FOTOSNAIPAR-12S


名称:ФОТОСНАИПАР-12С
製造・年代:KMZ、c.1986
専用カメラ:ZENIT-12S
専用レンズ:TAIR-3S
容積:W000×H00×D00mm/000g
名称:ЗЕНИТ-12С
製造・年代:KMZ、c.1986
画面サイズ:24×36mm
ファインダー:視野率?%、針式露出表示
ファインダースクリーン:マイクロプリズム+マット
シャッター:横走布幕フォーカルプレン
シャッタ速度:B-1/30-1/60-1/125-1/250-1/500
レンズマウント:M42
露出計:CdS式TTL露出計(絞り込み測光)、設定範囲16-500(GOST)
容積:W000×H00×D00mm/000g

 文字通り被写体をシュートするための写真機である。日本にも活動写真銃というものがあったが、あれは航空射撃訓練とかに使うものだったから、それとは用途が異なる。昔の望遠レンズはとにかくでかくて重いのが常で、今では300ミリなんかコンパクトカメラのズームレンズでカバーできてしまう程度のものだが、三脚は必需品だった。それでは携行には不便だということで、戦前からツァイスが18サンチゾナー用に銃床ホルダーを制作していたのは有名な話だ。ソ連でもフェド用に銃床ホルダーを用意していて、それをゼニット用にデザインしたのがフォトスナイパーセットである。このスナイパーも何種類かあって、ここに掲げるのは比較的後期のセットだ。専用の300ミリタイル3Sのほか、標準レンズのヘリオス44-2と各種フィルター、それにマガジンとドライバーがついた専用ケースに収まっている。
 300ミリは原始的な半自動絞りで、トリガーを引くと設定絞り値まで絞り込まれるようになっているが、タイムラグも音も大きい。構成は恐らくマイヤー・テレメゴール4,5/300だと思われる。専用カメラもまたずいぶん古いスペックのままで、低速が1/30までしかない上に、高速も1/500止まりだ。レリーズの連結装置が下面についていて、このため普通の三脚に乗っからない。スプロケットフリー機構は例によってぱっと見には判りにくい。
 とにかく見た目が見た目だから、あんまり町中で振り回す訳にはいかないようだ。




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