★産業廃棄物・残土


巨大なゴミの山にびっくり!

〜銚子市内の産業廃棄物処分場を見学〜


柳川昌孝




銚子市高田町の産廃不法投棄の山。人(左側)が小さく見える。



●産業廃棄物のゴミ捨て場に
 
 千葉県職員労働組合の青年部は、1998年9月5日、銚子市内の産業廃棄物処分場を見学しました。案内は、東総工業高校の先生がしてくれました。
 バスの中で、先生から、銚子市や海上町など東総地区における産廃問題についていろいろと教えていただきました。
 最近は、自然豊かなこの地区が産廃業者に目をつけられ、産業廃棄物のゴミ捨て場になっているとのことです。
 銚子・海上・東庄の1市2町の不法投棄現場は30カ所とも50カ所ともいわれ、小規模の産廃自社処分場は23カ所と乱立し、さらに既設の大型処分場が3カ所、建設寸前を意味する「事前協議終了」の計画地が2カ所、申請中の計画が2カ所もあるとのことです。
 処分場からガスが発生して杉木を枯らしたり、汚水が川を汚染したりしている。焼却炉から煙が降ってくると目や口が痛くなって、農作業が中断することもある、などの被害も生じているそうです。
 
 
●目やノドの痛みと巨大なゴミの山に圧倒
 
 話を聞きながら、バスは北総台地の畑作地帯を進みます。
 人家もあまりない未舗装の道を行くと、林の向こうにゴミの山が見えました。車のすれちがいができない道なので、広い道にバスを停めて、歩いてゴミの山に向かいました。
 近づくにつれて、すごい悪臭が鼻を突きます。皆、目やノドの痛みと巨大なゴミの山に圧倒され、いっせいに「すご〜い」という言葉がでました。
 参加者はすべて、このようなゴミの山を実際に見るのははじめてだったので、ただびっくりするばかりでした。
 

人間の大きさから、ゴミの山の途方もない大きさを理解してください。



 
●ありとあらゆるものが不法投棄
 
 悪臭やノドの痛みをこらえてゴミの山に登りました(悪臭などに耐えきれない人は、下で待ってもらうことにした)。
 ゴミの山は、高さが20メートルもあります。さらに、深さ20メートルの巨大な穴を掘ってあるとのことです。このゴミの山は産廃処理業者の自社処分場とのことですが、建築廃材など指定のもの以外にもありとあらゆるものが不法投棄されています。
 

有害ゴミを含め、あらゆるモノが捨てられている。異臭もすごい。



 
●ゴミ問題の重大さを認識
 
 県民があまり知らないところに、こんなゴミの山がつぎつぎとつくられているのです。その現場をじっさいに見て、海上町の住民投票で産廃処分場設置反対が圧倒的多数を占めたことや、住民が反対運動にたちあがっていることの意味がよくわかりました。
 このままでは、房総半島のあちこちが産廃・残土に覆われてしまいます。ゴミ問題の重大さなどを考えさせられた一日でした。

(1998年9月)

 

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