医学部、看護学部、薬学部、工学部、理学部、園芸学部、文学部、法経学部、教育学部……。数万人の学生がいる千葉大学の中で、“保護研”は若干十数名で細々と活動しています。このままでは、“保護研”はレッドデータブックに載ってしまうんじゃないの? などと噂されています。さて、千葉大学自然保護研究会とはいったい何をしている団体なのでしょうか。自然保護を熱く語る集団? 環境活動家予備軍? ただ自然と触れ合って遊ぶサークル? それ全部。では、何をやってきたのでしょうか。大学祭の展示を追っていくと−−。東京湾の特集、千葉大学の緑を守る運動、ゴルフ場問題、三番瀬、写真展等々。このほか、谷津干潟の水質調査を手伝ったり、群馬に山小屋を自分たちでつくったり、三芳村の自然塾にお邪魔して農作業をする、月例会と称して山に登る、三番瀬の観察会と称して潮干狩りをし、貝のみそ汁をすする……。このように、まったく一貫性のない活動を展開してきた会ですが、ただ、自然保護・環境問題等に関心のある学生が集い、そのときにいた学生が関心を持ったことを会の活動とし、地元千葉に密着した活動をしてきたことだけは、今も昔も変わりのないことです。さて、近年は何をしていたのかというと、●1996年度春(5月)に三番瀬に関する写真展(この年の春祭は中止)。6月は、三番瀬にて潮干狩り(2回)。11月の大学祭で三番瀬に関する展示を行い、三番瀬の埋め立て計画撤回の署名を集めました。(このほか、自然保護活動以外に、夏合宿、バーベキューなどのイベント)●1997年度5月の春祭において、リサイクル製品の販売及び三番瀬に関する展示。大学祭(11月)では環境写真展。農学系ゼミナール関東ブロック冬の集い(12月)で外環道に関する分科会など。こんなものですが、さて主な活動は何だと聞かれると困ってしまうところで、春祭と大学祭(秋)に企画展示を出し、環境問題、自然保護に関する問題のアピールをすることになるのかなぁ、と答えることになります。それから、年に数回、三番瀬で潮干狩りをすること、夏合宿と称する登山、年数回の日帰り登山、それに、春合宿と称する観光旅行などが定例行事です。今年の保護研はというと、春祭では三番瀬と地球温暖化問題について展示をし、秋の大学祭では“千葉の環境問題”に一人でも多くの人が興味・関心を持つようにと、千葉県内の残土、ダム、三番瀬、道路の問題について展示をし、冊子『大地』にまとめる予定です。入会した人は四年で入れ替わっていくので、なかなか継続的な活動がしにくいのが難点です。しかし、「環境」にとどまらず、いろいろなことを語り合い、そこから何かを得るということを大事にしていきたいと考えています。