★産業廃棄物と残土が房総半島を覆う


 産業廃棄物・残土から

 房総の自然といのちを守ろう

  〜「残土・産廃問題ネットワーク・ちば」が県民集会〜


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 「残土・産廃問題ネットワーク・ちば」は2000年5月20日、「産業廃棄物・残土から房総の自然といのちを守る県民集会」を千葉県教育会館で開きました。参加者は130人でした。
 集会は、海上町や富津市などにある2カ所の産業廃棄物処分場について、厚生省が県の不許可決定を取り消した問題をめぐって開かれたものです。
 最初に、岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長(全国産廃問題市町村連絡会代表)が講演。柳川町長は、木曽川の水源にあたる御嵩町の産廃問題や全国初となった住民投票の経過、そして自身が暴漢に襲撃されたことなどを話しました。そして、「地域のことは地域で決めていくべき」「産廃処分場建設の是非は住民自身が決める問題」「住民投票は法的な拘束力はないが、民意を表明し、反映させる重要な手段である」「まず議会が明確な意思表示を示し、さらに住民投票に持ち込む。その両方をやって補完するべきだ」などととしたうえで、「住民投票の前提として、行政の持っている情報を最大限に開示させることが重要だ」と述べました。そして、「環境破壊は気づかないうちに徐々に進行し、一度失われた環境は二度と戻らない」「未来の子どもたちに荒れた田んぼなどを残したくない」と、環境問題の重要性を強調しました。
 つぎに、「産廃反対東総住民連絡会」の高田豊氏、「天羽の水を守る会」の鈴木紀靖氏らがそれぞれの運動について報告。その後、廃棄物処分場問題全国ネットワーク代表の大橋光雄氏や千葉県自然保護連合代表の戸石四郎氏、千葉県弁護士会環境問題委員長の中丸素明氏が激励のアピールをおくりました。
 集会の最後に、「集会宣言」を採択し、産廃・残土から、房総の自然といのちを守るため、地方分権の時代にふさわしい闘いをつくっていくことなどを確認しあいました。






集会宣言



 時の流れで「地方分権」が現実のものとなり、いまこそ地方自治・住民自治の拡大が求められているこの時代にあって、千葉県内では、知事が不許可にした産廃処分場が2箇所も厚生省の不当な裁決により許可されようとしています。
 1998年8月30日に行われた海上町の住民投票では、投票率87%、産廃設置反対が98%に及ぶという圧倒的な反対住民の声を、また、「天羽の水を守れ」という富津市民や議会の反対の声を、いったい国はどのように考えているのでしようか。
 世界的に森林の保護や大気・地下水・海洋の汚染の防止が国家的な課題とされている今日、千葉県においては、残土・産廃の不法投棄や野焼きが頻発し、ますます自然環境の破壊と、ダイオキシンや重金属、環境ホルモンなどの有害物質による環境の汚染の進行をもたらしています。
 こうした異常な事態の進展に、千葉県や県警では、最近になって監視体制の強化や不法投棄など「環境犯罪」の摘発に乗り出すようになりました。また、千葉県では、全国自治体に先駆けて県レベルでの「残土条例」を制定しましたが、住民の同意規定がないことと、水源地域等への立地規制がないことなどのため、かえって残土処分場の建設をスムーズに進めることになってしまっています。根本的な解決のためには、今までの廃棄物処理のあり方を見直し、廃棄物の焼却や埋立を規制するとともに、廃棄物の排出の抑制のため、大量生産・大量消費・大量廃棄・大量リサイクルをやめ、持続可能な資源循環型社会を創っていくことです。
 国よりも県、県よりも市町村が、真に住民自治に立脚した廃棄物行政を担っていくよう、私たちは市町村や国等に対して働きかけを行っていくことが必要だと思います。
 私たちは、本集会に、郷土の自然と木曽川の水源を産業廃棄物から守るため、瀕死の重傷を負わされながら、不死鳥のように快復され、敢然として暴力に闘いを挑み続けておられる岐阜県御嵩町の柳川町長をお招きしてお話をうかがいました。また、海上町や銚子市、東庄町からもメッセージを寄せていただきました。今日の集会を糧にして、産廃・残土から、房総の自然といのちを守るため、地方分権の時代にふさわしい闘いを創っていきたいと思います。

 以上、決議します。

 2000年5月20日

産業廃棄物・残土から房総の自然といのちを守る県民集会参加者一同









「残土・産廃問題ネットワーク・ちば」代表の藤原寿和さん。藤原さんは、千葉県内の残土・産業廃棄物問題の概要や同ネットのとりくみを報告した。








暴漢に瀕死の重傷を負わされながらも、敢然として暴力に闘いを挑み続けている岐阜県御嵩町の柳川町長。柳川町長は、全国初の住民投票をした御嵩町の産廃処分場建設反対のとりくみを話すとともに、住民投票や情報公開の重要性を強調した。そして、「環境破壊は気づかないうちに徐々に進行し、一度失われた環境は二度と戻らない」などと、環境問題の重要性を語った。








「産廃反対東総住民連絡会」代表の高田豊さん。高田さんは、海上町における住民投票など産廃処分場反対のとりくみなどを話したあと、千葉県の不許可決定を取り消した厚生省の姿勢などをきびしく批判した。








集会には産廃処分場建設反対運動を進めている海上町や富津市などの住民がたくさん参加。会場は130人の参加者で熱気むんむんだった。








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