何でも燃やす直接溶融炉は

 リサイクルの流れに逆行

    〜習志野市議会が直接溶融炉(新清掃工場)建設案を否決〜

牛野 くみ子



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 習志野市の「芝園新清掃工場」(仮称)建設工事の請負契約締結案を審議していた同市議会の同工場調査特別委員会は1999年7月15日、同案を反対9、賛成5の賛成少数で否決しました。
 この新清掃工場は、総事業費が約123億円。炉は直接溶融炉方式を採用し、工事契約は大手製鉄会社(新日鐵)とむすぶ計画になっていました。
 習志野市は、この建設案を開会中の臨時議会に提案しましたが、大規模事業であることなどから、議会が調査特別委を設置しました。3日間にわたった同特別委の審議では、「業者選定や見積価格の算定経緯が不透明」「何でも燃やす直接溶融炉を採用するのは、リサイクル時代の流れに逆行している」「もっと多くの市民の声を聞くべき」「現在の市の財政力からすると過大投資だ」などの反対意見が続出し、6会派9人が反対にまわりました。
 なお、7月19日に開催された本会議も、同議案を賛成少数で否決しました。

 以下は、7月15日の特別委員会を傍聴した牛野くみ子さんの報告です。





 直接溶融炉は否決された。
 習志野市が次期焼却炉として仮契約までしていた直接溶融炉は、7月15日の市議会特別委員会で否決された。
 私たちは、この委員会を傍聴した。2〜3時間の傍聴であったが、123億円もの巨額な買い物なのに、1回も業者を呼ばない委員会のあり方に疑問を感じた。市環境部は1回は呼んだらしいが、構造指針や性能指針だけで分かったのだろうか。この質問には回答はなかった。
 私も何回か環境部に足を運んでいるが、知識がないせいか、向こうのいいように負けていた。いわく、「24時間運転で、温度を下げないから、ダイオキシンは出ない」「焼却ざんさは、現在の10分の1ですむ。だから、最終処分場が長持ちする」「溶融炉で焼却するゴミが足りないからといって、よそから持っては来ない」など。
 しかし、蛍光管から冷蔵庫までなんでも燃やせるということは、せっかくゴミ減量化や分別など資源循環型をめざしている社会に逆行する。習志野市にはリサイクルプラザもある。ゴミをつくらない、つくらせない習志野市をめざしたいものだ。
 もし、溶融炉が採択されてしまったら、署名運動をおこして一般市民に知らせていこうと傍聴したTさん、Iさんと話し合っていたのがムダになってよかった。

(1999年7月)






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