Singing and Druming (Jul.11.2004 Update)

今回のクリニックでは3つのドラムソロが披露されました。1つはオープニングのWalking Grooveを応用したソロ、最後に18分にも及ぶ長いソロ。そして中盤ではMr.Bigのコンサートで演奏されていたThe BeatlesのYesterdayを歌いながらドラムを叩くソロをやってくれました
 それではこの叩き語りソロ「Yesterday」の誕生の秘密とフレーズの謎について見ていきましょう。

(注:横浜のクリニックでは時間が足りなかったのかこの叩き語りのソロは演奏されませんでした。残念・・・)


この中で僕がYesterdayを歌いながらドラムソロをやっているのを見たことがある人はいるかい? OK、じゃあまだ見たことがない人のために今からやるよ
と言い、第2のドラムソロがスタート。クローズドロールから始まり、足のオスティナートフレーズが入り、徐々に盛り上がって行ったところで「Yesterday〜♪」の第一声(ここで観客から拍手!)。終わった後に「ショートバージョン」とおっしゃってましたが、けっこう盛りだくさんにやってくれて恐らく今回のクリニック中このソロの時が一番お客さんの歓声が大きかったのではないでしょうか。

(1) このソロを作ったきっかけ

1991年ごろのMr.Bigの人気が出てきた頃の話。
日本で人気投票が行われ、次のような結果だったそうです。

Billy Sheehanはベーシスト部門で1位!
Paul Gilbertはギタリスト部門で1位!
Eric Martinはシンガー部門で1位!
Mr.Bigもバンド部門で1位!

 そして・・・

Pat Torpey は2位!!!(苦笑)

会場爆笑!!

・・・・・・・・・

(ちなみにこの時の1位はテリー・ボジオだったそうです)

そこで何とかして目立つ方法を考えようと思い、試行錯誤した結果、

「歌を歌いながらドラムソロをやる」

という方法をあみだしたとの事です。

また、1993年の日本でのBump Aheadツアー中、他の人に内緒でいきなりこの歌うドラムソロをやったので、PaulもBillyも「一体Patは何をやってるんだ?」と不思議そうに見ていたそうです(笑)

(2) 足のオスティナートフレーズの解説

* Lick-1 土台 (On Beat)となるのは右足で、以下のように頭で踏んでいます。Right Foot = On Beat

* Lick-2 これに左足のダブルストロークが加わったのが基本パターンとなります。
 Basic Foot Pattern : Right Foot = On Beat , Left Foot= Off Beat
 RLL , RLL , RLL , RLL .....

* Lick-3 この叩き語りのソロを始めた最初の頃は、今とは違って左足が土台となっていました。
 1993 , On Beat was Left Foot. (LRR , LRR ...)

* Lick-4 しかし、PATは足でシングルストロークやダブルストロークを叩き分ける事をしたいのに対し、左足が土台となっていてはそれが難しかったので、右足が土台となるスタイルへとチェンジしました。
両足がダブルになる時は、以下のように右足の2打目(アタマ)にアクセントが付きます。
 Now , Right Foot = On Beat

そして翌年の人気投票では、見事Pat Torpeyはナンバーワンドラマーへと輝いたそうです。


M E N U

H O M E