長さ2キロ余にわたってこんもりと繁った森が連なる真間山(ままさん)の斜面林は、市川のシンボルとなっています。
この斜面林の一部「旧木内家別邸跡地」をつぶして6階建て6棟のマンションを建設するという計画がもちあがっているために、「真間山の緑地を守る会」のメンバーや周辺住民が計画撤回の要請や業者側との話し合いなどをつづけています。
ところが、業者(株式会社サンウッド)側は話し合いを打ち切り、建設を強行する構えをみせています。そこで、「守る会」などは6月9日、マンション建設反対のアピール行動を行いました。
JR市川駅前では、「市川のシンボル 真間山の緑を守れ!」の横断幕を掲げながら市民に訴えました。
市川を緑豊かで住みやすく文化の香り高い街にするために活動している「市川緑の市民フォーラム」のメンバーは、「木内別邸跡地は市川を代表する緑地です。市川市は樹木の9割を残すという条件でマンション建設を許可しました。しかし、計画図などをみると、9割を守れるようにはなっていません。専門家も9割保存はむずかしいと指摘しています」などと訴えました。
「真間山の緑地を守る会」の鈴木一義共同代表と高柳俊暢さんは、「木内別邸跡地の遺跡調査で弥生時代の環濠集落(堀に囲まれた集落)が2つも出土しました。これは東日本最大級です。市川市は遺跡がないといわれてきましたが、それをくつがえされました。これは、ここが地域の中心的な役割を果たすとともに、交通や流通の要衝であったことを示しています。そんな重要な文化の拠点となっている緑地を破壊するのは市川の恥です。市民の力で守りぬきましょう」などと訴えました。
また、千葉県自然保護連合の牛野くみ子代表もかけつけ、「だまっていたら、市川や千葉県の緑や自然はどんどんなくなってしまいます。“緑を守れ”“自然を守れ”の声をあげましょう」と訴えました。
市川駅でアピールしたあと、市川駅から現地の真間山緑地まで歩きながらデモ行進しました。
(2002年6月)
JR市川駅前にて
市内をデモ行進
かつての旧木内別邸。深い緑に包まれた和洋折衷の由緒ある建物でした。
現在の旧木内別邸跡地。上の写真にある建物は解体され、建物の建っていた敷地内の多くの樹木は伐採されたり、移植されたりして、無残に地肌が露出しています。
株式会社サンウッドによる住民説明会(今年1月14日)