以下は、残土・産廃問題ネットワーク・ちばの行動記録である。◎1997年度( 96年11月〜97年11月)結成集会 11月4日 参加者70名【集会宣言】@ 国及び県に対し「残土埋立規制法制度」の制定を求めて運動を進めるA 県および市町村にたいし、水源地域に残土処分場、ゴルフ場などの立地を規制する「水源保護条例」の制定をもとめて運動するB 県内の残土処分場の実態を調査し、問題事例についてはその改善を求めて運動を進める見学会11月「佐倉・八街・富里・成田」「館山」、12月「船橋」、2月「市原」、3月「富里」、6月「長柄」、7月「市原上高根」、9月「木更津・君津」行政交渉11月「県条例の制定の根拠、市町村条例との関連、他県から搬入量の規制など」12月「館山の残土間題について」2月「残土条例の指導方針を聞く」7月「残土間題に対する意見交換」定例会 月1回 第2土曜日に行なう臨時総会 5月30日「残土条例と廃棄物」(講師・梶山正三弁護士)「神奈川における残土間題」(三宅節子氏)会の会則を決定する千葉県公害・環境弁護士会との交流会 7月、9月110番設置 12月市町村ヘアンケート調査 2月「残土条例に対し市町村はどう考えているか」− “住民の同意はいらない”には半分以上の反対があった。★3月25日 石川敏雄先生逝去★7月15日 県残土条例公布(施行は98年1月1日)◎1998年度総会11月24日 参加数30名千葉県残土条例を県下の市町村はどのように受け入れているか。市町村の今後の見通しについて。住民による残土白書『残土が房総の風土を壊す!』を1000部刊行見学会1月「市原市平成町会地質調査」、4月「市川行徳」、5月「佐倉(先崎、印旛沼、山田)」、7月、8月「銚子・海上」、9月「小櫃川7曲川水質調査」、11月「館山出野尾拡大」行政交渉11月(市原環境 問題連絡会よりの質疑)12月 県議会・知事に対して陳情書を提出2月(残土条例と市町村条 例とのかかわり)7月(各地区から問題点を質問、県の残土についての考えを聞く)8月(市原市平成町会からの質疑)9月(館山市出野尾における服部建材の拡張について質疑)定例会毎月第2土曜日に行なう平成町会 2月 業者への質問会を催す弁護士会との交流 2月、3月(残土条例の問題点について)、6月袖ヶ浦港出入りのダンプの数をチェック 97年11月アクアライン開通デモンストレーション 12月110番の2回目を実施 3 月環境事業団から助成金を受けることが決定 5月●結成から2年を振り返って結成してすぐのことだった。県が残土条例をつくるというので、それでは私どもの要求事項を盛り込んでもらおうと、さっそく「市民の手による残土条例」を提案した。その内容は、住民の同意、立地規制、また、公共事業たりとも同じ条件のもとに県で検査するなど、盛りだくさんのものであった。しかし、それには1瞥もくれず、県残土条例は横だし、上乗せはまかりならぬと、一方的に県議会に提案されてしまった。実に残念である。しかし、1年たった今、条例の施行前より埋め立ては増え、大型化している。ダンプも埋め立て器具も大型になり、以前のように土にまみれてやっと土を運んでいるような姿はなく、余裕綽々(しゃくしゃく)で、ひっきりなしに走っている。これはどういうことだろう。残土埋め立ては、県条例で規制の3000平方メートル以上も、市町村条例による3000平方メートル内も、違法か無法かは、ただちには見極めがつかない。住民棚上げの埋め立てだからだ。住民は皆、泣き寝入りとなっていて、残土が運ばれて積まれてしまっては、どうやって反対すればよいのだろう、ということになる。また、自然がそのまま眠っている過疎地では、住んでいる人もほとんどいないし、どんどんやられてしまう。町なかの埋め立てなどは、町並みにワンポイントおいて木を残し、畑を残して、その向こうに穴を掘り、何かを入れて、また残土の山をつくる。搬入路に厚い鉄板を敷いて道路を傷めないなど、あちらもなかなか神経が細かい。県の担当者は「我々は業者が条例どおりにやっていれば許可せざるをえない」と言うが、遠い県より近い市町村で規制すれば、事情がよくわかるので180度の展開が望めるのかもしれないと思うと、県条例はそもそも何だったのだろうと考えてしまう。事実、県発表によれば、残土埋め立て許可件数は、条例施行後1月から3月までは18件、4月から8月末までは60件、9月、10月は30件となっている。9月、10月の内容は不明だが、この8月末までのなかに10万立方メートルをこえるものが7件もある。その最高のところは、なんと80万立方メートルである。誠にひどい結果であるが、ゴルフ場などよりなお大雑把な取り締まりである残土埋め立ては、どんどん増えている現状である。
残土・産廃問題ネットワーク・ちば代表 藤原寿和事務局〒275-0026 習志野市谷津3-1-28-202 井村弘子方 TEL・FAX 0474-54-75