<日刊忘れ女>
04/2007 05/2007 06/2007 07/2007 08/2007 09/2007 10/2007 11/2007 12/2007 01/2008 02/2008 03/2008
04/2008 05/2008 06/2008 07/2008 08/2008 09/2008 10/2008 11/2008 12/2008 01/2009 02/2009 03/2009
04/2009 05/2009 06/2009 07/2009 08/2009 09/2009 10/2009 11/2009 12/2009 01/2010 02/2010 03/2010
08/31/2010/03237 升目の悪癖(8度hiro )
品子の眼はすてきな鞄だ
そっとしているhiro
zotto-siteiru品子
品子は逢い引きの約束をしたが二段ベッド
hiroはたいがいのものを拾っては来たが惚け
hiroの静止はすてきなミドリさ
ぞっとしている品子
hotto-siteiru-hiro
恋愛の詩の上に八本の禁止を落とすと
そこがshinako-no-ryodo
戦後戦前河は枯れてhiroはそこへ行くしかないの
目白通りに倒れゲットしたshinako
鍵を開けてワいけない
明治通をゲットした品子とhiroの
線香が燃える花火が溶ける
hiro記憶がまた生まれた
hiro草の馬がまた暴れた
08/30/2010/03236 升目の悪癖(1度hiro )
広大であるべき土地を埋め込むため
hiroは語る倒れる間引かれる
オンナたちを升目にして石灰石で交ぜる
橋の三分の二を語り終えて
外には恨めしい焦げ付いた品子が悲鳴の
声をもがれ指を割られ
悪癖の前髪を伽羅色の油に包み
井戸辺の固唾を飲んでいる
美術の先生は嫌いだあのひとは品子を
08/29/2010/03235 升目の悪癖(7度hiro )
記憶と知識を埋め込むよう
大塚の坂を抉りながら品子はhiroにde会う
長い間とても滲みている犬や看板を
ほそい黄色やや嫌う
ほそい橙色の嫌悪する
[こめかみ]の痕をソラに探すhiroを品子は
孫たちの双子はゲームセンターの中dehirowo下ろす
品子の愛の傷痕を熱帯に汚れるhiro
地租器のアブラゼミは黒く染ま
気ごくを廻しながらhiro踏みつける脚はない
生まれ込み投げられぬ
品子はhiro帯になって髪hiroになって
08/28/2010/03234 升目の悪癖(3度hiro )
広すぎて溶けてゆくアンダーグラウンドを負けるの
あたし背伸びしたかなあ
てくてく縞馬の地図が読めない漢字海豚の入信が
もう時間の交叉も過ぎて
ヴェルヴェット鍾乳洞の中でマモル人よ聞かせてよ
短い股間に真っ青の海水
能面をカワイイトカワイイトカワイイッテhiro-hiro
ああ背が伸びちまうhiro
罪と罰と地下に隠している空を抜ける空の赤い群れ
あメトロノームをあああ
あ寄せてはかえあああす
08/27/2010/03233 升目の悪癖(5度hiro )
てくてく暑い照り返し腰から逆立ちの街へ
技法に出会うまでの濡れ衣の海豚が跳ねて
sutte-hiro-sutte-hiro-tomete石の津波を
長く広い人体の模型と警報の予行を運行を
繰り返す・吸って-hiro-吸って-hiro-止めて・そのまま街へ
魔法と魔法が重なり入口と入口が重なり
鍵盤とあたしと緩んだ耳の水道とあたしは重なり
入口と入口は重なり魔法とhiroは重なりてくてく
08/26/2010/03232 升目の悪癖(2度hiro )
あえると信じていななく欲望片方の天上妻の
分かれた天上母のはだ色の皿を歩行器のhiroの
脚を拡げるhiroは欲望に剥離の升目に負ける
大戦と小戦を繰り返し思い出す吸う術のなく
書き残された絵日記の人形が黒く錆びて爪音
林に帰る下か上かも判らずの天上婆のしゃがんで
小さく手を振るすがた悪癖の永遠に少し足りない
08/25/2010/03231 綿飴美顔
街は美顔坑夫の飛ばした拝金趣味で騒がしい
地階屋はすべて中華的の確実な琴の音を廻し
おじいさま火傷のあとは見付かりましたか丸文字の
冷血の記憶になくても自動車やオンナたちの
綿飴の天上に抜ける南アルプスはしみじみ
08/24/2010/03230 巳年のケーブル芋
パンを食べたという日記を読む
嫌いなケーブル芋そこまで水道局の坂をあがる
まだ暑さが続くという除光液は六時に
巳年について調べる
この記号はなんであろうかアーモンド酒場にて
ふんだくられる生き甲斐
あの見世もこの縞馬もすでに透けている
08/23/2010/03229 行かないと眠らない終わらない
行かないと眠らない終わらないソラを汲んでいる
335493910989087191904819101911919
痩せたままエスカレータを前の膝当てにこじ入れ
465128181757659101864784891817919
読む坂の下の読まない校庭の浅い目薬を差し読む
871581901810276494861810008176641
速く掴まれて後ろ髪に爪を立てて一心の男が眠らず
85771656666144210815596872668498461
気前のいい黄色い象さんのぼり棒に昇る性的快感を
56987987515000184554518917466178180
手足の摩擦を火傷の電源を昇るがソラは帰らず一子
08/12/2010/03228 紐をかけるオトコ14
08/21/2010/03227 紐をかけるオトコ13
08/20/2010/03226 紐をかけるオトコ12
08/19/2010/03225 紐をかけるオトコ11
08/18/2010/03224 紐をかけるオトコ10
あっしには出来ねえあっしには無粋なエラーに紐をかける商品部まで釣り具の拷問で性器が傷んでいるね
釣り餌や観賞用高級金魚の生餌に使われるアカムシはオオユスリカやアカムシユスリカなどの幼虫であり
助走が必要悪となる日に強風波浪注意報に抗して地上階への階段をすんでのところで駆け上がる劇団員を
強い生き物なのですねアカムシとはあなたが生きているどうして核爆発の不安を釣上げることが出来るの
08/17/2010/03223 紐をかけるオトコ9
1走行しながら5,000型放射砲による泡放射(放水)ができます
いえあっしにはできませんそっとおやすみくださいシャガール
明日はどこまで行くのだろう消防車よその眼を閉じて亜熱帯の
眠りにつこうとするあっしにはことごとく雨のような空洞です
08/16/2010/03222 紐をかけるオトコ8
シャワーヘッドを取り替えるため羽衣の
紐も尽きた
ピアノは、ノート
角を当て、酒気を吐き、蛍光管の屑たち
08/15/2010/03221 紐をかけるオトコ7
紐を解く、平面プレート上で
たこ焼き器を送って頂戴と云われても川柳は濡れて光り
墓地にあがるけむり、シャワーヘッドを取り替える
ラヴェル/高雅で感傷的なワルツも
ぎくしゃくした関係に、紐をほどかせる
ぼくは理解できないあなたのぎらついた目配せ
08/14/2010/03220 紐をかけるオトコ6
エスカレータ/優雅で感傷的な四分休符も
肘あて、マイクロフォン、舐めるサーモンの悲痛
大きな×孫悟空×玄奘三蔵の帽子くらい大きなイコール
お茶の水駅を地下鉄から渡りはじめ
貼り出す「アンデスの過酷」
召使いよ、紐をもっと腰の下に/エレベータが匂う
08/13/2010/03219 紐をかけるオトコ5
ものすごい速さもし語れたら
紐をかけるオトコものすごい知恵の汗
なじまないオトコもし退職したら
花びらに迷うものすごいちから
08/12/2010/03218 紐をかけるオトコ4
08/11/2010/03217 紐をかけるオトコ3
08/10/2010/03216 紐をかけるオトコ2
紐をかけるオトコと紐をかけられるオトコの
草で傷をつけてしまった夏の休みが訪れる
この溝が
凍えながらこの夏溶解するかも知れない
と云う意味において俳人なのだそうだ
一般品と大嵩品の違いは3辺の和が150センチメートル
それ以外のオトコは紐がかからず苦い日々だ
08/09/2010/03215 紐をかけるオトコ1
代金引き換えは30万円まで
いまでも俺は悲劇の簪(かんざし)所有して紐をかけている
間違えは犯さないアカシヤの樹の下に
もう一本のアカシヤの樹が生えた
所有して紐をかけているいるのはアタシなのだと云う妄想を
従姉妹の優香が持っていることを秘かに
俺に伝えたかったと云うので伝票を書きなと云ってやった
送料は367円しかし大嵩品は1050円かかる
この世界の溝、この溝のが
08/08/2010/03214 亜熱帯の埴輪34
本当に裂けとこころと心臓でいいですか
舞い上がる気持ちに癖を粘り
本当にそのまま糸を張っていていいですか
08/07/2010/03213 亜熱帯の埴輪33
アマゾンで岡本かの子を検索して滝を浴びた
親友は湿ったパンのようにつめたい手をしている
こころがとがる日を夏の葉書に標して北の方角に投げた
ひらひら頼りなくそれでも墨の多民族の馬の分だけ
少しはみ出してしまうのだろうよ口唇を
「こころがとがる日が
週に一度だけある
それはモーリス・ラヴェルの(この箇所は湿ったパンにはリー・コニッツとして送った)
波とも風ともつかない
音楽を少しだけ聴いたとき」
アマゾンで自分自身を検索して砲弾を浴びた
こころのとがる日
08/06/2010/03212 亜熱帯の埴輪32
ダンスを考えるために岡本かの子だ
地下街を流れてゆくために蒸気の夜だと痛む
精密機械とアナウンスがある
あなたは利用されるひからびた水母のように
こつこつろ濡れた皮膚を映してずらす
こつこつろ遠くにゆかなくてもいい
こつこつろ夢の朝をそのままに飲ませて
下書きのような牛乳の花が咲いている
こつこつろ北社会保険病院のスロープをダンスしながら編んでゆく
08/05/2010/03211 亜熱帯の埴輪31
表にゆかないので思いがたまっている
蒸気の夜を梳かせて
食べてゆくちいさな埴輪たち
手帳が赤い字で狂い出したか
なだめるための延命の柔らかな芯を
汗の外に畳もう
星の蝉が落ちる
08/04/2010/03210 亜熱帯の埴輪30
あなたに向い感謝しているがテレビを消さない
シャレコウベが着ける耳飾りが
左から右へ傾くころ
教会は胸の扉を薄めて
洗濯女はテレビを消している
08/03/2010/03209 亜熱帯の埴輪29
小鳥が訪ねて来ても名前を知らない
名刺をくれない小鳥もいるのだ
あたしが草の花を降りてゆくのに名前を知らない
だから振り返って写メールを送る
氷が砕けて降ってくる8月3日
当分あなたに会えない処方箋を貰って
08/02/2010/03208 亜熱帯の埴輪28
右手がありどちらかわからない
右膝がありどちらかわからない
08/01/2010/03207 亜熱帯の埴輪27
下馬下馬の老人は黙っていた
寂しくて心細くて恥ずかしかった
もう背中が視えない
もう胸に触ることが出来ない
あしたあした此処へ
触らぬ脚が抜け駆けをする
07/31/2010/03206 亜熱帯の埴輪26
ブラウスのホックのように
TPOは間違えている
朗読は落ちて
ひかり
とてもぼくはやましい恋愛でした
07/30/2010/03205 亜熱帯の埴輪25
あたしや岡本かの子には
眠られぬ昼や夜がない
もしも時が外れ
丸物百貨店の後ろで恋を語れるのなら
貰いにはいかない
千個だけのギンのパチンコ玉を
07/29/2010/03204 亜熱帯の埴輪24
靴下を履いたままで
通り抜けては百日紅の木が斬られてしまう
やがてという通底器に
裏切られる歯形の夜よ
もういちど
旧文芸座はす向かいの
白鳥の背広を飲みたい
07/28/2010/03203 亜熱帯の埴輪23
天才になって海を目差したね
帰りの列車では席に座れず
涼しげな少年マガジンだけが未来だった
亜熱帯のお墓は
捨てられた眩しい林檎のなかにある
07/27/2010/03202 亜熱帯の埴輪22
接客していたら手足のない亜熱帯がやって来た
どうしたら良いのか
隠れながら虹になるものの
沈黙はゆるい肌のように語りはじめた
シルクロードを越え
ミルキィウエイを蔑んで
ただ硝子越しに覗き込むだけでした
そんなケーブルを止めて口のなかから
過ぎ去っ
07/26/2010/03201 亜熱帯の埴輪21
何度も同じ流れる河を愛しています
色彩と苦みは無限の
運河の決まりに従ってあたしを漕いでいるのです
ヤキュウ場からも忘れさせられて
はっきり言って曖昧な
あたしの運河の行く末と
グラウンドが跨いで行きます
07/25/2010/03200 亜熱帯の埴輪20
だんだん岡本かの子が好きになってきてる気がする
病むことの直立不動よ卯年
徐々と云う言の葉にだって脈絡はないのですもの
あかるい暗さ、それをはじめて教室で聞かされた時のあたしって
これから岡本かの子に会いにいくのだって
07/24/2010/03199 亜熱帯の埴輪19
(仮題)澤村正輝の樹
死んでいるのは、あなた、あたし、彼のおんな
諍いのあとに諍いはあって
それでも澤村正輝の樹は生きていますよ
宇宙の一文字を星になぞらえて墨になぞられて
生きているのは走る3面の顔、からだ、思い
07/23/2010/03198 亜熱帯の埴輪18
熱くなってじいじの持つホースのお湯の棒になっても
埴輪は生き残り乾燥したカビの色が心地よい
樹は生きていますよ
風とハンカチの階段のような比喩さえなだらかな現在です
誰のせいでもありゃしないありゃしない夏のランプが点いて
それでも誰にも囁きさえも聴こえずなどとは寂しい限りの
死んでいるのは
07/22/2010/03197 亜熱帯の埴輪17
07/21/2010/03196 亜熱帯の埴輪16
07/20/2010/03195 亜熱帯の埴輪15
07/19/2010/03194 亜熱帯の埴輪14
07/18/2010/03193 亜熱帯の埴輪13
07/17/2010/03192 亜熱帯の埴輪12
なぜその人がと続く詰問の壁に下敷きになり
「らんば」とあたしは
やがてアイジンとして成長する芸風ですよ
はずんだ、はずれた、問いの胴長を笑い狂う
ザアザア降りの階段を
「らんば」とあたしは胸が抜けているなあ
胸の抜け具合をつめたく舐めているさ
だから頭切れた堂々と続くのだよ国道のガるンゆるダムがね
から雲間には激しい怨念の
く除いているからだ幸福は「らんば」には許せない時計の
けど許せない人だっている
07/16/2010/03191 亜熱帯の埴輪11
07/15/2010/03190 亜熱帯の埴輪10
07/14/2010/03189 亜熱帯の埴輪9
07/13/2010/03188 亜熱帯の埴輪8
07/12/2010/03187 亜熱帯の埴輪7
07/11/2010/03186 亜熱帯の埴輪6
07/10/2010/03185 亜熱帯の埴輪5
<るのい>にて
鮮魚盛り合わせ(一人前は出来る?)
あたしは失格だろう過去のある時期に
万願寺唐辛子の昆布和え(時間はたっぷりある?)
あたくしは失格なのだ近い未来に
鯛のホワイトグラタン(贔屓のチームが負けてるから脱ぐ)
あたしたちは添え物の仲間なのだ剥離の日々は
ハムサラダとハムカツ(酷い不快を喫煙席で緩和するわ)
<るのい>に終わりが来て
あなたが駆け上がる飢餓を
捧げたくない
折れ曲がったメニュウは
さすらいの客をたたいている
不快の冷凍庫を開けて
ママを脱ぐ音源をあたくしどもは
水管を傾け
汁のように肌穴を閉め<るのい>にて
07/09/2010/03184 亜熱帯の埴輪4
忘れていた時は思い出すことが黄色の朝空よ
こんな草花のハゲを
ことばの流れの不快を忘れないで笑わないでいようよと
こんな名を付けておまえが生きていける訳のない
云いつづけて生きつづけて茎はこんなにかゆみを耐えているが
こんな嵐の電燈の下のすがたをおまえは吹いて
おまえは吹いて
生きて行くのは古いオンガクの戦いのあとのようだ
07/08/2010/03183 亜熱帯の埴輪3
水の重さを照らし
とぼとぼと
砂は消される
赤いドリンクの
デラシネを廃す
あなたはスイッチを入れ
伝説は若くカーヴを切っている
07/07/2010/03182 亜熱帯の埴輪2
命までおこがましい大仏の路をサアファアの行く
逆さまの魚の無理を無知に変え足早に吊るしていら
命なぞおこがましい逆さまの無知を
吊るして
もう鼻の右の穴穴の左の眼
もう鼻を左右に
振るのを止める
命なぞ視つめ合わず
割り込んでくる吟行
破線で消された破かれぬ失語の公園の地図は
破線で二重に消された潰されて産まれることのコカコォラを捨てて
もう鼻を上下にもう大仏の路とも分かれて
吊るすのを止める回文を逆さまに泳いでいる
07/06/2010/03181 亜熱帯の埴輪
だれにも会えないあなた
だれにも云えない
だれにも捧げられず
提げられず
顔のないあなたを視た
ほかのところの物もなかった
骨も肉も笑顔さえ
あなたは顔のないあなたを視た
醜さの現われぬ傷口を
押し黙ると云うわけでもないのに
草と草のわずかな隙き間に
風は間断なく吹いて
吸い続ける亜熱帯の埴輪
07/05/2010/03180 風からはじまって4
風のなか夜のなか
あたしたちは
止まる亡霊は
軋みながら愛し合う逃げない
拍は消え生まれ傷は開き
かさぶたの甲府駅のむき出され
よもやまな高田馬場駅から青白い桃が割れ
どうかすり寄るのは止めて
どうかとぼけるのを止めて
地下を呼びながら
亡霊の担当者を待っていると
すんでのところで
確かめ合うところだった
07/04/2010/03179 風からはじまって3
飴のビルや逃げるミドリのお顔視たよ
無私になる場合に
引っ掛かる橋を暴投する
食道の西側から眩しくて
命のサイレンからサイレンをマイナスするうちに
命だらけが集合してお辞儀をしている
生き延びているのだから兵士のセンソウは
ちからない幕末の俺の写真よ
命までお辞儀をしている
ちからだらけの欺瞞は文学部第二の
桃の平らかに押し出され
説明のためには鶏卵を砕き
砕かれた光の水洗便所があざとい黒々とした毛髪の水銀らしく
セブンスターたちは力こぶを競って光を産み
追いやった平たくちからの名曲喫茶をたたき
生きている者や
激しい底なしのしかつめを季節知らずの選挙する
07/03/2010/03178 風からはじまって2
はなびらの回収のヒに
わがままな麻薬は薄い蒲団のなかでなにかを痛くした
あなたの脳の胸板を開き
伝授する出てゆくこと
ちいさな有線の炊飯器が
あたしを笑っていたよ
ポルトガル堂のカステラ配送車は尽くし尽くした
認識の網車は上澄みを掬い
素足で野外的な昼休みを盗もうとした
あたしたちはゆらゆらと残業し革命と商工会議所の鍵を開けていた
窓を視ていない
さんにんの咽喉の枯れ葉が
物心を蔑んだ
07/02/2010/03177 風からはじまって
引き戻る思い
風からはじまって
戦いを過ぎる
光が七夕に降り注いでいるぺたぺた音が聴こえる
賊からはじまって
童に戻ってゆく
重傷のアーケード街を瞬きもせずに視るなよ
赤黒い屋台の光がもれている
引き戻る思い
風からはじまる
70/01/2010/03176 10000の詩の双子
06/30/2010/03175 10000の詩の双子
06/29/2010/03174 10000の詩の双子
06/28/2010/03173 10000の詩の双子
06/27/2010/03172 10000の詩の双子
06/26/2010/03171 10000の詩の双子
06/25/2010/03170 10000の詩の双子
06/24/2010/03169 安保改定のヒ/11
空気ヶ沼だ
良いの? 良いの?
空気ヶ沼だ
やがて沼の境界が波うつ
かくじつに
揺れてゆく速さ
トウスイの塔が
06/23/2010/03168 安保改定のヒ/10
あたしはアンリだ
アンリはもちろん二羽であり
だから反発の甘味を
唾しながら
いつの間にかアンチに取り込まれ
未来の雫は落ちて
アンポのヒを跨ぐことが出来ない
06/22/2010/03167 安保改定のヒ/9
あたしは二羽の<態度>だ
重度のお気楽には反発している
あたしたちはツガイの一羽だ
山になびく仏壇たちの羽なのでした
06/21/2010/03166 安保改定のヒ/8
だれもが二羽だった
くちばしを割れて
陶酔の土塊を毛羽たたす
印象は頼りなく
チョクセンは蠢くだけで
06/20/2010/03165 安保改定のヒ/7
くりかえし糞六をする
くりかえし糞楽するそしてまみれる
くりかえし六にんで糞六をする旅する
くりかえす
が白く乾いてあたしの胸や腰の辺りから剥がれ落ちている
繰り返し六をする旅行してもまみれている
白
06/19/2010/03164 安保改定のヒ/6
改定のヒに
聖が分かれた
ホトケと流星に
夜の波とカミに
あたしたちは
分かれたことを
気楽に思って
クラヤミを浴びた
06/18/2010/03163 安保改定のヒ/5
間違いにキヅイているのは
あたしだけだ
あたしは二つにわかれ
眠る羽
06/17/2010/03162 安保改定のヒ/4
安保改定のヒが
二つに分かれた
それはそれであなたのいつものように茫洋
夜は夜と夜に
昼は昼と昼に
06/16/2010/03161 安保改定のヒ/3
アッシュクの半年くらいだった
アッサツの二年くらいだった
シンジュクのtop'sで夏井峻くんとあらたまって
とまとじゅーすを学習した
ちち親は駄目こん夜は駄目ふくを脱いじゃ駄目あした帰っては
駄目
06/15/2010/03160 安保改定のヒ/2
云えないじゃない
あたしはあんぱんで記録更新してて
彷徨ってた
06/14/2010/03159 安保改定のヒ/1
白い巨塔をレンタルするじつは買っているじつは録画した
先に行け孫に聞け先に行け落とし込め落とし込められた
わからないあなたの発言はただの好き嫌いに感じる感じ入る
白い巨塔に入院をするのは好きじゃない本当は重病なので
しぼりかけの政府が畳み掛けるじつは政府ではない欲望も
牛が死んでいる牛が死んでいる牛が死んでいる県境を越えて
白い巨塔は死んでしまう死んでしまう死んでしまうとても
平坦なおじいさんが居りましたおじいさんの顔は伸びて伸びて
平坦なおじいさんが折々に平坦になってゆく今日は安保改定のヒだ
06/13/2010/03158 10000の詩の双子
雲が晴れてしまった雲間と云う懐かしさ
そのこころの地図にブルーシートを敷いて座り込んでいる
それでも銀座に出かけてゆき、出てくるわ出てくるわ白き胸のブラウスのラヴミイ
あるビルの4階から6階はスポーツファッションの詩とはエンターテイメントである
探している失われたと思われているあたらしいことばには反対を唱えている
あなたよりひくいあなたより愚かしいキイボードも正確にたたけない
それでも昨日は未来に出かけてゆき、出てくるわ出てくるわ
もうぷっつりとあなたは消えたあと
06/12/2010/03157 10000の詩の双子
前髪から啼きはじめた曇り空を掌で掬いあげながら
枇杷の実の歌を唱っていたのは一体いつの季節のことだったのだろう
そこに戻っていって夜の無限の神曲のような酸素をいっぱいに吸いたい
この地下映写館では何十人もの相手に血みどろにされた素浪人が
樽型の棺桶に詰め込まれるシーンを繰り返し上映しているので息が苦しいのです
それに気づいているのかあのオンナは気づかないふりをしてこんどは
シンジュクに出てみましょうなどと鼻声で魔法をかけている
06/11/2010/03156 10000の詩の双子
信号の赤で走り出す10000の詩の双子を石橋であやしながら
欄干に泣きすがるようにして訪ねて来た訳でもないあのオンナが
支配しているのはなぜだろうとかの女は小学生の時からずっと考えて来た
うすい夏はざらざらした石の四角とつめたい火花を散らしているこの曇り空より
06/10/2010/03155 10000の詩の双子
いつかと聞かれればとっくに答えが出ていたはずだったのに
かれは云っていた思想的に拷問までうけて耐えて来たこの身が
経済的な圧力なぞに負けるはずなどなくって牢の向こうから
聴こえてくるのは労働歌でも行進曲でもないあのオンナの鼻濁音のラヴミイ
06/09/2010/03154 10000の詩の双子
いつかと云っていたらしぼみの痕さえ消えてしまうだろう
新聞配達をしていた自分をかれはとても愛していた
それをあなたに伝えたかった雨の色がミドリからオレンジに変わる
もう夏の膨らんだりふてくされたりとぐろを巻いて
06/08/2010/03153 10000の詩の双子
うすく美しい待ち合いの水面に
やって来たよ雌鳥と一緒だった
だれも他に来そうもないので
この少し汚れた宇宙と一緒なんだと思った
06/07/2010/03152 10000の詩の双子
部屋が4ッつあるのに
部屋を遮っている立ち読みの蛍光が
色と云う10000の詩の双子を
読みづらく帰りがたく愛しがたく拒絶しがたく
もう子供も大きくなり背は高くなり
真っ暗な管(くだ)逆行し
汗とコーヒーにまみれた頭痛を羽ばたく
いっさいはしぼんで
立ち読みをする色と云う10000の詩の双子
成分は台所に立ち
ホテルカリフォルニアの毛羽立った優勢を
蛇口を細め
はじまりはたった三冊の書物だった
娘は大きくなり歩幅と愛憎も大きくなり
速く読まなければ
4ッつとも死んでしまうよなにかの
記号なのかも知れない
玄関は死者たちが入れずに居るらしいから
南のマドから
大きくなった子供たちは
ラッキョウの袋を担いで
昼の星座をひたすら逃げてゆく
06/06/2010/03151 10000の詩の双子
翌日考えなければならないとすると
うす塗りは不幸の届かずという形態になる
今日中に考えるという恐慌が
すべての双子が行分けの片手を挙げている
肩に手をやっていた者も性器に手をやっていた者も
片手を挙げながら翌日の賢さを洗っている
胸板は激しくすり減り
人肉を笑う舌などももうなんかいも八卦を
さざ波に
06/05/2010/03150 10000の詩の双子
自転車に認識させようとペダルを漕いだ
歯科医は開業し隣人の激しい草刈り機は
美しいペダル
不可解な群衆とその心臓のどこまでも深まる透明
からかってやる草の名前の虹の向こう
また往かなければ
振り子のような失禁の笑いを弱く撫子ながら
06/04/2010/03149 10000の詩の双子
そろそろと知らぬ迷路歩き
膨らむのは蔑まれたセイメイ保持のことばの袋である
酔い止めの果実噛みながら
待っているのは暮れない夕焼け明けないホシゾラ
06/03/2010/03148 10000の詩の双子
六月の風に入り込んでくる六月の人は互いを知らな
振り向くたびにきちきちと音を立てる若い死亡と魚ら
06/02/2010/03147 10000の詩の双子
その夢を突き刺すでしょう
頭皮は進む百尺竿頭一歩を進む
針千本の頭皮を進む
そして目が覚めるそしてはらはらと
アトピーを絵に描いている
肝も興も醒めるまえに働いている
針千本を絵に描いている
その頭皮を突き進むでしょう
その髪の夢を醒すでしょう
アザは取れたか
カユミは取れたか
*百尺竿頭一歩を進む→景徳伝灯録
06/01/2010/03146 10000の詩の双子
イシハラが双子だった事を知ったのは湾岸戦争の少し後になって
からだったあたしたちは無傷だと信じていた傷ついているのはイシハラだと
イシハラの兄は云った無傷は宝物に変えられて夜の底に沈んでいる
こわくなってそのままでは帰れずイシハラと双子になれない口惜しさに
椅子を吐き出したあたしたちの寝台をすべて吐き出した
温かい脱脂綿のように夜は生きているかのように
05/31/2010/03145 10000の詩の双子
奇妙なものからだに窓が開く
窓には扉が付いている
そこに老人が雪を降らせる
あたり一面租界となる
もう順序を逆にするのはお止め
奇妙なもののからだに開いた窓がそう囁く
05/30/2010/03144 10000の詩の双子
友から口づての来ない迷い路が租界を拓いた
郵便に叱責を乗せて急いだ麻で包まれた心臓よ
包み紙の速度がわが友を監視して床屋にも湯屋にも
おっくうになるあたしが歌を唱う股関節を
05/29/2010/03143 10000の詩の双子
右はきみから視てのこと
ことなきことの父親は潰れ
左は魔王から視てのもの
ものなきものの父親は葉繁る
05/28/2010/03142 10000の詩の双子
路なかば黄金虫は無駄の夢を朝の風に溶いている
あんまりその色が優しすぎるのであたしたちは亦あたしたちを訪ね
地の果てニューヨーク香港tokyo試験管のなか冷たいミドリの眼鏡を歌う
筋肉の海空を迂回し山椒の香り立ちのぼる鞍馬ラーメンなど食し
生き別れスル生き別れスル単眼で拡大しいちにちテレビをウルメイワシのように噛んで
あたしたちは最初の可視光線による一〇〇〇〇の詩の双子
05/27/2010/03141 10000の詩の双子
縦に並び魔法を浴びぬよう胸元からルービックキューブの
沈黙の五月の地下鉄に永遠をさらけ出す
05/26/2010/03140 10000の詩の双子
西に沈んでいこうとする黒ずんだ器具類の
犯した雌鳥の万引きした奇異ホルダアあふれている独り言
05/25/2010/03139 10000の詩の双子
昨日視たこどものライ病だろうかレジの前を通り過ぎるまで
だれも球体の音を聴くものはいない双子たちがいっぽんの手を叩く
05/24/2010/03138 10000の詩の双子
『嘆きの母音』を歌っている五月雨の
いやにてかてか光る青いスーツを着ている
05/23/2010/03137 10000の詩の双子
一〇〇〇〇の耳を持っている
樹と石と紙で造る
05/22/2010/03136 10000の詩の双子
ふたりで鍵盤の前で悲しい顔をしない
誓いを立てる
ひとつの音を生むために青々とした墓地を踏んで
05/21/2010/03135 10000の詩の双子
目頭はそれほど落ち着いている乗り合いバスを
黄色/ミドリ/白/オレンジ/紫/そして赤
05/20/2010/03134 10000の詩の双子
青塩島に行くのは快感です
茫洋の思いが世界時報を食べています
ここへ落花生売りの老婆が祈りにきました
折れ曲がった黒い羊歯を
きりきりと半裸のショルダーバックに光合成させながら
青塩島の開かずの踏切の前で
命の遊びを叶えています
いつか行きましょうねすごく良い胸ぐらを掴んで
波の向こうに明日あさってと
囲炉裏の点在を舐めているさよなら
遥かな木綿のこころの乾くさよなら
05/19/2010/03133 10000の詩の双子
ベロを出して運命をナポリの色に
グラマラスな鸚鵡の緊急な歓談に
いけないことよ坂を降りてから「五右衛門」のスパゲティ食べたら
きみのタバスコは明るい
素粒子の右側でNHKホールを脱いでいる
05/18/2010/03132 10000の詩の双子
夜明けの新外国人選手よ
そこに惚けている冷たさが少しずれて
波打ち際の戯れ事であったろう地下通路の薔薇よ
新外国人選手の噛みタバコのはけ口から
ヒマラヤ杉を背負った中道左派系の校長が
舞踏会の仮面を脱ぎはじめた
あたしにも薔薇を下さい
大量に生産された双子の一万の詩を
05/17/2010/03131 10000の詩の双子
あの人は九時には帰る
土に匂いのしない土を蹴って
一万の双子を生むために
もう離ればなれになった川沿いを行く
あの人はまだ帰らず
板戸のすきまからだれかが息を吐いている
一万の双子を孕みながら
あの人は九時には帰る
05/16/2010/03130 10000の詩の双子
二つのちからは一万の段落と
塞がれた道路
心音によって異状の可愛いオンナたち
酔いつぶれようとして積算のかなたの
05/15/2010/03129 10000の詩の双子
蔓草のような生意気さ
敵はアルファーである敵の匂いを嗅げ
新米の炎が襲いかかり
あたしにはどうしても馴染むことができない
寒々としたそして蒸し暑い語法を
地軸の東方が病み
カオリの懺悔はただ敲く
祭りの抜けた息
05/14/2010/03128 10000の詩の双子
まるで数日遅れの双子のつらさに
花盛りの窓から視える先頭車両はおののいた
地下道には量り売りの人種屋
誰かれともなく壁側に回り込もうとするので
再生機の牛や豚の
鳴き声さえもが連れ連れなるまま
05/13/2010/03127 10000の詩の双子
誰にも(できるだけ)
通信(メール)をしないことを
心がけなければ(いいえ)
心がけて
銀河の
カプセル(に)
(缶ビール)など持ち込み
05/12/2010/03126 10000の詩の双子
完結(さすこと)を求めて
一万の詩を選択する
歩道信号の出発の位置に立ち
進もうとする時
待っている広さよ
05/11/2010/03125 10000の詩の双子
一万の詩(を)兵隊のように
殺し
草のように
生かす
止めることを
怯えながら
「もしかして」
(あなたを)頼ることが
独りでいることの
理由なのかもしれない
05/10/2010/03124 ローリン・グストーンズの妄想25
同時に三つのことを
思慮深く
偶然皮肉屋となる
庭の向こうに川は流れ
さよならを云わないがあふれている
05/09/2010/03123 ローリン・グストーンズの妄想24
同時に三つのことを
思慮深く
笑いを水脈として
瞬時の夢のぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱたぱた
偉大なお尻と
労働者階級の英雄のなりふり構わぬ卑屈な
あたしたちは残骸としての動画のように
さよならを云わないのだろうか
獅子窟にむかって走る赤と黒の阿修羅のように
05/08/2010/03122 ローリン・グストーンズの妄想23
帰るときにさよならを云わないと通関を通ることが
帰るときにさよならを云わないと迷路を遮断することが
帰るときにさよならを云わないときみにさよならを云えなくなり
だれかがさよならを云わないとあたしたちの震えは止まらず
だれかがさよならを云わないと60年代は優しく痙攣しない
帰るときにだれかがさよならを云わないとさかのぼる事ができない
帰るときにだれもさよならを云わないのならあたしのさよならを
05/07/2010/03121 ローリン・グストーンズの妄想22
キー・スリチャーズの前に進み出るとヘイワが訪れるだからさよなら
ハルのなかに奈津が点滅奈津のなかにキー・スリチャーズが白いワイシャツを腕まくりし
ヘイワの植物を散策している水のなかに秋はちいさな口づけを
秋のなかにさよならは繰り返しキー・スリチャーズはドングリを舐めながら白いフユが来るのを待つ
あたしはドリンクを温めながら白いユキが降るのを待つ
05/06/2010/03120 ローリン・グストーンズの妄想21
なじった煉瓦水門ギューイ詰め合わせの自衛隊の坂道を
好きになる時代はおおきな世界的の恋愛の前夜みじかい
さよならを云うときっと不安になって
さよならを云う不安を面倒がって
ただいまを云わない
行ってきますを云わない恥ずかしさを泳ぐ煉瓦水門ギューイ
05/05/2010/03119 ローリン・グストーンズの妄想20
むかし山ほどの錯乱するワッペンを帽子に張りつけていた
それでも山ほどの山椒大夫がなにものなのかわからず
激しい嘔吐美しい目覚まし時計壊れかけた果実などを
ていねいにNIKEの靴の先端でこすりながら剥奪したものだ
そうノートに記すだけで良いのに幾度テストをするのかしら
もう庭の百合は我慢できずに伊勢丹百貨店に海外を命じて
05/04/2010/03118 ローリン・グストーンズの妄想19
山と積まれた筆記用具を夜の観音が騒いでいる
老巧のケーブルは恥部の苦しみで朝を迎えた
あの人たちはさよならを云わないのね
乳首のむずがゆい二日酔いの日に器官を取り替えられたら
ことごとく黄色く塗られたドラム缶は
敵を殲滅せよ繋がれた散歩犬の石碑の礎に
05/03/2010/03117 ローリン・グストーンズの妄想18
口唇がああこんなに速く謎を笑ってしまう
傾いている戒めのキッチンを世界ツアーの時報に合わせて
骨に着せている赤と青の技法を
標準の性行為で懇々としなを作りながら
探し物は見付かったの三角州の双方的な砦のはるか向こうを森がうごいている
かといってこの地下鉄線には感情というものが無く
こまめに網のなかのジュウシマツたちを
交差点に引き戻さなければならない
張りつめた夕方の透明なビニールは金色の半裸を
鳥に変えるあなたを高速の肌理に触らせてあげるよ
歌いはじめるのはそれからで良い
05/02/2010/03116 ローリン・グストーンズの妄想17
ことごとくこの器官を取り替えられたら
光らない瞬きを求めて終わらない施錠を弛ませ
ゆっくりとしまるあなたの笑いの蜀紅よ
いつの間にか明け放たれたオラウータンのうす桃の胸板の
日々の生活の苦しさで人は柱やボルトや黄金週間となり
帰るときにわれわれはさよならを云わない
05/01/2010/03115 ローリン・グストーンズの妄想16
その場所には聖徳太子様の全身写真像が飾られていて
フランスのマルセル・マルソーと云う人に似ているそうです
ドラム缶のなかにはふたりの記念の愛の死神が息を潜めています
もうここには来ない
この人は知らない
月の地平線から地球を視てはいけない
その画像はねつ造されたものだから
もうここには来ない
その人は云います
だからオレはさよならしか云わない
マダム・シルクでも下関でも知床でも雑司ヶ谷墓地の出口のところでも
それしか云わない
聖徳太子さようなら
マルセル・マルソーそしてねつ造された月からの写真たち
04/30/2010/03114 ローリン・グストーンズの妄想15
10.21は発掘でした
11.23は三振でした
9.11は蛇腹でした
1.18はドミナントでした
もっと激しく生まれたかった
1.18は開陳でした
9.11は茫洋でした
11.24は巫女となりました
10.10にはみんな違ってみんな良いが燃えさかります
ポスターカラーの桃色が生まれたかったことが妄想の一等はじまりです
賃貸住宅の漆喰の壁は敷金より高くつきました
なにかが起こるんだよ
蒲団にくるまっていては片目の世界遺産の湿った花粉のように
路の片方だけをふさいでいる
ニンゲンの鎖の向こうに流星の干拓が進んでいる日付の街がある
04/29/2010/03113 ローリン・グストーンズの妄想14
もういちどだけ最後の塩(シャレコウベ)の遊戯をしよう
テレビの前で母親を足蹴にしました
再教育をお願いします人民の神に誓います
硬くなって永遠に倒立していてもかまわない
できれば奈良県の有名なお寺で踏みつけられたい
高速道路で愛と髑髏(シャレコウベ)の詩を悟りたい
あなたたちがさよならを云わなかったから
04/28/2010/03112 ローリン・グストーンズの妄想13
悟りを名字に美しく書き込み
ぴちゃらぴちゃらと当用漢字のような眉毛を
妄想しているのはアイドルが禁止されたからだろうか
あたしはラストネームを水害のように身につけ
虚しさを焼き尽くすためぴちゃらぴちゃらと
ビールを決して冷やして飲まない
ましてや砕いた小売りなど入れて
04/27/2010/03111 ローリン・グストーンズの妄想12
記憶も亦捏ね(マタコネ)に深夜を支えられて
井の頭公園の騒々しさったらあたしは柳のしたで
支えられて支えあって誰彼ともなく不在を網のうえで焼いて
来る人には五月を待つように
往く人には三日間を待つように
片手でバスドラムを撫でている
合成の革の記憶に音があるとすれば
04/26/2010/03110 ローリン・グストーンズの妄想11
階段を買い替えるなんてうんざりする
ヒマラヤのサイズが坂本九が好きだったと云って水没する
濁点が予想以上のデフレスパイラルを水虫の仮面をおまえは被っていた
一山も越えれば避暑地での検算が校則で縛られ半透明の血管が
かわいらしく寄せ集まってスト破りを養って来た
教会のぞろ目が出て赤いオラウータンが夕飯の支度もエンジンをかけていて
貧弱なあなたは被っていたベロが点滅して地獄門が
虫けらのように栄える房総の安国論をずっと記述して来たピアノが
もっと階段を歯形の占い師とイチニチ休むとスルその訳は
04/25/2010/03109 ローリン・グストーンズの妄想10
窓の向こうは濡れているよdandan
窓の向こうは乾いているよdandan
04/24/2010/03108 ローリン・グストーンズの妄想9
言い訳は瞬かなかった
心待ちにしていたが
それは叶うことがなかった
積み重ねさよならの言葉と遅れた愛情が
ほそい記憶のくだを抜けて
若いドラムをもの憂気に叩く
悲しい体育館の屋根の上の雨樋のように
さよならを云わなかった
04/23/2010/03107 ローリン・グストーンズの妄想8
あたしはひくひくと観念する
転がればさよならだ
転がればいたみを越える
その前のつめたさよ
ひくひくとあたしのなかの諍いの白っぽい断崖よ
04/22/2010/03106 ローリン・グストーンズの妄想7
けむりのようにちのように
壷は割れぬまま置き去りの奈落を
かきむしり
メインストリートを捜す
ちになりたくないかぜに殴られている石よ
けむりであるはずのない妄想よ
04/21/2010/03105 ローリン・グストーンズの妄想6
あたしたちが諍いであることの嘘を
あたしたちはさよならの無音で試している
04/20/2010/03104 ローリン・グストーンズの妄想5
金色の雲の刺繍を着けた短いオンナが這ってやって来て
坂のうえまで白い肌を痛めている
遠い日の略奪を缶詰めに波乱させ覗かせて
海のような砂漠がつづいて行方不明
問いかける必要はない
なぜあなたたちは帰るときにさよならを云わないのかと
04/19/2010/03103 ローリン・グストーンズの妄想4
さよならを云わないのね
裸のつらい仕組みを世界の果ての
海が滝になって落ちているところまで
04/18/2010/03102 ローリン・グストーンズの妄想3
写真が恥ずかしい
公的な赤い染みは
うえを視ている
盗んだ物があり転がる石はいつも柔らかい
あなたはあなたを視ていない
さよならを云わないのね
裸の
04/17/2010/03102 ローリン・グストーンズの妄想2
方言で云うと宇宙は暗くひもにみちていた
12個の諍いは大陸に浮いていた
本を読む前に犬を食べて
オンナたちの白髪を指に駆けながら
04/16/2010/03101 ローリン・グストーンズの妄想1
華やかにしおれたプールの重さが光っている
橋の上にあたしたちがいないのに
音楽がつぎの部屋の吐き気を殺せるころせない
はなびらが魚のひくいからだのように
なにげなく表通りで諍いふたつの音がアンプリファイアーを惜しむ
それだから階級を薔薇にいましめる
04/15/2010/03100 早朝の死体
格別の営みが今朝もつきを視ている
硬い重体の発作があり
暗証番号は登録されずになだらかな大河の真似をする
換気扇から逃亡した死体を飾り付け
四本脚のスプーンをふるふる震わせ
草の痛みの冷たさをみどりの付箋に垂らしていた
きみはすぐそこに居る/た
04/14/2010/03099 ここでも子供達は霞です11
ワや帽子おまえは字が読めない
そう云った隅田川の長針が読める
すこしずつずれておくれ
舟のようにアンダンテを渡ろう
ここでも子供達は霞です
走ってゆくのは煎茶の匂いもう戻れない
卑屈のこころをあの高原の
とても行ったり来たりスル
04/13/2010/03098 ここでも子供達は霞です10
流す斑の嫁がいる
縦に自動がうごく
遮断する天候を怖れ
乾いている米の鞠を投げない
街の腐乱
おお 三番手のふるさとよ
星と消えて
地図に深々と濡れる泥よ
04/12/2010/03097 ここでも子供達は霞です9
先住民は血だらけのことばで
暗い真珠を数えている
スポーツニュースのなかに
洞窟は洞窟と出会って
「あしたもすなわち風」
04/11/2010/03096 ここでも子供達は霞です8
冷蔵庫はあがり症である
なんでも聞きかじる
遥かなる乳房のミドリや
もう煙草を吸わない
やるせない法師は生まれ
ぶんぶんなっているアコースティクな夜空の渡米
04/10/2010/03095 ここでも子供達は霞です7
かならず壊滅を唱え
夕日を視ている
トモダチの優しさ
もうぼくはトモダチではない
打ち込んでいる祠を抱え
けむりは夕日の禁断
04/09/2010/03094 ここでも子供達は霞です6
歌ったつまらないことを
やがて単車は運ぶだろう
ヨウキュウはからだを包み
花びらの得体に眼を入れる
切るその動作を伐れ
ひたひたとビルヂングはのれんを一方通行
04/08/2010/03093 ここでも子供達は霞です5
ぼくはあああたしをすてて
高速道路の時間を越えている
襖のあいだから目玉だけが生き延びようと
陽春の替え歌を
畳みはじめた
150えんの群青
04/07/2010/03092 ここでも子供達は霞です4
花瓶の言葉を知らぬうちに
父さんはぼくを虐待した
突きの痛さったらなくって
回路だって役に立たなくて水面に
右や南や自らを
名付けよと呼吸は快速した
04/06/2010/03091 ここでも子供達は霞です3
まん中に「ん」の字がある
優しくて頼りない
西のみかんの色だった
動作を捨ててただ笑っていればいいとは
11時の話題ではなく
04/05/2010/03090 ここでも子供達は霞です2
ああルノアール
ああルノアール
ぼくはもう光を濡れた
ああルノアール
ああルノアール
ぼくはもう光の懺悔
ああルノアール
ああルノアール
04/04/2010/03089 ここでも子供達は霞です
伝説は山の向こうに保存され
ここでも子供達は霞です
戦いのあとは消去され
ここでも路面電車がふたりを運びます
04/03/2010/03088 国道の鮫
騙らない花びらが四輪駆動を追いかける
寂しい沈黙の鮫の飛行は
国道を行くかりそめの真綿の約束を
とても古い仕種が花びらとなってくるくる追いかける
04/02/2010/03087 地下ズカヌ戦い
地下ズカヌ戦いよ
潜れそして針の糸のような隊道を抜けて
破れた落下傘を追いつづけた
あたしたちの地下ズカヌ戦いよ
04/01/2010/03086 僕も汚れてす
僕の付近にもその人はいます
汚くて血を出して
僕も汚れてその人を囁くのです