)

 「ライブドア事件の真相」について。
 「ライブドア事件はなぜ起こったのか?」という疑問を持つ人が、今でもたくさんいるようだ。特に、「検察は立証せよ」と主張する人もいる。
 しかし、検察は間違って立件しているのだから、検察が真相を明かすことは絶対にありえない。仮に知っていれば、闇に葬る。(実は、ちょっと知っている人がいる。ライブドアの摘発を決めた最高責任者。北島という副部長。その人は、真実の一端を知っているがゆえに、捜査本部から追い出されて、左遷されてしまった。)

 人々は、ああだこうだと、意見を出している。しかし、私はここで、予告しておこう。「いくら、ああだこうだと意見を出しても、絶対に真相はわからない」と。考えるだけ無駄だから、考えない方がいい。
 下手な考え、休むに似たり。どうせ考えるなら、超ヒモ理論の本でも読んでいる方が、ずっとマシです。ちんぷんかんぷんだろうが、ライブドア事件の真相よりはずっと容易だ。

 ライブドア事件の真相は、ものすごく複雑である。普通の人が推理しても、絶対にわからない。そもそも、「ライブドア事件はなぜ起こったのか?」という問題自体が、根源的に間違っている。問題が間違っているのだから、解答などは原理的に見出せない。
 ただし、「ライブドア事件の真相は?」という問題には、正解がある。そして、それは、ウルトラ級に難しい。私だって最終的に解明するには、ものすごい思考時間が必要だった。大学入試の問題を1万個ぐらい解く方が、まだしも楽だろう。

 ただし、自力で解くのは難しいが、他人が解いたあとの解答を読むのは、簡単だ。それは、私の本に書いてあるから、そっちを読めば簡単だ。「意外さに、口あんぐり」となるだろうが、そのために本というものはある。知っていることを読むためにあるのではなく、知らないことを読むためにある。

 で、本項では、何を言いたいか? 本の宣伝か? 別に、ここで宣伝しても、仕方ない。どうせ私のサイトなんだから、宣伝しても同じ読者が来るだけで、宣伝効果などはほとんどない。
 何が言いたいかというと、「無駄なことに頭を使うと人生の無駄だから、やめた方がいいですよ」ということだ。読者へのサービスである。絶対に答えを出せない問題に頭を使うよりは、散歩でもしてリラックスした方がいい。利口な人は、そうします。そして、しばらくしてから出た本を読んで、「ああ、そうだったのか」と膝を打てばよい。
 一方、ケチな人は、「本代が惜しいから、自分で考えを見出そう」と思って、さんざん努力したあげく、莫大な時間を浪費するハメになる。千円かそこらの金を惜しんで、人生の多大な時間を浪費する。……それじゃ、大損ですよね。
 で、そうならないようにするために、ここであらかじめサービスして予告するわけ。このサービスの料金は、無料です。南堂は奉仕精神にあふれていますから、このサイトも無料です。
 お金を一円も払いたくない人は、本を買わなくてもいいですよ。本サイトを読んで、あとは本屋でパラパラと立ち読みをするだけでも、大丈夫。
 ただし、本屋で立ち読みをしようとすると、中身が濃いから、4時間ぐらい立ち読みしないと駄目かも。繰り返し読んで咀嚼するには、10時間以上かかる。何度も噛みしめると味がする本です。本当なら20時間ぐらいかけて、何度も繰り返し読んで、行間を味わってほしいですね。20時間かけて何度も読むだけの価値はあります。学校の教科書みたいに密度が濃いですから。


● ニュースと感想  (5月03日)

 「銀行の貸出残高」について。
 ちょっと古いニュースの引用。
 銀行の貸出残高が増えた、という報道があった。しかし実は、これはインチキだったそうだ。
全銀協は「銀行の貸出金が7年ぶりに増勢した」として、その根拠に次の数字を挙げている。05年末の貸出金残高は前年末比2.2%増。
 ところが、全銀協の言い分は、はからずも翌日に発表された日銀速報でインチキぶりがばれた。速報の数字は全銀協発表とはまったく逆で、今3月の都銀6行の月中平均貸出金残高は208兆8300億円で、前年同月比1.1%減となっているのだ。
( → 日刊現代
 嘘をついて人をだました、という容疑で、ライブドアの幹部(ホリエモンたち)は逮捕された。当然、全銀協の幹部も逮捕されるべき。

 ちなみに、だまされたというか、いっしょにだましたというか、朝日も全銀協の話を記事にしている。
( → goo 朝日


● ニュースと感想  (5月04日)

 本日は、お休みです。明日以降もしばらくお休みするかも。


● ニュースと感想  (5月09日)

 「低公害バス」について。
 摩周湖の透明度が落ちてきたのは、大気が汚染されているせいらしいので、対策として、低公害のハイブリッドバスを導入しよう、という動きがあるという。( → 朝日のサイト
 無知な官僚がこういう検討をするのは、仕方ない。しかし、マスコミとしては、報道をする前に、ちょっとは裏を取ったらどうだろうか? 自動車技術の専門家に問い合わせることぐらい、やるべきだ。そうすれば、こういうとんでもない誤報は避けられるはずだ。

 ハイブリッドバスが低公害だ、という意味は、「燃費がいいから炭酸ガスの排出量がほぼ半減される」という意味である。一方、大気汚染の原因となる炭素微粒子は、ほとんど改善しない。ハイブリッドバスは、ディーゼルハイブリッドだから、ガソリン車と比べると、炭素微粒子は圧倒的に多い。これが半減したとしても、摩周湖の透明度などの自然環境にはほとんど影響しない。

 では、どうすればいいか? そもそもディーゼルというのが根源的に悪い。ハイブリッドであろうとなかろうと、悪い。一方、ボッシュの高圧ディーゼルでは、ハイブリッド・ディーゼルなんかよりも、はるかに改善する。
 しかし、一番きれいなのは、電気バスだ。ただし、これはちょっとコストが高すぎて、実用性がない。そこで次善に来るのが、天然ガス車だ。これが私の推奨だ。実際、何もしなくても、排ガスはガソリン車よりもずっときれいである。触媒による浄化器を使えば、さらに向上するだろう。(ガソリン車と触媒だけでも、非常にきれいになる。天然ガス車と触媒なら、さらにきれいになる。)

 結語。
 「ハイブリッドバスが環境汚染問題に役立つ」なんていうのは、技術音痴の書いた嘘八百である。マスコミは記事を書く前に、最低限の調査をするべし。お上の広報をそのまま垂れ流すべからず。
 こういう阿呆なマスコミの記事をやたらと信じるべからず。彼らに欠けているのは、専門知識ではなくて、専門知識を調べようとする意思である。つまりは、ものぐさ。電話一本かけることすらできない。社内の科学担当記者に問い合わせることすらできていない。……要するに、記者失格。社内の報道体制そのものが根源的に狂っている。


● ニュースと感想  (5月10日)

 「ライブドアの本」について。
 一応、という留保はつきますが、完成しました。大手の出版社に原稿を送付しました。一週間ぐらいで出版の見込みがつくと思います。
 で、それを予定して、あと一週間分の原稿は、まだ書いていません。  (^^);
 つまり、最終章を除いて、その他の章を書き終えたところ。最終章はなくても、原稿の評価はできます。(というのは、最終章は、体操の演技の「着地」みたいなもので、肝心の演技とは違うので。「きれいにまとめる」というのが趣旨。)

 ざっと読み返しましたが、我ながら感心した。メチャクチャ面白い。こんなに面白い本はめったにお目にかかれない。ぐいぐい引き込まれて、ページを繰るたびに、わくわく、どきどき。いたるところに、キレのあるカッコいい文句が続出する。シェークスピアみたいですね。

 大手出版社には、10日か11日ごろに届くと思うので、出版社に知人がいたら、「ライブドアの原稿が届いているから読め」と教えて上げてくださいね。
 なお、中小の出版社で、「うちには原稿が届いていないけど、是非出版したい」というところがあったら、ご連絡下さい。(といっても、来るわけないか。)

 この本を読んで、ホリエモンが裁判で弁論すると、裁判官は聞き惚れて感心し、検察は恥ずかしくなって自主的に起訴を撤回する……かもしれない。弁護士がこの本を読んだら、「あ、そうか」と思って、検察に「起訴を撤回した方が身のためですよ」と教えるだろう。でも、それじゃ、詰まらない。検察には、恥をかいてもらった方がいい。
 で、ホリエモンがこの本を読むと、「やったー、勝てるぞ」と思うかというと、そんなことはない。「検察もアホだけど、わてもアホやん」と頭を垂れるだろう。
 結局、誰もが反省して、世の中、めでたしめでたしとなる。「あいつが悪い」「いや、おまえこそ」なんて、たがいにけなしあっていたのが一転して、みんなが自発的に頭を垂れる。

 では、なぜ? 私が諭すからか? 違う。私が真実を示すからだ。人々は、私に対して頭を垂れるのではなく、真実に対して頭を垂れるのだ。それまでけなしあっていたのを反省して。
 人は、真実を知ったとき、謙虚になれる。


● ニュースと感想  (5月12日)

 「グーグルの書籍検索」の話。

  → Open ブログ


● ニュースと感想  (5月16日)

 「新聞と公取委」について。
 公取委が新聞の自由競争を促す意味で、「特殊指定の廃止」という方針を打ち出している。いい加減な気持ちでやっているのかと思ったら、強い信条でやっているようだ。「価格競争が絶対に必要である」という強い信念を、トップが表明している。(朝日・朝刊・特集 2006-05-15 )
 これは要するに、「市場原理で最適化」という発想を貫徹しているわけだ。その前提には、次のことがある。
 「各商品はいずれも代替可能である。Aが増えて、Bが消えても、困ることはない。価格さえ下がればそれでいい」
 この発想は、通常の商品には当てはまる。カローラが増えて、サニーが消えても、客はちっとも困らない。セガのサターンが消えて、ソニーのプレステが増えても、客はちっとも困らない。
 では、新聞はどうか? 朝日や毎日が消えて、読売だけ(またはサンケイだけ)になって、それでいのか? 「価格さえ下がればそれでいい」というのが、公取委の見解だ。ここにあるのは、「価格がすべて」「金がすべて」という発想だ。「言論の多様性など、まったく必要ない。言論はただ一種類あればいい。それが最も低コストであれば、それが最適だ」
 この発想では、プラウダとか人民日報だけがある共産主義社会(洗脳社会)が理想的だ、ということになる。なるほど、一紙独占であれば、コストは最も低くなる。価格主義者にとっては、まったく好ましい状況であろう。

 では、こういうふうに「価格だけを見て、中身の多様性を無視する」という発想は、どこから来たのか? およそまともな発想ではない。普通の人にはなせない発想だ。
 そこで、経歴を見る。すると、このトップを含め、公取委の多くが財務省の出身だ、とわかる。納得。物事を金の数字でしか見ない。新聞を見るときに、新聞の中身を読まずに、新聞の値札だけを見る。
 この経歴が根源であろう。

 となると、結論は、明らかだ。
 「公取委に方針の転換を促しても無効である。公取委と国会議員が交渉しても無効である。しょせんは価値観が異なるから、一致した結論は得られない。ゆえに、なすべきことは、公取委の幹部の全員を、首切りすることだ。と同時に、新しい委員は、財務省の出身者を全廃して、民間出身者にするべきだ」
 現状では、公取委は、財務省の天下り先になっている。こういう「天下り機関」が、勝手に自己の思い込みで、国民の仕事を操作する、というところに、根源がある。自分はもともと財務省で数字いじりしかしていないから、国民が数字いじり以外で物を生産している、ということがわからないのだ。かくて、数字いじりの結果として、「価格さえ下げればそれでいい」という発想になる。

 なお、それでも、「自由競争はすばらしい」という信者もいるだろう。では、その結果、どうなるか? 実例を見るがいい。
 イギリスでは、マードックがマスコミのほとんどを牛耳っている。
 アメリカでも、マードックが民放を買収して、ブッシュ支持の偏向報道を垂れ流している。そのせいで、イラク戦争の泥沼に踏み込み、イラクと米国の状況はともに悪化した。
 イタリアでは、マスコミの大半を支配するマスコミ王が、とうとう首相になってしまった。そのあげく、マスコミを「政府支持」の一色に塗り込め、反対意見がまともに報道されないようになってしまった。(フセインみたいなものだ。それほどひどくはないにしても。)
 要するに、「価格の最適化」は、「質の均一化」をもたらす。価格はどんどん低下するが、マスコミの中身は保守系のただ一色になっていく。── 公取がめざしているのは、それだ。
 ま、公取があえて「マスコミの保守化・一色化」を狙っているのであれば、非常に頭がいい。実に狡猾である。しかし、そうでないとすれば、とんでもない愚か者であろう。「安物買いの銭失い」ということを知らないのだろうか? 

 [ 付記 ]
 書籍では、非常に多様な書籍が存在する。何百万という数の書籍が。ここで、「価格だけが重要だ」という発想にとらわれると、書籍の数は急減し、無料雑誌みたいなくだらないものばかりが増えてしまう。
 「知」というものを得るには、コストがかかる。「知」を得る個人にもコストがかかるし、「知」を維持する社会にもコストがかかる。しかし、個人であれ、社会であれ、「金がすべて」という発想になると、「知」を得るためのコストを惜しんで、「知」を失ってしまうのだ。
 白痴化。


● ニュースと感想  (5月23日)

 「ライブドアの本」について。
 ようやく、すっかり完成しました。予定より、量が増えて、質が高まったので、時間を食ってしまいました。その分、ご期待に応えることができると思います。読者には、満足感と感動を与えることができると思います。
 たとえば、次のように。
 「ライブドア事件の本質はそうだったのか。ようやくすべてがわかった。謎は解かれた!」
 「それほどにも深い根源があったのか。ただの不正経理の問題かと思ったら、かくも人間性の本質と深く結びついていたのか」
 「うーん、おもしろくて、すばらしい話だ。感動!」
 というふうな。

 ただし。……あとで考えると、これは、売れ線ではありません。なぜなら、「主流派の専門知識をわかりやすく教える」という「役立つ本」ではなくて、「異端の本」だからです。天動説の時代の、地動説みたいなものです。真実を述べたせいで、弾圧される可能性さえある。
 出版社としては、二の足を踏みそうです。「やばいな、危険だな」というふうな。「ついでに火の粉が自分にまでかかってくるとやばいぞ」と。

 これまで大手の出版社に送ったところ、返事がまったくありません。通常、少なくとも「辞退します」ぐらいの返事は来るものだが、今回はなぜかそれもない。
 仕方ないので、小さい出版社にいくつか原稿を送付しました。ただし、それでも、出版できないかもしれません。(ちょっと分量が増えて、厚めの本になってしまって、コストがかかるので。)

【 下記は取り消します 】
 小さい出版社でも、出版してくれるかどうかわからないので、よろしければ、読者のみなさんの力を借りたいと思います。「出版してください」という要望を、出版社宛に、みなさんが書いてくださると幸いです。そうすると、「読者からの要望がたくさんあるな」と思って、出版してくれそうです。(十人ぐらいでは駄目だろうが、百人を超えれば効果はありそう。)
 下記の出版社に、「要望の受け付け」というページがあるので、そこにご意見を書くことができます。
  明日香出版社 「読みたい本・出したい本」


 [ 付記 ]
 「そんな要望をわざわざ書いたって、自分はちっとも得をしないぞ」
 と読者は思うかもしれませんが、さにあらず。この本が出版されれば、本を読むことで、すごく得をします。1万円以上の価値のある本を、千円台で買い求めることができます。とても儲かります。  (^^);
 最悪の場合でも、面白い本を書店で立ち読みできます。その場合、コストゼロです。どう転んでも、損はしないで、得をします。
 内容の水準は、「小泉の波立ち」をはるかに上回る(質的に圧倒的に上回る)ので、本サイトの固定読者なら、必ず、すばらしい満足感を得ることができます。

 [ 余談 ]
 できればホリエモンがお金を出してくれるといいんですけどね。 (^^);
 この本を読んで、それをアンチョコにすれば、ホリエモンは無罪になれる。読まないと、有罪になる危険性が半々。仮に私が裁判長なら、「この弁護士の言っていることは、法的に論拠不十分だから、有罪」としそうだ。たとえ無実でも、弁護士が馬鹿なら、有罪になる。
 ま、ホリエモンが有罪になっても、私は構いませんけどね。私は別にホリエモンファンじゃないので。
 この本は「ホリエモンを救え」という趣旨で書いてあるんじゃなくて、「物事の真実を解き明かす」という趣旨で書いてある。誰が得して誰が損するかは、知ったこっちゃない。(だけど検察と東証は壊滅的な打撃を食うかも。検察としては、本書の出版を、何が何でも差し止めたくなりそうだ。)


● ニュースと感想  (5月24日)

 「ライブドアの本の内容」について。
 ライブドアの本の内容は、どういうものか? 詳しい内容は、もちろん、一冊の本全体を必要とする。無駄にダラダラと述べているわけではなく、一冊の本全体を使って体系的に述べる。細かな話を羅列しているのではなくて、全体で一つのことを述べている。
 では、その核心は? 簡単に言えば、次のことだ。


 ライブドア事件とは、「ライブドアが巨悪をなした」という事件ではなくて、「ライブドアが巨悪をなしたと人々が思い込んだ」という事件である。比喩的に言えば、「ゴジラが現れた」という事件ではなく、「ゴジラが現れたと人々が思い込んだ」という事件である。似た例として、中世の魔女狩りがある。これは、「魔女が現れた」という事件ではなく、「魔女が現れたと人々が思い込んだ」という事件であった。
 ライブドア事件は、犯罪の事件というよりは、社会心理的な事件である。そこには人々の錯覚がある。この事件の本質は、錯覚である。
 では、どこをどう錯覚したのか? 根源的に言えば、経済的な無知がある。人々は、経済をよく理解できないので、巨大な経済犯罪などはないのに、巨大な経済犯罪があると思い込んだのだ。
 現実に見つかったのは、小さな経理犯罪だけである。にもかかわらず、人々は、現実を見失い、錯覚を信じて、「巨大な経済犯罪がある」と思い込んでいる。ありもしないものを「ある」と思い込んでいる。それは「経済的な無知」から生じた。
 ただし、単に無知ゆえに錯覚したのではない。無知ゆえの錯覚なら、いろいろとある。今回、ことさら巨大な錯覚が生じたことの深層には、時代背景に基づく心理状況があった。

 80年代のバブル期には、「すばらしい日本経済」という妄想を国中が信じていた。そして現代では、「詐欺師たるライブドア」という妄想を国中が信じている。いずれにせよ、国中が妄想を信じている。それはいわば、「裸の王様」という状況である。


 これはまあ、ざっとした紹介です。「ふーん、それだけ?」と思うかもしれないが、それだけのはずがないでしょう。これは「簡単な紹介」だけです。「簡単な紹介」じゃ、感動できなくて、当り前。感動をしたければ、本書そのものをご覧ください。(まだ出版も決まっていないが。)


● ニュースと感想  (5月25日)

 「ライブドアの本は売れるか?」について。
 よく見直したところ、話の内容が高度になりすぎたので、あんまり売れないかもしれません。
 普通にライブドア問題を扱うだけなら、けっこう面白おかしく書ける。書物の前半はその調子。ところが、やがて、本質に入ってくる。すると、経済学の話がたくさん出てくる。こいつが難解だ。
 たぶん、そのせいでしょうが、すでに2社に「出版お断り」とされてしまいました。 
 1社は、先日分に記述した「明日香出版社」です。(もう一社は中規模のYという会社。)
 0勝2敗です。  (^^);

 そこで、経済学の分をはしょって、わかりやすいところだけを集めて仕立て直して、売れ線を狙って出直すことにします。

 だけど、見通しは甘くない。この本、出版されないかも。

( ※ 実は、「出版費用はこっちが負担する」と言っているのだが、それでも「お断り」なんだから、よほど出版がイヤなんでしょうねえ。経済学が入って高度な本であるせいか、あるいは世論に異を立てる本であるせいか。……)
( ※ とはいえ、売れ線狙いで、すごく面白いエピソードも、たくさんあるんですけどねえ。……)


● ニュースと感想  (5月26日)

 「ホリエモンと宮内の対立」について。
 ホリエモンと宮内被告が対立している、というニュースが流れた。宮内被告が検察側証人になることから、両者の対立がある、というわけだ。
 これを報道する記事を読むと、「宮内が本当のことをバラしたので、ホリエモンの嘘がバレた」というふうに読める。しかしまあ、こういうふうに色のついた記事を書くのは、好ましくない。これは検察側の宣伝にすぎない。一種の世論操作である。

 正しくは? 
 経理の操作があったというのは、前からずっとわかっている。それが不正である(ホワイトでない)ということもわかっている。問題は、それが、グレーであるかブラックであるか、ということだ。違法性のあるブラックなのか、合法ギリギリのグレーなのか。それが眼目なのだ。
 で、経営者はいずれも、「グレーだとは思っていたがブラックだとは思っていなかった」と主張している。
 一方、検察側では、「経理の操作をやったかやらないか」というふうに論じている。で、これは、検察側の主張の通り、経理の操作はやったに決まっている。事実関係は争いようがないだろう。
 ホリエモンが「おれは何も知らないよね」というのは、「経理の操作をやったことを知らない」という意味ではなくて、「違法性があったということは知らない」ということだろう。つまり、「違法性があるとは思わなかった」というわけだ。「決裁したことを否定する」という意味ではあるまい。(そこまで愚かではないでしょう。)

 とにかく、今回の事件の犯罪性では、「違法性の認識があったかどうか」が問題となる。では、どうか? 
 これは、どう見ても、「やばいかも、ブラックになるかも」とびくびくしながらも、「たぶんブラックにはならないよね」と思っていた、と推定できそうだ。
 「ブラックだと思っていてやった」とは思えないですね。形式的には、一応、合法ふうに装いをしていたのだから。

 ま、悪いことは悪いけれど、「とんでもない悪党」だとは思えませんね。だいたい、似たようなこと(グレーな法律違反)なら、誰だってやったことがあるはず。
 「ここは法定速度60キロだけど、64キロだってたぶん大丈夫だよね。ギリギリでグレーだよね」
 こう思った人は無数にいるはずだ。一方、
 「法定速度なんか無視してしまえ。高速道路はパトカーが追いつけないように、ポルシェで時速240キロでぶっぱなすんだ」
 という悪党もいる。

 前者と後者は違う。だから本来、区別するべきだ。
 しかるに、検察は今回、区別しなかったことになる。検察の今回の摘発は、グレーゾーンのスピード違反を240キロのように扱ったことに相当する。これが問題なんですよね。


● ニュースと感想  (5月26日b)

 「マークシート欄」について。
 → Open ブログ


● ニュースと感想  (5月27日)

 「ライブドアの本の見通し」について。
 読者からいろいろと激励されたので、気力が湧きました。何とか出版するよう、努力します。最悪の場合でも自費出版という手がある。これなら内容規制はないから、何とか出版できるはずだ。
 ちょっと調べると、1000部で83万円。ずいぶん安い。しかも、売上げの半分が戻る。だったら、大丈夫。2000部出せば、ペイする。
 ただし、自費出版だと、大量の部数は出ない。1万部がせいぜいだ。自己資金が不足して、数万部をどんどん出すことはできない。資金の回転が困難。だから大量に出すには、どうしても出版社を経由しないとならない。
 ま、うんとちっこい会社なら、何とかなりそうだ。コストは上がるかもしれないが、この系統で努力中です。

 経済学の話は、いったんはずしたあとで、大幅に加筆して、続編として出すことにします。その方がまとまりもいいし、話もずっと詳しくなるので。
 元の原稿は、話の内容が 1.5個あったんですよね。ライブドアの話が一つと、経済が半分。混じっている感じ。後者は別の本にした方がすっきりする。「ライブドアと日本経済」というような話題。というわけで、二冊仕立てにします。まずは一冊目を狙う。
 元の狙いだと、コストアップ要因にもなるし、読みにくさもあるのですが、2冊にすると、分量に余裕が出るので、読者が一番知りたがっている経済の核心のことも書くことができます。新方針(2冊)の方が誰にとっても好都合だと思えます。

 というのが、現在の状況です。そのうちまた、経過報告します。


● ニュースと感想  (5月28日)

 「ライブドア事件の進展」について。
 ライブドア事件では、公判があったりして、いろいろと進展が見られる。検察が手の内を明かした、という意味が大きい。
 しかし、基本としては、これまでの報道と大差はない、と見ていいだろう。つまり、こうだ。
 「経理操作という形で、違法っぽい(グレーな)行為はあった。それが真に違法となる公算も十分にある。とはいえ、世間で大騒ぎしているような、巨大なブラックな犯罪があったのとは違う」
 
 つまり、「ライブドアは真っ白だ」という意見は否定されるが、だからといって、「ライブドアは真っ黒だ」という意見が成立するわけではない。── このことを理解するには、NECの子会社の不正経理と対比すればいい。
 現状の世論や報道は、NECの子会社の不正経理と対比して、明らかにバランスを失している。ライブドアが黒っぽい灰色であるのを見て、「黒だ、黒だ」と大騒ぎしている。本当は、他にも黒っぽいのはたくさんあるし、真っ黒なのもあるのだが、ちっとも気が付かない。
 つまり、世間とマスコミは洗脳状態だ、ということだ。頭が曇ったまま、まともな思考を働かすことができない。病名をいうなら、「視野狭窄症」(しやきょうさくしょう)だろうか。

 [ 付記 ]
 とはいえ、書くネタが増えたので、この件、詳しいことは本に書くことにします。本項では、軽く触れるだけ。


● ニュースと感想  (5月28日b)

 「ライブドアの公認会計士の話」について。
 ライブドアの公認会計士の話がある。
  → 該当サイト
 
 なかなか興味深い。


● ニュースと感想  (5月29日)

 「村上ファンドと阪神」について。
 村上ファンドと阪神との交渉が大詰めを迎えているようだ。900円台での攻防になるらしい。
 で、もしそうなるなら、村上ファンドの圧勝ということになる。これは阪神側が馬鹿ぞろいであることによる。
 阪神は気づいていないようだが、まったく村上ファンドの手の上で踊らされている。村上ファンドは、「経営権を握るぞ」としきりに脅しているが、それをまるきり信じてしまっているからだ。
 本当は? 村上ファンドは、経営権を握ることはありえない。絶対に。なぜ? もし経営権を握ったなら、株を売ることができなくなるからだ。仮に、村上側の社長が登場したとしよう。その社長が阪急と、株式売却の交渉をできるか? できない。特定株主だけに利するような行動を、社長が取れるはずがない。業務上背任か何かの法律違反になるはずだ。
 また、経営権をいったん握ったら、株価は暴落するだろうし、阪急側が交渉に乗るとも思えない。誰もが手を引くだろう。村上ファンドはそのまま阪神株を長期保有することになる。しかしこれは、村上ファンドとしては最悪の事態だ。
 村上ファンドとしては、短期での売却を狙うのであれば、経営権を握ることは絶対にできない。つまり、「経営権を握る」と述べているのは、口先だけでのブラフだ。(エースをもっていないのにエースをもっているように見せかけること。)……なのに、これがブラフだと気づかずに、嘘の口上に乗ってしまう阪神と阪急。馬鹿丸出し。
 こうして村上側が、短期間に数百億円の金を得る。その理由は、ポーカーが上手だから。というより、相手がポーカー下手であるせい。あっさりとブラフに引っかかる。
 私だったら? ブラフになんか乗りません。ブラフはブラフだとわかっているんだから。つまり、相手はエースをもっていないとわかっているんだから。で、こう告げる。
 「どうぞ経営権を握ってください。そのまま長期保有して、阪神を体質改善してください。それができなければ、株価は暴落しますよ。お好きにどうぞ」
 こう言って、一切、手を引く。こうなったら、村上ファンドは、青ざめる。「このまま千億円以上が塩漬け? ぎゃーっ」と。
 だから、たとえ 700円台の株価でも売却を了承するだろうね。実際、それがイヤなら、長期保有するしかない。で、そのまま株価はどんどん下がる。大量の株を引き取ってくれる人はいないから、売値は400円ぐらいですかね。大損。いい気味。

( ※ 実を言うと、それを避ける手段として、村上側には「阪神解体」という手段が残されている。こうすれば、村上ファンド側は損をしない。……ただしそれは理論上のことだ。実際にやったら、村上本人は日本に住めなくなるだろうね。下手をしたら暗殺される。顧客もいっせいに手を引いて、ファンドが解体してしまうかも。)

 [ 付記 ]
 と書いたあとで、また情勢が変化して、村上ファンド側がどんどん譲歩してきているらしい。とにかく、村上ファンド側としては、値段がいくらであっても、必ず合意しなくてはならない。さんざんブラフをかけるが、値段がいくらであっても、必ず合意しなくてはならない。「株をずっと持ち続ける」という選択肢はないからだ。買値よりも少しでも高ければ必ず手放すし、買値より低いとしても手放さざるを得ない。「塩漬け」というのはありえないのだ。(それは投資事業の停止を意味するので、村上ファンド側としては最悪の事態だ。)
 ま、今回のなりゆきは、「阪急がどれほど馬鹿で金を失うか」というのを、高みの見物で見るの正しいだろう。馬鹿が詐欺師にいくらカツアゲされるか、というゲーム。利口ならば引っかからないが、馬鹿ならば引っかかる。
 私はどっちの味方か? 詐欺師と馬鹿の争いなんて、どっちの味方もしません。ただし、阪急側が 500円台で株を購入できたら、「偉い、詐欺師を懲らしめた」と誉めてあげる。(それほど利口だとは思えないが。)


● ニュースと感想  (5月30日)

 本日はお休みです。
 このあとまたしばらく、休眠モードに入ります。更新は少なめになります。


● ニュースと感想  (6月01日)

 「ライブドアの本の見通し」について。
 出版することはしますが、思っていたよりも小規模で、かつ、遅れます。
 見込み違いだったのは、出版社もまたマスコミの一つであるにすぎない、ということ。当然、ライブドアを「稀代の大悪党」と思っているわけだから、「ライブドアはそんなに大悪党じゃない」と述べる私の意見は、「犯罪者を擁護する、悪の手先」というふうに見えてしまう。賛成してくれる出版社なんか、あるわけないですね。
 というわけで、全部、自力でやることにしました。
 そのせいで、小規模で、かつ、遅れます。

 発刊の見込みは、7月末日ごろ。2カ月後ですね。
 発行部数は、2千部ぽっきり。増刷なし。出たら、すぐに売り切れると思うが、増刷はありません。手持ち資金に余裕がないので。

 「それじゃ困る」という人もいるかもしれない(特にホリエモン)が、ま、私の目的は、彼を救うことじゃないから、仕方ない。ローリスク・ローリターンというのが、私の金銭感覚なので。
 世の中、金があれば何もできるとは限らないが、金がなければできないこともある。お金のない私としては、この件(増刷)は最優先課題ではないので、増刷はやらなくてもいい。私の仕事は、真実の提供であって、真実の普及ではない。部数がたくさん出なくても、私としては別に構わない。赤字にならなければいいだけ。
 2千部出して、収支トントン。欲しい人は買ってください。買い損ねたあとで、どうしても欲しくなったら、古本屋で買ってください。(たぶんプレミアムが付いて、新本の何倍かの値段になります。)
 内容は、この事件に関心のない友人に読んでもらったところ、「面白い」と言っていたから、買って損はないはずです。
 なお、現時点では、まだ出版社と正式契約していないので、おおよその見込みを述べるのみです。

( ※ ま、ホリエモンが千万円出してくれるというなら、すぐにでも刊行できるが、彼はそんなことをやるはずがないから、仕方ない。私にしたって彼を救う義理はない。彼が冤罪で豚箱に入るとしても、私の知ったこっちゃない。デート代ばかりに金を使うから、自分自身を救うために回す金がなくなるだけ。自業自得かもね。)


● ニュースと感想  (6月02日)

 「ライブドアの本の予定」について。
 あれやこれやと余計な費用がかかって、うんざりしてきて、やる気をなくしかけていたんですが、強力な援軍が現れました。「百万円寄付します」というライブドアの株主が現れました。びっくり。
 これで、ホウレンソウを食べたポパイのように、勇気が湧きました。 L(^^)/

 百万円をいただけるとのことですが、ただで頂戴するのは申し訳ないので、出資の形で提供してくださるようにお願いしたところです。(つまり、貸し借りの形。あとで返済。)
 この百万円のおかげで、最終的に、五千部印刷できそうです。五千部あれば、世間を動かすための最小限の起爆剤になります。(二千部〜三千部ではすぐに蒸発してしまうが。)
 というわけで、私は勇気百倍。読者のみなさんも、一安心してください。

 [ 付記 ]
 他の出版社は? いろいろな出版社もありますが、たいてい、返事もくれません。
 そのなかには、ライブドアパブリッシングも含まれる。ま、ライブドアパブリッシングは、ホリエモン嫌いの平松社長の指揮下にあるから、ホリエモンを無罪にしかねない南堂なんか、大嫌いに決まっているが。(もしホリエモンが無罪になったら、平松社長は追い払われるかも。だからその前に、USEN に売りたがっているわけだ。)
 電子出版は、やる予定です。ただし、書籍よりは、いくらか遅れます。「書籍の売り切れたあと」「書籍の一カ月後」がメドです。値段は安くなりますが、印刷する手間などを考えると、あまりお得だとは言えません。
(電子書店のパピレスという会社。決済方法は、クレジットカードその他、何でもあり。コンビニでもいいし、Biglobe, @nifty, ocn などの大手プロバイダの会員口座からでも大丈夫。なお、ファイルの複製はできません。念のため。)


● ニュースと感想  (6月03日)

 「ライブドアの本の状況」について。
 またいくつか進展がありました。

 (1) 出版社
 「ライブドア 謎と陰謀」という本を出した出版社から、お断りの手紙が来ました。「ライブドアの本は思ったよりも売れない。もはやブームも下火」とのことです。
 ま、その趣旨はわかりますけど、「ライブドアの本は思ったよりも売れない」というのは、企画の問題じゃなくて、本の魅力の問題だと思うですよね。だって、たいていの本は、「真相」が書いてないんだから、読むだけ無駄。読むだけ無駄の本を買う人がいないのは当然。
 この出版社もそうだが、たいていの出版社は、「企画の段階でお断り」であって、原稿を読んでもくれないんですよね。ま、読んだとしても、「ライブドア関係の本なんかいやだ」と思うらしいが。
 あと、私の送った原稿も、最初のころに送った原稿は、ごちゃごちゃしていて、読みにくい。そのあと、だいぶ変更して、現在では大幅に読みやすくなっている。本の体裁にして印刷して読んでいるところだが、ちょっと推理小説を読んでいる感じ。わくわくします。

 また、普通、本が売れるかどうかは、パラパラとめくったときにわかるはず。普通、本を買うとき、どうやって買うか? 五箇所ぐらいをいい加減に開いてみて、面白い記述があって引き込まれるところが一つでもあったら、買う気になる。
 その方法で本書をパラパラとめくってみると、どのページを見ても、おもしろい話がある。読むと、ついつい引き込まれてしまう。だから、売れると思います。
( ただし、実を言うと、3週間ぐらい前の時点では、そうではなかった。難解なごちゃごちゃした文章がいっぱいあって、文章が玉石混淆で、読みにくかった。これじゃ、あんまり売れそうになかった。  (^^); )

 (2) 支援者
 新たにもう一人、「十万円出資してくれる」という人が現れたが、ありがたくお気持ちだけいただくことにしました。資金は現時点では、一応、足りていますので。
 ただし、増刷の資金は、スッカラカン。というわけで、いつか、助力をいただくことになるかもしれません。
 とはいえ、増刷するかどうかは、まったくわかりません。ものすごく売れるのならともかく、単なる「完売」だけでは増刷にはならないので。この点は、不確定なので、何とも言えません。
 ま、他の下らないライブドア本は、何万部も売れているようだから、それに比べれば、ずっとおもしろい本書の方が売れてしかるべきなんだが。……現実には、どうなることやら。
( ※ だけど、こういうふうに協力したいというお話があると、大変勇気づけられます。「頑張るぞ」という気持ちになれます。……ほんと、最近はまったく孤軍奮闘で、周囲は百人の敵という感じなので、ふだん強気の私にしては、とっても弱気になっていたんですよね。読者のみなさんのご支援で、大変勇気づけられます。)
 
 (3) 装丁
 装丁は、著者自装です。とってもきれいな装丁です。期待してください。実は、ネットにある有料の写真を使ったのだが、すごくインパクトのある美しい装丁になります。
 ちょっと女性的な雰囲気もある。印象で言えば、資生堂の女性化粧品の広告に似た印象の装丁。なんとなく、わかるでしょ? (別に女優が出てくるわけじゃないが。)






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「小泉の波立ち」
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