たいへんうれしいニュースです。オオタカが生息する市原市永吉の「市津(しづ)緑の街」開発用地が、開発されることなく保存されるになりました。これを、2月13日の『千葉日報』が1面トップと14面で大きく報じています。
●オオタカが生息する里山を守ろう!
ここは、自然豊かな里山・谷津田です。オオタカの営巣地もあります。
千葉県と千葉・市原両市は、両市にまたがる丘陵地帯で「千葉・市原丘陵新都市開発」という名の開発を計画しました。この計画は、面積が約1万ヘクタールにおよぶ巨大開発です。「市津緑の街」はその一角を占めていました。
そこで1999年9月、「千葉・市原丘陵開発と環境を考える連絡会」が誕生しました。この巨大開発について、自然環境保全、財政問題、地域経済振興、まちづくりなどの観点から考えていこうと設立されたものです。設立のよびかけ団体は、「環境問題市原連絡会」「市原のオオタカと里山を守る会」「プロジェクトとけ」「千葉県自然保護連合」「千葉県野鳥の会」の5団体です。
連絡会は、里山や谷津田が広がるこの丘陵地帯を“陸の三番瀬”と位置づけ、開発から守るためにいろいろな活動をおこないました。とくに「市津緑の街」については、「オオタカが生息する里山を守ろう」をスローガンにし、現地観察会や、意見書提出、行政交渉、署名、シンポジウムなどを進めました。
●市は、自然環境保全用地として管理予定
業者が「市津緑の街」開発を断念した主な理由は、住宅開発をしても思うように売れなくなったからです。業者は、この土地(160ヘクタール)をそっくり市原市に無償譲渡します。市はこの土地を「自然環境保全のための市有地」として管理する予定とのことです。
私たちは、市原市の市街地のすぐ近くにあるこの自然豊かな里山・谷津田を市がそっくり取得し、環境学習の場として利用することを提案してきました。そのとおりになりつつあり、感無量です。 署名やシンポなどに協力してくださった方々にお礼申しあげます。
(2005年2月)
県と市民の後世に残すべき資産として立派に保全していきたい
里山「市津緑の街」(160ヘクタール)が当初の姿のまま事業者(旧フジタ)より市原市へ無償上とされたことは、誠に喜ばしいことです。
すでに「千葉県里山条例」が制定されています。
県と市原市民の後世に残すべき資産として立派に保全していきたいと思っています。
現状の豊かな自然をそのまま残すということが基本的大前提だと思います。
皆様、いっしょに考えましょう。
2005年2月15日
千葉・市原丘陵開発と環境を考える連絡会市原のオオタカと里山を守る会代表 植田和雄

市津地区自然観察会
この地域に生息するオオタカの成鳥(杉の木の上)
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