展覧怪の画



ウィルヘルム・フルトヴェングラーWilhelm Furtwangler

ドイツの指揮者。その死から50年が経とうとしているが
数多くの熱狂的信奉者の多い巨匠。
1922年から亡くなる54年まで世界最高のベルリンフィルハーモニーに常任指揮者として君臨。
ナチスに利用され戦後責任を追及されるも無事復帰。
51年の戦後初のバイロイト音楽祭でのベートーヴェンの第9は歴史的名演。
戦時中の録音の多くは戦後ソ連に没収されたため、
戦時中の名演の数々は現在ロシア盤として出回っている。
40年代の演奏は技術的な全盛期で、50年代は哲学的といわれる。
作曲家としても有名(人気はなかったが)である
明らかにブルックナーの影響を受けたと思われるような
後期ロマン派の作風の長大な曲を残している。
代表作:交響曲第2番、ピアノ協奏曲
グレン・グールドGlenn Gould

カナダの産んだ偉大かつ孤独な音楽家。
バッハの「ゴールドベルク変奏曲」で
センセーショナルなデビューを飾った。弾きながら歌って(うなって)しまう・・・。
コンサート嫌いでレコーディング好き。チェリビダッケやリヒテルとは正反対か?
夏でもコートに手袋という重装備で、
エキセントリックよばわりされるピアニスト。
放送作家、作曲家も兼ねるマルチタレントである。
愛読書は夏目漱石の「草枕」という
早世したのが惜しまれるばかりである。
代表作:弦楽四重奏曲、「だからフーガを書きたいの?」
尊敬する作曲家:バッハ、R・シュトラウス、シェーンベルク、クシェネク
ジャン・シベリウスJean Sibelius

フィンランドの大作曲家。長寿で有名。
ヴァイオリニストを目指していたがあがり症のため挫折。
作曲家としてベートーヴェン以来最高の交響曲作曲家と絶賛される一方
ジャンルは幅広くピアノの独奏曲や室内楽にも及ぶ
初期は愛国的でロマンティックな作風だったが、
アルコールなどで健康状態が悪化してから内省的で渋い音楽へ。
重量感あるティンパニ、ブルックナーを思わせるトレモロの多用
弦楽パートの細かい分割などが彼の管弦楽の特徴
ところが60才頃作曲をやめてしまう。
鬱だったのか創作力が萎えたのか、謎である。
交響曲8番は彼の自宅で焼かれたという。

尊敬する作曲家:ヘンデル、ブルックナー
代表作:交響曲(一番〜七番) 交響詩「タピオラ」
    フィンランディア ヴァイオリン協奏曲など
ウラディミル・アシュケナージVradimir Ashkenazy

現代を代表するピアニスト。
1955年、18歳のときにショパンコンクールで2位になり脚光をあび、
1962年、25歳のときにチャイコフスキー国際音楽コンクールで優勝し
これ以後国際的な音楽活動に入る。
63年にソ連から亡命しアイスランドに移る。
70年にアイスランド交響楽団を振ってから指揮活動も開始。
2004年からはデュトワに代わってN響の音楽監督。
レパートリーはベートーヴェン、ショパンに加えてスクリャービン、ラフマニノフなど
スクリャービンのソナタ全集など一聴に値する
やはりロシアものに愛着があるようである。
個人的にはピアニストのままでよいのだが。




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